AIツール2026年10月更新

Geminiとは?機能・料金プラン・ChatGPTとの違い・使い方をわかりやすく解説【2026年10月】

公開日: 2026/04/03
更新日: 2026/10/13
Geminiとは?機能・料金プラン・ChatGPTとの違い・使い方をわかりやすく解説【2026年10月】

この記事のポイント

GeminiはGoogleのAIアシスタントで、無料で使えてGmailやドライブとつながります。10月9日から無料版はモデルの自動選択(主にFlash-Lite)に変わりました。料金4プランの違い、できること、最新モデル、ChatGPT・Claudeとの違い、業務で使うときの注意点をまとめます。

Gemini(ジェミニ)は、Google(Google DeepMind)が開発するAIモデルの名前であり、そのモデルで動くGoogleのAIアシスタントの名前でもあります。 Googleアカウントがあれば無料で使え、Gmail・ドキュメント・ドライブなどGoogleのサービスと直接つながるのがいちばんの特徴です。

2026年10月9日から、無料版は自分でモデルを選べなくなり、「Auto(自動選択)」で主にFlash-Liteが答える仕組みに変わりました。9月30日に発表されたGemini 4 Argonも、10月13日時点ではまだ一般には使えません。

この記事では、次の内容がわかります。

  • Geminiの3つの意味(モデル・アプリ・企業/開発者向け)と基本情報
  • できること、強み・弱み
  • 料金4プラン(無料/AI Plus/AI Pro/AI Ultra)と10月9日の変更点
  • 最新モデル(Flash-Lite/Flash/Pro、発表済みのGemini 4 Argon)
  • ChatGPT・Claudeとの違い、プライバシーと業務利用の注意点

Geminiをこれから使う人、無料版の変更で有料プランを検討している人、ChatGPTやClaudeと比べている人に向けた記事です。

Geminiとは?基本情報と特徴

Gemini公式サイトのトップページ画面

出典: Gemini 公式サイト

Geminiは、GoogleのAIモデルと、それを使ったAIアシスタント(Geminiアプリ)の両方を指す名前です。会話の中で「Gemini」と言うとき、どれを指しているかで話が変わるので、最初に3つに分けておくと迷いません。

「Gemini」が指すもの

具体例

主な利用者

AIモデル

Gemini 3.8 Flash、3.1 Pro、3.5 Flash-Lite、発表済みのGemini 4 Argon

開発者・研究者

個人向けアプリ

gemini.google.com、Android・iOSアプリ、Mac・Windowsアプリ、Chrome内のGemini

一般ユーザー

企業・開発者向けサービス

Google Workspace内のGemini、Gemini Enterprise/Gemini agent、Gemini API・Google AI Studio・Vertex AI

企業・開発者

基本情報(2026年10月13日時点)

項目

内容

開発元

Google DeepMind(モデル)/Google(サービス)

提供形態

Web、Android・iOSアプリ、Macアプリ、Windowsアプリ(2026年9月10日〜)、Chrome、Google Workspace、API

日本語

対応

無料で使えるか

使える(Googleアカウントが必要)。10月9日からはAuto(主にFlash-Lite)

有料プラン

Google AI Plus 月725円/AI Pro 月2,900円/AI Ultra 月14,500円・32,000円

開発者向け

Gemini API(無料枠あり。3.1 Proは無料枠なし)

一般提供中の主なモデル

Gemini 3.8 Flash、3.1 Pro、3.5 Flash-Lite

発表済み・一般提供前

Gemini 4 Argon(2026年9月30日発表)

利用規模

Geminiアプリの月間ユーザーが10億人を突破(2026年8月11日、Google発表)

10億人突破の発表内容は「Geminiアプリが月間10億ユーザーを突破」で詳しく扱っています。

Geminiが他のAIサービスと異なる点

ほかのAIアシスタントと比べたときの違いは、大きく2つです。

1. Googleのサービスとそのままつながる

Gmail・Googleカレンダー・ドライブ・ドキュメント・マップ・YouTubeなどと連携でき、「先週の会議に関するメールをまとめて」「ドライブの提案書をもとにスライドの構成を考えて」といった指示を、アプリを切り替えずに出せます。仕事で使う場合も、Google Workspaceを契約していればGmailやドキュメントの画面の中でGeminiを呼び出せます。

2. 文章・画像・動画・音楽を1つのサービスで扱える

文章の作成や画像の読み取りに加えて、画像生成(Nano Banana系)、動画生成(Veo 3.1系)、音楽生成(Lyria 3.5)、音声での会話(Gemini Live)までGeminiアプリの中で使えます。どこまで使えるかはプランによって変わります。

名称変更の経緯(「Bard」「Gemini Advanced」で検索した方へ)

Geminiは何度か名前が変わっているため、古い名前で調べて情報が見つからないことがあります。

旧名称

現在の名称

変更時期

Google Bard

Gemini

2024年2月

Duet AI

Google Workspace内のGemini

2024年2月

Gemini Advanced

Google AI Pro(プラン名)

—

Google One AI Premium

Google AI Pro など

—

現在のサービス名は「Gemini」、有料プランの名前は「Google AI Plus/Pro/Ultra」です。

Geminiでできることと主な機能一覧

Google DeepMindが開発するGeminiモデルの紹介画面

出典: Google DeepMind 公式サイト

Geminiでできることは、個人向けアプリ・Google Workspace・開発者向けの3つに分けると整理しやすくなります。無料版で使える機能も多い一方、動画生成やDeep Thinkなどは有料プランが前提です。

個人向けアプリ(Geminiアプリ)でできること

用途

機能

無料版

文章

質問への回答、文章作成、要約、翻訳、アイデア出し

○

読み取り

写真・図表・PDF・動画を読み込んで説明・分析

○

画像

画像の生成・編集(Nano Banana系)

○

動画

動画生成(Veo 3.1系)、会話で動画を作るGemini Omni

×(AI Plus以上)

音楽

音楽生成(Lyria 3.5)

プランにより異なる

調査

Deep Research(Webを自動で調べ、出典つきのレポートを作る)

○

音声

Gemini Live(音声で会話。カメラや画面の共有もできる)

○

共同編集

Canvas(文書・コードを一緒に書き直す)

○

定型作業

スキル(指示とファイルをまとめて保存し、「/」で呼び出す)

○(18歳以上)

深い推論

Deep Think(数学・科学などの難しい問題向け)

×(AI Ultra)

連携

Gmail・カレンダー・ドライブ・Keep・マップ・YouTubeなど

○

スキルとGem: 2026年9月30日にスキルが発表され、個人アカウントのGemは2026年11月17日からスキルへ自動で移行します。移行の流れと注意点は「GeminiのGemがスキルへ移行」にまとめています。

動画生成: Gemini Omniの仕組みは「Gemini Omni Flashとは」で解説しています。

Google Workspaceでできること

  • Gmail: メールの要約、返信の下書き
  • ドキュメント: 下書き作成、書き直し、要約
  • スプレッドシート: 言葉で指示してデータを分析・表を作成
  • スライド・Vids: プロンプトからスライドや動画を作成
  • Meet・ドライブ: 会議のメモ、ドライブ内のファイルを横断して検索

Gmail・ドライブ・カレンダーをまたいで動く仕組みは「Gemini Workspace Intelligenceとは」、2026年10月8日に発表された業務向けエージェントは「Gemini agentとは」で扱っています。Gemini agentは10月13日時点では限定提供で、料金と一般提供日はまだ発表されていません。

開発者向けにできること

  • Gemini API/Google AI Studio: Geminiのモデルを自社のアプリやサービスに組み込む
  • Vertex AI(Gemini Enterprise Agent Platform): 企業向けのAI開発・運用基盤
  • Google Antigravity: コーディング用のツール。Gemini CLIの後継にあたる

Gemini CLIから移る手順は「Gemini CLIからAntigravity CLIへの移行」をご覧ください。

Geminiの強み

Google WorkspaceのGemini紹介画像

出典: Google Workspace 公式サイト

Geminiの強みは、無料で始められること、Googleのサービスとの連携、扱えるデータの種類の多さ、使える端末の多さの4つです。

1. 無料版でも主要な機能を試せる

無料版でも画像生成、Deep Research、Gemini Live、Canvas、スキルが使えます。10月9日からは使うモデルを自分で選べなくなりましたが、日常の質問や文章作成、要約であれば無料版で十分な場面は多いでしょう。

2. Googleのサービスとの連携が深い

Gmail・カレンダー・ドライブを日常的に使っている人ほど便利さを感じやすいサービスです。ほかのAIアシスタントでも外部サービスとの連携はできますが、Googleのサービスとここまで直接つながるのはGeminiならではです。

3. 文章以外のデータも扱える

写真・PDF・動画の読み取りから、画像・動画・音楽の生成まで、1つのアプリで済みます。AI Pro以上ではファイルを最大1,500ページまで読み込めて、コンテキスト(一度に扱える情報量)も100万トークンあります。

4. 使える端末が多い

Web、Android・iOSに加えて、Macアプリと、2026年9月10日に提供が始まったWindowsアプリ(Windows 10以降、Alt+Spaceで起動)があります。Chromeの中からも呼び出せます。

Geminiの弱み・注意点

Geminiの弱みは、無料版の制約が強くなったこと、使用量の上限が読みにくいこと、新機能の提供国・プランが分かれやすいことです。

1. 無料版ではモデルを選べない

10月9日から、無料版はAuto(自動選択)だけになりました。主にFlash-Liteが答え、難しい質問のときだけFlashやProに回ることがあります。どんなときに回るかの条件は公開されていません。自動選択をオフにすると、すべてFlash-Liteで答えます。

変更の詳細は「Gemini無料版がFlash-Liteのみに」で解説しています。

2. 使用量の上限が「計算量」で決まる

使用量の上限は回数ではなく計算量で決まります。プロンプトの複雑さ、使う機能、チャットの長さで減り方が変わり、5時間ごとにリセットされます(週の上限に達するまで)。Proモデル、高いエフォート設定、Deep Research、画像・動画・音楽の生成は、特に早く上限に近づきます。

3. 無料版とAI Plusは長い資料を扱いにくい

10月4日時点の公式ヘルプでは、コンテキストは無料版が3.2万トークン、AI Plusが12.8万トークンでした。長いPDFや大量の資料をまとめて読ませる用途なら、100万トークンのAI Pro以上が向いています。

4. 新機能はプランや国によって使えないことがある

24時間動くAIエージェントのGemini Sparkは、料金ページのAI Ultra欄に「一部の国のみ」と書かれています。スキルなど一部の機能は18歳未満では使えません。新しい機能を目当てに契約する前に、公式ページで自分の国・プランが対象か確認してください。

5. 誤った回答をすることがある

ほかの生成AIと同じく、Geminiも事実と違う内容を答えることがあります。2026年9月には登山情報の誤回答が報道されました(「Geminiの登山情報の誤回答」)。健康・お金・安全に関わる内容は、公式の情報源で確かめてから使いましょう。

Geminiの料金プラン(2026年10月時点)

Geminiのアップデートを紹介するGoogle公式ブログの画像

出典: Google 公式ブログ

個人向けは無料・AI Plus(月725円)・AI Pro(月2,900円)・AI Ultra(月14,500円/32,000円)の4段階です。以前案内されていた「無料版は1日50 AIクレジット」「AI Plus 月1,200円」「Ultra 月36,400円」は、今の料金ではありません。

個人向けプラン比較表

項目

無料

Google AI Plus

Google AI Pro

Google AI Ultra

月額

0円

725円

2,900円

14,500円(5x)/32,000円(20x)

使えるモデル

Auto(主にFlash-Lite)

Flash-Lite、Flash(Proは使えなくなる)

Flash-Lite、Flash、Pro

Flash-Lite、Flash、Pro

使用量の上限

基準

基準の2倍

基準の4倍

AI Proの5倍/20倍

主な機能

画像生成・編集、Deep Research、Gemini Live、Canvas、スキル

無料の機能+動画生成など

AI Plusの機能+100万トークン、最大1,500ページのファイル

AI Proの機能+Deep Think

Google Flow

制限付き

200クレジット

1,000クレジット

10,000/25,000クレジット

ストレージ

15GB

400GB

5TB

20TB以上

出典: Gemini プラン比較(日本)、公式ヘルプ「Changes to Gemini model access and limits」(いずれも2026年10月13日確認)

  • 料金ページには税込かどうかの記載がないため、ここでは「月額」とだけ書いています。申し込み画面で最終的な金額を確認してください
  • AI Plusは、料金ページでは「3.1 Pro」が使えると表示されていますが、公式ヘルプではProが使えなくなると案内されています(適用日はメールで個別に通知)。ここではヘルプの内容を優先しています
  • AI Proには、Google Home Premium(Standard)やYouTube Premium Liteの特典もつきます
  • 上限に達したときは、AIクレジットを買い足して上限を引き上げられます

10月9日からのモデルの使い分け

プラン

モデルの選び方

Flash-Lite

Flash

Pro

無料

Autoが標準。オフにするとすべてFlash-Lite

○

Autoで回されたときだけ

Autoで回されたときだけ

AI Plus

自分で選べる

○

○

×(適用日はメール通知)

AI Pro

自分で選べる

○

○

○

AI Ultra

自分で選べる

○

○

○

各モデルでは、エフォート(低・中・高)を選べます。高くするほど難しい作業に強くなりますが、使用量の減りも早くなります。

プラン選びの基準

こんな使い方なら

おすすめプラン

質問・要約・翻訳など日常の使い方が中心

無料

無料版の上限に頻繁に当たる。Flashを自分で選びたい。ストレージも増やしたい

Google AI Plus(月725円)

Proモデルを使いたい。長いPDFや資料を一度に読ませたい

Google AI Pro(月2,900円)

Deep Thinkを使う。Proモデルや動画生成を毎日大量に使う

Google AI Ultra(月14,500円〜)

AI Plusの詳細は「Google AI Plusとは」、Ultraは「Google AI Ultra」で解説しています。

開発者向け:API料金(Google AI Studio / Vertex AI)

Gemini APIは100万トークンあたりの従量課金で、Flash系とFlash-Lite系には無料枠があります(Standard料金、米ドル、2026年10月13日確認)。

モデル

無料枠

入力

出力

備考

Gemini 3.8 Flash

あり

$0.75

$3.75

2027年1月1日から入力$1.50/出力$7.50

Gemini 3.6 Flash

あり

$0.75

$3.75

同上

Gemini 3.5 Flash-Lite

あり

$0.30

$2.50

—

Gemini 3.1 Flash-Lite

あり

$0.25(音声$0.50)

$1.50

—

Gemini 3.1 Pro Preview

なし

$2.00(20万トークン超は$4.00)

$12.00(20万トークン超は$18.00)

Preview

出典: Gemini API 料金

  • 無料枠で入力した内容はGoogleのサービス改善に使われ、有料枠では使われません。業務データは有料枠で扱いましょう
  • 2026年10月8日に、APIの3.7 Flashは3.8 Flashへ、3.5 Flashは3.6 Flashへ自動で切り替わりました(旧版は非推奨)
  • 2.5系のモデルは、2026年9月18日から既存の利用者に限られています。新しく使うなら3.5 Flash-Liteか3.8 Flashが推奨です
  • Gemini 4 Argonは料金ページにまだ載っていません。Googleのブログでは導入価格(入力$2/出力$10)と通常価格(入力$4/出力$20)が発表されていますが、一般の開発者はまだ使えません

Google Workspace向け

仕事用にGeminiを使うなら、Google Workspaceの各プランにGeminiが含まれています(1ユーザーあたり月額・税別)。

プラン

通常価格

期間限定価格(2026/10/27〜2027/1/27)

Geminiでできること

Business Starter

800円

400円

GmailのGemini、GeminiアプリでのAIチャット(一部機能は基本のみ)

Business Standard

1,600円

1,120円

Gmail・ドキュメント・MeetなどのGemini、Geminiアプリで幅広いモデル・機能

Business Plus

2,500円

1,750円

Standardと同等

Enterprise

問い合わせ

問い合わせ

企業向けのセキュリティ・プライバシー機能など

出典: Google Workspace 料金

画像・動画生成やWorkspace Studioの自動化を広げる「AI拡張アクセス」のアドオンもあります(価格は公式ページで確認してください)。Gemini Enterpriseは、Workspaceとは別の料金体系です。

Geminiの現行モデル一覧と選び方

Google AI StudioのGemini API紹介画像

出典: Google AI for Developers 公式サイト

Geminiのモデルは、軽くて安い順にFlash-Lite・Flash・Proの3系統で考えると分かりやすくなります。版の数字(3.5、3.8、3.1など)は数か月ごとに上がるので、まずは系統で選び、細かい違いは各モデルの記事で確認するのがおすすめです。

一般提供中の主なモデル(2026年10月13日時点)

系統

現在の主なモデル

特徴

向いている用途

Flash-Lite

Gemini 3.5 Flash-Lite、3.1 Flash-Lite

速くて安い。無料版の標準

日常の質問、大量のデータ処理、API組み込み

Flash

Gemini 3.8 Flash(2026年9月2日一般提供)、3.6 Flash

性能と速さのバランスが良い主力

文章作成、要約、資料作り、多くの業務

Pro

Gemini 3.1 Pro(APIはPreview)

推論・コード・長い資料に強い

難しい分析、プログラミング、長文の処理

各モデルの詳細は「Gemini 3.8 Flashとは」「Gemini 3.6 Flashとは」「Gemini 3.1 Proとは」「Gemini 3.1 Flash-Liteとは」で扱っています。

発表済みで、まだ使えないモデル: Gemini 4 Argon

Gemini 4 Argonは2026年9月30日にGoogleが発表した次の世代のモデルです。10月13日時点で使えるのは、Fairwind Programの参加者とGoogle社内に限られています。次に提供されるのは有料APIとAI Ultraの予定ですが、日付やどのプランに入るかは発表されていません。

Argonを使うためにUltraを契約するのは、提供日が決まってからでも遅くありません。詳細は「Gemini 4 Argonとは」「Gemini 4はいつ使える?」をご覧ください。なお、Gemini 3.5 ProはGeminiアプリでは提供されていません(「Gemini 3.5 Proはいつ」)。

特化モデル

分野

モデル

補足

画像生成

Nano Banana 2/Pro、Nano Banana 2.1

2.1はAPIで2026年10月6日に一般提供

動画生成

Veo 3.1、Gemini Omni Flash

Geminiアプリでの動画生成はAI Plus以上

音楽生成

Lyria 3.5

APIで2026年9月3日に一般提供

音声

Gemini 3.8 Live、3.8 Flash TTS、3.5 Live Translate

音声会話・読み上げ・同時通訳

推論

Deep Think

AI Ultra。AI Proにも追加予定(時期未発表)

音声系は「Gemini 3.8 Liveとは」「Gemini 3.5 Live Translateとは」、推論は「Gemini Deep Thinkとは」で解説しています。

Geminiの使い方と基本的な始め方

Geminiのロゴ画像

出典: Gemini 公式サイト

Googleアカウントがあれば、追加の登録をしなくてもすぐに使えます。

Webブラウザで使う場合

  1. gemini.google.com にアクセスする
  2. Googleアカウントでログインする
  3. 入力欄に質問や指示を入れて送信する

ファイルや画像は入力欄の「+」から追加します。保存したスキルは、入力欄で「/」を打つと呼び出せます。

スマートフォンで使う場合

  1. App Store(iOS)またはGoogle Play(Android)で「Gemini」アプリを入れる
  2. Googleアカウントでログインする
  3. 文字で入力するか、Gemini Liveで声で話しかける

Androidでは、Geminiを端末の標準アシスタントに設定できます。

パソコンのアプリ・Chromeで使う場合

APIで利用する場合(開発者向け)

  1. Google AI Studio にアクセスする
  2. APIキーを発行する
  3. SDK(Python・JavaScriptなど)やREST APIから呼び出す

まずは無料枠で動きを確かめ、業務データを扱う段階で有料枠に切り替えるのが安全です。

このツールを自社のシステムや業務にどう組み込むか、ご提案します

初回相談は無料・30分(オンライン)。要件が決まっていなくても大丈夫です。改修100万円〜・PoC300万円〜(税別)

開発について相談する

ChatGPT・Claudeとの違いを3サービスで比較

GeminiとChatGPT・Claudeの一番の違いは、Googleのサービスとの連携と、料金の段階の細かさです。標準的な有料プランはGemini AI Pro(月2,900円)がChatGPT Plus・Claude Pro(いずれも月20ドル)よりやや安くなっています。低価格プランは、GeminiのAI Plus(月725円)のほかにChatGPTにもGo(日本では月1,400円)がありますが、Claudeにはありません。

基本スペック比較表

比較項目

Gemini

ChatGPT

Claude

開発元

Google

OpenAI

Anthropic

無料版

あり(Auto、主にFlash-Lite)

あり

あり

低価格プラン

AI Plus 月725円

Go 月8ドル(日本では1,400円)

なし

標準の有料プラン

AI Pro 月2,900円

Plus 月20ドル(日本では3,000円)

Pro 月20ドル

上位プラン

Ultra 月14,500円/32,000円

Pro 月100ドル〜

Max 月100ドル/200ドル

主なモデル(10月時点)

3.8 Flash、3.1 Pro

GPT-6 Sol(有料)、GPT-6 Luna(Free/Go)

Opus 5.5 など

得意な場面

Googleのサービスとの連携、画像・動画・音楽の生成

幅広い用途、Microsoft 365との組み合わせ

長い文章の読み書き、コーディング

ストレージ特典

あり(400GB〜)

なし

なし

ChatGPT・Claudeの料金は2026年10月10〜12日の調査時点のものです。為替や改定で変わるため、契約前に各公式サイトで確認してください。

用途別の選び分け

Geminiが合う人

  • Gmail・ドライブ・ドキュメントを中心に仕事をしている
  • 画像・動画・音楽の生成まで1つのサービスで済ませたい
  • Googleドライブの容量もあわせて増やしたい
  • Androidスマートフォンで日常的にAIを使いたい

ChatGPTが合う人

  • 用途を絞らず、いろいろな作業に1つのAIを使いたい
  • Microsoft 365(Word・Excel・Outlook)中心で仕事をしている

Claudeが合う人

  • 長い資料の読み込みや、文章の質を重視する
  • コーディング支援を中心に使いたい

詳しい比較は「ChatGPTとGeminiの違い」「ClaudeとGeminiの違い」にまとめています。Claude単体については「Claudeとは」をご覧ください。

利用時のセキュリティとプライバシーの注意点

Googleのセーフティセンターのロゴ画像

出典: Google セーフティセンター

個人のGoogleアカウントでGeminiを使うと、会話の一部を人間のレビュアーが読むことがあります。社外秘の情報や顧客情報は、個人アカウントのGeminiに入力しないのが基本です。

個人向け(無料版・有料プラン)

Geminiアプリのプライバシーハブ(2026年10月13日確認)では、次のように案内されています。

  • 集めるデータ: プロンプト、アップロードしたファイル、Gemini Liveの音声と文字起こし、生成したもの、連携アプリや端末の情報、おおよその位置情報など
  • 「Geminiアプリ アクティビティ」は、初期設定では18か月で自動削除(3か月・36か月・自動削除しない、に変更できる)
  • 人間のレビュアー(委託先を含む)が会話の一部を読む。読まれた会話はアカウントから切り離され、アクティビティを削除しても消えず、最大3年間保持される
  • アクティビティをオフにした場合や一時チャットでも、72時間はアカウントに保持される。この場合、フィードバックを送らない限りAIの学習には使われない

公式も「レビュアーに見られたくない機密情報や、Google のサービス(機械学習技術など)の改良のために使用されたくない機密情報は入力しないでください」と注意しています(Gemini アプリのプライバシーハブ)。有料プランでも、個人アカウントであれば同じ扱いです。

Google Workspace版(ビジネス向け)

仕事用・学校用のアカウントでは、個人向けとは別のデータの取り扱い規約が適用されます。会社でGeminiを使うなら、Workspace(Business以上)やGemini Enterpriseを選び、管理者がスキルやGemの共有を管理コンソールで制御できる状態にしておくと安心です。

API利用時

  • 有料枠: 入力した内容はGoogleのサービス改善に使われない
  • 無料枠: 入力した内容がGoogleのサービス改善に使われる

実務での判断: 業務の機密情報を扱うなら、Google Workspace版か有料APIを使い、個人の無料アカウントには入れないようにします。スキルの参照ファイルにも、APIキーや個人情報を入れないでください。

Geminiのモデルを自社の業務システムに組み込む場合は、API料金に加えて、既存のシステムとつなぐ開発費や運用の手間も見込む必要があります。進め方と費用の目安は「既存システムにAIを組み込む方法」で整理しています。

生成AI全般のリスクについては「生成AIのセキュリティリスクと対策」もあわせてご覧ください。

こんな方におすすめ

Geminiは、Googleのサービスを中心に使っている人に特に合っています。反対に、Googleのサービスをほとんど使わない人や、無料版で高性能なモデルを使い続けたい人には合わない面があります。

Geminiをおすすめできる方

  • Gmail・ドライブ・カレンダーを日常的に使っている方: アプリを切り替えずにメールの要約や資料作りができる
  • まず無料で生成AIを試したい方: 無料版でもDeep Research・画像生成・音声会話が使える
  • 画像・動画・音楽も作りたい方: 1つのアプリで済む。動画はAI Plus以上
  • ストレージもあわせて増やしたい方: AI Plusなら月725円で400GBがつく
  • APIを低コストで試したい開発者: Flash系・Flash-Lite系には無料枠がある

おすすめしない方

  • 無料版で高性能なモデルを選んで使いたい方: 10月9日から無料版はAutoのみ。Proを確実に使うにはAI Pro(月2,900円)が必要
  • Microsoft 365中心で仕事をしている方: Googleとの連携というGeminiの強みを活かしにくい
  • 長いPDFや大量の資料を無料・低価格で扱いたい方: 無料版とAI Plusはコンテキストが小さめ
  • 個人アカウントで業務の機密情報を扱いたい方: 人間によるレビューと最大3年の保持がある。Workspaceか有料APIを選ぶ
  • Gemini 4 Argonをすぐに使いたい方: 10月13日時点では一般提供前

Gemini関連ガイド

Geminiは機能やモデルが多く、1本の記事ではすべてを詳しく扱えません。目的別に、詳しく解説している記事をまとめました。

知りたいこと

記事

24時間動くAIエージェント

Gemini Sparkとは

ノートと資料の整理

Gemini Notebookとは

企業向けのAI開発基盤

Gemini Enterprise Agent Platform

画面を操作するAI

Gemini Computer Use

AndroidのAI機能

Gemini Intelligence(Android)とは

スマートホーム

Gemini for Homeとは

iPhoneのSiriとの関係

SiriのGemini搭載とは

コーディング用ツール

Gemini CLIとは

最新アップデート(2026年10月時点)

Geminiは毎月のように仕様が変わります。2026年5月以降の主な変更は次のとおりです(日付は米国時間)。

時期

内容

2026年5月17日

18歳以上の個人アカウントで、使用量の上限が計算量ベースに(5時間ごとのリセット+週の上限)

2026年6月

AI Plusを月725円・400GBに改定

2026年8月11日

Geminiアプリの月間ユーザーが10億人を突破

2026年9月2日

Gemini 3.8 Flashを一般提供

2026年9月3日

Lyria 3.5を一般提供(API)

2026年9月10日

Windows版Geminiアプリの提供開始

2026年9月30日

Gemini 4 Argonを発表(限定提供)、スキルの提供開始

2026年10月6日

Nano Banana 2.1を一般提供(API)

2026年10月8日

Gemini agentを発表(限定提供)。APIの3.7 Flash→3.8 Flash、3.5 Flash→3.6 Flashへ自動切り替え

2026年10月9日

無料版はAuto(主にFlash-Lite)に。AI PlusはProが使えなくなる(個別通知)

今後の予定

  • 2026年10月27日〜2027年1月27日: Google Workspaceの期間限定価格
  • 2026年11月17日〜: 個人アカウントのGemをスキルへ自動移行
  • 2027年1月1日: APIの3.8 Flash・3.6 Flashが入力$1.50/出力$7.50に値上げ

よくある質問(FAQ)

Q1. 「Gemini」の読み方は?

「ジェミニ」と読みます。英語で「双子座」を意味する言葉です。

Q2. 無料版でGemini 3.1 Proは使えますか?

自分で選んで使うことはできません。無料版はAuto(自動選択)だけで、難しい質問のときにProへ回されることはありますが、いつ回されるかは選べません。Proを確実に使うなら、AI Pro以上のプランが必要です。AI Plusも、Proは順次使えなくなります。

Q3. Gemini 4はもう使えますか?

10月13日時点では、一般のユーザーも開発者も使えません。Gemini 4 Argonは9月30日に発表されましたが、使えるのは限定プログラムの参加者とGoogle社内だけです。Gemini APIの料金ページにも、まだ載っていません。

Q4. Geminiに入力した内容はAIの学習に使われますか?

個人アカウントで「Geminiアプリ アクティビティ」がオンなら、Googleのサービス改善に使われることがあります。オフにするか一時チャットを使えば、フィードバックを送らない限り学習には使われません。ただし、すでに人間のレビュアーが読んだ会話は、アクティビティを削除しても最大3年間残ります。

Q5. 作ったGemは消えてしまいますか?

消えずにスキルへ移ります。個人アカウントは2026年11月17日から自動で移行し、Workspaceの Business/Enterpriseは2027年3月以降、Educationは2027年6月以降の予定です。

Q6. 月725円のAI Plusは選ぶ価値がありますか?

無料版の上限によく当たる人や、Flashを自分で選びたい人、ドライブの容量(400GB)がほしい人には十分見合います。一方、Proモデルや長い資料の読み込みが目的なら、AI Proを選んだほうが後で乗り換える手間がありません。

Q7. 「Gemini Advanced」はまだありますか?

その名前のプランはもうありません。現在の有料プランは「Google AI Plus」「Google AI Pro」「Google AI Ultra」です。旧Gemini Advancedに近いのはGoogle AI Proです。

まとめ

Geminiは、GoogleのAIモデルと、それを使ったAIアシスタントの名前です。無料で始められ、Gmail・ドライブなどGoogleのサービスと深くつながり、画像・動画・音楽の生成まで1つのアプリで扱えるのが強みです。

一方で、10月9日から無料版はモデルを選べなくなり(主にFlash-Lite)、AI PlusもProが使えなくなります。Proモデルや長い資料を使うならAI Pro(月2,900円)、Deep Thinkまで必要ならAI Ultraが目安です。Gemini 4 Argonは発表済みですが、まだ一般には使えません。

業務で使う場合は、個人アカウントに機密情報を入れず、Google Workspaceか有料APIを選びましょう。Googleのサービスを中心に使う人には有力な選択肢で、そうでない人はChatGPTやClaudeと比べて選ぶのがおすすめです。

生成AIツール全体の比較は「生成AIツールおすすめ比較」、生成AIの基本は「生成AIとは」、AIエージェントについては「AIエージェントとは」もあわせてご覧ください。

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