Grok 5とは?6兆パラメータ・AGI宣言・Grok 4.20/4.7との比較を完全解説【2026年10月最新】

この記事のポイント
Grok 5は2026年10月時点で未公開で、SpaceXのSEC提出書類には「Colossus IIで学習中」と書かれています。6兆パラメータやAGI発言の根拠の強さ、Q2予定が外れた経緯、今使えるGrok 4.20・4.3・4.7との料金と機能の違いを、公式情報をもとに整理します。
Grok 5は、SpaceXSI(旧xAI)が開発中の次世代フラッグシップモデルで、2026年10月26日時点ではまだ公開されていません。 SpaceXが2026年6月に米SECへ出した書類には「Grok-5はCOLOSSUS IIで学習中」と書かれており、イーロン・マスク氏は8月に「年末までに出す」と話していますが、公式の発表日・仕様・料金はまだありません。
この記事でわかるのは、次のことです。
- Grok 5について「公式文書に書かれていること」「マスク氏の発言」「噂・予想」の区別
- 「Q2 2026に公開」という予定が外れた経緯と、時期をめぐる発言の変遷
- 「6兆パラメータ」「AGI」という話の出どころと、どう受け止めればよいか
- 今使えるGrok 4.20・Grok 4.3・Grok 4.7との違い(料金・コンテキスト長・機能)
- 今のGrokを使うべきか、Grok 5を待つべきかの判断材料
Grok 5の話題を見て「もう使えるのか」「待つ価値はあるのか」を知りたい方や、Grok APIの導入を検討しているエンジニア・企業の担当者に向けた記事です。
Grok全体の概要・歴史は Grokとは?xAI製AIの機能・料金・使い方を解説 にまとめています。
2026年10月時点でわかっているGrok 5の概要

Grok 5は2026年10月26日時点でも、APIでもアプリでも使えません。 公式のAPIモデル一覧(docs.x.ai)にも、公式リリースノートにも grok-5 はまだ載っていません。
今使える公式の最新モデルは、2026年9月21日に公開された Grok 4.7 です。6月時点では4.3が最新でしたが、その後7月にGrok 4.5、8月にGrok 4.6、9月にGrok 4.7と、ほぼ月1回のペースで4系の更新が続いています。
項目 | 内容 |
|---|---|
正式名称 | Grok 5(SEC提出書類での表記は「Grok-5」) |
開発元 | SpaceXSI(旧xAI。2026年2月にSpaceXが買収し、SpaceXAIを経て10月からSpaceXSIへの改称が始まった) |
公開状況 | 未公開・学習中(2026年10月26日時点) |
学習環境 | Colossus II(米テネシー州メンフィスのデータセンター) |
公開時期 | 公式日付なし。マスク氏は2026年8月に「年末までに」と発言 |
パラメータ数 | 公式非公開。SEC書類は「数兆(multi-trillion)パラメータ」とだけ記載。「約6兆」は2025年のマスク氏の発言 |
コンテキスト長 | 未発表 |
料金 | 未発表 |
現在使える最新モデル | Grok 4.7(2026年9月21日公開) |
なお、開発元の名前は短い間に何度も変わっています。公式ドキュメントのドメインは引き続き x.ai で、多くの報道も「xAI」の名前を使っているため、この記事でも文脈に応じて「xAI」と表記します。
Grok 5の確認済みスペックと「噂」を分ける

出典: xAI Docs「Models and Pricing」
Grok 5について一次情報で確かめられるのは「学習中であること」と「数兆パラメータ級のモデルを計画していること」の2点だけです。 それ以外の数字の多くは、マスク氏の発言か、出どころのはっきりしない予想です。ここでは根拠の強さで3段階に分けました。
公式文書・公式発表で確認できること
項目 | 内容 | 根拠 |
|---|---|---|
学習中であること | 「Grok-5は現在COLOSSUS IIで学習中」 | SpaceXのS-1/A(修正第2号、2026年6月3日SEC提出) |
学習環境 | Colossus IIはGB200・GB300を大規模に導入したデータセンターで、Grok-5を含む次世代モデルの学習に使っている | 同上 |
規模の方向性 | 「将来のモデルのロードマップには数兆パラメータのモデルが含まれる」 | 同上 |
学習の開始 | 2026年1月のSeries E(200億ドル調達)の発表で「Grok 5は学習中」 | xAIの公式発表(PYMNTS等が転載) |
まだ公開されていないこと | APIモデル一覧・リリースノートに記載なし | docs.x.ai(2026年10月26日確認) |
S-1/AはSpaceXの上場に向けた法定書類で、マスク氏の口頭の発言より重みがあります。ここで「multi-trillion(数兆)」とは書かれていますが、「6兆」という具体的な数字は書かれていません。
参考までに、計算資源の規模は2026年1月の発表で「Colossus IとIIを合わせてH100換算100万基超」、2026年10月の決算発表で「名目の計算能力1.7GW(9月30日時点)」とされています。
マスク氏の発言として出ていること
発言 | 時期・場 |
|---|---|
「Grok 5は約6兆パラメータ」「2026年初めに」 | 2025年10〜11月(Baron Capitalの会議など) |
「Grok 5がAGIに達する確率は10%、上昇中」 | 2025年10月 |
「Grok 5は来年(2026年)に」 | 2025年11月(年内予定からの延期) |
「Grok 5は年末までに」「SpaceXが四半世紀で生み出したデータをすべて学習に入れる」 | 2026年8月4日のSpaceX決算説明会(説明会の要約記事による) |
Grok 4.8がAGIかと聞かれ「それはGrok 5だ」 | 2026年9月14日のX投稿と報じられている(原文は未確認) |
発言は方針を知る手がかりにはなりますが、時期はこれまで何度も後ろへずれています。確定情報としては扱わないほうが安全です。
噂・予想にとどまるもの
項目 | 出回っている内容 | 扱い |
|---|---|---|
コンテキスト長 | 150万トークンなど | 公式の根拠なし |
API料金 | 入力$5〜8・出力$20〜30など | 公式の根拠なし |
「10兆パラメータ版」 | 6兆と10兆の2構成という説 | X上の投稿・ブログのみ |
「Truth Mode 2.0」「Reality Engine」 | リアルタイムのファクトチェック機能 | 公式の根拠なし |
16以上のエージェントが協調 | Grok 5の新機能という説 | 公式の根拠なし(16エージェントは現行のGrok 4.20 Multi-agentに既にある) |
ベンチマーク | 各種の予想スコア | 公開前のため実測値はゼロ |
「1.5兆パラメータのV9」がGrok 5の一部として語られることもありますが、報道ではこれは7月公開のGrok 4.5の基盤とされています。Grok 5とは別のものと考えてください。
Grok 5はいつ出る?Q2 2026予定が外れた経緯

Grok 5の公開日は決まっておらず、「2026年中」もマスク氏の発言にとどまります。 「Q2 2026(4〜6月)に公開」という見方は外れ、予測市場Polymarketの「6月30日までに公開」市場もNoで決着しました。
時期をめぐる動きは、次のとおりです。
時期 | 出来事 |
|---|---|
2025年10月 | マスク氏「Grok 5は2026年初め、約6兆パラメータ」 |
2025年11月 | マスク氏「Grok 5は来年に」(年内予定から延期) |
2026年1月 | Series E完了の発表で「Grok 5は学習中」 |
2026年2月 | SpaceXがxAIを買収。この頃、Q2 2026公開を示唆する情報が出回る |
2026年6月3日 | SpaceXのS-1/Aに「Grok-5はCOLOSSUS IIで学習中」 |
2026年6月30日 | Q2終了。Grok 5は出ず |
2026年7月8日 | Grok 4.5公開 |
2026年8月4日 | マスク氏「4.6は来週、4.7はその3〜4週後、Grok 5は年末までに」 |
2026年8月12日 | Grok 4.6公開 |
2026年9月14日 | マスク氏が「Grok 4.8(2.5兆パラメータ)が事前学習を終え、強化学習に入る」と投稿したと報じられる |
2026年9月21日 | Grok 4.7公開(現在の公式最新) |
2026年10月20日 | SpaceXの第3四半期決算説明会。話題は法人向けのGrok Botが中心で、Grok 5の時期に触れた報道は見つからない |
2026年10月26日 | 公式のモデル一覧にGrok 5・Grok 4.8はまだない |
注意したいのは、9月時点の説明では「4.7の次に4.8、さらに4.9を挟んでからGrok 5」という順番が語られている点です。4系の更新は約1か月おきなので、この順番どおりに進むなら年内のGrok 5公開は余裕がありません。年内公開は「あり得るが確実ではない」と見ておくのが現実的です。
公開されたかどうかは、公式のAPIモデル一覧(docs.x.ai/developers/models)に grok-5 が載るかで確かめられます。SNS上の「リリースされた」という投稿より、こちらのほうが確実です。
AGI宣言の実態とマスク氏の発言の読み方

「Grok 5がAGIになる」は宣言ではなく、マスク氏の見通しを語った発言です。 2025年10月に「AGIに達する確率は10%、上昇中」と述べ、2026年9月にはGrok 4.8がAGIかと問われて「それはGrok 5だ」と返したと報じられています。
この発言をそのまま受け取れない理由は、主に次の3つです。
- AGIの定義が決まっていない: 「人間並みに幅広い知的作業をこなすAI」という大まかなイメージはあっても、何を満たせばAGIと呼べるかの共通基準はありません。発表した会社自身がAGIと言っても、それを第三者が確かめる方法が今はありません
- 「10%」は測定値ではない: マスク氏自身の見積もりで、技術的な指標から出した数字ではありません
- 規模を大きくするだけで届くかは議論が分かれる: パラメータ数を増やすと性能が上がる傾向はありますが、それだけでAGIに届くかについては、AI研究者の間でも懐疑的な見方が根強くあります
「6兆パラメータ」が意味すること
パラメータ数はモデルの大きさの目安ですが、「多い=必ず賢い」ではありません。 学習データの質、学習後の調整(強化学習など)、推論のさせ方によって性能は大きく変わります。
また、Grok 4以降は「MoE(Mixture-of-Experts)」と呼ばれる構造と報じられています。MoEは多数の「専門家」部分を持ち、1回の処理ではその一部だけを動かす仕組みです。そのため、総パラメータが6兆でも、毎回6兆すべてが計算に使われるわけではありません。xAIはGrok 4系のパラメータ数を公式に公表したことがなく、4.5の「1.5兆」、4.8の「2.5兆」もマスク氏の発言や報道がもとになっています。
AGIやAIエージェントの基本は、AIエージェントとは・生成AIとはで整理しています。
Grok 4.7からGrok 5へ至るxAIモデルの変遷

Grok 5は、2026年に月1回ペースで更新されてきたGrok 4系の「次の大きな世代」という位置づけです。 6月以降の4.5・4.6・4.7で、長時間のエージェント作業や自己検証の力が段階的に強化されてきました。
バージョン | 公開時期 | 主な特徴 |
|---|---|---|
Grok-1 | 2023年11月 | X Premium向けに公開。2024年3月にApache-2.0でオープンソース化 |
Grok-1.5 | 2024年3〜4月 | 長文コンテキスト(128K)・画像理解 |
Grok-2 | 2024年8月 | 画像生成・マルチモーダル強化 |
Grok 3 | 2025年2月 | 推論能力の強化(Think・Big Brainモード) |
Grok 4 | 2025年7月 | ツール使用・リアルタイム検索を標準化 |
Grok 4.1 | 2025年11月 | 文章表現・対話の自然さを強化 |
Grok 4.20 | 2026年2月ベータ/3月API | 複数エージェントが並行して調べる「Multi-agent」版を用意 |
Grok 4.3 | 2026年4月30日 | 100万コンテキスト・動画入力・API値下げ |
Grok 4.5 | 2026年7月8日 | 新しいV9基盤(報道では1.5兆パラメータ) |
Grok 4.6 | 2026年8月12日 | 4.5の改良版 |
Grok 4.7 | 2026年9月21日 | 数時間かかる長いエージェント作業・自己検証・文書作成を強化(現在の最新) |
Grok 4.8 | 未公開 | マスク氏が「2.5兆パラメータで強化学習中」と発言(報道ベース) |
Grok 5 | 未公開 | Colossus IIで学習中(SEC書類) |
出典:xAI API Release Notes、xAI API Models
Grok 4.20 / Grok 4.3 / Grok 4.7との比較

Grok 5はまだ比べる数字がないため、実際の選択肢は「Grok 4.20・4.3・4.7のどれを使うか」になります。 最新の4.7は長い作業に強い代わりに単価が高く、4.20と4.3は単価が安くコンテキストも長い、という関係です。
現行モデルとGrok 5の比較(公式値)
比較項目 | Grok 4.20 | Grok 4.3 | Grok 4.7 | Grok 5 |
|---|---|---|---|---|
公開 | 2026年3月(API) | 2026年4月30日 | 2026年9月21日 | 未公開 |
コンテキスト長 | 100万トークン | 100万トークン | 50万トークン | 未発表 |
API入力(100万トークンあたり) | $1.25 | $1.25 | $2.00 | 未発表 |
キャッシュ入力 | $0.20 | $0.20 | $0.50 | 未発表 |
API出力 | $2.50 | $2.50 | $6.00 | 未発表 |
パラメータ数 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開(「約6兆」は発言) |
主な特徴 | 推論版・非推論版・Multi-agent版がある | 動画入力・ファイル生成 | 推論レベル4段階、長時間のエージェント作業・自己検証 | 未発表 |
※API料金はプロンプトが20万トークン未満の場合(docs.x.ai、2026年10月26日確認)。20万トークン以上になると、そのリクエストの全トークンが2倍の単価になります。Batch APIは20%引きです。
6月時点の記事や他サイトでは、Grok 4.20を「200万コンテキスト・入力$2/出力$6・3兆パラメータ」と紹介していることがあります。現在の公式ドキュメントの値は「100万コンテキスト・入力$1.25/出力$2.50」で、パラメータ数は公表されていません。OpenRouterなど提供元によっては表示が異なるため、契約先の画面で確かめてください。
Grok 4.20 Multi-agentの仕組みと制約
Grok 4.20には、複数のエージェントが並行して調べ、リーダー役のエージェントが結果をまとめて最終回答を返す「Multi-agent」版があります。公式ドキュメントでは、推論レベルがlow/mediumなら4エージェント、high/xhighなら16エージェントで動くとされています。
使う前に知っておきたい制約は次のとおりです(公式ドキュメント)。
- 使えるのは組み込みツール(Web検索・X検索)とリモートMCPのみで、自前の関数(Function calling)は使えない
- OpenAI互換のChat Completions APIでは使えず、xAI SDKかResponses APIが必要
max_tokensを指定できない- ベータ扱いで、APIの仕様が変わる可能性がある
- リーダーとサブエージェント全員分のトークンが課金されるため、単価は4.20と同じでも1回あたりの請求は大きくなりやすい
なお、アプリ版のベータ時に4エージェントが「Grok・Harper・Benjamin・Lucas」という名前で表示されたと報じられましたが、この名前は公式の開発者向けドキュメントには載っていません。
各モデルの詳細は、Grok 4.7とは・Grok 4.3とはで解説しています。
現行のGrokでできること(2026年10月時点の確認済み機能)

出典: Grok 公式サイト
Grok 5を待たなくても、文章作成・調べもの・コーディング・画像や動画の生成までは今のGrokでこなせます。
用途 | 使えるモデル・機能 | 内容 |
|---|---|---|
長い作業・文書作成 | Grok 4.7 | テキストと画像を入力でき、推論レベルをlow/medium/high/xhighで切り替えられる。数時間かかる作業や自己検証を強化 |
並行リサーチ | Grok 4.20 Multi-agent | 複数エージェントがWeb・Xを並行して調べ、リーダーが回答をまとめる |
安く大量に処理 | Grok 4.20 / 4.3 | 100万コンテキスト、入力$1.25の単価。Batch APIで20%引き |
リアルタイム情報 | Grok全般(X検索) | X上の投稿やトレンドを参照した回答。Grokのいちばんの特色 |
コーディング | ターミナルで動くコーディングエージェント | |
常時稼働の作業代行 | 継続して動くエージェント。SpaceXは法人向けの本格展開を予告 | |
画像・動画生成 | テキストや画像から画像・動画を作る | |
音声対話 | Grok Voice 3.0 | 2026年10月に提供開始(2.0は非推奨に) |
できないこと・制約
制約 | 内容 |
|---|---|
Grok 5は使えない | APIでもアプリでも未提供。予約や先行登録の公式窓口も確認できない |
回答の正確さ | Xの投稿を情報源にした回答は、元の投稿が誤っていればそのまま誤りになる。数字や事実は元情報を確認する必要がある |
日本語の扱い | 日本語で質問・回答できるが、英語中心で開発されており、UIや表現に不自然さが残る場面がある |
コンテンツの扱い | 他社より表現の制限が緩いとされ、画像生成をめぐって訴訟・規制当局の調査が起きている |
Multi-agentの制約 | 自前の関数(Function calling)を呼べず、全エージェント分のトークンが課金される |
ローカル実行 | 現行モデルはクラウド提供のみ |
開発者・エンジニア向けのGrok Buildエコシステム

開発者が今すぐ試せるのは、ターミナルで動くコーディングエージェント「Grok Build」と、専用モデル grok-build-0.1 です。 Grok Buildは2026年5月にベータ版として公開され、8月に正式版(1.0)になったと報じられています。Grok 4.5以降の新モデルは、APIと並んでGrok BuildやCursorで先に提供される流れが続いています。
grok-build-0.1のAPI料金は入力$1.00・出力$2.00(100万トークンあたり、20万トークン未満)、コンテキストは25.6万トークン- Grok 4.7の高速版(Fast)は、現時点ではCursorとGrok Buildからのみ使える
- 10月からの「The X Subscription」では、GrokとCursorの利用がひとつの契約にまとめられた
Grok 5が公開されたときも、まずAPIやGrok Build・Cursorから提供され、アプリへの搭載は後になる可能性があります(4.7のときもアプリ搭載は「後日」とされました)。Claude CodeやCursorとの比較は生成AIツールおすすめ比較も参考にしてください。
Grokの料金・プラン(2026年10月時点)

Grok 5の料金は未発表です。 個人向けのプランは、2026年10月12日から「The X Subscription」に一本化され、6月時点のSuperGrok・SuperGrok Heavyといった料金表は使われなくなりました。
個人向けプラン(The X Subscription)
プラン | 月額(米国) | 日本での表示価格(報道) |
|---|---|---|
Free | $0 | 0円 |
Plus | $8 | 1,280円 |
Premium | $30 | 5,280円 |
Super | $100 | 17,800円 |
Ultra | $200 | 34,800円(38,400円とする報道もある) |
※日本円は国内メディアが購入画面で確認した値で、公式の日本語ページでは確認できていません。税込・税抜やキャンペーンの有無は、申し込み画面で確かめてください。
Grok 5が出たときにどのプランで使えるかは発表されていません。「Plusなら公開日から使える」といった情報は根拠がないので注意してください。プランごとの違いはThe X Subscriptionとはで詳しく解説しています。
API料金(100万トークンあたり)
モデルID | コンテキスト | 入力 | キャッシュ入力 | 出力 |
|---|---|---|---|---|
grok-4.7(最新) | 50万 | $2.00 | $0.50 | $6.00 |
grok-4.6 | 50万 | $2.00 | $0.50 | $6.00 |
grok-4.5 | 50万 | $2.00 | $0.30 | $6.00 |
grok-4.3 | 100万 | $1.25 | $0.20 | $2.50 |
grok-4.20-0309-reasoning / non-reasoning | 100万 | $1.25 | $0.20 | $2.50 |
grok-4.20-multi-agent-0309 | 100万 | $1.25 | $0.20 | $2.50 |
grok-build-0.1 | 25.6万 | $1.00 | $0.20 | $2.00 |
Grok 5 | 未発表 | 未発表 | 未発表 | 未発表 |
※プロンプト20万トークン未満の単価。20万トークン以上はそのリクエスト全体が2倍の単価になります。
セキュリティ・プライバシー・規制上の注意点

Grokを業務で使うなら、学習データの扱い・回答の確かめ方・進行中の訴訟や規制の3点を先に押さえておく必要があります。 Grok 5については安全性評価をまとめたモデルカードもまだ公開されていないため、公開後もすぐ本番業務に入れるのは避けたほうが無難です。
学習データと「SpaceXのデータ」
マスク氏は「SpaceXが生み出したデータをすべてGrok 5の学習に入れる」と話しています。一方で、報道によれば米国の武器輸出規制(ITAR)の対象データは除くとも述べたとされます。ただしこれはGrok 4.6の追加学習の文脈での発言で、Grok 5に同じ扱いが適用されるかは確認できていません。
進行中の訴訟・規制
- 英国ICOの調査(2026年2月〜): 英国の個人情報保護機関が、性的な画像の生成と個人データの扱いについてGrokへの正式調査を始めた(ICOの発表)
- 日本政府の要請(2026年1月): 不適切な画像への対応改善をX社に求めたと報じられた
- 画像生成をめぐる訴訟(2026年8月): 詳細はGrokの画像生成をめぐる訴訟
- 元安全エンジニアの解雇訴訟(2026年6月): 詳細はxAIの安全性をめぐる訴訟
プライバシー設定
Xの設定を変えないと、X上の投稿やGrokとのやり取りがモデルの学習に使われる場合があります。設定画面の「プライバシーと安全」にあるGrokの学習への利用許可と、Grokのチャット側の「モデルの改善」に関する設定を、どちらもオフにしておきましょう。メニューの名前や場所は更新で変わることがあります。オフにする前に使われたデータは削除されない点にも注意が必要です。
法人でAPIを組み込むときの注意
2026年9月、xAIのAPIに safety_identifier(エンドユーザーごとに規約違反を特定するための項目)が追加されました。自社サービスにGrokを組み込んで不特定多数のユーザーに使わせる場合は、この項目を使ってユーザー単位で利用を追えるようにしておくと、問題が起きたときの切り分けがしやすくなります。
新しいモデルを自社の業務システムに組み込む場合は、モデルの切り替えに備えた設計や検証の費用もあらかじめ見込んでおくと安心です。進め方と費用の目安はAI開発の費用相場(改修・PoC・本開発の価格と見積の内訳)にまとめています。
国防総省の生成AI基盤にGrokが加わった経緯はGenAI.milにGrokが追加、生成AIのリスク全般は生成AIセキュリティガイドで整理しています。
主要AIモデルとの比較(2026年10月時点)

Grok 5はベンチマークが1つも公開されていないため、ChatGPTやClaude、Geminiと性能で比べることはまだできません。 他社を上回るという数字が出回っていても、それはすべて予想です。現行のGrokと他社サービスの違いは、性能の数字より「何が得意か」で見たほうが選びやすくなります。
サービス | 開発元 | 選ばれやすい理由 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|---|
Grok(現行4系) | SpaceXSI(旧xAI) | Xのリアルタイム情報、Multi-agentによる並行リサーチ、安いAPI単価のモデルがある | X由来の情報は確かめる必要がある。訴訟・規制の動き |
ChatGPT | OpenAI | 利用者が多く、周辺機能やノウハウが豊富 | プランやモデルの入れ替えが多い |
Claude | Anthropic | 長文の扱いやコーディング、エージェント作業での評価が高い | X連携のようなSNSのリアルタイム検索はない |
Gemini | Googleの各サービスとの連携、長い動画や資料の処理 | 機能によって提供地域・プランの差がある | |
Grok 5 | SpaceXSI(旧xAI) | 数兆パラメータ級の新世代(予定) | 未公開。仕様も料金も未発表 |
各社の最新モデルや料金の比較は生成AIツールおすすめ比較で随時更新しています。
今すぐ今のGrokを使うべきか、Grok 5を待つべきか
ほとんどの人にとっては、今のGrok(4.7・4.3・4.20)を使い始めるほうが合理的です。 Grok 5の公開日は決まっておらず、公開されても料金・使えるプラン・安定性がわかるまでには時間がかかります。
用途別の早見表
やりたいこと | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
長い文書作成やエージェント作業を任せたい | Grok 4.7 | 現在の最新で、長時間の作業と自己検証を強化 |
APIの費用を抑えて大量に処理したい | Grok 4.3 / 4.20 | 入力$1.25・出力$2.50。出力の単価は4.7の半分以下で、コンテキストは100万 |
調べものを並行して進めたい | Grok 4.20 Multi-agent | 4〜16エージェントでWebとXを並行して調査 |
Xの最新の反応やトレンドを追いたい | 現行のGrok全般 | X検索はGrok 5を待たなくても使える |
コーディングエージェントを試したい | Grok Build | ターミナルで動き、新モデルが先に来やすい |
最先端モデルの性能を自分で確かめたい | Grok 5を待つ | 公開後のベンチマークや第三者評価が出てから判断 |
Grok 5を待つ価値がある人
- 今のGrokで明らかに力不足な作業があり、その改善を待てる人
- 研究や評価が目的で、新しいモデルを公開直後に試す必要がある人
- これからAPI連携を設計する開発者で、モデルを切り替えやすい作りにしておける人
待つ場合でも、今のモデルで業務の流れを組んでおき、Grok 5が出たらモデルIDを差し替えて比べる、という進め方なら無駄がありません。
企業で導入を検討している場合
まずは機密情報を含まない業務で現行モデルを試し、ICOの調査や訴訟の動きを法務・情報システム部門と確認しておきましょう。Grok 5は公開直後に安全性評価や利用規約の変更が出る可能性があるため、本番での切り替えは公開から少し様子を見てからが安全です。
こんな人におすすめ / おすすめしない人
Grokがおすすめの人
- Xの情報をリアルタイムで追いたい人: SNSでの反応調査、トレンドやニュースの収集
- APIの費用を抑えたい開発者: Grok 4.3・4.20は100万コンテキストで入力$1.25
- 調べものを並行して進めたい人: Grok 4.20 Multi-agentで複数の観点から一度に調べられる
- 新しいコーディングエージェントを試したい人: Grok Buildは新モデルの提供が早い
- xAIの動向を追いかけたい研究者・エンジニア
おすすめしない人・慎重に検討すべき人
- 今すぐGrok 5の性能を期待している人: Grok 5は未公開で、公開日も決まっていない
- EU・英国で個人情報を扱う企業: ICOの調査が進行中で、法務確認が欠かせない
- 子ども向けサービスや教育機関: 表現の制限が他社より緩いとされ、画像生成をめぐる訴訟もある
- 機密情報を扱う業務: 学習への利用設定や契約条件を確認してからでないと使いにくい
- 日本語の自然さを最優先する人: 日本語の文章表現は、用途によってはChatGPTやClaudeのほうが合う場面がある
Grok関連の主な動き(2026年6〜10月)
日付 | 出来事 |
|---|---|
2026年10月20日 | SpaceX第3四半期決算。Grok Botの法人向け本格展開を「数週間以内」と予告。Grok 5の時期への言及は見当たらず |
2026年10月12日 | The X Subscription開始(Grok・Grok Bot・Cursor・X Premiumを統合) |
2026年10月 | Grok Voice 3.0を提供開始。Voice 2.0は非推奨に |
2026年9月21日 | Grok 4.7公開(50万コンテキスト、APIで提供) |
2026年9月 | APIに |
2026年9月14日 | マスク氏がGrok 4.8(2.5兆パラメータ)の強化学習入りを投稿したと報じられる |
2026年8月12日 | Grok 4.6公開 |
2026年8月4日 | マスク氏が「Grok 5は年末までに」と発言 |
2026年7月8日 | Grok 4.5公開(新しいV9基盤) |
2026年6月30日 | Q2終了。Grok 5は公開されず |
2026年6月3日 | SpaceXのS-1/Aに「Grok-5はCOLOSSUS IIで学習中」と記載 |
よくある質問(FAQ)
Q1. Grok 5は今使えますか?
2026年10月26日時点では使えません。 APIのモデル一覧にもアプリにもまだありません。「Grok 5が使える」とうたうサイトやアプリがあっても、公式のモデル一覧に載るまでは別のモデルである可能性が高いと考えてください。
Q2. Grok 5は結局いつ出るのですか?
公式の日付はありません。マスク氏は2026年8月に「年末までに」と話していますが、その前にGrok 4.8・4.9を挟む順番も語られており、年内は確実ではありません。2025年に「年内」、その後「2026年初め」「Q2」と言われてきた経緯もあります。
Q3. 「6兆パラメータ」は公式の数字ですか?
公式の数字ではありません。 2025年のマスク氏の発言が出どころです。SpaceXのSEC提出書類は「数兆パラメータのモデルを計画している」と書くにとどまり、具体的な数は示していません。
Q4. Grok 4.20とGrok 4.7はどちらを使えばいいですか?
費用を抑えたいなら4.20、長い作業の品質を重視するなら4.7が目安です。4.20は入力$1.25・出力$2.50で100万コンテキスト、4.7は入力$2.00・出力$6.00で50万コンテキストです。並行してリサーチさせたいなら4.20のMulti-agent版が候補になります。
Q5. Grok 5は無料プランで使えますか?
発表されていません。過去の例では、新モデルはまずAPIや開発者向けツールから提供され、アプリへの搭載や無料枠への開放は後になることがありました。
Q6. Grok 4.8とGrok 5は何が違うのですか?
Grok 4.8は、マスク氏が「2.5兆パラメータで強化学習の段階に入った」と投稿したと報じられているモデルで、まだ公開されていません。Grok 5は「数兆パラメータ」級の別の世代として、Colossus IIで学習中とされています。どちらも公式の仕様は出ていません。
Q7. 日本からGrokは使えますか?
使えます。grok.comやXのアプリから利用でき、日本語で質問・回答できます。10月からはThe X Subscriptionの円建て価格が購入画面に表示されると報じられています。正確な金額は申し込み画面で確認してください。
Grok 5の現状と今できることのまとめ
2026年10月26日時点でわかっているGrok 5の状況は、次のとおりです。
確かな事実
- Grok 5は未公開で、SpaceXのSEC提出書類に「Colossus IIで学習中」と書かれている
- 公式の発表日・パラメータ数・料金・コンテキスト長はどれも未発表
- 「Q2 2026公開」は実現しなかった
マスク氏の発言(確定ではない)
- 「約6兆パラメータ」(2025年)
- 「AGIに達する確率10%」(2025年)
- 「年末までに公開」(2026年8月)
今使える選択肢
- 長い作業ならGrok 4.7、費用重視ならGrok 4.3・4.20、並行リサーチならGrok 4.20 Multi-agent
- 個人向けはThe X Subscription(Free〜Ultra)にまとまった
Grok 5を待つあいだも、今のGrokで業務の流れを組んでおけば、公開されたときにすぐ比べられます。Grokシリーズの全体像はGrokとは?xAI製AIの機能・料金・使い方を解説、最新モデルの詳細はGrok 4.7とはをご覧ください。
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この記事の著者

AI革命
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