Gemini CLI廃止と移行方法|Antigravity CLI完全ガイド・6月18日停止後の対応・インストール手順・Claude Codeとの比較

この記事のポイント
Gemini CLIは2026年6月18日に個人向けの提供を停止しました。自分が対象かどうかの判定、Antigravity CLI(agy)のインストールと設定の移し方、Claude Codeとの比較、10月に新規販売が終わった企業向けCode Assistの扱いまで、公式情報をもとに整理します。
Gemini CLIは、2026年6月18日に個人向けのログイン利用が止まりました。 Google AI Pro / Ultra や無料の Gemini Code Assist for individuals でサインインしていた人は、公式の移行先である Antigravity CLI(コマンド名 agy) に移るか、有料の Gemini API キーで Gemini CLI を使い続けるか、Claude Code などに乗り換えるかを選ぶことになります。
企業向けの Gemini Code Assist Standard / Enterprise も、2026年10月9日に新規販売が終わりました。いま契約している組織も、2027年の更新期限までに移行先を決めておく必要があります。
この記事でわかること:
- 6月18日の停止で、誰が何を使えなくなったのか(自分が対象かの判定)
- 企業ライセンス(Standard / Enterprise)の販売終了と更新期限
- Antigravity CLI とは何か、Gemini CLI と何が違うのか
agyのインストールから、拡張機能・スキル・MCP設定の移し方まで- Antigravity CLI・Claude Code・APIキーでの継続の比較と選び方
- 権限設定とセキュリティ上の注意点
こんな人に向けた記事です: gemini コマンドが動かなくなった個人開発者、社内スクリプトや CI で Gemini CLI を呼んでいるチーム、移行先を Antigravity CLI と Claude Code で迷っている人。
まず確認:自分はGemini CLI廃止の対象か
個人のGoogleアカウントでログインして使っていた人は、6月18日の時点で対象になり、すでに使えなくなっています。 一方、有料のAPIキーで動かしている人や、企業向けライセンスを持つ組織は今も使えます。ただし企業向けにも販売終了と更新期限が決まりました。
Googleは2026年5月19日(Google I/O 2026)に Google Developers Blog と GitHub Discussion #27274 で、Gemini CLI から Antigravity CLI への移行を発表しました。公式の廃止スケジュールは次のとおりです。

対象 | 廃止扱いになった日(公式表記) | 停止・期限 | 状況(2026年10月時点) |
|---|---|---|---|
Google AI Pro / Ultra、無料の Code Assist for individuals | 2026-05-18 | 2026-06-18 停止 | Gemini CLI と Code Assist のIDE拡張がリクエストを処理しない |
Gemini Code Assist on GitHub(個人向け) | 2026-06-18(新規インストール停止) | 2026-07-17 停止 | 停止済み |
Code Assist Standard / Enterprise の新規契約 | 2026-10-09 | 新規購入不可 | 新しく契約できない |
Standard / Enterprise の追加ライセンス | — | 2027-01-31 まで | 以降は追加購入できない |
年間契約の更新 | — | 2027-01-31 まで | 以降は更新できない |
月間契約の更新 | — | 2027-12-31 まで | 以降は更新できない |
出典: Google「Feature deprecations」「Gemini Code Assist sunset」
6月18日に使えなくなったユーザー
対象 | 何が起きたか |
|---|---|
無料の Gemini Code Assist for individuals | Googleアカウントでログインした |
Google AI Pro 契約者 | 同じく、ログインした |
Google AI Ultra 契約者 | 同じく、ログインした |
VS Code・JetBrains などの Code Assist IDE拡張(個人) | 拡張機能もリクエストを処理しない |
Code Assist on GitHub(個人向け) | 6/18に新規インストール停止、7/17に停止 |
今も使えるユーザー
対象 | 状況 |
|---|---|
有料の Gemini API キー / Gemini Enterprise Agent Platform のAPIキーで Gemini CLI を使う人 | 継続して使える |
Code Assist Standard / Enterprise を契約中の組織 | 契約期間中は使える(新規販売は10/9で終了) |
Google Cloud 経由の Code Assist for GitHub | 6/18時点では「変更なし」と案内 |
Standard / Enterprise の契約が終わったあとに、Gemini CLI のログイン利用がどうなるかには注意しておきたいところです。この点は GitHub の Issue #29712(2026年10月11日起票)で質問が出ていますが、現時点でメンテナーからの回答はありません。企業で使っている場合は「契約が続く限り大丈夫」と考えず、更新期限を基準に移行計画を立てておくほうが安全です。
Gemini CLI そのものの機能や、これまでの位置づけは「Gemini CLIとは」で解説しています。
移行先の3つの選択肢

選択肢は「Antigravity CLI に移る」「有料APIキーで Gemini CLI を続ける」「Claude Code など別のツールに乗り換える」の3つです。 設定をなるべくそのまま使いたいなら Antigravity CLI、今の環境を変えたくないなら APIキーで継続、Gemini にこだわらないなら Claude Code が候補になります。
選択肢1: Antigravity CLI(公式の移行先)
Googleが用意した後継ツールです。GEMINI.md / AGENTS.md をそのまま読み込み、拡張機能を取り込む agy plugin import gemini もあります。Google AI Pro / Ultra の契約をそのまま使えるのも利点です。
一方で、公式も「最初から1対1の機能互換はない」と書いています。ソースコードは公開されておらず、無料枠の上限が厳しいという声も多く出ています。
選択肢2: Claude Code(Anthropic製)
ターミナルで動くAnthropicのコーディングエージェントです。Pro(月払い$20、年払いなら月$17相当)以上の有料プランか、APIの従量課金で使えます。無料プランでは使えず、Geminiのモデルも選べません。GEMINI.md は読まないため、CLAUDE.md へ移す作業が必要です。機能の全体像は「Claude Codeとは」にまとめています。
選択肢3: 有料APIキーで Gemini CLI を使い続ける
Gemini CLI は Apache 2.0 のまま公開されており、Googleはモデル対応・バグ修正・セキュリティ修正の更新を続けると説明しています。有料の Gemini API キー(環境変数 GEMINI_API_KEY)や Gemini Enterprise Agent Platform のキーで認証すれば、gemini コマンドは今も使えます。料金はサブスクリプションではなくAPIの従量課金になります。Agent Platform 経由の使い方は「Gemini Enterprise Agent Platformとは」を参照してください。
企業・チームで使っている場合の注意点
企業では、個人の端末より社内スクリプトや CI に残った gemini の呼び出しに気をつけたいところです。 誰かの個人アカウントでログインして動かしていたジョブは6月18日から失敗しているはずで、Standard / Enterprise 契約の組織も2027年の更新期限までに移行先を決める必要があります。
最初に次の4点を洗い出しておくと、移行の範囲がはっきりします。
確認すること | 見る場所の例 | 対応の方向 |
|---|---|---|
| CI の設定ファイル、cron、社内のシェルスクリプト |
|
認証の方法 | 個人OAuth か、APIキーか、Code Assist のライセンスか | 個人OAuthで動かしているものは最優先で直す |
共有している設定 | リポジトリ内の | Antigravity CLI ならスキルとMCP設定の場所を移す |
契約の更新日 | Google Cloud の契約・請求情報 | 年契約は2027-01-31、月契約は2027-12-31が更新の最終期限 |
Antigravity を組織で使う場合は、Google Cloud 経由の Business プラン(Gemini Enterprise)が窓口になります。デスクトップアプリの Antigravity 2.0 と CLI は Enterprise に対応していますが、単体エディタの Antigravity IDE は Enterprise に対応していない点に注意してください。
AIツールで作った試作のスクリプトや社内ツールを、社内の実データや既存システムにつないで業務で使い続けるなら、ツールの乗り換えとは別に、権限の管理、障害時の連絡先、保守を誰が担うかを決めておく必要があります。その段階で何が必要になるかは「AIで作ったアプリを開発会社へ引き継ぐには」で整理しています。
Antigravity CLIとは
Antigravity CLI は、Gemini CLI の後継としてGoogleが2026年5月19日に公開したターミナル用のAIエージェントです。 コマンド名は agy で、デスクトップアプリの Antigravity 2.0 と同じエージェント基盤を使います。名前を変えただけではなく、Go で作り直されています。

項目 | Gemini CLI | Antigravity CLI |
|---|---|---|
コマンド名 |
|
|
実装言語 | TypeScript | Go |
ソース公開 | Apache 2.0 で公開 | 非公開(GitHubはREADME・CHANGELOG・デモ中心) |
個人ログインでの利用 | 2026-06-18 に停止 | 無料 / AI Pro / AI Ultra で利用可 |
使えるモデル | Gemini系 | Gemini系に加えて Claude 系なども(プランで異なる) |
実行の仕方 | 対話型が中心 | バックグラウンドでの非同期マルチエージェントに対応 |
コンテキストファイル |
|
|
拡張の仕組み | Extensions | Antigravity plugins |
Antigravity 全体(デスクトップアプリやIDEを含む)の概要は「Google Antigravityとは」で解説しています。
Gemini CLIから引き継がれた機能
公式ブログでは、次の機能が Antigravity CLI に引き継がれると案内されています。
GEMINI.md/AGENTS.md: 書き直さずに使える(ワークスペース直下と~/.gemini/GEMINI.mdを読む)- Agent Skills: 使える。ただしワークスペースのスキルは置き場所が変わる
- Hooks: 継続
- Subagents: 継続
- Extensions: Antigravity plugins として取り込む
一部のターミナルテーマや実験的な表示オーバーレイは、移行ガイドで非対応・部分対応とされています。
使えるモデル(2026年10月時点)
公式のモデル一覧では、プランによって使えるモデルが分かれています。
モデル | 無料 | AI Pro | AI Ultra | Enterprise | 補足 |
|---|---|---|---|---|---|
Gemini 4 Argon | × | ○ | ○ | ○ | IDEでは使えない |
Gemini 3.8 Flash | ○ | ○ | ○ | ○ | |
Gemini 3.7 Flash / 3.6 Flash / 3.1 Pro | × | × | × | ○ | Enterpriseのみ |
Claude Sonnet 5.5 / Opus 5.5(Thinking) | × | ○ | ○ | ○ | |
Claude Sonnet 4.6 / Opus 4.6(Thinking) | ○ | ○ | × | × | 2026-11-02 に削除予定 |
GPT-OSS-120B | ○ | ○ | ○ | × | 2026-11-02 に削除予定 |
出典: Antigravity 公式ドキュメント(Models)
AI Pro の無料トライアル中は、Claude 5.5 系と Gemini 4 Argon は使えません。無料プランで Claude を使っている人は、11月2日に 4.6 系が外れると選べる Claude がなくなる点も覚えておいてください。モデルの違いは「Geminiとは」「Claude vs Gemini 比較」も参考になります。
最近のアップデート
公式の CHANGELOG では、2026年10月時点で v1.4.0 が最新です。夏以降の主な変更は次のとおりです。
- v1.4.0: タブのステータス表示、
alt+mの追加、agy plugin validateの強化 - v1.3.6: ADC(Application Default Credentials)でサインインしたときに Claude Opus / Sonnet 5.5 を選べるように
- v1.3.5: Auto mode(
--mode auto)と/compactを追加 - v1.3.3: macOS のサンドボックスが
~/Library/Application Supportの読み取りを既定でブロック - v1.3.2:
--dangerously-skip-permissionsを付けてもプランの自動承認はしない仕様に
単体エディタの Antigravity IDE は2026年8月13日の 2.5.5 が最後のリリースで、以降はデスクトップアプリと CLI が開発の中心になっています。
料金・プラン
Antigravity CLI は無料でも使えますが、日常的な開発に使うなら Google AI Pro 以上を考えたほうが現実的です。 公式の料金ページでは、Pro と Ultra の金額は表示されていません(2026年10月時点)。
プラン | 価格 | 主な内容 |
|---|---|---|
Individual(無料) | $0/月 | 複数のエージェントモデル、Tab補完とCommandは無制限、基本の週次レート制限 |
Google AI Pro | 公式ページに金額表示なし(海外報道では月$19.99) | 無料より多いレート制限、AIクレジットのプール |
Google AI Ultra | 公式ページに金額表示なし(海外報道では月$99.99 / $199.99の2段階) | Proよりさらに多いレート制限、最新Geminiモデルの優先利用 |
Business(Google Cloud経由) | Standard / Plus は1席あたり月$30〜、席料$0の従量課金プランもあり | App・CLI・IDE拡張で利用、利用上限の設定、管理者機能 |
出典: Antigravity 公式料金ページ(Pro / Ultra の金額は海外報道ベース)
海外の報道では、2026年5月に Ultra へ$100の段階が追加され、上位の Ultra が$250から$200に下がったと伝えられています。Pro / Ultra は5時間ごとに枠が戻り、週の上限もあります。日本円での価格と、具体的なリクエスト上限は公式の料金ページとGoogleアカウントの契約画面で確認してください。
無料枠については、The Register の報道や GitHub の Discussion で「数回のリクエストで週の上限に達した」という開発者の声が多く出ています。無料プランは試用向けと考えておくのが無難です。
Claude Code の料金は「Claude Code 料金」で詳しく比べています。
移行手順(ステップバイステップ)
gemini から agy への移行は、インストール → 認証 → 拡張機能の取り込み → スキルとMCP設定の移動 → 動作確認の順に進めます。 拡張機能は半自動で移せますが、ワークスペースのスキルとMCP設定は手で直す必要があります。

Step 1: Antigravity CLI をインストールする
# macOS / Linux
curl -fsSL https://antigravity.google/cli/install.sh | bash
# Windows PowerShell
irm https://antigravity.google/cli/install.ps1 | iex
# Windows CMD
curl -fsSL https://antigravity.google/cli/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd公式の手順では、実行ファイルは macOS / Linux なら ~/.local/bin/agy、Windows なら C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\agy\bin に置かれます。PATH が通っていない場合はインストーラーの案内に従って追加してください。
agy --versionバージョンが表示されれば完了です。インストールスクリプトは必ず antigravity.google ドメインのものを使ってください。
Step 2: 認証する
agy初回起動でサインインの手順が始まります。認証方法は設定の auth.type で切り替えます。
| 使う場面 |
|---|---|
| 個人のGoogleアカウント(無料 / AI Pro / AI Ultra) |
| Gemini Enterprise(Preview)。 |
| Gemini API キー( |
| Agent Platform(Preview)。APIキーかADCで認証 |
Vertex AI 経由で使う場合は、GOOGLE_GENAI_USE_VERTEXAI=True・GOOGLE_CLOUD_PROJECT・GOOGLE_CLOUD_LOCATION を設定し、gcloud auth application-default login を実行します。
旧 Gemini CLI の設定が残っている環境では、初回起動時にチェックリスト形式の移行ウィザードが表示されます。拡張機能とグローバル設定の変換、セッショントークンのOSキーリングへの移動、表示設定の引き継ぎを、ここでまとめて進められます。
Step 3: 拡張機能をプラグインとして取り込む
agy plugin import geminiGemini CLI の拡張機能を Antigravity plugins に変換します。結果は skills / agents / commands / mcpServers ごとに「converted(変換済み)」「migrated(移行済み)」「skipped(スキップ)」で表示されます。skipped と出たものは手で対応してください。取り込んだあとは agy plugin list で一覧を確認できます。
Step 4: スキルの置き場所を移す
範囲 | Gemini CLI | Antigravity CLI |
|---|---|---|
グローバル |
|
|
ワークスペース |
|
|
リポジトリでスキルを共有しているチームは、.gemini/skills/ を .agents/skills/ に移してコミットしておくと、メンバー全員の移行が楽になります。スキルの書き方そのものは Claude Code とも共通点が多く、「Claude Code Skills 活用ガイド」も参考になります。
Step 5: MCP設定を移す(MCPサーバーを使っていた場合)
Gemini CLI では ~/.gemini/settings.json の中にMCPサーバーを書いていましたが、Antigravity CLI では mcp_config.json という別のファイルに分かれました。
範囲 | Antigravity CLI の設定ファイル |
|---|---|
グローバル |
|
ワークスペース |
|
リモート(SSE / WebSocket)のMCPサーバーは、キー名も変わります。
// Gemini CLI(旧): ~/.gemini/settings.json の中に書く
{
"mcpServers": {
"example": { "url": "https://example.com/mcp" }
}
}
// Antigravity CLI(新): mcp_config.json に分けて書く
{
"mcpServers": {
"example": { "serverUrl": "https://example.com/mcp" }
}
}url / httpUrl を serverUrl に変えるのがポイントです。MCPの基本は「MCPとは」で解説しています。
Step 6: 動作確認と権限設定
最後に、普段の作業に近いプロンプトを1つ流して、スキル・MCPサーバー・コンテキストファイルが読まれているかを確かめます。単発で試すなら agy "このリポジトリの構成を説明して" のように引数でプロンプトを渡せます。
あわせて ~/.gemini/antigravity-cli/settings.json の権限設定も見直しておきましょう。少なくとも、rm -rf や sudo、.git/ や ~/.ssh への書き込みを deny に入れておくと安心です。
Claude Code に移る場合の手順
Claude Code を選ぶ場合は、次の3点を移せば、普段の使い方に近い状態から始められます。
- インストール:
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash(macOS / Linux / WSL)、Windows はirm https://claude.ai/install.ps1 | iex。Homebrew(brew install --cask claude-code)や WinGet(winget install Anthropic.ClaudeCode)でも入れられます。claude --versionとclaude doctorで確認します - コンテキストファイル: Claude Code は
GEMINI.mdを読まないので、内容をCLAUDE.mdに移します - MCP設定: プロジェクトの
.mcp.jsonかユーザー設定に書き直します。詳しくは「Claude Code MCP連携ガイド」を参照してください
動作環境は macOS 13以降、Windows 10(1809)以降、Ubuntu 20.04以降などで、メモリは4GB以上が目安です。始め方の全体は「Claude Code 使い方ガイド」にまとめています。
Gemini CLI・Antigravity CLI・Claude Code の比較表

出典: google-gemini/gemini-cli(GitHub)
Gemini の契約と設定をそのまま使いたいなら Antigravity CLI、今の環境を変えたくないなら APIキーで Gemini CLI、ツールごと乗り換えてよいなら Claude Code が候補です。 公式で確認できた項目だけで比べると、次のようになります。
比較項目 | Gemini CLI(APIキーで継続) | Antigravity CLI | Claude Code |
|---|---|---|---|
現在の状況 | 個人ログインは停止、APIキー認証は利用可 | 提供中(公式の後継) | 提供中 |
料金 | Gemini API の従量課金 | 無料〜(Pro / Ultra / Business) | Pro 月$20(年払いで月$17相当)〜、Max 月$100〜 |
無料で使えるか | 有料APIキーが必要 | 無料プランあり(上限は厳しめ) | 使えない |
使えるモデル | Gemini系 | Gemini系 + Claude系など(プランで異なる) | Claude系 |
コンテキストファイル |
|
|
|
MCP設定 |
|
|
|
権限の考え方 | 従来どおり | allow / ask / deny(deny優先)、未設定の操作は確認 | 許可・確認・拒否のルールを設定 |
ソース公開 | Apache 2.0 | 非公開 | OSSライセンスでの公開は公式に確認できない |
企業向け | Code Assist は新規販売終了 | Business プラン(Gemini Enterprise) | Team / Enterprise、Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry経由も可 |
ベンチマークのスコアはモデルの更新で順位が入れ替わりやすいため、この表には載せていません。モデルの性能で選びたい場合は、手元のリポジトリで同じタスクを両方で試してみるのが確実です。AIコーディングツール全体の比較は「AIコーディングツール おすすめ比較」で扱っています。
用途別の選び分け
こんなとき | 選ぶもの | 理由 |
|---|---|---|
Google AI Pro / Ultra を契約している | Antigravity CLI | 追加の費用なしで移れる |
スキル・拡張機能・ | Antigravity CLI | 取り込み機能があり、コンテキストファイルはそのまま使える |
CI で | Gemini CLI + 有料APIキー | コマンドを変えずに認証だけ切り替えられる |
OSSのツールでないと社内で使えない | Gemini CLI + 有料APIキー | 3つのうち Apache 2.0 で公開されているのは Gemini CLI だけ |
Claude のモデルを中心に使いたい | Claude Code | Claude専用で、Anthropic公式のツール |
VS Code の Code Assist 拡張の代わりを探している | Claude Code / Cursor など | IDEでの補完やエージェント機能を使える |
IDE中心で考えるなら「Cursor vs Claude Code」や「OpenAI Codexとは」も選択肢になります。
セキュリティリスクと注意事項
Antigravity CLI は、設定していない操作を実行前に確認する仕組みになっています。 ただし、確認を省略するオプションやフルアクセスの設定を使うと、その仕組みは働きません。過去に見つかった脆弱性は主に IDE 版が対象で、修正済みのものもあります。

CLIの権限設定(allow / ask / deny)
権限は ~/.gemini/antigravity-cli/settings.json で、allow(許可)・ask(確認)・deny(拒否)の3つのリストに書きます。優先されるのは deny → ask → allow の順です。
リスト | 書き方の例 | 意味 |
|---|---|---|
allow |
| git コマンドは確認なしで実行 |
allow |
| ビルド・lint・テストだけを許可 |
allow |
| src/ への書き込みと linter のMCPツールを許可 |
ask |
| それ以外のコマンドとDB更新は毎回確認 |
deny |
| 削除と管理者権限での実行を禁止 |
deny |
| Gitの内部ファイルとSSH鍵への書き込みを禁止 |
出典: Antigravity 公式ドキュメント(Permissions)
CLIの既定では、ワークスペース内のファイル操作は自動で許可され、コマンド実行(command)、MCP、URLの読み込み・実行(read_url / execute_url)など、どのリストにも書いていない操作は確認が求められます。デスクトップアプリには Default(サンドボックス有効・ネットワークなし)・Request Review・Turbo(制限なし)の3つのプリセットがあり、Turbo は信頼できる環境でだけ使うようにしてください。
サンドボックスは macOS では Seatbelt、Linux では nsjail で動きます。strict mode を有効にすると、ターミナルのサンドボックスは常にオン、ネットワークは常にオフになると DevelopersIO(クラスメソッド)が紹介しています。
これまでに報告された脆弱性
報告元 | 対象 | 内容 | 修正状況 |
|---|---|---|---|
Pillar Security(2026年4月公開) | Antigravity IDE |
| 2026-01-07 報告、2026-02-28 修正済み |
Mindgard / PromptArmor(2025年末) | Antigravity IDE | プロンプトインジェクションと、信頼済みワークスペースを使った永続的なバックドア | 2026年の修正前のIDEが対象 |
いずれも IDE 版についての報告で、CLI が対象になったという報告は確認できていません。とはいえ CLI もファイルやコマンドを扱うエージェントなので、外部から受け取ったリポジトリを開くときは deny リストを先に整えておくのが安心です。AIコーディング全般のリスクは「AIコーディング セキュリティ リスク」で解説しています。
安全に使うための設定
- deny リストに破壊的なコマンドと機密ファイルを入れる:
rm -rf・sudo・.git/・~/.sshなど --dangerously-skip-permissionsは使い捨ての環境でだけ使う: v1.3.2 以降もプランの自動承認はしないが、コマンドは確認なしで動く- Turbo プリセット(アプリ)は信頼できるリポジトリに限る: 2025年12月には Turbo モードでドライブの中身が消えたという報告もある
- インストールは公式ドメインのスクリプトから:
antigravity.google(Claude Code ならclaude.ai) - 業務データは Business プランで扱う: 無料・個人プランでの入力データの扱いは、公式の利用規約とプライバシー通知で確認する
Claude Code 側の権限設定は「Claude Codeのセキュリティと安全な使い方」にまとめています。
非公式の経路で接続しない
2026年2月、Googleは OpenClaw などの非公式な経路で Antigravity に接続していたユーザーを、不正利用を理由に遮断したと報じられています。Antigravity のモデルは、公式のアプリ・CLI・APIから使うようにしてください。
こんな人はAntigravity CLI向き / こんな人はClaude Codeに乗り換えるべき

出典: Claude Code公式サイト(Anthropic)
Google AI Pro / Ultra を契約していて、Gemini CLI の設定を作り込んでいる人は Antigravity CLI が向いています。 Claude のモデルを主に使いたい人や、Gemini にこだわらない人は Claude Code を検討してください。
Antigravity CLIがおすすめな人
- Google AI Pro / Ultra を契約している人: 追加の費用なしで、同じ契約のまま移れる
GEMINI.md・スキル・拡張機能を作り込んでいる人: コンテキストファイルはそのまま、拡張はagy plugin import geminiで取り込める- Gemini と Claude を1つのツールで切り替えたい人: AI Pro 以上なら Claude 5.5 系も選べる
- 長い作業をバックグラウンドで並行させたい人: 非同期のマルチエージェントに対応している
- Google Cloud で開発環境を管理している組織: Business プランで管理者機能と利用上限を設定できる
Antigravity CLIをおすすめしない人
- OSSのツールしか使えない人・組織: ソースは公開されていない
- 無料で日常的に使いたい人: 無料枠の週次上限にすぐ達するという報告が多い
- 単体エディタの Antigravity IDE を企業で使いたい人: IDE は Enterprise に対応しておらず、新しいリリースも止まっている
Claude Codeがおすすめな人
- Claude のモデルを中心に使いたい人: Anthropic公式のツールで、Opus / Sonnet をそのまま使える
- Gemini CLI の設定が少なく、移す手間が小さい人:
GEMINI.mdをCLAUDE.mdに移す程度で済む - AWS・Microsoft の環境で使いたい企業: Amazon Bedrock や Microsoft Foundry 経由でも使える
- Code Assist の IDE 拡張の代わりを探している人: VS Code などのエディタからも使える
詳しくは「Claude Codeとは」をご覧ください。
Claude Codeをおすすめしない人
- 無料で使いたい人: 有料プランかAPIの従量課金が必要
- Gemini のモデルを使い続けたい人: Gemini は選べない
APIキーで Gemini CLI を使い続けるのがおすすめな人
- CI やスクリプトで
geminiを呼んでいて、すぐに書き換えられない人: 認証をAPIキーにすればコマンドはそのまま - OSSのCLIを使い続けたい人: Gemini CLI は Apache 2.0 で、修正も続けられている
- 使った分だけ払うほうが安い人: 利用量が少ないなら、月額プランより従量課金のほうが安く済むことがある
よくある質問(FAQ)
Q: 6月18日を過ぎて gemini を個人アカウントで起動するとどうなりますか?
Googleアカウントでのログイン利用は、6月18日にリクエストの処理が止まりました。GitHub の Discussion では、停止直後の数日間に一部のアカウントで 403 と 429 のエラーが混在したという報告がありました。今は、個人ログインでは使えないものとして移行先を選ぶのが前提です。
Q: Gemini Code Assist Standard / Enterprise はいつまで使えますか?
契約期間中は使えます。新規の購入は2026年10月9日に終わり、追加ライセンスと年間契約の更新は2027年1月31日、月間契約の更新は2027年12月31日が最後です。更新が終わったあとに Gemini CLI のログインがどうなるかは、まだ公式の回答がありません。
Q: GEMINI.md は書き直す必要がありますか?
Antigravity CLI に移る場合は、書き直さなくてかまいません。ワークスペース直下と ~/.gemini/GEMINI.md をそのまま読みます。Claude Code に移る場合は CLAUDE.md への移動が必要です。
Q: agy と打ったら CLI ではなく IDE が起動しました。
古い Antigravity IDE を入れている環境で、同じ名前のコマンドが先に見つかるケースがあります。which agy(Windows は where agy)で実行ファイルの場所を確かめ、~/.local/bin(Windows は AppData\Local\agy\bin)が先に来るよう PATH を見直してください。コミュニティでは、環境変数 ANTIGRAVITY_HEADLESS=true で回避できたという報告もありますが、公式の手順ではありません。
Q: Antigravity CLI はオープンソースになる予定はありますか?
2026年10月時点で、Googleからオープンソース化の方針は示されていません。GitHub のリポジトリは README・CHANGELOG・デモが中心で、コードは公開されていません。OSSであることが必須なら、APIキーで Gemini CLI を続けるのが現実的です。
Q: Claude Code と Antigravity CLI は併用できますか?
できます。別々のツールなので、同じマシンに両方を入れて使い分けられます。両方を使うなら、AGENTS.md に共通の指示を書き、ツール固有の指示だけを GEMINI.md と CLAUDE.md に分けておくと管理が楽になります(Claude Code が AGENTS.md を直接読むかどうかは公式ドキュメントで確認してください)。
Q: VS Code の Gemini Code Assist 拡張も使えなくなりましたか?
個人向け(無料 / AI Pro / AI Ultra)の拡張は、6月18日に Gemini CLI と同時に止まりました。Standard / Enterprise の契約で使っている拡張は契約期間中は動きます。個人の代わりとしては、Antigravity のデスクトップアプリ、Claude Code のエディタ連携、Cursor などがあります。
まとめ:6月18日の停止後にやること
Gemini CLI の個人ログイン利用は6月18日に止まりました。企業向けの Code Assist も10月9日に新規販売が終わっています。 個人も企業も、次の順に進めれば迷わずに移れます。
- 自分の認証方法を確かめる: 個人OAuthなら停止済み、有料APIキーなら継続可、Standard / Enterprise なら更新期限を確認
- 移行先を決める: Gemini の契約と設定を活かすなら Antigravity CLI、コマンドを変えたくないならAPIキーで Gemini CLI、乗り換えてよいなら Claude Code
- Antigravity CLI に移るなら設定を移す:
agy plugin import geminiで拡張を取り込み、.agents/skills/とmcp_config.json(serverUrl)を手で直す - 権限を絞る: settings.json の deny リストに破壊的なコマンドと機密ファイルを入れる
- 社内のジョブを洗い出す: CI・cron・スクリプトの
gemini呼び出しと、その認証方法を確認する - 11月2日のモデル削除に備える: Claude 4.6 系と GPT-OSS-120B を使っている場合は、ほかのモデルに切り替えておく
Antigravity のプランやモデル一覧はこれからも変わる可能性があるので、移行する前に公式の料金ページとモデル一覧を確認してください。
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AI革命
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