AIツール2026年7月更新

Claude料金プラン比較【2026年7月】日本円の実額も

公開日: 2026/03/26
更新日: 2026/07/28
Claude料金プラン比較【2026年7月】日本円の実額も

この記事のポイント

Claudeの料金を2026年7月時点の公式情報で整理。Free/Pro/Max/Team/Enterpriseの月額とAPI単価、日本円での実支払額、Sonnet 5の値上げまで、課金判断に必要な数字をまとめました。

Claudeの料金は、個人向け4プラン(Free / Pro / Max 5x / Max 20x)+法人向け3プラン(Team Standard / Team Premium / Enterprise)+開発者向けのAPI従量課金という3系統で構成されています。試すだけなら無料、個人が毎日使うならPro(月$20・年払いなら月$17)、使い切ってしまうならMax、5名以上の組織ならTeam以上、自社アプリに組み込むならAPIというのが基本の選び分けです。

ただし2026年7月は、Claudeの課金が短期間に複数動いたタイミングです。最上位モデルFable 5がサブスク込みの提供を終了して従量クレジット扱いに変わり、Claude Codeの週次上限50%増枠が失効し、さらに多くの記事が「開始済み」と書いているAgent SDKの課金分離は公式に一時停止されたまま実施されていません

この記事の数字は、公式の claude.com/pricingClaude Platform Docs・Anthropicヘルプセンターを2026年7月13日時点で確認した内容に基づきます。扱う範囲は次の通りです。

  • 全7プラン+APIの早見表と、Pro比の利用量倍率(1x / 1.25x / 5x / 6.25x / 20x)
  • 1ドル162円・消費税10%込みで「実際に日本円でいくら払うのか」
  • Fable 5・Opus 4.8・Sonnet 5・Haiku 4.5のAPI単価と、9月1日に予定されているSonnet 5の値上げ
  • 表面単価が変わらないのに実支払いが増える新トークナイザーの落とし穴
  • Batch API・プロンプトキャッシュ・Usage bundlesによるコスト削減
  • 法人購買向けの適格請求書発行事業者番号・請求書払いの可否

「結局どのプランを契約すればいいのか」「サブスクとAPIのどちらが安いのか」「経理に説明できる料金根拠が欲しい」という方に向けた内容です。Claudeそのものの機能や使い方はClaudeとは?機能・使い方・特徴の解説記事にまとめています。

使い方タイプ別に選べば、Claudeの料金選択はほぼ迷わない

Claudeの料金プランは「対話で使うか・自動化するか・チームで使うか」でほぼ決まります。

あなたの使い方

選ぶべきもの

月額(USD)

日本円の目安(税込・162円換算)

まず試したい・週数回

Free

$0

無料

個人で毎日使う(Claude Code含む)

Pro(年払い)

$17(年$200)

約3,030円

Proの上限に頻繁にぶつかる個人

Max 5x

$100

約17,800円

1日中コーディングエージェントを回す

Max 20x

$200

約35,600円

5名以上のチームで管理機能が要る

Team Standard

$20〜25/席

約3,560〜4,460円/人

チームで重い開発作業を回す

Team Premium

$100〜125/席

約17,800〜22,280円/人

監査ログ・SCIM・データ統制が必須

Enterprise

$20/席+API利用量

個別見積

自社アプリへ組み込む・大量処理

API従量課金

利用量次第

Batch+キャッシュで大幅減

契約前に必ず押さえておきたい前提が2つあります。

  1. サブスクリプションにAPIキーは含まれません。 Pro / Max / Team / Enterpriseの契約は、Claudeアプリ・Claude Code・Coworkといった「人が使う」利用のためのものです。自社サービスへ組み込む、社内バッチを回すといった用途には、別途API従量課金の契約が必要です。
  2. Claude Codeは月$20のProから使えます。 「Claude CodeはMax以上」という記述を見かけますが、現時点の公式プラン表ではProに含まれており、Team Standardでも利用できます。

【2026年7月時点】いま把握しておくべき4つの料金変更

直近1〜2か月でClaudeの課金は複数動いています。契約判断に直結する順に整理します。

Claudeの課金変更とエージェント自動化のコストイメージ

① Agent SDKの「課金分離」は実施されていない(公式に一時停止)

もっとも注意が必要な点です。2026年6月15日から「Claude Agent SDK・claude -p・サードパーティアプリの利用をサブスク枠から切り離し、別建ての月次クレジット(Pro $20 / Max 5x $100 / Max 20x $200)にする」と予告されていましたが、この変更は公式に一時停止(paused)されており、実施されていません

公式ヘルプには次のように明記されています。

We're pausing the changes to Claude Agent SDK usage described below. For now, nothing has changed: Claude Agent SDK, claude -p, and third-party app usage still draw from your subscription's usage limits.

(出典: Anthropic Help Center — Use the Claude Agent SDK with your Claude plan

つまり現時点では、Agent SDKもclaude -pもサードパーティアプリも、これまで通りサブスクの利用枠から消費されます。付与されるはずだった月次クレジットも提供されていません。ユーザー側で必要な対応はありません。

日本語の解説記事の多くがこの変更を「6月15日開始済み」として詳細に説明していますが、それを前提にプランを選ぶと判断を誤ります。Anthropicは「計画を練り直しており、変更する場合は事前に告知する」としているため、今後の再開はあり得ます。

② Fable 5がサブスク枠から外れ、従量クレジット扱いに

2026年6月9日に発表された最上位モデル Claude Fable 5 は、当初Pro / Max / Team / 席ベースEnterpriseで「週次上限の最大50%まで」サブスク枠内で使える形で提供されていました。この扱いは2026年7月12日で終了しています。

2026年7月13日以降、席ベースプランでのFable 5利用は、プランの利用枠ではなくプリペイドの利用クレジットから、APIと同レート(入力$10 / 出力$50 per 1Mトークン)で引き落とされます。 プランの週次上限にはカウントされません。

Anthropicは「容量が確保でき次第、通常のサブスク提供に戻すことを目指す」としていますが、時期は示されていません。Fable 5を常用していた方は、実質的に従量課金へ移行したと考える必要があります。モデル自体の位置づけはClaude Fable 5の解説記事を参照してください。

③ Claude Codeの週次制限「+50%増枠」が失効

2026年5月13日から、Pro / Max / Team / 席ベースEnterpriseの週次制限が50%増枠されていましたが、これは期間限定の措置で、2026年7月13日18:00 PDT(日本時間7月14日午前)をもって終了する予定です。現時点で延長は発表されていません。

一方、2026年5月6日に実施されたClaude Codeの「5時間レート制限の2倍化」は恒久措置で、こちらは維持されます。同時にPro / Maxのピーク時間帯の制限縮小も撤廃されています。背景にはSpaceXのColossus 1データセンター(300MW超・NVIDIA GPU 22万基超)の確保があるとされています。

④ Sonnet 5は2026年9月1日に単価が50%上がる

現在のClaude Sonnet 5は導入価格として入力$2 / 出力$10(per 1Mトークン)で提供されていますが、公式に2026年9月1日から入力$3 / 出力$15へ引き上げると予告されています(入力・出力とも+50%)。

APIで大量にSonnet 5を使う予定なら、9月以降のコストを1.5倍で試算しておくべきです。詳細はClaude Sonnet 5の解説記事でも触れています。

今後の課金イベントカレンダー

時期

起きること

2026/7/13〜

Fable 5がサブスク枠外に。 利用クレジットからAPIレート($10/$50)で課金

2026/7/13 18:00 PDT

週次制限の+50%増枠が失効(延長は発表されていない)

2026/7/24

Opus 4.7のFast modeが廃止予定(すでに非推奨扱い)

2026/9/1

Sonnet 5が $2/$10 → $3/$15 へ(+50%)

時期未定

Agent SDKの課金分離(一時停止中。実施時は事前告知あり)

Claude料金プラン早見表(全7プラン)

Anthropic公式サイトのClaude料金プラン一覧ページ

出典: Claude 公式 Plans & Pricing

公式に掲載されている現行プランは、個人向け4種・法人向け3種の計7プランです。

プラン

月払い

年払い(月あたり)

Claude Code

Cowork / Design / Science

主な対象

Free

$0

×

×

試用・軽い利用

Pro

$20

$17

個人の日常利用

Max 5x

$100

年払いなし

Proで枠が足りない個人

Max 20x

$200

年払いなし

終日エージェントを回す個人

Team Standard

$25/席

$20/席

5名以上のチーム

Team Premium

$125/席

$100/席

重い作業を回すチーム

Enterprise

$20/席+API利用量

同左

統制要件の厳しい組織

この表で見落としやすい点を補足します。

  • Maxに年払いはありません。 公式ヘルプに「Maxは現在monthly subscription only」と明記されています。$100または$200の月払いのみです。
  • Teamは最小5席・最大150席。 150席を超える場合はEnterpriseが前提になります。
  • Enterpriseの$20/席は「アクセス権のみ」の料金です。 利用量は含まれず、消費した全トークンがAPIレートで別途課金されます。席数だけでは総額が決まりません。
  • 表示はすべてUSD建て・税別です。日本の利用者には2026年4月1日から消費税10%が加算されます。

Pro比の利用量倍率で並べると差がわかりやすい

Anthropicはプランごとの「メッセージ数」を公式に公表していません。代わりに公表されているのが、Proを1としたときのセッションあたり利用量の倍率です。この倍率で並べると、各プランの位置関係が明確になります。

プラン

Pro比の利用量

Pro

1x(基準)

Team Standard

1.25x

Max 5x

5x

Team Premium

6.25x

Max 20x

20x

「Pro = 5時間あたり約45メッセージ」といった数値をよく見かけますが、これはAnthropicが公表している値ではなく第三者の推計です。実際の消費量は会話の長さ・添付ファイル・使うモデル(Opusは重い)で大きく変動します。公式ヘルプも「当社の裁量で、週次・月次上限やモデル別の利用制限など、他の方法で利用を制限する場合がある」としています。メッセージ数を前提に契約を決めず、倍率と自分の使用実感で判断するのが安全です。

日本円でいくら払うのか:為替と消費税を反映した実支払額

多くの記事が「1ドル150円」で円換算していますが、2026年7月時点の実勢レートは1ドル162円前後(2026年7月1日のTTM仲値は162.73円/七十七銀行)です。約39年半ぶりのドル高・円安水準にあり、150円計算では実支払額を8%ほど安く見せてしまいます。

さらに2026年4月1日から、日本の利用者には消費税(JCT)10%が別途加算されています。この2つを反映した実支払額の目安が以下です。

プラン

USD(税別)

USD(消費税込)

円換算の目安(162円)

Pro 月払い

$20

$22

約3,560円

Pro 年払い(月あたり)

$17

$18.70

約3,030円

Max 5x

$100

$110

約17,800円

Max 20x

$200

$220

約35,600円

Team Standard(年払い/席)

$20

$22

約3,560円

Team Standard(月払い/席)

$25

$27.50

約4,460円

Team Premium(年払い/席)

$100

$110

約17,800円

Team Premium(月払い/席)

$125

$137.50

約22,280円

※ 1USD=162円で計算した目安です。実際の請求額は決済日のレートとカード会社の事務手数料(一般に1.6〜2.2%程度)により変動します。為替が動けば金額も変わる点にご注意ください。

法人購買・経理担当が確認すべき点

  • Anthropicは日本の適格請求書発行事業者です。 登録番号は T7700150134388。課税事業者であれば、発行される適格請求書により仕入税額控除が可能です。
  • 個人の場合、仕入税額控除はできません。 消費税10%は純粋な自己負担増になります。
  • 請求通貨はUSD建てのまま変わりません。ただし消費税額は適格請求書上に日本円で表示されます。
  • 請求書払い(インボイス支払い)と多通貨対応は、営業経由のEnterprise契約のみです。Free / Pro / Max / Teamはクレジットカード払いが基本になります。

個人向けプラン:Free・Pro・Maxの中身と選び分け

Anthropic公式のClaude Proプラン紹介イメージ

出典: Anthropic 公式 News

Free($0):試用としては十分に強い

無料プランでも、Web・iOS・Android・デスクトップアプリからClaudeを使えます。コード生成、Web検索、メモリ、ファイル作成、コード実行、デスクトップ拡張、Slack / Google Workspace連携、拡張思考(extended thinking)まで含まれます。

一方で、Claude Code・Cowork・Design・Scienceは使えず、プロジェクト数やモデル選択も制限され、利用枠がすぐ上限に達します。2026年5月のレート制限拡大もFreeは対象外です。業務で毎日触るなら現実的にPro以上が必要になります。

Pro(月$20 / 年払い月$17):コストパフォーマンスが最も高い

Proは個人利用の標準プランです。ここで重要なのは、月$20で以下がすべて含まれる点です。

  • Claude Code(ターミナルで動くコーディングエージェント/追加料金なし)
  • Claude Cowork(複数ステップのタスクを委任し、離席中に完了させる)
  • Claude Design(対話でデザイン・プロトタイプ・プレゼン資料を作成)
  • Claude Science(科学研究向けの専用機能)
  • 無制限のプロジェクト、Research機能、複数モデルの選択、Microsoft 365連携

「Claude CodeはMaxからしか使えない」という古い情報が残っていますが、現時点ではProに含まれています。月$20でコーディングエージェントとタスク委任エージェントの両方が使える点が、Proの実質的な値打ちです。

年払いは月$17(年$200一括)で、月払いより年$36お得になります。半年以上使う見込みがあるなら年払いが有利です。それぞれの機能の詳細はClaude Codeの解説Claude Coworkの解説にまとめています。

Max 5x / Max 20x(月$100 / $200):枠が足りない人の上位互換

上位プランの料金比較イメージ

MaxはProの利用枠を頻繁に使い切ってしまうヘビーユーザー向けです。

項目

Max 5x

Max 20x

月額

$100

$200

実支払い目安(税込・162円)

約17,800円

約35,600円

Pro比の利用量

5倍/セッション

20倍/セッション

出力長の上限緩和

新機能への早期アクセス

混雑時の優先処理

年払い

なし

なし

Maxに年払いはありません。 また、ProからMaxへのアップグレードは日割り(prorated)で計算されます。

判断の進め方としては、いきなりMaxに飛ばず、まずProで2〜4週間使って「制限にぶつかる頻度」を測るのが無駄がありません。週に何度も止まるならMax 5x、1日中コーディングエージェントを回して止まるならMax 20xが視野に入ります。プラン単位の細かい判断はClaude Maxプランの解説、Claude Code前提のコスト比較はClaude Code料金の記事を参照してください。

法人向けプラン:Team StandardとPremium、Enterpriseの実態

Anthropic公式の法人向けプラン紹介イメージ

出典: Anthropic 公式ニュースルーム

Team Standard / Team Premium

項目

Team Standard

Team Premium

月払い

$25/席

$125/席

年払い(月あたり)

$20/席

$100/席

Pro比の利用量

1.25倍

6.25倍

Claude Code

○(使えます)

席数

5〜150席

5〜150席

SSO / Domain Capture / JIT provisioning

ロールベースアクセス制御・支出上限

エンタープライズ検索(Drive / Slack / M365 / GitHub連携)

モデル学習への利用

既定で使われない

既定で使われない

両プランの差は基本的に利用量です(1.25倍 vs 6.25倍)。かつて言われていた「StandardではClaude Codeが使えない」という制約は現時点の公式説明には見当たらず、Standardでもコーディングタスクの委任は可能とされています。Premiumは週次制限が「全モデル横断」と「Sonnet専用」の2本立てになります。

選び分けは単純で、文章生成・リサーチ・社内ナレッジ活用が中心ならStandard、開発チームがエージェントを重く回すならPremiumです。年払いのStandardは席あたり月$20と、個人Proより安い単価になります。

Enterprise:席料に利用量は含まれない(最重要)

Enterpriseは公式pricingページで 「$20/seat plus API usage rates」 と表記されています。ここを誤解すると予算が大きくずれます。

公式ヘルプは明確にこう述べています。「The seat fee only covers access to the platform and doesn't include any usage.(席料はプラットフォームへのアクセス権のみをカバーし、利用量は一切含まない)」

つまり Enterpriseでは、Claude・Claude Code・Coworkで消費した全トークンがAPIレートで別途課金されます。 席あたりの「込みの利用枠」は存在しません。席数×$20は最低ラインであり、実際の月額は利用量次第で大きく膨らみます。Team的な「定額で使い放題に近い」感覚のまま稟議を書くと、実績が出た段階で予算超過になります。

  • 最小席数:セルフサーブは20席、営業経由は50席
  • 支払い:セルフサーブはクレジットカード・ACH(USDのみ)。営業経由は請求書払い・多通貨にも対応
  • 機能:監査ログ、SCIM、コンプライアンスAPI、カスタムデータ保持、顧客管理暗号鍵(CMEK)、IP許可リスト、US限定推論、HIPAA対応オプション

Enterpriseが必要になるのは、150席超の規模、規制業界(金融・医療・公共)、既存ID基盤とのSCIM統合、監査ログやデータ所在地の指定が必須といったケースです。逆に「安く大人数で使いたい」だけならTeamの方が総額は読みやすいという点は覚えておく価値があります。

API従量課金:モデル別の単価と注意点

Claude Platform Docsの料金ページ

出典: Claude Platform Docs - Pricing

自社アプリへの組み込みや大量処理はAPI従量課金です。単価は100万トークンあたりのUSDで表示されます。

モデル

入力

出力

位置づけ

Claude Fable 5

$10

$50

最上位(一般提供モデルで最高単価)

Claude Mythos 5

$10

$50

Project Glasswing経由の限定提供

Claude Opus 4.8

$5

$25

現行の主力Opus

Claude Opus 4.7

$5

$25

併存

Claude Opus 4.6 / 4.5

$5

$25

現行

Claude Opus 4.1

$15

$75

非推奨

Claude Sonnet 5(〜2026/8/31)

$2

$10

導入価格

Claude Sonnet 5(2026/9/1〜)

$3

$15

標準価格へ移行

Claude Sonnet 4.6 / 4.5

$3

$15

現行

Claude Haiku 4.5

$1

$5

軽量・低コスト

Claude Opus 4 / Sonnet 4 / Haiku 3.5

提供終了(一部クラウド経由を除く)

旧世代を使い続けているなら、まずここを見直すべきです。 Opus 4 / 4.1($15/$75)からOpus 4.8($5/$25)へ移行するだけで、単価ベースで約67%のコスト削減になります。モデルの詳細はClaude Opus 4.8の解説記事にまとめています。

表面単価が同じでも実支払いが約1.3倍になる「新トークナイザー」

見落とされがちですが、コスト試算に直結する重要な仕様です。公式ドキュメントによれば、Opus 4.7以降のOpus、Fable 5、Mythos 5、Sonnet 5は新しいトークナイザーを採用しており、同じテキストに対して約30%多くのトークンを生成します(Sonnet 4.6以前は従来のトークナイザー)。

つまり、単価表の数字が同じでも、Opus 4.6から4.7 / 4.8へ、あるいはSonnet 4.6からSonnet 5へ乗り換えると、実際の請求額は約1.3倍に増える可能性があるということです。単価だけを見て「同額だから」と移行すると、月末の請求で驚くことになります。切り替え時は本番リクエストで実測比較することをおすすめします。

なおSonnet 5については、この約30%増に加えて9月1日の+50%値上げが重なります。Sonnet 4.6から移行する場合、9月以降の実コストは単純計算で2倍近くになり得るため、性能向上とのバランスで判断してください。

1Mコンテキストが標準料金で使える(200K超の追加料金は撤廃)

かつて存在した「200Kトークン超のコンテキストにはプレミアム料金」というルールは撤廃されています。Fable 5 / Opus 4.8 / 4.7 / 4.6 / Sonnet 5 / Sonnet 4.6などは、1Mトークンのコンテキストウィンドウを標準料金で利用できます。 公式も「900kトークンのリクエストも9kトークンのリクエストと同じ単価で課金される」と明記しており、キャッシュやバッチの割引も全コンテキスト長に適用されます。

そのほかの料金修飾子

項目

内容

Fast mode

Opus 4.8で入力$10 / 出力$50。Opus 4.7のFast modeは非推奨で2026年7月24日に廃止予定。Opus 4.6では2026年6月29日以降無効(標準速度・標準料金で処理)

データレジデンシー(US限定推論)

inference_geo: "us" 指定で全トークン区分が1.1倍。デフォルトのglobalは標準料金

Bedrock / Google Cloud経由

リージョナル・マルチリージョナルのエンドポイントはグローバル比+10%

AWS / Microsoft Foundry経由

CCU(Claude Consumption Unit)建て。$0.01/CCU。後払いのみ

ツール利用時の追加課金

ツール

課金

Web検索

$10 / 1,000検索 + 取得内容のトークン代

Web fetch

追加課金なし(トークン代のみ)

コード実行

Web検索・Web fetchと併用時は無料。単体利用時は組織あたり月1,550時間まで無料、超過分は$0.05/時間/コンテナ(最低5分から計測)

Claude Managed Agents

トークン代 + セッション実行時間 $0.08/session-hourrunning状態のときのみ課金され、待機中(idle)は課金されません

Managed Agentsについて公式が示している計算例では、Opus 4.8で1時間・入力5万トークン・出力1.5万トークンのセッションが合計$0.705(入力$0.25+出力$0.375+ランタイム$0.08)。キャッシュ読込を4万トークン活用すると$0.525まで下がるとされています。

APIコストを下げる5つの手段

手段

効果

向いているケース

Batch API

入力・出力とも50%割引

リアルタイム性が不要な大量処理。Fast modeとは併用不可

プロンプトキャッシュ

キャッシュ読込は基本入力の0.1倍

同じシステムプロンプト・長い前提資料を繰り返し使う

モデルの使い分け

Haiku 4.5は$1/$5。Opusの1/5

分類・抽出・要約など軽いタスクを下位モデルに逃がす

Usage bundles

最大30%割引

サブスクの枠を使い切る前提のPro / Max / Teamユーザー

旧モデルからの移行

Opus 4.1→4.8で単価約67%減

旧世代を惰性で使い続けている場合

プロンプトキャッシュの損益分岐点

キャッシュには書き込みコストがかかるため、「何回読めば得か」を把握しておくと設計を誤りません。

操作

基本入力に対する倍率

有効期間

5分キャッシュ書込

1.25倍

5分

1時間キャッシュ書込

2倍

1時間

キャッシュ読込(ヒット)

0.1倍

直前の書込と同期間

公式は「5分キャッシュは1回読み込めば元が取れ、1時間キャッシュは2回読み込みで元が取れる」と明記しています。Batch APIの割引やデータレジデンシー倍率とも積算で併用できます。具体的な設計例はClaude Codeのコスト最適化ガイドにまとめています。

Usage bundles(2026年5月18日〜)

サブスクの利用枠を使い切ったあとの追加利用を、まとめ買いで安くする仕組みです。

バンドル額面

割引

実際の支払額

$50相当

10%OFF

$45

$250相当

20%OFF

$200

$1,000相当

30%OFF

$700

  • 対象:Pro / Max / Team
  • 適用範囲:Claude(Web / デスクトップ / モバイル)、Claude CodeCowork、Claudeアカウントを使うサードパーティ製品
  • 月間購入上限:Pro / Maxは額面$2,000相当、Teamオーナーは$3,000相当まで。超過分は割引なしの標準レート
  • プラン込みの利用枠を使い切った後にのみ消費されます(プラン枠の挙動自体は変わりません)

なお、クレジットの有効期限は公式ヘルプに明記されていません。大量にまとめ買いする前に、現状の消費ペースを確認しておくのが無難です。

サブスクとAPI、どちらを選ぶべきか

判断は「人が対話的に使うか、プログラムから呼ぶか」が第一で、そのうえで消費量を見ます。

状況

適した選択

理由

ブラウザやターミナルから自分で使うだけ

Pro

APIキーは不要。月$20で全機能が付く

Proの上限に週2回以上ぶつかる

Max 5x

5倍の枠。追加購入より定額が読みやすい

Claude Codeを終日回す

Max 20x

20倍の枠。API従量だと同等利用で高額になりやすい

自社サービス・社内バッチに組み込む

API

サブスクではAPIキーが得られないため必須

月のAPI消費が数ドル〜十数ドル程度

API

サブスクの固定費より安く済む

5名以上・請求と権限を一本化したい

Team

一括請求・SSO・支出上限が付く

サブスク枠を少し超える程度

Pro/Max+Usage bundles

プランを上げるより割安になる場合がある

サブスクとAPIは別勘定です。 Pro / Max / Team / Enterpriseを契約してもAPIキーは付いてきません。両方必要なケース(自分は対話で使い、プロダクトにも組み込む)では、両方に課金することになります。生成AI全体の料金相場を横断で見たい場合は主要AIツールの料金比較も参考になります。

ChatGPT・Google AIとの料金比較

サービス

無料

エントリー

標準

上位

法人

Claude

Free $0

Pro $20(年$17)

Max $100 / $200

Team $25 / $125・Enterprise $20/席+API

ChatGPT

Free $0(広告あり)

Go $8(広告あり)

Plus $20

Pro $100 / $200

Business $25(年$20)・Enterprise 要見積

Google AI

無料枠あり

AI Plus 月725円

AI Pro 月2,900円

AI Ultra 月14,500円 / 32,000円

Workspace各プラン

標準プランはClaude ProもChatGPT Plusも月$20で並びます。上位プランも$100 / $200の2段構成で、価格帯としてはほぼ同じ土俵です。

ただし日本のユーザーにとって、見落とせない違いがあります。

Google AIは円建て価格のため為替リスクがありません。 一方、ClaudeとChatGPTはUSD建てのため、円安が進むほど実支払いが自動的に増えます。 1ドル150円だった時期にPro(月$20+税)を契約した人は月3,300円ほどでしたが、162円の現在は約3,560円です。年間で3,000円以上の差になります。

「性能は好みで選ぶが、コストは為替で毎月変動する」という点は、円建てサービスと比較する際の実質的な判断材料になります。ChatGPT側の詳細はChatGPT料金の解説、機能面の比較はClaudeとChatGPTの比較記事、Googleの低価格プランはGoogle AI Plusの解説を参照してください。

契約前に確認したい「想定外の課金」

料金トラブルは、単価ではなく仕組みの理解不足から起きます。実務でつまずきやすいのは次の7つです。

  1. APIの自動チャージ設定 — 残高が減ると自動で追加課金される設定になっていないか確認します。バグやループで想定の何倍も消費するケースがあります。
  2. Fable 5の課金経路が変わった点 — 2026年7月13日以降、Fable 5はプラン枠ではなく利用クレジットから$10/$50のAPIレートで引かれます。従来の感覚のまま使い続けると請求が伸びます。
  3. Enterpriseの二重構造 — 席料$20はアクセス権のみ。全トークンがAPI課金です。
  4. 新トークナイザーによる約30%のトークン増 — 単価据え置きでも実支払いは増えます。
  5. Sonnet 5の9月1日値上げ — +50%。長期の予算を組むなら織り込みが必要です。
  6. 為替 — USD建て請求のため、円安局面では実支払いが自動的に増えます。
  7. Usage bundlesは枠を使い切った後にしか消費されない — 「買ったのに減らない」のは正常な挙動です。

こんな人におすすめ

  • 月$20の予算で、対話・コーディング・タスク委任をまとめて使いたい個人 — Claude CodeとCoworkがProに含まれるため、価格あたりの機能量は現時点でかなり強い部類です。
  • Claude Codeを日常的に回す開発者 — 5時間レート制限の2倍化は恒久措置で、API従量で同等の作業をするより定額のMaxが読みやすくなります。
  • 文章・コードの品質を重視する実務者 — 上位モデルへ手が届く価格帯です。
  • 5〜150名規模で、請求と権限を一本化したいチーム — Team年払いなら席あたり月$20から。既定でモデル学習に使われない点も社内説明がしやすい要素です。
  • 仕入税額控除を受けられる課税事業者 — 適格請求書が発行されるため、消費税10%の実質負担を抑えられます。

おすすめしない人・注意が必要な人

  • サブスク契約でAPIキーが使えると思っている人 — 使えません。自動化には別途API契約が必要です。
  • 為替変動を月々のコストに反映させたくない人 — USD建てのため、円安が進むと実支払いが自動的に増えます。予算を固定したいなら円建てサービスの方が管理しやすい場面があります。
  • Enterpriseを「席数×$20の定額」と考えている購買担当 — 利用量が全額API課金で乗ります。実績ベースの試算なしに稟議を通すと超過します。
  • 月に数回しかAIを使わない人 — Freeで十分足りる可能性が高く、機能も2026年に大きく拡充されています。
  • Maxの年払いで安くしようとしている人 — Maxに年払いはありません。月払いのみです。
  • 公式が公表していないメッセージ数を基準に選ぼうとしている人 — 「Pro=45メッセージ」等は第三者の推計です。倍率と実際の使用感で判断してください。

よくある質問

Q. Claude Codeを使うにはMaxプランが必要ですか。
いいえ。現時点の公式プラン表では、月$20のProにClaude Codeが含まれます。Team Standardでも利用できます。Maxが必要になるのは「Proの利用枠では足りない」場合であって、機能の解放が目的ではありません。

Q. Agent SDKやclaude -pを使うと、別枠のクレジットを消費しますか。
現時点では消費しません。予告されていた課金分離は公式に一時停止されており、Agent SDK・claude -p・サードパーティアプリの利用は従来通りサブスクの利用枠から引かれます。将来実施される場合は事前告知があるとされています。

Q. Fable 5はProやMaxの料金内で使えますか。
2026年7月12日までは週次上限の一部を使って利用できましたが、7月13日以降はプラン枠ではなく、プリペイドの利用クレジットからAPIと同レート($10/$50)で引き落とされます。Anthropicは容量が確保でき次第サブスク提供に戻すとしていますが、時期は未定です。

Q. Maxに年払い割引はありますか。
ありません。公式ヘルプに「Maxは現在monthly subscription only」と記載されています。年払いがあるのはProとTeamです。

Q. 日本の消費税はかかりますか。適格請求書はもらえますか。
2026年4月1日から消費税10%が別途加算されます。Anthropicは適格請求書発行事業者(登録番号 T7700150134388)であり、課税事業者であれば仕入税額控除が可能です。請求通貨はUSDのままで、消費税額は適格請求書上に日本円で表示されます。

Q. 200Kトークンを超える長文を投げると追加料金がかかりますか。
現行モデルではかかりません。Fable 5・Opus 4.8 / 4.7 / 4.6・Sonnet 5・Sonnet 4.6などは1Mトークンのコンテキストを標準料金で利用できます。以前の「200K超プレミアム」は撤廃されています。

Q. Enterpriseは席数×$20だけ払えばいいのですか。
違います。$20/席はプラットフォームへのアクセス権のみの料金で、利用量は一切含まれません。 消費した全トークンがAPIレートで別途課金されます。予算は必ず利用量込みで見積もってください。

Q. APIのコストを一番簡単に下げる方法は何ですか。
用途に対して過剰なモデルを使っていないか見直すことです。分類・抽出・要約ならHaiku 4.5($1/$5)で足りることが多く、Opus($5/$25)から移すだけで大幅に下がります。次にリアルタイム性が不要な処理をBatch API(50%割引)へ、繰り返し使う前提資料をプロンプトキャッシュ(読込0.1倍)へ回すのが定石です。

まとめ

Claudeの料金は、個人はPro(月$20 / 年払い月$17)が基準、枠が足りなければMax($100 / $200)、5名以上ならTeam(席$20〜125)、組み込みはAPI従量課金という構造です。日本のユーザーは、これに消費税10%と1ドル162円前後の為替が乗るため、Proの実支払いは月およそ3,560円になります。

2026年7月時点で特に押さえるべきは次の4点です。

  • Agent SDKの課金分離は実施されていません(公式に一時停止中)。従来通りサブスク枠から消費されます
  • Fable 5は7月13日以降、サブスク枠ではなく利用クレジットからAPIレート($10/$50)で課金されます
  • Sonnet 5は9月1日に$2/$10 → $3/$15へ50%値上げ。長期予算には織り込みが必要です
  • 新トークナイザーで実トークンが約30%増えるため、単価が同じでも実支払いは増えます

料金は「単価の安さ」ではなく「自分の使い方で月にいくら払うことになるか」で判断するのが確実です。迷ったらまずProで数週間使い、制限にぶつかる頻度を測ってから上位プランやAPIを検討してください。他のAIツールとまとめて比較したい場合は生成AIツールおすすめ比較もあわせてご覧ください。

※ 本記事の料金は2026年7月13日時点で公式サイト・公式ドキュメント・ヘルプセンターを確認した内容に基づきます。円換算は1ドル162円で計算した目安であり、実際の請求額は決済日のレートやカード会社の手数料により変動します。最新の条件は必ず公式の料金ページでご確認ください。

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この記事の著者

AI革命

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編集部

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