AIツール2026年10月更新

Claudeの本人確認(ID認証)とは?パスポート・自撮りが必要な条件、Persona社のデータ保持・学習利用、対象プランと回避可否を解説【2026年10月最新】

公開日: 2026/10/06
Claudeの本人確認(ID認証)とは?パスポート・自撮りが必要な条件、Persona社のデータ保持・学習利用、対象プランと回避可否を解説【2026年10月最新】

この記事のポイント

Claudeの本人確認(ID認証)は全ユーザーではなく一部のアカウントや機能が対象で、求められた場合は政府発行の写真付き身分証の原本と自撮りをPersona社経由で提出します。公式ヘルプ(2026年8月更新)と現行プライバシーポリシーをもとに、対象条件・対象プラン・データの保持期間・学習利用の有無・断れるかどうかを整理しました。

Claudeの本人確認(Identity verification)は、全ユーザーに一律で課されるものではありません。特定の機能を使うとき、定期的なチェック、安全性・コンプライアンス対策の一環として、一部のアカウントにだけ表示されます。求められた場合は、パスポートなど政府発行の写真付き身分証の原本とライブ自撮りを、委託先のPersona社経由で提出します。Anthropicは公式ヘルプで、このデータをモデルの学習に使わないと明記しています。

この記事でわかること

  • 本人確認が求められる条件と、出回っている噂のどこまでが公式情報か
  • 対象プラン(Free / Pro / Max / Team / Enterprise / API)の扱い
  • 使える身分証・使えない身分証(日本の書類に当てはめた例つき)
  • Persona社でのデータ保存場所と保持期間、学習に使われるかどうか
  • 年齢確認(Yoti)との違い
  • 本人確認を断れるか、失敗したりアカウント停止になったりしたときの対処

こんな方に向けた記事です

  • Claudeの画面に本人確認の案内が出て、提出すべきか迷っている個人ユーザー
  • 「パスポートと顔写真を出すのは怖い」と感じていて、データの扱いを先に知りたい方
  • Team / Enterprise / APIを社内に導入するか判断する情報システム担当者や開発者

この記事は、Anthropic公式ヘルプ「Claudeでの本人確認」(2026年8月11日更新)と、Anthropicプライバシーポリシー(2026年9月10日施行版)をもとにしています。Claudeそのものの概要はClaudeとは?機能・料金・使い方を解説にまとめています。

Claudeの本人確認の要点まとめ

求められるのは一部のケースだけで、提出先はPersona社です。Anthropicは画像を自社システムに保存せず、学習にも使いません。 主な内容を表にまとめました。

項目

内容(2026年10月時点)

情報の確度

目的

不正利用の防止、利用規約の執行、法的義務への対応

公式ヘルプ

対象

全員ではない。特定機能へのアクセス時、定期的なプラットフォーム整合性チェック、安全性・コンプライアンス対策の一部として表示

公式ヘルプ

確認の種類

個人としての確認/組織(ビジネス)としての確認

公式ヘルプ

必要なもの

政府発行の写真付き身分証の原本+カメラ付きスマートフォン(ライブ自撮り)

公式ヘルプ

委託先

Persona Identities(Persona社)

公式ヘルプ

画像の保管場所

Persona社。Anthropicのシステムには保存しない

公式ヘルプ

学習利用

しない(「モデルのトレーニングに使用していません」と明記)

公式ヘルプ

保持期間

一般ユーザー向けの具体的な期間は非公表(韓国居住者向けの補足開示にのみ「Persona側3年」の記載あり)

プライバシーポリシー

費用

料金の案内は一切なし(無料で行う前提)

公式ヘルプに課金の記載なし

Anthropicは本人確認の目的を「強力なテクノロジーを責任を持って使用することは、誰がそれを使用しているかを知ることから始まる」と説明しています。また、確認データは「お客様が誰であるかを確認するためにのみ使用され、他の目的には使用されません」としています。

本人確認が求められる条件:全員ではなく「一部のケース」

Claude公式ヘルプセンター(Claude Support)のロゴ画像

出典: Claude Support 公式

現時点では、Claudeの全ユーザーに本人確認が義務付けられているわけではありません。 公式ヘルプは対象を「いくつかのユースケース」とし、確認が表示される場面を次の3つに分けています。

  1. 特定の機能にアクセスするとき
  2. 定期的なプラットフォーム整合性チェックの一部として
  3. その他の安全性とコンプライアンス対策の一部として

導入が始まった2026年4月、Anthropicの広報はBusiness Insider Japanの取材に対し、「利用規約に違反する、詐欺的行為や不正利用の可能性を示すアクティビティが確認された、ごく一部のケースに適用される措置」とコメントしています(Business Insider Japan)。TechCrunchも、対象は不正の疑いでフラグが立ったものの、すぐにアカウント停止とはならない「small subset of users(ごく一部のユーザー)」だと報じています(TechCrunch)。

ただし、「どの機能で」「どんな行動をすると」求められるのか、具体的な条件は公表されていません。不正を防ぐ仕組みなので、条件をすべて明かすと回避されてしまうという事情があると考えられます。

よくある噂と公式情報の切り分け

SNSやブログでは、本人確認についてさまざまな情報が出回っています。公式に確認できるかどうかで分けると次のとおりです。

出回っている情報

実際のところ

「2026年7月8日から全ユーザーに本人確認が必須になった」

誤り。7月8日に施行されたのはプライバシーポリシーの改定(確認データの項目追加)。本人確認の対象は公式に「いくつかのユースケース」とされている

「Pro / Maxへのアップグレード決済時に本人確認が出る」

公式には未確認。一部のコミュニティで報告や解析情報が出ているだけ

「Fable 5やMythosの提供開始に合わせて本人確認が導入された」

Anthropic側は関連を否定。TechCrunchによると、同社のThariq Shihipar氏は6月17日の更新を「異議申し立てプロセスの更新」とし、FableやMythosの展開とは無関係だと説明している

「Personaは顔データを3年間保持する」

一般化はできない。「3年」という記載は韓国居住者向けの補足開示にのみあり、日本のユーザーへの適用は公表されていない

Fable 5の利用クレジットや料金体系についてはClaude Fable 5の従量課金(利用クレジット)解説、モデルの概要はClaude Fable 5とはで解説しています。

対象プラン:個人向けはFree/Pro/Max、ただし法人向けの確認手順もある

Claudeのロゴ(Claude公式サイトのOGP画像)

出典: Claude 公式サイト

報道ベースでは、個人向けの本人確認の対象はFree・Pro・Maxの個人アカウントで、Team・Enterprise・APIは対象外とされています。 ただし、公式ヘルプはプランごとの対象・対象外を明示していません。さらに、組織向けの「ビジネス確認」の手順も載っているため、「法人やAPIなら本人確認とはまったく無関係」とまでは言い切れません。

プラン

個人向け本人確認(Persona)

根拠

Free

対象になりうる

消費者向けプライバシーポリシーに「確認データ」の規定あり/報道

Pro

対象になりうる

同上

Max

対象になりうる

同上

Team

報道では対象外

消費者向けプライバシーポリシーの適用外(商用規約側)。ただし公式ヘルプにビジネス確認の手順あり

Enterprise

報道では対象外

同上

API(Claude Developer Platform)

報道では対象外

同上

根拠を整理すると、次のようになります。

  • 公式で確認できること:確認データ(Verification Data)を定めているプライバシーポリシーは、Enterpriseアカウントなど法人向け製品で処理するコンテンツには適用されない、と明記されています。つまり、このポリシーは主に個人向け(Free / Pro / Max)のものです。
  • 報道ベースの情報:TechTimesやMediaNamaは「Team / Enterprise / Developer Platform / 商用契約は影響を受けない」と報じています(MediaNama)。
  • 注意点:2026年8月11日更新の公式ヘルプには「組織の代わりに確認(ビジネス確認)」の手順があり、法人名・住所・事業登録番号と、代表者の写真付き身分証を求めています。どの製品・機能でビジネス確認が求められるかは公表されていません。

プランごとの料金や機能の違いはClaudeの料金プラン解説とClaude Maxプランの解説を参照してください。

必要なものと使える身分証:「原本」と「本人の顔写真付き」が条件

本人確認書類として使えるパスポートのイメージ写真

本人確認では、政府が発行した写真付き身分証の「物理的な原本」と、カメラ付きのスマートフォンが必要です。 コピーやスマホ上のデジタル身分証は受け付けられません。

確認の種類ごとに必要なもの

確認の種類

必要なもの

個人としての確認

有効な政府発行の写真付き身分証(原本)、カメラ付き携帯電話(ライブ自撮りを求められる場合あり)

組織の代わりに確認(ビジネス確認)

法人名・住所・事業登録番号、政府発行の写真付き身分証(原本)、カメラ付き携帯電話

受け付けられる身分証・受け付けられない身分証

公式ヘルプは「ほとんどの国」の政府発行IDに対応するとしています。日本の書類の個別名は書かれていないため、下表の「日本での例」は公式の分類に当てはめた目安です。

区分

公式の記載

日本での例(目安)

⭕ 受け付けられる

パスポート

日本国旅券(パスポート)

⭕ 受け付けられる

運転免許証、または州・県の身分証明書

運転免許証(カード)※マイナ免許証のスマホ表示などは不可の可能性が高い

⭕ 受け付けられる

国民身分証明書

マイナンバーカード(※公式に個別の記載はなく、可否は未確認)

❌ 受け付けられない

コピー、スクリーンショット、スキャン、写真を撮った写真

身分証を撮影した画像、PDFスキャン

❌ 受け付けられない

デジタル・モバイル身分証(モバイル運転免許証など)

スマホに搭載した電子証明書・デジタル身分証アプリの画面

❌ 受け付けられない

政府以外が発行した身分証

学生証、社員証、図書館カード、キャッシュカード・クレジットカード

❌ 受け付けられない

一時的な紙の身分証

再発行待ちの仮証明書など

身分証は次の条件をすべて満たしている必要があります。

  • 政府が発行したもの
  • 文字がはっきり読める
  • 破損していない
  • 有効期限内
  • 本人の写真が付いている

迷ったときはパスポートが最も確実です。 公式の例示の最初に挙げられており、国をまたいだ本人確認でも一般的に使われています。

本人確認の流れと失敗したときの対処

本人確認は、Claude上の案内からPersonaの確認フローに進み、身分証と自撮りを撮影するという流れです。 何度か再試行でき、それでも通らない場合は公式フォームから問い合わせます。

確認の流れ

  1. 案内が本物かを確かめる:Claudeにログインした状態で、claude.ai(またはClaudeアプリ)の画面上に出た案内かを確認します。メールなどのリンクから始まる場合は、送信元とリンク先のドメインを確かめ、不安なら自分でClaudeにログインし直して案内が出るかを確認してください。
  2. 書類と端末を用意する:有効期限内の身分証の原本と、カメラ付きスマートフォンを用意します。
  3. 身分証を撮影する:明るい場所で、反射やピンぼけがないように撮影します。
  4. ライブ自撮りを撮る:画面の指示に従って顔を撮影します。写真ではなく動画の形式になることもあります。
  5. 結果を待つ:所要時間は公式ヘルプには書かれていませんが、海外メディアは「通常5分未満」と報じています。

失敗したときの対処(公式)

公式ヘルプが挙げている失敗の原因は、写真のぼやけ、文字が読めない、期限切れ、登録番号の誤り(ビジネス確認の場合)、技術的な問題などです。

状況

対処

1回目で失敗した

確認フロー内で何度か再試行できる。照明・反射・ピントを見直す

書類に問題がありそう

有効期限、破損、写真の有無を確認する。別の身分証(パスポートなど)を試す

試行回数を使い切った

公式の本人確認ヘルプフォームから問い合わせる

確認後にアカウントが停止された

利用規約への繰り返しの違反などで停止されることがある。誤りだと思う場合は異議申し立てフォームから申請すると、セーフガードチームが調査する

フィッシングに注意

本人確認が始まったことに便乗して、偽の確認画面に誘導する詐欺が出てくる可能性があります。身分証の画像は悪用された場合の被害が大きいため、次の点を守ってください。

  • Claudeの公式画面(claude.ai/公式アプリ)から始まった案内かを確認する
  • メールやSMSのリンクを開いた先で、すぐに身分証をアップロードしない(年齢確認のように正規の案内がメールで届くこともあるため、リンク先のドメインを必ず確かめる)
  • 心当たりがない場合は、自分でClaudeにログインし直して案内が出るか確かめる

生成AIを使ううえでのアカウント保護や情報漏えい対策は、生成AIのセキュリティリスクと対策でまとめています。

Persona社とは?データはどこに保存され、いつまで残るのか

本人確認の委託先Persona社のロゴ

出典: Persona 公式GitHub

身分証の画像と自撮りはPersona社が収集・保持し、Anthropicのシステムには保存されません。 保持期間のルールはAnthropicが決めますが、日本を含む一般ユーザー向けの具体的な期間は公表されていません。

Persona社の概要

Persona Identities(Persona社)は米国の本人確認(KYC/IDV)サービス企業です。ITmedia NEWSによると、OpenAI、Roblox、LinkedInなども同社のサービスを利用しています(ITmedia NEWS)。Anthropicは選定理由を「テクノロジーの強度、プライバシーコントロール、セキュリティ対策」と説明しています。

データの扱い(公式ヘルプの記載)

項目

公式の記載内容

管理責任

Anthropicが確認データのデータコントローラーで、使い方と保持期間のルールを決める

保管場所

身分証と自撮りはPersonaが収集・保持し、Anthropicのシステムには保存しない

Anthropicのアクセス

異議申し立ての確認など必要な場合に、Personaのプラットフォーム経由で確認記録を見ることはあるが、画像をコピー・保存はしない

Personaの利用範囲

契約で「確認と不正防止の提供・サポートのみ」に制限

暗号化

Personaとの間のデータは転送中・保存時ともに暗号化

第三者への共有

法的に有効な手続きに対応する場合を除き、本人・Anthropic・不正防止パートナーの間にとどまる。マーケティングや広告目的では共有しない

収集される可能性のあるデータ

プライバシーポリシーの「確認データ(Verification Data)」の項目では、確認方法に応じて次のデータを集めるとしています。

  • 政府発行の身分証の画像と、そこに書かれた情報(ID番号、生年月日など)
  • 本人の写真または動画
  • 顔ジオメトリテンプレート(顔の形の特徴データ。一部の法域では「生体データ」とみなされる)
  • 確認の結果

保持期間:公表されている数字は「韓国向けの3年」だけ

日本のユーザー向けの具体的な保持期間は、現時点で公表されていません。 プライバシーポリシーには「合理的に必要な期間」保持すると書かれているだけです。TechCrunchによれば、Anthropicの広報も削除のタイミングを明言しませんでした。

具体的な数字が出ているのは、プライバシーポリシーの「大韓民国居住者向け補足開示」だけです。

項目

韓国居住者向け補足開示の内容

収集項目

氏名、生年月日、性別、内外国人コード、重複確認情報(DI)

目的

本人確認、不正監視

Anthropic側の保持

アカウント削除まで

移転先

Persona(米国)

Persona側の保持・利用期間

3年

これは韓国の個人情報保護法に対応した開示で、収集項目も韓国の本人確認方式を前提にしています。日本のユーザーの身分証画像や自撮りにも「3年」がそのまま当てはまるとは言えません。 期間が気になる方は、Anthropicのプライバシー窓口(privacy@anthropic.com)に問い合わせるのが確実です。プライバシーポリシーでは、アクセス・削除・同意の撤回といった権利行使の手続きも案内されています(法的義務などにより保持が続く場合がある旨の記載あり)。

2026年2月のPersonaの「フロントエンド露出」について

2026年2月、Personaのフロントエンドのコード(2,456ファイル)が公開状態になっていたことがわかり、話題になりました。正確な事実は次のとおりです(Malwarebytes)。

  • 露出したのはフロントエンドのコードで、Personaは個人データの流出はなかったと説明している
  • 対象は本番ではない環境だったとされる
  • この件の後、Discordは年齢確認でのPersonaとの契約を終了した。OpenAIやRobloxなどは利用を続けていると報じられている

「データ流出の前歴がある会社」と書いている記事もありますが、報じられている事実は「コードの露出」です。とはいえ、委託先の管理体制が問われた出来事であることは確かなので、判断材料の一つとして知っておく価値はあります。

本人確認のデータはAIの学習に使われるか:公式は「使わない」と明言

Anthropicのロゴ(Anthropicプライバシーポリシーページの画像)

出典: Anthropic 公式サイト(プライバシーポリシー)

本人確認で提出した身分証・自撮り・顔データは、Claudeのモデル学習には使われません。 公式ヘルプは「当社が行っていないこと」として、次の3点を挙げています。

  1. 「当社はお客様の身元データをモデルのトレーニングに使用していません。」
  2. 「当社は必要以上のデータを収集していません。」
  3. 「当社はお客様の身元データを他の誰とも共有していません」(法的手続きに対応する場合を除く)

プライバシーポリシーでも、モデル学習に使うデータとして挙げられているのは、公開されているWeb上の情報、商用データセット、ユーザーの入力・出力(学習利用をオフにしていない場合)、フィードバックなどで、確認データは含まれていません。

ここで混同しやすいのが、チャットの内容(入力・出力)の学習利用は別の話だという点です。個人向けプランでは、設定によって会話内容がモデルの改善に使われることがあります。本人確認のデータが学習に使われないからといって、チャットの内容も使われないわけではありません。会話内容の学習利用を避けたい場合は、Claudeのプライバシー設定を確認してください。法人での利用時にデータ保持がどう扱われるかは、Claude Fable 5の企業導入とデータ保持の注意点で解説しています。ほかのAIツールでの学習オプトアウトの考え方は、GitHub Copilotの学習オプトアウト設定も参考になります。

本人確認(Persona)と年齢確認(Yoti)の違い

年齢確認サービスYotiのロゴ

出典: Yoti 公式サイト

Claudeには「本人確認」とは別に「年齢確認」という仕組みがあり、委託先もデータの扱いも違います。 「自撮りを求められた」という場合、どちらの案内なのかでデータの残り方が変わるため、区別しておきましょう。

項目

本人確認(Identity verification)

年齢確認(Age assurance)

委託先

Persona Identities

Yoti

目的

不正利用の防止、規約の執行、法令遵守

18歳未満の利用防止

表示されるきっかけ

特定機能へのアクセス、整合性チェック、安全・コンプライアンス対策

18歳未満の可能性を検知されてアカウントが無効化された後、通知メールのリンクから

必要なもの

政府発行の写真付き身分証の原本+ライブ自撮り

①顔年齢推定(自撮りのみ・身分証不要)②身分証の写真 ③YotiデジタルIDアプリ のいずれか

Anthropicが見るもの

Persona経由で確認記録にアクセスできる(画像はコピー・保存しない)

合格/不合格の結果だけ

データの保持

ルールはAnthropicが設定。一般向けの期間は非公表

確認後すぐにYotiが削除

学習利用

しない(公式明言)

Anthropicは画像・個人データを受け取らない

Claudeの個人向け製品は18歳以上限定です。年齢確認は、成人が誤って停止された場合の復旧手段という位置づけです(公式ヘルプ「Claudeの年齢確認」2026年5月18日更新)。

本人確認は断れる?回避できる?

本人確認を求められた後に、それを回避する正規の方法はありません。 提出しなければ、確認が必要な機能やアカウントが使えないままになる可能性があります。

  • プライバシーポリシーでは「確認を選んだ場合(If you choose to do so)」という書き方になっており、形式上は任意です。
  • 一方で、断った場合にどうなるかは公式に書かれていません。海外メディアでは、確認を求められた機能やアカウントが使えない状態になると報じられています。
  • VPNで地域を偽る、他人名義の身分証を使う、画像を加工するといった行為は利用規約違反で、アカウント停止の原因になります。偽造書類の使用は法律違反にもなりえます。

求められたときの判断の目安

あなたの状況

おすすめの対応

個人で使っていて、Claudeを今後も使いたい

案内が正規のものか確認したうえで、パスポートなどで本人確認に応じる

身分証や顔データを海外企業に預けることに強い抵抗がある

提出せず、ほかのAIツールへの乗り換えも検討する(ただし、OpenAIもPersona社のサービスを利用していると報じられており、他社でも同様の確認を求められる可能性はある)

停止されたが、不正な利用をした覚えがない

本人確認ヘルプフォームまたは異議申し立てフォームから連絡する

会社の業務で使っている

個人アカウントで業務を続けるより、Team / Enterpriseなどの法人プランへの移行を社内で検討する

18歳未満の兆候で停止された(成人である)

本人確認ではなく、年齢確認(Yoti)の案内に従う

本人確認に関するこれまでの経緯

2026年4月に一部ユーザーで始まり、7月に確認データの規定がプライバシーポリシーに入り、8月にヘルプ記事が更新されて組織向けの手順が加わりました。

時期

出来事

2026年2月

Personaのフロントエンドコードの露出が判明(個人データの流出はないとPersonaは説明)。Discordが同社との契約を終了

2026年4月14〜15日

Anthropicがヘルプ記事「Claudeでの本人確認」を公開し、一部ユーザーへの本人確認を開始

2026年5月18日

年齢確認(Yoti)のヘルプ記事を更新

2026年6月17日ごろ

プライバシーポリシー改定を告知(確認データの項目を追加)

2026年6月22日

TechCrunchが、Anthropicは更新を「異議申し立てプロセスの更新」でFable・Mythosとは無関係と説明した、と報道

2026年7月8日

改定プライバシーポリシーを施行(個人向けアカウントが対象)

2026年8月11日

ヘルプ記事を更新(組織向けの「ビジネス確認」を記載)

2026年9月10日

プライバシーポリシーの現行版を施行(韓国居住者向け補足開示にPersona側3年の記載)

本人確認とは別に、Fable 5やMythos 5は米国の輸出管理の対象にもなっています。この件はFable 5・Mythos 5の輸出管理命令の解説を、Mythosの概要はClaude Mythosとはをご覧ください。

本人確認に応じてよい人・慎重に考えたい人

本人確認に応じるのがおすすめな人

  • Claudeを仕事や学習に日常的に使っていて、使えなくなると困る
  • 公式画面から案内が出ていることを確認できた
  • パスポートや運転免許証を有効期限内で持っている
  • Persona社がデータを保管し、学習に使われないという条件に納得できる

慎重に検討したほうがよい人

  • 顔データ(生体データ)を海外企業に預けることに強い抵抗がある
  • 保持期間が公表されるまでは提出したくない
  • 会社の規程で、業務に関係する個人の身分証を外部サービスに提出することが禁じられている
  • 案内の出どころがメールやSNSのリンクだけで、本物かどうか判断できない

法人・情報システム担当者が押さえておきたいポイント

社員が個人アカウント(Free / Pro / Max)で業務利用している場合、本人確認の対象になる可能性があります。 業務に必要な人のアカウントが急に使えなくなるリスクを減らすには、法人プランでの一括管理が現実的です。

  • 個人プランでの業務利用:本人確認を求められると、社員が自分の身分証や顔データを提出するかどうかを個人で判断することになります。会社としての方針を決めておきましょう。
  • 法人プラン(Team / Enterprise):報道では個人向けの本人確認の対象外とされ、データの扱いも商用規約側で定められます。ただし公式ヘルプにはビジネス確認(法人名・住所・事業登録番号+代表者の身分証)の手順があるため、「確認が一切ない」とは断言できません。
  • API利用:消費者向けプライバシーポリシーの適用外ですが、どの機能でビジネス確認が求められるかは公表されていません。契約時に営業担当や公式ドキュメントで確認するのがおすすめです。
  • 社内への説明:「全員必須ではない」「学習には使われない」「画像はPersona社が保管」「保持期間は非公表」の4点を伝えると、社員の不安を減らしやすくなります。

チームでの導入手順や管理機能はClaude Codeのチーム導入ガイドで解説しています。

よくある質問

Q. 本人確認の案内が出たのは、自分が何か違反をしたからですか?

必ずしもそうとは限りません。公式では、特定機能へのアクセスや定期的な整合性チェックでも表示されるとしています。広報は「不正の可能性を示すアクティビティが確認されたごく一部のケース」と説明していますが、案内が出たことが違反の確定を意味するわけではありません。

Q. 本人確認に費用はかかりますか?

公式ヘルプには料金の記載がなく、追加料金を案内する情報も見当たりません。確認のために料金の支払いやカード情報の入力を求められた場合は、詐欺を疑ってください。

Q. マイナンバーカードは使えますか?

公式は「国民身分証明書」を対象として挙げていますが、マイナンバーカードという個別名は書かれておらず、可否は確認できていません。確実に進めたい場合はパスポートを使うのがおすすめです。なお、カードの裏面(マイナンバーが書かれた面)を撮影するよう求められていないかも、念のため注意しましょう。

Q. 一度本人確認をすれば、二度と求められませんか?

公式は「定期的なプラットフォーム整合性チェックの一部として」表示されることがあるとしています。そのため、1回で終わるとは限りません。

Q. アカウントを削除すれば、本人確認のデータも消えますか?

一般ユーザー向けの扱いは公表されていません。韓国居住者向けの開示では「Anthropic側はアカウント削除まで、Persona側は3年」とされており、アカウントを削除してもPersona側のデータがすぐ消えるとは限らないことがわかります。削除を希望する場合は、privacy@anthropic.comに権利行使として依頼するのが確実です。

Q. 法的手続きがあればデータが開示されることはありますか?

あります。公式ヘルプは第三者と共有しないとしつつも、「法的に有効な法的手続きに対応する必要がある場合を除き」という例外を設けています。

Q. ChatGPTでも同じような本人確認はありますか?

報道によると、OpenAIもPersona社のサービスを利用しています。ただし、対象範囲やデータの保持期間はサービスごとに異なり、OpenAI側の条件は公式情報で確認する必要があります。比べたい場合は、各社の公式ヘルプで最新の条件を確認してください。

まとめ

  • Claudeの本人確認は全ユーザー必須ではなく、特定の機能、定期的な整合性チェック、安全・コンプライアンス対策の一部として、一部のアカウントに表示される
  • 必要なものは政府発行の写真付き身分証の原本(パスポートが最も確実)とライブ自撮り。コピーやデジタルIDは使えない
  • 個人向けの対象は報道ベースでFree / Pro / Max。Team / Enterprise / APIは対象外とされるが、公式ヘルプには組織向けのビジネス確認もある
  • データはPersona社が保管し、Anthropicのシステムには保存されない。モデル学習には使わないと公式に明記されている
  • 保持期間は一般向けには非公表。「3年」は韓国居住者向け開示にのみ記載されている
  • 求められた後に正規に回避する方法はない。VPNや他人名義の身分証の利用は規約違反
  • 「年齢確認(Yoti)」は別の仕組みで、こちらは確認後すぐにデータが削除される

本人確認の条件やデータの扱いは、今後も変わる可能性があります。提出する前に、公式ヘルプ「Claudeでの本人確認」とAnthropicプライバシーポリシーの最新版を確認することをおすすめします。Claudeのプランを見直す場合はClaudeの料金プラン解説もあわせてご覧ください。

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この記事の著者

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