Claude Max・TeamのAPIクレジットとは|毎月$100/$200(Teamは最大$500)・対象・受け取り方・Agent SDKクレジットはどうなった?【2026年10月】

この記事のポイント
Claude Max・Teamに2026年10月7日から付く毎月のAPIクレジット(Max 5x $100・Max 20x $200・Team最大$500)を公式情報で解説。対象プラン、受け取り方、Claude Codeが対象外である点、$100で何回使えるか、6月のAgent SDKクレジットがどうなったかまで整理します。
Claude Max・TeamのAPIクレジットは、Max 5xなら毎月$100、Max 20xなら毎月$200、Teamなら1席あたり$20(Standard)または$100(Premium)、合計で最大$500まで付与される、Claude API専用の利用枠です。2026年10月7日に始まり、Claude API・Claude Managed Agents・Claude Agent SDK・Playgroundには使えますが、対話型のClaude Codeやアプリ内の追加利用には使えません。
この記事でわかること
- プラン別の金額と、Teamでシート分を合算するときの計算方法
- 自分が対象かどうか(Pro・Enterprise・アプリ課金・Team月払いの扱い)
- claude.aiでの受け取り方と、必要な権限
- $100・$200で何回くらいAPIを呼べるかの試算
- 6月に予告された「Agent SDKクレジット」がどうなったのか
- 無料枠のつもりで課金されないための設定
この記事の対象読者
Claude Max・Teamを契約していて「APIクレジットが付いたらしいが、何に使えて、どう受け取るのか」を確認したい方、そして「Agent SDKクレジットが終わった」という情報を見て混乱している方に向けた記事です。
Claude Max・TeamのAPIクレジットの要点
- 対象はMax 5x・Max 20x・Teamだけ。Free・Pro・Enterpriseは対象外
- 金額はMax 5xが$100、Max 20xが$200、Teamは1席$20/$100を合算して上限$500
- 使えるのはClaude Platform(旧Anthropic Console)の中だけ。Claude API・Managed Agents・Agent SDK・Playgroundは対象、対話型Claude Codeとアプリの追加利用、AWS/Google Cloud/Microsoft経由の利用は対象外
- 毎月付与されて毎月失効。繰り越しはなく、使い切るとAPIが止まる(Claudeプランに請求されることはない)
- 6月に予告されたAgent SDKクレジットは「終了」したのではなく、実施されないまま一時停止されていた。今回のAPIクレジットは別の制度
項目 | 内容(2026年10月9日時点の公式情報) |
|---|---|
開始日 | 2026年10月7日(数日かけて順次展開) |
対象プラン | Max 5x / Max 20x / Team(Nonprofit・Scientists向けの割引Teamを含む) |
毎月の金額 | Max 5x:$100 / Max 20x:$200 / Team:Standard 1席$20・Premium 1席$100(合算上限$500) |
使えるもの | Claude API、Claude Managed Agents、Claude Agent SDK、Playground |
使えないもの | 対話型Claude Code、Claudeアプリの追加利用(extra usage)、AWS・Bedrock・Vertex AI・Microsoft Foundry経由の利用 |
有効期限 | 各請求サイクルの終わり(年払いは毎月)。繰り越しなし |
受け取り方 | claude.aiの請求設定で、Claude Consoleの組織を1つ紐付ける |
支払い方法の登録 | Claude Platform側には不要 |
プランの利用上限への影響 | なし(増えも減りもしない) |
Claudeのプラン全体の料金を確認したい場合は、Claudeの料金プランを日本円で比較した記事が参考になります。
Claude Max・TeamのAPIクレジットとは

出典: Claude 公式
APIクレジットは、Claudeのサブスクリプション(claude.aiのプラン)とは別に、自分でアプリやエージェントを作って動かすためのAPI利用枠です。公式ドキュメント「API credits for Max and Team plans」では、Claude Consoleの組織をプランに紐付けると、請求サイクルごとにその組織へクレジットが届く仕組みだと説明されています。
これまでMaxやTeamの契約者がAPIを使うには、Claude Platform(platform.claude.com)にクレジットカードを登録してクレジットを購入する必要がありました。今回の制度では支払い方法を登録しなくても、プランに付いてくるクレジットだけでAPIを試せます。2026年10月7日のAPIリリースノートでは、Claude Haiku 5.5の公開やSonnet 5.5のキャッシュ読み取り値下げと同じ日に「Claude Max and Team plans now include monthly API credits.」と告知されました。
付与されたクレジットは、Consoleの Settings > Billing にある Promotional credits の欄に、金額と有効期限つきで表示されます。
claude.aiの利用上限とは別に使える枠
APIクレジットを受け取っても、claude.aiやClaude Codeの利用上限は変わりません。公式も「Credits don't change your usage limits in Claude or Claude Code」と明記しています。
つまり、MaxやTeamの契約者は次の2つを別々に持つことになります。
利用枠 | 使う場所 | 上限の考え方 |
|---|---|---|
プランの利用上限 | claude.aiのチャット、Claude Code、Claude Cowork、プランでログインしたAgent SDK・ | 5時間・週単位などのレート上限(Claude Codeの週次上限の変更も参照) |
APIクレジット | Claude Console組織のAPIキーで呼ぶClaude API・Managed Agents・Agent SDK、Playground | 毎月の金額($100・$200など)を使い切るまで |
プラン別の金額|Maxは$100/$200、Teamは最大$500
金額は、Maxでは月額料金と同じ額、Teamでは年払い時の1席単価と同じ額に設定されています。
プラン | プラン料金(公式) | 毎月のAPIクレジット |
|---|---|---|
Free | $0 | 対象外 |
Pro | 月払い$20 / 年払い 月$17相当 | 対象外 |
Max 5x | 月$100 | $100 |
Max 20x | 月$200 | $200 |
Team Standard | 1席 月払い$25 / 年払い 月$20 | 1席$20(合算上限$500) |
Team Premium | 1席 月払い$125 / 年払い 月$100 | 1席$100(合算上限$500) |
割引Team(Nonprofit・Scientists) | 個別の割引価格 | 通常Teamと同じ(Standard $20 / Premium $100) |
Enterprise | 1席 月$20(年払い)+API料金での利用料 | 対象外 |
プラン料金はClaude公式の料金ページとMaxプランのヘルプ記事に基づく2026年10月9日時点の情報です。Maxプランの5xと20xの違いはClaude Maxプランの解説記事にまとめています。
なお、Teamを月払い(Standard $25・Premium $125)で契約している場合について、公式文書には支払い方法によってクレジット額が変わるという記載はありません。月払いでも1席$20/$100と読めますが、月払いの料金とは一致しない点に注意してください。
Teamはシート分を合算し、上限は月$500
Teamでは、全シート分のクレジットが1つの残高にまとめられ、組織全体で共有します。毎月の金額(初回を含む)は、その請求月が始まった時点のシート数で決まります。
Teamの構成例 | 計算 | 毎月のクレジット |
|---|---|---|
Standard 5席 | $20 × 5 | $100 |
Standard 3席 + Premium 2席(公式の例) | $60 + $200 | $260 |
Standard 3席 + Premium 3席(Premiumを1席追加した翌月から) | $60 + $300 | $360 |
Premium 5席 | $100 × 5 | $500(上限) |
Standard 25席 | $20 × 25 | $500(上限) |
Standard 30席 + Premium 5席 | $600 + $500 = $1,100 | $500(上限) |
Standardだけなら25席、Premiumだけなら5席で上限の$500に届きます。それ以上シートを増やしてもクレジットは$500のままです。メンバー1人ずつに配られるわけではないため、誰がどれだけ使うかは組織側で管理する必要があります。Teamの管理者権限の考え方はClaude Codeのチーム導入ガイドも参考になります。
自分は対象?プラン・契約方法別の早見表
対象かどうかは「プランの種類」と「契約してからの日数」でほぼ決まります。
あなたの状況 | 受け取れるか | 補足 |
|---|---|---|
Max 5x / Max 20xを契約中 | ○ | 契約者本人が受け取る |
Teamを契約中(Owner / Primary Owner) | ○ | 組織分をまとめて受け取る |
Teamのメンバー(Ownerではない) | × | 自分では受け取れない。Ownerに依頼する |
iOS・Androidアプリで課金したMax | ○ | 受け取り操作はブラウザ版claude.aiで行う |
対象プランに新規契約して7日未満 | まだ× | 7日経過後に受け取れる |
Pro | × | 公式FAQで「Max・Teamのみ」と明記 |
Enterprise | × | Enterpriseは対象外 |
Free | × | 対象外 |
支払いが滞っている | × | 「active and in good standing」が条件 |
対象外のユーザーには、設定画面にAPI creditsの欄そのものが表示されません。対象のはずなのに表示されない場合、ヘルプセンターは「数日かけて順次展開しているため、まだ届いていない可能性がある」としたうえで、プランと権限を確認し、それでも出なければサポートに問い合わせるよう案内しています。
Pro利用者がAPIを使いたい場合は、これまでどおりClaude Platformでクレジットを購入する従量課金になります。
使えるもの・使えないもの|Claude Codeは対象外

出典: Claude 公式
このクレジットは「Claude Platform上で自分のアプリやエージェントを作るためのもの」で、Claude Codeのセッションには使えません。ここが最も誤解されやすい点です。
製品・使い方 | 対象 |
|---|---|
Claude API(Messages API・Message Batches API) | ○ |
○ | |
Claude Agent SDK(紐付けた組織のAPIキーで実行) | ○ |
| ○ |
ConsoleのPlayground | ○ |
対話型Claude Code(ターミナル・IDE・デスクトップ・Web) | × |
Claude Code GitHub Action、IDE拡張、デスクトップアプリから起動した実行( | × |
Claude・Claude Code・Coworkの追加利用(extra usage) | × |
Claude Platform on AWS / Amazon Bedrock / Google Cloud Vertex AI / Microsoft Foundry | × |
公式の説明にモデルの制限は書かれておらず、現時点ではHaiku 5.5からFable 5.1まで、Claude APIで呼べるモデルに使えると読めます。
Claude Codeはこれまでどおりプランの利用上限の中で使い、上限を超えて使いたい場合は追加利用(extra usage)や購入クレジットによるAPI従量課金を選ぶことになります。Claude Codeの料金体系はClaude Codeの料金解説、ツールそのものについてはClaude Codeとはを参照してください。
claude -p とAgent SDKは「どう認証するか」で扱いが変わる
claude -p(Claude Codeの非対話モード)とAgent SDKは、同じコマンドでも認証方法によって消費先が変わります。ヘルプセンターのFAQでは次のように整理されています。
実行のしかた | 消費されるもの |
|---|---|
紐付けたConsole組織のAPIキーで、自分で | APIクレジット(Agent SDKの利用として課金されるため) |
Claudeプランでログインした状態で | プランの利用上限 |
Claude Code GitHub Action・IDE拡張・デスクトップアプリが起動した実行 | Claude Codeの利用扱い(APIクレジットは使えない) |
たとえば、夜間バッチでレポートを作るスクリプトをAgent SDKで書き、環境変数にConsole組織のAPIキーを設定して動かせば、クレジットから消費されます。同じスクリプトをClaudeアカウントでログインしたまま動かすと、日中に使うClaude Codeとプランの上限を分け合います。どちらから消費させたいかを決めてから認証方法を選ぶのがコツです。
受け取り方|claude.aiでConsole組織を紐付ける4ステップ
受け取りは、claude.ai側でClaude Consoleの組織を1つ選んで紐付けるだけです。ただし、紐付け先はあとから自分で変更できないため、操作前に組織を決めておく必要があります。
必要な権限
場所 | 必要な権限 |
|---|---|
Claudeプラン側(claude.ai) | Max:契約者本人 / Team:Primary OwnerまたはOwner |
Claude Console組織側(platform.claude.com) | Owner・Admin・Billingのいずれか |
Console組織をまだ持っていない場合は、事前にplatform.claude.comで作るか、受け取りの途中で作成できます。ヘルプセンターは、Consoleにもclaude.aiと同じメールアドレスでログインすることを勧めています。
手順
- ブラウザでclaude.aiの請求設定を開く:Maxは Settings > Billing、Teamは Organization settings > Billing を開きます(日本語表示では項目名が異なる場合があります)。
- API creditsの欄で組織を紐付ける:API credits の欄から、クレジットを受け取るConsole組織を選びます。
- 規約に同意して紐付けを完了する:プログラム規約(クレジット規約)を確認し、紐付けを実行します。
- ConsoleでクレジットとAPIキーを確認する:Consoleの Settings > Billing の Promotional credits に金額と有効期限が出ていれば完了です。APIキーを作成し、最初のリクエストを送るか、Playgroundで試します。
つまずきやすいポイント
- 紐付けた組織は自分で変更できない。1つのプランは1つの組織に、1つの組織は1つのプランからしか受け取れません。変更したい場合はサポートへの問い合わせが必要です。テスト用に作った組織ではなく、実際に開発を進める組織を選びましょう
- 複数の組織に分けられない。個人開発用と業務用でクレジットを分割する、といった使い方はできません
- 複数のMax契約を1つの組織に集約することもできない
- 紐付けでエラーが出たら数時間おいて再試行する(ヘルプセンターの案内)
- アプリで課金した人も、操作はブラウザから行います
$100・$200でどれくらい使える?モデル別・用途別の試算

$100あれば、Sonnet 5.5で中くらいの長さのリクエストを1,600回あまり、Haiku 5.5なら3万回以上送れる計算です。実際の消費額は、モデル・入出力トークン数・キャッシュの有無で大きく変わります。
モデル別:1リクエストあたりの費用と回数
前提:1回のリクエストを「入力2万トークン+出力2,000トークン」とし、キャッシュ・バッチ割引・ツール料金・再試行は含めない編集部試算です。単価は公式料金ページの2026年10月9日時点の値です。
モデル | 単価(入力/出力、100万トークンあたり) | 1回あたり | $100で | $200で |
|---|---|---|---|---|
Claude Haiku 5.5(プロンプト10万トークン以下) | $0.10 / $0.50 | 約$0.003 | 約33,300回 | 約66,600回 |
Claude Sonnet 5.5 | $2 / $10 | 約$0.06 | 約1,660回 | 約3,330回 |
Claude Opus 5.5 | $4 / $20 | 約$0.12 | 約830回 | 約1,660回 |
Claude Fable 5.1 | $10 / $50 | 約$0.30 | 約330回 | 約660回 |
Haiku 5.5はプロンプトが10万トークンを超えると単価が$0.50/$2.50に上がります。また、公式リリースノートによると、Haiku 5.5は同じ文章でも従来より多くのトークンとして数えられます。adaptive thinkingが既定で有効なため、思考分の出力トークンも加わります。回数はあくまで目安として見てください。Fableシリーズの課金の考え方はClaude Fable 5の従量課金移行の記事で解説しています。
用途別:毎月の費用はクレジット内に収まるか
実務でありそうな使い方を5つ想定し、1か月(30日)の費用を試算しました。いずれも編集部の仮定に基づく概算です。
用途 | モデル・前提 | 月の想定量 | 月の概算 | Max 5x($100)に収まるか |
|---|---|---|---|---|
社内FAQボット | Sonnet 5.5、1回 入力5,000・出力500トークン | 1日200件 × 30日 = 6,000件 | 約$90 | ぎりぎり収まる |
同じFAQボットをHaikuで | Haiku 5.5、同条件 | 6,000件 | 約$4.5 | 余裕あり |
毎朝のニュース・日報要約 | Opus 5.5、1回 入力5万・出力5,000トークン | 1日5本 × 30日 = 150回 | 約$45 | 収まる |
問い合わせの大量分類 | Haiku 5.5+Batch API(50%引き)、1件 入力1,000・出力100トークン | 10万件 | 約$7.5 | 余裕あり |
Agent SDKでのコード修正タスク | Sonnet 5.5、1タスクで入力合計50万・出力5万トークン(キャッシュなし) | 月60タスク | 約$90 | ぎりぎり収まる |
社内向けの小さなボットや定時レポートなら、Max 5xの$100でも1か月動かせる場合が多いでしょう。一方、エージェントに長いタスクを繰り返させる使い方は、キャッシュを使わないとすぐに上限に近づきます。
クレジットを長持ちさせるコツ
公式ドキュメントも、クレジットを効率よく使う方法として次を挙げています。
- タスクに合ったモデルを選ぶ:分類や抽出はHaiku 5.5、文章作成や通常のコード生成はSonnet 5.5、難しい判断が必要なときだけOpus 5.5、という使い分け
- プロンプトキャッシュを使う:Sonnet 5.5のキャッシュ読み取りは10月7日から$0.10/100万トークン(通常入力の0.05倍)に値下げされました。同じシステムプロンプトや資料を何度も送る用途で効果が大きくなります
- 急がない処理はMessage Batches APIに回す:料金が50%引きになります
- Consoleの Cost ページで消費額を確認する
付与・失効・使い切ったときのルール
クレジットは「毎月届き、毎月消え、使い切ったら止まる」と覚えておけば大きく間違えません。
ルール | 内容 |
|---|---|
付与タイミング | 請求サイクルごと、プラン料金の決済が処理されたあとすぐ。年払いプランは毎月付与 |
有効期限 | 各請求サイクルの終わり(年払いは毎月)。未使用分は繰り越されない |
消費の順番 | 付与されたクレジットが先、購入したクレジットが後 |
共有範囲 | 紐付けた組織内のすべてのAPIキー・ワークスペースが同じ残高を使う |
使い切ったとき(購入クレジットあり) | 購入クレジットで継続。自動チャージがオンなら購入残高に追加される |
使い切ったとき(他にクレジットなし) | 次の付与までAPIリクエストが止まる。Claudeプランに請求されることはない |
営業経由の請求書払い組織 | 超過分は通常どおり請求される |
残高がなくなると、APIは次のエラーを返します。
Your credit balance is too low to access the Anthropic API. Please go to Plans & Billing to upgrade or purchase credits.このクレジットしか持っていない組織のAPIキーでClaude Codeセッションのような対象外の使い方をすると、Claude Codeには次のように表示されます。残高が残っていても出るため、「Claude Codeは対象外」というサインとして覚えておくと切り分けが早くなります。
Credit balance too low · Add funds: https://platform.claude.com/settings/billing使い切ると止まる仕様は、意図しない課金を防ぐ面では安心材料です。一方で、社外向けのサービスを付与クレジットだけで動かすと、月末に突然止まるおそれがあります。本番運用では購入クレジットとの併用を前提にしたほうが安全です。
プランを変更・解約したときの扱い
アップグレードはすぐ反映され、解約後も手元のクレジットは有効期限まで使えます。
変更内容 | どうなるか |
|---|---|
解約、対象外プランへのダウングレード、返金 | プラン終了で新しい付与は止まる。受け取り済みのクレジットは期限まで使える |
Max 5x → Max 20x | 日割り分のクレジットがすぐ付与され、以後は毎サイクル$200。Google Play経由の契約では$200の付与が遅れる(遅くとも次回更新時) |
Max → Team | Maxでの紐付けは終了。TeamのOwnerが、Team開始から7日後に受け取れる |
Teamのシート追加 | 翌請求月のクレジットから反映 |
Teamのシート削除 | 更新日まではプランに残るため、更新後にクレジットが減ることがある。上限$500は変わらない |
レート制限・支出上限との関係

クレジットを受け取ると、Console組織のレート制限が少し引き上げられることがあります。ただし、支出上限(spend cap)の仕組みはそのままです。
- 対象プランに紐付けた組織は、少なくともStart tierに引き上げられます
- 毎月のクレジットが$200を超える場合は、少なくともBuild tierに引き上げられます。公式の条件は「$200を超える」なので、Max 20xのちょうど$200はこの条件に当てはまらないと読めます。Teamで$220以上になる構成(例:Premium 3席=$300、Standard 11席=$220)が該当します
- それ以外のtierは変わらず、付与クレジットでの利用は上位tierへの昇格実績に数えられません
- クレジットで使った分も、組織の月間spend capに計上されます
注意したいのは日付のずれです。spend capは毎月1日(UTC)にリセットされますが、クレジットは各自の請求サイクルで更新されます。たとえば請求日が15日の人は、クレジットが残っていても、月前半にspend capへ達するとリクエストが止まる可能性があります。tierごとの上限は公式のRate limitsページで確認できます(2026年10月9日時点で、月間spend capはStart $500、Build $1,000)。
6月の「Agent SDKクレジット」はどうなった?終了ではなく実施されなかった

「6月に始まったAgent SDKクレジットが10月7日で終了し、APIクレジットに一本化された」という説明を見かけますが、公式情報とは合いません。正確には、6月に予告されたAgent SDKクレジットは開始予定日の6月15日に一時停止され、一度も提供されないまま、10月のAPIクレジットという別の制度が始まりました。
新しいヘルプ記事のFAQには「6月に発表されたAgent SDKクレジットと同じものか?」という質問があり、答えは「No. That credit isn't available.(いいえ。そのクレジットは提供されていません)」です。
経緯の時系列
時期 | 出来事 | 根拠 |
|---|---|---|
2026年5月 | Agent SDK・ | 報道・当時の告知 |
2026年6月15日 | 開始予定日にこの変更が一時停止。Agent SDKなどは引き続きプランの上限から消費 | 公式ヘルプ「Use the Claude Agent SDK with your Claude plan」の更新 |
2026年10月7日 | Max・TeamにAPI月額クレジットを追加。Agent SDK・ | APIリリースノート、公式ドキュメント、ヘルプセンター |
2026年10月7日〜 | 数日かけて対象者へ順次展開 | ヘルプセンターFAQ |
当時の予告内容はClaude Agent SDK課金変更の記事で紹介しています(予告時点の情報です)。
6月の予告と10月のAPIクレジットの違い
項目 | 6月に予告されたAgent SDKクレジット | 10月のAPIクレジット(現行) |
|---|---|---|
状態 | 6月15日に一時停止、提供されていない | 2026年10月7日から提供中 |
対象プラン | Pro・Max・Teamなど(報道) | Max・Teamのみ |
金額 | Pro $20、Max $100・$200など(報道) | Max $100・$200、Team 1席$20・$100(上限$500) |
位置づけ | Agent SDKなどの利用をプランの上限から切り離す代わりの枠 | プランの上限はそのままに、別枠で上乗せ |
プランでログインしたAgent SDK利用 | できなくなる予定だった | 引き続きできる(プランの上限から消費) |
共有 | 個人単位(報道) | Teamはシート分を合算して組織で共有 |
使い道 | Agent SDK・ | Claude API・Managed Agents・Agent SDK・Playground(GitHub Action経由は対象外) |
受け取り方 | 申請制(報道) | claude.aiでConsole組織を紐付け |
6月の予告は、サブスクの枠でAgent SDKを使っていた人には実質的な値上げと受け止められました。10月の制度は、プランでのAgent SDK利用を残したうえでAPIの枠を足す形なので、Max・Team利用者にとっては純粋な上乗せです。一方、6月案で対象とされていたProは、10月の制度では対象外になっています。
無料枠のつもりで課金されないための注意点
付与クレジットだけで試すつもりでも、設定しだいで購入クレジットの請求が発生します。受け取る前後に次の項目を確認してください。
自動チャージ(auto-reload)は付与クレジットを見ていない
公式ドキュメントによると、自動チャージは購入したクレジットの残高だけを見て動きます。付与クレジットが残っていても、購入残高がしきい値を下回れば自動チャージが実行されます。既存の開発用組織を紐付ける場合は特に注意が必要です。
残高は組織全体で共有される
紐付けた組織内のすべてのAPIキーとワークスペースが同じ残高を使います。APIキーが漏れると、付与クレジットだけでなく購入残高まで使われるおそれがあります。
安全な設定チェックリスト
- 付与クレジットの範囲だけで使うなら、自動チャージをオフにする(または支払い方法を登録しない)
- プロジェクトごとにワークスペースを分け、それぞれにspend limitを設定する
- APIキーはコードに直書きせず、環境変数やシークレット管理に置く
- 不要になったAPIキーはすぐに無効化する
- Agent SDKや
claude -pのスクリプトが、どちらの認証(APIキー/プランのログイン)で動いているかを確認する - Teamでは、誰がどのワークスペースでどれだけ使うかを事前に決めておく
- 本番サービスを動かす場合は、付与クレジットを使い切って止まる前提で監視と予算を組む
意図しない従量課金がどう起きるかの実例は、Claude CodeのHERMES.md課金バグのまとめが参考になります。
また、Managed Agentsをクレジットで試す場合、10月7日から web_fetch ツールはセッション内にすでに出てきたURLしか取得しない仕様に変わりました(データ持ち出しリスクを下げるための変更)。外部ページを取得させる設計では、URLをプロンプトに含める必要があります。
受け取るべき人・急がなくていい人
Max・Teamの契約者なら、受け取ること自体に追加費用はかかりません。ただし紐付け先を変えられないため、組織の選び方だけは慎重に考えたいところです。
すぐ受け取るのがおすすめの人
- APIを使ったことがないMax利用者:支払い方法を登録せずに、PlaygroundやAPIを試せる
- Agent SDKや
claude -pで自動化をしている人:APIキーで動かせば、日中のClaude Code利用とプランの上限を分け合わずに済む - 社内ツールやボットを小さく試作したいTeam:最大$500を組織で共有して、PoCの費用に充てられる
- Managed AgentsやHaiku 5.5を試したい人:新機能を手元の予算を使わずに検証できる
急がなくていい・期待しすぎないほうがいい人
- Claude Codeを対話的に使うだけの人:クレジットはClaude Codeに使えないため、恩恵はほぼない
- AWS Bedrock・Vertex AI・Microsoft Foundry経由でClaudeを使っている組織:これらの経路では使えない
- どの組織を本番にするか決まっていない人:紐付け先は自分で変更できないので、決めてから受け取るほうが安全
- Pro・Enterpriseの利用者:対象外。APIを使うなら購入クレジットが必要
- 付与クレジットだけで社外向けサービスを運用しようとしている人:使い切ると止まるため、本番の唯一の財源には向かない
よくある質問
Q. 日本のアカウントでも受け取れますか?
公式ドキュメントとヘルプセンターに、国や地域による制限の記載はありません。金額は米ドル建てで表示されます。日本円での目安は為替レートで変わり、仮に1ドル=150円とするとMax 5xの$100は約1万5,000円、Teamの上限$500は約7万5,000円分です。
Q. 年払いのプランだと、12か月分がまとめて付与されますか?
まとめては付与されません。年払いプランでも毎月付与され、毎月失効します。
Q. 使わなかったクレジットを返金・換金してもらえますか?
公式にそのような仕組みの案内はありません。Anthropicの一般的なクレジット規約では、クレジットは譲渡できず、現金価値はなく、返金されないとされています。Max・Team向けの補足規約の細部は、紐付け時に表示される規約で確認してください。
Q. 個人で契約したMaxのクレジットを、会社のConsole組織に紐付けてもいいですか?
仕組み上は、Console組織でOwner・Admin・Billingのいずれかの権限があれば紐付けられます。ただし一度紐付けると自分では変更できず、退職や異動のときにサポートへの依頼が必要になります。会社の規程や経費の扱いも含めて、事前に確認しておくのが無難です。
Q. Teamメンバーが個人でクレジットを持つことはできますか?
できません。Teamのクレジットは全シート分が1つの残高にまとめられ、Owner(またはPrimary Owner)が紐付けた組織に入ります。メンバーごとの使いすぎを防ぎたい場合は、メンバーやプロジェクト単位でワークスペースを分け、spend limitを設定します。
Q. 対象のはずなのに「API credits」の欄が見当たりません。
順次展開中でまだ届いていない、新規契約から7日たっていない、Teamで必要な権限(Owner/Primary Owner)を持っていない、のいずれかが考えられます。アプリから見ている場合は、ブラウザ版のclaude.aiで確認してください。それでも表示されなければ、公式サポートへの問い合わせが案内されています。
まとめ|Claude Codeではなく「自作アプリ・エージェント用」の毎月の枠
Claude Max・TeamのAPIクレジットは、Max 5xで毎月$100、Max 20xで$200、Teamで最大$500が付く、Claude Platform専用の利用枠です。プランの利用上限とは別枠で、Claude API・Managed Agents・Agent SDK・Playgroundに使えますが、対話型Claude Codeには使えません。
受け取る前に、次の点を確認しておきましょう。
- 紐付けるConsole組織はあとから自分で変えられないので、実際に開発する組織を選ぶ
- 自動チャージは購入残高だけを見て動くので、無料枠だけで試すならオフにする
- 6月に予告されたAgent SDKクレジットは提供されておらず、今回のAPIクレジットは別の制度
Claudeのプラン選びから見直したい方はClaudeの料金比較を、Claude全体の機能を整理したい方はClaudeとはをあわせてご覧ください。
参考(公式情報)
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