AIツール2026年10月更新

Nano Banana 2.1とは?料金は1K・2Kで半額・4Kは約25%減|マスク編集・Nano Banana 2は10月29日終了?【2026年10月】

公開日: 2026/10/08
Nano Banana 2.1とは?料金は1K・2Kで半額・4Kは約25%減|マスク編集・Nano Banana 2は10月29日終了?【2026年10月】

この記事のポイント

Nano Banana 2.1は、Googleが2026年10月6日に公開した画像生成・編集モデルです。API料金は1K・2Kの画像がNano Banana 2の半額、4Kは約25%減、入力は3倍。「Nano Banana 2は10月29日終了」の真偽、総額の試算、マスク編集の実際、移行時の注意点をまとめます。

Nano Banana 2.1(モデルID:gemini-nano-banana-2.1)は、Googleが2026年10月6日に公開した画像生成・編集モデルです。Nano Banana 2の後継にあたり、API料金は1K・2Kの画像出力がちょうど半額になりました。ただし4Kは約25%安くなっただけで、入力の料金は3倍に上がっています。

「Nano Banana 2は10月29日に終わる」という話も広まっていますが、2026年10月8日時点の公式ページではNano Banana 2は非推奨(deprecated)で、終了日は未発表です。公開直後の公式ページに一時的に載っていたと報じられた日付が、そのまま広まったものです。

この記事でわかること

  • Nano Banana 2.1の基本情報と、Nano Bananaシリーズの中での位置づけ
  • できること(4K出力、マスク編集、文字の描画、複数画像の合成)と苦手なこと
  • API料金の正しい数字と、使い方別の総額の試算
  • Nano Banana 2の終了日と、移行するときに気をつける点
  • Nano Banana Pro・2 Lite・他社モデルとの選び分け

こんな方に向けた記事です:Geminiアプリで画像を作っている方、Gemini APIで画像を大量に生成している開発者、広告や資料用の画像にAIを使うか検討している企業の担当者。

Nano Banana 2.1の要点まとめ

項目

内容(2026年10月8日時点の公式情報)

概要

Nano Banana 2の後継。速さと安さを保ったまま、画質・文字の描画・人物の一貫性・部分編集を良くした画像モデル

料金

1枚あたり1Kは$0.0336、2Kは$0.0504(どちらもNano Banana 2の半額)、4Kは$0.113(約25%減)。入力は$1.50/100万トークンで3倍

Nano Banana 2の扱い

APIでは非推奨。終了日は未発表。Google Cloud版は「2027年5月28日以降」に終了

主な変更

512px出力は廃止、思考レベルを3段階で選べる、超横長・超縦長画像の継ぎ目を修正

使える場所

Geminiアプリ(有料プラン)、Google検索のAIモード、Google AI Studio、Gemini API、Google Flow、Google Cloud ほか

1K・2Kの画像を数多く作る用途なら、乗り換えるとほぼ確実に安くなります。参照画像を何枚も入れて何度もやり取りする編集が中心なら、入力の値上げで節約の幅は小さくなります。Gemini全体の位置づけはGeminiとはで解説しています。

Nano Banana 2.1とは

Gemini APIの画像生成ドキュメントのイメージ画像

出典: Gemini API 公式

Nano Banana 2.1は、Google DeepMindが開発した「高効率な画像生成と、会話で編集できるモデル」(Gemini APIドキュメントの説明)です。安定版(GA)として公開されており、プレビュー版ではありません。

基本情報

項目

内容

開発元

Google DeepMind/Google

公開日

2026年10月6日

モデルID(API)

gemini-nano-banana-2.1

ステータス

安定版(GA)

ベース

DeepMindのモデルカードではGemini 3.6 Flashがベース。APIドキュメントは「Nano Banana 2(Gemini 3.1 Flash Image)のアップデート」と説明

入力

テキスト・画像・動画・PDF(最大131,072トークン)

出力

画像とテキスト(最大32,768トークン)

解像度

1K(既定)・2K・4K

ベースモデルの説明は、モデルカードとAPIドキュメントで食い違っています。両方をまとめると「Gemini 3.6 Flashをベースにした、Nano Banana 2の後継モデル」と理解すれば、どちらの記載とも矛盾しません。

Nano Bananaシリーズの中での位置づけ

Googleの画像生成ガイドでは、Nano Banana 2.1がシリーズの主力モデルと案内されており、新しく作るシステムには2.1を使うよう勧めています。

モデル

モデルID

位置づけ

状態(2026年10月時点)

Nano Banana 2.1

gemini-nano-banana-2.1

主力。品質とコストのバランス型

GA

Nano Banana Pro

gemini-3-pro-image

複雑な作業向けの上位モデル

GA

Nano Banana 2

gemini-3.1-flash-image

前世代

非推奨(終了日は未発表)

Nano Banana 2 Lite

gemini-3.1-flash-lite-image

最速・最安。1Kのみ

GA

初代Nano Banana

gemini-2.5-flash-image

レガシー

2027年3月15日に終了予定(移行先は2 Lite)

最安モデルの詳細はNano Banana 2 Liteとはで解説しています。

「Nano Banana 2は10月29日終了」は本当?

現在の公式情報では、Nano Banana 2(gemini-3.1-flash-image)の終了日は決まっていません。2026年10月8日に確認したGemini APIの非推奨ページでは、Nano Banana 2の終了日の欄は「No shutdown date announced(終了日未発表)」、推奨の移行先はgemini-nano-banana-2.1です。

「10月29日」という日付が広まった経緯

時期

起きたこと

2026年10月6日(公開直後)

公式のリリースノートと非推奨ページに「10月29日に終了」と載っていたと、複数の媒体が報じた

同日夜(米国時間)

公式ページが改訂され、10月29日の日付が削除された。同時に4Kの料金も$0.0756から$0.113に変わった(Kingy AIなどの報道)

10月7日以降

公式ページは「終了日未発表」のまま。ただし国内の解説記事には、改訂前の「10月29日終了」「4Kも半額」が残っているものがある

日付は削除されましたが、Nano Banana 2が非推奨になったことは事実です。非推奨ページには「終了日が決まったら事前に知らせる」と書かれています。急いで切り替える必要はないものの、新しく作るシステムは2.1で作り、既存のシステムも移行を計画しておくのが安全です。

APIとGoogle Cloudでは扱いが違う

法人向けのGoogle Cloud(Gemini Enterprise Agent Platform、旧Vertex AI)で提供されているgemini-3.1-flash-imageは、提供終了日が「2027年5月28日以降」と案内されています。同じモデルでも、Gemini API(Google AI Studio経由)とGoogle Cloudでは終了スケジュールが別に管理されています。自社がどちらの経路で使っているかを確かめてから計画を立ててください。

Nano Banana 2.1でできること

Geminiのロゴ(Geminiアプリで画像生成・編集ができる)

出典: Gemini 公式サイト

公式Xアカウント(@NanoBanana)は、2.1が前のモデルより特に良くなった点として「ビジュアルデザイン」「マスクを使った編集」「被写体の一貫性」「より自然に見える画像」の4つを挙げています。

4Kまでの出力と15種類のアスペクト比

解像度は1K・2K・4Kの3つから選べます。Google Cloudのモデルページによると、アスペクト比は1:1、3:2、2:3、3:4、4:3、4:5、5:4、9:16、16:9、21:9、9:21、1:4、4:1、1:8、8:1の15種類です。

Nano Banana 2では、2K・4Kで1:4や8:1のような超横長・超縦長の画像を作ると、タイル状の継ぎ目が出ることがありました。2.1ではこれが修正されています。Webサイトの横長バナーや、縦にスクロールして読む縦長の図解を作るときに役立ちます。

一方で、512px(0.5K)の出力はなくなりました。サムネイル用に小さく安い画像を作っていた場合は、移行時に設定を変える必要があります。

文字の描画とインフォグラフィック

ポスターや図の中の文字、複雑なインフォグラフィックの正確さが上がりました。モデルカードは、ポスターや図の文字、時代考証の正しい場面、複数の言語での文字の描画を主な用途に挙げています。Geminiアプリの紹介ページでも、有料プランで使える2.1は「インフォグラフィックや図解での世界知識が強化された」と説明されています。

ただし、小さい文字や長い段落、複数ページにまたがる文章はまだ苦手です(モデルカードが制約として明記)。見出しや短いキャッチコピーは任せ、細かい本文はデザインツールで後から入れる使い方が現実的です。

マスク編集(範囲を決めた部分編集)

マスク編集は、画像の一部だけを書き換え、残りはそのままにする機能です。モデルカードの「マスク・落書きによる編集」の評価は、Nano Banana 2.1(思考あり)が1049、Nano Banana 2が965で、大きく伸びています。

誤解しやすい点として、Gemini APIには、マスク画像を渡すための専用パラメーターは見当たりません(2026年10月8日時点の公式ガイドで確認)。公式ガイドが案内しているのは「セマンティックマスキング」という方法で、編集したい範囲を言葉で指定します。

例:「背景の空だけを夕焼けに変えて。人物と建物はそのままにして」

モデルカードには、画像に手描きで印を付けて範囲を示す「Ink」による編集の評価も載っています。ただし既知の制約として「マスクや落書きでの編集では指示に一部しか従わないことがある」「描いた印が出力に残ることがある」とも書かれています。商品画像のように細部が重要な画像では、出力を必ず人の目で確認してください。

複数画像の合成と人物・商品の一貫性

1回のリクエストに参照画像を最大14枚まで入れられます。APIのモデルページによると、物体は最大10個まで再現でき、キャラクターは最大4人まで見た目をそろえられます(画像生成ガイドの一部では5人と書かれており、ページによって数が違います)。

Googleが公表した人間による評価(社内評価)では、複数キャラクターの一貫性のスコアは2.1が1,106、Nano Banana 2が978、Nano Banana Proが1,011でした。同じ人物やマスコットを何カットも登場させる漫画・広告・ストーリーボードで、差を感じやすい部分です。

思考レベルを3段階で選べる

画像を作る前にモデルが考える深さを、minimal・medium(既定)・highの3段階で選べます。highにすると構図や指示の守り方が良くなる代わりに、待ち時間と思考トークンの料金が増えます。Google公表の総合評価(思考あり)は2.1が1,050、Nano Banana 2が990、Nano Banana Proが935で、社内評価ではProを上回っています。

なお、外部のLMArena(テキストから画像生成)の公開直後の暫定順位は5位で、上位はOpenAIのGPT Image系でした。Googleの社内評価と外部ランキングは評価方法が違うため、数字をそのまま比べることはできません。

Google検索の結果を使った画像生成

Google検索(ウェブ)とGoogle画像検索の結果を参照して画像を作る「グラウンディング」に対応しています。最新の出来事や実在の建物を描くときに、事実とのずれを減らせます。画像検索を使った場合は、検索の候補(search_suggestions)を画面に表示する決まりがあります。

Nano Banana 2から何が変わったか

Nano Banana 2から2.1への主な変更は次の通りです。

項目

Nano Banana 2

Nano Banana 2.1

モデルID

gemini-3.1-flash-image

gemini-nano-banana-2.1

状態

非推奨(終了日は未発表)

GA

解像度

512px・1K・2K・4K

1K・2K・4K(512pxは廃止)

1枚あたり料金(1K/2K/4K)

$0.067/$0.101/$0.151

$0.0336/$0.0504/$0.113

入力料金(100万トークン)

$0.50

$1.50(3倍)

テキスト・思考の出力料金(100万トークン)

$3.00

$7.50(2.5倍)

4K画像の出力トークン数

2,520

3,780

超横長・超縦長の継ぎ目

2K・4Kで出ることがあった

修正済み

思考レベル

ー

minimal/medium(既定)/high

マスク・落書き編集の評価(モデルカード)

965

1049

4Kが半額にならない理由は、出力トークン数にあります。画像出力の単価(100万トークンあたり$60→$30)は半分になりましたが、4K画像1枚に使うトークン数が2,520から3,780に増えたため、1枚の料金は約25%減にとどまっています。

Nano Banana 2.1の料金

Geminiアプリ(一般ユーザー)

Geminiアプリでは、プランによって使える画像モデルが違います(Geminiの画像生成紹介ページより)。

プラン

使える画像モデル

補足

無料

Nano Banana 2

2.1は使えない

Google AI Plus/Pro/Ultra

Nano Banana 2.1

「Redo with Pro」でNano Banana Proによる作り直しもできる

紹介ページでは、アプリでの解像度は無料・有料ともに「2K」と書かれています。アプリで4Kを出せるかどうかは、現時点の公式ページからは確認できませんでした。プランごとの生成枚数の上限も公開されておらず、ヘルプには「メディアの生成は利用枠を多く使う」とだけあります。各プランの月額は、契約前にGoogle Oneの料金ページで確認してください。

Gemini API(開発者向け)

Gemini APIの料金ページ(2026年10月8日確認)の内容は次の通りです。単位は米ドルで、APIの無料枠はありません(料金ページの無料枠の欄は「Not available」)。

モデル

入力(100万トークン)

テキスト・思考の出力(100万)

1枚あたり 512px/1K/2K/4K

Nano Banana 2.1

$1.50

$7.50

非対応/$0.0336/$0.0504/$0.113

Nano Banana 2

$0.50

$3.00

$0.045/$0.067/$0.101/$0.151

Nano Banana 2 Lite

$0.25

$1.50

ー/$0.0336(1Kのみ)

Nano Banana Pro

$2.00

$12.00

ー/$0.134/$0.134/$0.24

急がない処理をまとめて投げるBatch APIを使うと、料金は半分になります。

モデル(Batch API)

入力

テキスト・思考の出力

1K/2K/4K

Nano Banana 2.1

$0.75

$3.75

$0.0168/$0.0252/$0.0567

Nano Banana 2

$0.25

$1.50

$0.034/$0.050/$0.076

1ドル=158円で円に直すと、1枚あたりの料金は次のようになります(為替で変わるため目安です)。

解像度

Nano Banana 2.1

Nano Banana 2

値下げ幅

1K

約5.3円

約10.6円

50%減

2K

約8.0円

約16.0円

50%減

4K

約17.9円

約23.9円

約25%減

Nano Banana Proの1K(約21.2円)と比べると、2.1は約4分の1の料金です。Google検索によるグラウンディングは、Gemini 3系のモデル共通で月5,000リクエストまで無料、超えた分は1,000リクエストあたり$14かかります。

使い方別の総額の試算

「画像が半額」でも、入力と思考の料金は上がっているため、総額がどれだけ下がるかは使い方次第です。公式の単価をもとに、3つのケースで試算しました。

前提(仮定):プロンプトは200トークン、思考トークンは1回あたり1,000トークン、入力画像は1枚1,120トークン(Google Cloudのモデルページの値。比較のためNano Banana 2も同じとしています)。実際の思考トークン数は思考レベルやプロンプトで変わります。

ケース

Nano Banana 2.1

Nano Banana 2

差

① テキストから1K画像を1枚生成

約$0.041

約$0.070

約41%安い

② 参照画像3枚を入れ、1K画像を3往復で編集

約$0.145

約$0.217

約33%安い

③ 4K画像を1,000枚(画像出力のみ)

$113

$151

約25%安い

③をBatch APIで実行

$56.7

$76

約25%安い

ケース②は、会話の履歴として前の出力画像も毎回入力に含まれる前提で、入力の合計を約14,000トークンとしています。参照画像が多いほど、またやり取りの回数が多いほど、入力3倍の影響が大きくなり、節約の幅は縮みます。それでも今回の試算では、どのケースでも2.1のほうが安くなりました。

Nano Banana 2.1の強みと弱み

強みは「品質が上がったのに1K・2Kの画像は半額」という点、弱みは「システムに組み込むときの制約が多い」点です。

強み

  • 1K・2Kの画像料金がNano Banana 2の半額で、Nano Banana Proの約4分の1
  • Googleの社内評価では、総合でNano Banana 2とProを上回る
  • 複数のキャラクターや商品の見た目をそろえやすい
  • インフォグラフィックや図解、ポスターの文字が崩れにくくなった
  • 超横長・超縦長の画像を4Kまで継ぎ目なく作れる
  • Geminiアプリ、検索のAIモード、Google広告、Flowなど、Googleの多くのサービスから使える

弱み・制約

分類

内容

料金

入力は3倍、テキスト・思考の出力は2.5倍。APIの無料枠はない

解像度

512px出力は非対応

再現性

seed・temperature・topP・topK・logprobsを指定するとエラーになる(Google Cloudの記載)。seedで同じ画像を作り直すことはできない

API機能

関数呼び出し、構造化出力、コンテキストキャッシュ、コード実行、URLコンテキスト、Live APIなどに非対応

画質の限界(モデルカード)

小さい文字や長い文章が苦手。左右を取り違えることがある。入力画像の人物のポーズがそのまま残ることがある

編集

マスク・落書きでの編集で、指示に一部しか従わない、描いた印が残ることがある

安定性

遅くなる、タイムアウトすることがある

Nano Banana 2.1の使い方

Google AI Studioの紹介画像

出典: Google AI Studio 公式

一般ユーザーはGeminiアプリか検索のAIモード、開発者はGoogle AI StudioかGemini APIから使います。

Geminiアプリで使う

  1. Google AI Plus・Pro・Ultraのいずれかに加入したアカウントでGeminiアプリを開く
  2. 「〇〇の画像を作って」と頼むか、編集したい画像をアップロードして指示を書く
  3. 出てきた画像に「背景だけ変えて」「文字を大きく」などと続けて頼み、会話で仕上げる
  4. もっと作り込みたいときは「Redo with Pro」でNano Banana Proに作り直させる

無料プランで画像を作るとNano Banana 2が使われます。Geminiアプリの利用は18歳以上です。

Google検索のAIモードで使う

Google検索のAIモードでも提供が始まっています。Search Engine Roundtableの報道によると、Googleアプリの検索ボックスの下にあるバナナのアイコンから使えます。検索の流れのまま画像を作れるので、ちょっとした挿絵やアイデア出しに向いています。Googleの写真サービスで使う方法はGoogle Picsとはで紹介しています。

Google AI Studio・Gemini APIで使う

Google AI Studioでモデルにgemini-nano-banana-2.1を選べば、画面上で試せます。APIでは、モデルIDを指定し、出力に画像を含めるよう設定します。Python(google-genai SDK)の例は次の通りです。

from google import genai
from google.genai import types

client = genai.Client()

response = client.models.generate_content(
    model="gemini-nano-banana-2.1",
    contents="カフェの新メニューを紹介する16:9のバナー。見出しは「秋の限定ラテ」",
    config=types.GenerateContentConfig(
        response_modalities=["TEXT", "IMAGE"],
        image_config=types.ImageConfig(
            aspect_ratio="16:9",
            image_size="2K",
        ),
    ),
)

for part in response.candidates[0].content.parts:
    if part.inline_data:
        with open("banner.png", "wb") as f:
            f.write(part.inline_data.data)

思考レベルの指定方法などパラメーターの詳細は、公式の画像生成ガイドで確認してください。

Nano Banana 2からの移行チェックリスト

既存のシステムを2.1に切り替えるときは、次の点を確かめてください。

  • モデルIDの置き換え:gemini-3.1-flash-imageをgemini-nano-banana-2.1に変える。IDは設定ファイルなど1か所で管理しておくと次の移行も楽になる
  • 512pxの指定を外す:0.5Kを指定しているとそのままでは使えない。1Kに変えるか、1Kで同じ単価のNano Banana 2 Liteを検討する
  • 禁止パラメーターを外す:seedやtemperatureを送っているとエラーになる
  • 思考レベルを決める:既定はmedium。速さ重視ならminimalを試す
  • 費用を見直す:参照画像が多い処理は、入力3倍の影響を試算してから切り替える
  • 出力を見比べる:よく使うプロンプトを数十件選び、2と2.1の出力を並べて確認してから本番に切り替える

Nano Banana 2.1と他モデルの違い

迷ったら、日常的な画像はNano Banana 2.1、最高品質が必要な1枚はNano Banana Pro、とにかく安く大量に作るならNano Banana 2 Lite、と考えると選びやすくなります。

Nano Bananaシリーズの選び分け

用途

おすすめ

理由

ブログ・SNS・資料用の画像を日常的に作る

Nano Banana 2.1

品質と料金のバランスがよい

同じ人物・商品を何カットも出す

Nano Banana 2.1

複数キャラクターの一貫性の評価が最も高い

1Kのサムネイルを大量に作る

Nano Banana 2 Lite

1Kの単価は2.1と同じで、入力料金は6分の1

複雑な構図や作り込みが必要

Nano Banana Pro

複雑な作業向けの上位モデル

4K画像を安く大量に作る

Nano Banana 2.1(Batch API)

4Kが1枚$0.0567

他社の画像生成モデルとの比較

他社にも、4K出力や部分編集に対応した画像生成モデルがそろっています。性能の比較は評価方法によって結果が変わるため、自社の用途に近いプロンプトで試すのが確実です。

モデル

提供元

特徴

詳しい解説

Nano Banana 2.1

Google

低価格、Googleのサービスとの連携、人物の一貫性

ー

GPT Image 2系

OpenAI

ChatGPTから使える。LMArenaで上位

ChatGPT Images 2.0(gpt-image-2)とは

FLUX 3 Image

Black Forest Labs

4K出力と部分編集

FLUX 3 Imageとは

Seedream 5.0 Pro

ByteDance

高解像度の画像生成

Seedream 5.0 Proとは

Qwen-Image-3.0

Alibaba

文字の描画に強いモデル

Qwen-Image-3.0とは

Adobe Firefly Image 5

Adobe

Adobe製品との連携

Adobe Firefly Image 5とは

動画を作りたい場合は、Googleの動画モデルを解説したGemini Omni Flashとはも参考になります。

安全性と企業で使うときの注意点

Google Cloudのロゴ

出典: Google Cloud 公式サイト

生成したすべての画像に、目に見えない電子透かし「SynthID」が入ります。Geminiアプリで作った画像には、目に見える透かしも付きます。画像をGeminiアプリにアップロードすれば、GoogleのAIで作られた画像かどうかを確かめられます。Google Cloud経由なら、作成元を記録するC2PA(Content Credentials)にも対応しています。

モデルカードによると、開発チームとは別の専門チームが手作業でレッドチーミング(攻撃役になって弱点を探すテスト)を行い、子どもの安全に関するリリース基準を満たしたとされています。

企業で使う場合は、次の点に気をつけてください。

  • 人による確認を必ず入れる:左右の取り違えや細かい文字の崩れ、事実と違う描写が起きることがある。Google EarthのAI画像機能が公開後すぐに撤回された件(Google EarthのAI画像生成を撤回)や、食品メーカーがAI加工画像で謝罪した件(味の素 AI加工画像で謝罪)のように、確認不足は企業の信用に直結する
  • データの扱いを確認する:データの保存場所の指定(データ所在地)、自社の鍵による暗号化(CMEK)、VPC Service Controlsが必要なら、Google Cloud経由で使う。Gemini APIでの入力データの扱いは、無料・有料の区分や規約で変わるため、最新の利用規約を確認する
  • 商用利用の条件を確認する:使う経路(Geminiアプリ、Gemini API、Google Cloud)ごとの利用規約と、生成AIの禁止事項ポリシーを契約前に確かめる
  • 実在の人物の扱いに気をつける:人物の画像を作る・編集する場合は、本人の同意や肖像権の扱いを社内ルールで決めておく

Nano Banana 2.1はこんな人におすすめ

こんな人におすすめ

  • Gemini APIで1K・2Kの画像を大量に作っている開発者(画像の料金がそのまま半分になる)
  • インフォグラフィックや図解、短い文字入りのバナーを作る人
  • 同じ人物・キャラクター・商品を複数のカットで登場させたい人
  • 横長のWebバナーや縦長の図解を高解像度で作りたい人
  • Google AI Plus・Pro・Ultraをすでに契約していて、Geminiアプリで画像を作る人

おすすめしない人

  • 512pxの小さく安い画像が必要な人(1Kで同じ単価のNano Banana 2 Liteのほうが合う)
  • 参照画像を大量に入れる編集が中心で、入力料金がかさむ人
  • seedを固定して同じ画像を作り直したい人
  • 長い文章や細かい文字を画像の中に正確に入れたい人
  • 1枚の品質を最優先する人(Nano Banana Proや他社モデルとも比べる)
  • 無料プランのままGeminiアプリで使いたい人(無料はNano Banana 2)

よくある質問

Q. Nano Banana 2.1は無料で使えますか?

Geminiアプリの無料プランではNano Banana 2が使われ、2.1は有料のGoogle AI Plus・Pro・Ultraで使えます。Gemini APIにも2.1の無料枠はありません。Google AI Studioの画面でどこまで無料で試せるかはアカウントや時期によって変わるため、実際の画面で確認してください。

Q. 「Nano Banana」という名前は正式名称ですか?

もともとはコードネームとして広まった呼び名ですが、現在はGoogle自身がAPIのドキュメントや公式Xアカウントで正式に使っています。2.1ではモデルIDもgemini-nano-banana-2.1となり、「Gemini 〇〇 Flash Image」形式のIDではなくなりました。

Q. Nano Banana 2で作った画像やアプリは、2の終了後も使えますか?

すでに生成して保存した画像は、モデルが終了しても手元に残ります。影響を受けるのは、gemini-3.1-flash-imageを呼び出しているシステムです。終了日を過ぎるとAPIの呼び出しが失敗するようになるため、終了日が発表されたら、その日までにモデルIDを切り替えておく必要があります。

Q. 日本語の文字はきれいに描けますか?

モデルカードは複数の言語での文字の描画を想定用途に挙げています。短い見出しやキャッチコピーなら実用に耐える場面が増えていますが、画数の多い漢字や小さい文字は崩れることがあります。重要な文字は出力後に必ず確認し、必要ならデザインツールで直してください。

Q. 生成した画像にAIで作ったことがわかる印は付きますか?

すべての画像に、目に見えない電子透かしSynthIDが埋め込まれます。Geminiアプリで作った画像には、目に見える透かしも入ります。透かしを消す加工をして公開すると、利用規約や取引先との約束に反するおそれがあるため避けてください。

まとめ

Nano Banana 2.1は、Nano Banana 2の後継として2026年10月6日に公開された、Googleの主力画像生成・編集モデルです。1K・2Kの画像は半額、4Kは約25%安くなり、文字の描画や人物の一貫性、部分編集の品質も上がりました。一方で入力は3倍、思考の出力は2.5倍になり、512pxの出力はなくなっています。

「Nano Banana 2は10月29日終了」は公開直後の古い情報で、現在の公式情報では終了日は未発表です。とはいえ非推奨にはなっているため、新しく作るシステムは2.1で作り、既存のシステムも移行を計画しておきましょう。

ベースになったモデルについてはGemini 3.6 Flashとは、Geminiの最新モデルの流れはGemini 3.7 Flashとはで解説しています。

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