AIコーディング2026年5月更新

OpenAI Codex Computer Use 使い方完全ガイド|Mac直接操作・Chrome拡張・90+プラグインを2026-05最新版で解説

公開日: 2026/04/19
更新日: 2026/05/09
OpenAI Codex Computer Use 使い方完全ガイド|Mac直接操作・Chrome拡張・90+プラグインを2026-05最新版で解説

この記事のポイント

OpenAI CodexのComputer Useと2026年5月リリースのCodex for Chrome、CLI 0.129/0.130の最新機能をまとめて解説。セットアップ手順・3つのブラウザ操作の使い分け・料金枠・セキュリティ運用までを公式情報ベースで整理します。

OpenAI Codex Computer Useは、Codex Mac/Windows app に追加された機能で、Codexが独自のカーソルとキーボードを持ち、macOS上のあらゆるアプリを視覚的に認識して直接操作できる機能です。 バックグラウンドのサンドボックスで動くため、ユーザーは別の作業を続けながら複数エージェントを並列稼働させられます。

2026-05-07には普段使いのChromeをログイン済みのまま操作できる「Codex for Chrome」拡張機能もリリースされ、Codex CLI も 0.129・0.130 と立て続けに更新されました。週次アクティブユーザーは年初比8倍の400万人を突破しています。

この記事では、以下のことがわかります。

  • Codex Computer Use と 2026-05 月最新アップデートで何ができるのか
  • macOS でのセットアップ手順と Codex for Chrome の追加手順
  • In-App Browser/Computer Use/Codex for Chrome の3つの「ブラウザ操作」の使い分け
  • Image Generation・Memory・Automations・90以上のプラグインの実務活用
  • 料金プラン(Plus/Pro $100/Pro $200/Business)の具体的な5時間枠と選び方
  • Claude Code・Claude Computer Use との使い分け
  • セキュリティリスクと運用上の注意点

対象読者は、Codex Mac app を導入済み、またはこれから導入する ChatGPT Plus 以上のユーザーです。フロントエンド開発・QA・社内業務の自動化を回したいエンジニアやプロダクトマネージャーを想定しています。Codex 全体像から知りたい方はOpenAI Codexとはを先にどうぞ。

OpenAI Codex Mac app Computer Use アップデートのOGP画像

出典: OpenAI Developers Codex App 公式ドキュメント

Codex Computer Useで最初に押さえる3点

  1. Mac専用・ChatGPT有料プラン必須。Apple Silicon と macOS 14(Sonoma)以上が安定運用の条件。Windows/Linux/モバイルは現時点で Computer Use 非対応。
  2. 「スクリーン録画」と「アクセシビリティ」の2つのmacOS権限付与が必須。両方ないと画面認識もクリックもできず、付与後はアプリ再起動が必要。
  3. 機密情報を扱うタスクでの使用は公式が非推奨。専用macOSアカウント+App Approval の最小権限運用が安全策。

迷ったら ChatGPT Plus($20)で試し、日常的に並列エージェントを使う段階で Pro $100 以上に上げるのが現実的です(2026-05-31までの2倍ブースト中は実質Plus比10倍)。

2026-05時点で押さえるべき3つの最新アップデート

とくに重要なのは、4月の大型アップデートに加えて5月以降の更新が立て続けに入っている点です。

日付

内容

影響

2026-04-16

「Codex for (almost) everything」:Computer Use・In-App Browser・gpt-image-1.5・Memory・Automations・90+プラグイン

汎用デスクトップエージェント化

2026-05-07

Codex for Chrome 拡張機能:普段使いのChromeをログイン済みのまま操作

LinkedIn / Salesforce / Gmail / 社内SaaSが対象に

2026-05-07–08

Codex CLI 0.129・0.130:Modal Vim、/hooks、Goals、codex remote-control、Bedrock 認証拡張

TUI 体験と運用機能を一新

Pro $100 の使用量2倍ブーストは2026-05-31までと公式に告知されており、6月以降の挙動は要確認です(Codex rate card)。

OpenAI Codex Computer Useとは

Codex Computer Useは、Codex Mac app に組み込まれた機能で、Codex 自身が仮想的なカーソルとキーボードを持ち、macOS上の任意のアプリを人と同じ手順で操作できる機能です。 ユーザーのフォーカスやカーソルを奪わない「サンドボックス化された仮想ワークスペース」で動作するため、ユーザーは別の作業を続けながら Codex に任意のアプリ作業を任せられます。

従来の Codex は「ターミナル+コードエディタ」内で動くコーディング特化AIエージェントでした。Computer Use の追加によって、Figma・Slack・Notion・Ashby・Messages・Notes・社内独自ツールといった「API/プラグインを持たないGUIアプリ」も含めたデスクトップ作業全般を扱える汎用エージェントへと位置づけが変わっています。

従来のCodexとの違い

項目

従来のCodex

Codex Computer Use搭載後

操作対象

ターミナル・IDE中心

macOS上のあらゆるアプリ

入力手段

コマンド・コード編集

独自カーソル+キーボード入力

並列実行

タスク単位

複数エージェントを並列稼働

ユーザー操作との両立

フォーカスを奪う場合あり

バックグラウンドで両立

対応OS

macOS / Windows / Linux(CLI)

Computer Use は macOS のみ

2026-04-16 アップデートで追加された機能一覧

Computer Use は単体ではなく、「Codex for (almost) everything」と呼ばれる大規模アップデートの一部です。同時に追加された機能は以下のとおりです。

機能

概要

Computer Use

macOSアプリを独自カーソルで直接操作

In-App Browser

OpenAI Atlas 技術ベースの内蔵ブラウザ。ページへのコメントを Codex への指示に転換可能

Image Generation

gpt-image-1.5 をアプリ内で直接呼び出し、UI素材・バナー・モックアップを生成

Memory

過去スレッドの設定・好み・スタイル・テックスタックを自動引き継ぎ

Automations 強化

指定時刻のスケジュール実行と、日〜週単位で継続する Thread Automations

90+ 新プラグイン

Atlassian Rovo(Jira)、Figma、Linear、Slack、Notion、Gmail、Drive、Sentry、Hugging Face 等

2026-05 月の追加アップデート

4月の発表以降、Codex 周辺は1か月で次の3つが追加されています。

  • Codex for Chrome 拡張機能(5/7): 普段使いの Chrome に拡張機能を追加し、ログイン済みのまま LinkedIn・Salesforce・Gmail・社内SaaS を操作。タブグループ単位でスレッドを分離するため、作業中の他タブを占有せず並列タスクを回せるのが特徴。日本は利用可、EU・英国は launch 時点で除外。
  • Codex CLI 0.129(5/7): TUI コンポーザーの Modal Vim、/hooks ブラウザ、theme-aware status line、Plugin Marketplace 強化、Bedrock first-class 対応、/goal のセッション横断 pause/resume。
  • Codex CLI 0.130(5/8): ヘッドレスで遠隔操作可能な codex remote-control、AWS console-login 認証情報を使った Bedrock 認証、プラグイン共有制御。

Computer Use は macOS デスクトップを扱う「足場」、Codex for Chrome は普段の Chrome を扱う「派生機能」と整理すると、両者の役割が混乱しません。

利用前提と対応環境

Codex Computer Use を使う前に、次の3点を確認してください。

1. 対応OSとハードウェア

  • OS: macOS のみ(Windows / Linux のデスクトップ Computer Use は現時点で非対応。Linux は GitHub で「通知申請」のみ)
  • macOS 14(Sonoma)以上を公式が複数ドキュメントで前提として記載
  • 推奨: Apple Silicon。Intel Mac では「Computer Use plugin remains unavailable」等の不具合報告(GitHub openai/codex Issues)があり、安定動作は Apple Silicon が前提
  • モバイル(iOS / iPadOS / Android): 非対応

2. ChatGPT の有料プラン

Computer Use は無料枠では使えません。以下のいずれかが必要です。

  • ChatGPT Go($8 / 月)
  • ChatGPT Plus($20 / 月)
  • ChatGPT Pro $100 / $200
  • ChatGPT Business($25 / ユーザー / 月(年払い)または $30 / 月払い)
  • ChatGPT Edu / Enterprise

具体的な使用量枠は料金プランと使用量の目安で詳述します。各プランの違いはChatGPT料金プラン徹底比較も参照してください。

3. 地域制限(Computer Use と Chrome 拡張で別物)

機能

提供制限

Computer Use・Memory の一部

EEA(欧州経済領域)・英国・スイスで初期段階利用不可(GDPR/プライバシー規制対応のため、順次対応予定)

Codex for Chrome 拡張

EU・英国で launch 時点で利用不可(順次対応予定)

その他地域(日本含む)

すべて利用可

EU・英国では Computer Use・Chrome 拡張が同時に制限されるため、現地ユーザーは Codex CLI のコーディング機能を中心に運用するのが現実解です。

3つの「ブラウザ操作」機能の使い分け

Codex には現在、ブラウザを扱う方法が3つ存在します。この使い分けを誤ると「動いたり動かなかったり」する原因になるため、最初に整理します。

機能

主な用途

認証必要なサイト

localhost

対象環境

In-App Browser

localhost / 公開ページの反復開発

不向き(毎回ログインが必要)

Codex app 内

Computer Use(Safari/Chrome指定)

一般的なブラウザ操作

△(毎回ログイン)

macOS の Safari / Chrome 本体

Codex for Chrome 拡張

ログイン済み SaaS の操作

◎(既存セッション流用)

×

普段使いの Chrome

使い分けの実務的な指針

  • フロントエンド開発・ゲーム開発の反復ループ → In-App Browser:localhost に立ち上げたウェブアプリへ直接コメントを書き、それをそのまま指示に変えられるのが最強。
  • 「Mac上のSafariで実際にこのサイトを操作してほしい」 → Computer Use のブラウザ指定:認証が要るサイトは毎回ログインを要求されるが、システム全体を見ながら他アプリと連携可能。
  • LinkedIn / Salesforce / Gmail / Notion / 社内SaaS → Codex for Chrome 拡張:既にログイン済みのセッションを使うため、認証ループを回避できる。タブグループ単位でスレッド管理。

Codex Computer Use のセットアップ手順(7ステップ)

ここからは、初回セットアップから最初のタスク実行までの手順を、OS設定の項目名ベースで具体的に書きます。所要時間は10〜15分です。

ステップ1: Codex Mac app をインストールする

developers.openai.com/codex/app または Mac App Store から Codex Mac app をダウンロードしてインストールします。macOS 14(Sonoma)以上であることを確認してください。すでに導入済みなら、メニューバーから「Check for Updates」で最新版に更新します。

ステップ2: ChatGPT アカウントでサインイン

Codex app を起動し、ChatGPT アカウントでサインインします。Computer Use は有料プランでのみ動作するため、Free の場合はこの段階でアップグレードしてください。

ステップ3: Computer Use プラグインをインストールする

Codex 内の Settings → Computer Use → Install をクリックすると、Computer Use プラグインが追加されます。デフォルトでは有効化されていないため、必ずここでインストール操作が必要です。

ステップ4: macOS のシステム権限を付与する

最重要ステップです。macOS の システム設定 → プライバシーとセキュリティ で以下2つを Codex に付与します。

  • スクリーン録画:Codex が画面の内容を見るために必須
  • アクセシビリティ:Codex が任意のアプリへクリック・入力・ナビゲーションするために必須

どちらか1つでも欠けていると、Computer Use は画面を見ることもクリックすることもできません。権限付与後は Codex app を一度再起動してください。

macOSシステム設定でCodexにスクリーン録画とアクセシビリティ権限を付与する画面

出典: OpenAI Developers Codex App Computer Use ドキュメント

ステップ5: App Approval を有効化し、操作対象アプリを登録する

Codex の Settings → App Approval で、操作を許可するアプリを個別に承認します。初回はダイアログが出るので、その場で許可するか「Always allow」を選びます。Always allow は便利ですが、機密アプリ(パスワードマネージャ・銀行アプリ等)は都度承認のままにしておくのが推奨です。登録済みアプリは Settings から削除できます。

ステップ6: 必要なプラグインをインストールする(任意)

Jira(Atlassian Rovo)・Figma・Slack・Notion・Gmail・Google Drive など、外部サービスと連携するプラグインは Plugins ディレクトリ から個別にインストールします。CLI から使う場合は /plugins コマンドで同じディレクトリにアクセスできます。

ステップ7: Memory を有効化する(任意)

Settings から Memory を有効化すると、過去スレッドから「コーディングスタイル・テックスタック・命名規則・修正方針」が自動引き継ぎされます。既定はオフのため、長期的に Codex を育てたい場合は明示的に ON にしてください。

Codex for Chrome 拡張のセットアップ(2026-05-07リリース)

OpenAI Developers Codex Chrome extension 公式ドキュメント OGP

出典: OpenAI Developers Codex Chrome extension ドキュメント

普段使いの Chrome を Codex で操作させるには、Codex Mac/Windows app と Chrome の両方に追加設定が必要です。

  1. Codex app の Plugins から「Chrome」プラグインを追加
  2. ガイドに従い Google Chrome 拡張機能をインストール
  3. Chrome 側の許可プロンプトを承認(debugger・全サイト読み書き・履歴・ダウンロード)
  4. Codex 側で「Connected」表示を確認
  5. Computer Use 設定で allowlist / blocklist を編集(推奨)
  6. 利用:チャット欄で @chrome ... で呼び出し、サイトごとに「allow once / always allow host / decline」を選択

Codex for Chrome の重要な仕様

  • タブグループ単位でスレッド分離:作業中のタブを占有しないので、複数タスクを並列で回しても日常作業を邪魔しない
  • Chrome DevTools 経由のデバッグも可能:ネットワークタブやコンソールを Codex に見せて修正させる用途に有効
  • 「ブラウザでクリックした行為はサイトから見るとあなたのアカウントの行為」(公式注意点):投稿・購入・送信などは取り返しがつかないので allowlist 設計が前提
  • OpenAI は Chrome の操作履歴の独立した完全な記録は保持しない。Codex のコンテキストに含まれた範囲(テキスト・スクリーンショット・要約)のみ保存

Computer Useで実際にできる実務シナリオ

Computer Use の価値は「便利」という抽象論ではなく、実務のどの場面で効くかで決まります。公式ユースケースと検証記事で評価が高い4シナリオを紹介します。

シナリオ1: フロントエンド開発・QA の反復ループ短縮

Codex にコードを書かせた後、In-App Browser でレンダリング済みのページを開かせ、不具合箇所にブラウザ上でコメントを書き、それをそのまま修正指示として渡せます。localhost に立ち上げたウェブアプリで特に有効です。

プロンプト例:localhost:3000 を In-App Browser で開き、Pricing ページのレスポンシブ表示をモバイル・タブレット・デスクトップで確認して。崩れている箇所があれば該当コンポーネントを直して。

シナリオ2: プラグイン非対応の社内ツールへの橋渡し

Ashby(採用管理)、社内ERP/CRM、業界特化SaaSなど、プラグインが存在しないGUIアプリに対して Codex を働かせられます。

プロンプト例:Notes に書いた候補者メモを Ashby に1件ずつ転記して。氏名・応募職種・ステージをフィールドに合わせて入力。

シナリオ3: 複数アプリをまたぐ朝ルーチンの自動化

Messages・Slack・Gmail・Calendar・Notion を横断するタイプの作業は、従来のRPAでは壊れやすい領域でした。Computer Use は視覚認識で追従するため、UI の軽微な変更にも比較的強いという評価があります。

プロンプト例:Messages から直近24時間の未読を拾い、業務関連のものだけ Notion の「Inbox」ページに要約付きで追記して。返信が必要なものはドラフトを作って。

シナリオ4: ログイン済みSaaSのCRM更新(Codex for Chrome)

Salesforce や HubSpot など、認証必須のSaaSは Codex for Chrome 拡張が圧倒的に効きます。

プロンプト例:@chrome Salesforce で先週商談したアカウント一覧を開き、ステージが「Negotiation」のレコードに、Notion の議事録から要約コメントを追記して。

In-App Browser の使い方

In-App Browser は OpenAI Atlas をベースにした内蔵ブラウザで、レンダリング済みのページに直接コメントを書き、そのコメントを Codex への指示として渡せるのが最大の特徴です。

推奨用途:

  • localhost 上のウェブアプリの動作確認
  • サインイン不要な公開ページのスクレイピング・要約
  • フロントエンド開発の反復ループ(デザイン→コード→確認→修正)

注意: 認証が必要なウェブサービスへのアクセスは段階的拡大中で、現時点では全サービスで安定動作するわけではありません。Gmail・Slack のように対応プラグインがあるサービスはプラグイン経由を、ログイン済み Chrome を使いたい場合は Codex for Chrome 拡張を優先してください。

Image Generation(gpt-image-1.5)の使い方

Codex 内で $imagegen を入力すると、画像生成モード(gpt-image-1.5)が明示的に起動します。自然言語で依頼すれば Codex が自動判断して呼び出すこともあります。

主な用途

  • UI アセット(ボタン、アイコン、ローディングインジケータ)
  • バナー・OGP 画像
  • ブログ記事や LP のモックアップ
  • ゲーム素材・コンセプトアート

公式は「通常のターンより3〜5倍高速」と記載しています。スクリーンショット+コードと組み合わせた「モック→実装ループ」が前提に最適化されている点が DALL-E 世代との違いです。

注意: gpt-image-1.5 の1日・月次の生成上限は公式ドキュメントから直接は確認できず、ChatGPT 全体の使用量枠の中で消費されます。重い生成を回す場合はChatGPT料金も合わせて確認してください。

Memory(永続記憶)の使い方

Memory は、過去のスレッドから以下を新スレッドに自動で引き継ぐ機能です。

  • 好み・コーディングスタイル
  • プロジェクト規約・命名規則
  • テックスタック
  • 修正方針・ワークフロー

有効化と管理は Settings 内で行います。記憶された項目は一覧で確認でき、不要なものは個別に削除できます。安定した作業パターンで使うほど精度が上がる設計で、一度きりのプロジェクトでは効果が限定的です。

注意: EEA / UK / スイスでは機能の一部が制限されています。Enterprise/Education テナントへの展開は後続ロールアウト予定。データ保持期間・削除ポリシーの詳細は公式プライバシーポリシーを確認してください。

Automations(スケジュール実行)の使い方

Automations は、Codex に定期タスクをスケジュール実行させる機能です。今回のアップデートで「Thread Automations」が追加され、既存スレッドを指定時刻に再開して、日〜週単位にまたがる長期タスクを継続できるようになりました。

典型的な用途:

  • 毎朝7時に前日のPR状態を要約してSlackに投稿
  • 週次でSentryのエラー傾向をまとめて共有
  • 月次で主要指標のダッシュボードを更新

注意: Computer Use と組み合わせたスケジュール実行は、Mac がロックされていないこと・スリープしていないことが前提です。Codex 側に「スリープ防止」オプションはありますが、社用 PC の電源管理ポリシーと衝突する可能性があるため事前に確認してください。

90+プラグインの用途別厳選マップ

公式では「90以上」、一部メディアの独自集計では「111個」と報じられていますが、実利用で押さえるべきは「自分のワークフローに接続されるか」です。用途別にカテゴリ化して紹介します。

Codex Pluginsディレクトリ — Jira Figma Slack Notion など90以上のプラグイン一覧

出典: OpenAI Developers Codex Plugins ドキュメント

開発者がまず入れるべき10個

プラグイン

役割

GitHub

Issue/PR の操作・コードレビュー連携

GitLab Issues

GitLab 環境でのチケット管理

Atlassian Rovo(Jira)

Jira チケット・スプリント運用

Linear

モダンなチケット管理と設計統合

Sentry

本番エラーのトリアージと対応

CircleCI

CI パイプラインの状態確認・再実行

CodeRabbit

AI コードレビューとの連動

Neon by Databricks

サーバーレス Postgres の操作

Render

本番デプロイ環境の操作

Hugging Face

モデルカード・データセット連携

デザイン・プロダクト向け

  • Figma:デザインファイル参照・コンポーネント名取得
  • Linear:仕様チケットとデザインの突き合わせ
  • Remotion:プログラマブル動画生成

営業・CRM・コラボレーション向け

  • Slack:DM/チャンネルのメッセージ送受信
  • Notion:ドキュメントとデータベース操作
  • Gmail:メール確認とドラフト作成
  • Google Drive(Docs/Sheets/Slides):ドキュメント編集
  • Box / Microsoft Suite:エンタープライズファイル連携
  • Atlassian Rovo:Confluence/Jira を横断

プラグインの起動方法

プラグインは2通りで呼び出せます。

  1. 自然言語:「Jira のチケットを確認して」で自動的に Atlassian Rovo が選択される
  2. @プラグイン名 または @skill名:明示的に呼び出したい場合

プラグインは「skills + app integrations + MCPサーバー」を束ねた再利用可能なパッケージで、CLI(v0.121.0以降)からも /plugins コマンドで管理できます。MCP の概念や設計はClaude Code MCP サーバーガイドGitHub MCP サーバー実践ガイドも参考になります。

Codex CLI 0.129・0.130 の追加機能(2026-05)

OpenAI Codex CLI Changelog 公式OGP - 最新CLIアップデート

出典: OpenAI Developers Codex Changelog 公式ドキュメント

Computer Use は app 側の機能ですが、CLI 側でも同時期に運用機能が大きく強化されています。Computer Use と組み合わせる前提でも知っておくと活きます。

Modal Vim editing(CLI 0.129)

TUI コンポーザーで Vim キーマップが使えるようになりました。Vim 派にとっては入力体験が一段階改善します。

/hooks ブラウザ(CLI 0.129)

TUI 内で Codex のフックを閲覧・有効化できる UI が追加されました。フックでローカルの後処理(lint・テスト等)を組み込みやすくなります。

Plugin marketplace 強化

ワークスペース共有・remote bundle キャッシュ・admin disabled 状態管理が入り、チームでのプラグイン運用が現実的になりました。0.130 ではプラグイン共有制御も拡張されています。

Goals lifecycle(CLI 0.128–0.129)

/goal で目標を作成し、pause/resume をセッション横断で扱えるようになりました。Computer Use と組み合わせると、長時間の調査・運用タスクを「中断して再開」しやすくなります。

codex remote-control(CLI 0.130)

ヘッドレスで遠隔操作可能な app-server。CI/CD やエージェント基盤への組み込み、社内のオートメーションサーバー化に道を開く機能です。

Bedrock 認証拡張(CLI 0.129–0.130)

AWS Bedrock を first-class に扱うサポートが入り、0.130 では AWS console-login 認証情報にも対応。マルチクラウドの企業環境での導入ハードルが下がります。

料金プランと使用量の目安

Codex(Computer Use 含む)は ChatGPT の各有料プランに含まれます。2026-04-02からメッセージ単位ではなく、APIトークン使用量連動に料金体系が変更され、5時間ローリング窓と週次窓の二重制限制になりました。

プラン

月額

Codex 5時間枠(GPT-5.3-Codex)

備考

ChatGPT Free

$0

限定的

お試し用途

ChatGPT Go

$8

基本利用可

個人エントリー

ChatGPT Plus

$20

45–225 ローカル / 10–60 クラウド

ベースライン

ChatGPT Pro $100

$100

300–1,500 ローカル / 100–600 クラウド / 200–500 コードレビュー

〜2026-05-31 は2倍ブースト中(Plus比 実質10倍)

ChatGPT Pro $200

$200

600–3,000 ローカル / 200–1,200 クラウド / 400–1,000 コードレビュー

大量並列向け

ChatGPT Business

$25/ユーザー(年)/ $30(月)

Plus 相当 + 管理機能

SSO・監査

Edu / Gov / Health

別途

個別

専用窓口

Enterprise

カスタム契約

大規模・カスタム

SSO/監査ログ

数値レンジは「短いリクエスト〜長いリクエスト」のトークン消費に応じて変動します。GPT-5.3-Codex-Spark など別モデルは別枠です。

どのプランを選ぶか(判断フロー)

  • 個人で試す・週数時間程度Plus($20) で十分
  • 日常的に並列エージェント2〜3本を常時稼働させたいPro $100(5/31 までブースト中で実質10倍)
  • 重い長時間タスクを頻繁に回す/メイン業務が CodexPro $200(Plus比20倍)
  • チーム運用・SSO・監査が必要Business 以上
  • 認証情報や社外秘データを触らせる可能性がある → 権限管理とログ監査が効く Enterprise

注意: 料金は今後も改定の可能性があります。導入判断の直前に公式 Codex rate cardChatGPT料金プラン徹底比較で最新を確認してください。5/31 以降の Pro $100 はブーストが終わり通常の5xに戻る予定と公式が告知しています。Claude 側の料金感はClaude料金プラン徹底比較で。

Claude Code・Claude Computer Use との使い分け

Anthropic Claude Computer Use 公式ドキュメント OGP

出典: Anthropic Claude Computer Use 公式ドキュメント

「Codex Computer Use」「Claude Code」「Claude Computer Use」は近接領域のツールですが、得意領域が明確に異なります。

項目

Codex Computer Use

Claude Code

Claude Computer Use

提供元

OpenAI

Anthropic

Anthropic

主戦場

macOS アプリ全般+コード

ターミナル上のコーディング

ブラウザ・デスクトップ操作

GUI 操作

◎(Mac 専用プラグイン)

×(CLI ベース)

◎(コネクター優先)

並列エージェント

◎(アプリ内標準)

○(Worktree 併用)

ブラウザ内蔵

◎(Atlas ベース)

×

画像生成

◎(gpt-image-1.5)

×

×

料金体系

ChatGPT 有料プラン

Claude Pro/Max/API

Claude Pro/Max

対応OS

macOS(Computer Use)

mac/Linux/Windows

macOS

使い分けの指針

  • IDE 外の GUI 作業まで任せたい・画像生成も使いたい → Codex Computer Use
  • ターミナル中心で重いコーディングを回したい → Claude Code
  • ブラウザ業務の自動化や Mac 以外でも GUI 操作させたい → Claude Computer Use

Claude 側の詳細はClaude CodeとはClaude Computer Useとはを、コーディングエージェント全般の比較はOpenClaw vs Claude CodeCursor vs Claude Code 比較Cursor vs Windsurf vs Claude Code 三つ巴比較を参照してください。

セキュリティと注意点

Computer Use は強力ですが、デスクトップ全体が可視化されるため、運用設計が従来の Codex CLI より重要になります。公式が明示するリスクと、専門家・メディアが指摘するリスクを分けて整理します。

公式が明示するリスク

  • 機密情報を扱うタスクでの使用は非推奨(OpenAI 公式)
  • 「Always allow」は便利だが、Settings から削除可能な形で最小権限の原則を維持すべき
  • 管理者認証プロンプトやセキュリティ/プライバシープロンプトは自動承認されない設計(人間承認必須)
  • Codex for Chrome:「ブラウザでクリックした行為はサイトから見るとあなたのアカウントの行為として扱われる」と公式ドキュメントが明記

専門家・メディアが指摘するリスク

  • 認証情報露出リスク:全アプリ・全タブが可視状態 → ログイン済みセッションがエージェントから見える
  • 意図しない副作用:誤クリックが送金・ファイル削除・誤送信を引き起こす可能性
  • プラグイン信頼境界:悪意あるプラグインがデスクトップセッションから情報を抽出するリスク
  • ブラウザでの「アカウント行為」リスク:Codex のクリック=あなたの操作と見なされる(投稿・購入・送信)

推奨される安全運用(実務者向け)

  1. Codex 専用の macOS ユーザーアカウントを作成し、業務メイン環境と分離する
  2. 機密アプリ(パスワードマネージャ・銀行アプリ等)は App Approval から明示的に除外
  3. ブラウザは allowlist / blocklist で範囲を絞る(Codex for Chrome は特に必須)
  4. プラグインは信頼できる発行元のみインストール
  5. ドライラン・都度承認ゲートを活用、「Always allow」は限定的に
  6. 重要操作中は人が立ち会い、即時介入できる体制
  7. 個人利用と業務利用を分け、業務では Business / Enterprise の監査機能を前提とする

エージェント全体のセキュリティ対策はAIエージェント セキュリティ 対策、生成AI全般のリスクは生成AI セキュリティ リスク、Codex 周辺のセキュリティ整理はOpenAI Codex Labs エンタープライズ導入も参照してください。

Computer Use のできないこと・制約

理想だけ見ると万能に思えますが、現時点で明確にできないことを把握してから導入してください。

  • ターミナルアプリと Codex 自身の操作は自動化不可(無限ループ防止)
  • 管理者認証・セキュリティプロンプトの自動承認は不可
  • Mac がロック中は処理停止(スリープ防止オプションは可能)
  • 同一アプリへの複数並列タスクは不安定化する場合あり → アプリを分ける設計推奨
  • EEA / UK / スイスでは一部機能が初期段階で制限
  • Mac Intel 機は安定性に問題(Apple Silicon 推奨)
  • ファイル編集・シェルコマンドは既存の Codex 承認設定(サンドボックス)に従う
  • Linux デスクトップ・モバイルは未対応

こんな人におすすめ/おすすめしない人

おすすめできる人

  • macOS(Apple Silicon)を開発機として使っているエンジニア
  • フロントエンド・ゲーム・デザイン領域で反復ループを短くしたい人
  • Jira / Linear / Figma / Slack / Notion を横断するワークフローを持つチーム
  • LinkedIn / Salesforce / Gmail などログイン済み SaaS の作業を自動化したい人(Codex for Chrome)
  • 画像生成までワンストップで AI に任せたいプロダクトマネージャー
  • すでに ChatGPT 有料プラン(Plus 以上)を契約している人

おすすめしない人

  • Windows / Linux がメイン端末の人(Computer Use 非対応)
  • Mac Intel を使っており、当面買い替え予定がない人
  • 機密情報(金融・医療・法務)を扱う業務がメインで、専用アカウント運用が難しい人
  • 社内ポリシー上、画面録画・アクセシビリティ権限を付与できない人
  • EEA / UK / スイス在住で、規制対応のロールアウトを待てない人

よくある質問(FAQ)

Q1. Codex Computer Use とは何ですか?

Codex Mac/Windows app に組み込まれた、AIが独自カーソルとキーボードでデスクトップアプリを直接操作できる機能です。サンドボックス化された並列ワークスペースで動くため、ユーザーのフォーカスを奪わずバックグラウンドで作業を進められます。

Q2. Computer Use は Windows でも使えますか?

現時点では使えません。 Computer Use は macOS 専用です。Windows は Codex for Chrome 拡張または Codex CLI のコーディング機能が中心になります。Linux のデスクトップアプリも未対応で、モバイルも対応していません。

Q3. Codex for Chrome 拡張と Computer Use のブラウザ操作はどう違いますか?

Codex for Chrome 拡張は普段使いの Chrome の既存ログインセッションをそのまま使うので、Salesforce や Gmail など認証必須の SaaS で実用的です。一方 Computer Use のブラウザ操作(Safari / Chrome 指定)は OS の Safari/Chrome 本体を操作しますが、認証は基本的に毎回必要です。localhost や公開ページの反復開発は In-App Browserが最適、と整理してください。

Q4. 権限を付与したのに Codex が操作できないのですが?

確認すべきは次の3点です。

  1. スクリーン録画・アクセシビリティの両方が付与されているか
  2. 権限付与後に Codex app を再起動したか
  3. 対象アプリが App Approval に登録されているか

それでも動かない場合、Intel Mac ではないかを確認してください。Apple Silicon への乗り換えが現時点で最も現実的な解決策です。

Q5. 機密データを扱うタスクには使えますか?

公式は推奨していません。 どうしても使う場合は、専用ユーザーアカウントで Codex 専用環境を作り、機密アプリを App Approval から外し、「Always allow」を使わない運用に徹してください。企業利用では Business / Enterprise の監査機能と併用が必須です。詳細はOpenAI Codex Labs エンタープライズ導入も参照してください。

Q6. 「メッセージ単位」から「APIトークン連動」に変わったことで何が変わりますか?

2026-04-02 からの変更で、モデルの種類と使うトークン量によって消費枠が変動します。重いモデルを長いコンテキストで使うほど消費が早くなります。Plus は 5時間あたり 45–225 ローカル、Pro $100 は 300–1,500 ローカルが目安です。

Q7. Pro $100 の2倍ブーストはいつまで続きますか?

2026-05-31までと公式に告知されています。 6月以降は Plus 比5倍に戻る予定ですが、ブースト延長やプラン改定の可能性は要モニタリングです。最新情報はCodex rate cardで確認してください。

Q8. プラグインは無料で使えますか?

プラグイン自体は Codex 側で追加料金なしで導入できますが、接続先のサービス(Jira・Figma・Slack 等)は各自の契約と権限が必要です。プラグインの実行も Codex の APIトークン消費に含まれます。

Q9. Memory に保存された情報は削除できますか?

できます。Settings → Memory から項目単位で確認・削除が可能です。機密情報が学習された疑いがある場合は、Memory を全削除した上で運用設計を見直してください。

Q10. 並列で何個までエージェントを走らせられますか?

プランによって5時間枠が変わります。Plus はベースライン(45–225 ローカル)、Pro $100 はその5倍(ブースト中は10倍)、Pro $200 は20倍の使用量枠です。ただし同一アプリに対する複数タスク並列は不安定化する場合があるため、アプリを分ける設計にしてください。

Q11. EU / 英国でも Codex for Chrome は使えますか?

launch 時点では利用不可です。Computer Use・Memory の一部も EEA / UK / スイスで初期段階制限がかかっています。順次対応予定ですが、現時点で具体的なロールアウト日は未公表です。

Q12. Claude Code、Cursor、GitHub Copilot とどう使い分けるべきですか?

Codex Computer Use は「Mac 上の GUI 作業まで任せる」用途、Claude Code はターミナル上の本格コーディング、Cursor はエディタ統合の編集体験、GitHub Copilot はコード補完が強みです。詳細は以下を参照してください。

まとめと次に読むべき記事

OpenAI Codex Computer Use は、2026-04-16 の「Codex for (almost) everything」アップデートで macOS アプリ全般を扱える汎用デスクトップエージェントへ進化し、2026-05-07 の Codex for Chrome 拡張・CLI 0.129/0.130で「普段使いの Chrome」「ヘッドレス遠隔操作」「Vim エディティング」まで加わった統合プラットフォームです。要点は以下の3点でした。

  1. macOS(Apple Silicon)+ ChatGPT 有料プラン + スクリーン録画・アクセシビリティ権限の3条件で初めて Computer Use が動く
  2. ブラウザ操作は In-App Browser / Computer Use のブラウザ指定 / Codex for Chrome 拡張 の3経路を用途で使い分ける
  3. 機密情報を扱うタスクでの使用は公式も非推奨。専用 macOS アカウント+ allowlist / blocklist + 都度承認が現実解

次に読むべき関連記事:

料金・機能・地域制限は頻繁に更新されるため、導入直前には OpenAI 公式「Codex for (almost) everything」Codex App ドキュメントCodex for Chrome ドキュメントCodex ChangelogChatGPT Pricing で最新情報を必ず確認してください。

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