AIツール2026年10月更新

Gemini 4とは?最初のモデル「Argon」はいつ使える?性能・料金・Gemini 3.1 Proとの違い【2026年10月】

公開日: 2026/05/20
更新日: 2026/10/03
Gemini 4とは?最初のモデル「Argon」はいつ使える?性能・料金・Gemini 3.1 Proとの違い【2026年10月】

この記事のポイント

Gemini 4はGemini 3系の次の世代で、2026年9月30日に最初のモデル「Gemini 4 Argon」が発表されました(Google I/O 2026での発表ではありません)。10月4日時点で一般ユーザーはまだ使えません。提供時期、API料金、Gemini 3.1 Pro・3.8 Flashとの違い、今どのモデルを使うべきかを整理します。

Gemini 4は、Google DeepMindが開発するGemini 3系の次の世代のモデル群で、2026年9月30日(米国時間/日本時間10月1日)に最初のモデル「Gemini 4 Argon」が発表されました。 ただし2026年10月4日時点で使えるのは審査を通ったサイバー防御担当者とGoogle社内だけで、Geminiアプリや一般向けのAPIではまだ使えません。

よく誤解されますが、2026年5月19日のGoogle I/O 2026でGemini 4は発表されていません。I/Oで発表されたのはGemini 3.5 Flashで、Gemini 4が登場したのはその約4か月後です。

この記事でわかること

  • 「Gemini 4(世代名)」と「Gemini 4 Argon(最初のモデル)」の関係
  • Gemini 4はいつ・誰から使えるのか(日本のプランごとの見通し)
  • Google I/O 2026から10月までの流れと、Gemini 3.5 Proがどうなったか
  • Gemini 3.1 Pro・3.8 Flashとの違い(料金・出力上限・今使えるか)
  • API料金の要点と、「来週公開」などの噂の確かめ方
  • Gemini 4を待つべき人、今あるモデルを使うべき人

こんな人に向けた記事です: 「Gemini 4が出た」というニュースを見て、自分が使えるのか確かめたい人。GeminiのAPIや有料プランを検討していて、今のGemini 3.1 Proや3.8 Flashから乗り換えるべきか迷っている人。社内のAI選定でGoogleの次の一手を把握しておきたい人。

Argonというモデル単体のベンチマーク全項目や1タスクあたりのコスト試算は、Gemini 4 Argonとは?性能・料金・他社モデル比較で詳しく扱っています。この記事は「Gemini 4世代の全体像」と「今どれを使うか」の判断に絞って整理します。


Gemini 4とは?世代名と最初のモデル「Argon」の関係

Gemini 4は「世代」の名前で、Gemini 4 Argonはその世代で最初に出たモデルです。 Gemini 3世代の中に「3.1 Pro」「3.8 Flash」などのモデルがあるのと同じ関係で、2026年10月4日時点でGemini 4世代のモデルはArgonの1つだけです。

Gemini 4 Argonの発表を伝えるGoogle公式ブログのビジュアル

出典: Google公式ブログ

Google公式ブログの発表タイトルは「Gemini 4 Argon: our next era of frontier intelligence」です。公式はArgonを「長く複雑な作業でも深い推論を続けられるモデル」と説明しており、得意分野としてソフトウェア開発、法務・金融などの知識労働、サイバー防御を挙げています。日本経済新聞は「Google、7カ月ぶり上位AI更新で挽回狙う」と報じました。2026年2月のGemini 3.1 Pro以来、約7か月ぶりの最上位モデル更新という意味です。

項目

内容(2026年10月4日時点)

世代名

Gemini 4

最初のモデル

Gemini 4 Argon(2026年9月30日・米国時間に発表)

開発元

Google DeepMind

提供形態

クローズドモデル(API・Geminiアプリで提供予定)

最大出力

100万トークン(従来のGeminiは約6.4万トークン)※公式

入力コンテキスト長

公式の記載なし(第三者のArtificial Analysisは100万トークンと表記)

APIモデルID

未公開

今使える人

Fairwind Program参加者(審査済みのサイバー防御担当)、Google社内

次の提供先

有料APIユーザー、Google AI Ultra加入者(日付は未発表)

日本での提供

未発表

ほかのGemini 4モデル

名前・時期とも未発表

「Pro」ではなく「Argon」という名前になった

これまでのGeminiは「Pro」「Flash」「Flash-Lite」でモデルを分けていましたが、Gemini 4の最初のモデルは元素名の「Argon(アルゴン)」です。Googleは名前の由来も、従来の「Pro」との関係も説明していません。9to5Googleは「今後のGemini 4モデルにも元素名が使われる可能性がある」と書いていますが、これは推測の段階です。

位置づけとしては、Gemini 3世代の最上位だった3.1 Proの後を継ぐ、Googleの最上位モデルと考えてよいでしょう。Geminiのサービス全体(アプリ・プラン・機能)から知りたい場合は、Geminiとは?機能・料金プランの解説が入口になります。


Gemini 4はいつ使える?10月4日時点の提供状況

2026年10月4日時点では、一般の個人・企業・開発者はGemini 4 Argonを使えません。 Googleは「サイバー能力が高いため、まず防御側に渡してから広げる」という方針で、提供先を段階的に広げています。

段階的な提供の流れ

段階

対象

状況(2026年10月4日時点)

第1段階

Fairwind Program参加者(政府・重要インフラ・セキュリティ企業など防御側、要審査)、Google社内

提供中

第2段階

有料APIユーザー、Google AI Ultra加入者

予定(日付未発表)。公式は「近く提供を始める」とだけ説明

第3段階以降

無料・Plus・Proプラン、Vertex AI・Gemini Enterpriseなど

未発表

10月4日に公式ページを確認したところ、Gemini API料金ページ、Gemini API changelog(最新は9月22日の更新)、Geminiアプリのリリースノート(最新は9月30日の「Skills」機能)、サブスクリプションページのどれにも、Gemini 4やArgonはまだ載っていませんでした。

日本のGeminiプランとの対応

Geminiのサブスクリプションプランを紹介する公式ページのビジュアル

出典: Gemini 公式サイト

プラン(日本・月額)

料金

主な内容(公式ページの記載)

Gemini 4 Argon

無料

¥0

Gemini 3.6 Flash、3.1 Pro(制限あり)

提供予定の発表なし

Google AI Plus

¥725

無料版の2倍の利用上限、400GBストレージ

提供予定の発表なし

Google AI Pro

¥2,900

無料版の4倍の利用上限、5TB、Deep Researchなど

提供予定の発表なし

Google AI Ultra

¥14,500〜¥32,000

Proの5〜20倍、Deep Think・Gemini Sparkの先行利用

次の提供先として予定(日付・対象の上下どちらのUltraかは未発表)

※料金はGemini公式サブスクリプションページ(2026年10月4日確認)。

日本での提供時期や日本語性能について、Googleは何も発表していません。Ultraで先に使えるようになっても、地域が米国から始まる可能性はあります。Ultraのプラン内容はGoogle AI Ultraの解説にまとめています。

「来週公開」の噂と、公式情報の確かめ方

10月2〜3日ごろから、Xなどで「Gemini 4 Argonが来週一般公開される」という投稿が出回っています。ただし10月4日時点で公式発表はなく、AICoder(10月3日)も「公式ドキュメントに記載がなく未確認」と検証しています。噂ではなく、次の公式ページで確かめるのが確実です。

確認先

見るポイント

Google公式ブログ(Argon発表記事)

提供範囲の追記・続報

Gemini API 料金ページ

Gemini 4の行が追加されたか、導入価格の終了日

Gemini API changelog

モデルIDの公開、Preview/Stableの区分

Geminiアプリ リリースノート

Ultraでの提供開始、対象地域

非公式の「先行利用」サービスに注意

「Gemini 4を今すぐ無料で使える」とうたうWebサイトやブラウザ拡張、APIの再販サービスには注意が必要です。公式APIにモデルが載っていない以上、名前だけ借りた別のモデルだったり、入力したデータが第三者に渡ったりするおそれがあります。公式の入口は gemini.google、Google AI for Developers(ai.google.dev)、Google Cloudだけです。


Google I/O 2026からGemini 4発表までの流れ

「Google I/O 2026でGemini 4が発表された」という情報は誤りです。 5月のI/OではGemini 3.5 Flashが発表され、その後もGemini 3系の更新が続き、9月末にようやくGemini 4の最初のモデルが出ました。

Google I/O 2026で発表されたGemini 3.5 Flashの公式ブログ画像

出典: Google Blog 公式

日付

出来事

2025年11月

Gemini 3 Pro リリース

2026年2月

Gemini 3.1 Pro リリース(APIでは今もPreview)

2026年5月19日

Google I/O 2026。発表されたのはGemini 3.5 Flashで、Gemini 4の発表はなし

2026年7月21日

Gemini 3.6 Flashなどを発表。同時にGemini 4の事前学習を始めたと公表

2026年8月

Gemini 3.7 Flash リリース

2026年9月2日

Gemini 3.8 Flash / 3.8 Flash Cyber リリース、Fairwind Program開始

2026年9月23〜24日

Google DeepMindのKoray Kavukcuoglu氏が「Gemini 4はポストトレーニングの段階で、年末よりかなり早く出したい」と発言(報道経由)

2026年9月30日(日本時間10月1日)

Gemini 4 Argon 発表。Fairwind Program参加者への提供開始

2026年10月4日

有料API・Ultraへの提供日は未発表のまま。公式ドキュメントにも未掲載

I/O当日の発表内容はGoogle I/O 2026 全発表まとめで振り返れます。

Gemini 3.5 Proはどうなったのか

I/Oの時点で予告されていたGemini 3.5 Proは、一般提供されないままです。9to5Googleなどは「中止された」と報じていますが、Googleは正式な中止発表をしていません。結果として、3.1 Proの次の最上位モデルの役割をGemini 4 Argonが担う形になりました。経緯はGemini 3.5 Proはいつ?で扱っています。


Gemini 4 Argonの特徴と性能

一番の特徴は、1回の応答で最大100万トークンを出力できることです。 従来のGeminiは約6.4万トークンが上限だったため、およそ15倍になります。

AIモデルのベンチマーク性能を比較するイメージ

出力上限が大きいと、長い文章やコードが途中で切れにくくなり、「続けて」と何度も頼む手間が減ります。公式の説明では、次のような作業が得意です。

  • 大きなコードベースの移行や、エージェント型のコーディング
  • 契約書・調査レポートなど、文書量の多い法務・金融の業務
  • 脆弱性の発見・検証・修正パッチの作成といったサイバー防御
  • 長尺の動画や大量の資料をまとめて読み込む作業

ベンチマークは「大半で首位、一部で劣後」

Googleが公表したベンチマークでは、多くの項目で他社の最上位モデルを上回りました。ただし全項目で勝っているわけではありません。首位の項目数は報道によって数え方が違うため、ここでは代表的な項目だけ示します。

ベンチマーク

Gemini 4 Argon

GPT-6 Astra

Claude Opus 5.5

DeepSWE v1.1(エージェント型コーディング)

77.9%

74.1%

74.2%

Vals Index(知識労働)

68.9%

63.1%

67.0%

LVBench(長尺動画の理解)

91.7%

87.5%

83.7%

FrontierSWE v2(難しいソフトウェア開発)

55.0%

65.5%

62.3%

Terminal-Bench 4.0(ターミナル操作)

57.4%

58.2%

66.4%

出典:Google公式ブログ、VentureBeat(2026年9月30日)。全項目の表とArtificial Analysisなど第三者評価の詳細は、Gemini 4 Argonの解説記事にまとめています。

第三者の評価では、Artificial AnalysisのIntelligence IndexでArgonは53と、GPT-6 Astraと同じ水準です。ハルシネーション率は15%と低めに出ています。国内でもITmediaなどがAstra・Fable・Opusとの違いを取り上げており、「総合力ではトップ集団だが、ターミナル操作や最難関のコーディングでは他社に分がある」というのが現時点での大まかな見方です。


Gemini 4とGemini 3.1 Pro・3.8 Flashの違い

Gemini 4 Argonは「最高性能だがまだ使えないモデル」、Gemini 3.1 Proは「今使える最上位のProモデル(Preview)」、Gemini 3.8 Flashは「今使える安くて速い主力モデル」という関係です。 当面は3.1 Proと3.8 Flashが実務の中心で、Argonは難しい作業向けの上位モデルとして加わる形になります。

項目

Gemini 4 Argon

Gemini 3.1 Pro

Gemini 3.8 Flash

位置づけ

Gemini 4世代の最初のモデル

Gemini 3系の最上位Pro

Gemini 3系の主力Flash

状態

限定提供(一般は未提供)

API:Preview/アプリ:利用可

一般提供中

API入力 / 出力(100万トークンあたり)

$2 / $10(導入価格)→ $4 / $20(通常価格)

$2 / $12(20万トークン以下)、$4 / $18(20万超)

$0.75 / $3.75(2026年12月31日まで)→ $1.50 / $7.50(2027年1月1日から)

最大出力

100万トークン

約6.4万トークン

公式の明記を確認できず(Gemini 3系は約6.4万が中心)

第三者の知能指数(Artificial Analysis)

53

Argonより23ポイント低い

—

向いている作業

長時間のエージェント作業、大規模なコード移行、法務・金融の分析

深い推論が必要で、今すぐ使いたい作業

日常的なチャット、大量処理、速さが必要なアプリ

今すぐ使えるか

×(限定提供のみ)

○

○

※Gemini 3系の料金はGemini API 料金ページ(2026年10月4日確認)。Argonの料金は公式ブログの記載で、料金ページにはまだ載っていません。

Gemini 3.1 Proからの主な変化

Gemini 3.1 Proと比べて大きく変わる点は3つです。

  1. 出力上限が約15倍:3.1 Proの約6.4万トークンから100万トークンへ。長いレポートや大規模なコード生成を1回で出しやすくなります
  2. 導入価格のうちは出力単価が安い:入力は同じ$2で、出力は3.1 Proの$12に対しArgonは$10。ただし通常価格($4 / $20)に戻ると3.1 Proより高くなります
  3. 長時間の作業での粘り強さ:公式は「long-horizon(長い作業)での深い推論」を最大の改良点としており、エージェント型コーディングや知識労働のベンチマークで差が出ています

一方で、Argonは1タスクあたりの出力トークンが多くなりやすい(Artificial Analysisの測定で約6.2万トークン)ため、単価ほどは安くならない可能性があります。予算を組むときは「自分の作業でどれだけ出力されるか」を小さく試して確かめるのが確実です。

Gemini 3.8 Flashも2027年1月に値上げが予定されています。来年のコストを見積もるなら、「Argonは導入価格の終了日が未定」「3.8 Flashは2027年に2倍」という両方の変化を入れておきましょう。


Gemini 4の料金(APIとアプリ)

Gemini 4 ArgonのAPI料金は、導入価格が入力$2・出力$10、導入期間のあとは入力$4・出力$20(いずれも100万トークンあたり)です。 導入価格がいつ終わるかは発表されていません。

AIサービスの料金プランを比較するイメージ

項目

導入価格(最初の期間)

通常価格(導入期間のあと)

入力

$2

$4

出力

$10

$20

キャッシュ入力

入力単価の95%引き($0.10)

入力単価の95%引き(計算上$0.20)

導入価格の終了日

未発表

—

長いプロンプトの割増、Batch・Flexなどの割引、無料枠の有無は、料金ページに載っていないため未確認です。そもそも有料APIで使える日付も決まっていません。

価格の水準でいうと、導入価格はGPT-6.1 Solと同じ、通常価格はClaude Opus 5.5と同じです。他社モデルの料金はGPT-6.1 Solとは、Claude Opus 5.5とは、OpenAI Astraとはで確認できます。

アプリで使えるようになる予定があるのは、今のところGoogle AI Ultra(月額¥14,500〜¥32,000)だけです。Argonだけが目当てなら、提供日と日本での対応が決まってから加入を判断しても遅くありません。


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GPT-6 Astra・Claude Opus 5.5との比較

性能はトップ集団でほぼ横並びで、分野ごとに得意・不得意が分かれます。はっきり違うのは「価格」と「今すぐ使えるかどうか」です。

項目

Gemini 4 Argon

GPT-6 Astra

Claude Opus 5.5

API入力 / 出力(100万トークンあたり)

$2 / $10(導入)→ $4 / $20

$10 / $50

$4 / $20

今すぐ使えるか

使えない(限定提供)

使える

使える

強い分野

エージェント型コーディング、知識労働、長尺動画の理解

難しいソフトウェア開発(FrontierSWE)

ターミナル操作型のエージェント作業

注意点

1タスクの出力トークンが多い

単価が最も高い

導入価格のArgonよりは高い

価格はVentureBeat(2026年9月30日)の比較に基づきます。今すぐ本番で使う必要があるなら、一般提供されているモデルから選ぶほうが確実です。モデル同士の比較はGPT-6 Astra vs Claude Fable 5.1 vs Gemini 3.8、サービス全体の比較はChatGPT vs GeminiやClaude vs Geminiが参考になります。


今後のGemini 4モデルの見通し

Gemini 4 Argon以外のGemini 4モデルは、名前も時期も発表されていません。 「Gemini 4 Pro」「Gemini 4 Flash」という名前は、2026年10月4日時点で公式には存在しません。

ここからは推測です。Gemini 3世代はPro → Flash → Flash-Liteの順に、高性能なモデルから軽いモデルへと広がりました。Gemini 4でも安くて速い軽量版が後に続く可能性はありますが、名前が元素名になるのか、従来の「Flash」になるのかもわかっていません。

今後の確認ポイントは次のとおりです。

  • 有料APIとGoogle AI Ultraでの提供開始日、対象地域(日本を含むか)
  • 導入価格の終了日
  • APIモデルID、入力コンテキスト長、モデルカードの公開
  • Vertex AI・Gemini Enterpriseでの提供時期
  • 日本語性能の評価
  • Gemini 4世代の軽量モデルが出るかどうか

なお、Googleは「サイバー防御用の安全制限を外したArgon」を、信頼できる防御担当者と社内チームに向けて出す予定と説明しています(The Hacker News)。こちらは一般向けではありません。


安全対策と利用時の注意点

Googleは、Argonのサイバー能力が高いことを理由に、提供範囲を絞りながら安全対策を強化しています。 公式ブログでは、一般公開の前に次の4つの対策を強化中と説明しています。

  1. 悪用の防止:サイバー攻撃や化学・生物などの危険な用途への悪用を防ぐ
  2. 間接プロンプトインジェクションへの耐性:Gray Swanのテストで攻撃成功率0.7%
  3. ミスアライメントの監視:思考過程と行動を監視し、必要なら実行を止める
  4. サンドボックスの強化:高リスクな学習・実行環境を隔離する

また、米国政府の任意の事前審査(リリース前のモデルアクセス)にも参加しています。

使えるようになったあと、利用者側で気をつけたいのは次の3点です。

  • エージェントに渡す権限を絞る:攻撃成功率0.7%でもゼロではありません。長時間の自律作業が得意なモデルほど、ファイル・Gmail・社内システムに広い権限を渡したときの影響が大きくなります。社内データやツール権限を渡す前に、自社環境での検証が必要です
  • コストの上限を決める:出力トークンが多くなりやすいので、APIでは利用上限やアラートを先に設定しておきましょう
  • 機密情報の扱いを確認する:企業で使う場合は、Vertex AIなど企業向け環境での提供状況とデータの扱いを確かめてから本番に使いましょう

Gemini 4を待つべき人・今のモデルを使うべき人

「長時間の難しい作業をAIに任せたい開発者や企業」は、Gemini 4 Argonの提供開始を待つ価値があります。 一方、日常的なチャットや大量のAPI処理が中心なら、今使えるGemini 3.8 Flashや3.1 Proで十分です。

Gemini 4を待つのがおすすめの人

  • 大規模なコード移行・リファクタリングを控えている開発チーム:出力100万トークンとエージェント型コーディングのベンチマーク結果が強み
  • 法務・金融の文書業務をAIで自動化したい企業:知識労働のベンチマークで首位
  • 長尺の動画や大量の資料をまとめて扱いたい人:長尺動画理解のベンチマークで高いスコア
  • すでにGoogle AI Ultraに加入している人:次の提供先として予定されているため、プランを変えずに使える見込み(日付・地域は未発表)
  • 導入価格のうちにAPIで検証したい開発者:通常価格に戻る前に、自分の作業でのトークン量とコストを測れる

今のモデルを使うほうがおすすめの人

  • 今すぐ高性能なモデルを業務で使いたい人:提供日が未定なので、Gemini 3.1 Pro、Claude Opus 5.5、GPT-6.1 Solなど今使えるモデルを選ぶほうが確実
  • 無料プラン・AI Plus・AI Proで使いたい人:これらのプランでの提供予定は発表されていない
  • コストを最優先する大量処理の利用者:Gemini 3.8 Flash($0.75 / $3.75、2027年から$1.50 / $7.50)のほうが大幅に安い
  • ターミナル操作中心のコーディングエージェントを使う人:Terminal-Bench 4.0ではClaude Opus 5.5のほうが約9ポイント上
  • 日本語での使い心地を重視する人:日本語性能の公式評価はまだない

用途別の選び方(2026年10月4日時点)

やりたいこと

今のおすすめ

Gemini 4 Argonが使えるようになったら

日常のチャット・調べもの

Geminiアプリ(無料版の3.6 Flash / 3.1 Pro)

変更不要な人が多い

大量のAPI処理・速さ重視のアプリ

Gemini 3.8 Flash

3.8 Flashのまま

深い推論が必要な分析

Gemini 3.1 Pro / Claude Opus 5.5

Argonを試して比較

大規模なコード移行・長時間のエージェント作業

Claude Opus 5.5 / GPT-6.1 Sol / Gemini CLI+3系モデル

Argonが有力候補

サイバー防御の業務

Gemini 3.8 Flash Cyber

Fairwind Programへの参加を検討


Gemini 4の使い方(現時点でできる準備)

現時点で一般の人がGemini 4 Argonを使う方法はありません。 提供が始まったらすぐ試せるよう、次の準備をしておくのが現実的です。

Gemini APIを提供するGoogle AI for Developersの公式ページのビジュアル

出典: Google AI for Developers 公式サイト

  1. Google AI Studioで課金を設定しておく:次の提供先は「有料APIユーザー」なので、Google AI StudioでAPIキーと請求先を用意しておくとスムーズです
  2. 今のGeminiモデルで評価用の作業セットを作る:Gemini 3.1 Proや3.8 Flashで、普段のプロンプトと「良い出力の基準」をまとめておけば、Argonが出たときにそのまま比べられます。ArgonのAPIモデルIDはまだ公開されていないので、推測のIDでコードを書くのは避けましょう
  3. Ultra加入者はアプリのモデル選択を確認する:提供が始まると、Geminiアプリのモデル選択やリリースノートに表示される見込みです
  4. 公式ページを定期的に確認する:料金ページ・changelog・アプリのリリースノートに載ったタイミングが、実際に使えるようになる目安です

Gemini 4についてよくある質問

Gemini 4はGoogle I/O 2026で発表されたのですか?

いいえ。2026年5月19日のGoogle I/O 2026で発表されたのはGemini 3.5 Flashです。Gemini 4の最初のモデル「Gemini 4 Argon」が発表されたのは、4か月以上あとの2026年9月30日(米国時間)でした。

「Gemini 4 Pro」や「Gemini 4 Flash」は出ますか?

2026年10月4日時点で、どちらも名前すら発表されていません。Gemini 4の最初の最上位モデルは「Pro」ではなく「Argon」という名前で出ており、Googleは「Pro」との関係を説明していません。

Gemini 4は無料で使えますか?

現時点では使えません。無料プラン・AI Plus・AI Proでの提供予定も発表されていません。次に使えるようになるのは有料APIユーザーとGoogle AI Ultra加入者の予定です。

「来週一般公開」という噂は本当ですか?

10月4日時点で公式の発表はありません。API料金ページやchangelog、アプリのリリースノートにもGemini 4は載っておらず、噂は未確認の段階です。

日本でGemini 4は使えますか?

日本での提供時期は発表されていません。Ultraや有料APIで提供が始まっても、対象地域は公式の案内で確かめる必要があります。

Fairwind Programには一般企業も参加できますか?

Fairwind Programは政府・重要インフラ・セキュリティ企業など、サイバー防御側の組織を対象にした枠組みで、参加には審査があります。業務効率化の目的で一般企業が申し込むものではないと考えておくのが無難です。

Gemini 3.1 Proや3.8 Flashは今後も使えますか?

2026年10月4日時点で、どちらも引き続き使えます。終了予定の発表もありません。ただし3.1 ProはAPIでは今もPreviewで、3.8 FlashのAPI料金は2027年1月1日から2倍になる予定です。


まとめ

Gemini 4は、Google DeepMindによるGemini 3系の次の世代です。Google I/O 2026ではなく、2026年9月30日に最初のモデル「Gemini 4 Argon」が発表され、出力100万トークンとエージェント型コーディング・知識労働などでの高いベンチマーク結果を打ち出しました。

ただし10月4日時点で使えるのは、審査を通ったサイバー防御担当者とGoogle社内だけです。次は有料APIとGoogle AI Ultraの予定ですが、日付は決まっていません。API料金は導入価格が$2 / $10、通常価格が$4 / $20で、Gemini 3.1 Proと比べると出力上限は大きく伸びる一方、通常価格では3.1 Proより高くなります。

  • 今すぐAIを使いたい人:Gemini 3.8 Flash・3.1 Pro、または他社のClaude Opus 5.5やGPT-6.1 Solを使う
  • 長時間の難しい作業を任せたい開発者・企業:APIの課金と評価用の作業セットを準備して、提供開始を待つ
  • Gemini 4 Pro / Flashを待っている人:名前も時期も未発表なので、公式ページを確認しながら判断する

Argonの性能や実際のコストをもっと詳しく知りたい場合はGemini 4 Argonとは、Geminiシリーズ全体はGeminiとは、生成AIツール全体の選び方は生成AIツールおすすめ比較で確認できます。

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この記事の著者

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