AIコーディング2026年10月更新

Codexの5時間制限はいつ復活した?Plusは8/25再開・Proは対象外|撤廃からリセット連発までの経緯と最新クレジットレート【2026年10月】

公開日: 2026/07/30
更新日: 2026/10/12
Codexの5時間制限はいつ復活した?Plusは8/25再開・Proは対象外|撤廃からリセット連発までの経緯と最新クレジットレート【2026年10月】

この記事のポイント

Codex・ChatGPT Workの5時間制限は7月12日に撤廃され、7月28日の復活予告は延期、8月25日(米国時間)にPlusだけで復活しました。Proは10月12日時点で対象外です。GPT-6世代のクレジットレート、リセットの経緯、28日間施策、枠を持たせる方法までまとめます。

Codex・ChatGPT Work の5時間制限は、2026年8月25日(米国時間)に Plus で復活しました。 Pro($100/$200/$500)は2026年10月12日時点でも5時間制限がなく、週次上限だけで運用されています。

7月28日(米国時間)に Codex 責任者が「明日から5時間制限を戻す」と予告しましたが、このときは実行されず、延期されています。「7月30日に復活した」と書かれた記事は、当メディアの8月時点の記事も含めて、この延期を反映していません。実際に戻ったのは約4週間後で、対象も Plus に絞られました。

そのあとも、9月に GPT-6 世代のモデルが出てクレジットレートが入れ替わり、9月29日には Pro が3段階に分かれました。10月4日(米国時間)からは「28日間、毎日1つ改善を出すか、出せない日はフルリセット」という施策も続いています。制限の数字よりも、状況が変わる速さのほうに振り回されやすい時期です。

この記事でわかること

  • 5時間制限の現在の状態(Plus・Business Standard はあり、Pro はなし)
  • 7月12日の撤廃から10月の28日間施策までの時系列
  • 5時間枠と週次枠の関係、Codex と ChatGPT Work が同じ枠を使う仕組み
  • GPT-6 世代のクレジットレートと、5時間あたりのメッセージ数の目安
  • Fast・Ultrafast を使うと枠がどれだけ早く減るか
  • 枠を使い切ったときの選択肢と、チームで使うときの注意点

この記事の対象:Codex CLI や ChatGPT Work を日常的に使っているエンジニア・ビジネス職、Plus/Business/Pro のどれを契約するか迷っている方、チームで枠を共有している管理者。

OpenAI Codex と ChatGPT Work の公式ドキュメント

出典: OpenAI Developers(Codex)

5時間制限はPlusで復活済み。Proは対象外のまま

2026年10月12日時点では、5時間制限があるのは Plus と Business(Standard 席)で、Pro にはありません。週次上限はどのプランにもあります。

項目

現在の状態

補足

5時間制限(Plus)

あり(2026/8/25〜、米国時間)

7/12に撤廃、7/28に復活を予告したが延期。8/25に復活

5時間制限(Business Standard 席)

あり

公式料金ページで Plus と同じ目安が載っている。8/25 の告知では Business への言及はなかった

5時間制限(Pro $100/$200/$500)

なし

公式料金ページに「Pro plans currently have no five-hour limit.」と記載

週次上限

全プランで有効

5時間制限が止まっていた7〜8月も有効だった。数値はどのプランも非公開

主なモデル

GPT-6 世代へ移行

GPT-6 Astra(9/3〜)、GPT-6 Sol/Luna(9/22)、GPT-6.1 Sol(9/29)。GPT-5.5 は10/14に提供終了予定

リセット

10月は28日間施策の最中

改善を出せない日はフルリセット(5時間枠と週次枠の両方)

9to5Mac が伝えた Codex 責任者 Tibo Sottiaux 氏の説明では、5時間制限を戻した理由は3つあります。計算資源への負荷をならすこと、Plus の週次枠を手厚く保つこと、そして気軽に使う人が1回の作業で1週間分の枠を使い切って困る問題を防ぐことです。7月の時点から OpenAI は「サブスクの枠そのものは減らしていない」と説明しています。

Pro については、8月24日の投稿で「今後数カ月は5時間制限を有効にしない」とされました。料金ページの表現も「currently(現在は)」なので、ずっと続くと約束されたわけではありません。

Plus を使っている人向けの5時間枠の数え方や、枠が尽きたときの回避策は、ChatGPT Plusで5時間制限が復活|対象はWork/Codex・Proは当面対象外でくわしく扱っています。

2026年7月〜10月のタイムライン:撤廃・延期・復活、そしてリセット連発へ

OpenAI 公式の ChatGPT と Codex の更新履歴ページ

出典: OpenAI Developers — ChatGPT & Codex changelog

5時間制限は「7月12日に撤廃 → 7月28日に復活を予告 → 延期 → 8月25日に Plus だけ復活」という順で動きました。その間もそのあとも、利用枠のリセットは何十回も行われています。日付は日本時間を基準にし、米国時間がずれるものは併記しました。リセットは報道で確認できた主な回だけを載せています。

日付

出来事

4/2

Codex の課金をメッセージ数からトークン量に応じたクレジット制へ変更

7/9

GPT-5.6 一般公開、ChatGPT Work 提供開始。Codex と同じ枠を使うため利用が急増

7/12

Plus/Business/Pro の5時間制限を一時撤廃(週次上限は継続)。全ユーザーの枠をリセット

7/13〜7/28

ユーザー数の節目(800万・900万・1,000万人)や障害のたびに全体リセット

7/29(米7/28)

GPT-5.6 Sol の効率改善で「典型的な使い方で約18%長く持つ」と発表。翌日から5時間制限を戻すと予告

7/30

GPT-5.6 の API 値下げ(Luna ▲80%・Terra ▲20%)、Sol に Fast mode

7/30〜8/24

予告は実行されず延期。週次上限だけの運用が続く

8/1〜8/13

全体リセットが続く。8/13 に Codex のアクティブユーザー1,500万人到達を報告

8/24

「消費が早すぎる」問題を修正してリセット

8/25〜26(米8/25)

Plus で5時間制限が復活。Pro $100/$200 は「今後数カ月は対象外」

8/27〜8/31

修正の補償や2,500万人到達でリセット。Tibo 氏が「Pro 20X の20倍は週次枠の倍率。どちらの Pro にも5時間制限はない」と説明

9/3〜9/8

GPT-6 Astra 提供開始。Astra で枠を使い切った有料ユーザー向けにリセット

9/10

Pro 20x の新規受付を停止

9/22〜23

GPT-6 Sol/Luna 公開。有料プランに保存できるリセット(banked reset)を配布

9/26

Codex で約1時間の全面障害。全有料ユーザーの使用量をリセット

9/30(米9/29)

DevDay。GPT-6.1 Sol 公開、Pro $500 を新設、Pro $200 の新規受付を再開(新規の枠は以前より少ない)

10/3

GPT-6.1 Sol の処理速度低下を受けて、ChatGPT 全有料ユーザーの枠をリセット

10/5(米10/4)

「28日間、毎日1つ改善か、出せない日はフルリセット」と宣言

10/8

Codex+Work のアクティブユーザー4,000万人到達。全有料アカウントに banked reset を1回配布

10/11(米10/10)

28日間施策の Day 6 としてグローバルリセット

10/11〜12

Pro 向けに「利用量2倍と引き換えに5時間制限を戻す」案のアンケート

10/14 予定

GPT-5.5 を ChatGPT・ChatGPT Work・Codex の全プランで提供終了(API は影響なし)

10/29 予定

条件を満たす Pro $200 既存契約の旧枠の期限(公式ヘルプを引用した報道による)

一連の告知の多くは、OpenAI で Codex を統括する Thibault "Tibo" Sottiaux 氏の X(@thsottiaux)で最初に出ています。公式ヘルプや料金ページへの反映はそのあとになります。7月28日の予告が延期されたように、X で予告された内容がそのまま実行されるとは限りません。

10月の「28日間施策」で枠に関わる改善

10月4日(米国時間)から、OpenAI は「28日間、毎日1つ改善を出す。出せない日は Work と Codex の5時間枠・週次枠の両方をフルリセットする」という施策を続けています。10月12日時点で出たのは Day 7 までで、そのうち枠に関係するものをまとめました。

Day

内容

枠との関係

1

GPT-6 Astra/GPT-6.1 Sol の標準速度を約50%向上

速くなっただけ。消費量が減るとは書かれていない

2

Auto-review(Approve for me)を ChatGPT アカウントでは利用枠を使わずに使えるように

承認の自動レビューは枠の外

3

4,000万人到達の記念に、全有料アカウントへ banked reset を1回配布

失効は付与から約30日(11/7前後)

4

GPT-6.1 Sol Ultrafast を API・Codex・Work に

Ultrafast は含まれる枠を8倍の速さで消費

5

Composer predictions(Pro、デスクトップ、β)。次のメッセージ候補を枠を使わずに提案。同じ日にドット(Dots)をスマホから作れるように

Composer predictions は枠の外

6

グローバルリセット

全員の枠が回復

7

GPT-6.1 Sol の標準コンテキストを272kから500kへ(最大1Mまで設定可)

長い文脈をそのまま使うと、1回あたりの消費は増えやすい

施策の終了日は公式には書かれていません。10月4日から数えると11月1日前後になりますが、確定情報ではありません。Day 5 でスマホから作れるようになったドット(Dots)はOpenAI Dotsとはで紹介しています。

リセットは「制度」ではなく、OpenAI の裁量で配られるもの

7月から10月までのリセットはどれも、ユーザー数の節目や障害、改善の遅れを理由に OpenAI が判断して行ったものです。決まった周期で来るものではありません。28日間施策の「出せない日はフルリセット」も、期間限定の約束です。

業務で使うなら、リセットを当てにしてスプリントや納期を組まないことです。公式料金ページに書かれている5時間あたりの目安と、数字の見えない週次上限を前提に計画し、リセットが来たら前倒しできるくらいに構えておくのが安全です。

リセットの日付をまとめた非公式サイトもいくつかありますが、サイトによって件数や日時が食い違います。banked reset の適用やリセットの購入は、公式アプリの設定画面からだけ行ってください。

制限の構造:5時間枠と週次枠の2層

Codex・ChatGPT Work の利用制限は、5時間枠と週次枠の2層です。どちらか先に尽きたほうで止まり、5時間枠が戻っても週次枠は戻りません。

種類

仕組み

使い切ったとき

対象プラン

5時間枠

前の枠が終わったあとの最初のメッセージから5時間(決まった時刻に戻るわけではないと公式ヘルプで説明されている)

5時間たつと回復。短時間の集中作業がここで止まる

Plus、Business Standard 席

週次枠

5時間枠とは別に積み上がる上限

5時間枠が残っていても、同じサブスクの枠では続けられない

全プラン

公式料金ページには「Weekly limits may also apply.」とあるだけで、週次枠の数値はどのプランでも公表されていません。5時間あたりのメッセージ数も固定の上限ではなく見積もりです。

ローカル(CLI・IDE・デスクトップ)のメッセージとクラウドのタスクは、同じ枠を使います。クラウドのタスクのほうが多く減ることがあると公式に書かれています。「CLI だけ使えば別枠」という使い方はできません。

なお、Pro の「Pro 20X」の20倍は週次枠の倍率です(Tibo 氏の X 投稿)。Pro は5時間枠がないので、使える量は週次枠だけで決まります。

Codex と ChatGPT Work は同じ利用枠を共有する

公式料金ページには「ChatGPT Work and Codex share usage」と書かれています。Codex(CLI・IDE・Web・クラウド)、ChatGPT Work、Plus/Pro の ChatGPT for Excel は、同じ利用枠から引かれます。

  • ビジネス職が ChatGPT Work で長い資料作成エージェントを回す
  • その消費が、エンジニアが Codex で使うはずだった枠から引かれる
  • 開発側からは「何もしていないのに枠が減っている」ように見える

Plus と Business Standard 席では5時間枠でも取り合いが起きます。チームで使うなら、誰が何にどれだけ使うかを先に決めておく必要があります。Workspace Agents が同じ枠を使うかどうかは、現在の料金ページには書かれていません。

ChatGPT Work 側の機能や料金はChatGPT Workとは?Codex統合の業務AIエージェント、チームで共有するエージェント機能はChatGPT Workspace Agentsの解説にまとめています。

プラン別・5時間あたりメッセージ数の目安(2026年10月12日時点)

5時間あたりの目安が公式に載っているのは、Plus と Business Standard 席だけです。Pro は5時間制限がないため、料金ページに5時間の目安は載っていません。

プラン

月額(USD)

5時間制限

週次制限

Free

$0

—

—

Go

$8

—

—

Plus

$20

あり

あり(数値非公開)

Business(Standard 席)

$20/人(年払い・2人以上)、$25/人(月払い)

あり(Plus と同じ目安)

あり

Business(Premium 席)

公式価格は確認できず

なし(公式ヘルプを引用した報道による)

あり

Pro

$100/$200/$500

なし

あり。Ultrafast は $500 のみ

Enterprise/Edu(クレジット制)

要問い合わせ

固定の上限なし。購入クレジットに連動

—

API キー利用

API 料金で従量

サブスクの枠を使わない

—

Free プランはデスクトップアプリで GPT-6 Luna(標準速度)が順次使えるようになっています。円建ての価格は為替や税で変わるため、購入画面で確認してください。

Plus と Business Standard 席のモデル別の目安は次のとおりです。

モデル

5時間あたりのメッセージ数(目安)

GPT-6 Astra

5〜45

GPT-6.1 Sol

15〜160

GPT-6 Sol

15〜150

GPT-6 Luna

350〜3,000

OpenAI 公式の Codex 料金ドキュメント

出典: Codex Pricing 公式ドキュメント

表の数字は、次のように読んでください。

  1. 幅が広いのは仕様です。 1メッセージで使うクレジットは作業の重さで大きく変わります。重い作業なら下限、軽い質問なら上限に近づきます。
  2. Plus と Business Standard 席の5時間あたりの量は同じです。 Business は管理機能のためのプランで、1人が使える量を増やすプランではありません。
  3. 8月までの表とは比べられません。 8月時点の目安は GPT-5.6 Sol/Terra/Luna の数字で、Pro の列もありました。モデルが GPT-6 世代に入れ替わり、Pro の5時間制限もなくなったため、表ごと別物になっています。

ドル建て料金の日本円換算や ChatGPT 全プランの比較はChatGPT料金の完全比較を参照してください。

Proの「5時間制限なし」はいつまで続くか

続く保証はありません。8月24日の投稿は「for the upcoming months(今後数カ月)」、料金ページは「currently(現在は)」という表現です。

さらに10月11〜12日には、Tibo 氏が Pro 利用者向けに「Pro 100/200/500 の利用量を2倍にする代わりに、5時間制限を戻す」案をアンケートにかけました。本人は「結果に戸惑っている。もっと2倍側に傾くと思っていた」と投稿しています。票数や結論は10月12日時点で公表されていません。

Pro の料金体系そのものも9月に大きく動きました。Pro 20x の受付停止はChatGPT Proの新規受付停止、$500 プランと Ultrafast はChatGPT Pro $500とUltrafastで扱っています。

クレジット換算レート:GPT-6世代でAstraとLunaの差は100倍に

OpenAI 公式の Codex 対応モデル一覧ページ

出典: OpenAI Developers — Codex Models

枠の減り方は、送った回数ではなく、どのモデルでどれだけトークンを使ったかで決まります。2026年10月12日時点の公式料金ページのレート(100万トークンあたり、標準速度)は次のとおりです。

モデル

入力

キャッシュ入力

出力

メモ

GPT-6 Astra

250

25

1,250

最も重い

GPT-6.1 Sol

50

2.5

250

9/29〜

GPT-6 Sol

50

5

250

9/22〜

GPT-6 Luna

2.5

0.25

12.5

最も軽い

GPT-5.6 Sol

100

10

500

8月の125/12.5/750から値下げ。プロモーション価格は少なくとも11/21まで

GPT-5.6 Terra

50

5

300

—

GPT-5.6 Luna

5

0.5

30

—

GPT-5.5

125

12.5

750

10/14に提供終了予定

出力で比べると、GPT-6 Astra は GPT-6 Luna の100倍、GPT-6.1 Sol は Luna の20倍です。8月時点の「GPT-5.6 Sol と Luna の差は25倍」は前の世代の数字で、いまは差がさらに開いています。

公式の説明では、典型的な GPT-5.6 Sol のタスクは1回2〜15クレジットです。キャッシュの書き込みに別料金はかかりません。画像生成は、平均すると枠を3〜5倍速く消費するとされています。

Plus で枠が足りないと感じたとき、最初に見直したいのはプランよりも「その作業に対してモデルが重すぎないか」です。

タスク別のモデル選択の目安

タスク

モデルの目安

理由

原因のわからないバグ調査、大きなリファクタの方針決め

GPT-6 Astra

消費は最大。探索の質が結果を左右する場面に絞る

通常の機能実装、既存コードの修正、テスト作成

GPT-6.1 Sol

出力250で Astra の5分の1

ドキュメント整形、コミットメッセージ、命名の相談、定型的な置換

GPT-6 Luna

出力12.5。Plus でも5時間あたり350〜3,000メッセージが目安

リポジトリ全体の監査、大量ファイルの読み込み

Sol 以下にして、範囲を絞る

入力が積み上がる作業。重いモデルに丸投げすると短時間で枠が尽きる

どの作業でどのモデルが足りるかは、コードベースによって変わります。この目安から始めて、手戻りが多い作業だけ1段上げるのが現実的です。各モデルの性能や特徴はGPT-6.1 Solとは、GPT-6 Sol・Lunaとは、Astra の推論設定はGPT-6 Astraの推論強度の使い分けにまとめています。

GPT-5.5 を設定ファイルや AGENTS 側で固定している場合は、10月14日の提供終了までに切り替えておいてください。

/fast(Fast mode)は速いが、枠の減りも速くなる

OpenAI 公式の Codex 速度設定(Fast mode)ドキュメント

出典: OpenAI Developers — Codex Speed

Fast mode は速く終わる代わりに、含まれる利用枠を通常の2.5倍の速さで使います。8月時点では「より高いレートで消費する」としか書かれていませんでしたが、いまは倍率が公式料金ページに載っています。

モード

含まれる枠の消費

購入クレジット/Enterprise 従量

使える人

標準

1倍

1倍

全員

Fast

2.5倍

2倍

対応モデルを使える有料プラン

GPT-6 Astra Ultrafast

8倍

6倍

Pro $500、対象の Enterprise/Edu

GPT-6.1 Sol Ultrafast

8倍

6倍

Pro $500、対象の Enterprise/Edu

CLI では /fast on、/fast off、/fast status で切り替えます。向いているのは、締め切り直前や、リセット直後で枠に余裕があるときです。週の後半で週次枠の残りが少ないときや、長い探索を丸投げするときにオンのままだと、あっという間に枠が尽きます。常時オンにする設定ではありません。

なぜ GPT-5.6 Sol は枠を早く消費したのか

7月に「Sol にしてから枠の減りが異常に速い」という報告が集中しました。OpenAI の説明では、単価が上がったのではなく、1つのタスクでモデルがこなす仕事量が増えたことが原因です。

  1. 作業が長くなった:Sol は前の世代より長く作業を続け、ツール呼び出しを重ねる
  2. サブエージェントの協調:複数のサブエージェントを動かすため、同じ推論レベルでも消費が増える
  3. code mode の並列ツール実行:ツールの応答待ちや、大量の Web 検索をしている間の消費が想定を超えていた

7月28日(米国時間)の投稿で OpenAI は「サブスクの利用枠は減らしていない」と明言し、主に3番目を改善したと説明しました。

「約18%長く持つ」をどう読むべきか

18%は見込み値で、全員に保証された数字ではありません。

押さえる点

内容

対象

GPT-5.6 Sol の効率改善

表現

「typical use(典型的な使い方)で約18%長く持つ見込み」

公開されていないこと

「typical use」の定義、測り方、対象範囲

その後

8月24日にも「消費が早すぎる」問題の修正が入った。9月以降は GPT-6 世代が中心になり、Sol 単体の改善幅は追いにくくなっている

並列ツールを多用する重い使い方や、長い文脈を引きずるセッションでは、18%の改善分はすぐに食いつぶされます。GPT-5.6 の位置づけや当時の値下げはGPT-5.6とは?Sol・Terra・Lunaの違いと料金とGPT-5.6の値下げ内容の解説にまとめています。

実際のユーザー報告:どれくらい速く減っていたのか

GitHub の openai/codex リポジトリには、7月(GPT-5.6 期、値下げ・改善の前)の消費報告が数字つきで残っています。

GitHub の openai/codex リポジトリ

出典: GitHub — openai/codex

Issue #32250(2026年7月10日・ChatGPT Pro)

  • Sol・推論強度 Medium で短い会話をしただけで、5時間枠が87%から72%まで減った
  • ツール呼び出しのない短い返信でも、1メッセージで約1ポイント減った
  • 週次枠は96%残っていて、消費は5時間枠に集中していた

Issue #32606(2026年7月・ChatGPT Plus+追加クレジット)

  • Codex CLI で Terra(xhigh)を使ってリポジトリを監査したところ、数分で5時間枠をほぼ使い切った
  • 同じ日に約€40分の追加クレジットを買ったが、それもすぐに減った
  • 最終的に GPT-5.4 xhigh に戻して作業を続けた

いまはモデルもレートも変わっているので、同じ操作でも消費量は違います。それでも、重いモデルと高い推論強度で大きな作業を丸投げすれば短時間で枠が尽きる、という点は変わっていません。使用量の内訳(モデル倍率・推論トークン・ツール呼び出しの分)が画面で分解表示されないことへの要望も、Issue に繰り返し出ています。

なお、「Selected model is at capacity」というエラーは利用枠ではなく、OpenAI 側の混雑で出るものです。プランを上げても解決しません。

いま5分でやるべき5つの確認

Codex CLI の公式ドキュメント(/status で利用枠を確認)

出典: OpenAI Developers — Codex CLI

まず自分の画面で、いまの枠と設定を確かめてください。

  1. 5時間枠と週次枠の残りを見る:デスクトップアプリや Web の「設定 → 使用状況(Usage)」、CLI なら /status。Plus なら5時間と週次の2つのメーターが出ます。
  2. 既定のモデルを見る:GPT-6 Astra のままになっていないか。普段の修正なら GPT-6.1 Sol や GPT-6 Luna で足りることが多いです。
  3. GPT-5.5 を固定していないか見る:10月14日で Work・Codex から外れます。設定や AGENTS 側の指定を切り替えておきます。
  4. 推論強度と Fast の状態を見る:xhigh や high のまま、/fast がオンのままだと、軽い作業でも枠が大きく減ります。
  5. banked reset の残りと期限を見る:10月8日に配られた分は、付与から約30日(11月7日前後)で失効します。適用すると5時間枠と週次枠の両方が戻り、週次のリセット日も適用した時点から数え直されると公式ヘルプで説明されています。

枠を使い切ったときの選択肢

上限に達したときの選択肢は7つです。プランによって使えるものが違います。

選択肢

内容

使える人

注意点

回復を待つ

5時間枠は5時間後、週次枠は週次リセット日に回復

全員

週次枠切れだと最大で数日待つことになる

モデルを軽くして続ける

Astra から Sol、Sol から Luna へ

全員

一番安く済む。仕上げや定型作業向き

追加クレジットを買う

Plus/Pro は個人で購入。Business・Edu・Enterprise はワークスペースのクレジット

有料プラン

Fast や重いモデルと組み合わせると想定以上に課金される

banked reset を使う

配布されたリセットを自分のタイミングで適用

配布を受けた人

総量が増えるわけではない。付与から約30日で失効

リセットを購入する

購入型のインスタントリセット

Plus/Pro の個人契約

価格は購入画面に表示され、公表されていない

プランを変える

Pro(5時間制限なし)や Business Premium 席へ

個人・企業

Pro の「5時間制限なし」は現時点の扱い

API キーに切り替える

API 料金の従量課金。サブスクの枠とは別

誰でも

枠の影響を受けない代わりに、使った分だけ請求が積み上がる

公式ヘルプによると、サポートに頼んでも個別に上限をリセットしてもらうことはできないとされています。Astra で枠が尽きたときの9月のリセットについてはChatGPTのAstra利用枠リセットで扱っています。

枠を持たせるための実務策

効果の大きい順に並べると、モデルの使い分け、推論強度、Fast の使い方、文脈の整理です。

  • モデルを使い分ける:普段は GPT-6.1 Sol か GPT-6 Luna にして、難しい調査のときだけ Astra に上げる。出力のレートは Astra 1,250、6.1 Sol 250、Luna 12.5 です。
  • 推論強度を下げる:xhigh/high を medium に。推論トークンは出力側のレートで数えられるので、影響が大きい部分です。
  • Fast・Ultrafast を常時オンにしない:含まれる枠を2.5倍、Ultrafast なら8倍の速さで使います。
  • 文脈を区切る:GPT-6.1 Sol の標準コンテキストは500kに広がりましたが、長いスレッドを引きずるほど1回あたりの消費は増えやすくなります。区切りのいいところで新しいスレッドに移します。
  • 指示を具体的にする:対象のファイル、ゴール、制約を書くだけで、無駄な探索とツール呼び出しが減ります。
  • 枠の外の機能を使う:28日間施策で、ChatGPT アカウントの Auto-review と Pro の Composer predictions は枠を使わなくなりました。

Plus で5時間枠が足りない場合の細かい回避策はChatGPT Plusで5時間制限が復活|対象はWork/Codex・Proは当面対象外に、ツールが違っても通じるトークン節約の考え方はClaude Codeのコスト最適化術にまとめています。

チームで使う場合に押さえるべき3つのリスク

OpenAI 公式の Codex 管理者向け導入ガイド

出典: OpenAI Developers — Codex Admin rollout guide

チームで Codex や ChatGPT Work を使うときに困るのは、セキュリティ事故よりも、予算・作業停止・仕様変更の3つです。

1. 予算超過

枠が尽きたあとに追加クレジットを自動で買う運用や、API キーとの併用は従量課金です。Fast や Ultrafast を常用すると想定より早く減ります。ワークスペースの上限とアラート、購入の承認フローは先に決めておいてください。

2. 作業の停止

Codex・ChatGPT Work・Excel は同じ枠を使うので、1人の重い利用が同じアカウントの作業を止めることがあります。Plus や Business Standard 席では5時間枠でも止まります。重要な作業を週の前半に寄せる、用途ごとにプランや席を分けるといった設計が必要です。

3. 仕様の変更

7月から10月までの3カ月で、5時間制限は撤廃・延期・復活と動き、Pro は3段階に分かれ、モデルの世代も変わりました。告知の多くは前日か当日の X 投稿で、予告が延期されたこともあります。業務の設計は、公式料金ページに書かれている現在のルールを基準にしてください。

Auto-review(Approve for me)は無料になりましたが、危険な操作の承認を別のエージェントに任せる設定です。使う場合は承認のルールと実行権限を確認してください。Codex を業務に組み込むときのセキュリティはCodexのセキュリティに関する解説にまとめています。

Codex で作った試作や社内ツールを、社内の実データや既存システムにつないで業務で回す段階になると、利用枠の設計に加えて、権限の管理、保守の担当、本番環境への移し方まで決める必要が出てきます。その段階で何を準備するかはAIで作ったアプリを開発会社へ引き継ぐにはで整理しています。

Claude Code など他ツールの制限方式との違い

Anthropic Claude Code の公式ページ

出典: Anthropic 公式(Claude Code)

Codex の制限で目立つのは、開発用のエージェント(Codex)と業務用のエージェント(ChatGPT Work)が同じ枠を使う点と、プランによって5時間枠の有無が違う点です。数値は各社で数え方が違うので、ここでは仕組みだけを比べます。

項目

Codex/ChatGPT Work

Claude Code(Anthropic)

制限の単位

クレジット(トークンをクレジットに換算)

プランごとの利用枠

時間の区切り

Plus・Business Standard は5時間+週次、Pro は週次のみ

短い時間の枠+週次の組み合わせ

枠の共有

Codex・ChatGPT Work・Excel が同じ枠

プラン単位

枠が尽きたとき

追加クレジット、banked reset、購入型リセット、API

プランの変更や API の併用

2026年7〜10月の変更

撤廃・延期・復活、Pro 3段階化、リセット多数

時期によって改定あり

Claude Code 側の最近の制限の変更はClaude Codeの週次制限の引き上げ、機能と料金の全体像はClaude Codeとは?機能と料金の解説で確認できます。

こんな人はプランを上げるべき / 上げなくていい人

Plus で5時間枠に何度も止められているなら、Pro を検討する価値があります。ただ、その前に設定の見直しで足りるかを確かめてください。

Pro($100/$200/$500)を検討したほうがいい人

  • 平日はほぼ毎日、数時間単位で Codex にコードを書かせている
  • 大規模リポジトリの監査やリファクタなど、1回で大量のファイルを読ませる作業が多い
  • 5時間枠で作業が途切れるのが困る(Pro は10月12日時点で5時間制限なし)
  • GPT-6 Astra を使う設計・デバッグが仕事の中心
  • Ultrafast が必要(Pro $500 のみ)

Plus のままでいい人、Pro をおすすめしない人

  • 1日1〜2時間ほど、部分的なコード生成や調査に使っている
  • GPT-6.1 Sol や GPT-6 Luna で足りる作業が中心
  • 既定モデルが Astra のまま、推論強度が high 以上のまま、/fast がオンのまま。まだ設定で減らせる余地がある
  • 繁忙期だけ足りない。この場合は追加クレジットのほうが安く済むことが多い
  • 「5時間制限がないから」だけが理由。Pro の扱いは今後変わる可能性がある

Pro $200 の既存契約で旧枠のまま使っている場合、旧枠の期限は10月29日とされています(公式ヘルプを引用した報道による)。更新前に、新しい枠で足りるかを使用状況から見積もっておくと安心です。Codex そのものの機能や使い方はOpenAI Codexとは?できること・料金・使い方、ChatGPT 全体はChatGPTとは?機能と全体像の解説を参照してください。

現時点で確定していない項目

2026年10月12日時点で、公式に確認できていない点をまとめます。

項目

状況

週次上限の数値

全プランで非公開。公式は「Weekly limits may also apply.」のみ

Pro の5時間制限が今後戻るか

10/11〜12 にアンケートを実施。票数・結論は未公表

Business Standard 席の5時間制限が8/25から戻ったのか

8/25 の告知には Business への言及がない。現在の料金ページでは Plus と同じ目安が載っている

Business Premium 席の価格と「5時間制限なし」

公式の記載を直接確認できていない

Pro $200 既存契約の旧枠の期限(10/29)

公式ヘルプを引用した報道による。公式ヘルプ本文は直接確認できていない

購入型インスタントリセットの価格

公表なし。購入画面にのみ表示

28日間施策の終了日と Day 8 以降の内容

未発表

Day 1 の速度向上で消費量が減るか

公式の記載なし

18%改善の測り方・対象範囲

未公表

Workspace Agents が同じ枠を使うか

現在の料金ページに記載なし

料金や目安は短い間隔で変わるため、契約を決める前には公式の料金ドキュメントで最新の値を確認してください。

よくある質問

Q. 5時間制限は7月30日に復活したのではないのですか?

違います。7月28日(米国時間)に「翌日から戻す」と予告されましたが、実行されずに延期されました。実際に戻ったのは8月25日(米国時間)で、対象は Plus です。予告の時点の情報を元にした記事が残っているため、日付が食い違っています。

Q. Pro を契約していますが、5時間メーターが出ません。不具合ですか?

不具合ではありません。Pro($100/$200/$500)には10月12日時点で5時間制限がなく、週次の枠だけで管理されています。

Q. 28日間施策のフルリセットは、いつ来るか予想できますか?

できません。改善を出せなかった日にフルリセットするという約束なので、改善が出る日はリセットがありません。施策の終了日も公表されていません。リセットを前提に作業の予定を組むのはおすすめしません。

Q. banked reset は、いつ使うのがいいですか?

週次枠が尽きて、どうしても止められない作業があるときです。適用すると5時間枠と週次枠の両方が戻りますが、週次のリセット日も適用時点から数え直されると公式ヘルプで説明されています。週次リセットの直前に使うと、もうすぐ戻るはずだった分を損することになります。

Q. GPT-5.5 を使い続けたいのですが、どうなりますか?

ChatGPT・ChatGPT Work・Codex では10月14日に全プランで提供終了します。API での提供は影響を受けません。サブスクで使っている場合は、GPT-6 世代か GPT-5.6 への切り替えが必要です。

Q. API キーで使えば、この制限は関係ありませんか?

5時間枠と週次枠は関係なくなります。API の利用は従量課金で、サブスクの枠とは別に数えられます。そのぶん使った量に比例して請求が増えるので、上限やアラートの設定は欠かせません。

Q. 「Selected model is at capacity」と出るのは、枠を使い切ったからですか?

いいえ。これは OpenAI 側の混雑で出るエラーで、利用枠とは別の問題です。プランを上げても解決しないため、時間をおくか別のモデルに切り替えてください。

Q. 使用量の内訳は確認できますか?

残りの量は「設定 → 使用状況」や /status で見られますが、モデルごとの倍率や推論トークン、ツール呼び出しの分といった内訳は分けて表示されません。

まとめ

  • Codex・ChatGPT Work の5時間制限は、7月12日に撤廃され、7月28日の復活予告は延期されたあと、8月25日(米国時間)に Plus で復活した
  • Pro($100/$200/$500)は10月12日時点で5時間制限なし。ただし「現在は」という扱いで、10月11〜12日には制限を戻す案のアンケートも行われた
  • 週次上限は全プランで有効で、数値は非公開。Codex・ChatGPT Work・Excel は同じ枠を使う
  • モデルは GPT-6 世代に移り、出力のレートは Astra が Luna の100倍。GPT-5.5 は10月14日に提供終了する
  • Fast は含まれる枠を2.5倍、Ultrafast は8倍の速さで使う
  • 7月の「Sol が枠を早く使う」問題の原因は単価ではなく作業量の増加。「約18%長く持つ」は見込み値
  • 10月は28日間施策でリセットが続いているが、リセットを前提にした計画は立てない。公式料金ページの現在のルールと週次上限を基準に考える

7月から10月の3カ月で、制限の有無も、モデルも、プランの形も変わりました。この先も変わる前提で、モデルの使い分けで消費を抑えて週次の枠に余裕を残しておくのが、結局いちばん止まりにくい使い方です。

このツールを自社のシステムや業務にどう組み込むか、ご提案します

この記事の著者

AI革命

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編集部

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