AIコーディング2026年10月更新

Cursor vs Windsurf vs Claude Code 徹底比較|料金・機能・用途別の選び方【2026年最新】

公開日: 2026/04/03
更新日: 2026/10/15
Cursor vs Windsurf vs Claude Code 徹底比較|料金・機能・用途別の選び方【2026年最新】

この記事のポイント

Cursor・Windsurf(現Devin Desktop)・Claude Codeを、2026年10月時点の料金・機能・対応モデル・セキュリティで比較。Cursorの新料金(X Subscription)、WindsurfのDevin Desktopへの改称とCascade削除にも対応し、用途別の選び方と併用の組み合わせを整理します。

補完つきのエディタを1本選ぶならCursorかWindsurf(現Devin Desktop)、Claudeに大きな改修を任せたいならClaude Codeが向いています。 3つは「どれか1つ」の関係ではなくなりつつあり、「どのエディタで書くか」と「どのエージェントに任せるか」を分けて選ぶと迷いにくくなります。

この半年で、3つとも大きく変わりました。

  • WindsurfはDevin Desktopに名前が変わった: 2026年6月2日に改称し、9月8日には旧エージェント「Cascade」が削除されました。後継はローカルで動く「Devin Local」です
  • Cursorの料金がまるごと変わった: 10月12日から「The X Subscription」の料金体系に移り、新規はPlus(月8ドル)からになりました。ClaudeやGeminiなど他社のモデルはPremium(月30ドル)以上で、API定価の別払いです
  • Claude Codeの既定モデルはOpus 5.5に: 料金はPro(月20ドル)からで、大枠は変わっていません

この記事でわかること

  • 3ツールの料金・機能・対応モデルの違い(2026年10月16日に公式で確認した内容)
  • 個人開発・チーム導入・大規模な改修など、用途ごとの選び方
  • 現実的な併用の組み合わせと月額の合計
  • 学習利用や危ない既定設定など、業務で使う前に押さえたいセキュリティの違い

AIコーディングツールを初めて選ぶ人だけでなく、Windsurfや旧Cursor Proを使っていて「今の契約のままでいいのか」を確かめたい人にも役立つ内容です。

用途別おすすめ早見表

料金はいずれも米ドル・税別です。

用途

選ぶツール

理由

日常のコーディング(補完・小さな修正)

Cursor または Devin Desktop

どちらもTab補完とインライン編集があり、VS Codeに近い操作感で使える

とにかく安く始めたい

Devin Desktop(Free) または Cursor Plus($8)

Devin DesktopはFreeでもTab補完・インライン編集が使える。Cursor PlusはGrokとComposerに限られる

Claudeで大きなリファクタリング・設計変更

Claude Code

既定がOpus 5.5で、100万トークンの文脈を標準で扱える。Pro $20の中に含まれる

ローカルとクラウドのエージェントをまとめて動かしたい

Devin Desktop

管理画面(Agent Command Center)で、Devin Local・クラウドのDevin・Claude Codeなどを並べて扱える

複数社のモデルを1つのエディタで使い分けたい

Cursor(Premium以上)

Claude・Gemini・Kimiなどを選べる。ただし他社モデルはAPI定価の別払いで、OpenAI系は11月12日に終了予定

チーム導入(費用を抑えたい)

Claude Code(Team Standard)

1席 $25(年払いなら$20)。Cursor Teamsは1席 $30から

CI/CDやSlackから作業を頼みたい

Claude Code

GitHub Actions・GitLab CI・Slackから呼び出せる

迷ったときの判断の順番

  1. Tab補完がほしいか: ほしいなら、エディタはCursorかDevin Desktopから選びます。Claude Code単体には補完機能がありません
  2. 主に使いたいモデルはどれか: Claudeを中心に使うならClaude Codeが割安です。CursorでClaudeを使うと、Premium以上の月額に加えてAPI代がかかります
  3. お金をかけられるか: 無料で始めるならDevin DesktopかCursorのFree。Claude Codeは有料プランが前提です
  4. チームで使うか: 管理機能と学習利用の扱いを確認し、Team/Teams以上のプランを選びます

Cursor・Windsurf・Claude Codeとは? 3ツールの基本を整理

3つとも「AIがコードを書く」ツールですが、Cursorはエディタ、Devin Desktop(旧Windsurf)はエージェントの管理画面つきのエディタ、Claude Codeはターミナルから動かすエージェントです。 形が違うので、同じ土俵で順位をつけるより役割で選ぶほうが失敗しにくくなります。

Cursor公式サイトのイメージ画像

出典: Cursor 公式サイト

項目

Cursor

Windsurf(現 Devin Desktop)

Claude Code

開発元

Anysphere(2026年8月にSpaceXが買収)

Cognition(Devinの開発元。2025年7月にWindsurfを取得)

Anthropic

現在の形

VS CodeベースのAIエディタ+エージェント

エージェントの管理画面を中心にしたAIエディタ

ターミナルで動くエージェント

使える場所

デスクトップアプリ、CLI、Cloud Agents、iOSアプリ

デスクトップアプリ、Devin CLI、クラウドのDevin、JetBrains向けプラグイン(Windsurf名のまま)

ターミナル、VS Code・Cursor拡張、JetBrainsプラグイン、デスクトップアプリ、Web、モバイル、Slack

中心のエージェント

Agent(自社モデルComposer 2.5・Grok 4.7系)

Devin Local(Cascadeの後継)とクラウドのDevin

Claude Code本体(既定Opus 5.5)

対応OS

macOS / Windows / Linux

macOS / Windows 10(64bit)以降 / Linux

macOS / Linux / WSL / Windows

公式サイト

cursor.com

devin.ai

code.claude.com

CursorはVS Codeをもとにしたエディタで、普段の編集作業の中にAIを組み込む作り方です。VS Codeの拡張やキー操作をほぼそのまま持ち込めます。2026年10月からはGrok・X Premiumとまとめた「The X Subscription」の一部として売られています。

Windsurfは、2026年6月2日にDevin Desktopへ名前が変わりました。Cognitionは「Windsurfの次の世代」と説明しており、設定や拡張はそのまま引き継げます。起動すると最初にエージェントの管理画面(Agent Command Center)が開き、手元で動くDevin Localと、クラウドで動くDevinの作業やPRを一画面で追えるのが特徴です。9月8日にCascadeは削除されたため、Windsurf時代の解説や手順の多くはそのままでは使えません。経緯は「Windsurfとは?」と「Devinとは?」で詳しく扱っています。

Claude Codeはエディタではなく、ターミナルで動くエージェントです。コードを読んで複数のファイルを書き換え、コマンドを実行し、コミットやPR作成まで進めます。VS CodeやCursorの拡張としても入るので、CursorやDevin Desktopと組み合わせて使うこともできます。

関連記事: 各ツールの詳細は「Cursorとは?」「Claude Codeとは?」で解説しています。

料金比較|プラン別の月額と実質コスト

入口の価格はCursor Plusの$8が最安ですが、Claudeを使うならClaude Code Pro($20)、補完を無料で使うならDevin DesktopのFreeが有利です。 料金は2026年10月16日に各社の公式ページで確認した米ドル・税別の金額です。3社とも、1か月にどれだけ使えるかの具体的な量は公開していません。

Windsurf(現Devin Desktop)の公式サイトに掲載されたDevin Desktopの画面イメージ

出典: Devin Desktop(旧Windsurf)公式サイト

個人向けプラン比較

項目

Cursor

Devin Desktop(旧Windsurf)

Claude Code

無料プラン

Free(制限つき)

Free(公式料金ページの記載では、Tab補完・インライン編集は無制限、エージェントは少量)

なし(無料のClaudeでは使えない)

個人の入口

Plus $8(年$80)

Pro $20

Pro $20(年払いで月約$17)

中間

Premium $30(年$300)

—

Max 5x $100

ヘビー向け

Super $100 / Ultra $200

Max $200

Max 20x $200

Claudeを使う最安

Premium $30+Claude分のAPI代

Pro $20(Claudeの消費量は公式で要確認)

Pro $20

枠を超えたとき

前払いクレジットから従量

オンデマンドクレジット(失効なし)

枠の回復を待つ(API従量に切り替えることもできる)

押さえておきたい点

  • Cursor Plus($8)ではClaude・GPT・Geminiを使えません。 使えるのはGrokと自社のComposerだけです。他社モデルはPremium以上で、利用分をAPI定価で払う形です。料金体系の詳細は「X Subscription(Grok・Cursor統合)の料金」にまとめています
  • 旧プランの人はそのまま使えます。 Cursorの旧Pro($20)・Pro+($60)・Ultra($200)は既存の契約者向けに続いています。ただし新しい料金表からは消えています
  • 日本円の目安: Cursorは、日本語メディアが購入画面で確認した値でPlus 月1,280円、Premium 月5,280円です(公式の日本円価格表は未確認)。Devin DesktopとClaude Codeは米ドル建てで、為替によって変わります
  • WindsurfのPro $15は過去の料金です。 2026年4月の改定でDevinのプランに統合され、今はDevinのPro $20の中でクラウドのDevin・Devin CLI・Devin Desktopが利用枠を共有します
  • Claude Codeの利用枠はチャットと共有です。 claude.aiでのチャットと同じ枠を使い、5時間ごとに回復し、週の上限もあります。Max 20xでも無制限ではありません。詳しくは「Claude Codeの料金」を参照してください

チーム・法人向けプラン比較

項目

Cursor Teams

Devin Teams

Claude Team

1席の月額

$30 / $100 / $200(席の種類を混ぜられる)

Full席 $40(Flex席は無料)

Standard $25(年払い$20)/Premium $125(年払い$100)

最低額・人数

Plus席は不可

最低$80/月、最大200人

2〜150人

他社モデルの費用

API料金+Cursor Token Rate(100万トークンあたり$0.25)

プランの枠・クレジットから

Claudeのみ(Enterpriseは利用分をAPI料金で従量)

主な管理機能

SSO、一括請求、利用分析

共有クレジット、ターミナルの許可・拒否リストの強制

管理コンソール、使えるモデルやeffortの上限設定(Enterprise)

10人・1年の目安

$3,600〜($30席の場合、他社モデル代は別)

$4,800(Full席の場合)

$2,400(Standard年払い)〜$12,000(Premium年払い)

注意点

Teams以上はToken Rateが上乗せされる

Flex席ではDevin Desktopを使えない

Standardでは最上位のFable 5.1が枠外(従量)

チームの費用だけを比べると、Claude CodeのTeam Standardがいちばん安く収まります。一方で、Cursorは「1席 $30+使った分の他社モデル代」なので、Claudeを多く使うチームほど請求額が読みにくくなります。Devin TeamsはFull席とFlex席を分けられるため、エディタを使う人とクラウドのDevinに依頼するだけの人が混ざるチームで費用を抑えやすい作りです。

実質コストの目安(ヘビーユーザー向け)

使い方

Cursor

Devin Desktop

Claude Code

ときどき(週に数回)

Free または Plus $8

Free

Pro $20

毎日使う

Premium $30(Claudeを使うならAPI代が加わる)

Pro $20

Pro $20 または Max 5x $100

一日中エージェントを回す

Super $100 / Ultra $200

Max $200

Max 20x $200 またはAPI従量

Claude CodeをAPI従量で使う場合、公式の単価はOpus 5.5が入力100万トークンあたり$4・出力$20、Sonnet 5.5が$2・$10です。環境変数ANTHROPIC_API_KEYが設定されているとサブスクより優先されてAPI従量になるため、Pro/Maxで使うつもりの人は設定を確かめておきましょう。Max・Teamには10月から月ごとのAPIクレジットが付きますが、通常の対話型のClaude Codeには使えず、claude -pやAgent SDKなどの経由に限られます(詳細は「Claude MaxのAPIクレジット」)。

機能比較|コード補完・エージェント・IDE体験

補完はCursorとDevin Desktop、自律的な大きな改修はClaude Code、複数のエージェントをまとめて動かして管理するのはDevin Desktopが得意です。 Cursorもクラウドのエージェントや自動化を広げており、3つの機能の差は「あるか・ないか」より「どこを中心に作られているか」になってきました。

Claude Code公式サイトのイメージ画像

出典: Claude Code 公式サイト

コード補完(オートコンプリート)

項目

Cursor

Devin Desktop

Claude Code

Tab補完

あり

あり(Freeでも無制限)

なし

インライン編集

あり

あり

なし(IDE拡張は差分表示・@メンション・計画の確認が中心)

補完に使うモデル

自社モデル

自社モデル

—

日常の編集で手を止めたくないなら、補完のあるCursorかDevin Desktopを選びます。Claude Codeに補完がないのは欠けているというより、「1行ずつ手伝う」のではなく「作業をまとめて任せる」作りだからです。補完がほしいClaude Codeユーザーは、Claude CodeをCursorの拡張として、またはDevin Desktopの中でACP経由で動かす形が現実的です。

エージェント機能(自律コード生成)

項目

Cursor

Devin Desktop

Claude Code

手元で動くエージェント

Agent、CLI

Devin Local(サブエージェント、Plan mode、Hooks)

Claude Code本体(サブエージェント、バックグラウンド実行)

クラウドで動くエージェント

Cloud Agents(Premium以上)

クラウドのDevin(非同期でPRまで進める)

Web版(claude.ai/code)、Routines(定期実行)

他社のエージェントを動かす

—

ACP対応のエージェントを同じ画面で(Claude Codeも可)

—

外から操作する

iOSアプリから手元のエージェントを操作

管理画面からローカル・クラウドを一括管理

Remote Control、モバイル、Slackから依頼

AIコードレビュー

Bugbot(Premium以上)、Security Review(Teams以上)

Devin Review(Freeから)

GitHubのCode Review、GitHub Actions / GitLab CI

MCP

あり

あり

あり

扱える文脈の長さ

モデルによる(Grok 4.7は25.6万トークン)

モデルによる

100万トークン(Opus 5.5・Sonnet 5.5などで標準)

Cursorは、9月にCursor Projects(ベータ)を出し、まとめ役のエージェントがクラウドと手元に作業を割り振る形に進んでいます。9月2日からはツールの実行を自社のマシンに置くセルフホストにも対応しました。

Devin Desktopは、手元のDevin LocalとクラウドのDevinを行き来させるのが得意です。主モデルと補助モデルを組み合わせる「Fusion」もあり、ACPに対応したClaude Codeなど他社のエージェントも同じ画面に並べられます。

Claude Codeは、コードを読んでから計画を立て、複数のファイルにまたがる変更をまとめて進めるのが得意です。CLAUDE.md(AGENTS.mdも読める)にプロジェクトのルールを書いておくと、それに沿って作業します。effort(考える量)をlowからmaxまで切り替えられ、Opus 5.5の既定はmediumです。

IDE・開発体験の違い

項目

Cursor

Devin Desktop

Claude Code

操作の中心

エディタ(GUI)

エージェントの管理画面+エディタ(GUI)

ターミナル(CLI)

VS Codeの拡張・設定

ほぼそのまま使える

使える。Windsurfの設定を引き継ぐ移行コマンドあり

VS Code・Cursorの拡張として入る

JetBrains

—

専用プラグイン(Windsurf名のまま)

専用プラグイン

入れ方

公式サイトからアプリをダウンロード

公式サイトからアプリをダウンロード

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash、brew install --cask claude-code、winget install Anthropic.ClaudeCode など

学び始めの負担

小さい(VS Codeとほぼ同じ)

小さめ(管理画面の考え方に慣れが要る)

ターミナルに慣れていないと大きい

VS Codeを使っている人にとって、いちばん乗り換えが楽なのはCursorです。Devin Desktopもエディタとしての機能(拡張・キー割り当て・ターミナル)は残っていますが、起動時の画面がエージェントの管理画面になったので、Windsurf時代とは使い勝手が変わったと感じる人もいます。Claude Codeはターミナルに慣れていれば数分で使い始められますが、GUIだけで開発してきた人には最初の壁があります。

対応AIモデル

ツール

使えるモデル(2026年10月16日時点)

Cursor

自社のComposer 2.5、Grok 4.7系(全プラン)。Premium以上ではClaude Opus 5.5 / Sonnet 5.5 / Haiku 5.5 / Fable 5.1、GPT-5.6系、Gemini 3.x / Gemini 4 Argon、Kimi K3、GLM 5.3 など

Devin Desktop

自社のSWE-2、Fusion(例: GPT-6 Astra+SWE-2)、Claude系など。ChatGPTアカウントでサインインし、ChatGPT Plus/ProでGPTの利用分を賄うこともできる

Claude Code

Claudeのみ。既定はOpus 5.5、ほかにSonnet 5.5、Haiku 5.5、Fable 5.1

モデルの選択肢がいちばん広いのはCursorですが、OpenAIは8月28日、Cursorへのモデル提供を11月12日に止める方針を通告しています(10月16日時点で公式のモデル一覧にはGPT系がまだ載っており、日付は「予定」です)。GPTを主に使っている人は「CursorのOpenAIモデル終了」で影響を確かめてください。Claude Codeはモデルの選択肢が狭いぶん、Claudeの新しいモデルがすぐ既定になります。Opus 5.5は9月22日の発表直後にProでも既定になりました。

2026年最新アップデートまとめ

Cursor公式チェンジログ(更新履歴)のイメージ画像

出典: Cursor Changelog(公式)

4月以降の大きな変化は、Windsurfの改称とCascadeの削除、Cursorの料金移行、Claudeの新モデル3つです。 半年前の比較記事は、料金とWindsurfの説明がほぼ使えなくなっています。

日付

ツール

内容

2026年4月14日

Windsurf

料金をDevinのプランに統合。Windsurf Pro $15は廃止

2026年5月18日

Cursor

自社モデル Composer 2.5 を公開

2026年6月2日

Windsurf

Devin Desktopに改称

2026年8月14日

Cursor

SpaceXによるAnysphereの買収が完了

2026年8月28日

Cursor

OpenAIがモデル提供の終了を通告(停止予定日は11月12日)

2026年9月2日

Cursor

セルフホストのマシン、LinuxとMacでComputer use

2026年9月8日

Devin Desktop

Cascadeを削除し、Devin Localに一本化

2026年9月10日

Devin Desktop / Cursor

Devin Desktop: ACPを常に有効化、Fusion。Cursor: Projects(ベータ)

2026年9月22日

Claude Code

Claude Opus 5.5 を発表し、既定モデルに

2026年9月28日

Claude Code

Claude Sonnet 5.5 を発表

2026年10月7日

Claude Code

Claude Haiku 5.5 を発表。Max・Teamに月ごとのAPIクレジット

2026年10月12日

Cursor

The X Subscriptionの料金へ移行(Plus $8〜Ultra $200)

2026年10月13日

Cursor

Origin App Marketplace(20以上のアプリと連携)

2026年10月15日

Claude Code

v2.1.301(ほぼ毎日更新)

Cursorは料金と運営元が大きく変わった一方、製品はクラウドのエージェントとチーム向けの機能を伸ばしています。運営元の変化は「SpaceXによるCursor買収」、自社モデルは「Cursor Composer」で扱っています。

Devin Desktopは、名前だけでなく中身も「エディタの中のAI」から「エージェントを束ねる場所」へ近づきました。Windsurfを使い続けていた人は、7月に追加された移行ウィザードでCascadeの設定を引き継げます。

Claude Codeは、Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5が1か月足らずで出そろい、既定のモデルが入れ替わりました。

セキュリティ・プライバシー比較

業務のコードを扱うなら、学習利用の設定と、初期状態のままだと危ない設定を最初に確認してください。 3つとも対策は用意されていますが、既定のままでは守られない部分があります。

項目

Cursor

Devin Desktop

Claude Code

コードの学習利用

プライバシーモードを有効にすると学習に使わない。Teams以上は管理者がチーム全体に強制できる

公式のセキュリティページで要確認

個人向け(Pro/Max)は設定次第で学習に使われる(保持5年、オフなら30日)。Team/Enterprise/APIは学習に使わない(保持30日)

第三者認証

SOC 2 Type II、ISO/IEC 27001、ISO/IEC 42001 など

公式で要確認

Anthropicの認証は公式トラストセンターで確認

初期状態で注意したい点

Workspace Trustが既定で無効

信頼していないフォルダはRestricted Mode(エージェントとHooksを止める)

対話型ターミナルとVS Codeではauto modeが最初のモード(分類器が危険な操作を止めつつ、確認なしで進める)

権限の制御

Enterprise: SCIM、監査ログ、リポジトリ・モデル・MCPのアクセス制御

チームでターミナルの許可・拒否リストを強制、サンドボックスの除外設定

権限ルール、Hooks、サンドボックス。Enterpriseは使えるモデルやeffortの上限を管理

自社環境に置けるもの

ツールの実行マシン(セルフホスト)

リモートSSHのエージェントホスト

モデルはAnthropicのクラウドで動く(ネット接続が必須)

注意すべきポイント

  • Claude CodeをPro/Maxで業務に使う場合は、「モデルの改善に使う」設定をオフにしておきましょう。オンのままだと会話が学習に使われ、保持期間も長くなります。会社として使うならTeam以上が無難です
  • auto modeはプロンプトインジェクションで突破された報告があります。 外部から取得したファイルやWebページを読ませる作業では、確認ありのモードに戻すか、サンドボックスで動かしてください(「Claude Code auto modeとプロンプトインジェクション」)
  • CursorのWorkspace Trustは初期状態で無効です。他人のリポジトリを開く前に有効にしておくと、フォルダ内の設定やタスクが勝手に動くのを防げます
  • Devin Desktopは9月16日のv3.10.31で脆弱性(CVE-2026-81376)を修正しています。Restricted Modeで止めるはずの設定が、特定の書き方だと止まらない問題でした。古い版のまま使っていないか確認してください
  • CursorのX Subscriptionへの統合は取り消せません。 会社の業務用アカウントと個人のXアカウントを混ぜないように注意が必要です

社内でまとめて導入する場合の設定は「Claude Codeのセキュリティ対策」と「生成AIのセキュリティリスクと対策」で詳しく扱っています。

これらのツールで作った試作を、社内の実データや既存の基幹システムにつないで業務で使う段階になると、権限設計・テスト・運用保守の担い手を決める作業が別に必要になります。その段階の進め方は「AIで作ったアプリを開発会社へ引き継ぐには」で整理しています。

得意な場面・苦手な場面を整理

手を動かしながら書くならCursor、エージェントに任せて結果を見るならDevin DesktopとClaude Codeが向いています。 同じ「エージェント」でも、Devin Desktopは複数の作業を並べて管理すること、Claude Codeは1つの大きな作業を深く進めることに強みがあります。

Cursorが力を発揮する場面

  • 日常の編集作業: Tab補完とAgentを行き来しながら、手元で細かく直していく作業
  • モデルを使い分けたいとき: Premium以上なら、作業に合わせてClaude・Gemini・Grokなどを選べる
  • VS Codeからの乗り換え: 拡張や設定をほぼそのまま持ち込める
  • チームのレビューまで含めた運用: Bugbot、Security Review、Rolloutsなどチーム向けの機能が多い

Cursorが苦手な場面

  • 料金を固定したいのに、Claudeなど他社モデルを多く使う場合(API代が上乗せされる)
  • GPT系モデルを主に使い続けたい場合(11月12日に終了予定)
  • ターミナルだけで完結させたい場合

Windsurf(Devin Desktop)が力を発揮する場面

  • 複数のエージェントを同時に回す: 手元のDevin LocalとクラウドのDevinの作業・PRを一画面で追える
  • 時間のかかる作業を手放す: クラウドのDevinに渡して、終わったらPRを確認する
  • ほかのエージェントも混ぜたい: ACP経由でClaude Codeなども同じ画面で動かせる
  • 無料で補完を使いたい: FreeでもTab補完とインライン編集が使える

Windsurf(Devin Desktop)が苦手な場面

  • Windsurf時代の使い方(Cascade前提の手順・プロンプト)をそのまま続けたい場合
  • 名前の切り替えが途中のため、旧名の設定ファイルや解説記事が混ざって迷いやすい
  • 利用枠の具体的な量が公開されておらず、使える回数を読みにくい

Claude Codeが力を発揮する場面

  • 複数のファイルにまたがる大きな改修: 認証方式の変更やライブラリの入れ替えなど、横断的な作業
  • コードベース全体を読んでの調査・レビュー: 100万トークンの文脈でまとめて読ませられる
  • CI/CDや定期実行への組み込み: GitHub Actions・GitLab CI、Routines、claude -pでの実行
  • エディタを選ばない: ターミナル、VS Code、Cursor、JetBrains、Devin Desktop(ACP)のどこからでも使える

Claude Codeが苦手な場面

  • 1行ずつの補完(機能がない)
  • 無料で使いたい場合(有料プランが必須)
  • Claude以外のモデルを使いたい場合
  • ネットにつながらない環境(モデルはクラウドで動く)

こんな人におすすめ

VS Codeのまま賢くしたいならCursor、エージェントを並べて回したいならDevin Desktop、Claudeに大きな作業を任せたいならClaude Codeです。

Cursorをおすすめする人

  • 今VS Codeを使っていて、補完とエージェントを足したい人
  • 月8ドルからまず試したい人(GrokとComposerで足りる人)
  • 複数社のモデルを1つのエディタで使い分けたい人
  • チームでAIコードレビューやセキュリティレビューも回したい人

Windsurf(Devin Desktop)をおすすめする人

  • 無料で補完とインライン編集を使いたい人
  • クラウドのDevinに作業を渡し、PRで受け取る使い方をしたい人
  • Claude Codeなど複数のエージェントを1つの画面で管理したい人
  • すでにWindsurfの設定・拡張がそろっていて、そのまま移りたい人

Claude Codeをおすすめする人

  • Claudeを中心に使いたく、費用を月額で固定したい人
  • 大規模なリファクタリングや設計変更をよく行う人
  • ターミナル中心で開発している人、CI/CDやSlackからエージェントを呼びたい人
  • 今のエディタ(CursorやDevin Desktopを含む)を変えずにエージェントだけ足したい人

おすすめしない人

ツール

おすすめしない人

Cursor

Claudeを大量に使うのに費用を固定したい人、GPTを主に使い続けたい人

Windsurf(Devin Desktop)

Cascadeの操作感をそのまま続けたい人、使える量を事前に把握したい人

Claude Code

補完がほしい人、無料で使いたい人、Claude以外のモデルを使いたい人

併用パターンと実際のワークフロー

いちばん無理がないのは「補完のあるエディタ1つ+Claude Code」の2本立てです。 Claude CodeはCursorの拡張としても、Devin Desktopの中(ACP経由)でも動くので、画面を行き来せずに使えます。

Claude CodeのGitHubリポジトリのイメージ画像

出典: anthropics/claude-code(GitHub)

パターン1: Cursor + Claude Code(定番の組み合わせ)

  • 日常のコーディング: CursorのTab補完とAgent(GrokとComposer)で細かな修正
  • 大きな作業: Cursorに入れたClaude Code拡張で、複数ファイルの改修や設計変更
  • 月額の目安: Cursor Plus $8 + Claude Pro $20 = $28/月
  • CursorのPremium($30)でClaudeを使うより、Claudeの利用分をClaude側のサブスクで払うほうが費用を読みやすくなります

パターン2: Windsurf(Devin Desktop)+ Claude Code

  • 機能開発・並行作業: Devin LocalとクラウドのDevinに作業を振り分ける
  • 大きな改修: ACP経由でDevin Desktopの中からClaude Codeを動かす
  • 月額の目安: Devin Pro $20 + Claude Pro $20 = $40/月(補完だけでよければDevinはFreeにして$20/月から)

パターン3: 全部使う(ヘビーユーザー)

  • 補完と小さな修正: Cursor
  • 並行作業と非同期の依頼: Devin Desktop
  • 大きな改修: Claude Code
  • 月額の目安: Cursor Plus $8 + Devin Pro $20 + Claude Pro $20 = $48/月

3つ全部を契約すると、エディタが2つ重なります。多くの人にはパターン1か2で足り、エディタを1つに絞ったほうが設定やルールファイルの管理も楽です。

関連記事: 2つに絞って比べたい方は「Cursor vs Claude Code 比較」「Windsurf vs Cursor 比較」「Devin vs Claude Code 比較」もご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. プログラミング初心者にはどれがおすすめですか?

無料で始めるならDevin Desktop、月8ドル払えるならCursorが入りやすい選択です。 どちらもGUIで操作でき、補完が書き方の手本にもなります。Claude Codeはターミナルの基本操作を覚えてからでも遅くありません。初めて使うときは、変更の差分を必ず目で確かめる習慣をつけておきましょう。

Q2. 会社で導入するならどれを選ぶべきですか?

まず学習利用とデータの保持期間、次に管理機能で選びます。 Claude Codeは個人向けプランだと設定次第で学習に使われるため、会社で使うならTeam以上が前提です。Cursorはプライバシーモードを管理者が強制でき、第三者認証もそろっています。Devin Desktopはデータの扱いを公式のセキュリティページで確かめてから決めてください。

Q3. 3つ全部入れても競合しませんか?

同じPCに入れても問題ありません。 CursorとDevin Desktopは別々のアプリで、Claude Codeはターミナルや拡張として動きます。ただし、同じリポジトリを複数のエージェントが同時に書き換えると変更がぶつかるので、作業ごとにブランチやworktreeを分けておくと安全です。

Q4. CursorとWindsurf(Devin Desktop)どちらか1つだけ選ぶなら?

VS Codeに近い操作感と複数社のモデルを重視するならCursor、無料の補完とエージェントの並行管理を重視するならDevin Desktopです。 価格はCursor Plusが$8、Devin Proが$20ですが、CursorでClaudeを使うにはPremium($30)以上とAPI代が必要になる点も考えて比べてください。

Q5. Claude Codeは他のエディタと一緒に使えますか?

使えます。 VS Code・Cursorの拡張、JetBrainsのプラグインがあり、Devin DesktopにもACP経由で組み込めます。Claudeのプラン(Pro以上)でログインすれば、どこから使っても同じ利用枠を消費します。

Q6. 日本語でプロンプトを書いても動きますか?

3つとも日本語の指示で動きます。 指示の通りやすさは使うモデルによって変わり、Cursor Plusで使えるGrok・Composerと、Claude Codeで使うClaudeとでは、日本語の説明やコメントの書きぶりに差を感じることがあります。画面の表示言語はツールや版によって違うため、気になる人は無料プランや最安プランで確かめてから選ぶと確実です。

Q7. Windsurfを使っていた人は何をすればいいですか?

Devin Desktopに更新し、Cascade向けに作っていた手順やルールを見直してください。 アプリは後方互換で、設定や拡張は引き継げます。7月に追加された移行ウィザードでCascadeの設定をDevin Localに移せます。.windsurfignoreは引き続き有効ですが、新しい.devinignoreも読めるようになっています。

Q8. Cursorの旧Proプランは解約したほうがいいですか?

急いで解約する必要はありません。 旧Pro・Pro+は既存の契約者向けに続いており、旧Proには他社モデルの利用枠も含まれています。一度解約すると同じ条件では戻れない可能性があるため、新しいPlus・Premiumの中身と見比べてから判断してください。

まとめ

  • 2026年10月時点で3つとも大きく変わった: WindsurfはDevin Desktopに改称してCascadeを削除、Cursorは新料金(Plus $8〜)、Claude Codeは既定がOpus 5.5
  • 補完がほしいならCursorかDevin Desktop: 無料ならDevin Desktop、安い有料ならCursor Plus
  • Claudeに大きな作業を任せるならClaude Code: Pro $20からで、CursorでClaudeを使うより費用を読みやすい
  • 選び方は「エディタ」と「エージェント」の2つに分ける: 「補完のあるエディタ1つ+Claude Code」が無理のない組み合わせ
  • 業務で使うなら学習利用と既定設定を最初に確認: Claude Codeの個人向けプランの学習設定、CursorのWorkspace Trust、Claude Codeのauto mode

料金とモデルは月単位で変わっているため、契約前に各社の公式料金ページで最新の内容を確かめてください。AIコーディングツール全体を見比べたい方は「AIコーディングツールおすすめ比較」、AIエージェントの基本から知りたい方は「AIエージェントとは?」もあわせてご覧ください。

このツールを自社のシステムや業務にどう組み込むか、ご提案します

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AI革命

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編集部

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