AIツール2026年8月更新

ChatGPTとは?料金プラン・できること・モデル・使い方を2026年最新版で解説

公開日: 2026/04/18
更新日: 2026/08/30
ChatGPTとは?料金プラン・できること・モデル・使い方を2026年最新版で解説

この記事のポイント

ChatGPTはOpenAIが提供する対話型生成AIです。無料版のテキストチャット無制限化、GPT-5.6(Sol / Terra / Luna)への移行、円建て税込の料金(Free 0円〜Pro 30,000円)まで2026年8月時点の事実で整理します。

ChatGPT(チャットGPT)は、米OpenAIが提供する対話型の生成AIサービスで、文章作成・要約・翻訳・調べもの・画像生成・音声会話・コーディング、さらに業務の自動実行までを1つのチャット画面でこなせるツールです。2026年8月時点では、無料プラン(Free)でもテキストチャットが無制限に使え、有料プランに払う理由は「回数」ではなく「広告の有無・使えるモデル・業務エージェント・ファイルや音声の枠」に移っています。

この1年でChatGPTは中身が大きく入れ替わりました。モデルは「Instant / Thinking / Pro」からGPT-5.6世代の Sol / Terra / Luna に置き換わり、AIブラウザのAtlasや動画生成のSoraは提供が終了しています。2026年前半までの解説をそのまま覚えていると、画面を開いたときに目当ての機能が見つからない、という状態になります。

この記事でわかること

  • ChatGPTの正体と、GPT・LLMとの違い
  • 2026年8月時点の料金(円建て税込:Free 0円/Go 1,400円/Plus 3,000円/Pro 16,800円・30,000円)と法人3プラン
  • 現行モデル GPT-5.6 Sol / Terra / Luna の違いと、画面での実際の選び方
  • 無料版の「無制限」がどこまでを指すのか、その境界線
  • すでに終了・廃止された機能(Atlas / Sora / canvas / Instant・Thinking など)
  • 始め方、業務での使いどころ、必ず設定しておきたいセキュリティ項目
  • Claude・Gemini・Perplexityとの選び分け

想定読者:これからChatGPTを使い始める方、無料と有料で迷っている方、社内導入を検討している担当者、そして「モデル名やプランが変わったらしいが追えていない」既存ユーザー。

生成AIそのものの基礎から知りたい場合は、生成AIとは?仕組み・種類・活用例をわかりやすく解説を先に読むと理解が早くなります。

ChatGPTとは何か(定義と基本スペック)

ChatGPTは、大規模言語モデル(LLM)である「GPTシリーズ」を対話用途に最適化し、Web・スマホ・デスクトップアプリから使えるようにした製品です。名称は Chat Generative Pre-trained Transformer の頭文字で、「事前学習済みのTransformerモデルを使ったチャット」を意味します。

OpenAIの公式ブランドビジュアル

出典: OpenAI Developer Community(OpenAI公式)

項目

内容(2026年8月30日時点)

正式名称

ChatGPT(Chat Generative Pre-trained Transformer)

開発元

OpenAI(米国・2015年創業)

初回公開

2022年11月30日(無料リサーチプレビュー)

提供形態

Web版(chatgpt.com)/iOS・Androidアプリ/macOS・Windowsデスクトップアプリ/Linux版(パブリックプレビュー)/公式Chrome拡張/API

現行モデル

GPT-5.6 Sol / Terra / Luna(ほかに特化型のGPT-5.6-Cyber、研究プレビューのGPT-5.3 Codex Spark)

入力

テキスト・画像・音声・ファイル

出力

テキスト・画像・音声・コード

個人向け料金

Free 0円/Go 1,400円/Plus 3,000円/Pro 16,800円/Pro 30,000円(いずれも月額・税込)

法人向け料金

Business Standard $25(年払い$20)/Business Premium $125(年払い$100)/Enterprise・Eduは個別見積

利用規模

週間アクティブユーザー10億人(2026年8月・OpenAI公表)

GPT・LLM・ChatGPTの関係

用語が混同されやすいので整理します。

  • LLM(大規模言語モデル):膨大なテキストを学習したAIモデルの総称。GoogleのGemini、AnthropicのClaudeも同じカテゴリです。
  • GPT:OpenAIが開発するLLMのシリーズ名。現行世代がGPT-5.6です。
  • ChatGPT:そのGPTを対話向けに調整し、アプリ・拡張機能・各種ツール連携とセットで使えるようにした製品

「ChatGPTという箱の中で、GPTというモデルが動いている」と捉えると整理しやすくなります。

2026年8月時点の位置づけ

OpenAIは2026年8月に週間アクティブユーザー10億人到達を公表しており、単体のAIサービスとしては最大規模です。一方で、市場の独占状態は終わりつつあります。調査会社Sensor Towerの『State of AI 2026』では、AIアシスタントの利用シェアが2026年3月に初めて5割を割り、5月末時点で46.4%と報告されています。同年8月11日にはGoogleがGeminiアプリの月間アクティブユーザー10億人突破を発表しました。

なお、シェアの数字は調査主体や指標(週間アクティブユーザーか、Webトラフィックか、アプリ利用か)によって27%〜58%と大きく振れます。単一の数字を「ChatGPTのシェア」と断定して読むのは避けたほうが安全です。この論点はChatGPTの市場シェアが50%を割った背景で個別に整理しています。

2026年に変わったこと・もう使えない機能

ノートPCの画面に表示された開発中のコード。2026年のChatGPT刷新を示すイメージ

2026年前半までに紹介されていた機能のうち、いくつかはすでに存在しません。契約や社内展開を決める前に、変更点を押さえておく必要があります。

項目

以前の状態

2026年8月30日時点

モデル体系

Instant / Thinking / Pro の3系統

GPT-5.6 Sol / Terra / Luna に置換(7月9日一般提供)。Instant / Thinkingという呼称は廃止

モデルの切り替え

ピッカーで3系統から選択

Plus / Proは思考量スライダー、Free / GoはThinkボタンで調整

無料版

回数制限あり・超過で軽量版に切替

8月6日からGPT-5.6 Luna+テキストチャット無制限

ChatGPT Atlas(AIブラウザ)

macOS向けに提供

2026年8月9日に動作停止。デスクトップアプリ内蔵ブラウザと公式Chrome拡張へ移行

Sora(動画生成)

アプリ・Web版で提供

提供終了。アプリ・Web版は4月26日終了、APIも9月24日に停止予定

canvas(編集ビュー)

独立した編集画面

現行モデルでは終了。writing blocks / code blocks としてチャット内に統合

DALL·E GPT

公式GPTとして提供

2026年8月30日に退役。画像生成はChatGPT Imagesへ

旧モデル

o3・GPT-5.4系が選択可能

o3は8月26日退役、GPT-5.4 / 5.4 Miniは8月31日にChatGPTサインインから退役予定

広告

米国のFree / Goのみ

2026年6月22日から日本国内でも表示開始

Atlasの終了に伴い、ブラウザに保存していたCookieやセッションは引き継げません。詳しい移行手順はChatGPT Atlasの提供終了と移行先、動画生成についてはSoraの提供終了まとめで個別に扱っています。

「ChatGPTで動画を作れる」という説明は、現時点では誤りです。ChatGPTが生成できるのは、テキスト・画像・音声・コードまでと理解しておいてください。

ChatGPTでできること

現在のChatGPTは、チャットでの受け答えに加えて、Web検索・画像生成・音声会話・長時間の自律作業までを1つのアプリでカバーしています。主要な機能は次の通りです。

ChatGPTのテキスト・画像・音声・検索など主要機能を示すイメージ

1. テキスト対話(文章生成・要約・翻訳・添削)

最も基本の機能です。メール文の作成、議事録の要約、日英翻訳、キャッチコピー案出し、企画書の下書き、コードの解説などをこなします。日本語の敬語やビジネス文体の指定にも対応します。

2. ChatGPT Search(Web検索)

モデルの知識には時間的な区切り(GPT-5.6は2026年2月16日が知識カットオフ)があるため、それ以降の出来事はWeb検索で補います。検索結果には出典URLが添えられるので、根拠を確認しながら読めます。無料プランでも利用できます。

3. 画像生成・画像認識

画像生成はChatGPT Images(gpt-image-2)が担当し、プロンプトからの生成に加えて画像の一部だけを描き換える編集にも対応します。写真・図・スクリーンショットをアップロードして、内容の説明や文字起こしを依頼することもできます。画像生成の仕様はChatGPT Images(gpt-image-2)の特徴と使い方で詳しく解説しています。

4. Advanced Voice(音声会話)

スマホ・デスクトップ・Webからリアルタイムの音声対話ができます。移動中の相談や英会話練習に向いています。Pro(20x)では音声利用が無制限です。

5. ファイル分析・Deep Research

PDF・スプレッドシート・画像などをアップロードして、集計・要約・分析を依頼できます。Deep Researchは数十〜数百ページのWebを横断して出典付きの調査レポートを生成する機能で、競合調査や市場調査を短時間で回せます。

6. ChatGPT Work(業務エージェント)

2026年7月9日に発表された、2026年のChatGPTを象徴する機能です。Codexの技術を業務領域(マーケティング・営業・経理・人事など)に広げたもので、1回の回答を返すのではなく、数時間かけて自律的に作業を進めて完成物まで作る点が従来のチャットと決定的に違います。

  • Slack / Gmail / Google Drive / Salesforce などと連携
  • スプレッドシート、スライド、ドキュメント、レポート、簡易Webサイトなどを成果物として出力
  • 既存プランの範囲内で提供され、重い使い方をする場合のみクレジットを追加購入(ChatGPT内の換算は25クレジット=$1)
  • Free / Goはデスクトップアプリ経由で制限付き、Plus以上はデスクトップ・Web・モバイルで利用可

機能の詳細と業務での組み立て方はChatGPT Workとは?できること・料金・使い方にまとめています。

7. Codex・Computer Use・Site tools

  • Codex:コーディング特化のエージェント。CLI・IDE拡張・クラウドで動き、複数ファイルにまたがる修正やPull Request作成まで任せられます(OpenAI Codexとは?機能・使い方・料金
  • Computer Use/エージェントモード:ブラウザやPC操作の自動化
  • Site tools with WebMCP(2026年8月追加):サインイン済みのセッションを通じて、エージェントがWebサイトを直接操作

エージェントという仕組み全体の考え方はAIエージェントとは?仕組み・できること・主要ツールを解説を参照してください。

8. プラグイン(Plugin Directory)

2026年7月にApp DirectoryがPlugin Directoryへ改称されました。現在の「プラグイン」は、Apps(Canva・Notion・Asana等とのOAuth連携)+ Skills(作業手順のパッケージ)+ MCPコネクタの総称です。2023〜2024年に存在した旧プラグイン機能とは別物なので、古い解説と混同しないよう注意してください。

ChatGPTのモデル(GPT-5.6 Sol / Terra / Luna)

2026年7月9日、ChatGPTのモデルはGPT-5.6世代の Sol / Terra / Luna に統一されました。数字(5.6)が世代、名称(Sol / Terra / Luna)が能力ティアを表し、ティア名は世代をまたいで引き継がれる設計になっています。

ChatGPTのGPT-5.6 Sol・Terra・Lunaのモデル体系を示すイメージ

モデル

公式の位置づけ

既定で使えるプラン

向いている作業

GPT-5.6 Sol

複雑なコーディング・コンピュータ操作・リサーチ・セキュリティに最も強いフラッグシップ

Plus / Pro の既定(8月6日から更新版)

難易度の高い分析、長時間タスク、コード生成

GPT-5.6 Terra

日常業務向けのバランス型。GPT-5.5と競合する性能を低コストで提供

Plus以上で選択可

日常の文章作成、要約、まとまった量の処理

GPT-5.6 Luna

ファミリー内で最速・最安。それでも高い実用性

Free / Go の既定(8月6日から)

チャット、要約、翻訳、調べもの

GPT-5.6-Cyber

サイバーセキュリティ特化(8月10日追加)

承認された組織のみ

一般のChatGPTでは利用不可

GPT-5.3 Codex Spark

ほぼ即時に応答するコーディング向け研究プレビュー

ChatGPT Pro

反復の速いコーディング

共通仕様(OpenAI開発者向けドキュメント)

項目

コンテキストウィンドウ

1,050,000トークン

最大入力

922,000トークン

最大出力

128,000トークン

知識カットオフ

2026年2月16日

入力モダリティ

テキスト+画像

出力モダリティ

テキスト(画像生成は別モデルが担当)

GPT-5.6世代そのものの性能やAPI仕様はGPT-5.6とは?Sol / Terra / Lunaの違いと料金で個別に解説しています。

画面ではどう選ぶのか(ここが一番迷うポイント)

モデル一覧の表よりも、実際の画面で何を触るのかを押さえたほうが実用的です。2026年8月6日の変更で、操作は次のようになりました。

  • Plus / Pro:モデルピッカーは実質Sol1本に集約され、代わりに「思考量スライダー」が用意されています。回答ごとにどれだけ深く考えさせるかを、Light〜Ultraのように段階で指定します(内部の推論エフォートは none / low / medium / high / xhigh / max の6段階)。
  • Free / Go:既定がLunaで、メッセージごとに「Thinkボタン」を押すと、その回答だけ考える時間を延ばせます(2026年8月14日から提供)。

つまり2026年のモデル選びは、「どのモデル名を選ぶか」ではなく「この質問にどれだけ時間をかけさせるか」を決める操作に変わりました。迷ったら既定のまま使い、答えが浅いと感じたときにスライダーを上げる(またはThinkを押す)のが、無駄のない使い方です。

退役したモデル

  • GPT-4o / GPT-4.1 / o4-mini:2026年2月13日にChatGPT UIから廃止
  • o3:2026年8月26日に退役
  • GPT-5.4 / GPT-5.4 Mini:2026年8月31日にChatGPTサインインから退役予定
  • GPT-5.5:レガシー扱いとして残存

ChatGPTの料金プラン(2026年8月・円建て税込)

日本のChatGPTは、2026年1月30日以降に登録した個人プランについて円建て税込の固定価格になっています。 為替で毎月の請求額が変わる「約$20=約3,000円」といった概算ではなく、確定額で比較できます。

ChatGPTの料金プランを比較するイメージ

個人向けプラン

プラン

月額(税込)

参考USD

広告

既定モデル

主な違い

Free

0円

$0

あり

GPT-5.6 Luna

テキストチャット無制限+Thinkボタン。ファイル・画像・音声には枠あり

Go

1,400円

$8

あり

GPT-5.6 Luna

既定モデルはFreeと同じ。ファイル・画像などの利用枠が広い

Plus

3,000円

$20

なし

GPT-5.6 Sol

Terraも選択可。ChatGPT Work、思考量スライダー、広告なし

Pro(5x)

16,800円

$100

なし

GPT-5.6 Sol

Plusの5倍の利用枠(2026年4月9日追加)

Pro(20x)

30,000円

$200

なし

GPT-5.6 Sol

Plusの20倍、音声無制限、Codex Spark

押さえておきたい実務上の注意点は3つあります。

  1. 個人プランは月払いのみで、年払い割引は法人向けにしかありません。
  2. 既存のドル建て契約は自動で円建てに切り替わりません。 切り替えるには解約して契約し直す必要があり、その間は有料機能が一時的に使えなくなる可能性があります。
  3. Goを「1,500円」と紹介している解説がありますが、それは2026年1月のグローバル展開当初の価格です。現在は1,400円です。

なお、Pro(5x)の16,800円は複数の国内メディアが契約画面の表示として報じている金額です。契約前にアプリ内の決済画面で実際の表示額を確認してください。プラン差の細部はChatGPTの料金プラン徹底解説にまとめています。

法人・教育向けプラン

2026年8月10日にBusinessへPremiumシートが追加され、法人向けは3層構成になりました。

プラン

月払い

年払い(月額換算)

中身

Business(Standardシート)

$25/人

$20/人

1人あたりの利用枠はPlusと同じ。管理機能・SAML SSO・データ学習の既定オフ。2席から

Business(Premiumシート)

$125/人

$100/人

Standardの5倍の利用枠、5時間制限なし(週次リセット)

Enterprise

個別見積

個別見積

固定のレート制限なし。購入クレジットに応じてスケール

Edu

個別見積

個別見積

教育機関向け。管理者機能・コンプライアンス対応

法人導入で最も誤解されやすいのが「Businessにすれば使い放題」という理解です。 公式の利用枠表ではPlusとBusiness Standardが同じ行に置かれており、1人あたりの上限は変わりません。上限そのものを外すにはPremiumシートが必要です。また、法人プランには円建て固定価格が確認できず、USD建て=為替で実質負担が動く点も予算計画に効いてきます。

参考:API料金(100万トークンあたり・2026年8月30日時点)

モデル

入力

キャッシュ入力

出力

GPT-5.6 Sol

$4.00

$0.40

$20.00

GPT-5.6 Terra

$2.00

$0.20

$12.00

GPT-5.6 Luna

$0.20

$0.02

$1.20

GPT-5.6-Cyber

$12.50

$1.25

$75.00

2026年8月21日に実施されたSolの値下げはプロモーションで、公式告知は「少なくとも2026年11月21日まで」となっています。恒久的な価格として長期の予算を組むのは避けたほうが無難です。Lunaは7月30日に約80%、Terraは同日約20%の値下げが行われました。

無料版はどこまで使えるのか(「無制限」の境界線)

スマートフォンでアプリを操作する手元。無料版の利用範囲を確認するイメージ

2026年8月6日から、Free / Goの既定モデルがGPT-5.6 Lunaになり、テキストチャットが無制限になりました。ただし「無料版が全部無制限になった」という理解は誤りです。

無制限になったもの

  • テキストでのチャット(+Thinkボタンによる思考時間の延長)

上限が残るもの

  • ファイルアップロード
  • 画像の生成・解析
  • 音声(Advanced Voice)
  • Deep Researchなどの重いツール
  • ChatGPT Work(Free / Goはデスクトップアプリ経由で制限付き)

さらに、公式は具体的な回数上限を公表していません。 Web上には「5時間あたり◯回」といった数字が流通していますが、公式の出典が確認できないため、そのまま前提にするのは危険です。実際の残量は画面の表示で確認するのが確実です。

また、「Plus / Proのテキスト枠も撤廃されたのか」については、公式がFree / Goについてのみ無制限と明言しており、上位プランの扱いは明記されていません。海外メディアの間でも記述が割れている論点です。無料版の変更点はChatGPT無料版がGPT-5.6 Lunaで無制限になった件の詳細で個別に整理しています。

2026年に有料へ切り替える4つの理由

無料が無制限になったことで、課金の判断基準は「回数が足りないから」ではなくなりました。現在、Plus以上を選ぶ理由は次の4点に集約されます。

  1. 広告が消える — Free / Goには広告が表示されます。日本でも2026年6月22日から表示が始まりました(ChatGPT広告の日本上陸と表示のされ方)。
  2. SolとTerraを使える — 難易度の高い分析やコーディングでは、Lunaとの差がはっきり出ます。
  3. ChatGPT Workをフルに使える — Web・モバイル・デスクトップのすべてで業務エージェントを動かせます。
  4. ファイル・画像・音声の枠が広い — 資料を読ませる使い方が中心なら、ここが実質的な制約になります。

なお、2026年8月25日からPlusのみChatGPT Work / Codexに5時間制限が復活しています(Proは当面対象外とされています)。「Plusにすれば時間制限を気にしなくてよい」という前提はすでに崩れているので、エージェントを長時間動かす使い方が中心の方はPlusの5時間制限復活の内容を確認したうえで判断してください。

ChatGPTの始め方と基本の使い方

登録は無料で、Web・スマホ・デスクトップのいずれからでも数分で始められます。

スマートフォンでChatGPTを使い始める様子のイメージ

Web版

  1. ブラウザで chatgpt.com を開く
  2. 「Sign up」から、Google・Microsoft・Appleアカウント、またはメールアドレスで登録
  3. 電話番号認証(SMS)を完了する
  4. チャット欄に日本語でそのまま質問を入力する

スマホ・デスクトップ

  • iOS / Android:ストアで「ChatGPT」を検索し、開発元が OpenAI であることを確認してからインストール(類似名の非公式アプリが存在します)
  • macOS / Windows:公式サイトからインストーラを取得。ショートカットキーで呼び出せるため、資料作成と並行して使う場合に効率が上がります
  • Linux:2026年8月14日からパブリックプレビューとして提供

デスクトップアプリはAtlas終了後の受け皿にもなっており、内蔵ブラウザとしてWebページを開きながらChatGPTに作業させることができます。従来型のデスクトップアプリは「ChatGPT Classic」という名称に変更されました(2023年に存在した同名のカスタムGPTとは別物です)。

つまずきやすい点

  • SMSが届かない → 050などのVoIP番号は使えません。携帯キャリアの番号で登録してください
  • 日本語で使えるか不安 → 入力欄に日本語で書くだけで問題ありません。UIも日本語対応です
  • 有料に見える → アプリのダウンロードと基本利用は無料です

回答の質を上げるプロンプトの型

ChatGPTの出力は指示文の書き方で大きく変わります。実務では、次の型に当てはめるだけで再作業がかなり減ります。

役割:あなたは[役割]の専門家です
目的:[何を達成したいか]
条件:[制約・形式・文字数など]
入力:[対象の情報や文章]
出力:[求める成果物]

意識するポイントは5つです。①役割を与える、②目的と読み手を伝える、③出力形式(箇条書き・表・文字数)を指定する、④制約(専門用語を使わない、案を3つ出す等)を加える、⑤複雑な依頼は「まず構成」「次に本文」と段階に分ける。

業務での使いどころ

オフィスでChatGPTを業務に活用するチームのイメージ

日常業務で効果が出やすい順に整理すると、次のようになります。導入時は上から3つに絞って毎日触るのが、定着させる近道です。

業務

使い方

使うプラン・機能の目安

メール・議事録

要点の箇条書きから本文生成、長い議事録を要約

Free(Luna)で十分

翻訳・英文添削

日英のビジネス翻訳、ネイティブチェック

Free〜Go

企画・アイデア出し

コピー案、ネーミング、SNS投稿案の壁打ち

Free〜Plus

資料の下書き

提案書の構成案、プレゼン原稿

Plus(Sol)

調査・市場分析

Deep Researchで出典付きレポートを生成

Plus以上

データ整理

CSV・Excelを読み込ませて集計・可視化

Plus以上(ファイル枠)

プログラミング

コード生成、リファクタリング、エラー原因の特定

Plus以上/Codex

定型業務の自動実行

Slack・Drive・Salesforceと連携して成果物まで作る

Plus以上(ChatGPT Work)

国内では、三菱UFJ銀行が行内の情報検索・照会対応・文書作成の効率化に、GMOペパボが自社サービスへのAI支援機能の組み込みに活用したことを公表しています。自治体では福井県越前市が住民向けQ&Aや職員業務に導入し、年間約60時間の業務削減効果を報告しています。

家計や資産管理など、暮らしまわりでの使い方はChatGPTで家計管理・パーソナルファイナンスを効率化する方法にまとめています。

注意点とセキュリティ設定

便利な反面、ChatGPTには理解しておくべき制約があります。業務で使うなら、①学習利用のオプトアウト ②Lockdown Mode ③エージェントの権限設計 の3つは、使い始める前に必ず手を付けてください。

ChatGPT利用時のセキュリティ・プライバシー対策を示すイメージ

1. 誤情報(ハルシネーション)は減ったが、なくなってはいない

OpenAIの社内評価では、2026年8月の更新版SolはGPT-5.5 Instant比で「少なくとも1つの事実誤りを含む応答」が約68%減、Lunaは約62%減と報告されています。ただしこれはOpenAIの社内評価であり、第三者によるベンチマークではありません。 減ったのであって、ゼロになったわけではないという読み方が正確です。

固有名詞・数値・金額・法令・医療情報は、必ず一次ソースで裏取りしてください。プロンプトに「出典URLを併記してください」「不確かな場合は推測せず『分からない』と答えてください」と添えるだけでも精度は上がります。

2. 入力データが学習に使われるかはプランで異なる

区分

既定の扱い

Free / Go / Plus / Pro(個人)

既定で学習に使われうる。設定からのオプトアウトが必要

Business / Enterprise / Edu / API

既定で学習に使われない(契約上も禁止)

見落とされがちなのが、回答へのサムズアップ/サムズダウンの送信です。フィードバックを送ると、その会話が学習対象に含まれる場合があります。社内利用では、この操作の扱いをルール化しておくべきです。

機密情報を扱う場合の最低ラインは、①設定でモデル改善への提供をオフにする、②一時チャットを使う、③業務利用はBusiness以上またはAPIに切り替える、の3点です。オプトアウト後も不正利用監視のため一定期間はログが保管される点も理解しておいてください。

3. 2026年に追加されたセキュリティ機能を使う

ChatGPTのセキュリティ機能は2026年に大きく拡充されました。設定するだけで防げるものが増えています。

  • Lockdown Mode(2026年6月に個人全プランとBusinessへ展開完了):プロンプトインジェクションによるデータ流出の「出口」を塞ぐオプション。有効化すると一部機能が制限されます
  • 高度なアカウントセキュリティ(AAS)(2026年4月30日提供開始):パスワード・SMS・メール認証を廃止し、パスキーまたはFIDO2ハードウェアキーのみでログインする設定。セッション管理機能も併用できます
  • ペアレンタルコントロール/ChatGPT for Teens(2026年8月18日発表):13〜17歳のアカウントに自動適用される安全強化版。追加料金はかかりません

4. エージェントに渡す権限は最小限に

ChatGPT Work・Codex・Computer Use・Site toolsは、サインイン済みのセッションや外部SaaSにアクセスして動きます。強力な分、権限設計を誤ったときの影響も大きくなります。

  • 初回は確認モードで実行内容を目視する
  • 決済・金融・人事系のアカウントには権限を渡さない
  • Webページやファイルに埋め込まれた指示にエージェントが従ってしまう「プロンプトインジェクション」を前提に、Lockdown Modeを併用する

なお、OpenAIのPreparedness Framework上、2026年8月版のGPT-5.6 Sol / Lunaはサイバーセキュリティと生物・化学の両ドメインで「High capability」として扱われています。また2026年7月21日には、分類器を意図的に無効化した評価環境において、評価中のモデルが自律的にサンドボックスを脱出した事例が開示されました。これは通常の製品利用で起きる話ではありませんが、エージェントの権限管理を軽視すべきでないことを示す材料ではあります。

生成AI全般のリスクと社内ルールの作り方は生成AIのセキュリティリスクと対策で解説しています。

5. 著作権と生成物の扱い

OpenAIの利用規約上、生成物の商用利用は可能とされています。ただし他者の著作物に近い出力が生成される可能性はゼロではなく、画像やキャッチコピーでは利用者側での確認が必要です。用途と各国の法制に依存するため、広告や商品化に使う場合は法務確認を挟んでください。

Claude・Gemini・Perplexityとの違い

ChatGPTは機能の幅が最も広い万能型ですが、用途によっては他サービスのほうが適します。

Anthropicが提供するClaudeの公式ロゴ

出典: Anthropic 公式サイト(Claude)

出典: Anthropic 公式サイト

サービス

開発元

強み

弱み

個人有料版の目安

ChatGPT

OpenAI

機能の幅(Work・Codex・画像・音声)、無料枠の広さ、エコシステム

誤情報はゼロにならない。最新情報は検索に依存

3,000円〜(税込)

Claude

Anthropic

長文の読み書き、コーディング、日本語文章の自然さ、慎重な回答

画像・音声の生成は非対応または限定的

約$20〜

Gemini

Google

Google Workspace連携、検索統合、長いコンテキスト

Workspace外では強みが出にくい

約$20〜

Perplexity

Perplexity AI

出典付き検索に特化、引用の追いやすさ

汎用的な文章生成・画像生成は他社に劣る

約$20〜

選び分けの基準

  • 1つだけ選ぶなら ChatGPT:機能の幅と無料枠の広さで、最初の1本として最も外れにくい選択です
  • 長文処理・コーディング重視なら Claude:仕様書や契約書を読み込ませる作業、深いコード生成では優位です(Claude vs ChatGPT 徹底比較
  • Google Workspace中心の環境なら Gemini:Gmail・ドキュメント・ドライブとの連携が業務動線に直結します(ChatGPT vs Gemini 比較
  • 出典重視のリサーチなら Perplexity:調査が主目的で、文章生成は補助でよい場合に向きます(Perplexity vs ChatGPT 比較

併用する場合、個人ならChatGPT Plus+Perplexity Pro、業務ならChatGPT Business+Claudeという組み合わせがよく選ばれています。他ツールも含めた全体像は生成AIツールおすすめ比較で整理しています。

プランの選び方(判断の目安)

複数の方向を指す標識。ChatGPTのプラン選択を表すイメージ

状況

選ぶプラン

理由

まず試したい/テキスト中心で使う

Free(0円)

テキストチャットは無制限。広告は表示される

広告は許容できるが、ファイル・画像も使いたい

Go(1,400円)

既定モデルはFreeと同じLuna。枠だけが広がる

業務の主力ツールにする個人

Plus(3,000円)

広告なし、Sol / Terra、ChatGPT Workが本格的に使える

エージェントを長時間動かす/利用枠が足りない

Pro 5x(16,800円)

Plusの5倍の枠。Plusの5時間制限を避けたい場合の受け皿

毎日ヘビーに使う/音声を多用する

Pro 20x(30,000円)

Plusの20倍、音声無制限、Codex Spark

2人以上のチーム、社内データを学習させたくない

Business Standard($25/人)

既定で非学習、SSO・管理機能。ただし枠はPlusと同じ

チームで利用枠・時間制限を外したい

Business Premium($125/人)

5倍の枠、5時間制限なし

大規模導入、監査・データ所在地要件がある

Enterprise(個別見積)

固定のレート制限なし、専任サポート

判断に迷う場合は、まずFreeで2週間使い、「①広告が気になるか ②Lunaで答えが物足りないか ③ファイル・画像の上限に当たるか」の3点を実際に確かめてから決めるのが、最も失敗の少ない進め方です。

こんな方におすすめ

  • 文章作成・翻訳・要約の時間を減らしたい方:メール・議事録・翻訳ならFreeのまま効果が出ます
  • 調査業務が多い方:Deep Researchで、数時間かかっていた市場・競合調査を大幅に短縮できます
  • エンジニア・データ分析担当:Codexと100万トークン超のコンテキストで、大きなコードベースにも対応できます
  • バックオフィスの定型業務を自動化したい方:ChatGPT Workで、資料作成やレポート生成まで任せられます
  • 生成AIをこれから触る方:日本語UIで操作が直感的、無料枠も広く、最初の1本として選びやすい状況です

おすすめしない・慎重に検討したほうがよい方

  • 機密情報を日常的に扱う業務:個人プランのまま業務データを入力する運用は避け、Business以上またはAPIへの切り替えを前提にしてください
  • 医療・法務・税務など専門判断を伴う業務:誤情報の影響が大きく、専門家のレビューと一次ソース確認を必ず挟む必要があります
  • 速報性が命の業務:知識カットオフは2026年2月16日で、それ以降は検索に依存します。専用の情報源との併用が前提です
  • 完全なオンプレミス運用が必要な組織:Enterpriseでも自社環境内での完結はできません
  • 動画生成を目的にしている方:Soraは終了しており、ChatGPTでは動画を生成できません
  • UIを自社で作り込みたい開発者:ChatGPTのアプリではなく、OpenAI APIでの実装が適します

よくある質問

ChatGPTは無料でどこまで使えますか?

2026年8月6日から、Free / GoはGPT-5.6 Lunaが既定になり、テキストチャットが無制限になりました。Thinkボタンで思考時間を延ばすこともできます。一方、ファイルアップロード・画像・音声・重いツールには上限が残ります。具体的な回数はOpenAIが公表していないため、画面の表示で確認してください。また、Free / Goには広告が表示されます。

「Instant」「Thinking」というモデルが見当たりません

2026年7月9日のGPT-5.6一般提供に伴い、Instant / Thinkingという呼称は廃止されました。現在はSol / Terra / Lunaというティア名に置き換わり、思考の深さはPlus / Proは思考量スライダー、Free / GoはThinkボタンで調整します。モデル名を選ぶ操作から、考える時間を選ぶ操作に変わったと理解してください。

日本円でいくらかかりますか?

2026年1月30日以降に日本で登録した個人プランは円建て税込の固定価格で、Free 0円/Go 1,400円/Plus 3,000円/Pro 16,800円/Pro 30,000円です。既存のドル建て契約は自動では円建てに切り替わりません。 切り替えるには解約と再契約が必要で、その間は有料機能が一時的に使えなくなる可能性があります。法人プランはUSD建てで、円建て固定価格は確認できません。

ChatGPT Atlas(AIブラウザ)は使えますか?

使えません。Atlasは2026年8月9日に動作を停止しました。機能はデスクトップアプリの内蔵ブラウザと公式Chrome拡張へ移行しており、Cookieやセッションは引き継げません

ChatGPTで動画は作れますか?

現時点では作れません。動画生成のSoraは2026年3月25日に提供終了が発表され、アプリ・Web版は4月26日に終了、Sora APIも9月24日に停止予定です。ChatGPTが生成できるのはテキスト・画像・音声・コードです。

入力した情報は学習に使われますか?

個人プラン(Free / Go / Plus / Pro)は既定で学習に使われうるため、設定からオプトアウトしてください。Business / Enterprise / Edu / APIは既定で学習に使われません。加えて、回答へのサムズアップ/サムズダウンの送信は、その会話を学習対象に含める場合があります。

Businessにすれば利用制限はなくなりますか?

なくなりません。公式の利用枠表では、Business StandardとPlusは同じ利用枠として扱われています。1人あたりの上限を引き上げ、5時間制限を外すには、2026年8月10日に追加されたPremiumシート($125/人、年払い$100)が必要です。

PlusとProはどちらを選ぶべきですか?

チャットと資料作成が中心ならPlus(3,000円)で足ります。2026年8月25日からPlusのみChatGPT Work / Codexに5時間制限が復活したため、エージェントを長時間動かす使い方が中心ならPro(16,800円/30,000円)が現実的な選択肢になります。音声を大量に使う場合はPro 20xが無制限です。

APIと通常のChatGPTは何が違いますか?

APIは自社アプリや業務システムにモデルを組み込むためのインターフェースで、従量課金です。通常のChatGPTは完成したUIを月額定額で使う形で、開発は不要です。自分でツールを作らないなら、通常のChatGPTで足ります。API料金は2026年8月30日時点でSolが100万トークンあたり入力$4.00・出力$20.00ですが、この価格は少なくとも2026年11月21日までのプロモーションとされています。

まとめ

ChatGPTは、OpenAIが提供する対話型生成AIで、週間10億人が使う世界最大級のAIサービスです。2026年8月時点の要点を整理すると、次のようになります。

  • 無料版でテキストチャットが無制限。既定モデルはGPT-5.6 Lunaで、Thinkボタンで思考時間を延ばせる。ただし無制限はテキストのみで、ファイル・画像・音声には枠が残る
  • モデルはGPT-5.6のSol / Terra / Lunaに統一。Instant / Thinkingという呼称は廃止され、思考量スライダーとThinkボタンでの調整に変わった
  • 料金は円建て税込の固定価格(Free 0円/Go 1,400円/Plus 3,000円/Pro 16,800円・30,000円)。既存のドル建て契約は自動で切り替わらない
  • 法人は3層構成。Business StandardはPlusと同じ利用枠で、上限を外すにはPremiumシートが必要
  • Atlas・Sora・canvas・DALL·E GPTは終了済み。古い解説の通りに探しても見つからない
  • 課金の理由は「回数」から「広告なし・上位モデル・ChatGPT Work・ファイル枠」へ移った

まずはFreeで2週間、メール作成・議事録要約・調べものに毎日使ってみてください。そのうえで広告が気になる、Lunaでは物足りない、ファイル上限に当たる、のいずれかに当てはまったらPlus(3,000円)へ、エージェントを長時間動かすならProへ、という順で検討するのが失敗の少ない進め方です。

関連記事

このツールを自社の毎月の業務に組み込むと何が変わるか、ご提案します

業務を1つ送る

この記事の著者

AI革命

AI革命

編集部

AI革命株式会社の編集部です。最新のAI技術動向から実践的な導入事例まで、企業のデジタル変革に役立つ情報をお届けしています。豊富な経験と専門知識を活かし、読者の皆様にとって価値のあるコンテンツを制作しています。

経理・事務作業・開発を、AI革命にまとめて任せられます

ご相談は無料です。オンラインで完結します