Claude Code特集2026年10月更新

Claude Code 非エンジニア活用事例【2026年10月】|マーケター・経理・営業・人事が本当に使える実践ガイド

公開日: 2026/04/22
更新日: 2026/10/16
Claude Code 非エンジニア活用事例【2026年10月】|マーケター・経理・営業・人事が本当に使える実践ガイド

この記事のポイント

Claude Codeを非エンジニアが業務で使うための実践ガイド。マーケター・営業・経理・人事の職種別の使い方、Claude(旧Cowork)との使い分け、定期実行の選び方、業務データを入れる前のセキュリティ確認を2026年10月時点の公式情報で整理します。

非エンジニアでもClaude Codeは業務に使えます。ただし、資料作成や調べ物が目的なら、先にClaude(旧Cowork)で十分なことが多く、「同じ処理を大量のファイルに毎月くり返す」「手順をスキルにして部署で共有したい」段階になってからClaude Codeに進むのが、失敗しにくい順番です。

2026年9月16日にチャットとCoworkが「ひとつのClaude」に統合され、非エンジニアが最初に選ぶ道具の考え方も変わりました。この記事では、2026年10月時点の公式情報をもとに、マーケター・営業・経理・人事それぞれで何を任せられるか、どこを人が確認すべきかを整理します。

この記事でわかること

  • Claude(旧Cowork)で足りる業務と、Claude Codeが必要になる業務の見分け方
  • マーケター・営業・経理・人事の職種別に「頼み方の例」「使う機能」「人が確認する点」
  • 公式・一次情報で確認できる活用事例と、出回っている削減率の読み方
  • 3種類ある定期実行(Routines/ローカルの定期タスク/Claudeのスケジュールタスク)の違い
  • 業務データを入れる前に確認すべき学習設定・保存期間・許可モード

こんな方に向けた記事です

  • プログラミング経験はないが、ChatGPTより一歩進んだAI活用を探しているマーケ・営業・経理・人事の担当者
  • 部署のAI活用を任されたマネージャー・経営企画
  • Claudeのチャットは使っているが、Claude Codeまで必要かどうか判断したい人

Claude Code自体の機能や仕組みはClaude Codeとは、作業パターン別の事例と導入の進め方はClaude Code活用事例7選|非エンジニアの業務自動化パターンで解説しています。本記事は職種別の使い方に絞っています。

Claude Codeはもはや「エンジニア専用ツール」ではない

Anthropic公式のClaudeロゴ

出典: Claude Code 公式サイト(Anthropic)

Claude Codeは、フォルダ内のファイルを読み、編集し、コマンドを実行して作業を進めるAIエージェントです。公式ドキュメントは「reads your codebase, edits files, runs commands, and integrates with your development tools」と説明しており、例として挙がるのは開発作業ですが、扱えるファイルはコードに限りません。CSV、Excel、PDF、Markdownの文書も同じように読み書きできます。

一方で、非エンジニア向けと明言した公式ページは現時点では確認できません。公式ドキュメントの例はテスト・バグ修正・プルリクエスト作成などの開発作業が中心で、経理や人事の業務手順をAnthropicが保証しているわけではない点は押さえておきましょう。

非エンジニアが使いやすくなった3つの変化

1. デスクトップアプリから始められる

Claude Codeはターミナル、VS Code・JetBrains拡張、デスクトップアプリ(macOS・Windows。Linuxはベータ)、Web(claude.ai/code)、iOS・Androidで使えます。公式は「デスクトップアプリを入れてClaudeにサインインし、Codeタブを押せば始められ、CLIを別に入れる必要はない」と案内しています。ターミナルを開かずに始められるのが、非エンジニアにとって最大の変化です。

2. 手順を保存して使い回せる

CLAUDE.md(毎回最初に読む業務ルール)、Skills(/月次サマリー のように呼び出せる手順書)、/goal(完了条件を満たすまで作業を続ける指示)を組み合わせると、一度うまくいった作業を毎回同じ品質で再現できます。

3. 社内ツールとつながる

MCP(外部ツールと接続する仕組み)やコネクタで、Google Drive・Slackなどのデータを読み書きできます。経理まわりでは、freeeとマネーフォワードが公式のMCPサーバーを提供しています。

必要なスキルは「PC操作」+「完成形を言葉にする力」

プログラミング知識は必須ではありません。実際に必要になるのは次の2つです。

  • フォルダを作る・ファイルを保存する・CSVを開く程度のPC操作
  • 「このCSVを部門別に集計し、前月比を並べて、異常値は別シートに」のように、完成形を日本語で具体的に伝える力

Anthropicは社内の非技術職の使い方を紹介した記事で、Claude Codeを「コード生成器ではなく、考える相棒として扱う」こと、最初の指示がうまくいかなくても少しずつ直して再実行することを勧めています。

まず確認:Claude(旧Cowork)で足りる業務、Claude Codeが要る業務

Claude Coworkの公式イメージ画像

出典: Claude Cowork 公式サイト(Anthropic)

非エンジニアの多くは、最初はClaude Codeでなくても困りません。Coworkは公式に「コーディング以外の知的作業向け(built for non-coding knowledge work)」と説明され、「Claude Codeと同じエージェント型の仕組み」でWord・Excel・PowerPoint・PDFなどを読み書き・作成できます。2026年9月16日からはチャットと統合され、モードを選ばなくてもClaudeが作業の大きさを判断してファイルを返すようになりました(Pro・Maxから順次展開。Team・Freeは後から展開予定のため、画面が違う場合があります)。

比べる点

Claude(旧Cowork)

Claude Code

公式の位置づけ

コーディング以外の知的作業

エージェント型のコーディングツール

始め方

Claudeアプリでそのまま頼む

デスクトップアプリのCodeタブ/ターミナル/Web

得意な出力

Excel・PowerPoint・Word・PDFなどの完成ファイル

フォルダ内ファイルの一括処理、小さなスクリプト、繰り返し処理

手順の固定

少ない(手軽さ優先)

CLAUDE.md・Skills・許可ルール・/goalで細かく決められる

定期実行

スケジュールタスク

Routines(クラウド)/ローカルの定期タスク

必要なプラン

有料プラン

Pro以上

Claude(旧Cowork)で足りる業務

  • 資料・スライド・Excelを1回作る
  • 調べ物、議事録の要約、メールの下書き
  • 決まった時間に届く定期レポート

Claude Codeが向く業務

  • 同じ処理を毎月、数十〜数百のファイルにくり返す
  • フォルダ構成や出力ルールを決めて、毎回同じ品質で出したい
  • 手順をSkillsにして部署のメンバーと共有したい
  • 「全ファイルを処理し終えるまで」を任せたい(/goal)
  • Excelマクロ代わりの小さな処理を作らせたい

Coworkの機能や料金はClaude Coworkとはで詳しく解説しています。

【2026年10月時点】非エンジニアに関係する主な変更点

2026年5月以降の変更のうち、非エンジニアの判断に関わるのは「Coworkとの統合」「許可モード」「定期実行の種類」の3点です。

時期

変更

非エンジニアへの影響

2026年9月16日〜

チャットとCoworkが「ひとつのClaude」に統合(Pro・Maxから順次)

資料作成・調べ物はまずClaudeで試し、足りない部分だけClaude Codeを使う流れが自然に

現行

ターミナル・VS CodeではAuto mode(別の分類モデルが操作の安全性を判定)が最初のモード。デスクトップアプリのCodeタブはManual(毎回確認)が初期値

慣れるまではManualかPlan(計画だけ立てる)で使うのが安全

現行

定期実行は「Routines(クラウド)」と「デスクトップのローカル定期タスク」の2種類

RoutinesはPCのファイルに触れない。PCのCSVを毎月集計するならローカル定期タスク

2026年10月

Slackで承認が必要なコネクタ操作に「Allow once/Deny」のカードが出るように

外出先でも、書き込みの前に人が止められる

現行モデル

Fable 5.1/Opus 5.5/Sonnet 5.5/Haiku 5.5

5月時点のOpus 4.7などは旧モデル扱い

許可モードの違いはClaude Code Auto Modeとはで解説しています。

/goalは「目に見える完了条件」で書く

/goal は、完了条件を書いておくと、条件を満たすまでClaudeがターンを重ねて作業を続ける機能です。毎ターン後に別の小型モデルが「達成/未達/不可能」を判定します。デスクトップアプリでも使えます。

注意したいのは、判定役は自分でファイルを開いて確かめない点です。会話に出てきた結果だけで判断するため、「処理したファイル数と合計金額を画面に表示したら完了」のように、目に見える条件を書くのがコツです。or stop after 20 turns のように上限も書けます。

/goal input/2026-09/ の全CSVを部門別に集計して output/2026-09/summary.xlsx に保存し、
処理したファイル数・部門数・合計金額を画面に表示したら完了。or stop after 20 turns

/goal は許可モードを変えないため、Manual modeのままだと確認のたびに止まります。

非エンジニアが使うClaude Codeの6機能(公式ドキュメントの読み替え)

Claude Code公式ドキュメントの概要ページ

出典: Claude Code Docs(Anthropic)

非エンジニアが最初に押さえるのは次の6つで、他の機能は必要になってからで間に合います。

機能

公式の説明(要約)

非エンジニアの使い道

注意

CLAUDE.md

フォルダ直下に置くと毎セッション最初に読む。作業中に学んだことを自動で残すauto memoryもある

社内用語、出力形式、守るルールを日本語で書く

長くしすぎると指示が守られにくくなる

Skills

繰り返す作業を /名前 で呼べる形にまとめる。チームで共有できる

/月次サマリー /議事録整理

一度うまくいった手順から作る

サブエージェント

作業を複数のエージェントに分けて並行で進める

調査→下書き→校正の分担

利用枠の消費が増える

MCP/コネクタ

Google Drive・Slackなどとつなぐ。デスクトップでは「+」→Connectorsから設定

freee・マネーフォワード・Drive

AnthropicはMCPサーバーのセキュリティ監査をしない

定期実行

Routines(クラウド)とローカル定期タスク

毎朝の集計、週次レポート

種類によってPCのファイルに触れられない

/goal

完了条件を満たすまで作業を続ける

「全ファイルを処理し終えるまで」

完了条件は目に見える形で書く

CLAUDE.mdを業務マニュアルとして使う

作業フォルダの直下に CLAUDE.md を置くと、Claude Codeは毎回最初に読み込みます。中身は日本語の箇条書きで構いません。

  • 出力は日本語・です/ます調
  • 数値には元データのファイル名と行を併記する
  • 顧客名・氏名はマスキングしてから処理する
  • 完成ファイルは output/YYYY-MM/ に保存する

長い文章にすると重要な指示が埋もれやすいため、守らせたい条件だけを短く書き、細かい手順は別ファイルに分けておくのが一般的な運用です。

Skillsで「自分用のコマンド」を作る

一度うまくいった作業は「この手順をスキルにして」と頼むと、/提案書ドラフト /月次締め のように呼び出せる形で保存できます。部署で共有すれば「あの人しかやり方を知らない作業」を減らせます。作り方はClaude Code Skills 使い方完全ガイドで解説しています。

サブエージェントで大きな作業を分担させる

リサーチ・構成・執筆・校正を別々のエージェントに担当させ、並行で進める機能です。提案書やリサーチレポートのように工程が多い作業で効果があります。そのぶん利用枠を早く使うので、Proプランでは使いどころを絞りましょう。詳しくはClaude Code サブエージェント 使い方を参照してください。

MCPで社内SaaSにつなぐ

公式ドキュメントが例に挙げる接続先はGoogle Drive・Jira・Slackです。経理まわりでは、freeeとマネーフォワードが公式のMCPサーバーを公開しています。Salesforce・HubSpot・Notionなどは各社のコネクタ提供状況が変わりやすいため、使う前に提供元の公式ページで確認してください。

SaaS

2026年10月時点の状況

主な用途

freee

公式MCPサーバーとAgent Skillsを公開(会計・人事労務・請求書など)

取引・請求書・経費データの取得と登録

マネーフォワード クラウド会計・確定申告

公式MCPサーバー。利用中なら追加料金なし

仕訳の取得・作成、試算表・推移表の取得

Google Drive/Slack

公式ドキュメントの接続例

資料の読み込み、チャンネルへの投稿

Salesforce/HubSpot/Notion

各社のMCP・コネクタ次第

商談・顧客情報・社内文書の参照

設定手順はClaude Code MCP連携ガイドで解説しています。

定期実行は3種類の違いを知ってから使う

「PCを閉じても月次集計が回る」と紹介されることがありますが、これは正確ではありません。クラウドで動くRoutinesは、PCのローカルファイルには触れられない仕組みです。

種類

どこで動くか

PCの電源

PCのファイル

許可確認

最短間隔

Routines

Anthropicのクラウド(GitHubリポジトリを毎回クローン)

不要

使えない

確認なしで実行。コネクタの書き込みも確認なし

1時間

ローカル定期タスク(デスクトップアプリ)

自分のPC

アプリ起動中かつPCが起きているときだけ動く

使える

Manual modeでは未許可の操作で止まって待つ

1分

Claude(旧Cowork)のスケジュールタスク

Claudeアプリ

プラン・展開状況による(公式ヘルプで確認)

画面で確認

無人で動く

画面で設定

月次集計ならどれを使うか

  • PCに届くCSVを集計する → ローカル定期タスク。初回に「Run now」で動かし、必要な操作を常に許可しておく(公式推奨)。スリープ中の回は飛ばされ、起動時に直近の1回だけがあとから実行される
  • データがfreee・マネーフォワード上にあり、GitHubを使える → Routines。ただしSlack投稿などは本人の名義で出る
  • 定期レポートを受け取るだけ → Claude(旧Cowork)のスケジュールタスクから試す

Routinesは研究プレビュー段階で、実行一覧の緑色表示は「エラーなく終わった」ことを示すだけです。作業が正しくできたかは、結果を開いて確認してください。詳しくはClaude Code Routines 使い方完全ガイドで解説しています。

【マーケター】Claude Code 活用事例

マーケターがClaude Codeで広告レポートを分析するイメージ

マーケティングでは、広告データやCSVを読み込んで「数値の取得→考察→改善案」まで一続きで出させる使い方が中心です。Anthropicの社内事例でも、非技術職1人のグロースマーケティング担当がClaude Codeを使っていた例が公開されています。

1. 広告レポートの分析(Rimoの公開事例)

議事録AIを提供するRimoは、2026年3月に非エンジニアのマーケ担当者の事例を公開しています。BigQueryの広告データと改善観点を約70項目のチェックリストにまとめ(最終目標は100項目)、Google広告の分析が「最低でも3時間」かかっていたものが「体感7分くらい」になったと紹介されています。

この事例で参考になる点は次のとおりです。

  • チェックリスト(CTR、CPA、検索語句など)を先に言葉にしてからClaude Codeに渡している
  • WindowsのPowerShellからClaude Codeを使い、複数の作業を並行で進めている
  • 広告の停止・出稿は「提案はAI、実行は人」で運用し、最終判断は人が行っている

なお、この事例でGoogle Ads APIとの連携は「将来の可能性」として触れられているだけで、現時点で使われているわけではありません。

2. 広告クリエイティブの大量作成(Anthropic社内事例)

Anthropicのグロースマーケティング担当(非技術職の1人チーム)は、数百件の広告のCSVを読み込み、成果の低い広告を見つけて差し替え案を作る仕組みをClaude Codeで作りました。公式ブログでは「数時間ではなく数分で数百の新しい広告を作れる」と紹介されています。ただし、この記事の公開は2025年7月で、最新の事例ではありません。

3. 競合調査と比較表の作成

  • 競合の公式サイト・料金ページ・プレスリリースを保存したフォルダを読み込ませる
  • 比較ポイント(料金・機能・サポート・対応言語)を指定する
  • 比較表をMarkdownやExcelで出力し、出典URLを列に残させる

人が確認する点: 料金や機能は変わりやすいため、表の数値は必ず出典URLで確かめます。

4. コンテンツ制作とSNS投稿の展開

1本の記事から、X・LinkedIn・note向けの投稿案をまとめて作る使い方です。CLAUDE.mdに自社のトーンと禁止表現を書いておき、/SNS展開 のようなSkillにしておくと毎回の指示が短くなります。調査・構成・執筆・校正をサブエージェントに分担させると、大きな企画書やホワイトペーパーにも使えます。

人が確認する点: 事実・数値・固有名詞、景品表示法などの表現。公開ボタンは人が押します。

【営業】Claude Code 活用事例

営業担当者がClaude Codeで提案書を準備するイメージ

営業では、提案書や商談メモのように「過去の資料を材料に、型どおりの文書を作る」作業と相性がよいです。CRMとつなぐ場合は、読み取りから始め、書き込みは人の承認を挟む運用が基本です。

1. 提案書ドラフト

頼み方の例

proposals/past/ の受注提案書3件と、meetings/2026-10-xx.md の議事録を参考に、この商談向けの提案書の下書きを output/ に作ってください。先方の課題は「リード獲得単価の高止まり」、決裁者はマーケ部長(コスト重視)とCMO(スピード重視)です。構成は「先方の課題→提案→費用対効果→次のアクション」で固定してください。

  • 過去の提案書・業界資料を作業フォルダにまとめておく
  • 構成とトーンはCLAUDE.mdかSkillで固定する

人が確認する点: 価格・納期・実績の数字、先方の固有情報。

2. 商談前のブリーフィング

先方の公式サイト・IR資料・過去の商談メモを読み込ませ、「商談5分前でも読み切れる1ページのメモ」にまとめさせます。CRMとつないでいれば商談履歴も材料にできます。

3. 商談後の議事録とネクストアクション

文字起こしファイルから、要約・決定事項・宿題(担当者と期限)を抜き出させます。CRMへの反映は、Claudeが作った下書きを人が確認してから登録する形が安全です。Slack経由でコネクタの書き込みが必要になったときは、「Allow once/Deny」のカードで1件ずつ止められます。

4. 営業データの分析(Rimoの公開事例)

Rimoの非エンジニア担当者の事例では、広告分析に加えて、Salesforce CLIで担当者別の成績や月次の予実をまとめる使い方も紹介されています。営業マネージャーが「今月の停滞案件を一覧にして」と頼めるようになるのが、この使い方のよい点です。

営業で注意したい点: 顧客の個人情報を扱うため、個人プラン(Pro・Max)で使うなら学習設定をオフにし、会社のルールで扱ってよい情報かを先に確認します。

【経理】Claude Code 活用事例

経理担当者がClaude Codeで月次集計を確認するイメージ

経理は「毎月同じ手順」「締め切りがある」「正確さが必要」という条件がそろっており、SkillsとローカルCSV処理の効果が出やすい職種です。一方で、数字の誤りがそのまま損失につながるため、登録・支払いの確定は人が行う前提で設計します。

1. 月次集計の自動化

頼み方の例

input/2026-09/ の経費CSVを部門別・科目別に集計し、前月比を並べたサマリーを output/2026-09/summary.xlsx に保存してください。前月比±30%以上の項目は別シートに一覧にしてください。最後に、読み込んだファイル数と合計金額を表示してください。

最後の1行(ファイル数と合計金額を表示)は、元データと突き合わせるための確認用です。うまくいったら /月次集計 としてSkillにし、毎月はフォルダ名を変えて呼ぶだけにします。毎月決まった日に回したい場合は、PCのファイルを扱えるデスクトップアプリのローカル定期タスクを使います。

2. 請求データの突合

複数のシステムから出したCSVを突き合わせ、金額・日付・取引先名の差異を一覧にする作業です。全角・半角や日付の書式のゆれも、ルールを伝えれば揃えてから比べてくれます。

人が確認する点: 差異が出た行は元の証憑で確認する。Claudeに「一致」と判定された行も抜き取りで見る。

3. 経費精算のチェック

CLAUDE.mdに「交通費は1件3,000円以上は要確認」「交際費は1人あたりの上限を超えたら指摘」などの社内規程を書いておくと、規程に合わない候補に印を付けさせられます。最終的な差し戻しの判断は人が行います。

4. freee・マネーフォワードとの連携

freeeはGitHubで公式のMCPサーバーとAgent Skillsを公開しています(freee/freee-mcp)。会計・人事労務・請求書・工数管理・販売など12領域のAPIに対応し、Claude Codeでは次の2行でプラグインとして追加できます。

claude plugin marketplace add freee/freee-mcp
claude plugin install freee-mcp@freee-mcp-marketplace

デスクトップ版のClaudeでは、カスタムコネクタにリモートMCPのURL(https://mcp.freee.co.jp/mcp)を登録します。freeeは公式以外のURLを入れないよう注意喚起しており、一部のAPIは契約プランや権限が必要です。

マネーフォワードは、クラウド会計・確定申告向けの公式MCPサーバーを提供しています。仕訳の取得・作成・更新、試算表・推移表の取得などに対応し、利用中のユーザーは追加料金なしで使えます。接続先は2026年4月公開のbeta版が推奨で、アプリポータルの開始には管理コンソールの「全権管理」権限が必要です。マネーフォワードは「認可コードがAIツールの学習に使用されないよう、データ収集を許可しない設定でAIツールを利用する」よう求めています。Pro・Maxで使う場合は、Claudeの学習設定をオフにしてから接続してください。

経理・財務向けのテンプレートはClaude 金融エージェント 10テンプレートでも紹介しています。

経理で注意したい点

  • 会計データは機密性が高いため、部署で使うならTeam・Enterpriseプランが現実的
  • 仕訳登録・振込などの確定は自動化せず、AIの提案→人の承認→登録の3段階を残す
  • 計算結果は、合計値や件数を元データと突き合わせてから使う

【人事】Claude Code 活用事例

人事業務でのClaude Code活用のイメージ(Anthropic公式)

出典: Anthropic 公式サイト

人事では、求人票・評価シート・社内規程のような「型のある文書」の作成と整理に向いています。ただし、採用の合否や人事評価の最終判断をAIに任せないことが大前提です。人事領域でのClaude Codeの公式事例は現時点では確認できないため、ここでは使い方の例として整理します。

業務

Claude Codeに任せる部分

人が必ず判断する部分

求人票の作成

社員インタビューや業務定義書から下書きを作る

労働条件の正確さ、表現の適切さ

応募書類の整理

求人要件と書類の記載を照らし合わせたメモを作る

書類選考の合否

面接質問・評価シート

行動特性に合わせた質問案と評価観点の下書き

評価基準の決定、面接での評価

社内規程・マニュアル

古い規程の矛盾や表記ゆれの指摘、改訂案の下書き

法令との整合(労務・法務の確認)

研修・オンボーディング資料

既存資料からチェックリストやFAQを作る

内容の正確さ

1. 求人票・ジョブディスクリプションの作成

社員インタビューのメモや業務定義書を読み込ませ、求職者に伝わる言葉で求人票を組み立て直す使い方です。Skillにしておけば、職種ごとに同じ構成で作れます。

2. 応募書類の整理は「照合メモ」にとどめる

頼み方の例

jobs/sales-manager.md の求人要件をもとに、applications/ の各書類について「必須要件に該当する記載」「確認を要する点」を表にまとめてください。順位付けや合否の判定はしないでください。

順位や合否まで出させると、AIの判断がそのまま選考に使われやすくなります。表に整理させる段階にとどめ、判断は面接官が行う形が安全です。

3. 面接質問の設計と評価シート

求める行動特性から、STAR法(状況・課題・行動・結果)に沿った質問案と評価観点を作らせます。面接官全員が同じSkillを使えば、質問の質をそろえやすくなります。

4. 社内規程・マニュアルの整備

既存の規程集を読み込ませ、条文どうしの矛盾や古い表記を指摘させる用途です。法改正への対応案を作らせる場合も、最終版は必ず労務・法務の担当者や社会保険労務士が確認します。

人事で注意したい点

  • 応募者・社員の個人情報を入れる前に、社内規程と使うプランの学習設定を確認する
  • 氏名・連絡先など判断に不要な情報は、外してから読み込ませる
  • AIの出力に偏りがないか、複数人で確認する

【部門横断】誰でも使える活用事例

職種を問わず効果が出やすいのは、次の3つです。いずれもClaude(旧Cowork)でもできるため、量が多い・毎回同じ形式で出したい場合にClaude Codeを使います。

1. 議事録の要約とアクション抽出

文字起こしファイルから、要約・決定事項・宿題(担当者と期限)を同じ形式で出させます。会議が多い部署では、/議事録整理 のSkillにしておくと便利です。

2. メール・チャットの下書き

自社のトーンや定型の言い回しをCLAUDE.mdに書いておくと、問い合わせへの返信やお知らせ文の下書きを毎回同じ調子で作れます。送信は人が行います。

3. 社内FAQ・ナレッジの整理

Google DriveやSlackの過去のやり取りから、よくある質問と回答を抜き出してFAQの下書きにします。古い情報が混ざりやすいので、担当部署の確認を挟みます。

公開事例と調査データの読み方

Claude Codeの活用事例では「◯時間→◯分」という数字がよく紹介されますが、多くは研修会社や個人の発信で、条件や測り方がわかりません。出典を確認できた事例と調査は次のとおりです。

事例・調査

内容

出典の種類

Rimo(2026年3月)

非エンジニアのマーケ担当。Google広告の分析が「最低でも3時間」→「体感7分くらい」

当事者企業の公開記事

Anthropic グロースマーケティング(2025年7月)

非技術職1人で、数百件の広告の分析と差し替え案の作成を仕組み化

Anthropic公式ブログ

Anthropic 推論チームのML以外の担当者(2025年7月)

調べ物が約1時間→10〜20分

Anthropic公式ブログ

Growth Unhinged × GTM Strategist(2026年3〜4月、200人)

Claude CodeまたはCoworkを使う営業・マーケ担当の92%が時間短縮、67%が以前はできなかったことができたと回答。最大の不満はクレジット・コスト

調査レポート

Growth Unhingedの調査で紹介される「81%・69%・64%」は、どの用途に使っているか(生産性向上・コンテンツ作成・プロダクトマーケティング)の割合です。「生産性が81%上がった」という意味ではありません。また回答者はClaude Code単独ではなく、Coworkの利用者も含みます。

いずれの数字も、自社で同じ効果が出るとは限りません。導入の効果を測るなら、試す前に「今の作業時間」と「確認にかかる時間」を記録しておきましょう。AIで短くなった作業時間から、人の確認時間を引いた分が実際の削減分です。

作業の種類で使う機能を選ぶ(フロー型・ストック型など)

1回きりの作業か、毎回同じ手順をくり返す作業かで、合う機能が変わります。

タスクの種類

内容

合う機能

フロー型(1回きり)

その場で完結し、次回は別の内容

Claude(旧Cowork)か、Claude Codeの通常の指示

ストック型(定型・繰り返し)

毎回同じ手順

Skills

タイム型(定期実行)

毎月・毎週・毎朝決まった処理

ローカル定期タスク/Routines/Claudeのスケジュールタスク

条件型(ゴール達成まで)

完了条件がはっきりした複数ステップ

/goal

並列型(分担して同時に)

工程が多い大きな作業

サブエージェント

判断の目安

  • 「同じ作業を週1回以上やっている」→ Skillにする
  • 「決まった日に必ず発生し、PCのファイルを使う」→ ローカル定期タスク
  • 「データがクラウド側にあり、PCを開かずに回したい」→ Routines(GitHubが必要)
  • 「途中で何度も指示を出すのが面倒」→ /goal

「自分でやる/エンジニアに頼む」の線引き

非エンジニアが1人で進めてよい範囲と、情報システム部門やエンジニアに相談すべき範囲を分けておくと、思わぬトラブルを防げます。

領域

非エンジニア単独

エンジニア・情シスと一緒に

CSV・Excel・PDFの処理(作業フォルダ内)

○

—

CLAUDE.md・Skillsの作成

○

—

公式コネクタでのデータ読み取り

○(会社の許可を得たうえで)

—

ローカル定期タスク

○

—

Routines(GitHubリポジトリが必要)

△

○

公式MCPがないサービスとのAPI連携

△(技術的な理解が必要)

○

本番システムへの書き込み(受注確定、仕訳登録、振込など)

×(リスク大)

○(承認の流れを設計してから)

アクセス権限・許可ルールの設計

×

○

Claude Codeで作った集計の仕組みや小さなツールを、社内の実データや既存システムにつないで部署全体で使う段階になると、権限の管理、エラー時の対応、保守の担当者を決める必要が出てきます。個人の試作から業務システムへ移す際に整理すべき点は、AIで作ったアプリを開発会社へ引き継ぐにはでまとめています。

部署単位での展開や管理者の設定はClaude Code チーム導入ガイドで解説しています。

プラン別セキュリティ・データポリシー(企業導入前に必ず確認)

企業データのセキュリティとAI利用ポリシーのイメージ

業務データを入れる前に確認したいのは、「学習に使われるか」「どこに、どれだけ残るか」「Claudeがどこまで操作できるか」の3点です。

アカウント

学習への利用

保存期間

管理機能

Pro・Max(個人向け規約)

設定で選べる。オンならClaude Codeの利用分も学習に使われる

学習を許可: 5年/許可しない: 30日

組織での一括管理はなし

Team(商用規約)

原則使わない

標準30日

管理者による席・設定の管理(SSOなど対応範囲は公式で確認)

Enterprise(商用規約)

原則使わない

標準30日。ZDR(データを保存しない設定)は条件を満たした組織に個別で有効化

SSO・監査ログなど

業務データを入れる前のチェック

  1. Pro・Maxなら学習設定をオフにする(claude.ai/settings/data-privacy-controls で変更できる)
  2. 作業用のフォルダを作り、その中で起動する。ホームフォルダで起動すると毎回「信頼するか」の確認が出るため、公式も作業用のサブフォルダでの起動を勧めている
  3. ローカルに会話履歴が残ることを知っておく。会話履歴は平文で ~/.claude/projects/ に30日間保存される。共用PCでは特に注意
  4. 許可モードを確認する。デスクトップアプリのCodeタブはManual(毎回確認)が初期値。ターミナル・VS CodeはAuto modeが最初のモード。Bypass permissions(確認なし)は公式が「サンドボックスやVMでのみ使う」としており、非エンジニアには勧めない
  5. フォルダの境界を過信しない。Manual modeではフォルダ外の読み書きに確認が出るが、承認したコマンドはユーザー権限の範囲でどこにでも書ける。curl・wget も自動承認されないだけで、承認すれば実行される
  6. コネクタは公式の接続先だけを使う。AnthropicはディレクトリのMCPサーバーを掲載前に審査するが、セキュリティ監査はしないと公式に明記している
  7. Routinesは確認なしで書き込めることを理解したうえで使う
  8. Windowsでは WebDAV を有効にしない(許可の仕組みを回り込んだ通信が起きうると公式が注意)

/feedback などで送った会話は5年保存されます。セッション後の「会話を見てもよいか」にYesと答えると、ファイルの中身も含めて送られる点にも注意してください。公式のセキュリティページも「どんなシステムもすべての攻撃に完全に耐えられるわけではない」と書いており、最終的な確認は人が行う前提で使います。

詳しくはClaude Codeのセキュリティと安全な使い方で解説しています。

非エンジニア向けセットアップ手順

非エンジニアがClaude Codeを自分でセットアップするイメージ

Step 1. プランを選ぶ(2026年10月時点)

Claude CodeはFreeプランでは使えません。個人で試すならPro、部署で使うならTeam(2名から)が最初の選択肢です。利用枠はチャット・Cowork・Claude Codeで共有で、Coworkはチャットより早く枠を使います。

プラン

料金(税別)

Claude Code

おすすめの使い方

Free

$0

使えない

—

Pro

月払い $20/年払い $17相当(年$200)

○

個人で試す、小さく始める

Max 5x

$100/月

○

毎日長時間使う

Max 20x

$200/月

○

大量のファイル処理を日常的に回す

Team Standard

年払い $20/月払い $25(1席・月額)

○

部署での導入(2〜150名)

Team Premium

年払い $100/月払い $125(1席・月額)

○

Claude Codeをよく使うメンバーの席

Enterprise

1席 $20/月(年払い・最低20席)+利用分をAPI料金で従量課金

○

全社導入、SSO・監査ログ

現時点では、日本の利用者には2026年4月から消費税10%が別途かかる扱いです。料金は変わりやすいため、契約前に公式の料金ページで確認してください。詳しい比較はClaude Code料金とClaude料金を日本円で比較で解説しています。

Step 2. デスクトップアプリから始める

非エンジニアには、Claudeのデスクトップアプリ(macOS・Windows)をおすすめします。アプリを入れてサインインし、Codeタブを開けば始められ、CLIを別に入れる必要はありません。Web版(claude.ai/code)もありますが、クラウドで動くセッションではPCのファイルを直接開けない点が異なります。

ターミナルで使いたい場合は、公式のインストーラーを使います。

macOS / Linux / WSL

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

Windows(PowerShell)

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

Windowsでは、Git for Windowsを入れておくことが公式に推奨されています。なくてもPowerShellをシェルとして動きますが、デスクトップアプリでのセッション分離などにGitが必要です。ターミナルを使ったことがない人向けの公式ガイドも用意されています。

Step 3. 作業フォルダを作り、/init で CLAUDE.md を作る

Documents/claude-work/経理 のように、業務ごとの作業フォルダを作ってから開きます。最初に /init と入力すると、CLAUDE.mdのひな型が作られます。守ってほしいルールや出力形式を日本語で書き足してください。

Step 4. 許可モードを確認する

最初はManual(毎回確認)かPlan(計画だけ立てる)で使い、Claudeが何をしようとしているかを見ながら承認します。慣れてきたら、ファイル編集だけ自動で許可するAccept editsを検討します。

Step 5. 最初のSkillを保存する

一度うまくいった作業を「この手順をスキルにして」と頼み、/月次レポート のような名前で保存します。翌週も同じ名前で呼び出し、同じ結果が出るかを確かめてから、コネクタや定期実行に広げます。

職種 × 主に使う機能の対応表

職種

中心になる機能

代表的な使い方

人が必ず確認する点

自分で/情シスと

マーケター

Skills+サブエージェント+/goal

広告レポート、競合比較表、SNS投稿案

数値の出典、広告の停止・出稿

広告APIとの直接連携は情シスと

営業

Skills+CRMコネクタ

提案書の下書き、商談メモ、議事録

価格・納期・顧客情報

CRMへの書き込み設定は情シスと

経理

Skills+ローカル定期タスク+freee・マネーフォワード

月次集計、請求データ突合、経費チェック

合計値・件数、仕訳登録・振込の確定

会計SaaSの権限設定は管理者と

人事

CLAUDE.md+Skills

求人票、面接質問、規程の整理

合否・評価の判断、法令との整合

個人情報の扱いは社内規程に従う

部門横断

CLAUDE.md+Skills

議事録、メール下書き、FAQ

事実関係、送信・公開の判断

自分で始めやすい

失敗しないための5つの注意点

1. 機密情報は「入れてよいか」を先に決める

個人プランで業務データを扱う前に、学習設定をオフにし、会社のルールで入れてよい情報かを確認します。氏名・顧客名など作業に不要な情報は外してから読み込ませます。高機密の業務はTeam・Enterpriseで扱うのが現実的です。

2. 生成物は必ず人がレビューする

公式も「承認する前に、提案されたコードやコマンドの安全性を確認するのは利用者の責任」としています。数値・引用・固有名詞は、元データと突き合わせてから使います。

3. 承認の流れは残す(特に経理・広告・CRM更新)

広告の入札、受注確定、仕訳登録、CRMの更新など、社外や帳簿に影響する処理は、AIの提案→人の承認→実行の3段階を残します。Routinesは許可確認なしで動き、つないだコネクタへの書き込みも確認なしでできるため、書き込みを伴う作業を最初からRoutinesに載せるのは避けましょう。

4. CLAUDE.mdを長くしすぎない

ルールを書き込みすぎると、重要な指示が埋もれて守られにくくなります。守らせたい条件だけを短い箇条書きにし、詳しい手順は別ファイルやSkillに分けます。

5. 利用枠の消費を見ながら使う

Growth Unhingedの調査でも、最大の不満は「クレジット・コスト」でした。Proプランでサブエージェントや長い /goal を多用すると、すぐ上限に届きます。作業ごとに新しいセッションを始め、大きな処理は時間帯を分けて回すと枠を使い切りにくくなります。

他のAIツール(ChatGPT / Gemini / Copilot / Claude Cowork)との違い

非エンジニアが業務で比べることの多いツールとの違いは、次の表のとおりです。

ツール

得意な領域

非エンジニアにとっての位置付け

Claude(旧Cowork)

コーディング以外の知的作業。Excel・PowerPoint・Wordなどの完成ファイル

資料作成・調べ物・定期レポートの最初の選択肢

Claude Code

フォルダ内ファイルの一括処理、手順の固定、繰り返し処理

同じ作業を大量・定期的に回す段階で使う

ChatGPT

対話、アイデア出し、文章生成、ファイル作成

ブレストや単発の文章作成

Google Gemini

Google Workspaceとの連携

スプレッドシート・Gmail内での作業

GitHub Copilot

コード補完などエンジニアの開発支援

非エンジニアが使う場面は限られる

Claude Codeの強みは、手元のフォルダにあるファイルを実際に読み書きし、手順をCLAUDE.mdやSkillsで固定して、同じ品質で何度でも回せる点です。対話中心のChatGPTとは競合というより、使い分ける関係になります。詳しくはClaude vs ChatGPT 徹底比較やClaude Code vs GitHub Copilot 比較で解説しています。

こんな方におすすめ / おすすめしない人

こんな方におすすめ

  • 毎月・毎週、同じ手順で大量のCSVやExcelを処理している(経理の月次、マーケの週次レポートなど)
  • 「自分しかやり方を知らない作業」をSkillにして部署で共有したい
  • Claude(旧Cowork)を使ってみて、出力の形式や手順をもっと細かく決めたくなった
  • 個人のProプランで効果を確かめてから、部署に広げたい
  • 業務の流れを言葉にして整理するのが得意

おすすめしない人

  • 資料作成や調べ物が中心で、繰り返しの処理がない(Claude(旧Cowork)で十分なことが多い)
  • AIの出力を人の確認なしにそのまま使いたい
  • 完全無料で済ませたい(Freeプランでは使えない)
  • 会社のルールで業務データをAIツールに入れられない
  • PCの電源を切ったまま、PC内のファイルを自動処理させたい(ローカル定期タスクはPCが起きている間しか動かない)

よくある質問(FAQ)

Q1. 会社のPCに入れたいとき、情報システム部門に何を伝えればよいですか?

「使うプラン(個人のProか、会社契約のTeam・Enterpriseか)」「扱うデータの種類」「つなぎたい外部サービス」「作業フォルダの場所」の4点を伝えると話が早く進みます。Team・Enterpriseでは管理者がRoutinesを一括で無効にするなど組織単位の制御ができるため、会社で使うなら管理者側の設定から相談するのが近道です。

Q2. Excelマクロ(VBA)とは何が違いますか?

マクロは決まった手順を正確にくり返すのが得意で、手順を変えるにはコードの修正が必要です。Claude Codeは日本語で指示を変えられ、ファイルの書式のゆれにもある程度合わせてくれます。その代わり、毎回まったく同じ動きをする保証はないため、確定した手順を何万行も処理する用途では、Claude Codeにマクロやスクリプトを作らせて、それを使うほうが確実です。

Q3. Proプランで上限に当たったらどうすればよいですか?

利用枠はチャット・Cowork・Claude Codeで共有のため、Claude Codeで重い作業をするとチャットも使えなくなります。上限に当たったら、作業を小さく分ける、サブエージェントの利用を減らす、枠がリセットされるまで待つ、のいずれかです。毎日のように上限に当たるならMaxプランか、会社契約のTeam Premiumを検討します。

Q4. 人事評価のコメントを書かせてもよいですか?

評価者が決めた評価内容をもとに、伝わりやすい文章に整える使い方なら役立ちます。ただし、評価そのもの(点数や等級)をAIに決めさせるのは避けましょう。社員の個人情報を入れる前に、社内規程と使うプランの学習設定を確認してください。

Q5. MacとWindowsで違いはありますか?

デスクトップアプリはmacOS・Windowsの両方に対応しています。Windowsでは、Git for Windowsを入れておくことが公式に推奨されています。認証情報の保存先などの細かな違いはありますが、非エンジニアが業務で使う範囲で、できることに大きな差はありません。

Q6. 効果を実感するまでどのくらいかかりますか?

作業の内容や慣れによって大きく変わり、公式の目安もありません。最初は「毎週やっていて、間違えても影響が小さい作業」を1つ選び、同じ指示で2〜3回続けて同じ結果が出るかを確かめると、効果の有無を判断しやすくなります。試す前の作業時間を記録しておくと、削減できた時間も比べられます。

Q7. 英語ができなくても使えますか?

指示もCLAUDE.mdも日本語で書けます。画面の一部やエラーメッセージ、公式ドキュメントには英語が残りますが、わからない表示はClaudeにそのまま「この表示の意味を日本語で教えて」と聞けば対応できます。

まとめ:まずClaudeで試し、繰り返す作業からClaude Codeへ

2026年10月時点で、非エンジニアがClaude Codeを業務に使うことは十分に可能です。ただし、9月のCowork統合により、資料作成や調べ物ならClaude(旧Cowork)で足りる場面が増えました。Claude Codeは「同じ処理を大量に、毎回同じ品質で回したい」段階で選ぶ道具です。

始め方は次の3ステップに絞れます。

  1. Claude(旧Cowork)で一度やってみる。手順や出力形式を細かく決めたくなったらClaude Codeへ
  2. Proプランでデスクトップアプリを開き、作業フォルダとCLAUDE.mdを用意する。許可モードはManualかPlanから
  3. 「毎週やっている1業務」をSkillにし、同じ結果が出ることを確かめてから、コネクタや定期実行、部署への展開に広げる

紹介した事例の数字は各社の条件での結果で、自社で同じ効果が出るとは限りません。学習設定・保存期間・承認の流れを先に決めてから、業務データを入れるようにしましょう。

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このツールを自社のシステムや業務にどう組み込むか、ご提案します

この記事の著者

AI革命

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編集部

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