Claude Code特集2026年9月更新

Devin vs Claude Code比較【2026年9月最新】料金・機能・使い分けの違いを徹底解説

公開日: 2026/04/11
更新日: 2026/09/15
Devin vs Claude Code比較【2026年9月最新】料金・機能・使い分けの違いを徹底解説

この記事のポイント

DevinとClaude Codeの違いを2026年9月時点の公式情報で比較。Devin Pro $20/Max $200/Teamsと、Claude Code(Pro/Max/Team)の料金・利用上限、SWE-2とClaudeモデル、セキュリティ、用途別の使い分けと併用パターンまで整理します。

明確なチケットをクラウドで丸ごと任せてPRで受け取りたいならDevin、手元のリポジトリで対話しながら設計や難しい修正を進めたいならClaude Codeが向いています。 2026年9月時点では、個人向けの料金はどちらも「$20(入口)〜$200(ヘビー向け)」に並んでいます。そのため、価格の差より「任せ方」の違いで選ぶのが現実的です。

2026年に入り、両製品は大きく変わりました。Devinは旧Windsurfを「Devin Desktop」に改名し、ローカルで動く「Devin CLI」と自社モデル「SWE-2」を投入しています。Claude Codeはブラウザ版やRoutinesでクラウド実行に対応し、2026年9月14日には週次の利用上限が変更されました。「Devin=クラウド専用、Claude Code=ローカル専用」という以前の分け方は、もう正確ではありません。

この記事でわかること

  • 2026年9月時点のDevinとClaude Codeの製品構成と料金プラン
  • 利用上限・課金方式の違い(Devinの利用枠+クレジット/Claude Codeの5時間・週次上限)
  • 使えるAIモデルの違い(SWE-2・他社モデル/Claude Fable 5.1・Opus 5・Sonnet 5)
  • 実行環境・承認の仕組み・学習利用の初期設定などセキュリティ面の比較
  • 用途別の使い分け、併用パターン、こんな人におすすめ/おすすめしない人

こんな方に向けた記事です

  • DevinとClaude Codeのどちらを契約するか迷っている個人開発者
  • チームや会社へのAIコーディングエージェント導入を検討しているテックリード・エンジニアリングマネージャー
  • 以前の「Devinは月額$500」という情報で判断を保留していた方

AIコーディングツール全体の選択肢を先に見たい場合は、AIコーディングツールおすすめ比較もあわせて参考にしてください。

迷ったらこう選ぶ|DevinとClaude Codeの判断早見表

判断のポイントは「誰がタスクを進めるか」です。 仕様が決まったタスクをAIに任せて、自分は結果のPRを見るならDevin。自分が主導してAIと一緒に進めるならClaude Codeが合います。

こういう状況なら

おすすめ

理由

Jira・Linear・Slackのチケットを次々に任せて、PRで受け取りたい

Devin

クラウドVMで計画→実装→テスト→PR作成まで自走する設計

手元のリポジトリで設計を相談しながら実装したい

Claude Code

ターミナル・IDEで対話しながら、1つずつ確認して進められる

ローカルのDocker・DB・社内ツールをそのまま使いたい

Claude Code

手元のPCで動くのが基本

複数のタスクを並列でバックグラウンド処理したい

Devin(Claude CodeのWeb版も可)

複数セッション・子セッションを並べて動かしやすい

Claude以外のモデル(GPT・Gemini・SWE-2など)も切り替えたい

Devin

Devin CLIで他社モデルやオープンモデルを選べる

Claudeモデルの性能を最大限使いたい

Claude Code

Anthropic公式ツール。Fable 5.1ではHigh effortが既定

月々の支払いをサブスク料金内に収めたい

Claude Code

利用上限に達したらリセットを待つのが基本で、定額を超えにくい(API利用や追加利用の設定をした場合は除く)

デスクトップアプリのE2Eテストや画面録画を任せたい

Devin

Devin 2.2でLinuxデスクトップの操作に対応

GitHub Actions・GitLab CI/CDに組み込みたい

Claude Code

公式のGitHub Actions / GitLab CI/CD連携がある

PR・MRの自動レビューを入れたい

どちらも可

Devin Review(GitHub/GitLab)/Claude CodeのGitHub Code Review

Devin公式サイトの画面。タスクを任せて自律的に進める委任型のAIソフトウェアエンジニア

出典: Devin(Cognition)公式サイト

それぞれの製品を単体で詳しく知りたい場合は、DevinとはClaude Codeとはで解説しています。

DevinとClaude Codeの違い|2026年9月時点の製品構成

2026年9月時点では、DevinもClaude Codeも「クラウド」と「ローカル」の両方を持っています。 それでも初期設定の考え方は違います。Devinはクラウドで任せる形が中心で、Claude Codeは手元のPCで一緒に進める形が中心です。

基本情報の比較

比較項目

Devin

Claude Code

開発元

Cognition(米国。2026年4月に日本法人設立)

Anthropic(米国)

公式の位置づけ

クラウドの仮想マシンで動く自律型AIソフトウェアエンジニア

コードベースを読み、ファイル編集・コマンド実行を行うエージェント型コーディングツール

中心となる使い方

タスクを渡して任せ、PRで結果を確認する

ターミナル・IDEで対話しながら進める

クラウド実行

Devin(Webアプリ app.devin.ai)

Claude Code on the web(claude.ai/code)、Routines

ローカル実行

Devin CLI、Devin Desktop(旧Windsurf)+Devin Local

ターミナルCLI、VS Code拡張、JetBrainsプラグイン、デスクトップアプリ

そのほかの入口

Slack、Microsoft Teams、Linear、Jira、GitHub、GitLab、API

Slack、iOS/Androidアプリ、GitHub Actions、GitLab CI/CD、Chrome連携、Agent SDK

使えるモデル

SWE-2(自社)、Claude、GPT、Gemini、オープンモデルなど

Claudeモデルのみ(Fable 5.1 / Opus 5 / Sonnet 5 / Haiku 4.5など)

無料プラン

あり(利用枠は少なめ)

なし(Claude Codeは有料プランかAPIが必要)

Devinの製品ラインナップ

Devinは、2026年に入って「Devin」ブランドの下に複数の製品をまとめました。

  • Devin(Cloud / Webアプリ):クラウドVMの中でシェル・エディタ・ブラウザを使い、タスクを自走してPRまで作ります。SlackやLinearからの依頼にも対応します
  • Devin Desktop:2026年6月2日にWindsurfから改名したIDEです。ローカルエージェントは、旧Cascadeの後継であるDevin Localに置き換わりました。経緯はWindsurf(Devin Desktop)とはにまとめています
  • Devin CLI:ターミナルで動くローカル型エージェントです。公式ドキュメントでは、クラウド版Devinとは別の製品と説明されています。/handoff でクラウドのセッションへ作業を引き継げます
  • Devin Review:GitHub・GitLab・GitHub Enterprise ServerのPR/MRを自動でレビューします
Devin Desktop(旧Windsurf)のエディタ画面

出典: Devin Desktop 公式サイト

Claude Codeの提供形態

Claude Codeは、ひとつのエージェントを複数の場所から使える構成です。

  • ターミナルCLI(macOS / Linux / WSL / Windows)
  • VS Code拡張(Cursorでも使用可)、JetBrainsプラグイン
  • デスクトップアプリ(macOS / Windows。Linuxはベータ。有料プランが必要)
  • Web版(claude.ai/code。Anthropic管理の隔離VMで長時間・並列タスクを実行)
  • iOS / AndroidアプリSlackGitHub Actions / GitLab CI/CD

claude --teleport でWebのタスクを手元に取り込んだり、Remote Controlでスマホからローカルのセッションを操作したりと、場所をまたいで作業を続けられます。

近づいた2製品で、今も違うところ

機能だけ見ると両者は似てきましたが、人の関わり方・得意なタスク・モデルの考え方には今もはっきりした差があります。

違い

Devin

Claude Code

人が関わるタイミング

最初の依頼と、最後のPRレビューが中心

作業の途中で確認・方向修正しながら進める

得意なタスク

受け入れ条件がはっきりしたチケット

要件が曖昧なもの、設計判断を含むもの

モデルの考え方

複数社のモデルを選んで組み合わせる

Claudeモデルに最適化した1社専用ツール

料金プランの比較|個人・チーム・企業

Claudeの料金プランページの公式イメージ。Claude CodeはClaudeの有料プランで利用できる

出典: Claude 公式 料金プランページ

個人向けはどちらも$20と$200の価格帯で、ほぼ同じ水準です。 違いは課金方式で、Claude Codeは利用上限に達するとリセットを待つのが基本、Devinは利用枠を使い切るとクレジットを追加購入して続ける仕組みです。

料金プランの比較表(2026年9月15日時点)

区分

Devin

Claude Code

無料

Free:$0(少ない利用枠で試せる)

Freeプランでは使えない

個人(入口)

Pro:$20/月(日次+週次の利用枠)

Pro:$17/月(年払い)/$20/月(月払い)

個人(ヘビー)

Max:$200/月(週次の利用枠のみ、日次上限なし)

Max:$100/月〜(Proの5倍または20倍の利用枠。20倍は$200/月)

チーム

Teams:$80/月から。フルシート$40/席、Flexシートは無料。クレジットはメンバーで共有

Team Standard:$20/席(年払い)/$25/席(月払い)
Team Premium:$100/席(年払い)/$125/席(月払い)、Standardの5倍の利用枠

企業

Enterprise:要問い合わせ(契約で定めたACU量で課金)

Enterprise:$20/席+API単価での従量課金(年払い)

従量課金

利用枠を超えたらオンデマンドクレジットを追加(繰り越し可)

Anthropic Console(API)で使えばトークン単位の従量課金

※Devinの料金は公式ドキュメント(Self-serve billing)、Claude Codeは公式料金ページで確認した内容です。Devinのクレジット単価、Freeプランの利用枠の中身、Claude Max 20倍プランの最新価格は、契約前に各公式ページで確認してください。

Claude Codeの料金をさらに詳しく知りたい場合は、Claude Code料金ガイドで解説しています。

「Devinは月額$500」は以前の料金

日本語の比較記事には、今も「Devinは月額$500」「Core $20+ACU課金」と書かれたものが残っています。これは以前の料金体系です。現在はPro $20・Max $200・Teams $80〜が公式ドキュメントに載っており、個人やチームがACU単位で課金されるのはEnterpriseのみです。「Devinは高すぎる」という理由で検討から外していた場合は、改めて比べ直す価値があります。

利用上限・課金の仕組みの違い

比較項目

Devin

Claude Code

上限の単位

日次・週次の利用枠(Maxは週次のみ)

5時間ごとのセッション上限+全モデル合算の週次上限

上限に達したら

オンデマンドクレジットを買えば続けられる

基本はリセットまで待つ(Maxなど上位プランへの変更も可。追加利用の可否・条件は公式で要確認)

何で消費するか

アクションの数と複雑さ、VM時間、帯域、選んだモデルのトークン単価

使ったモデルとトークン量

消費しないとき

ユーザーの返信待ち・テスト実行待ちの間

注意点

Windowsのセッションは Linux より約9%多く消費

具体的な上限量は非公開(Settings > Usageで確認)

Claude Codeの2026年9月14日の変更:Pro / Max / Team / 席課金のEnterpriseで、Claude Codeの週次上限が「標準比+25%」で恒久化されました。5月から続いていた+50%の期間限定増量は終わったため、直前と比べると約17%少なくなっています(ClaudeDevs公式Xの告知)。上限に当たりやすかった人は、プラン選びの前提を見直しておきましょう。

Devinのコストが増えやすい場面:サブスク料金はあくまで最低額で、上限ではありません。クラウドで長時間自走させる、失敗してやり直す、並列でたくさん動かすといった使い方ほどクレジットの消費が増えます。予算を管理したいなら、チーム内で上限の設定やタスクの粒度を決めてから使うのが安全です。

OpenAI側の利用上限と比べたい場合は、Codexの利用上限も参考になります。

利用パターン別のコストの目安

Devinのクレジット単価が公式ドキュメントで確認できないため、あくまで考え方の目安です。

利用パターン

Devin

Claude Code

考え方

個人で毎日、対話しながら使う

Pro $20〜(枠を超えたらクレジット)

Pro $17〜20、足りなければMax $100〜

対話中心ならClaude Codeの定額が読みやすい

個人で週に数十件のタスクを任せる

Max $200、または Pro+クレジット

Max(Web版・Routinesを併用)

「任せる」量が多いほどDevinの設計が合う。ただしクレジット消費に注意

5人チーム

Teams $80〜(フルシート$40/席)

Team Standard 5席=$100〜125/月

Devinのシート計算は条件で変わるため、公式で見積もりを取る

数百人規模・SSO必須

Enterprise(要問い合わせ、ACU課金)

Enterprise($20/席+API従量)

利用量の見込みで総額が大きく変わる。両社に見積もりを依頼する

機能の比較|できること・できないこと

任せたタスクを自走させる機能と外部ツール連携はDevin、手元での細かな制御と開発フローへの組み込みはClaude Codeが充実しています。 ただし、多くの機能はどちらにも近いものがあります。

DevinのWebアプリ画面。タスクの進み具合とコード変更をブラウザで確認できる

出典: Devin(Cognition)公式サイト

機能比較表

機能

Devin

Claude Code

計画→実装→テスト→PR作成

◎ 人が見ていなくても進める設計

○ git操作・PR作成まで可能。承認のしかたは権限モードで選ぶ

並列実行

◎ 複数セッション、子セッション

○ サブエージェント、バックグラウンドエージェント、Web版で並列実行

定期実行・イベント起動

○ Automations API、GitLabトリガー、PagerDuty連携

○ Routines(クラウドで実行、GitHubイベントでも起動)、/loop

チャットツールからの依頼

◎ Slack / Microsoft Teams

○ Slack(@Claude)、Channels(Telegram/Discord等)

チケット管理との連携

◎ Linear / Jira

○ MCP経由で接続

CI/CDへの組み込み

○ GitHub/GitLabのPRベース

◎ 公式のGitHub Actions / GitLab CI/CD

PRレビュー

◎ Devin Review(自動修正あり)

○ GitHub Code Review、/security-review

デスクトップアプリの操作・テスト

○ Linuxデスクトップ操作と画面録画(Devin 2.2)

△ Chrome連携でのブラウザ操作が中心

拡張の仕組み

Plugins、MCPマーケットプレイス、Knowledge、Playbooks

CLAUDE.md、Skills、Hooks、MCP、Plugins

ローカル環境(Docker・DB等)

○ Devin CLI / Desktopで利用

◎ 手元の環境をそのまま利用

パイプ・スクリプトからの利用

○ Devin CLI

claude -p でパイプ・CI・一括処理

使えるモデルの選択肢

◎ 自社・他社・オープンモデル

△ Claudeモデルのみ

Devinが得意なこと

  1. バックログの消化:受け入れ条件が明確なチケットを複数並べて任せ、PRで受け取る
  2. 定型的な移行作業:ライブラリの一斉アップデートや、手順が決まったマイグレーション
  3. 障害対応の初動:PagerDuty連携(2026年8月)でアラートから調査を始める
  4. 複数リポジトリの横断作業:複数リポジトリのコードスキャン(2026年7月)
  5. デスクトップアプリのE2Eテスト:画面を操作して動作を確かめ、録画を残す

Claude Codeが得意なこと

  1. 設計判断を含む実装:要件が固まっていない機能を、対話しながら形にする
  2. 大きなリファクタリング:影響範囲を確認しながら段階的に進める
  3. ローカル環境でのデバッグ:手元のログ・DB・Dockerを見ながら原因を探す
  4. 開発フローへの組み込み:Hooksで決まった処理を強制し、GitHub Actionsで自動化する
  5. 場所をまたいだ作業:Web版で始めたタスクを --teleport で手元に取り込み、スマホからRemote Controlで確認する

定期実行についてはClaude Code Routinesの使い方で詳しく扱っています。

各ツールのできないこと・制約

制約

Devin

Claude Code

無料で使えるか

Freeプランで試せる

Freeプランでは使えない

コストの読みやすさ

利用枠を超えるとクレジット購入が必要で、読みにくい

上限に達すると待つ必要がある。9/14から週次上限が直前より約17%減

曖昧な指示への対応

苦手。受け入れ条件がはっきりしたタスク向き

対話で詰められる

ローカル版の機能差

Devin CLIではクラウド版のKnowledge / Playbooks / Secretsがまだ使えない

デスクトップアプリは有料プラン必須、Linux版はベータ

モデルの選択

SWE-2はDevin製品の中でしか使えない

Anthropic以外のモデルは選べない

人が見ていない自走

標準の使い方

Web版・Routines・auto modeを組み合わせる設計が必要

使えるAIモデルの違い|SWE-2とClaudeモデル

Devin公式ドキュメント「Introducing Devin」のイメージ

出典: Devin 公式ドキュメント

Devinは複数社のモデルから選べるのに対し、Claude CodeはClaudeモデル専用です。 Devinの中でもClaudeモデルは使えるため、「Claudeを使いたいからClaude Code」とは限りません。

モデルの比較

比較項目

Devin

Claude Code

自社モデル

SWE-2(2026年9月10日発表、Kimi K3ベース)

Claude Fable 5.1(2026年9月1日発表)、Opus 5、Sonnet 5、Haiku 4.5

他社モデル

Anthropic(opus / sonnet)、OpenAI(gpt / codex)、Google(gemini)、DeepSeek・Kimi・GLMなど(Devin CLIの公式ドキュメント)

なし(Amazon BedrockやGoogle Cloud経由でも中身はClaude)

組み合わせ

Fusion:高性能モデル(リード)と低コストモデル(サイドキック)を並走

サブエージェントごとにモデルを指定

推論の強さ

SWE-2は medium / high / max の3段階

effort設定あり。Fable 5.1はClaude CodeでHigh effortが既定

SWE-2のベンチマークは「Cognitionの自社計測」

Cognitionの発表では、SWE-2はFrontierCode 1.1 Mainで50.0%(Claude Fable 5.1は50.9%)、DeepSWE 1.1で73.0%(Fable 5.1は67.4%)を記録し、「Fable 5.1との差は1ポイント以内で、コストは64%安い」とされています。ただし、数値はすべてCognitionが自社で測ったもので、SWE-2が負けているベンチマークもあります。「SWE-2のほうがClaudeより上」と言い切れる段階ではありません。

Pro / Max / Teamsの加入者は、発表から1か月(2026年10月10日ごろまで)、Devin DesktopとDevin CLIでSWE-2を無料で使えるとCognitionが告知しています。Freeプランは対象外です。

SWE-2の詳細はCognition SWE-2とは、Claude側のモデルはClaude Fable 5.1とはClaude Opus 5とはで解説しています。

APIで使う場合のClaudeモデル単価

Claude CodeをAnthropic Console(API)経由で使う場合は、トークン単位の従量課金です(1Mトークンあたり、入力/出力)。

モデル

入力

出力

Claude Fable 5.1

$10

$50

Claude Opus 5

$5

$25

Claude Sonnet 5

$2

$10

Claude Haiku 4.5

$1

$5

Batch APIは50%オフ、キャッシュ読み取りは入力単価の10%(Fable 5.1は2.5%)です。毎日長時間使うなら、API従量よりPro・Maxのサブスクのほうが費用を読みやすくなります。

実行環境と自律性の違い|クラウドとローカル

GitHubのanthropics/claude-codeリポジトリ。ターミナルで動くエージェント型コーディングツール

出典: GitHub anthropics/claude-code

Devinは「コードをCognitionのクラウドVMに持っていって動かす」のが基本で、Claude Codeは「エージェントを自分のPCに入れて動かす」のが基本です。 どちらも逆側の選択肢を持っていますが、既定の使い方がセキュリティとコストの考え方を左右します。

観点

Devin

Claude Code

標準の実行場所

CognitionのクラウドVM(シェル・エディタ・ブラウザ入り)

開発者のPC

もう一方の選択肢

Devin CLI / Devin Desktopでローカル実行

Web版でAnthropic管理の隔離VM、セルフホスト環境も選択可

自社インフラで動かす

Enterprise向けにDevin Outpostsなど(条件は要確認)

Amazon Bedrock / Google Cloud経由でCLI・IDEを利用可

PCを閉じても進むか

進む(クラウドで実行)

Web版・Routinesなら進む。ローカルCLIは進まない

作業の引き継ぎ

Devin CLI → クラウドへ /handoff

Web → 手元へ claude --teleport、スマホからRemote Control

委任型(Devin)が合う場面と注意点

  • 合う場面:会議中や夜間にもタスクを進めたい、同じ種類のタスクが大量にある
  • 注意点:クラウドVMにリポジトリへの書き込み権限やトークンを渡すことになる。対象リポジトリと権限は最小限に絞る

協働型(Claude Code)が合う場面と注意点

  • 合う場面:途中で方針を変えたい、手元の環境でしか再現しない不具合を調べたい
  • 注意点:ローカルCLIは開発者がセッションに付いている前提。人が見ていない自走を増やすなら、Web版・Routines・auto modeの設計が必要

auto modeの仕組みはClaude Code auto modeとはで解説しています。

セキュリティ・データの扱いの比較

両社ともSOC 2 Type IIを取得していますが、「コードをどこで動かすか」「誰が操作を承認するか」「学習利用の初期設定」が違います。 業務で使うなら、特にDevinの学習利用の設定は導入時に必ず確認しましょう。

Anthropicが提供するエージェント型コーディングツールClaude Codeの公式イメージ

出典: Anthropic Claude Code 公式サイト

セキュリティの比較表

項目

Devin

Claude Code

認証・認定

SOC 2 Type II(2024年3月取得)

Anthropic全体で SOC 2 Type 2 / ISO 27001

コードの実行場所

CognitionのクラウドVMが中心(Devin CLI/Desktopはローカル)

手元のPCが中心(Web版は隔離VM)

操作の承認

基本はPRの段階で人がレビュー

Manual(1操作ずつ承認)/Accept Edits/auto mode(分類モデルが危険な操作を止める)から選ぶ

初期状態の権限

クラウドVM内で自走

Manual modeは読み取りから開始。起動フォルダより上の階層には許可なく書き込めない

学習利用の初期設定

初期状態では学習に使われる可能性あり。有料プランはData Controlsでオプトアウト可(ゼロデータ保持も有効化)。Enterpriseは書面同意がない限り使わない

個人向け(Pro/Max)はConsumer Terms(プライバシー設定で変更可)、Team/Enterprise/APIはCommercial Terms

認証情報の扱い

Secrets機能で渡すことを推奨

サンドボックス、curlwgetなどは既定で自動承認しない

組織での管理

Enterprise向けSSO、専用デプロイ、Pluginsの管理機能

managed settingsで組織ルールを強制、OpenTelemetryで監視、ConfigChange hooksで設定変更を監査

Devinを使うときの注意点

  • 学習利用の設定を確認する:公式ドキュメントでは、初期状態で顧客データがモデル学習に使われる可能性があると説明されています。有料プランでも、Data Controlsからオプトアウトの操作が必要です
  • 渡す権限を絞る:クラウドVMにリポジトリの書き込み権限を渡すため、対象リポジトリを限定し、トークンはSecretsで管理します
  • Devin CLIとクラウド版の機能差:CLIではSecretsがまだ使えないため、認証情報の渡し方をクラウド版と同じにできません

Claude Codeを使うときの注意点

  • 非対話実行の信頼確認:初めて開くコードベースや新しいMCPサーバーでは信頼確認が出ますが、-p の非対話実行ではこの確認が無効になります。CIで使うときは対象を限定しましょう
  • MCPサーバーの提供元:MCPサーバーはAnthropicが監査しているわけではありません。信頼できる提供元のものだけを使います
  • Remote Controlの会話記録:コードとファイルは手元に残りますが、接続中の会話記録はAnthropicのサーバーに保存されます

より詳しい設定手順はClaude Codeのセキュリティ対策ガイドにまとめています。

用途別の使い分けと併用パターン

実務では「どちらか一方」に絞らず、タスクの性質で振り分ける使い方も現実的です。 判断に迷うタスクは「受け入れ条件を文章で書き切れるか」で分けるとわかりやすくなります。書き切れるならDevin、書き切れないならClaude Codeです。

用途別おすすめ表

用途

おすすめ

理由

小さなバグ修正を大量に片付ける

Devin

チケットを並べて任せ、PRを順にレビューするだけで済む

新機能の設計と実装

Claude Code

設計の迷いを対話で解消しながら進められる

大規模なリファクタリング

Claude Code

影響範囲を確認しながら段階的に進められる

ライブラリの一斉アップデート

Devin

手順が決まっていて並列化しやすい

本番障害の初動調査

Devin(PagerDuty連携)/Claude Code(ローカル再現)

アラート起点ならDevin、手元で再現・調査するならClaude Code

CIでの自動化

Claude Code

GitHub Actions / GitLab CI/CDの公式連携

PR・MRのレビュー

どちらも可

GitLab中心ならDevin Review、GitHub ActionsとまとめるならClaude Code

デスクトップアプリのE2Eテスト

Devin

画面操作と録画に対応

コストを抑えたモデルで大量処理

Devin

SWE-2などの低コストモデルを選べる

Claudeの最新モデルを使い込む

Claude Code

Anthropic公式の実行環境

5つの質問で決める導入判断チャート

  1. 開発中はターミナルやIDEに張り付いていますか? はい → Claude Code/いいえ(会議や他業務が多い)→ Devin
  2. 任せたいタスクは、受け入れ条件を文章で書き切れますか? はい → Devin/いいえ → Claude Code
  3. ローカルのDocker・社内DB・独自ツールが必須ですか? はい → Claude Code(Devin CLIも候補)/いいえ → どちらでも可
  4. 月々の支払いを定額に収めたいですか? はい → Claude Code(サブスク)/利用量に応じて払ってよい → Devin
  5. Claude以外のモデルも使い分けたいですか? はい → Devin/いいえ → Claude Code

併用パターン1:設計はClaude Code、実装の分担はDevin

  1. Claude Codeで要件を整理し、タスクを受け入れ条件付きのチケットに分ける
  2. 定型的なチケットをDevinに任せ、並列でPRを作らせる
  3. 返ってきたPRをDevin Reviewでチェックし、難しい修正はClaude Codeで仕上げる

併用パターン2:時間帯で分ける

  • 集中して開発する時間:Claude Codeで対話しながらメインの実装
  • 会議中・退勤後:Devinに小さなバグ修正やドキュメント更新を任せる
  • 翌朝:Devinが作ったPRを確認し、必要ならClaude Codeで手直し

併用パターン3:Slackのチャンネルで両方を呼ぶ

2026年8月20日から、SalesforceのSlack CodeでClaude Code・Devin・GitHub Copilotを同じチャンネルに呼べるようになりました。依頼内容に応じてエージェントを使い分ける運用がしやすくなっています。詳しくはSlack Codeとはを参照してください。

Cognitionが公式ブログで公開したDevinのキービジュアル

出典: Cognition 公式ブログ

他のツールとも比べたい場合

Devinがおすすめな人・おすすめしない人

Devinは「AIに任せる仕事の量」を増やしたいチーム向けです。 一方で、コストを固定したい人や、要件を詰めながら作りたい人には合いにくい製品です。

Devinがおすすめな人

  • Jira・Linearに、仕様が決まったチケットが大量にたまっているチーム
  • Slack・Microsoft Teamsから依頼して、PRで結果を受け取る運用にしたい
  • 会議が多く、ターミナルに張り付いて開発する時間を取りにくいテックリード
  • Claude・GPT・Gemini・SWE-2などのモデルを、コストと性能で使い分けたい
  • デスクトップアプリのE2Eテストや障害対応の初動も自動化したい

Devinをおすすめしない人

  • 月々の支払いを必ず定額に収めたい(利用枠を超えるとクレジットが必要)
  • 要件がまだ固まっていない開発が中心
  • 学習利用のオプトアウトやVMへの権限付与など、導入時の設定を管理する体制がない

Claude Codeがおすすめな人・おすすめしない人

Claude Codeは、開発者自身の作業スピードを上げたい人向けです。 手元の環境でAIと一緒に進めたい人ほど相性が良くなります。

Claude Codeがおすすめな人

  • ターミナル・VS Code・JetBrainsで日常的に開発しているエンジニア
  • 設計の相談や大きなリファクタリングをAIと進めたい
  • Hooks・Skills・CLAUDE.mdで、チームの開発ルールをエージェントに守らせたい
  • GitHub ActionsやGitLab CI/CDに組み込んで自動化したい
  • サブスクの定額内で費用を管理したい

Claude Codeをおすすめしない人

  • 無料で使いたい(Freeプランでは使えない)
  • Claude以外のモデルも同じツールで切り替えたい
  • 開発者が関わらずに、チケット単位で大量に自走させる運用が中心
  • 週次上限にすでに頻繁に当たっていて、Maxなどの上位プランも予算的に難しい

開発元の最近の動き

Cognitionは資金調達と日本展開を進め、AnthropicはClaudeモデルの更新と利用上限の見直しを続けています。 どちらも変化が速いため、契約前に公式の最新情報を確認してください。

時期

Devin / Cognition

Claude Code / Anthropic

2026年2月

Devin 2.2(デスクトップ操作、Devin Reviewの自動修正、起動3倍速)

2026年4月

日本法人を設立(アジア太平洋で初の拠点)

2026年6月

WindsurfをDevin Desktopに改名、Devin Local

Claude Fable 5 が登場(6月ごろ)

2026年7〜8月

Side chats、複数リポジトリのスキャン、PagerDuty連携

Slack CodeからClaude Codeを呼べるように(8月20日)

2026年9月

シリーズEで20億ドル超を調達(9月8日)、SWE-2発表(9月10日)、Fusionを展開(9月11日)

Claude Fable 5.1(9月1日)、週次上限を標準比+25%で恒久化(9月14日)

国内ではDeNA・みずほ証券・MUFGなどでDevinの導入が報じられています(報道ベース)。Cognitionの資金調達についてはCognition(Devin)の評価額・資金調達、事業拡大の流れはCognitionのPoke買収で解説しています。

よくある質問

Q. Devinを契約すれば、Claude Codeは不要になりますか?

用途が重なる部分はありますが、完全な代わりにはなりません。DevinでもClaudeモデルは選べますが、CLAUDE.md・Hooks・GitHub Actions連携などClaude Code独自の仕組みは使えません。手元での対話的な開発をClaude Codeで続け、任せられるチケットだけDevinに回す形なら、両方を契約する意味があります。

Q. 無料でどちらかを試せますか?

DevinはFreeプランがあり、少ない利用枠で試せます。Claude CodeはClaudeのFreeプランでは使えないため、Pro(月払い$20)以上に加入するか、Anthropic ConsoleでAPIキーを発行して従量課金で試すことになります。

Q. 日本語で指示しても使えますか?

どちらも日本語の指示で作業できます。ただし、コードのコメントやコミットメッセージの言語は、Claude CodeならCLAUDE.md、DevinならKnowledgeやPluginsのルールで決めておくとぶれにくくなります。Cognitionは2026年4月に日本法人を設立しており、国内企業向けの支援も始まっています。

Q. 非エンジニアでも使えますか?

どちらも基本はエンジニア向けの製品です。Devinはチャットで依頼できるため入口は簡単ですが、返ってきたPRの良し悪しを判断する知識が必要です。Claude Codeはターミナルやgitの基本操作を理解している人のほうが使いこなしやすいでしょう。

Q. Claude Codeの週次上限が変わって、何に気をつければいいですか?

2026年9月14日以降、週次上限は5月からの増量期間中より約17%少なくなりました。上限に当たりやすい場合は、軽い作業をSonnet 5に切り替える、Maxプランを検討する、急ぎでないタスクをDevinなど別のツールに回す、といった対策が考えられます。現在の消費量はClaudeのSettings > Usageで確認できます。

Q. 以前あった「Claude CodeがProプランから外れる」という話はどうなりましたか?

2026年4月ごろ、Claude CodeがProプランから外れるのではという話題が広がりました。2026年9月15日時点の公式料金ページでは、Pro(年払い$17/月払い$20)でもClaude Codeを使えると案内されています。

Q. 社内のコードをAIの学習に使われない設定にできますか?

Devinは有料プランならData Controlsから学習利用をオプトアウトでき、オプトアウトするとゼロデータ保持も有効になります。Enterpriseは書面の同意がない限り学習に使われません。Claude Codeは、Team・Enterprise・APIがCommercial Termsの対象です。個人向けのPro・Maxはプライバシー設定から学習利用の扱いを変更できます。

まとめ|「任せる」ならDevin、「一緒に進める」ならClaude Code

DevinとClaude Codeは、2026年9月時点で料金帯も機能もかなり近づきました。それでも選ぶ基準ははっきりしています。

  • Devin:受け入れ条件が明確なタスクをクラウドで任せ、PRで受け取る。複数社のモデルを選べる。利用枠を超えるとクレジットが必要
  • Claude Code:手元の環境で対話しながら、設計判断を含む開発を進める。Claudeモデル専用で、サブスクの定額内で使いやすい
  • 料金:個人はどちらも$20〜$200。チームはDevin Teams $80〜(フルシート$40/席)、Claude Team Standard $20〜25/席
  • セキュリティ:Devinは学習利用のオプトアウト設定を確認する。Claude Codeは権限モードと非対話実行時の信頼確認に注意する

まずは自分のタスクを「条件を書き切れるもの」と「対話が必要なもの」に分けてみてください。前者が多ければDevin、後者が多ければClaude Code、両方あるなら併用が候補になります。AIエージェント全体の考え方を整理したい場合は、AIエージェントとはもあわせて参考にしてください。

このツールを自社の毎月の業務に組み込むと何が変わるか、ご提案します

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