AIツール2026年10月更新

GPT-4o APIは2027年1月14日に廃止|4o mini・GPT-4.1も対象、移行先GPT-6 Lunaの料金と手順【2026年10月】

公開日: 2026/10/14
GPT-4o APIは2027年1月14日に廃止|4o mini・GPT-4.1も対象、移行先GPT-6 Lunaの料金と手順【2026年10月】

この記事のポイント

OpenAIは2026年10月14日、GPT-4o・GPT-4o mini・GPT-4.1・GPT-4.1 miniを2027年1月14日にAPIから削除すると通知しました。2月に終わったのはChatGPT側だけという誤解の整理、スナップショット別の停止日、移行先GPT-6 Lunaの料金と書き換え手順、ファインチューニング済みモデルとAzureの扱いをまとめます。

OpenAI APIのGPT-4oは、2027年1月14日に使えなくなります。OpenAIが2026年10月14日に開発者へ通知したもので、GPT-4o mini・GPT-4.1・GPT-4.1 miniも同じ日に止まり、公式の移行先はすべて gpt-6-luna です。

「GPT-4oは2026年2月に廃止された」という情報も広まっていますが、2月に止まったのはChatGPTのGPT-4oと、APIの chatgpt-4o-latest だけです。APIの gpt-4o は今も呼び出せます。ただし最初期の版 gpt-4o-2024-05-13 は別の日程で、2026年10月23日に止まります。

この記事でわかること

  • 何が・いつ止まるのか(スナップショットID別の停止日)
  • 「GPT-4o」と名のつく音声・文字起こし・TTSモデルの停止日
  • 自分に対応が必要かどうか(API開発者/ファインチューニング利用企業/Azure利用者/ChatGPTだけ使う人)
  • 移行先GPT-6 Lunaの料金・仕様と、月額の試算
  • コードの書き換えでつまずきやすい箇所と、移行の進め方
  • ファインチューニング済みモデルを使っている場合の代わりの方法

OpenAI APIやAzure OpenAIでGPT-4o系を使っている開発者、AIを組み込んだ社内システムの担当者、外部のAIサービス経由でGPT-4oを使っている人に向けて書いています。

  1. 2027年1月14日に、GPT-4o(2024-08-06/2024-11-20版)・GPT-4o mini・GPT-4.1・GPT-4.1 miniがAPIから消える。 ファインチューニングで作ったモデルも同じ日に止まります
  2. 移行先のGPT-6 Lunaは、単価だけ見ればGPT-4o miniより安い。 ただし推論(reasoning)の設定が既定のままだと出力トークンが増えるので、まず none で試すのが公式の手順です
  3. 通知から停止までは約3か月しかない。 OpenAIの方針では一般提供モデルは「少なくとも6か月前に通知」ですが、今回はその半分です

GPT-4o API廃止の概要

OpenAI公式のAPIモデル廃止(Deprecations)ページ

出典: OpenAI Developers 公式(Deprecations)

今回の発表で止まるのは、GPT-4系のテキストモデル4種類(スナップショット5つ)です。停止日はどれも2027年1月14日、推奨の移行先はどれも gpt-6-luna です。

OpenAIの公式Deprecationsページには、2026年10月14日付で「GPT-4 series model deprecations」という項目が追加されました。原文は "On October 14, 2026, we notified developers using certain GPT-4 series models of their deprecation and removal from the API on January 14, 2027." です。

停止日

モデル

スナップショットID

推奨の移行先

2027年1月14日

GPT-4o

gpt-4o-2024-08-06、gpt-4o-2024-11-20

gpt-6-luna

2027年1月14日

GPT-4o mini

gpt-4o-mini-2024-07-18

gpt-6-luna

2027年1月14日

GPT-4.1

gpt-4.1-2025-04-14

gpt-6-luna

2027年1月14日

GPT-4.1 mini

gpt-4.1-mini-2025-04-14

gpt-6-luna

あわせて押さえておきたい点は次のとおりです。

  • ファインチューニング済みモデルも止まる。 公式は "Fine-tuned versions of these models follow the same shutdown schedule as their underlying base models." と書いており、ft:gpt-4o・ft:gpt-4o-mini・ft:gpt-4.1・ft:gpt-4.1-mini も2027年1月14日が期限です
  • 停止日を過ぎるとモデルにアクセスできなくなる。 公式の定義は "At the time of the shut down, the model or endpoint will no longer be accessible." です。停止後にどんなエラーが返るかは、公式には書かれていません
  • gpt-4o などの別名(エイリアス)の扱いは明記されていない。 ただ、gpt-4o のスナップショットは2024-05-13・2024-08-06・2024-11-20の3つしかなく、どれも2027年1月14日までに止まります。別名で呼んでいる場合も、実質的には使えなくなると考えて準備するのが安全です
  • 通知期間は約3か月。 公式方針は "Unless safety or compliance concerns require a faster timeline" という条件つきで、一般提供モデルは "At least 6 months." 前に通知するとしています。今回それより短い理由は、公式ページには書かれていません
  • 停止後も使い続けられる場合がある。 "In some cases, developers may be able to provision dedicated capacity for continued access after a model's shutdown date." とあり、専用キャパシティを確保すれば使い続けられることがあります。条件や料金は公開されておらず、OpenAIの営業窓口への相談が必要です

なお、APIからの廃止理由は公式に説明されていません。ChatGPTからGPT-4oを外したときの理由(日常的に選んでいたのは0.1%のユーザー、など)は、ChatGPT側の話です。

「2026年2月にGPT-4o APIは終了した」は誤り

2026年2月に終わったのは、ChatGPTのGPT-4oと、APIの chatgpt-4o-latest というモデルです。gpt-4o そのものはAPIで使い続けられており、止まるのは2027年1月14日です。

日本語で「GPT-4o 廃止」と調べると、「2月16日にGPT-4oとGPT-4.1のAPIが使えなくなった」と書いた記事が出てきます。公式の記録と照らし合わせると、実際の流れは次のとおりです。

日付

起きたこと

対象

2025年11月18日

chatgpt-4o-latest のAPI停止を通知

API(chatgpt-4o-latest のみ)

2026年2月13日

ChatGPTからGPT-4o・GPT-4.1・GPT-4.1 mini・o4-miniなどを引退

ChatGPT(APIは対象外と公式ヘルプに明記)

2026年2月17日

chatgpt-4o-latest がAPIで停止(移行先は gpt-5.1-chat-latest)。国内報道では16日とするものもある

API

2026年4月3日

Business・Enterprise・EduのカスタムGPT内のGPT-4oが終了

ChatGPT

2026年4月22日

gpt-4o-2024-05-13 と gpt-4.1-nano などの停止を通知

API

2026年10月14日

GPT-4o(08-06/11-20)・4o mini・4.1・4.1 miniの停止を通知

API

2026年10月23日

gpt-4o-2024-05-13(移行先 gpt-5.6-sol)、gpt-4.1-nano(移行先 gpt-5.6-luna)が停止

API

2027年1月14日

GPT-4o・4o mini・4.1・4.1 miniが停止

API

chatgpt-4o-latest は、ChatGPTで使われている版のGPT-4oをAPIから試せるようにした特別なモデルでした。名前が似ているため混同されやすいのですが、業務システムでよく使われる gpt-4o や gpt-4o-2024-08-06 とは別のモデルです。

同じ10月14日には、ChatGPTとCodexからGPT-5.5が外れる件も重なっています。こちらはChatGPT側の話で、APIは対象外です。詳しくはGPT-5.5提供終了の記事にまとめています。

10月23日に止まるモデルを先に確認する

記事公開時点で一番近い締め切りは、2026年10月23日です。 この日にAPIから消える主なモデルは次のとおりです。

モデル

推奨の移行先

gpt-4o-2024-05-13

gpt-5.6-sol

gpt-4.1-nano

gpt-5.6-luna

o1、o3-mini、o4-mini

公式Deprecationsページでモデルごとに指定

gpt-4-turbo、gpt-3.5-turbo

同上

gpt-image-1

同上

GPT-4oを日付つきで指定していて、その日付が2024-05-13なら、1月ではなく10月23日が期限です。o系の推論モデルの廃止はChatGPTでo3が使えなくなる件の記事でも扱っています。

「GPT-4o」と名のつくモデルの停止日一覧

OpenAI公式のGPT-4oモデル紹介ページ

出典: OpenAI Developers 公式(GPT-4o Model)

音声・リアルタイム・読み上げ・文字起こしの「4o」系モデルも、それぞれ別の日程でAPIから外れます。2027年2月26日までに、「GPT-4o」と名のつくモデルはすべて止まる予定です。

停止日

用途

主な対象モデル

推奨の移行先

2026年10月23日

テキスト

gpt-4o-2024-05-13

gpt-5.6-sol

2027年1月6日

読み上げ(TTS)

gpt-4o-mini-tts-2025-03-20、gpt-4o-mini-tts-2025-12-15(tts-1・tts-1-hdも同日)

gpt-realtime-2.1-mini

2027年1月14日

テキスト

GPT-4o(08-06/11-20)、GPT-4o mini、GPT-4.1、GPT-4.1 mini

gpt-6-luna

2027年1月20日

音声・リアルタイム

gpt-4o-audio、gpt-4o-realtime、gpt-4o-mini-realtime、gpt-4o-mini-audio

gpt-audio-1.5、gpt-realtime-2.1、gpt-realtime-2.1-mini

2027年1月20日

文字起こし

gpt-4o-mini-transcribe-2025-03-20

gpt-4o-mini-transcribe-2025-12-15

2027年2月26日

文字起こし

gpt-4o-transcribe、gpt-4o-mini-transcribe、gpt-4o-transcribe-diarize(whisper-1 も同日)

gpt-live-transcribe または gpt-transcribe

すでに止まったものもあります。gpt-4o-search-preview と gpt-4o-mini-search-preview は2026年7月23日に、gpt-4o-realtime-preview 系と gpt-4o-audio-preview 系は2026年5月7日に停止しました。Assistants APIも2026年8月26日に終わっています。

音声やリアルタイム会話の用途では、GPT-6 Lunaは代わりになりません。LunaはRealtime APIに対応しておらず、音声も出力しないためです。リアルタイム音声の移行先についてはGPT-Realtime-2とはで整理しています。

あなたに対応が必要かどうか

APIのモデル名に gpt-4o・gpt-4o-mini・gpt-4.1・gpt-4.1-mini を書いているなら、2027年1月14日までに書き換えが必要です。ChatGPTを画面から使っているだけなら、今回の発表で変わることはありません。

使い方

今回の影響

やること

OpenAI APIでGPT-4o系・GPT-4.1系を直接呼んでいる

あり

モデル名を棚卸しし、1月14日までに移行。05-13版は10月23日まで

ファインチューニング済みモデル(ft:gpt-4o など)を本番で使っている

大きい

同じ方法で作り直せないため、設計の見直しが必要

音声・リアルタイム・文字起こしで「4o」系を使っている

あり(日程は別)

1月6日・1月20日・2月26日の期限を確認

Azure OpenAI(Microsoft Foundry)経由で使っている

あり(日程は別)

Microsoft Learnの引退スケジュールで確認

外部のSaaSやツール経由で使っている

提供元次第

提供元の告知を確認。自分で直すことは少ない

ChatGPTのアプリやWebだけを使っている

なし

対応不要(ChatGPTのGPT-4oは2026年2月に終了済み)

外部サービス経由の例を挙げると、GitHub Copilotは2026年6月1日にGPT-4.1を全機能から外し、GPT-5.5に切り替えています。Cursorでも旧OpenAIモデルの提供が順に止まっており、その経緯はCursorでOpenAIモデルの提供が終わる件にまとめています。

ChatGPTそのものの仕組みや、いま選べるモデルを確かめたい人はChatGPTとはも参考になります。

移行先GPT-6 Lunaと、GPT-4o・GPT-4.1の違い

OpenAI公式のGPT-6 Lunaモデル紹介ページ

出典: OpenAI Developers 公式(GPT-6 Luna Model)

GPT-6 Lunaは、OpenAIがGPT-6系で一番速く安いモデルとして出しているものです。GPT-4oと比べて入力単価は25分の1、出力単価は20分の1で、GPT-4o miniより安くなります。一方で、ファインチューニングとRealtime APIには対応していません。

公式の説明は "Our most efficient model for focused, high-volume tasks." です。2026年9月22日にGPT-6 Solと同時に公開されました。モデルの詳細はGPT-6 Sol・GPT-6 Lunaとはで解説しています。

料金の比較

2026年10月15日時点のOpenAI公式Pricing(Standard、100万トークンあたり、272Kトークン以下の入力)です。

モデル

入力

キャッシュ入力

出力

Batch(入力/出力)

gpt-4o

$2.50

$1.25

$10.00

$1.25/$5.00

gpt-4o-mini

$0.15

$0.075

$0.60

$0.075/$0.30

gpt-4.1

$2.00

$0.50

$8.00

$1.00/$4.00

gpt-4.1-mini

$0.40

$0.10

$1.60

$0.20/$0.80

gpt-6-luna

$0.10

$0.01

$0.50

$0.05/$0.25

gpt-6.1-sol(上位の選択肢)

$2.00

$0.10

$10.00

$1.00/$5.00

GPT-6 Lunaには、ほかに次の料金条件があります。

  • キャッシュの書き込みに100万トークンあたり$0.125かかる
  • 272Kトークンを超える入力は、入力とキャッシュが2倍、出力が1.5倍
  • Fast modeは2倍、BatchとFlexは半額
  • データレジデンシー(データの保存地域の指定)やFedRAMPを使う場合は10%上乗せ

月額の試算

月に入力1億トークン・出力2,000万トークンを使う場合を、Standard・キャッシュなしで計算しました。Lunaは推論を none にした想定です。

モデル

入力

出力

月額

gpt-4o

$250

$200

$450

gpt-4.1

$200

$160

$360

gpt-4.1-mini

$40

$32

$72

gpt-4o-mini

$15

$12

$27

gpt-6-luna

$10

$10

$20

この試算どおりに安くなるとは限りません。Lunaの推論の既定値は medium で、推論に使ったトークンも出力として課金されます。設定を変えずに移すと、出力トークンが増えて費用と待ち時間がかさむ可能性があります。公式も、推論の設定とトークンの使用量でタスクあたりのコストは変わるので、自分の処理で比べるよう案内しています。

仕様の比較

項目

gpt-4o/4o mini

gpt-4.1/4.1 mini

gpt-6-luna

コンテキスト長

128,000

1,047,576

1,050,000(入力は最大922,000)

最大出力

16,384

32,768

128,000

知識の期限

2023年10月

2024年6月

2026年5月18日

入力/出力

テキスト・画像/テキスト

同左

同左

使えるAPI

Chat Completions、Responses、Batch、Fine-tuning

同左

Chat Completions、Responses、Batch

ファインチューニング

対応

対応

非対応

推論(reasoning)

なし

なし

あり(none〜maxの6段階、既定は medium)

Structured Outputs・関数呼び出し・ストリーミング・Web検索・ファイル検索・プロンプトキャッシュ

対応

対応

対応

GPT-4oからの移行では、コンテキスト長と最大出力が大きく伸び、知識も2年半ほど新しくなります。GPT-4.1から移る場合は、1回に渡せる入力の上限が922,000トークンとGPT-4.1よりやや小さくなる点に気をつけてください。Predicted outputs(GPT-4oの機能)については、Lunaのモデルページに記載がありません。この機能を使っている場合は、移行前に動作を確かめてください。

移行の進め方とコードの書き換え

OpenAI公式Python SDKのGitHubリポジトリ画像

出典: OpenAI 公式 GitHub(openai-python)

公式の手順は、モデル名を gpt-6-luna に変え、推論を none にして今の出力と比べ、問題がなければ少しずつ切り替える、という流れです。 書き換えでつまずきやすいのは、推論まわりの設定とパラメータの削除です。

1. どのモデルをいつまで使えるか確かめる

APIの GET /v1/models か、個別のモデル情報の取得で返る shutdown_date を見ると、停止日がわかります。値は YYYY-MM-DD 形式で、停止日が決まっていなければ null です。

curl https://api.openai.com/v1/models/gpt-4o-2024-08-06 \
  -H "Authorization: Bearer $OPENAI_API_KEY"

コードや設定ファイルを gpt-4o・gpt-4.1・ft: で検索して、使っているモデル名を洗い出しておくと漏れを防げます。環境変数やデータベースにモデル名を入れている場合は、そちらも確認が必要です。OpenAIは、対象モデルを実際に使っている顧客にメールでも通知しています。

2. モデル名を変え、推論を none から試す

GPT-4.x からの移行は、多くの場合 none から始めるのが公式の勧めです。Responses APIでは reasoning.effort、Chat Completionsでは reasoning_effort で指定します。

from openai import OpenAI

client = OpenAI()

# Responses API(公式の推奨)
response = client.responses.create(
    model="gpt-6-luna",
    reasoning={"effort": "none"},
    input="次の問い合わせ文を、請求・技術・その他のいずれかに分類してください。…",
)
print(response.output_text)

# Chat Completions を使い続ける場合
completion = client.chat.completions.create(
    model="gpt-6-luna",
    reasoning_effort="none",
    messages=[{"role": "user", "content": "…"}],
)

3. 使えなくなるパラメータを外す

条件

外すもの・変えるもの

推論が none 以外

temperature、top_p、top_logprobs を削除

推論が none 以外で Chat Completions

logprobs も削除

推論が none 以外で Responses

include から message.output_text.logprobs を削除

Chat Completionsで関数呼び出し

Lunaは reasoning_effort: "none" のときだけ関数呼び出しができる。推論とツールを両方使うならResponses APIへ

プロンプトキャッシュの保持設定

prompt_cache_retention を prompt_cache_options.ttl: "30m" に置き換え(GPT-5.5以前からの移行時)

max_tokens が通らず max_completion_tokens に変える必要があった、という移行事例も報告されています。公式のGPT-6ガイドには明記がないため、エラーが出たらChat Completionsのリファレンスで確認してください。

4. 今の出力と比べてから切り替える

公式は、現行モデルの結果を基準として記録し、Lunaを none で評価してから、プロンプト・推論の強さ・出力の長さを調整して段階的に切り替える流れを示しています。比べるときは、次の点を見ておくと安心です。

  • JSONなど決まった形の出力が崩れていないか
  • 関数呼び出しのタイミングや引数が変わっていないか
  • 文体や回答の長さが変わっていないか
  • 推論トークンで費用が増えていないか
  • 応答までの時間が延びていないか

OpenAIのGPT-6ガイドは、GPT-6系が指示に強く従い、AGENTS.md のようなファイルに書かれた指示の影響を受けやすいことにも触れています。移行の機会に、システムプロンプトやモデルに読ませている社内ルールのファイルも見直しておくとよいでしょう。

CodexにOpenAI Docsのスキルを入れていれば、$openai-docs migrate this project to the GPT-6 model family と指示して、書き換えを手伝わせることもできると公式に書かれています。

5. 次の廃止に備える

今回は通知から停止まで3か月でした。次も同じとは限らないので、モデル名をコードに直接書かず設定値にしておくこと、shutdown_date を定期的に確かめることが、次の移行の手間を減らします。OpenAIは同じ10月に、gpt-5.1やgpt-5.4-nanoなども2027年4月1日に止めると通知しています。過去の廃止と移行の流れはGPT-4.5廃止ガイドでも紹介しています。

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ファインチューニング済みモデルを使っている場合

OpenAI公式のモデル最適化(ファインチューニング)ガイド

出典: OpenAI Developers 公式(Model optimization)

ft:gpt-4o や ft:gpt-4.1 を使っている場合は、移行の難しさが一段上がります。GPT-6 Lunaはファインチューニングに対応しておらず、OpenAIはファインチューニングの仕組みそのものを縮小しているためです。

公式のファインチューニングガイドには "OpenAI is winding down the fine-tuning platform." とあり、新しいユーザーは使えなくなっています。既存ユーザーも、新しい学習ジョブを作れるのは2027年1月6日までです。学習のもとにできるモデル(gpt-4.1系、画像ではgpt-4o-2024-08-06、強化学習のRFTではo4-mini)も、2026年10月23日か2027年1月14日に止まります。

つまり、今と同じ方法で作り直す道はありません。主な選択肢は次の3つです。

方法

向いている場面

注意点

プロンプトの工夫(例文の提示・Structured Outputs)+GPT-6 Luna

出力の形や口調をそろえたい、分類や抽出をさせたい

例文を増やすと入力トークンが増える。キャッシュで抑える

RAG(社内文書を検索して回答に使う)+GPT-6 Luna/Sol

社内の知識や最新情報を答えさせたい

検索の仕組みと文書の整備が必要

他社モデルや自前で動かすモデルのファインチューニング

独自の振る舞いを学習で固定したい

提供元・運用・費用の検討をやり直すことになる

ファインチューニングで学習させていた内容が「知識」なのか「出力の形」なのかを切り分けると、どれを選ぶか決めやすくなります。

Azure OpenAIは別日程

Azure OpenAI(Microsoft Foundry)のGPT-4oは、OpenAI APIと同じ2027年1月14日に止まるとは限りません。 Microsoft Learnの引退スケジュールを個別に確認してください。

2026年9月23日更新のMicrosoft Learnの表(OpenAIの10月14日発表より前のもの)では、次のようになっていました。

モデル

バージョン

Azureでの引退日

Azureの推奨移行先

gpt-4o

2024-05-13

2026年12月9日

gpt-5.6-sol

gpt-4o

2024-08-06

2027年4月14日

gpt-5.1

gpt-4o

2024-11-20

2027年4月14日

gpt-5.1

gpt-4o-mini

2024-07-18

2027年4月14日

記載なし

gpt-4.1/4.1-mini/4.1-nano

2025-04-14

2027年4月14日

記載なし

ファインチューニング済みのデプロイは、gpt-4o・4o-miniが2027年10月1日、gpt-4.1系が2027年10月14日に引退する予定でした。

この時点のAzureの表にはGPT-6 Lunaがまだ載っていません。また、Azureが勧めるgpt-5.1は、OpenAI APIでは2027年4月1日に止まる予定です。OpenAIの発表を受けてAzure側の日程や移行先が変わる可能性もあるため、Azureで使っている場合はMicrosoft Learnのモデル引退スケジュールを直接確かめてください。

GPT-6 Lunaで足りないときの選び方

大量の定型処理ならGPT-6 Luna、GPT-4oで複雑な文章作成や判断をさせていたならGPT-6 SolやGPT-6.1 Solも候補になります。 用途ごとの目安は次のとおりです。

今の使い方

まず試す移行先

補足

GPT-4o miniで分類・抽出・要約を大量に処理

GPT-6 Luna(none)

単価はGPT-4o miniより安い

GPT-4oでチャットボットや社内Q&A

GPT-6 Luna(none〜low)

品質が足りなければGPT-6 Sol

GPT-4.1で長い文書を読ませる

GPT-6 Luna

入力の上限は922,000トークン。272K超は割増

GPT-4oで複雑な推論やコード生成

GPT-6.1 Sol(lowから)

GPT-6.1 Solは none に対応していない

最高性能が必要

GPT-6 Astra(lowから)

GPT-6 Astraも none に対応していない

音声・リアルタイム会話

gpt-realtime-2.1系、gpt-audio-1.5

Lunaでは代わりにならない

GPT-6.1 Solの特徴はGPT-6.1 Solとはで解説しています。Assistants APIの停止後にエージェントの作り方を見直したい場合は、OpenAI Agents APIとはも参考になります。

業務システムにGPT-4oを組み込んでいる場合

社内チャットボットや業務システムにGPT-4oを組み込んでいる場合、移行の手間はモデル名の変更だけでは終わりません。 出力の確認、関数呼び出しの動作確認、利用者への周知まで含めると、1月14日から逆算して早めに動く必要があります。

単価だけ見ればLunaへの移行で費用は下がりやすいものの、推論の設定や利用者数の増え方で月額は大きく変わります。社内の全員が使うチャットボットや、業務システムに組み込む場合の費用の考え方は、社内AIチャットボットの費用で整理しています。

急いで対応したほうがいい人/当面は様子見でいい人

急いで対応したほうがいい人

  • gpt-4o-2024-05-13 や gpt-4.1-nano を使っている人(10月23日に停止)
  • ft:gpt-4o・ft:gpt-4.1 などのファインチューニング済みモデルを本番で使っている人(代わりの方法の設計から必要)
  • 年末年始の休みに入る前に、テストと切り替えを終えたい人(1月14日は年明けすぐ)
  • 社内の承認や顧客への説明が必要で、切り替えに時間がかかる組織

当面は様子見でいい人

  • ChatGPTのアプリやWebだけを使っている人(今回の発表は関係なし)
  • Azure OpenAIで使っていて、Azureの引退日が2027年4月以降になっている人(ただしAzureの表の更新は確認する)
  • 外部のSaaSやツール経由で使っていて、モデルの選択を提供元に任せている人

よくある質問

Q. 2027年1月14日以降、gpt-4o を指定したコードはどうなりますか?

モデルにアクセスできなくなります。公式の定義は「停止の時点で、そのモデルやエンドポイントは利用できなくなる」です。どんなエラーが返るかは公式に書かれていないので、エラー時に別のモデルへ切り替える処理を入れておくより、期限前に移行を終えるほうが確実です。

Q. 期限を延ばしてもらうことはできますか?

一般向けの延長は案内されていません。ただ公式には、場合によっては専用キャパシティを確保して停止後も使い続けられることがある、と書かれています。条件や料金は公開されていないため、OpenAIの営業窓口に問い合わせることになります。

Q. GPT-4o miniの移行先もGPT-6 Lunaで大丈夫ですか?

公式の推奨はGPT-6 Lunaです。料金は入力$0.10・出力$0.50で、GPT-4o mini(入力$0.15・出力$0.60)より安くなります。ただし推論の既定値が medium なので、none を指定しないと出力トークンが増え、かえって高くなることがあります。

Q. Batch APIで処理しているジョブにも影響しますか?

影響します。停止の対象はモデルなので、Batch APIで gpt-4o を指定しているジョブも止まります。GPT-6 LunaはBatchに対応しており、料金はStandardの半額(入力$0.05・出力$0.25)です。

Q. 日本のデータセンターで処理させたい場合はどうなりますか?

GPT-6 LunaのFast modeはEUのデータレジデンシーに対応していると公式に書かれていますが、日本の地域指定に対応しているかは確認できませんでした。データの保存地域に条件がある場合は、OpenAIに直接確認するか、Azure OpenAIの日本リージョンでの提供状況を確かめてください。

まとめ

  • OpenAIは2026年10月14日、GPT-4o(2024-08-06/2024-11-20)・GPT-4o mini・GPT-4.1・GPT-4.1 miniを2027年1月14日にAPIから削除すると通知した。ファインチューニング済みモデルも同じ日に止まる
  • 2026年2月に終わったのはChatGPTのGPT-4oとAPIの chatgpt-4o-latest で、APIの gpt-4o は今も使える。ただし gpt-4o-2024-05-13 は2026年10月23日に止まる
  • 音声・TTS・文字起こしの「4o」系も、2027年1月6日・1月20日・2月26日に順に止まる
  • 移行先のGPT-6 Lunaは入力$0.10・出力$0.50と安いが、推論の既定値が medium なので、まず none で試す。temperature など使えなくなるパラメータにも注意
  • ファインチューニングで作ったモデルは同じ方法で作り直せない。プロンプトの工夫・RAG・他社モデルなどへの切り替えを考える
  • Azure OpenAIは別日程なので、Microsoft Learnの表で確認する

まずは shutdown_date とコード検索で、自社が使っているモデルと期限を洗い出すところから始めてください。

このツールを自社のシステムや業務にどう組み込むか、ご提案します

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AI革命

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編集部

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