Gemini CLIとは?使い方・料金・Claude Codeとの違いをわかりやすく解説【2026年4月最新】

この記事のポイント
Gemini CLIはGoogleがOSSで公開するAIエージェント型ターミナルツールです。無料枠・インストール方法・MCP/Extensions・Claude CodeやCodex CLIとの違い・向いている人を2026年4月最新版で整理しました。
Gemini CLI(ジェミニ シーエルアイ)は、Googleがオープンソースで公開しているAIエージェント型のターミナルツールで、GeminiモデルをコマンドラインからReAct(推論+実行)ループで自律的に動かせます。 コーディング支援だけでなくリサーチ・文章生成・シェル操作・CI連携までをひとつのCLIでこなせるのが特徴です。
この記事でわかること
- Gemini CLIの定義と、Google Cloudエコシステムでの位置づけ
- 2026年4月時点の料金・プラン(2026年3月25日以降の無料枠変更を反映)
- インストール手順と4種類の認証方法
- MCP・Extensions・GEMINI.mdなど主要機能の全体像
- Claude Code / OpenAI Codex CLI / Cursor との違いと選び分け
- セキュリティ上の注意点(2025年7月の脆弱性とサンドボックス設定)
こんな方におすすめ
- GoogleのGeminiモデルをターミナルから使いたいエンジニア・データ分析者
- 無料で試せるAIコーディング/AIエージェントCLIを探している方
- Claude CodeやCodex CLIと比較して自分に合うツールを選びたい方
Gemini CLIとは何か

出典: google-gemini/gemini-cli GitHub公式
Gemini CLIは、ターミナル(コマンドライン)から直接Geminiを呼び出して作業させる、Google公式のオープンソースAIエージェントです。2025年6月25日にGoogle Cloud公式ブログで発表され、GitHubの google-gemini/gemini-cli リポジトリで公開・開発が続いています。
公式では「ターミナル向けの多機能ローカルユーティリティ」と位置づけられており、次のような作業をひとつのCLIでこなせます。
- コード生成・バグ修正・リファクタリング
- ドキュメント要約・翻訳・レポート作成
- Web検索を使った調査(Googleグラウンディング内蔵)
- ローカルファイル読み書き・シェルコマンド実行
- CI/CDやGitHub Actionsからの非対話呼び出し
同じ技術基盤で動くIDE版として Gemini Code Assist(VS Code拡張) があり、ターミナル派はGemini CLI、エディタ派はGemini Code Assistという棲み分けになっています。
基本スペック(2026年4月時点)
項目 | 内容 |
|---|---|
開発元 | Google(Google Cloud / Gemini チーム) |
ライセンス | Apache License 2.0(OSS) |
実装言語 | TypeScript / Node.js |
必須環境 | Node.js 20以上 |
最新安定版 | v0.38系(2026年4月15日時点 v0.38.1、直後に v0.38.2 系が公開) |
対応モデル | Gemini 3.1 Pro(プレビュー)/ Gemini 3 Pro / Gemini 3 Flash / Gemini 2.5 Pro / 2.5 Flash / 2.5 Flash-Lite |
コンテキスト長 | 最大100万トークン(Gemini 3系の一部で200万トークン対応) |
リポジトリ |
ひとことで言えば、「Googleが本気で作った、OSSのAIエージェントCLI」です。
Gemini CLIでできること

出典: google-gemini/gemini-cli GitHub公式
Gemini CLIは単なる「ターミナルChat」ではありません。ReAct(Reason + Act)ループによる自律実行を軸に、コーディングから業務自動化まで幅広く対応します。
主要機能一覧
機能 | 内容 |
|---|---|
ReActループ | 「計画→実行→失敗時の自己修正」をAIが多段階で繰り返す |
ファイル操作 |
|
シェル実行 |
|
Web検索・取得 | Google検索グラウンディング内蔵で、最新情報を参照しながら回答 |
MCP対応 | Model Context Protocolで外部ツール(GitHub・DB・社内API等)と接続 |
Extensions | MCPサーバー+GEMINI.md+カスタムコマンドをまとめて配布(2025年10月公開) |
GEMINI.md | プロジェクト固有の指示・規約を記憶させるコンテキストファイル |
Planモード | 実行前に計画のみを提示し、ユーザー承認後に実行 |
チェックポイント |
|
非対話モード |
|
GitHub Actions統合 |
|
サンドボックス | macOS Seatbelt / Docker / Podman / gVisor / Windows Sandbox に対応 |
代表的なスラッシュコマンド
v0.38系で利用できる主なコマンドは30以上あります。よく使うものをピックアップすると次のとおりです。
- セッション管理:
/resume/clear/compress/stats/quit - プロジェクト:
/init/memory show|add|refresh/model/settings - 拡張機能:
/mcp list|auth|enable/extensions list|update|explore/setup-github - システム:
/auth login|logout/help/docs/about
ここがClaude CodeやCodex CLIと大きく違うポイントで、「チャット型」よりも「運用ツール型」の作り込みになっています。/compress で長い会話をまとめたり、/memory で長期記憶を明示的に管理できる点は、長時間プロジェクトを回すほどありがたくなります。
料金・プラン(2026年4月最新)
Gemini CLIは 「認証方法 × プラン」の組み合わせで料金が決まる仕組みです。ここが最初につまずきやすいポイントなので表で整理します。
プラン一覧
認証方法 | プラン | 1日あたり(RPD) | 使用可能モデル | データ学習の扱い |
|---|---|---|---|---|
個人Googleアカウント(OAuth) | Code Assist for Individuals(無料) | 1,000 | Flashモデルのみ(※1) | モデル学習に利用される可能性あり |
個人Googleアカウント | Google AI Pro(有料) | 1,500 | Geminiモデルファミリー | 原則学習に使われない |
個人Googleアカウント | Google AI Ultra(有料) | 2,000 | Geminiモデルファミリー | 原則学習に使われない |
Gemini APIキー | 無料ティア | 250 | Flashモデルのみ | 学習に使われる可能性あり |
Gemini APIキー | Pay-as-you-go | 従量 | モデル別従量課金 | 学習に使われない |
Vertex AI | Express / Pay-as-you-go | アカウント依存 | 各モデル | 学習に使われない(エンタープライズ契約) |
Google Workspace Code Assist | Standard | 1,500 | Geminiモデルファミリー | 学習に使われない |
Google Workspace Code Assist | Enterprise | 2,000 | Geminiモデルファミリー | 学習に使われない |
※1 2026年3月25日(v0.34.0前後)以降、無料枠のOAuth認証ではGemini Proモデルが使えなくなり、Flashモデル限定になりました。古い記事の「無料で2.5 Proが使える」は現時点では誤りです。Proモデルを無料枠から使っていた方は、有料サブスクか APIキー・Vertex AI への切替が必要です。
Gemini 2.5 FlashのAPI参考料金
従量課金(Pay-as-you-go)で使う場合、代表値は次のとおりです(各解説記事ベース・2026年4月時点)。
- 入力: 約 $0.15 / 100万トークン
- 出力: 約 $0.60 / 100万トークン
- Batch API利用で50%割引
公式の最新単価はGemini API料金ページが一次ソースです。現時点ではAIコーディングCLIの中でもかなり安価な部類で、大量のリクエストを捌くケースでは有利になります。
無料で試したい場合の推奨構成
- まず 個人GoogleアカウントのOAuthログインで導入し、Flashモデルで挙動を確認する
- 本格的にPro系モデルを使いたくなったら Google AI Pro(月額サブスク) または Gemini APIキー(従量課金) に移行
- 企業・機密コードを扱うなら Vertex AI で契約する
インストール方法

Gemini CLIのインストールは数分で終わります。必須環境はNode.js 20以上です。
1. インストールコマンド(好きな1つを選択)
# 使い捨てで試す
npx @google/gemini-cli
# グローバルインストール
npm install -g @google/gemini-cli
# macOS / Linux(Homebrew)
brew install gemini-cli
# MacPorts
sudo port install gemini-cli2. 起動
gemini初回はブラウザが開き、Googleアカウントでの認証(OAuth)が走ります。ここで個人GoogleアカウントでログインすればCode Assist for Individualsの無料枠(Flashモデル)が使えます。
3. 認証方法の切り替え
認証 | 用途 | 設定方法 |
|---|---|---|
Googleアカウント(OAuth) | 個人・検証向け |
|
Gemini APIキー | 従量課金・CI/CD向け |
|
Vertex AI | エンタープライズ向け(IAM・VPC・監査ログ対応) |
|
Google Workspace | 企業導入(Code Assist License) | 管理者が割り当てたライセンスでOAuth認証 |
4. リリースチャネル
- Stable: 毎週リリース。通常はこれでOK
- Preview: 毎週、新機能先行配信
- Nightly: 毎日ビルド。新機能を真っ先に試したい人向け
本番運用はStable、個人の検証や最新機能検証はPreview/Nightly、と使い分けられます。
GEMINI.mdでプロジェクト固有の指示を記憶させる
Gemini CLIには、GEMINI.md というプロジェクトメモリファイルがあります。Claude Codeの CLAUDE.md に相当する仕組みで、リポジトリのルートに置くとGemini CLIが自動で読み込みます。
書いておくとよい内容
- プロジェクトの目的・ドメイン知識
- 使っている言語・フレームワーク・バージョン
- コーディング規約(命名、ディレクトリ構造、テスト方針)
- 避けてほしい操作(本番DBへの直接書き込み禁止 など)
- 参照すべき内部ドキュメントのパス
よく使うメモリ系コマンド
/memory show # 現在読み込まれているGEMINI.mdの内容を確認
/memory add "..." # 新しい指示を動的に追加
/memory refresh # GEMINI.mdを再読み込み一度ちゃんと書いたGEMINI.mdは、日々の指示の手間を一気に減らします。「指示を毎回書き直している」と感じたらまずここに切り出すのがおすすめです。
MCPとExtensions ── 外部ツール連携の中心
Gemini CLIが「単なるチャットCLI」と一線を画すのが、MCP(Model Context Protocol)とExtensionsの仕組みです。
MCP対応
MCPはAIエージェントと外部ツールをつなぐ標準プロトコルです。Gemini CLIは標準でMCPサーバーをサポートしており、次のようなツールと接続できます。
- GitHub / GitLab(Issue・PR操作)
- データベース(Postgres・BigQuery など)
- 社内APIやクラウドサービス
- ブラウザ(Chrome DevTools MCP 経由)
MCPそのものの全体像はMCPとは(Model Context Protocol)の解説記事にまとめています。
Extensions(2025年10月公開)
Extensionsは、「MCPサーバー+GEMINI.md+カスタムコマンド+設定」をひとつのパッケージにまとめて配布できる仕組みです。2025年10月8日に一般公開され、2025年11月末時点で約180個のエクステンションが公開されており、その後も増え続けています。
代表的なExtensions:
- Cloud Run extension: コマンド1つでGemini CLIからCloud Runにデプロイ
- Google Workspace extension: Gmail・Calendar・Drive・Docsを操作
- Chrome DevTools MCP: ブラウザデバッグ・Lighthouse計測を自動化
- Firebase extension: Firestore・Authentication・Hostingを操作
自社用にExtensionsを自作して社内に配布すれば、「社内独自のAIエージェント環境」をCLIベースで構築できるのが強力な点です。
/extensions list # 導入済みExtensionsを確認
/extensions explore # 公開Extensionsを検索
/extensions update # すべて更新セキュリティとサンドボックス

出典: Unsplash / Dimitri Karastelev
Gemini CLIは強力なぶん、使い方を間違えるとローカル環境を汚す・情報が漏れるリスクがあります。ここは公式も繰り返し注意喚起しており、実務で使うなら避けて通れません。
2025年7月に公開された脆弱性(プロンプトインジェクション)
2025年7月、悪意あるプロンプトを埋め込んだ .md ファイルやPythonコードを開かせることで、ユーザーの許可なく任意のシェルコマンドを実行され得る脆弱性が公開されました。公式は v0.1.14以降にアップデートすること、および不審なリポジトリでは必ずサンドボックス下で実行することを推奨しています。
現時点では古いバージョンを使い続ける理由がないので、まずは最新安定版(v0.38系)にアップデートしてください。
サンドボックスの設定
サンドボックスは以下の優先順位で有効化されます。
- 起動時の
-s/--sandboxフラグ GEMINI_SANDBOX環境変数(true/docker/podman/sandbox-exec/runsc/lxc)settings.jsonの"tools": { "sandbox": true }
特にmacOSでは Seatbeltプロファイル(permissive-open 〜 strict-proxied の6段階)が使えます。SEATBELT_PROFILE 環境変数で切り替え可能で、業務利用では最も制限的な strict-* プロファイルを基本にする運用が安全です。
公式ドキュメントにも明記されていますが、サンドボックスは「リスク軽減」であり「リスク排除」ではありません。サンドボックス+最新版+信頼できるリポジトリ、の三点セットで運用するのが実務的です。
データ学習ポリシー
セキュリティ面でもうひとつ重要なのが、無料プラン(OAuth + Code Assist for Individuals / APIキー無料ティア)の会話データはGoogleのモデル学習に利用される可能性がある点です。
- 商用コード・機密情報・個人情報を扱うなら Google AI Pro / Ultra、APIキー(有料従量)、Vertex AI、Workspace Code Assist を選択
- 「無料だから」で本番コードを投入しないこと
AIエージェント全般のセキュリティ論点はAIエージェントのセキュリティ対策ガイド、AIコーディングに特化したリスク整理はAIコーディング セキュリティリスク解説も参考にしてください。
Claude Code / Codex CLI / Cursor との違い
Gemini CLIを導入する前に、よく比較されるAIコーディングツールとの違いを整理しておきます。
4ツール比較表
項目 | Gemini CLI | Claude Code | OpenAI Codex CLI | Cursor |
|---|---|---|---|---|
提供元 | Anthropic | OpenAI | Anysphere | |
形態 | CLI(OSS) | CLI(非OSS) | CLI(OSS) | IDE(VS Codeフォーク) |
無料枠 | あり(Flash限定) | 基本なし(Claude.aiサブスク連動) | APIキー必須 | 限定的な無料枠あり |
最大コンテキスト | 100万〜200万トークン | 約20万トークン(Sonnet 4.5系) | モデル依存 | モデル依存 |
MCP対応 | ○ | ○ | ○ | ○ |
マルチファイル編集精度 | 高いが一歩譲る | 非常に高い | 高い | 高い(IDE統合の強み) |
得意領域 | 長いリポジトリの横断理解・リサーチ・業務自動化 | マルチファイルの大規模リファクタリング | 自律実行・OSSでのカスタマイズ | エディタ内でのペアプロ体験 |
サンドボックス | 充実(Seatbelt / Docker / gVisor 等) | 限定的 | 限定的 | IDE側の制御 |
GitHub Actions統合 | ○( | ○ | ○ | — |
向いている使い方 | 「ターミナル主戦場」の開発者 | 「とにかく精度重視」の開発者 | 「OSSでエージェントを組む」人 | 「GUIで開発したい」人 |
選び分けのポイント
- 無料で始めたい/長文のコードベースを読ませたい → Gemini CLI
- マルチファイルの大規模リファクタリングを任せたい → Claude Code
- OSSで自律エージェントを組み込みたい → OpenAI Codex
- GUIエディタの体験を重視 → Cursor
もう少し広く見渡したい場合は、AIコーディングツールおすすめ比較で主要ツールを横並びにまとめています。Claude CodeとGitHub Copilotの比較はClaude Code vs GitHub Copilot、Cursor系の選び方はCursor vs Claude Codeも合わせて参考にしてください。
こんな人におすすめ / 向かない人
Gemini CLIが向いている人
- ターミナル中心で作業するエンジニア・データ分析者
- シェル・Git・Dockerを日常的に叩いている人ほど恩恵が大きい
- 長文コードベース・長いドキュメントを扱う人
- 最大100万〜200万トークンのコンテキストで、モノレポや長いREADMEもまとめて読ませられる
- Google Cloud / Workspaceをすでに使っている企業
- Vertex AI・Workspace Code Assist との親和性が高く、認証・請求・監査を既存基盤に寄せられる
- 無料でAIコーディングCLIを試したい人
- OAuth認証 + Flashモデルで1日1,000リクエストまで無料
- エージェント基盤を社内で育てたい組織
- MCP・Extensions・GEMINI.md を使って「社内専用AIエージェント」を組み立てやすい
向いていない人・ケース
- マルチファイルの大規模リファクタリングを最高精度でやりたい人
- 現時点ではClaude Codeのほうが平均精度が高いとの比較結果が多い
- オフライン環境で使いたい人
- 推論はクラウドAPIに依存するため、ネット接続必須
- ターミナル操作が苦手な人
- GUIエディタ中心ならCursorやGemini Code AssistなどIDE統合型の方が合う
- 機密コードや個人情報を無料枠で扱いたい人
- 無料プランはデータが学習に使われる可能性があるため、有料プラン・Vertex AIに切り替えるべき
- 古いNode.js(v20未満)から動かしたい人
- 現在のGemini CLIはNode.js 20以上が必須
実務での使いどころ
Gemini CLIは、ワンショットのコード生成ツールというよりも、「繰り返し作業をAIに任せてワークフローごと畳む」用途にはまります。
- モノレポ全体を読ませて「この機能を追加するのに触るべきファイルを列挙して」と頼む
- 長い議事録・設計書を
@docs/で丸ごと読み込ませ、要点と決定事項を抽出 /setup-github後、PRレビューと簡易修正をGitHub Actions側で自動化- Cloud Run extension でデプロイまで同じCLIから実行
- Chrome DevTools MCP でWebアプリのパフォーマンスを自動計測
「Geminiに継続的に仕事を渡す場所」をローカルに1箇所作っておくと、ChatGPT/Claudeなどを往復する手間が一気に減ります。
AIコーディング全般の始め方はAIコーディング初心者向けガイド、Geminiモデル全体の話はGeminiとはで整理しています。最新の大型モデル「Gemini 3.1 Pro」についてはGemini 3.1 Proとはを参照してください。
よくある質問(FAQ)
Q1. Gemini CLIは完全無料で使えますか?
個人Googleアカウントで認証すれば、Code Assist for Individuals(無料)で1日1,000リクエストまで使えます。ただし2026年3月25日以降、無料枠はFlashモデル限定となり、Gemini Pro系モデルは使えません。Proモデルを使うにはGoogle AI Pro / Ultra、APIキー(有料)、Vertex AIのいずれかが必要です。
Q2. Claude Codeとどちらが精度が高いですか?
マルチファイルの大規模リファクタリング精度は現時点ではClaude Codeがやや優勢というのが各種比較記事の共通見解です。一方、コンテキストウィンドウ(100万〜200万トークン)、OSSである点、無料枠、Google Cloud連携では Gemini CLIが優位です。用途によって選ぶのが実務的です。
Q3. 機密コードを扱っても安全ですか?
無料プラン(OAuth Code Assist無料 / APIキー無料ティア)は会話データがモデル学習に使われる可能性があります。機密情報を扱うなら、Google AI Pro / Ultra、APIキー(有料)、Vertex AI または Workspace Code Assistを選んでください。あわせてサンドボックス(Docker / Seatbelt strict 等)の有効化も推奨です。
Q4. Windowsでも使えますか?
使えます。Node.js 20以上が入っていれば npm install -g @google/gemini-cli でインストールできます。サンドボックスもWindows Native Sandboxに対応しています。
Q5. GUIエディタから使いたい場合は?
同じ技術基盤で動く Gemini Code Assist(VS Code拡張)が提供されています。VS CodeやJetBrains系IDEに統合でき、CLIとIDEを行き来する運用が可能です。Gemini CLI側からも /ide コマンドでエディタ連携ができます。
Q6. CI/CDから呼び出せますか?
呼び出せます。gemini -p "プロンプト" の非対話モードで標準入出力経由の実行ができ、GitHub Actions統合(/setup-github)でPRレビュー・Issueトリアージも自動化できます。認証はAPIキー / Vertex AI を使うのが一般的です。
Q7. 古いバージョンのまま使い続けて大丈夫ですか?
2025年7月に深刻なプロンプトインジェクション脆弱性が公開されており、v0.1.14未満は避けるべきです。現時点ではv0.38系が最新安定版なので、アップデートして使うのが安全です。
まとめ
- Gemini CLIは、GoogleがOSSで提供する、ターミナル向けのAIエージェントCLI
- 最大100万〜200万トークンのコンテキスト長とGoogle Cloud連携、OSSでの拡張性が強み
- 2026年3月25日以降、無料枠はFlashモデル限定に変更。Pro系モデルを使うなら有料プラン or APIキー or Vertex AIが必要
- Claude Codeより大規模リファクタリング精度で一歩譲るが、リサーチ・長文コード読解・業務自動化・CI連携では強い
- 実務で使う場合は、最新版へのアップデート+サンドボックス+有料プラン or Vertex AI の3点セットで
まずは npx @google/gemini-cli で実際に触ってみて、自分のワークフローに合うかを確かめるのが手っ取り早い入り方です。比較検討のためにも、Claude CodeやCursorなど他のAIコーディングツールとあわせて触ってから決めると、導入後のミスマッチが減らせます。
この記事の著者

AI革命
編集部
AI革命株式会社の編集部です。最新のAI技術動向から実践的な導入事例まで、企業のデジタル変革に役立つ情報をお届けしています。豊富な経験と専門知識を活かし、読者の皆様にとって価値のあるコンテンツを制作しています。
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