GeminiのGem廃止とは?11月17日からスキルへ自動移行|Gemとスキルの違い・移行前にやること・Workspaceの時期【2026年最新】

この記事のポイント
GeminiのGemは個人アカウントで2026年11月17日から「スキル」へ順次自動移行され、Workspaceは2027年3月、教育機関は2027年6月に廃止されます。Gemとスキルの違い、引き継がれない機能、移行前のチェックリスト、手動移行の手順、無料で使えるかを公式情報をもとに整理します。
GeminiのGem(Gems)は提供終了が決まり、個人のGoogleアカウントでは2026年11月17日から「スキル」への自動移行が順次始まります。何もしなくてもGemの指示と対応形式の知識ファイルはスキルに引き継がれますが、GitHubファイル、Canvas・Deep Researchなどのツール、共有設定は現時点でスキル側が未対応なので、これらを使っているGemは事前の確認が必要です。
この記事でわかること
- Gem廃止の日程(個人・Workspace・教育機関)
- Gemとスキルの違い(比較表)
- 自動で引き継がれるもの・引き継がれないもの
- スキルは無料で使えるのか、利用条件は何か
- 移行前にやることチェックリストと、手動で移行する手順
- Workspace管理者が確認すべきこと
- ChatGPTのGPTs廃止・Claude Skillsとの比較
こんな方に向けた記事です
- Gemマネージャーで「2026年11月17日からGemをスキルに移行」というバナーを見て、何をすればいいか知りたい方
- 業務でGemを使っていて、移行後も同じように動くか不安な方
- 社内でGeminiを展開しているGoogle Workspace管理者
Gemini全体の機能や料金プランはGeminiとは?機能・料金プラン・ChatGPTとの違いで解説しています。
GeminiのGem廃止とは?11月17日からスキルへ自動移行
Gemは廃止され、Geminiの新機能「スキル(Skills)」に置き換わります。 個人アカウントのGemは2026年11月17日から順次スキルへ自動変換され、変換されるまではこれまでどおりGemを使えます。
Googleは2026年9月30日、公式ブログ・Geminiアプリのリリースノート・Workspace Updatesブログでスキルを正式発表し、同時に公式ヘルプ「Gem からスキルへの移行について」でGemの提供終了を案内しました。

出典: Google公式ブログ
GemとスキルのGoogle上での位置づけは次のとおりです。
- Gem:独自の指示(カスタム指示)と知識ファイルを登録した「カスタム版Gemini」。サイドバーから選び、Gemごとに専用のチャットで使う
- スキル:Googleの説明では「特定のタスクをGeminiがどう処理するかを教える、再利用可能な指示のセット」。指示と参照ファイルをまとめて保存し、どのチャットからでも呼び出せる
「専用ボットを作って切り替える」使い方から、「普段のチャットに必要な手順書を差し込む」使い方へ変わる、というのが今回の変更の本質です。
11月17日という具体日は、Gemマネージャー上のアプリ内バナー(「2026年11月17日から、Gemのスキルへの自動移行を開始します。移行が完了するまではGemを使用できます」という趣旨)とWorkspace Updatesで示されたものです。公式ヘルプの本文は「2026年11月」という月単位の表記なので、11月17日に全員のGemが一斉に消えるわけではなく、その日から順番に移行が始まると理解しておくのが正確です。
同じタイミングで、ミニアプリ作成の実験機能「Opal」と「Gems by Google Labs」も11月に終了すると公式に案内されています。
いつから?個人・Workspace・教育機関の移行スケジュール
個人は2026年11月、Workspace(Business/Enterprise/Non-Profit)は2027年3月、Workspace Educationは2027年6月にGemが提供終了します。 会社や学校のアカウントは個人より数か月遅れます。
アカウント種別 | Gemの提供終了・移行時期 | 補足 |
|---|---|---|
個人のGoogleアカウント | 2026年11月(11月17日から順次自動移行) | 移行が完了するまではGemを使える |
Google Workspace Business/Enterprise/Non-Profit | 2027年3月 | 2026年11月17日にGemが「設定」パネルへ移動 → 2027年3月1日以降に削除され「下書きスキル」として自動移行。管理者へは30日前に事前通知 |
Google Workspace Education | 2027年6月 | 2027年6月1日以降に削除。Classroomやサードパーティの学習管理システム(LMS)からも削除される |
出典:Google 公式ヘルプ「Gem からスキルへの移行について」、Google Workspace Updates(2026年9月30日)
スキル機能そのもののロールアウト時期
Gemの終了とは別に、スキル機能の提供開始も段階的です。
対象 | スキルの提供時期(Workspace Updatesの案内) |
|---|---|
Geminiアプリ(個人) | 2026年10月13日〜11月中旬にかけて順次 |
Workspace(Rapid Release) | 2026年10月5日〜10月12日 |
Workspace(Scheduled Release) | 2026年10月19日〜11月中旬 |
2026年10月上旬の時点では、まだ自分のアカウントにスキルの画面が表示されないケースもあり得ます。表示されない場合は、ロールアウトを待ってから手動移行を試すのが無難です。
Gemとスキルの違い【比較表】
最大の違いは「呼び出し方」です。 Gemはサイドバーから選んで専用チャットを開く必要がありましたが、スキルは通常のチャット内で「/」から呼び出せ、関連する依頼ではGeminiが自動で適用し、複数のスキルを同時に使えます。

出典: Google公式ブログ
比較項目 | Gem | スキル |
|---|---|---|
呼び出し方 | サイドバーの「Gem」から選んで専用チャットを開く | チャット入力欄で「/」を入力して選択。関連する依頼ではGeminiが自動適用 |
1つのチャットで複数利用 | 不可(1チャット=1Gem) | 可能(例:文体スキル+ブランドガイドラインスキル) |
中身 | カスタム指示+知識ファイル | 指示+参照ファイル(SKILL.md形式) |
作成方法 | 名前・指示・知識ファイルを入力 | Geminiとの会話で作成/テンプレート/手動/SKILL.md・ZIPのアップロード/チャット中に「スキルにして」と依頼 |
ファイル形式 | デバイス・Googleドライブから追加 | テキスト・Markdown・PDF・画像・CSV・JSONなど。.docx/.xlsxは非対応、合計100MBまで。ドライブからの追加は近日対応 |
デフォルトツール(Canvas・Deep Researchなど) | 使える | 現時点で未対応(今後数週間で対応予定と案内) |
共有 | 閲覧者/コメント可/編集者で共有可能 | 現時点で未対応(近日対応予定) |
他サービスとの互換性 | Gemini専用 | オープン標準のSKILL.md形式。他ツールのスキル資産を取り込みやすい |
個数の制限 | — | 作成は無制限、同時に有効化できるのは100個まで |
料金 | 無料ユーザーも作成可能 | Google AIサブスクリプションなしで利用可能 |
Googleの公式ヘルプでは、Gemini内の機能を次のように整理しています。
- タスク=何をするか(目標)
- スケジュール=いつやるか
- スキル=どうやるか(指示・コンテキスト)
スキルは単体のチャットで使うだけでなく、24時間動くAIエージェント「Gemini Spark」のタスクやスケジュールの中でも使えます。Sparkの仕組みはGemini Sparkとは?日本で使える24時間AIエージェントを参照してください。
スキルの「自動適用」は便利な反面、意図しない発動もある
スキルは、関連しそうな依頼に対してGeminiが自動で使います。たとえば「議事録まとめ」スキルを作っておけば、会議メモを貼り付けるだけで書式どおりにまとまる可能性があります。
一方で、関係ない依頼で発動されると困るスキル(社外向けの文体ルールなど)は、スキル一覧の[その他]→[無効にする]で自動使用をオフにできます。オフにしても「/」からの明示的な呼び出しは可能です。
自動で引き継がれるもの・引き継がれないもの
指示と対応形式の知識ファイルは自動で引き継がれます。 一方、GitHubファイル、Gemで使えたツール(Canvas・Deep Researchなど)、共有設定は、2026年10月時点ではスキル側が対応していません。
項目 | 自動移行での扱い(2026年10月時点) |
|---|---|
Gemの名前・説明・カスタム指示 | 引き継がれる |
知識ファイル(テキスト・PDF・画像など対応形式) | 引き継がれる |
GitHubファイル | 非対応(公式ヘルプ「現時点ではスキルでGitHubファイルはサポートされていません」) |
動画作成・音楽作成・Canvas・Deep Research・ガイド付き学習 | スキルでは未対応(今後数週間で同等機能を提供予定と案内) |
Gemの共有・共有リンク | スキルの共有は「近日対応」。移行後に既存の共有がどう扱われるかは公式に明記なし |
Googleドライブのファイル・Gemini Notebookの追加 | 「近日対応」 |
.docx/.xlsxなどのバイナリ形式 | スキルにアップロードできない形式 |
Gemで行った過去のチャット履歴 | 移行後の見え方は公式に明記なし |
Googleが用意した既製のGem | 扱いは公式に明記なし |
特に注意したいのは次の3パターンです。
- Canvas・Deep Researchを前提にしたGem:たとえば「Deep Researchで競合調査レポートを作るGem」は、スキルに移っても当面は同じ動きにならない可能性があります
- GitHubリポジトリを知識にしたGem:GitHubファイルは引き継がれないため、必要なファイルを手元にダウンロードしておく必要があります
- チームに共有しているGem:スキルの共有機能が来るまでは、受け取った側が同じものを使えなくなるリスクがあります
ドライブ連携の代わりになり得るGemini Notebookについては、Gemini Notebookとはで解説しています。
スキルは無料で使える?利用条件と料金
スキルはGoogle AIのサブスクリプションなしで使えます。 ただし、18歳以上・個人アカウント・「アクティビティの保存」がオン、という条件があります。
公式ヘルプには「スキルはGoogle AIのサブスクリプションがなくても利用でき、チャットで使用できます」という趣旨の記載があり、公式ブログもすべてのGoogle AIサブスクリプション階層で利用可能としています。
発表直前の9月下旬には一部メディアが「スキル作成はGoogle AI Pro/Ultra限定」と報じていましたが、これはスキルがGemini Spark経由でしか使えなかった時期の情報です。9月30日の正式発表で無料ユーザーにも提供されることが明示されています。
個人アカウントの利用条件
条件 | 内容 |
|---|---|
年齢 | 18歳以上(18歳未満への提供は「近日」と案内) |
アカウント | 個人のGoogleアカウント(仕事用・学校用はWorkspace側のスケジュールで展開) |
プライバシー設定 | 「アクティビティの保存」がオンであること |
利用環境 | Geminiのモバイルアプリ、Mac版Geminiアプリ、Webアプリ(gemini.google.com) |
料金 | 無料で利用可能。ただしGemini Sparkのタスク・スケジュール内でスキルを使う場合は、Spark対応の有料プラン(Google AI Pro/Ultraなど)が必要 |
Googleアカウントのプランと料金の最新情報はGoogle One公式で確認してください。PCでの利用環境はGemini Windowsアプリの記事も参考になります。

出典: Google One 公式サイト
「アクティビティの保存」必須化はプライバシー上の変化
Gemでは、アクティビティの保存が必要になるのはドライブのファイルを知識に追加する場合などに限られていました。スキルでは利用そのものの条件になります。

Geminiアプリでアクティビティの保存がオンの場合、チャットはアカウントに保存され、品質向上のために人間のレビュアーが一部を確認することがあります。保存期間などの詳細はGemini アプリのプライバシー ハブで確認できます。業務で使う場合は、社内ルールと照らし合わせておきましょう。
移行前にやることチェックリスト
シンプルな指示とPDF・テキストだけのGemなら、何もしなくても問題ありません。 次の表のどれかに当てはまる場合は、11月17日より前に作業しておくと安全です。
チェック項目 | 当てはまる場合にやること |
|---|---|
☐ 指示文を自分で保存していない | Gemの編集画面からカスタム指示をコピーし、テキストやMarkdownで手元に保管 |
☐ 知識ファイルの原本が手元にない | 公式ヘルプのとおり、知識ファイルを1つずつデバイスにダウンロード |
☐ .docx/.xlsxの知識ファイルを使っている | PDF・Markdown・CSVなどスキル対応形式に変換して保管 |
☐ GitHubファイルを知識にしている | 必要なファイルをダウンロードし、テキストとして再アップロードできる形にしておく |
☐ Googleドライブ連携のファイルを使っている | ドライブ追加が「近日対応」のため、必要ならファイルを直接アップロードできる形でダウンロード |
☐ Canvas・Deep Research・ガイド付き学習を前提にしている | 当面は通常のチャットでそれらの機能を使い、手順部分だけをスキル化する運用を検討 |
☐ Gemを他の人と共有している | 共有先に移行時期を伝え、指示文を渡すなど代替手段を用意 |
☐ 「アクティビティの保存」をオフにしている | スキルを使うならオンにする必要がある。業務利用は社内ルールを確認 |
☐ Gemの数が100個を超えている | 同時に有効化できるのは100個まで。よく使うものを整理しておく |
「何もしなくていい人」「作業が必要な人」の分かれ目
- 何もしなくていい人:指示文+テキスト・PDFだけのGemを自分用に数個使っている
- バックアップしておきたい人:Gemに長い指示文やノウハウを蓄積している(移行後に内容が変わっていないか比較できるように)
- 作業が必要な人:GitHub・ドライブ・Canvas・Deep Researchを使うGem、共有Gem、Office形式の知識ファイルを使うGem
手動でGemをスキルに移行する手順
自動移行を待たず、自分でスキルを作り直すこともできます。 公式ヘルプでも、自動移行前に手動でGemを再作成できると案内されています。
スキルの画面は、gemini.google.com のサイドバー[設定]→[スキル]から開きます(ロールアウト前のアカウントでは表示されない場合があります)。

方法1:手動で作成する(いちばん簡単)
- Gemの編集画面を開き、カスタム指示をコピーする
- [設定]→[スキル]→[手動で作成]を選ぶ
- 名前・説明・指示を入力し、Gemの指示を貼り付ける
- 必要な参照ファイルを追加して保存する
- チャット入力欄で「/」を入力し、作ったスキルを選んで動作を確認する
ほかに、[Geminiで作成]で会話しながら作る方法、テンプレートを編集する方法、チャット中に「この内容をスキルにして」と頼んで保存する方法もあります。
方法2:SKILL.mdでまとめてアップロードする
ファイル・フォルダ・ZIPでアップロードする場合は、ルートに SKILL.md が必要です。SKILL.md内のスキル名は、公式ヘルプのルールに沿ってすべて小文字・単語をハイフンでつなぐ形式(例:weekly-report)にします。
一般的なAgent Skills形式のSKILL.mdは次のような構成です。
---
name: weekly-report
description: 週報の下書きを作成するときに使う。箇条書きの業務メモから、社内フォーマットの週報を作る。
---
# 週報作成スキル
## 手順
1. ユーザーが貼り付けた業務メモを「完了」「進行中」「課題」に分類する
2. references/format.md のフォーマットに沿って週報を書く
3. 数値は原文のまま使い、推測で補わない
## 注意
- 社外秘の顧客名はイニシャルに置き換えるフォルダ構成の例:
weekly-report/
├── SKILL.md
└── references/
└── format.mddescription に「いつ使うスキルか」を具体的に書いておくと、Geminiが自動適用すべき場面を判断しやすくなります(これはAgent Skills形式の一般的な書き方で、Gemini公式の明記ではありません)。
SKILL.mdの書き方そのものは、同じ形式を採用しているClaude Code Skills 使い方完全ガイドが参考になります。
アップロード時の制約
- 対応形式:.txt/.md/.pdf/画像/.csv/.json/.yaml/.py/.html など
- 非対応:.docx/.doc/.xlsx などのバイナリ形式
- 容量:合計で最大100MB
- スキル内のスクリプトは外部サイトへのリクエストや操作ができない
- ファイルを更新するときは、スキル全体を[スキルを置き換える]で再アップロードする
- 作成済みスキルは.zipでダウンロードできるため、バックアップにも使える
Workspace管理者が確認すべきこと
Business/EnterpriseのGemは2026年11月17日に「設定」パネルへ移動し、2027年3月1日以降に「下書きスキル」として自動移行されます。 削除の30日前に管理者へ通知が届くので、それまでに社内展開の方針を決めておきましょう。

確認項目 | 内容 |
|---|---|
対象エディション | Business Starter/Standard/Plus、Enterprise Starter/Standard/Plus、Google AI Pro for Educationアドオン、AI Expanded Accessアドオン |
利用の制御 | 管理コンソールの「Studio と Gemini in Workspace でのスキル利用」で許可・制御できる |
移行後の状態 | 自動移行されたスキルは「下書きスキル」扱いになる |
同期 | GeminiアプリのスキルとWorkspaceアプリ(Gmail・ドキュメントなど)のスキルは同期しない。両方で使うなら別々に作成が必要 |
年齢 | Workspaceのスキルも18歳以上が対象 |
Gem共有の管理 | Gem共有のオン/オフの設定と、共有Gemの移行後の扱いを確認 |
管理者向けの準備ステップ
- 社内で使われているGemを棚卸しする:特に部署共有のGem、ドライブ連携のGemを洗い出す
- スキル利用の可否を決める:管理コンソールで許可範囲を設定する
- 参照ファイルのルールを決める:スキルには.envや設定ファイルもアップロードできるため、APIキー・認証情報・個人情報を入れないよう周知する
- 外部のSKILL.mdを取り込むときの確認手順を決める:GitHubなどで配布されているスキルを使う場合、中身の指示に問題がないかを確認するルールを用意する
- 2027年3月の削除前に下書きスキルを確認する:移行後の指示内容が意図どおりかをチェックする
Workspace全体のAI機能についてはWorkspace Intelligenceとはでまとめています。
ChatGPTのGPTs廃止・Claude Skillsとの比較
Gemini、ChatGPT、Claudeはいずれも「専用ボット」から「横断的に呼び出せるスキル」へ移行しています。 GeminiのスキルがSKILL.md形式を採用したことで、他ツールで作ったスキル資産を流用しやすくなりました。

出典: Anthropic公式
OpenAIは2026年9月にカスタムGPTの廃止を発表しており、公式ヘルプでは2026年12月11日の廃止(延期が承認されたEnterpriseは2027年2月11日)と、プラグインへの移行(指示はスキル、Knowledgeは参照ファイルへ)が案内されています。
比較項目 | Gemini(Gem→スキル) | ChatGPT(GPTs→プラグイン) | Claude(Skills) |
|---|---|---|---|
旧機能の終了 | 個人:2026年11月/Workspace:2027年3月/教育:2027年6月 | 2026年12月11日(延期承認済みEnterpriseは2027年2月11日) | 旧機能の廃止なし |
移行方法 | 自動移行あり | プラグインへ移行(指示→スキル、Knowledge→参照ファイル) | — |
移行されないもの | GitHubファイル、Canvas・Deep Researchなどのツール、共有(対応予定) | 会話履歴、Custom Actions、共有設定 | — |
形式 | SKILL.md | スキル(プラグイン内) | SKILL.md |
無料での利用 | 可能 | プランにより異なる | Free/Pro/Max/Team/Enterpriseで利用可(コード実行の有効化が必要) |
組織内共有 | 近日対応 | プランにより異なる | Team/Enterpriseで組織内共有可能 |
※ChatGPTの情報はOpenAI公式ヘルプ、Claudeの情報はClaude公式ヘルプの案内に基づきます(2026年10月時点)。
SKILL.mdはAnthropicが2025年12月にオープン標準として公開した形式で、Claude、OpenAI Codex、Gemini CLI、GitHub Copilot、Cursorなどが対応しています。ただしサービスごとに対応する項目が異なる可能性があるため、他ツールのスキルを取り込んだ後は動作確認をしてください。
ツール全体の比較はChatGPT vs Gemini 比較とClaude vs Gemini 徹底比較、Claudeでのスキル作成はClaude Record a Skillとはも参考にしてください。同じGoogleのサービス移行としてはGemini CLI廃止と移行方法もあります。
こんな人は早めに移行、こんな人は様子見でOK
Gemを業務に組み込んでいる人ほど早めの手動移行がおすすめです。 個人で簡単な指示だけのGemを使っている人は、自動移行を待っても大きな問題はありません。
早めに手動移行がおすすめな人
- Gemに長い指示文や業務ノウハウを蓄積していて、移行後に内容が崩れると困る人
- 1つの作業で複数のGem(文体用・チェック用など)を行き来していた人。スキルなら1チャットで組み合わせられる
- Claude Codeなど他ツールでSKILL.mdを作っていて、Geminiでも同じスキルを使いたい人
- .docx/.xlsxの知識ファイルを使っており、形式変換が必要な人
様子見(自動移行待ち)でOKな人
- 指示文+テキスト・PDFだけのGemを自分用に使っている人
- Canvas・Deep Researchなど、まだスキルが対応していない機能に依存したGemを使っている人(対応後に移行したほうが手戻りが少ない)
- Workspaceの会社・学校アカウントの利用者(2027年まで猶予があり、管理者の方針に従うのが確実)
スキルの利用をおすすめしない人
- 「アクティビティの保存」をオフにしておきたい人(スキルはオンが必須)
- 18歳未満の人(現時点で提供対象外)
- 社内規定でGeminiアプリへの業務データ保存が認められていない人
よくある質問
Q. 11月17日にGemは突然使えなくなりますか?
いいえ。11月17日は個人アカウントで自動移行が「始まる」日で、アプリ内の案内でも移行が完了するまではGemを使えるとされています。Workspace(Business/Enterprise)のGemは同日に「設定」パネルへ移動するだけで、削除は2027年3月1日以降です。
Q. 自動移行したスキルは、Gemと同じ回答をしますか?
指示と対応形式のファイルは引き継がれますが、呼び出し方や自動適用の仕組みが変わるため、まったく同じ挙動になる保証はありません。重要なGemは指示文をバックアップし、移行後に同じ質問を投げて回答を比べておくと安心です。
Q. 無料アカウントでもスキルは作れますか?
作れます。公式ヘルプでGoogle AIサブスクリプションなしで利用できると明記されています。有料プランが必要になるのは、Gemini Sparkのタスク・スケジュールの中でスキルを使う場合です。ただし個人アカウントへのロールアウトは2026年10月13日〜11月中旬のため、まだ表示されていない場合があります。
Q. 人から共有してもらったGemはどうなりますか?
2026年10月時点では、共有されたGemの移行後の扱いは公式に明記されていません。スキルの共有機能も「近日対応」の段階です。必要なGemは、作成者に指示文を共有してもらい、自分のスキルとして作り直しておくのが確実です。
Q. Gemで使っていたチャット履歴は消えますか?
公式ヘルプでは、Gemで行った過去のチャット履歴の扱いについて明記されていません。残しておきたいやり取りは、移行前にコピーやドキュメントへのエクスポートで保存しておきましょう。
Q. スキルを「@」で呼び出せるようになると聞きましたが本当ですか?
一部の国内メディアは「今後『@』での呼び出しに変更予定」と報じていますが、公式ヘルプでは2026年10月時点で「/」での呼び出しが案内されています。変更があれば公式ヘルプで告知されるはずなので、公式の情報を確認してください。
Q. Geminiアプリで作ったスキルは、Gmailやドキュメントでもそのまま使えますか?
Workspaceの公式案内では、GeminiアプリのスキルとWorkspaceアプリ(Gmail・ドキュメントなど)のスキルは同期しないとされています。両方で同じ手順を使いたい場合は、それぞれで作成が必要です。SKILL.mdをzipで保管しておけば、別の場所へ再アップロードする手間を減らせます。ブラウザに組み込まれたGeminiについてはGemini in Chromeとはで解説しています。
まとめ
- GeminiのGemは廃止され、個人は2026年11月17日から順次スキルへ自動移行。Workspace(Business/Enterprise/Non-Profit)は2027年3月、教育機関は2027年6月
- スキルは「/」でどのチャットからも呼び出せ、自動適用・複数スキルの組み合わせが可能。Google AIサブスクリプションなしで使える
- 利用条件は18歳以上・個人アカウント・アクティビティの保存オン
- GitHubファイル、Canvas・Deep Researchなどのツール、共有、ドライブ連携は2026年10月時点で未対応(順次対応予定)
- 指示文と知識ファイルのバックアップ、.docx/.xlsxの形式変換、共有Gemの代替手段を移行前に用意しておくと安心
- Workspace管理者は、Gemの棚卸し・管理コンソールでの利用制御・参照ファイルのルール作りを2027年3月までに進める
スキルの共有やCanvas対応など、Googleは「今後数週間」で機能追加を予定しています。移行の判断に迷ったら、Google公式ヘルプ「Gem からスキルへの移行について」で最新の案内を確認してください。
このツールを自社の毎月の業務に組み込むと何が変わるか、ご提案します
業務を1つ送るこの記事の著者

AI革命
編集部
AI革命株式会社の編集部です。最新のAI技術動向から実践的な導入事例まで、企業のデジタル変革に役立つ情報をお届けしています。豊富な経験と専門知識を活かし、読者の皆様にとって価値のあるコンテンツを制作しています。
最新記事

デジタル化・AI導入補助金の締切はいつ?次は10月30日・7次は12月1日|IT導入補助金2026の回次別スケジュール【2026年10月最新】
2026/09/05

OpenAI Decisions APIとは|GPT-6 Lunaで分類・ルーティングを即時判定・Jevとの違い・料金と使いどころ【2026年9月】
2026/10/01

Gemini 4とは?最初のモデル「Argon」はいつ使える?料金・性能・3.8 Flashとの違い【2026年10月】
2026/05/20

Anthropic目論見書(S-1)の中身|純損失420億ドル・営業損失約81億ドル・支払い義務5180億ドル・リスク要因・上場時期【2026年9月報道】
2026/10/01

富士通×Anthropic提携とは?10万人Claude全社展開・FDEモデル・Mythos対応を解説【2026年10月最新】
2026/06/14

OpenAI dots(ドッツ)とは?24時間働く常時稼働エージェントの機能・対象プラン・使い方・安全設定【2026年9月】
2026/10/01


