AIツール2026年10月更新

Claude Coworkのローカル実行が廃止|10月6日からPro/Maxはクラウド実行へ・変更点・セキュリティとデータの扱い・Claude Codeとの使い分け【2026年10月最新】

公開日: 2026/10/07
Claude Coworkのローカル実行が廃止|10月6日からPro/Maxはクラウド実行へ・変更点・セキュリティとデータの扱い・Claude Codeとの使い分け【2026年10月最新】

この記事のポイント

2026年10月6日から、Claude CoworkのPro/Maxプランでは新しいタスクがすべてAnthropicのクラウドで実行されるようになり、「このコンピュータのみ」の設定は削除されました。変更点、ローカルファイルの扱い、データ保持期間、Team/Enterpriseの設定、Claude Codeへ移すべき業務の見分け方をまとめています。

2026年10月6日(米国時間)から、Claude CoworkのPro/Maxプランでは新しく始めるタスクがすべてAnthropicのクラウドで実行されるようになり、ローカル実行に戻す設定はなくなりました。PC上のフォルダは引き続き使えますが、処理はAnthropicのサーバー側で行われます。PCの中だけで作業を完結させたい場合は、Anthropic公式もClaude Code(デスクトップアプリ)を使うよう案内しています。

この記事でわかること

  • 10月6日の変更で何が変わり、何が変わらないのか(旧方式と新方式の比較表つき)
  • ローカルファイルはどう扱われるのか、データは何日保存されるのか(プラン別)
  • クラウド版で使えなくなる機能・条件付きで使える機能
  • Team/Enterpriseプランの既定設定と、管理者が見直すべき点
  • 「Coworkのままでよい業務」と「Claude Codeのローカル実行へ移すべき業務」の見分け方

こんな人に向けた記事です

  • Claude CoworkをPro/Maxで使っていて、急に動作が変わって戸惑っている人
  • 社内の機密ファイルをCoworkで扱ってよいか判断したい情報システム部門・管理者
  • CoworkとClaude Codeのどちらを使えばよいか迷っている人

今回の変更で押さえておきたい3つのポイント

  1. Pro/Maxは新規タスクがクラウド実行に固定された。すでにPCで始めていたタスクは最後までローカルで続けられる
  2. ローカルファイルも、処理はAnthropicのサーバーで行われる。アクセス範囲は「接続したフォルダ」「デスクトップアプリが開いている間」に限られる
  3. ファイルをPCの外に出せない業務はClaude Code(ローカル実行)へ。外出先からの作業継続や定期タスクを重視するなら、クラウド版のほうが便利になった

Claude Cowork自体の基本機能はClaude Coworkとは?できること・料金・使い方で解説しています。

※Anthropicのヘルプ記事は短期間で改訂されることがあるため、重要な判断の前には公式ページもあわせて確認してください。


Claude Coworkのクラウド移行とは?10月6日に何が変わったか

Pro/Maxプランでは、新しく開始したCoworkタスクはすべてクラウドで動き、設定 > 一般にあった「Only on your computer(このコンピュータのみ)」の選択肢は削除されました。公式ヘルプには「設定は不要で、元に戻すことはできない(you can't switch back)」と書かれています。

Claude Coworkの公式イメージ

出典: Claude Cowork 公式サイト

Claude Coworkは、目的を伝えるとClaudeがファイル・ツール・接続アプリをまたいで複数ステップの作業を進め、成果物まで仕上げるエージェント機能です。2026年1月にResearch Preview、4月9日に正式版(GA)として提供が始まり、当初はClaude Desktop専用でユーザーのPC上で動く仕組みでした。8月19日にはWeb版・モバイル版でもタスク・コネクタ・プラグイン・アーティファクトが使えるようになり、今回のクラウド実行への一本化はその流れの延長にあります。

公式ヘルプ(Use Claude Cowork on web, desktop, and mobile)に書かれている変更点は次のとおりです。

項目

10月6日以降(Pro/Max)

新しく始めるタスク

すべてクラウド(Anthropicのサーバー)で実行

「Only on your computer」設定

削除。ローカル実行には戻せない

すでにPCで開始していたタスク

そのままPC上に残り、完了まで作業を続けられる(画面にバナーが表示される)

新しく作るスケジュールタスク

クラウドで実行。PCがオンラインでなくても動く

PC上のフォルダ

PCに残る。Claudeは接続したフォルダに、デスクトップアプリが開いている間だけアクセスできる

PC上だけで作業したい場合

公式はClaude Code(デスクトップアプリ)の利用を案内

料金

今回の変更に伴う料金改定の発表は、現時点ではなし

国内ではITmedia NEWSが10月6日に「Claude Coworkの『ローカル実行』オプションが廃止 モデル推論、VM共にクラウド実行へ」と報じています(ITmedia NEWS)。同記事によれば、変更の理由はローカルの仮想マシン(VM)実行によるPCへの負荷と、ノートPCを閉じると作業が止まってしまう問題の解消、そしてPCで始めた作業をスマホで引き継ぐといった複数デバイスでの利用への対応です。

Pro/Maxでクラウド実行をオフにする方法はあるか

現時点では、Pro/Maxの新規タスクをローカル実行に戻す方法はありません。別の公式ヘルプ(What to expect with remote execution in Claude Cowork)には、ベータ期間の手順として「新規セッション開始時の右上の『Beta』ボタン」や「設定 > Cowork の『Run new tasks in the cloud』」で切り替える方法が残っています。ただし同じページに「新しいClaudeの画面になっている場合、タスクはクラウドで実行され、ローカルで実行する選択肢はない」とも明記されています。

画面の更新状況やプランによって表示が異なる可能性はありますが、Pro/Maxで「ローカルで動かす前提」の運用を続けるのは難しいと考えておくのが安全です。


旧Cowork(ローカル)・新Cowork(クラウド)・Claude Codeの違い

いちばん大きな違いは、会話の処理やファイルの読み書きを行う「エージェント本体」がPCからAnthropicのサーバーへ移ったことです。AIモデルの推論はもともとクラウドで行われていたため、今回の変更で新たにクラウドへ移ったのは、それ以外の処理全体にあたります。

Claude Coworkの製品紹介イメージ

出典: Claude Cowork 公式サイト

公式のClaude Cowork architecture overviewとClaude Code Desktopのドキュメントをもとに、3つを並べると次のようになります。

比較項目

旧Cowork(ローカル実行)

新Cowork(クラウド実行)

Claude Code Desktop(Local実行)

AIモデルの推論

クラウド

クラウド

クラウド

エージェント本体(会話処理・ファイル操作・Web取得)

ユーザーのPC

Anthropicのサーバー

ユーザーのPC

コードの実行環境

PC上の隔離されたLinux VM(macOS: Apple Virtualization.framework / Windows: Hyper-V)

セッションごとのクラウドサンドボックス

ユーザーのPC(ローカル)

ローカルファイル

接続フォルダに直接アクセス

デスクトップアプリ経由で、必要なものだけ取得

ローカルファイルに直接アクセス

PCを閉じたら

作業が止まる

作業は続く

作業が止まる(実行環境をCloudにすれば継続可)

ローカルMCPサーバー

利用可

デスクトップアプリが開いている間のみ

利用可

Chrome操作・Computer use

利用可

デスクトップアプリが開いている間のみ

ブラウザ操作は別途設定

スケジュールタスク

PCが起動している必要あり

PCなしで実行可(ローカルフォルダ・ローカルコネクタは不可)

対応

セッションの保存先

ユーザーのPC

ユーザーのClaudeアカウント

ユーザーのPC(ローカル実行時)

Web・モバイルからの続き

不可

可(通知あり)

実行環境による

対象プラン

Pro / Max / Team / Enterprise(Pro/Maxは10月6日で新規受付終了)

Pro / Max(強制)、Team / Enterprise(ベータ)

Pro / Max / Team / Enterprise

Claude Code Desktopは、実行環境を Local / Cloud / SSH / WSL から選べます。つまり「ローカルで動かす」選択肢が今もあるのはClaude Codeのほうです。Node.jsやCLIのインストールは不要で、デスクトップアプリに同梱されています。Claude CodeそのものについてはClaude Codeとは?で詳しく解説しています。


クラウド実行になってできるようになったこと・できなくなったこと

利用者にとっての変化は、「PCを閉じても作業が続く」代わりに「PCに依存する機能はデスクトップアプリを開いている間だけ」になった点に集約されます。

できるようになったこと

  • PCを閉じても作業が続く:タスクはバックグラウンドで進み、完了したときや確認が必要なときに通知が届く
  • スケジュールタスクがPCなしで動く:毎朝のレポート作成など、定期タスクのためにPCを起動しておく必要がなくなった
  • デスクトップ・Web・モバイルで同じセッションを使える:セッションとファイルがアカウントにひも付くため、PCで始めた作業をスマホで確認・指示できる
  • PCの負荷が軽くなる:ローカルでVMを動かさないため、メモリやCPUの消費が抑えられる

使えなくなったこと・条件付きになったこと

公式ヘルプ「What to expect with remote execution in Claude Cowork」に記載されている制約は次のとおりです。

機能・挙動

クラウド版での扱い

ローカルファイル・フォルダ

デスクトップアプリが開いて接続されている間のみ

ローカルMCPサーバー(それを含むプラグインも)

デスクトップアプリが開いて接続されている間のみ

Claude in Chromeによるブラウザ操作

デスクトップアプリが開いて接続されている間のみ

Computer use(画面操作)

デスクトップアプリが開いて接続されている間のみ

クラウドで作ったスケジュールタスク

ローカルフォルダ・ローカルコネクタを使えない

セッション途中での実行場所の変更

不可。変えるには新しいセッションを始める

過去のクラウドセッションの検索

タイトル検索のみ(本文の全文検索は不可)

作業ファイル

受け取った成果物は保存されるが、返されなかった中間ファイルはセッション終了後に残らない

大きなファイル・大量のファイル

処理が遅くなる場合がある

社内システムへの接続

クラウドのサンドボックスは既定で社内・プライベートアドレスに到達できない

セッションの共有

不可(成果物単位の共有のみ)

とくに影響が大きいのは、ローカルMCPサーバーやローカルコネクタに依存した定期タスクです。たとえば「毎朝、社内ファイルサーバーのフォルダを読んで日報をまとめる」といったスケジュールタスクは、新しく作り直すとクラウド実行になり、ローカルフォルダを参照できません。公式によれば、以前から設定済みでローカルフォルダやローカルコネクタに依存するスケジュールタスクはローカルで動き続けるとされていますが、いつまで継続されるかは現時点で公表されていません。

開発者コミュニティでは「アップデート後に既存のローカル運用がクラウドに切り替わり、ワークフローが動かなくなった」という報告も出ています(公式見解ではありません)。定期タスクを運用している場合は、10月6日以降に一度、実際に動いているか確認することをおすすめします。

ローカルMCPを今後も使い続けたい場合は、Claude CodeのMCP連携ガイドも参考になります。


セキュリティとデータの扱い|ローカルファイルはどこで処理されるか

最も重要なのは、デスクトップアプリ経由で開いたローカルファイルも含めて、エージェントの作業はPCではなくAnthropicのサーバーで処理されるという点です(公式のarchitecture overview)。「フォルダはPCに残る」と案内されていても、処理のためにファイルの中身はクラウドへ送られます。

Anthropicのエンタープライズ向けセキュリティのイメージ

出典: Anthropic 公式サイト

クラウド側の安全設計(公式説明)

Anthropicは、クラウド版Coworkについて次のような設計を公開しています。

  • セッションごとに専用のサンドボックスを作成し、終了時に破棄。セッション間・組織間で状態を共有しない
  • ローカルファイルへのアクセスはAnthropicが仲介する接続経由で、接続済みのフォルダに限定。ローカルのツール呼び出しは実行前にすべて権限チェックされる
  • サンドボックスに置かれる認証情報は、数時間で失効するセッション限定トークンのみ。コネクタ(Gmail・Slackなど)の認可トークンはサンドボックスに入らず、コネクタ呼び出しはサーバー側で実行される
  • 外向きの通信はサンドボックス外のプロキシで制御(許可リスト方式)
  • データは組織・アカウント単位で分離して保存

旧方式では、PC上のVMでコードを動かすことでPCとの隔離を図っていました。新方式は「PCから切り離されたクラウドの隔離環境」に置き換えた形で、設計上の隔離はむしろ強化されている面があります。

それでも残るリスク

一方で、次のような点は利用者・管理者側で意識しておく必要があります。

  • ファイルの中身がPCの外に出る:接続したフォルダのファイルは、タスクに必要な分がクラウドへ取得される。社外持ち出し禁止のデータを含むフォルダは接続しないのが原則
  • プロンプトインジェクション:公式も「Coworkはエージェントとしての性質とインターネットアクセスにより特有のリスクがある」と注意喚起している。Webページや受信メールに仕込まれた指示にClaudeが従ってしまうリスクは、実行場所がクラウドになっても変わらない
  • EDRで監視できない:公式は「クラウドのセッションは端末の外で動くため、EDRツールでは監視できない」と明記している。企業はCompliance APIやOpenTelemetryで補う必要がある
  • Web fetch / Web searchは組織の外向き通信制限の対象外:組織のネットワーク許可設定はCoworkに適用されるが、この2つのツールは例外とされている
  • サーバーの所在地(国・リージョン):公式ページには記載がなく、現時点では確認できない

なお、ファイル削除には明示的な許可が必要です。承認モードは「Manual(実行前に確認)」「Auto(安全チェック付きでClaudeが判断)」「Skip(自動レビューなし)」の3種類があり、機密性の高い作業ではManualを選ぶと安心です。Autoモードの考え方はClaude CodeのAutoモードとはでも解説しています。AIエージェント全般のリスクについてはAIエージェントのセキュリティ対策ガイドにまとめています。


データは何日保存される?プラン別の保持期間

データの保存期間はプランによって異なり、Pro/Maxは「Claudeの改善に協力する」設定で大きく変わります。海外の一部記事では「クラウドCoworkの記録は6年保存される」と紹介されていますが、これはEnterprise向けCompliance APIの説明であり、Pro/Maxにそのまま当てはまるものではありません。

プラン

学習への利用

保持期間の目安(公式)

Pro / Max(個人向け)

「Help improve our AI models(Claudeの改善に協力する)」設定に従う

設定OFF:削除した会話は履歴から即時削除、バックエンドからは30日以内に削除/設定ON:匿名化した形で最大5年/利用規約違反でフラグが付いた場合:入出力は最大2年、安全分類スコアは最大7年

Team / Enterprise(法人向け)

学習に使われない(商用条件と同じ扱い)

商用の条件に準拠。クラウドのセッションはメンバーのアカウントに保存

Enterprise(Compliance API)

学習に使われない

クラウドセッションの記録は、ユーザーが先に削除しない限り6年間保持。ローカルセッションは既定6年(組織のカスタム設定があればそちら、HIPAA構成なら30日)

出典:How long do you store my data?、Retrieve session transcripts(Compliance API)

Pro/Maxの場合、Coworkのセッションでクラウドにコピーされたファイルも、セッション削除時に「データ保持の慣行に従って」削除されると公式は説明しています。学習への利用を避けたい場合は、データプライバシー設定で「Help improve our AI models」をオフにしておきましょう。

Pro/Maxユーザーが確認しておきたいこと

  1. 設定 > プライバシーで「Claudeの改善に協力する」がオン/オフどちらになっているか
  2. 機密ファイルを含むフォルダをCoworkに接続していないか
  3. 不要になったセッションを削除しているか

プラン選びの観点ではClaudeの料金プラン解説、Maxプランの詳細はClaude Maxプランとはもあわせてご覧ください。


Team/Enterpriseプランへの影響と管理者が見直す設定

Team/Enterpriseでは、クラウド版Coworkは現時点でベータ扱いで、既定値がプランによって異なります。「法人プランは変更なし」と書いている記事もありますが、正確には次のとおりです(Use Claude Cowork on Team and Enterprise plans)。

法人向けClaude Coworkの公式イメージ

出典: Claude Cowork 公式サイト

プラン

クラウド実行の既定値

管理者の操作

Team

既定でON

オーナーがOFFにできる

Enterprise

既定でOFF

オーナーがONにし、カスタムロール・グループでチーム単位に付与

HIPAA構成の組織

利用不可

有効化する設定自体がない

組織設定 > Cowork には「Cowork全体の有効化」とは別に「Run Cowork in the cloud」のトグルがあります。Teamプランを使っている企業は、何もしなければクラウド実行が有効になっている点に注意してください。

管理者が確認しておきたい設定

  • Run Cowork in the cloud のON/OFF:機密データの取り扱い方針と照らして決める
  • MDMでのローカル拡張の制御:isLocalDevMcpEnabled(プラグイン・ローカルMCPの無効化)、isDesktopExtensionEnabled(MCPB/DXT拡張のブロック)
  • 承認まわりの設定:「Automatically approve」の許可(既定ON)、書き込み可能なコネクタの「Always allow」許可(既定OFF)、ツール呼び出しごとの承認の必須化
  • 信頼済みデバイスの登録要求
  • 監査ログ:Compliance API(Web・Desktop・MobileのCoworkを記録)とOpenTelemetryでSIEMへ送信。EDRで見えなくなる部分をここで補う

Enterpriseでは、複数のグループに異なる設定がある場合は最も厳しい設定が優先されます。Claudeを組織に展開する際の考え方はClaude Codeのチーム導入ガイドも参考にしてください。


Coworkのままでよい業務・Claude Codeへ移すべき業務の判断基準

判断のポイントは、「ファイルをPCの外で処理されても問題ないか」と「PCを閉じても作業を続けたいか」の2つです。前者がNOならClaude Code(Local実行)、後者がYESならクラウド版Coworkが向いています。

公式もヘルプで「PC上だけで動く新しいタスクには、デスクトップアプリのClaude Codeを使ってください」と案内しています。Claude Codeは名前に「Code」とつきますが、デスクトップアプリ版はGUIで操作でき、資料作成やファイル整理などの非開発業務にも使えます。

判断チェックリスト

チェック項目

YESなら

社外持ち出し禁止・取引先との秘密保持契約の対象となるファイルを扱う

Claude Code(Local)

ローカルMCPサーバーや社内システムへの接続が必須

Claude Code(Local)

会社のEDRで監視されている環境で作業する必要がある

Claude Code(Local)

HIPAA構成など、クラウド実行が認められていない組織

Claude Code(Local)

数GB単位の大きなファイルや大量のファイルを処理する

Claude Code(Local)を検討

外出先からスマホで進捗確認・追加指示をしたい

クラウド版Cowork

PCを起動していない時間帯に定期タスクを回したい

クラウド版Cowork

Webリサーチ、Gmail・Slackなどクラウドサービス中心の作業

クラウド版Cowork

ノートPCのバッテリーや負荷が気になる

クラウド版Cowork

業務別の使い分け例

業務例

おすすめ

理由

競合のWeb調査とレポート作成

Cowork(クラウド)

元データがWeb上にあり、PCを閉じても進む

毎朝のメール・Slackの要約

Cowork(クラウド)

コネクタ中心で、PCなしのスケジュール実行が便利

公開資料をもとにしたスライド作成

Cowork(クラウド)

機密性が低く、成果物だけ受け取ればよい

顧客名簿・人事データの集計

Claude Code(Local)

個人情報をPCの外に出さずに済む

社内ファイルサーバー上の定期集計

Claude Code(Local)

クラウドのスケジュールタスクはローカルフォルダを使えない

ローカルMCPで社内DBに接続する作業

Claude Code(Local)

クラウドのサンドボックスは社内アドレスに届かない

システム開発・コード修正

Claude Code

差分レビュー・ローカル実行環境がそろっている

エンジニアでない方がClaude Codeを使い始める場合は、非エンジニア向けClaude Code入門やClaude Codeの使い方ガイドが参考になります。料金面はClaude Codeの料金で整理しています。いずれもPro以上のプランで利用でき、Coworkと同じサブスクリプションの範囲で使えます。


10月6日以降にやっておきたい移行チェック

既存ユーザーがやるべきことは、進行中のローカルタスクの片付け、定期タスクの動作確認、接続フォルダの見直しの3つが中心です。

  1. 進行中のローカルタスクを完了させる:10月6日より前にPCで始めたタスクは、バナーつきでローカルに残り、最後まで続けられる。残したい成果物は早めに保存しておく。なお、旧ローカルセッションの一括エクスポート機能について公式ヘルプでは確認できなかった
  2. スケジュールタスクの動作を確認する:ローカルフォルダやローカルコネクタに依存する定期タスクは、作り直すとクラウド実行になり動かなくなる。必要ならClaude Codeのスケジュールタスクへ移す
  3. 接続フォルダを見直す:クラウド処理されても問題ないフォルダだけを接続する。機密ファイルと作業用ファイルのフォルダを分けておくと管理しやすい
  4. 成果物は「返してもらう」:クラウドでは返されなかった中間ファイルが残らないため、必要なファイルは成果物として受け取るよう指示する
  5. プライバシー設定を確認する:Pro/Maxは「Claudeの改善に協力する」のオン/オフで保存期間と学習利用が変わる
  6. (法人)組織設定を確認する:Teamは既定ONのため、方針と合わない場合はオーナーがOFFにする

Coworkのメモリ機能(過去の作業内容を覚えておく機能)の扱いについてはClaude Coworkのメモリ機能をご覧ください。


クラウド版Coworkはこんな人におすすめ/おすすめしない人

こんな人におすすめ

  • 外出先や移動中にも作業を進めたい人:PCで指示した作業をスマホで確認・追加指示できる
  • 定期タスクを回したい人:PCの電源を気にせず、毎朝・毎週の作業を自動化できる
  • Webリサーチやクラウドサービス中心で仕事をしている人:Gmail・Slack・Google Driveなどのコネクタを使う作業は、クラウド化のデメリットが小さい
  • ノートPCの動作が重くなるのが気になっていた人:ローカルVMの負荷がなくなる

おすすめしない人(Claude Codeのローカル実行を検討)

  • 機密ファイル・個人情報をPCの外に出せない人:処理はAnthropicのサーバーで行われる
  • ローカルMCPサーバーや社内システムとの連携が前提の人:デスクトップアプリ起動中しか使えず、クラウドのスケジュールタスクでは使えない
  • HIPAA構成など、規制上クラウド実行が認められない組織:クラウド版Coworkは利用できない
  • EDRによる端末監視が社内ルールで必須の人:クラウドセッションはEDRの監視対象外になる

なお、Microsoftも似た名前の「Copilot Cowork」を提供しています。違いが気になる方はCopilot Coworkとはをご覧ください。


よくある質問

Q. Freeプランにも影響はありますか?

影響はありません。Claude CoworkはもともとPro / Max / Team / Enterpriseの有料プラン向けの機能で、Freeプランでは利用できません。

Q. クラウド化で料金や利用枠は変わりましたか?

現時点で、料金改定の発表はありません。料金はPro $20/月(年払いで$17/月相当)、Max $100/月〜で、変更前と同じです。クラウド化によって利用枠の消費量が変わるかどうかについては、公式に記載がありません。なお公式は、コード実行やファイル作成を含む複数ステップのタスクやAutoモードは、通常の質問より多くの利用枠を消費すると説明しています。

Q. 10月6日より前に作ったローカルのセッションは消えますか?

公式ヘルプによれば、すでにPCで始めていたタスクはそのままPC上に残り、完了まで作業を続けられます。ただし、いつまでローカルで利用し続けられるかの期限は公表されていません。重要な成果物は早めに保存しておくと安心です。

Q. デスクトップアプリを閉じるとどうなりますか?

タスクそのものはクラウドで動き続けます。ただし、ローカルファイル・ローカルMCP・Chrome操作・Computer useは、デスクトップアプリが開いて接続されている間しか使えません。タスクの途中でこれらが必要になる場合は、アプリを開いておく必要があります。

Q. 実行中のセッションをクラウドからローカルに切り替えられますか?

できません。公式ヘルプでは「一度始めたセッションはクラウドかローカルのまま」とされ、変える場合は新しいセッションを始める必要があります。Pro/Maxでは新規セッションのローカル実行もできないため、ローカルで動かしたい作業はClaude Codeで始めることになります。

Q. クラウドで処理されたファイルは学習に使われますか?

Pro/Maxでは「Help improve our AI models(Claudeの改善に協力する)」の設定に従います。オフにしていれば学習には使われません。Team/Enterpriseでは商用条件が適用され、学習には使われないと公式は説明しています。


まとめ

  • 2026年10月6日から、Pro/Maxの新しいCoworkタスクはすべてクラウド実行になり、「このコンピュータのみ」の設定は削除された
  • PC上のフォルダは引き続き使えるが、処理はAnthropicのサーバーで行われる。アクセスは接続フォルダ・デスクトップアプリ起動中に限られる
  • クラウド側はセッションごとの使い捨てサンドボックスや短期トークンなどで隔離されている一方、ファイルがPCの外に出る・EDRで見えない・プロンプトインジェクションといった点は利用者側で意識が必要
  • 保存期間はプランで異なる。「6年保持」はEnterpriseのCompliance APIの話で、Pro/Maxは30日(学習OFF)〜最大5年(学習ON)
  • Team/Enterpriseのクラウド実行はベータで、Teamは既定ON、Enterpriseは既定OFF、HIPAA構成は利用不可
  • 機密ファイル・ローカルMCP・社内システム連携が必要な業務はClaude Code(Local実行)へ、外出先での作業継続や定期タスクにはクラウド版Coworkが向く

Claude全体の機能やプランの位置づけはClaudeとは?、AIエージェントの基本はAIエージェントとはで解説しています。

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