AIツール2026年8月更新

DALL·EがChatGPTから提供終了|2026年8月30日でDALL·E GPT廃止・過去画像の保存方法とChatGPT Imagesへの移行手順【2026年8月最新】

公開日: 2026/08/31
DALL·EがChatGPTから提供終了|2026年8月30日でDALL·E GPT廃止・過去画像の保存方法とChatGPT Imagesへの移行手順【2026年8月最新】

この記事のポイント

ChatGPT内の公式DALL·E GPTは2026年8月30日に提供終了しました。終了したもの・残るものの切り分け、間に合わなかった場合の過去画像の回収手順、ChatGPT Imagesへの移行方法、DALL·E 3とgpt-image-2の実務上の差までを整理します。

ChatGPT内の公式「DALL·E」GPTは、2026年8月30日をもって提供が終了しました。ただしChatGPTでの画像生成そのものは終わっておらず、通常のチャットから使える「ChatGPT Images」に一本化された、というのが今回の変更の正体です。

つまり「もうChatGPTで画像が作れない」わけではありません。消えたのは専用GPT(画像生成の入口だったアプリ)であり、生成機能は本体に統合された状態で継続しています。一方で、残したい画像を手元に保存していなかった場合の扱いについては、OpenAIは「事前にダウンロードを」と案内しただけで、終了後の保存状況を明言していません。ここが現時点で最も注意すべき点です。

この記事でわかること

  • 8月30日に終了したもの・そのまま使えるもの・影響がないものの切り分け
  • 「過去に作った画像は消えたのか」に対する、公式が言っていること/言っていないこと
  • 保存が間に合わなかった場合に、いまから試せる画像回収の手順(4ルートと判断表)
  • ChatGPT Imagesへの移行手順と、DALL·E 3時代との実務上の違い
  • 開発者向け:DALL·E APIは2026年5月12日に既に停止済みという事実と、gpt-image-2 への移行
  • 法人・チームで必要になるリンク切れ・社内マニュアルの棚卸し
  • 「終了で料金は変わるのか」への回答

DALL·E GPTで画像を作っていた個人ユーザー、業務で画像素材を生成していたチーム、社内マニュアルにGPTのリンクを埋め込んでいた管理者、旧DALL·E APIを使ったコードが残っている開発者に向けた記事です。

OpenAI公式ドキュメントのgpt-image-2モデル紹介ページ

出典: OpenAI API 公式ドキュメント(gpt-image-2)

8月30日に終了したもの・残ったもの早見表

OpenAI API公式ドキュメントの画像・ビジョン機能ガイドページ

出典: OpenAI API 公式ドキュメント(Images and vision)

今回終了したのはGPT Storeに置かれていたOpenAI公式の「DALL·E」GPT 1つだけで、ChatGPT本体の画像生成機能とユーザー自作GPTは対象外です。

区分

対象

2026年8月31日以降の状態

終了した

ChatGPT内の公式「DALL·E」GPT(GPT Storeのエントリ/専用URL)

提供終了。そこからの新規生成はできない

継続する

ChatGPT Images(通常チャットでの画像生成)

継続。中核モデルは gpt-image-2

影響なし

ユーザーが自作したGPT(画像生成を有効にしたもの)

影響なし。従来どおり画像生成が使える

既に停止済み

DALL·E API(dall-e-2 / dall-e-3

2026年5月12日にAPIから削除済み

公式に明言なし

過去にDALL·E GPTで生成した画像・会話の閲覧可否

OpenAIは説明していない。手元保存が唯一の確実策

OpenAIのリリースノート(2026年7月31日付)に記載された原文は次の内容です。

On August 30, 2026, we're retiring the official DALL·E GPT in ChatGPT. We encourage you to download any images you want to keep before then. To continue creating or editing images, you can use ChatGPT Images. User-created GPTs with image generation enabled are not affected.

(2026年8月30日をもって、ChatGPT内の公式DALL·E GPTを終了します。残しておきたい画像は、それまでにダウンロードすることをおすすめします。画像の作成・編集を続けるには ChatGPT Images をご利用ください。画像生成を有効にしたユーザー作成GPTは影響を受けません。)

「毎回DALL·E GPTを開いてから画像を頼んでいた」人以外は、体感的な影響はほとんどありません。2025年後半以降、通常チャットで画像生成を依頼すると実際にはChatGPT Images側が処理する構成になっていたため、多くのユーザーは知らないうちに移行を終えていたためです。

そもそも「DALL·E GPT」とは何だったのか

「DALL·E」には、画像生成モデルの名前と、ChatGPT内のアプリ(GPT)の名前という2つの意味がありました。今回終了したのは後者です。

呼び名

実体

現在の状態

DALL·E 2 / DALL·E 3

OpenAIの画像生成モデル

APIからは2026年5月12日に削除済み

公式「DALL·E」GPT

ChatGPT内でDALL·Eを呼び出すための入口(GPT)

2026年8月30日に終了

ChatGPT Images

ChatGPT本体に統合された画像生成機能

継続。現行の中核モデルは gpt-image-2

DALL·E GPTは、GPT Storeの中でも常に上位に表示されていた公式アプリで、「DALL·Eを使う=このGPTを開く」という導線が定着していました。しかしChatGPTが画像生成を本体機能として取り込んだ結果、同じことをする入口が2つ並存する状態になり、今回そのうち古い方が畳まれた、という整理です。

つまり2026年8月30日をもって、DALL·Eブランドで画像を作れる公式の窓口は、ChatGPT側もAPI側も事実上すべて閉じました。ブランドとしてのDALL·Eは役割を終え、後継の gpt-image 系に統合された形になります。

終了までの流れは2段階だった(API停止 → GPT終了)

「急に終わった」と感じた人もいますが、DALL·Eの整理はAPI側とChatGPT側で約3か月半ずれた2段階で進んでいます。開発者は5月に、一般ユーザーは8月に影響を受けた形です。

日付

出来事

影響を受けた人

2025年11月14日

OpenAIが dall-e-2 / dall-e-3 のAPI非推奨を開発者に通知

API利用者

2026年5月12日

dall-e-2 / dall-e-3 をAPIから削除。移行先は gpt-image-2 / gpt-image-1 / gpt-image-1-mini

API利用者

2026年7月31日

ChatGPTリリースノートで公式DALL·E GPTの終了を告知(約30日前の予告)

ChatGPTユーザー

2026年8月30日

公式DALL·E GPT 提供終了

ChatGPTユーザー

OpenAI API公式ドキュメントのDeprecations(廃止予定)ページ

出典: Deprecations|OpenAI API 公式ドキュメント

この2段階構造を押さえておくと、次のような症状の切り分けができます。

  • 5月ごろから自社ツールの画像生成が動かなくなっていた → 原因はDALL·E APIの削除。今回のGPT終了とは別件で、gpt-image-2 への差し替えが必要
  • 8月末から特定のブックマークが開けなくなった → 公式DALL·E GPTのURL。通常チャットからの生成に切り替える
  • 自作GPTの画像生成が止まった → 今回の終了とは無関係。別の原因を疑う

過去に作った画像は消えたのか(公式が言っていないこと)

「8月30日に過去の画像が一斉削除される」とOpenAIが公式に述べた事実はありません。同時に、「終了後も過去画像を見続けられる」とも明言していません。現時点でも、終了後の過去画像・過去会話の扱いを説明した公式文書は確認できていません。

整理すると次のようになります。

論点

公式の説明

実務上の受け止め方

残したい画像の扱い

「終了前にダウンロードを」と案内

手元保存が唯一の確実な手段

終了後の画像の一斉削除

明言なし

「削除される」と断定できないが、されないとも保証されていない

過去会話の閲覧可否

明言なし

会話履歴自体はChatGPT側に残るが、画像の表示可否は保証外

画像ライブラリへの保存

ライブラリはChatGPT Images系で生成した画像を保存する仕様

DALL·E GPT経由の古い画像が揃っているとは限らない

海外メディア(Notebookcheck)も「OpenAIは8月30日以降に画像がどうなるかを明言していない。自動的に保存され続けると仮定するのは賢明ではない」と指摘しています。業務で使っている画像がある場合は、「まだ見えているから大丈夫」ではなく「見えているうちに落とす」が正しい判断です。

とくに見落とされがちなのが、ChatGPTサイドバーの「ライブラリ」に過去のDALL·E生成画像が入っていないケースです。ライブラリは4o/ChatGPT Images系で生成した画像を自動保存する仕組みで、DALL·E 3で作った画像は自動保存の対象外だったという指摘があります。「ライブラリを見ればすべて残っている」と思い込んでいると、実際に必要になったタイミングで見つからない、という事故が起きます。

保存が間に合わなかった場合の画像回収フロー

予告期間中にダウンロードできなかった場合でも、試せるルートは残っています。上から順に試し、見つかった時点で止めるのが効率的です。

ルートA:まずChatGPTの「ライブラリ」を確認する

最も手数が少ないルートです。PCブラウザ版・スマホアプリ版とも、サイドバーの「ライブラリ」に生成画像が集約されます。

  1. ChatGPTにログインし、サイドバーの「ライブラリ」を開く
  2. サムネイル一覧から必要な画像を探す(複数選択に対応している場合はまとめて選ぶ)
  3. ダウンロードして、ローカルまたは社内ストレージに保存する

注意点: ライブラリはChatGPT Images系で生成した画像の保存を主対象としています。DALL·E GPT経由・DALL·E 3時代の画像が並んでいない場合は、ここで諦めずルートBに進んでください。

ルートB:会話履歴を検索して1枚ずつ保存する

ライブラリに無い画像でも、生成したときの会話がChatGPTの履歴に残っていれば、その会話を開いて画像を個別保存できる可能性があります。

  1. ChatGPTの検索窓で、生成時に使ったキーワード(プロンプトの一部・案件名・日付など)を検索する
  2. 該当する会話を開き、画像が表示されるか確認する
  3. 表示されたら、画像をクリック(またはPCなら右クリック/スマホなら長押し)して保存する

このルートは地道ですが、「あの案件のバナーだけ回収したい」といった目的が明確なケースでは最短です。会話タイトルを手掛かりにするより、プロンプトに使った固有名詞で検索したほうが当たりやすくなります。

ルートC:ChatGPTのデータエクスポートを申請する

会話が多すぎて手作業で追えない場合の最終手段です。ChatGPTにはアカウントデータを一括で書き出す機能があります。

  1. ChatGPTの「設定」→「データコントロール」→「データをエクスポート」を選択
  2. 申請すると、登録メールアドレスにダウンロードリンクが届く
  3. ZIP(HTML/JSON形式の会話ログ)をダウンロードして中身を確認する

最大の注意点は、ダウンロードリンクの有効期限が24時間である点です。申請だけして放置すると期限切れになり、再申請からやり直しになります。申請は「すぐダウンロードできるタイミング」で行ってください。

また、エクスポートZIPに画像の実体ファイルが常に含まれるとは限りません。会話ログとプロンプトは取得できても、画像は参照リンクのみというケースもあり得ます。「プロンプトが回収できれば再生成できる」という期待値で臨むのが現実的です。

ルートD:見つからない場合は再生成に切り替える

どのルートでも回収できなかった場合、元のプロンプトが分かっているなら ChatGPT Images で作り直すのが最も速い解決策です。ただし gpt-image-2 はDALL·E 3とは別モデルであり、同じプロンプトでも出力の傾向は変わります。「まったく同じ画像」は再現できないと割り切ったうえで、用途に耐える品質を狙い直す判断になります。

どのルートを選ぶかの判断表

状況

推奨アクション

すでにローカル・社内ストレージに保存済み

追加対応は不要。ファイル名とプロンプトの紐付けだけ整理しておく

必要な画像が数枚で、いつ作ったか覚えている

ルートB(会話検索)が最短

ライブラリにサムネイルが並んでいる

ルートA(ライブラリ)。まとめて選択してダウンロード

大量に生成しており全体を確保したい

ルートC(データエクスポート)。24時間以内にダウンロード

会話も削除済み/プロンプトも残っていない

復元は困難。ルートD(再生成)で作り直すか、用途自体を見直す

公開済みの成果物に使っている画像

手元にファイルがあるか最優先で確認。無ければ差し替え計画を立てる

同じ「サービス終了+データ退避」の流れは、Soraサービス終了まとめでも詳しく整理しています。OpenAI製品の終了時に共通する動き方として参考になります。

ChatGPT Imagesへの移行手順

OpenAI API公式ドキュメントの画像生成ガイドページ

出典: OpenAI API 公式ドキュメント(Image generation)

移行といっても、多くのユーザーがやることは「専用GPTを開く習慣をやめる」だけです。手順としては次の3ステップで完了します。

  1. ChatGPTの通常のチャット画面を開く(GPT Storeを経由しない)
  2. 「〜の画像を作って」と日本語でそのまま依頼する。参考画像がある場合は添付して指示する
  3. 生成された画像をその場でダウンロードする(後でライブラリからも辿れる)

編集したい場合も同じチャット内で「背景を白に」「文字を大きく」と続けて指示すれば反映されます。DALL·E GPT時代のように、画像生成のためだけに別のアプリへ移動する必要はありません。

社内マニュアル・ブックマークの貼り替え

法人・チーム利用で実害が出やすいのはここです。「画像を作るときはこのGPTのリンクを開く」と手順書に書いてある場合、そのリンクはすでに機能しません。

  • 社内マニュアル・業務フロー図・手順書に埋め込んだ公式DALL·E GPTのURL
  • ブラウザのブックマーク、Slack・Notionのピン留めリンク
  • 新人研修資料・オンボーディング資料の画像生成手順
  • 社内チャットボットやワークフローツールに埋め込んだ導線

これらを「ChatGPTの通常チャットで依頼する」という記述に置き換えるだけで済みます。作業量は小さいですが、放置すると新しく入ったメンバーが最初につまずくポイントになります。

移行先の機能や料金の詳細はChatGPT Images 2.0(gpt-image-2)とはで個別に解説しています。

DALL·E 3と現行モデルの実務上の違い

「入口が変わっただけ」で済まないのは、絵柄と機能が変わる点です。現行のChatGPT Imagesが使う gpt-image-2 は、DALL·E 3とは別系統のモデルで、得意なことも出力の傾向も異なります。

比較項目

DALL·E 3(終了)

gpt-image-2(現行)

日本語テキストの描画

苦手。文字化けや崩れが頻発

大幅に改善し、実用レベルで日本語を描ける

生成前の思考

なし

Thinkingモードで構図・文字配置を検討(Plus以上)

解像度

標準的な出力

2K出力に対応(beta)

1回の生成枚数

基本1枚ずつ

1プロンプトで最大8枚の一貫生成

アスペクト比

限定的

3:1〜1:3の範囲で指定可能

画像の編集

得意ではない

チャット内で追加指示による編集が可能

出力の傾向

DALL·E 3特有の作画テイスト

別モデルのため作画傾向が異なる

来歴情報

C2PAメタデータ+不可視ウォーターマークを付与

機能面ではほぼすべてが強化されていますが、唯一の実害が「絵柄が変わること」です。連載記事のヘッダー、サービスのアイコン群、SNSの投稿テンプレートなど、過去作とトーンを揃える必要がある用途では、同じプロンプトを投げても以前と同じ雰囲気にはなりません。

絵柄を近づけるための実務的な工夫

完全再現はできない前提で、差を縮める方法は3つあります。

  • 参照画像を添付する — 過去に作った画像が手元にあるなら、それを添付して「この画風・配色・構図の傾向に合わせて」と指示するのが最も効きます
  • スタイルを言語化して固定する — 「フラットイラスト/彩度低め/太い輪郭線/余白多め」のように、絵柄の要素を分解して毎回同じ文言を使い回す
  • シリーズ単位で作り直す — 1枚だけ差し替えると浮くため、シリーズ全体を新モデルで作り直したほうが結果的に統一感が出るケースが多い

業務利用の教訓としては、「生成画像は、プロンプト・生成日・使用モデル・用途・公開可否をセットで台帳化しておく」ことに尽きます。モデルが終了するたびに再現不能な資産が増える構造は、今回に限らず繰り返されます。台帳が残っていれば、少なくとも「何をどう作ったか」から作り直せます。

開発者向け:DALL·E APIは既に停止済み

今回のGPT終了に対して、開発者が新たに対応すべきことはありません。対応が必要だったのは2026年5月12日のAPI削除のほうです。

  • dall-e-2 / dall-e-32026年5月12日にAPIから削除済み。今から移行猶予はありません
  • 移行先は gpt-image-2 / gpt-image-1 / gpt-image-1-mini
  • 課金はトークン制。画像出力はおおむね1Mトークンあたり$30.00の水準で、1枚あたりの実費は第三者試算で$0.04〜$0.35程度とされています(サイズ・品質設定により変動)
OpenAI公式のAPI料金ページ

出典: Pricing|OpenAI API 公式ドキュメント

もし社内システムやSaaSで「5月ごろから画像生成が失敗するようになった」まま放置されている実装があるなら、原因はほぼこれです。次の順で棚卸ししてください。

  1. コードベース全体で dall-e-2 / dall-e-3 の文字列を検索し、呼び出し箇所を洗い出す
  2. リクエストパラメータを gpt-image-2 系のAPI仕様に合わせて書き換える(サイズ指定・品質指定・レスポンス形式が異なる)
  3. 生成コストがトークン課金に変わるため、月間生成枚数から想定費用を再試算する
  4. エラーハンドリングを確認し、モデル未提供時の例外がユーザー画面に漏れていないかチェックする
  5. 生成画像に付与されるC2PAメタデータの扱い(保持するか、リサイズ時に落ちるか)を確認する
Microsoft Azure AI Foundryでのgpt-image-2提供を伝える公式記事の画像

出典: Microsoft Tech Community(Azure AI Foundry公式ブログ)

終了で料金は変わるのか

変わりません。DALL·E GPTはChatGPTのサブスクリプションに含まれる一機能で、単独課金ではありませんでした。したがって終了に伴う値下げ・返金・プラン改定はいずれも発表されていません。

プラン

ChatGPT Imagesでの扱い

Free

Instantモードで利用可能

Plus

Instant+Thinkingモードを利用可能

Pro

Instant+Thinking。利用上限がより高い

Business / Enterprise / Edu

組織単位の上限が適用される

なお、ChatGPT製品側の画像生成枚数の上限について、OpenAIは厳密な数値を公表していません。「無料は1日3枚」「Plusは3時間で50枚」といった数字が出回っていますが、これらはサードパーティ記事の目安であり公式値ではありません。実際の上限はモデルの負荷状況などで変動し得るため、業務で本数を前提にした運用を組む場合は余裕を持たせてください。

プランごとの日本円価格や法人プランの比較はChatGPT料金一覧で整理しています。ChatGPT全体でできることの全体像はChatGPTとはを参照してください。

OpenAI以外の画像生成AIに移る選択肢

Google Gemini公式サイトの画像生成機能ページ

出典: Google Gemini 公式サイト

「DALL·Eブランドが消えたのを機に、他社も検討したい」という判断もあり得ます。日本語テキストを画像内に描く用途ならChatGPT Imagesが有力ですが、商用利用のクリーンさや既存の制作フローとの相性で選ぶなら他社が上回るケースもあります。

用途

有力な選択肢

理由

日本語の文字入りバナー・サムネイル

ChatGPT Images(gpt-image-2)

日本語テキスト描画が実用水準。チャットで編集まで完結

商用素材の権利面を重視

Adobe Firefly Image 5

学習データの取り扱いとPhotoshop連携

SNS向けの大量生成・コスト重視

Qwen Image 3 など

生成単価とスループット

他社モデルとの比較検討

Meta Muse Image

gpt-image-2・Fireflyとの違いを整理

画像生成に限らず、生成AIツール全体から選び直したい場合は生成AIツールおすすめ比較、そもそもの基礎から確認したい場合は生成AIとはが入口になります。

2026年のOpenAI:プロダクト整理が続いている

今回のDALL·E GPT終了は単発の出来事ではなく、OpenAIが2026年を通じて進めているプロダクト集約の一環として見ると理解しやすくなります。

時期

出来事

2026年4月26日

動画生成の Sora がWeb版・アプリ終了

2026年5月12日

DALL·E API(dall-e-2 / dall-e-3)削除

2026年6月26〜27日

GPT-4.5の廃止

2026年8月9日

ブラウザ ChatGPT Atlas の終了

2026年8月26日

ChatGPTでのo3提供終了(APIは12月11日まで)

2026年8月30日

公式DALL·E GPT 終了

読み筋としては、「入口を減らし、主力に統合する」という一貫した方向性です。ユーザー側の実務的な含意は次の2点に整理できます。

  • 入口(アプリ・GPT・専用サービス)は畳まれやすく、本体機能への統合という形で残る — 特定の入口を前提にした業務フローは壊れやすい
  • モデル名を固定した運用は寿命が短い — 「DALL·E 3で作る」ではなく「ChatGPTの画像生成で作る」というレベルで手順書を書いておくほうが、更新コストが下がる

こんな方は今すぐ対応を/急がなくてよい方

すぐに動いたほうがよい方

  • DALL·E GPTで作った画像を業務・公開物に使っていて、手元にファイルがない方 — 会話履歴が残っているうちが勝負です。ライブラリの確認 → 会話履歴の検索 → データエクスポートの順に試してください
  • 社内マニュアル・研修資料に公式DALL·E GPTのリンクを埋め込んでいる管理者 — すでにリンク切れ状態です。通常チャットでの依頼手順に書き換えてください
  • 旧DALL·E APIを使った実装が残っている開発者 — 5月時点で既に動作していないはずです。gpt-image-2 への差し替えを最優先で
  • シリーズものの画像を継続制作しているデザイナー・編集者 — 絵柄が変わるため、参照画像を使ったスタイル固定か、シリーズ単位での作り直しを検討する段階です
  • 生成画像の出所管理をしていないチーム — 今回を機に、プロンプト・生成日・モデル・用途を記録する運用を用意しておくと、次の終了時に慌てずに済みます

急がなくてよい方

  • もともと通常チャットで「画像を作って」と依頼していた方 — 変更点はありません。そのまま使い続けられます
  • 必要な画像はすべて都度ダウンロードしていた方 — 手元にファイルがあれば、追加対応は不要です
  • 自作GPTで画像生成を使っている方 — 今回の終了対象外です
  • 画像生成を試した程度で、残したい成果物がない方 — 何もしなくて問題ありません
  • すでに他社の画像生成ツールを主力にしている方 — 影響は限定的です

よくある質問

Q1. DALL·EはもうChatGPTで一切使えないのですか?

公式の「DALL·E」GPTという入口は2026年8月30日で終了しました。ただしChatGPTでの画像生成自体は ChatGPT Images として継続しており、通常のチャットで「〜の画像を作って」と依頼すれば画像を作れます。ブランド名としてのDALL·Eが表に出なくなった、と理解するのが実態に近いです。

Q2. 過去にDALL·Eで作った画像は削除されましたか?

OpenAIは「終了前にダウンロードを」と案内しただけで、過去画像を削除するとも、残し続けるとも公式には明言していません。現時点で「一斉削除された」と断定できる情報はありませんが、保証もないため、必要な画像は見えているうちに手元へ保存するのが唯一確実な対応です。

Q3. 保存が間に合いませんでした。今からできることはありますか?

まずChatGPTのライブラリを確認し、無ければ会話履歴をプロンプトのキーワードで検索して個別保存を試してください。会話が多い場合は「設定 → データコントロール → データをエクスポート」から一括で書き出せます。エクスポートのダウンロードリンクは有効期限が24時間なので、すぐ受け取れるタイミングで申請してください。

Q4. ライブラリを見たのですが、昔の画像が見当たりません。

ライブラリは主にChatGPT Images系で生成した画像を自動保存する仕組みで、DALL·E 3で作った画像は自動保存の対象外だったとされています。ライブラリに無い場合でも、生成時の会話が残っていればそこから画像を保存できる可能性があるため、会話検索を試してください。

Q5. 終了によってChatGPTの料金は下がりますか?

下がりません。DALL·E GPTは追加課金のない一機能だったため、終了に伴う値下げ・返金・プラン変更はいずれも発表されていません。プラン別の詳細はChatGPT料金一覧で確認できます。

Q6. 同じプロンプトを入れれば、以前と同じ画像が作れますか?

作れません。現行の gpt-image-2 はDALL·E 3とは別モデルで、同じ指示でも構図や絵柄の傾向が変わります。近づけたい場合は、過去画像を参照として添付する、スタイルの要素(画風・配色・線の太さ・余白)を文章で固定する、といった方法が有効です。

Q7. 自分で作ったGPTの画像生成も止まりますか?

止まりません。OpenAIは「画像生成を有効にしたユーザー作成GPTは影響を受けない」と明記しています。もし自作GPTの画像生成が動かない場合は、今回の終了とは別の原因を疑ってください。

Q8. DALL·E APIはいつまで使えましたか?

dall-e-2 / dall-e-32026年5月12日にAPIから削除済みです。2025年11月14日に非推奨が通知され、約半年の猶予期間を経ての削除でした。現行の移行先は gpt-image-2 / gpt-image-1 / gpt-image-1-mini です。

Q9. ChatGPT Imagesでは1日に何枚まで生成できますか?

OpenAIはChatGPT製品側の画像生成枚数の上限を公式には公表していません。出回っている「無料は1日3枚」「Plusは3時間50枚」などの数値はサードパーティによる目安であり、公式値ではありません。業務で本数を前提にした計画を立てる場合は、余裕を持たせた設計をおすすめします。

まとめ:いま確認すべき3点

ChatGPT内の公式「DALL·E」GPTは2026年8月30日に提供を終了しました。消えたのは入口であり、画像生成機能そのものはChatGPT Imagesとして継続しています。通常チャットで画像を依頼していたユーザーにとっては、実質的な変更点はほとんどありません。

いま確認しておくべきことは3点です。

  1. 手元に必要な画像があるか — 無ければ、ライブラリ → 会話履歴の検索 → データエクスポート(リンク期限24時間)の順で回収を試す。回収できなければ再生成へ切り替える
  2. 公式DALL·E GPTへのリンクが残っていないか — 社内マニュアル・ブックマーク・研修資料・業務フローのリンクは既に切れている。通常チャットでの依頼手順に書き換える
  3. 旧DALL·E APIを使った実装が残っていないか — API側は2026年5月12日に既に停止済み。gpt-image-2 系への差し替えが必要

そして中期的には、生成画像をプロンプト・生成日・使用モデル・用途とセットで記録しておく運用を整えておくことが、次のモデル終了への最良の備えになります。移行先の詳細はChatGPT Images 2.0(gpt-image-2)とは、他社ツールも含めた選び直しは生成AIツールおすすめ比較で確認してください。

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