AIツール2026年10月更新

Claudeコネクタの使い方|Spotify・Uber Eats・TurboTax・Booking.com連携の完全ガイド

公開日: 2026/04/28
更新日: 2026/10/19
Claudeコネクタの使い方|Spotify・Uber Eats・TurboTax・Booking.com連携の完全ガイド

この記事のポイント

Claudeコネクタの使い方を、Spotify・Uber Eats・Booking.com・TurboTaxの4サービスで解説。できること・できないこと、設定手順、料金、日本で使えるか、セキュリティの注意点を2026年10月時点の公式情報で整理します。

Claudeのコネクタは、Spotify・Uber Eats・Booking.com・TurboTaxなどの外部サービスとClaudeをつなぎ、会話の中で曲や店、宿を探したり、税金を試算したりできる機能です。2026年10月時点の公式情報では、この4つのコネクタでできるのは「探す・比べる・試算する」までです。料理の注文やホテルの予約、支払いはClaudeの中では完了せず、各サービスのアプリやサイトで行います。

この記事でわかること

  • Claudeコネクタの仕組み(MCP)と、ChatGPTのアプリとの違い
  • Spotify・Uber Eats・Booking.com・TurboTaxで「できること・できないこと」の早見表
  • 4サービスそれぞれの使い方とプロンプト例
  • 2026年10月時点の設定手順(Customize → Connectors)と料金プラン
  • 日本から使えるサービスと、米国向けで使えないサービスの見分け方
  • Anthropicが公表しているデータの扱いと、業務で使うときの注意点

こんな方に向けた記事です

  • Claudeを会話だけでなく、普段使っているアプリと組み合わせて使いたい方
  • 生活系のコネクタが日本で使えるのか、無料で使えるのかを正確に知りたい方
  • 「AIが勝手に注文・決済しないか」が気になっている方
  • 会社でコネクタを使う前に、権限やデータの扱いを確認しておきたい方

1. Claudeコネクタとは|MCPベースで外部アプリとつながる仕組み

Model Context Protocol(MCP)の仕組みを示した図

出典: Model Context Protocol 公式

Claudeコネクタ(Connectors)は、Claudeを外部のアプリやデータにつなぎ、会話の中からそのサービスの情報を調べたり、操作したりできるようにする機能です。この機能は、Anthropicが2024年にオープン標準として公開した Model Context Protocol(MCP) をもとにしています。

追加の方法は2通りあります。

  • ディレクトリから追加する:Anthropicが審査した「Connectors Directory」から選んで接続する。Spotify・Uber Eats・Booking.com・TurboTaxはこちら
  • カスタムコネクタを追加する:自分で用意したリモートMCPサーバーのURLを登録する。主に開発者・企業向け

MCPの仕組みそのものはMCPとは(Model Context Protocol)で、Claude全体の機能はClaudeとはで詳しく扱っています。

1-1. 旧称「Integrations」と現称「Connectors」は同じもの

2025年7月にディレクトリが始まった頃は「Integrations」と呼ばれることがありましたが、現在の名称は 「Connectors」 です。古い記事に出てくる「Integrations」「インテグレーション」は同じ機能を指しています。

1-2. コネクタ拡充の歴史(2025年7月〜2026年10月)

時期

主な内容

2025年7月

コネクタディレクトリの提供開始

2026年2月

IntuitとAnthropicが複数年の提携を発表(TurboTaxなどをClaudeへ)

2026年3月

Intuit TurboTaxのコネクタがディレクトリに掲載

2026年4月23日

生活系15コネクタを追加(Spotify・Uber Eats・Booking.com・TurboTaxなど)。この時点でディレクトリは200以上に

2026年4月28日

クリエイティブ系9コネクタ(Adobe・Blender・Autodesk Fusionなど)を追加

2026年9月

開発者向けにディレクトリへの申請窓口を公開。単体のMCPコネクタのほか、MCPとSkillsをまとめた「プラグイン」でも申請可能に。チャット内に操作画面を出す「MCP Apps」も案内された

コネクタの総数について、公式に確認できる最新の数字は「200以上(2026年4月の発表時点)」です。その後も追加が続いているため、最新の一覧はClaudeのコネクタディレクトリで確認してください。

1-3. ChatGPTのアプリとの違い

ChatGPTにも外部サービスとつなぐ「アプリ」の仕組みがあり、OpenAIの開発キット(Apps SDK)はMCPをもとに作られています。そのため「Claudeはオープン標準、ChatGPTは独自」という単純な対比は、現時点では当てはまりません。違いが出るのは、仕組みよりも運用方針です。

比較ポイント

Claudeコネクタ

ChatGPTのアプリ

技術の土台

MCP

MCPベースのApps SDK

広告

広告なし・有料掲載なし・スポンサー回答なしを継続(Anthropic公式ブログ)

OpenAIは2026年1月、米国の無料・Goプランで広告のテストを発表

接続アプリのデータの学習利用

学習に使わない(Anthropic公式ブログ)

設定・プランによる。OpenAIの公式情報で確認が必要

予約・購入の前

ユーザーに確認する設計(Anthropic公式ブログ)

各アプリの実装による

ChatGPTとClaudeの全体的な違いはClaude vs ChatGPT 比較にまとめています。

1-4. どこで使えるか(対応プラットフォーム)

公式ヘルプ「Use connectors」によると、2026年10月時点の対応環境は次のとおりです。

  • Claude(Web版/claude.ai)
  • Claude Desktop(デスクトップ拡張も利用可)
  • Claude Mobile(iOS / Android):Web・Desktopで設定したコネクタは次回ログイン時にモバイルでも使える。モバイルから直接インストールする機能はベータ
  • Cowork:料金ページでは「Claude Cowork is now just Claude」と表記され、Pro・Maxから順に統合が進んでいる(Claude Coworkのクラウド移行)
  • Claude Code と API(MCP Connector)

ただしコネクタごとに対応範囲が違います。たとえばBooking.comのコネクタは、Booking.com公式ドキュメントで「Claude Codeでは使えない」と明記されています。


2. コネクタ拡充の全体像|生活・クリエイティブ・専門業務まで

Anthropicが発表したClaudeの生活系コネクタの一覧

出典: Anthropic 公式ブログ

もともとClaudeのコネクタは、Slack・Notion・Google Driveのような仕事のツールが中心でした。2026年4月からは生活系・クリエイティブ系・専門業務系へ一気に範囲が広がっています。

2-1. 生活系15サービス(2026年4月23日追加)と日本での使いやすさ

2026年4月23日、Anthropicは公式ブログ「New connectors in Claude for everyday life」で次の15コネクタを発表しました。

カテゴリ

サービス

主な用途

日本での使いやすさ(目安)

音楽

Spotify

曲・ポッドキャストを探す、プレイリスト作成、再生

◎ 日本でもサービス提供あり

音声

Audible

オーディオブックを探す

○ 日本でもサービス提供あり

旅行

Booking.com

宿の検索・比較

◎ 国内外の宿を検索できる

旅行

Tripadvisor

観光地・レストランを探す

○ 日本のページあり

旅行

Viator

現地ツアーを探す

△ 地域による

アウトドア

AllTrails

ハイキングコースを探す

△ 北米中心

飲食

Uber Eats

レストラン・料理を探す

△ サービスは日本にあるが、コネクタの日本での動作は未確認

飲食

Resy

レストランを探す

✕ 米国・欧州中心

食料品

Instacart

食料品

✕ 米国中心

移動

Uber

運賃・到着時間の見積もり

✕ 米国内の2地点間のみ(公式ディレクトリ)

税金

Intuit TurboTax

米国連邦税の試算

✕ 米国の税制向け

金融

Intuit Credit Karma

クレジットスコアなど

✕ 米国向け

エンタメ

StubHub

イベントチケットを探す

✕ 北米・欧州中心

暮らし

Taskrabbit

家事・作業の依頼先を探す

✕ 海外中心

暮らし

Thumbtack

地域の専門業者を探す

✕ 米国中心

※「日本での使いやすさ」は、各サービスが日本で提供されているかを基にした目安です。コネクタ自体が日本の住所・日本語で正しく動くかは、公式に明記されていないものが多くあります。

日本から無理なく使えるのは、Spotify と Booking.com(宿の検索) が中心です。日本での対応状況だけを詳しく知りたい方はClaudeの生活系コネクタは日本で使える?もあわせて参照してください。

2-2. クリエイティブ系9コネクタ(2026年4月28日追加)

生活系の発表から5日後、Anthropicは「Claude for Creative Work」として9つのクリエイティブ系コネクタを公開しました。

コネクタ

分野

Adobe for Creativity

Photoshop・Illustrator・Premiere Proなど

Blender

3DCG

Autodesk Fusion

3D CAD

Affinity by Canva

グラフィックデザイン

Ableton

音楽制作(読み取り中心)

Splice

サンプル素材の検索

SketchUp

建築・3Dモデリング

Resolume Arena / Resolume Wire

映像・VJ

BlenderやResolumeはClaude Desktopが必要など、コネクタごとに動作条件が違います。詳しくはClaude for Creative Workとはで整理しています。

2-3. 専門業務・仕事のツール向けコネクタ

法律・金融などの専門業務向けコネクタも増えています。法律分野の動きはClaude for Legal、ファイル共有ツールとの連携例はDropbox×Claude連携で紹介しています。これらは個人よりも、Team・Enterpriseプランで組織として導入する使い方が中心になります。

2-4. 全プランで利用可・コネクタ自体は追加料金なし

Anthropic公式ブログでは、生活系コネクタはすべてのプランで利用可能(モバイルはベータ)とされています。コネクタを使うための追加料金はありません。ただし、Spotify Premiumの月額料金、Uber Eatsの料理代・配達料、Booking.comの宿泊料金など、各サービス側の費用は自分のアカウントで別途かかります。


3. 4サービスで「できること・できないこと」早見表

Claudeのコネクタ機能を案内する公式ヘルプセンターのイメージ

出典: Claude ヘルプセンター

4つのコネクタはどれもClaudeの中で注文・予約・支払いを完了させるものではありません。Claudeが探して比べ、最終的な手続きは各サービスに引き継ぐ、という役割分担です。

項目

Spotify

Uber Eats

Booking.com

Intuit TurboTax

公式ディレクトリでの説明

音楽・ポッドキャストのおすすめ

レストランと料理を探す

宿を検索・比較

税還付の試算と専門家への相談

主なツール(公式ディレクトリ)

create_playlist / search / get_currently_playing / add_to_library / fetch_tracks / remove_from_library

search

accommodations_search

tax_estimate / tax_filing_options / expert_search

できること

曲・アルバム・ポッドキャストの検索と再生、プレイリスト作成、ライブラリへの追加・削除、再生中のデバイス確認・切り替え

配達先の近くのレストラン・料理を探す

目的地・日付・人数で宿を検索し、設備・評価などで絞り込む。Booking.comの詳細ページを開く

米国連邦税の還付・納税額の試算、申告方法の案内、税の専門家への接続

できないこと

公式に明記された制限は少ない。雰囲気からのプレイリスト作成はPremium限定

Claude内での注文確定・決済は公式ディレクトリに記載なし

予約・支払い・予約変更、Booking.comアカウントへのアクセス(Booking.com公式に明記)

申告書を提出するツールは公式一覧にない

サインイン

ディレクトリ上は「不要」表示。再生やプレイリスト作成でSpotifyアカウントが要るかは公式で要確認

不要

不要(予約時にBooking.com側でログインを求められる場合あり)

必要(TurboTax利用規約・Intuitプライバシー声明への同意あり)

日本で使えるか

◎

△ 未確認

◎

✕(米国の税制向け)

サインインの有無は、そのサービスにどこまで自分の情報を渡すかの判断材料になります。Booking.comやUber Eatsのようにログイン不要のコネクタは、Claudeから渡る情報が検索条件に限られるので、まず試すなら気軽です。


4. Spotifyコネクタの使い方|曲探しからプレイリスト作成・再生まで

Spotifyの公式ブランドイメージ

出典: Spotify Newsroom

Spotifyコネクタは、4つの中でいちばん「操作」に近いことができるコネクタです。気分や場面を伝えるだけで、曲を探してプレイリストにまとめ、Spotifyで再生するところまで頼めます。

4-1. できること

公式ディレクトリと第三者の報道で確認できる内容は次のとおりです。

  • 曲・アーティスト・アルバム・プレイリストを探して、Spotifyで再生する
  • ポッドキャスト・オーディオブックを探す
  • プレイリストを作る(雰囲気の説明から作る機能は Spotify Premium限定)
  • いま再生中の曲や、再生しているデバイスを確認し、切り替える(Spotify Connect)
  • 曲をライブラリに追加・削除する

4-2. プロンプト例

「今夜2時間のドライブ用に、テンポが少し速めの日本のポップスでプレイリストを作って。最初の1曲はスマホで再生して」

Claudeは条件に合う曲を探して候補を見せ、プレイリストを作ってから再生を指示します。作る前に曲目を確認し、気に入らない曲を入れ替えるよう頼むこともできます。

4-3. 注意点

  • 1つのSpotifyアカウントを家族で使っていると、おすすめの傾向や再生先のデバイスが混ざることがあります
  • プレイリスト作成やライブラリの変更はSpotifyのアカウントに残ります。不要になったら削除してください
  • Spotifyのコンテンツ(楽曲・ポッドキャストなど)はAnthropicの学習用に共有しない、とSpotify側が表明していると報じられています

5. Uber Eatsコネクタの使い方|配達できる店と料理を探す

フードデリバリーで料理を選ぶイメージ

Uber Eatsコネクタは、配達先の近くで頼めるレストランや料理を、条件を伝えて探すためのコネクタです。公式ディレクトリで確認できる機能は「探す(search)」で、注文の確定や支払いをClaudeの中で行う機能は記載されていません。第三者の解説では、料理を選んだ後はUber Eatsアプリに引き継ぎ、カートと決済はアプリ側で行う流れとされています。

5-1. できること

  • 配達先の近くのレストラン・料理を探す
  • 評価・価格帯・配達時間などの条件で絞り込む(絞り込み条件の詳細は第三者の解説による)
  • 候補を比べて、注文する店を決める手助けをする

5-2. プロンプト例

「今夜の夕食をUber Eatsで探して。辛すぎないアジア料理で、評価4.5以上、30分以内に届く店を3つ比べて」

Claudeは条件に合う店を一覧にして見せます。注文するときは、選んだ店をUber Eatsアプリで開いてカートに入れ、支払いを済ませます。

5-3. 注意点

  • 日本の住所で検索できるかは、2026年10月時点で公式に明記されていません。 第三者の報道では「米国で開始」とされています。日本で試す場合は、結果が出なくても不具合とは限りません
  • 配達エリア・営業時間・価格はUber Eats側のデータに従います。注文前にアプリで確認してください
  • コネクタに過去の注文履歴を読み取る機能は、公式ディレクトリでは確認できません

6. Booking.comコネクタの使い方|旅行先の宿を検索・比較

京都など旅行先の宿をBooking.comで探すイメージ

Booking.comコネクタは、日本の読者がいちばん実用的に使えるコネクタのひとつです。国内・海外の宿を条件で検索して比べられます。ただし、Booking.comの公式ドキュメントには「予約・支払い・予約の変更はできない」「Booking.comのアカウントにはアクセスしない」と明記されています。

6-1. できること

  • 目的地・日付・人数で宿を検索する
  • 宿のタイプ・設備・星の数・食事・評価で絞り込む
  • 候補を表にまとめて比べ、Booking.comの詳細ページを開く

検索結果はClaudeの言語設定に合わせて表示され、通貨はそろえて表示されます(Booking.com公式)。

6-2. プロンプト例

「来月の第2土曜から1泊、京都駅の近くで大人2名、朝食付き、評価8以上の宿を3つ比べて。1泊2万円台までで」

Claudeは条件に合う宿を探し、料金・評価・立地を比べられる形で返します。気に入った宿はリンクからBooking.comを開き、そこで予約します。

6-3. 注意点

  • 価格と空室はすぐ変わります。予約前にBooking.comの画面で必ず確認してください(Booking.com公式の注意)
  • 検索時にBooking.comへ送られるのは、目的地・日付・人数・絞り込み条件だけで、Claudeとのチャット履歴は渡らないと公式ドキュメントに書かれています
  • Claude Codeでは使えません。Web・Desktop・Mobile・Coworkで使います

7. TurboTaxコネクタの使い方|米国の税金の試算に特化(日本の確定申告は対象外)

TurboTaxを提供するIntuitの公式ロゴ

出典: Intuit 公式サイト

TurboTaxコネクタは、米国の連邦税の還付額・納税額を試算するためのコネクタです。日本の確定申告やe-Taxには使えないため、米国で納税している方・米国の税務が関わる方向けの内容になります。

7-1. できること

公式ディレクトリに載っているツールは次の3つです。

  • tax_estimate:連邦税の還付額・納税額を試算する
  • tax_filing_options:申告方法の選択肢を案内する
  • expert_search:税の専門家(ライブ)につなぐ

申告書を提出するツールは公式一覧にありません。W-2の読み込みやTurboTax本体へのデータ転送も、公式のツール一覧では確認できません。試算と相談の入口として使うものと考えるのが安全です。

7-2. プロンプト例(米国向け)

「独身で年収8万ドル、源泉徴収は1万ドル。今年の連邦税は還付になる? 申告方法の選択肢も教えて」

7-3. 日本の読者への注意

  • 接続するにはTurboTaxへのサインインと、利用規約・Intuitプライバシー声明への同意が必要です
  • 計算は米国の税制が前提です。日本の所得税の計算には流用しないでください
  • 社会保障番号(SSN)や口座番号は、チャットに直接貼り付けないようにしてください
  • 日本の会計・確定申告まわりでClaudeを使いたい場合は、freeeのMCPなど日本のサービス側の連携を検討しましょう(freee MCPの使い方)

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8. Claudeコネクタの設定手順|3ステップで完了

Claudeの開発元Anthropicの公式ロゴ

出典: Anthropic 公式サイト

ここではWeb版(claude.ai)の手順を紹介します。2026年10月時点の公式ヘルプでは、設定の入口が以前の「Settings → Connectors」から 「Customize → Connectors」 に変わっています。

8-1. ステップ1:コネクタのディレクトリを開く

次のどちらかで開きます。

  • チャット画面から:入力欄の「+」ボタン、または「/」を入力 → Connectors → Manage connectors
  • メニューから:Customize → Connectors

8-2. ステップ2:コネクタを選んで追加

  1. ディレクトリから使いたいサービス(例:Booking.com)を選ぶ
  2. 説明と、そのコネクタでできることを確認する
  3. 「Connect」 または 「Install」 を押す

8-3. ステップ3:認証して権限を確認

  1. TurboTaxやSpotifyのようにサインインが必要なコネクタは、そのサービスのログイン画面が開く
  2. 利用規約や、Claudeに渡す権限の内容を確認して許可する
  3. 必要に応じて、設定や権限を調整する

Booking.comやUber Eatsのようにサインイン不要のコネクタは、認証なしで使い始められます。

8-4. 会話の中で使う

  • 一度つなぐと、すべての会話で使えるようになります
  • 会話の内容に応じて、Claudeが使えそうなコネクタを提案します。候補が複数あれば全部を見せて、ユーザーが選ぶ形です(公式ブログ)
  • その会話で使うサービスを絞りたいときは、「+」→ Connectors にカーソルを合わせ、使うものだけオンにします

8-5. コネクタが多いときは「Tool access」を設定

「+」→ Connectors → Tool access で、Claudeがコネクタを呼び出す方法を選べます。既定は Auto です。公式ヘルプでは、10個以上のコネクタを有効にしているなら「On demand」を推奨しています。

8-6. 接続を解除する

Customize → Connectors から対象のコネクタを選び、切断します。公式ブログでも「いつでも切断できる」とされています。再び使うときは、もう一度接続と認証を行います。

8-7. カスタムコネクタを追加する(開発者向け)

自分で用意したリモートMCPサーバーをつなぐ場合は、Customize → Connectors →「Add」→ Custom → Web と進み、名前とサーバーのURLを入力します。認証方式(すぐサインイン/必要なときにサインイン/サインインなし)や、APIキーなどのリクエストヘッダーも設定できます。

サーバーはAnthropicのクラウドから接続されるため、インターネットから到達できる場所に置く必要があります。社内のファイアウォール内にある場合は、AnthropicのIPアドレス範囲を許可します。Claude Codeでの使い方はClaude CodeのMCP連携ガイドを参照してください。


9. 料金とプラン|無料でもどこまで使えるか

Claudeの公式ロゴ(料金プランページ)

出典: Claude 公式 料金ページ

ディレクトリのコネクタは無料プランを含む全プランで使え、コネクタ自体に追加料金はかかりません。プランで差が出るのは、自前のサーバーをつなぐカスタムコネクタの数と、組織での管理機能です。

9-1. プラン別の利用範囲(2026年10月時点)

プラン

料金(公式料金ページ)

ディレクトリのコネクタ

カスタムコネクタ

管理機能

Free

$0

利用可

1つまで

—

Pro

月$20(年払いは月$17・年$200)

利用可

利用可(上限の数字は公式に記載なし)

—

Max(5x / 20x)

月$100から

利用可

利用可

—

Team Standard

1席 月$25(年払いは$20)

利用可

利用可

Owner がコネクタとツール権限を管理

Team Premium

1席 月$125(年払いは$100)

利用可

利用可

同上

Enterprise

年契約。1席$20+API料金での従量課金(最低20席)

利用可

利用可

同上+組織での一括認証(ベータ)など

料金は変わることがあるため、契約前にClaudeの公式料金ページで確認してください。プランごとの違いはClaude料金プランの比較で詳しく扱っています。

9-2. 無料プランで使えるか

使えます。Anthropic公式ブログは、生活系コネクタを「全プランで利用可能」と案内しています。無料プランで制限があるのは、自前のリモートMCPサーバーをつなぐカスタムコネクタで、1つまでです。

9-3. 各サービス側の料金は別

コネクタが無料でも、つないだ先のサービスの料金はかかります。

  • Spotify:Premiumの月額料金(雰囲気からのプレイリスト作成を使う場合)
  • Uber Eats:料理代・配達料・サービス料
  • Booking.com:宿泊料金
  • TurboTax:有料の申告プランを使う場合の料金(米国向け)

10. セキュリティ・プライバシー|Anthropicが公表している方針

デジタルセキュリティとプライバシー保護のイメージ

Anthropicは、生活系コネクタの発表時に、データの扱いと広告について方針を明記しています。あわせて、つないだ先のサービスは各社のルールでデータを扱う点も押さえておく必要があります。

10-1. つないだアプリのデータは学習に使われない

公式ブログによると、接続したアプリのデータはモデルの学習に使われません。また、接続したアプリが、ユーザーとClaudeのほかの会話を見ることはできません。

10-2. 広告・有料掲載はない

Anthropicは、広告なし・有料掲載なし・スポンサー回答なしの方針を続けると明言しています。複数のコネクタが当てはまる場面では、候補を並べてユーザーが選びます。

10-3. 予約・購入の前にはユーザーに確認する設計

公式ブログでは、予約や購入の前にユーザーへ確認するよう設計されていると説明されています。さらに今回の4サービスについては、そもそもClaudeの中で注文・予約・決済まで進む機能が公式に示されていません。「Claudeが勝手に買い物をする」心配は、現時点ではかなり小さいと言えます。

10-4. そのほかの仕様

  • 通信は暗号化されています(公式ヘルプ)
  • Claudeが見られるのは、つないだサービスで自分が閲覧できる範囲だけです
  • つないだ先のサービスは、自社のインフラと規約でデータを処理します。処理場所が米国外になる場合もあり、Enterpriseの「米国内で推論する」設定もこの部分には及びません(公式ヘルプ)
  • Anthropicはディレクトリのコネクタについても、「どのツールを出すかは開発元が決めており、意図どおり動くことや仕様が変わらないことは保証できない」と注意しています
  • カスタムコネクタはAnthropicが検証していません。出どころのわからないサーバーはつながないでください

生成AI全般のリスクは生成AIのセキュリティリスクと対策で整理しています。

10-5. 個人利用と業務利用での注意点の違い

観点

個人で使うとき

業務で使うとき

アカウント

家族で共有しているアカウントは履歴が混ざる

個人のアカウントを業務に使わない

権限

接続時に許可する内容を確認する

Owner がコネクタごと・ツールごとに「Always allow / Needs approval / Blocked」を設定。メンバーは上書きできない

データ

Anthropicは学習に使わない。接続先の規約も確認

接続先のデータ処理場所・規約を法務・情報システム部門と確認

利用開始

自分で接続する

Owner が組織で有効化してから、各メンバーが個別に認証

解除

いつでも切断できる

退職・異動時に接続を外す手順を決めておく

Team・Enterpriseでは、メンバーからのコネクタ追加申請(Teamは既定でオン、Enterpriseは既定でオフ)や、自社ドメインのサービスに組織外のアカウントから接続させない設定も用意されています。社内のルール作りの進め方は生成AIの社内導入とセキュリティ設計が参考になります。

既製のコネクタでは足りず、自社の業務システムに新しいモデルや機能を組み込みたい場合は、作り方と費用の目安をAI開発の費用相場で確認できます。


11. ChatGPT・Geminiとの比較|どこが違うか

Geminiの開発元Google DeepMindの公式サイト

出典: Google DeepMind 公式サイト

SpotifyやBooking.comとの連携はChatGPTのアプリにもあるため、つなげるサービスの顔ぶれだけでは大きな差はつきません。Claudeを選ぶ決め手になるのは、広告を入れない方針と、接続アプリのデータを学習に使わないと明言している点です。Googleのサービスを中心に使うならGemini、という分け方が現実的です。

比較ポイント

Claude

ChatGPT

Gemini

外部連携の仕組み

コネクタ(MCP)

アプリ(MCPベースのApps SDK)

Googleのアプリ連携が中心

主な連携先

仕事のツール+生活系15+クリエイティブ系9

Spotify・Booking.com・Expediaなど各社のアプリ(2025年10月開始)

Gmail・Googleドライブなど Google のサービス

広告

なし(Anthropic公式)

2026年1月、米国の無料・Goプランで広告テストを発表(Plus以上は対象外)

各社公式で確認

接続アプリのデータの学習利用

しない(Anthropic公式)

設定・プランによる

設定・プランによる

無料プランでの利用

ディレクトリのコネクタは全プランで利用可

各社公式で確認

各社公式で確認

ChatGPT・Geminiの連携先や条件はたびたび変わります。比べるときは各社の公式ページで最新の状況を確認してください。モデルや料金も含めた比較はClaude vs ChatGPT 比較とClaude vs Gemini 比較にまとめています。


12. こんな方におすすめ/おすすめしない人

こんな方におすすめ

  • SpotifyやBooking.comをよく使う人
    曲探しや宿の比較を、会話で条件を伝えるだけで済ませたい
  • AIに勝手に買い物をされたくない人
    4サービスとも探す・比べるまでで、注文・予約は自分で確定する仕組み
  • 渡す情報を少なくしたい人
    Booking.comとUber Eatsはサインイン不要で、送られるのは検索条件だけ
  • 米国で納税している人
    TurboTaxで連邦税の還付額を試算し、専門家への相談につなげられる
  • 自社のツールもClaudeにつなぎたいエンジニア・企業
    カスタムコネクタで自前のMCPサーバーを追加できる

おすすめしない人

  • 注文から支払いまで、すべてAIに任せたい人
    現時点では、注文・予約・決済は各サービスのアプリやサイトで行う
  • 日本の確定申告に使いたい人
    TurboTaxは米国の連邦税向け。日本の会計サービス側の連携を検討する
  • 日本でUber EatsやUberの配車を頼みたい人
    Uberの見積もりは米国内のみ。Uber Eatsも日本での動作は公式に確認できていない
  • スマホだけで設定を済ませたい人
    モバイルからのインストールはベータ。Web版かDesktopで設定するほうが確実

Claudeに外部ツールを使わせる考え方は、AIエージェントとはで全体像をつかめます。


13. よくある質問(FAQ)

Q1. コネクタの表示や結果は日本語になりますか?

Claudeへの指示は日本語で書けます。Booking.comは、検索結果をClaudeの言語設定に合わせて返すと公式ドキュメントに書かれています。一方、TurboTaxは米国向けのサービスのため、案内や用語は英語が前提です。

Q2. コネクタを使うと、会話の内容がSpotifyやBooking.comに送られますか?

送られるのは、そのコネクタが動くのに必要な情報です。Booking.comの場合は目的地・日付・人数・絞り込み条件だけで、チャット履歴は渡らないと公式に明記されています。ほかのサービスでも、接続したアプリが別の会話を見ることはできません(Anthropic公式ブログ)。

Q3. コネクタが候補に出てこないときはどうすればいいですか?

まず、そのコネクタが接続済みで、会話の「+」→ Connectors でオンになっているかを確認します。次に、つないだサービスのアカウントが有効かを確認し、それでも動かなければ一度切断して接続し直します(公式ヘルプのトラブル対応)。コネクタを10個以上入れている場合は、Tool access を On demand にしてアプリ名を指示文に入れると呼び出しやすくなります。

Q4. コネクタはいくつまで追加できますか?

ディレクトリのコネクタについて、追加数の上限は公式ヘルプに示されていません。上限が明記されているのはカスタムコネクタで、無料プランは1つまでです。

Q5. 会社のアカウントで生活系コネクタを使ってもいいですか?

Team・Enterpriseでは、Owner が組織として有効にしたコネクタしか使えません。生活系コネクタを業務アカウントで使うかどうかは社内ルール次第なので、情報システム部門の方針に従ってください。私用のサービスは個人のアカウントでつなぐのが無難です。

Q6. 新しいコネクタが追加されたことは、どこで確認できますか?

Claudeのコネクタディレクトリ(claude.ai/directory/connectors)と、Anthropicの公式ブログで確認できます。2026年9月には開発者がディレクトリに申請できる窓口も公開されたため、今後も対応サービスは増えていくと考えられます。


14. まとめ|まずはSpotify・Booking.comから試すのがおすすめ

Claudeコネクタを使うと、外部サービスの情報を会話の中で扱えます。Spotify・Uber Eats・Booking.com・TurboTaxの4つは、どれも「探す・比べる・試算する」までを受け持ち、注文・予約・支払いは各サービスで行う設計です。

この記事の要点

  • コネクタはMCPベース。ディレクトリは2026年4月の発表時点で200以上
  • 2026年4月23日に生活系15、4月28日にクリエイティブ系9のコネクタが追加
  • Spotify:曲探し・プレイリスト作成・再生。雰囲気からの作成はPremium限定
  • Uber Eats:店と料理を探すまで。日本での動作は公式に未確認
  • Booking.com:宿の検索・比較まで。予約・支払いはBooking.comで。チャット履歴は渡らない
  • TurboTax:米国連邦税の試算と専門家への接続。日本の確定申告には使えない
  • 設定は「Customize → Connectors」。コネクタが10個以上なら Tool access を On demand に
  • ディレクトリのコネクタは全プランで追加料金なし。カスタムコネクタは無料プランで1つまで
  • 接続アプリのデータは学習に使わない。ただし接続先は各社の規約でデータを処理する

日本で試すなら、サインイン不要で気軽に使える Booking.com(宿探し) と、日常的に使いやすい Spotify(曲探し・プレイリスト作成) から始めるのがおすすめです。合わなければ、Customize → Connectors からいつでも切断できます。

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AI革命

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編集部

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