Cursorとは?機能・料金・Composer 2.5まで徹底解説【2026年5月最新】

この記事のポイント
CursorはVS Codeベースのシェアトップ級AIネイティブコードエディタ。2026年5月18日リリースのComposer 2.5・BugBot従量課金化・Teams統合など最新アップデートに対応。料金プラン6種・競合比較・セキュリティ情報を含む完全ガイド。
CursorはAnysphere社が開発するAIネイティブIDE(統合開発環境)で、VS Codeをベースに構築されています。Tab補完・チャット・エージェントをエディタに標準搭載しており、AIと協調しながらコードを書く環境を一体で提供します。
この記事でわかること:
- Cursorの基本定義と他のAIコーディングツールとの根本的な違い
- Tab補完・Chat・Composer 2.5(2026年5月18日リリース)などコア機能の詳細
- 2026年5月の主要アップデート(Composer 2.5・BugBot従量課金化・Teams統合・Cloud Agent開発環境)
- Cursor 3.0(2026年4月2日リリース)以降の全新機能(Agents Window・Design Mode・Canvas・Security Review等)
- 2026年5月時点の最新料金プラン(Hobby〜Enterprise・全6プラン)
- プライバシーモードの仕組みと企業利用時の注意点
- GitHub Copilot・Claude Code・Windsurfとの比較と選び分け基準
VSCodeに慣れた開発者、AIコーディングツールを初めて検討している方、企業でのチーム導入を検討しているエンジニアやIT担当者向けの内容です。
Cursorとは:AIを中核に据えた独立型コードエディタ
CursorはAnysphere, Inc.(米国・2022年創業)が開発するAIネイティブIDE(統合開発環境)です。VS Codeのフォークとして開発されており、VS Codeの操作感・拡張機能・キーバインド・設定ファイルをそのまま引き継ぎながら、AIによるコーディング支援機能を標準搭載しています。
単なる「AIプラグインを追加したエディタ」ではなく、エディタの設計段階からAI操作を前提に構築されている点が最大の特徴です。Tab補完には汎用AIではなくCursor専用モデルを使用しており、複数行・複数ファイルにまたがる予測補完を実現しています。

基本スペック(2026年5月時点)
項目 | 内容 |
|---|---|
開発元 | Anysphere, Inc.(米国) |
創業 | 2022年(Cursor公開は2023年3月) |
ベース | Visual Studio Code(フォーク・独立アプリ) |
提供形態 | デスクトップアプリ(macOS / Windows / Linux) |
ブラウザ対応 | Webアプリ(エージェント管理UI)・Cursor Browser(Visual Editor統合)あり |
対応言語 | JavaScript / TypeScript / Python / Java / C# / Go / Rust / Swift / Ruby / SQL 等 |
JetBrains対応 | 2026年3月4日〜(ACP経由) |
Microsoft Teams統合 | 2026年5月11日〜(TeamsチャンネルからAgent直接操作) |
利用実績 | Fortune 500企業の64%が利用(公式主張)。1日あたり100M+行のコードを生成 |
公式サイト | https://cursor.com/ |
よくある誤解: 「Cursorは2023年設立」と記載している記事が散見されますが、正確にはAnysphereは2022年創業、Cursorの公開は2023年3月です。また「ブラウザでは使えない」という情報も古く、現在はWebアプリ(エージェント管理UI)やCursor Browser(Visual Editor統合環境)が利用できます。
VS Codeユーザーであれば、設定・拡張機能のインポート機能により移行コストは低く抑えられます。現在使っているVS Codeの設定を丸ごとCursorに持ち込んだうえで、即座にAI機能を使い始められます。
出典: cursor.com・cursor.com/enterprise
Cursorでできること:コアAI機能の詳細

公式が定義するコア機能と2026年5月時点の最新機能を整理します。
Tab補完(Cursor Tab)
ショートカット: Tab
エディタ内でTabキーを押すと、Cursor専用の予測モデルが次のコードを提案します。他のツールの補完と異なるのは、複数行・複数ファイルにまたがる補完が可能な点です。たとえば、関数の実装途中でTabを押すと、残りのロジックだけでなく、関連する別ファイルへの変更案まで提示することがあります。
Chat(Ctrl+L / Cmd+L)
エディタ内でAIとチャット形式でやり取りします。単純なQ&Aにとどまらず、コードベース全体を参照した回答(Codebase Answers)が可能です。「このファイルのこの関数が遅い原因は?」「このクラスを使っているファイルをすべて教えて」といった質問に、プロジェクト全体を参照して答えます。
Command K(Ctrl+K / Cmd+K)
カーソルを置いた位置でショートカットを入力すると、その場でAIによるコード生成・編集をインラインに実行します。ファイル全体を開かずに、選択範囲だけをAIで書き換えたい場合に使います。
Composer / Agents(Ctrl+I / Cmd+I)
マルチファイルにまたがるエンドツーエンドの機能開発・リファクタリングを一括で実行します。「認証機能を追加して」「このAPIのレスポンス形式を全ファイルで変更して」といった指示を出すと、関連する複数ファイルへの変更をまとめて提案します。
2026年5月18日、Composer 2.5がリリースされました。 長期タスク・複雑な指示への対応が大幅に改善され、標準版($0.50/Mトークン)と高速版($3.00/Mトークン)の2ティア課金に移行しています。初週は使用量2倍キャンペーンが実施されました。Composer 2.5の詳細についてはCursor Composer 2の機能詳細もあわせてご覧ください。
BugBot:PRの自動コードレビュー
GitHub連携によるプルリクエスト自動レビュー機能です。2026年5月11日、課金モデルが旧来の$40/シート/月のサブスク方式から従量課金方式に変更されました。 平均0.7〜0.95件/PRのバグを検出します。コードレビューをAIが補助し、マージ前の問題検出を自動化します。
2026年5月の最新機能(Composer 2.5・Teams統合・Cloud Agent対応)

2026年5月に立て続けにリリースされたアップデートは、多くの競合記事が未対応です。この記事では2026年5月20日時点の最新情報を収録しています。
2026年5月の主要アップデート
日付 | 機能 | 内容 |
|---|---|---|
2026-05-18 | Composer 2.5リリース | 長期タスク・複雑な指示への対応を大幅強化。標準版・高速版の2ティア課金(初週は使用量2倍キャンペーン実施) |
2026-05-13 | Cloud Agent用開発環境 | マルチリポジトリ対応・Dockerfileベース設定・ビルドシークレット対応。キャッシュ最適化でビルド70%高速化 |
2026-05-11 | Microsoft Teams統合 | TeamsチャンネルでCursorに@メンション → クラウドエージェントへのタスク委譲・PR作成がTeamsから直接実行可能 |
2026-05-11 | BugBot従量課金化 | 旧来の$40/シート/月サブスクを廃止し使用量ベース課金に変更。平均0.7〜0.95バグ/PR検出 |
2026-05-07 | PRレビュー強化・並列実行 | PRレビューのインライン表示強化。並列エージェントによるプランの高速実行 |
2026-05-01 | Teamマーケットプレイス強化 | リポジトリ接続不要でプラグイン管理。配布設定(OFF/ON/必須)に対応 |
出典: Cursor Changelog(2026年5月時点)
Cursor 3.0の主要新機能(2026年4月2日リリース)
機能 | 説明 |
|---|---|
Agents Window | リポジトリ・環境(ローカル/ワークツリー/クラウド/リモートSSH)で複数エージェントを並列実行 |
Design Mode | ブラウザ内のUI要素に直接注釈を付けてエージェントに指示(⌘+Shift+Dで切替) |
Agent Tabs | 複数チャットを並列表示またはグリッド形式で表示 |
/worktree コマンド | 変更を分離した別のgitワークツリーを作成 |
/best-of-n コマンド | 複数モデルで同タスクを並列実行して結果比較 |
Await ツール | バックグラウンド実行完了を待機 |
Built-in Browser | 内蔵ブラウザでローカルWebサイトを操作・プロンプト連携 |
出典: Cursor 3.0 Changelog・Cursor公式ブログ
詳細はCursor 3.1の新機能まとめでも解説しています。
2026年4月に追加された機能
日付 | 機能 | 概要 |
|---|---|---|
2026-04-30 | Cursor Security Review(ベータ) | PRごとに自動実行する2種のエージェント:①Security Reviewer(脆弱性・認証リグレッション・プライバシーリスク)②Vulnerability Scanner(依存関係スキャン) |
2026-04-29 | Cursor SDK | TypeScriptでプログラマティックなエージェント構築が可能に(トークンベース従量課金) |
2026-04-24 | /multitask | 非同期サブエージェントを並列実行。マルチルートワークスペース対応 |
2026-04-15 | Canvas | インタラクティブなダッシュボード・カスタムUIをエディタ内で生成 |
参考:2026年3月に追加された機能
機能 | 追加日 | 概要 |
|---|---|---|
Self-hosted Cloud Agents | 2026年3月25日 | 自社インフラでのクラウドエージェント実行 |
Composer 2 | 2026年3月19日 | マルチファイル編集の大幅強化(現Composer 2.5の前バージョン) |
セキュリティエージェント | 2026年3月16日 | コードベース全体の脆弱性を自動検出・修正 |
Marketplace拡張 | 2026年3月11日 | 30以上の新規プラグイン(Figma・Amplitude等) |
Automations | 2026年3月5日 | 常時稼働型エージェントの構築・自動実行 |
JetBrains IDE対応 | 2026年3月4日 | IntelliJ IDEA・PyCharm・WebStorm等でACP経由利用可能 |
Cursorの料金プラン(2026年5月時点)
現時点でCursorは6つのプランを提供しています。2025年6月以降はクレジットベース課金に移行しており、月額と同額のクレジットプールが付与され、選択するAIモデルによってクレジットを消費します。Auto mode(Cursorが自動でモデルを選択)は無制限で使用可能です。

個人向けプラン
プラン | 月額料金 | 主な対象 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
Hobby | 無料 | 個人・試用 | Agent制限あり、Tab補完制限あり、クレジットカード不要 |
Pro | $20/月 | 個人開発者 | Agent拡張・フロンティアモデルアクセス・MCP/スキル/フック対応・クラウドエージェント・$20クレジット付与 |
Pro+ | $60/月 | ヘビーユーザー | Proの全機能 + 全モデル使用量3倍($70クレジット付与) |
Ultra | $200/月 | パワーユーザー | Proの全機能 + 使用量20倍・新機能への優先アクセス($400クレジット付与) |
チーム・法人向けプラン
プラン | 月額料金 | 主な特徴 |
|---|---|---|
Teams | $40/ユーザー/月 | Proの全機能 + チーム共有コンテキスト型クラウドエージェント・チーム全体のルール/スキル/自動化・Cursor Security Review・SAML/OIDC SSO・使用状況分析・一元管理請求 |
Enterprise | カスタム見積もり | Teamsの全機能 + 使用量プール・請求書/PO対応・SCIM・監査ログ・細粒度のモデル制御・CMEK(顧客管理暗号化キー)・優先サポート |
BugBot(コードレビュー): 2026年5月11日から従量課金方式に変更。旧来の$40/シート/月サブスクは廃止済み。
年割: 年間一括払いで全有料プランが20%割引(例: Proは実質$16/月相当)
出典: cursor.com/pricing(2026年5月時点)
プラン選びの目安
- 個人で試したい → Hobby(無料、カード不要)
- 日常的に使う個人開発者 → Pro(月$20)
- AIモデルの使用頻度が高い → Pro+(月$60、使用量3倍)
- 使用量の上限を気にせず使いたい → Ultra(月$200、使用量20倍)
- 5人以上のチームで本格導入 → Teams($40/ユーザー/月)
- 大企業・コンプライアンス要件あり → Enterprise
Hobbyプランはクレジットカード不要で利用できますが、AgentリクエストとTab補完回数に上限があります。具体的な上限数は公式サイトで明記されていないため、業務での日常利用にはProプラン以上を前提に試用することを推奨します。
BYO(Bring Your Own)APIキーについての注意: 2025年8月頃からAgent/EditモードでのBYOユーザーへの提供が廃止されています。旧来の「自分のAPIキーで使う」という方法は現在利用できません。
Cursorのセキュリティとプライバシーモード

企業でCursorを導入する際に必ず確認すべきのが、コードデータの取り扱いです。Cursorは公式セキュリティページ(cursor.com/security)で詳細を公開しています。
セキュリティ認証・インフラ
- SOC 2 Type II認証を取得済み(レポートはtrust.cursor.comでリクエスト可能)
- 年次サードパーティペネトレーションテストを実施
- インフラはAWS(主要)・Cloudflare・Microsoft Azure・Google Cloud Platformを使用
- サーバーは米国・欧州・シンガポールに所在
- 中国には一切のインフラを持たない(公式が明言)
- データ転送: TLS 1.2以上 / データ保存: AES-256暗号化
プライバシーモードの仕組み
モード | コードの学習利用 | モデルプロバイダー側保存 | 備考 |
|---|---|---|---|
プライバシーモード(有効・標準) | なし | なし(ZDR) | モデルプロバイダーとZero Data Retention契約 |
プライバシーモード(レガシー) | なし | なし(完全ZDR) | Cursor側も保存しない設定 |
Share Data(無効) | あり(明示的同意が必要) | あり | 同意なしには学習に使用しないと明記 |
公式によると、50%超のCursorユーザーがプライバシーモードを有効化しています。機密コードを扱う企業での利用は、プライバシーモード(有効)またはレガシーモードの設定を推奨します。TeamsプランではデフォルトでPrivacyモードが有効になっています。
企業向けセキュリティ機能
- SAML/OIDC SSO(Teamsプラン以上)/ 対応IdP: Okta・Azure AD・Google Workspace
- SCIM・監査ログ・使用量プール(Enterpriseプラン)
- CMEK(顧客管理暗号化キー)(Enterpriseプラン)
- Self-hosted Cloud Agents(2026年3月25日〜): 自社インフラでクラウドエージェント実行可能
- Workspace Trust: 不明なリポジトリクローン時にコード実行を伴う機能の承認を要求
- Cursor Security Review(ベータ、2026年4月30日〜): PRごとにセキュリティ審査エージェントが自動実行
- ネットワークリクエスト制御: コーポレートプロキシ設定・ドメインブロック設定が可能
企業でコードを外部サーバーに送信する際は、社内セキュリティポリシーとの照合が必要です。AIコーディングにおけるセキュリティリスク全般についてはAIコーディングセキュリティリスクの解説もあわせてご覧ください。
Cursor vs 他のAIコーディングツール比較

AIコーディングツールの主要4製品をまとめて比較します。
比較項目 | Cursor | GitHub Copilot | Claude Code | Windsurf |
|---|---|---|---|---|
コンセプト | AIネイティブIDE(エディタ一体型) | プラグイン/拡張機能型 | ターミナルネイティブ自律エージェント | AIネイティブIDE(VS Codeベース) |
インターフェース | デスクトップアプリ(VS Codeベース) | VS Code/JetBrains/Vim等の拡張 | ターミナル(CLI) | デスクトップアプリ(VS Codeベース) |
最安有料プラン | $20/月(Pro) | $10/月(Copilot Pro) | $20/月(Claude Pro統合) | $15/月(参考) |
Tab補完速度 | 高速(専用モデル) | 高速 | —(ターミナル操作) | 最高速(150ms以下) |
Agent機能 | 強力(Agents Window・並列実行) | エージェントあり | 最強クラス(自律的マルチファイル操作) | あり |
JetBrains対応 | 2026年3月〜(ACP経由) | あり(ネイティブ) | なし(ターミナルのみ) | なし |
Teams/Slack統合 | Teams統合あり(2026年5月〜) | あり(GitHub連携) | あり(Claude.ai経由) | 限定的 |
エンタープライズ対応 | SAML/SSO/SCIM/監査ログ/CMEK | あり | あり | あり |
ARR・市場動向 | ARR $20億・評価額$500億超(2026年) | 有料サブスク470万人超 | Anthropic社開発 | Cognitionに$2.5億で買収 |
選び分けの基準
- 現在のエディタを変えたくないが補完だけほしい → GitHub Copilot
- エディタごとAIネイティブに切り替えて作業したい → Cursor
- ターミナルから自律的にコードを変更・実行させたい → Claude Code
- Tab補完の速度を最優先にしたい → Windsurf
詳細な比較は以下の記事もご参照ください:
- Cursor vs Claude Code 比較
- Windsurf vs Cursor 比較
- Cursor vs Windsurf vs Claude Code 3者比較
- Kiro vs Cursor 比較
- AIコーディングツール おすすめ比較
CursorとClaude Codeの組み合わせ利用
2026年時点では、CursorとClaude Codeを組み合わせて使う開発者が多いという傾向があります。日常的なインライン編集・Tab補完にはCursor、複雑なリファクタリングや大規模なコードベース横断タスクにはClaude Codeを使い分けるパターンです。Claude Codeとはもあわせてご覧ください。
VibeCodingツールとしてのCursor
Cursorは「VibeCoding(自然言語でコードを書く開発スタイル)」を代表するツールとして注目されており、プログラミング初心者や非エンジニアが開発にアクセスするハードルを下げる効果が報告されています。一方で、プログラミングの基礎知識がないとエラー内容を理解できず、作業が行き詰まるケースもあります。初心者向けの概要はAIコーディング 初心者ガイドで詳しく解説しています。
Cursorの使い方:インストールから基本操作まで

出典: Cursor 公式
インストール手順
- cursor.com にアクセス
- 「Download」からOS対応のインストーラーをダウンロード(macOS / Windows / Linux)
- インストーラーを実行してアプリをインストール
- アカウントを作成(メールアドレスまたはGoogleアカウント)
VS Codeからの移行
初回起動時に「Import Settings from VS Code」を選択すると、VS Codeの設定・拡張機能・テーマ・キーバインドをそのままCursorに引き継げます。すでにVS Codeで作業環境を整えている場合、移行コストはほぼありません。
注意点: MicrosoftがVS Codeフォーク製品への公式拡張機能提供を制限しているため、C/C++ 開発など一部環境では機能が制限される場合があります。また、Cursorは独自マーケットプレイスを使用するため、VS Code専用拡張機能の一部が使えないケースがあります。
基本操作ショートカット
操作 | ショートカット | 用途 |
|---|---|---|
Tab補完 | Tab | AIによる次のコード補完 |
AIチャット | Ctrl+L(Win)/ Cmd+L(Mac) | AIに質問・指示 |
インライン編集 | Ctrl+K(Win)/ Cmd+K(Mac) | 選択範囲をAIで編集 |
Composer / Agent起動 | Ctrl+I(Win)/ Cmd+I(Mac) | マルチファイル編集・エージェント |
Design Mode切替 | Cmd+Shift+D(Mac) | ブラウザUI要素に注釈付け |
AIへの指示は日本語で行えます。「この関数のテストを書いて」「このコードをリファクタリングして」といった日本語の指示に対応しています。UIの日本語化については公式の明記は確認できていませんが、Japanese Language Pack for VS Codeで対応可能との報告があります。
JetBrains IDEでの利用
2026年3月4日からIntelliJ IDEA・PyCharm・WebStorm等のJetBrains IDEでも、Agent Client Protocol(ACP)経由でCursorのAI機能を利用できるようになりました。Cursor IDEに乗り換えなくても、現在使っているJetBrains環境のままCursorを試せます。Java・Kotlin・Pythonエンジニア・Androidエンジニアにとって大きな変化です。
対応AIモデル(マルチLLM構成)
Cursorは複数の大手LLMモデルを切り替えて利用できます。
- Anthropic: Claude 4.5 Sonnet、Claude 4.7 Opus、Claude 4.5 Haiku 等
- OpenAI: GPT-5.5、GPT-5.4、GPT-5.3 Codex 等
- Google: Gemini 3.1 Pro、Gemini 3 Flash 等
- Cursor独自: Composer 2.5(標準/高速)、Composer 2
- xAI: Grok 4.3 等
- Auto mode: Cursorが自動でモデルを選択(無制限利用・クレジット消費なし)
出典: cursor.com/docs/models-and-pricing(2026年5月時点)
できないこと・制約

Cursorを導入前に把握しておくべき制限事項をまとめます。
- 完全なオフライン動作不可: AIを使用するにはインターネット接続が必須
- モバイル利用: フルIDEとしてのモバイル版は未提供。Webアプリはエージェント管理UIのみ(フルIDEではない)
- BYO APIキー廃止: 2025年8月頃からAgent/EditモードでのBYO利用は不可。公式プランへの契約が必要
- 一部MS公式拡張機能の非互換: Microsoftによる制限があり、C/C++等で互換性が制限される可能性あり
- セッション間の記憶なし: AIはセッションをまたいだ文脈を保持しない(Cursor Rulesで部分的に補完可能)
- AIコードの品質保証なし: 生成コードの著作権・品質・セキュリティリスクは利用者が管理する必要あり
- 英語の方が精度が高い: 日本語プロンプトでも動作するが、英語での指示の方がより高精度な出力を得やすい
- 大規模コードベースでの制限: モデルのコンテキストウィンドウに応じた上限あり
こんな方におすすめ/おすすめしない方

Cursorが向いている方
- VS Codeユーザーで、今の作業環境を大きく変えずにAIを取り入れたい方: 設定・拡張機能をそのまま引き継げるため、移行の手間が少なく済みます
- コーディング中にインラインでAIの提案を受け取りたい方: Tab補完とCommand Kにより、ターミナルを行き来せずにエディタ内でAIと協調できます
- 複数ファイルにまたがる機能開発・リファクタリングを効率化したい方: Composer 2.5・Agents Windowが最も効果を発揮するシナリオです
- JetBrainsユーザー(IntelliJ IDEA・PyCharm・WebStorm等)でCursorを試したい方: 2026年3月からJetBrains IDE対応が始まりました
- チームでAIコーディングツールを導入したい企業: TeamsプランでSSO対応・使用状況の集中管理・共有ルール設定が可能です
- PRのセキュリティレビューを自動化したい方: Cursor Security Review(ベータ)でPRごとの自動セキュリティ審査が可能です
- Microsoft Teamsからタスク管理したい開発チーム: 2026年5月からTeamsチャンネルでCursorエージェントに@メンションでタスクを委譲できます
Cursorをおすすめしない方
- スマートフォン・タブレットのみでコードを書きたい方: フルIDEとしてのモバイル利用は現時点では対応していません
- 既存エディタ(Vim・Emacs・Sublime Text等)への強いこだわりがある方: Cursorの恩恵を最も受けやすいのはVS Code系の操作感を好む方です
- 自律型エージェントにコードを任せて自分はレビューするだけにしたい方: ターミナルから自律実行させるスタイルはClaude Codeの方が向いています(参考: Claude Codeとは)
- 社内セキュリティポリシー上、コードを外部サーバーに送信できない方: コードはCursorのサーバーを経由するため、ポリシーの事前確認が必要です(Self-hosted Cloud Agentsで一部対応可能)
- コスト最優先で最安の有料プランを求める方: 最安有料プランは$20/月で、GitHub Copilot($10/月)より高めです
よくある質問(FAQ)
Q. CursorはVS Codeの拡張機能ですか?
Cursorは拡張機能ではなく、VS Codeをベースに開発された独立したデスクトップアプリケーションです。GitHub CopilotのようにVS Codeに後付けする形ではなく、AI機能がエディタの設計に組み込まれています。操作感は非常に近いですが、別アプリとしてインストールが必要です。
Q. Hobbyプランでどこまで使えますか?
Tab補完・チャット・Composerなどの基本機能は無料のHobbyプランでも利用できます。ただしAgentリクエスト数とTab補完回数に上限があります。具体的な上限数は公式サイトに明記されていないため、日常的な業務利用を想定している場合はProプランへの移行を前提に試用することを推奨します。
Q. コードが学習に使われることはありますか?
プライバシーモードを有効にしている場合、コードはAIモデルの学習に使用されません。「Share Data」モードでも、Anysphereは明示的な同意なしにはコンテンツを学習に使用しないと公式に明記しています。企業利用ではプライバシーモードを有効にしたうえで、自社のセキュリティポリシーと照合することを推奨します。
Q. Composer 2.5はProプランで使えますか?
公式情報(2026年5月時点)では、Composer 2.5はProプラン以上で利用可能とされています。標準版は$0.50/Mトークン(入力)、高速版は$3.00/Mトークンの課金体系です。詳細はcursor.com/docs/models-and-pricingで最新情報をご確認ください。
Q. BugBotの料金はどう変わりましたか?
2026年5月11日に、旧来の$40/シート/月のサブスクリプション方式が廃止され、従量課金方式に変更されました。使用量に応じた課金になるため、PR数が少ないチームにはコスト面でメリットがあります。平均0.7〜0.95件/PRのバグを検出します。
Q. JetBrains IDEを使っているのですが、Cursorを試せますか?
はい。2026年3月4日以降、IntelliJ IDEA・PyCharm・WebStorm等のJetBrains IDEでも、Agent Client Protocol(ACP)経由でCursorのAI機能を利用できます。Cursor IDEに乗り換えなくても、現在使っているJetBrains環境のままCursorを試せます。
Q. チームで導入する場合、個別ProプランとTeamsプランはどちらがよいですか?
5人以上のチームで本格導入するならTeamsプランを推奨します。Teamsプランにはチーム共有のチャット・コマンド・ルール設定、使用状況の集中管理、SAML/OIDC SSOが含まれており、個人でProプランを別々に契約するより管理の手間が少なくなります。大規模企業・コンプライアンス要件がある場合はEnterpriseプランを検討してください。
Q. Microsoft Teamsとの統合はどのプランで使えますか?
現時点(2026年5月)では、TeamsプランでのCursor Teamsクラウドエージェントを前提とした統合機能です。TeamsチャンネルでCursorに@メンションすることで、クラウドエージェントへのタスク委譲・PR作成をTeamsから直接実行できます。詳細は公式ドキュメントで最新情報をご確認ください。
Q. Cursor Security ReviewはBugBotと別機能ですか?
現時点(2026年5月)では、BugBotはPRの自動コードレビュー(品質重視)、Cursor Security ReviewはPRのセキュリティ審査に特化したエージェント(ベータ公開中)として別途提供されています。詳細はcursor.com/changelogで最新情報をご確認ください。
AIコーディングツール全体の選び方についてはAIコーディングツール おすすめ比較でも整理しています。CursorとClaude Codeの詳細比較はCursor vs Claude Code比較をご覧ください。
この記事の著者

AI革命
編集部
AI革命株式会社の編集部です。最新のAI技術動向から実践的な導入事例まで、企業のデジタル変革に役立つ情報をお届けしています。豊富な経験と専門知識を活かし、読者の皆様にとって価値のあるコンテンツを制作しています。
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