ビジネス活用2026年10月更新

タブレットの点検システムを作るには|既製アプリで足りる条件、写真と是正の追跡、設備台帳との連携と費用【2026年10月】

公開日: 2026/10/25
タブレットの点検システムを作るには|既製アプリで足りる条件、写真と是正の追跡、設備台帳との連携と費用【2026年10月】

この記事のポイント

タブレットの点検システムを既製アプリで済ませるか、作り込むかの判断材料。法定点検の記録で確かめること、写真と異常から是正完了までの追跡、設備台帳との連携、Platio・kintoneの公式価格と開発費用の目安をまとめました。

タブレットの点検システムは、点検項目の入力・写真・紙と同じ様式での出力までなら、既製の点検アプリやノーコードの業務アプリで始められることがあります(通信のない場所での記入に対応した既製品もあります)。作り込みが必要になるのは、今使っている設備台帳・保全システムと設備ごとに自動で同期したいとき、異常の報告から補修・再点検・承認までを1件ずつ追いたいとき、法定点検の様式や協力会社の権限に既製品が合わないときです。この記事は、紙の点検表を回収して転記しているため、異常の見落としや補修の完了確認ができていない工場・ビル・インフラ設備の保全責任者に向けて書いています。

費用の目安は、既製・ノーコードなら10ユーザーで月額約1.8万〜2.7万円から(例: kintone スタンダード 1ユーザー月1,800円・税抜で最低10ユーザー、Platio Lite 月27,000円・税別で標準10ユーザー。どちらも2026-10-25に公式の料金ページで確認。端末代・通信費は別)です。作り込む場合は、当社の公開価格で既存システムの改修が100万円〜、まず一部で試すPoCが300万円〜(税別)です。この記事では、自社の点検表を当てはめて「既製品で足りるか、どこを作るか」を決めるための確認表と、法定点検・是正の追跡・設備台帳の確認項目を順に示します。

既製の点検アプリで足りる場合と、作り込みが要る場合

タブレットで点検シートをダウンロードして記入し、サーバーの設備点検管理データベースへアップロードする仕組みの全体図

出典: 日立パワーソリューションズ 公式サイト

紙の点検表をタブレットに置き換える方法は、大きく3つに分かれます。

方法

中身

公式の例(2026-10-25確認)

点検向けの既製品

点検表のテンプレート化、写真、帳票出力などが最初から入っている

日立パワーソリューションズ「タブレット利用による設備点検管理システム」は、点検シートを端末にダウンロードして記入し(記入・写真は端末に記録)、点検終了時にシート単位でサーバーへアップロードする方式と、紙と同じ様式のExcel出力を公式に記載。標準構成はサーバー1台+タブレット10台まで。価格は公式ページに記載なし

ノーコードの業務アプリ

入力画面を自社で組み立てる

Platio(アステリア)、kintone(サイボウズ)など

個別に作る・既存システムに足す

既存の設備管理システムの改修、台帳との連携、独自の判定や承認の流れを作る

受託開発

どれを選ぶかは、次の6つの条件で決まります。右端の列に自社の状況を書き込むと、作り込みが要る範囲が見えてきます。

条件

既製・ノーコードで足りやすい

作り込みが要りやすい

自社の状況(記入欄)

点検項目

項目が決まっていて、シート単位で入力できる

設備ごとに項目や判定の基準値が違う。前回の値と比べて自動で異常にしたい

帳票

社内の様式でよい。Excel出力で足りる

法定の様式や提出先が決めた様式どおりに出したい。1回の点検から複数の様式を出したい

設備台帳

台帳はExcelのまま。点検記録だけ電子にする

既存の設備管理・保全システムと設備IDで自動同期し、台帳の二重管理をやめたい

通信

点検場所に電波がある。または電波のない場所でも、製品の「先に取り込んで後で送る」方式で足りる

電波のない場所で複数人が同じ設備の記録を直す、写真が多い、同期の決まりを自社で決めたい

是正

異常をメールやチャットで知らせれば足りる

是正の指示・担当・期限・補修・再点検・承認までを1件ずつ追い、期限切れを一覧にしたい

使う人と権限

社内の点検者だけが使う

協力会社・委託先にも入力してもらい、見える設備や記録を分けたい

「作り込みが要りやすい」に1つ当てはまっても、すぐ開発になるわけではありません。既製品の設定や、既製品と台帳のあいだをつなぐ部分だけを作る、という選び方もあります。

作り込みを選ばない方がよい場合

  • 点検表が数種類で、項目がめったに変わらない
  • 設備台帳はExcelで管理していて、点検結果を月に一度まとめて反映すれば足りる
  • 異常が出たら、保全担当がその日のうちに電話やチャットで補修を手配できている
  • 点検する人が数人で、全員が社内の人

このような状況なら、まず既製の点検アプリやノーコードの無料試用で1つの点検表を移してみるのが早く、安く済みます。開発会社に頼むのは、試してみて「台帳との二重入力が残る」「是正の追跡が抜ける」「様式が合わない」とはっきりしてからでも遅くありません。

法定点検の記録で確かめること(クレーン等安全規則を例に)

法定点検をタブレットで記録する場合、アプリが「入力できるか」より先に、記録をどれだけの期間、どの形で出せるかと、異常を見つけたあとの対応を残せるかを確かめます。クレーン等安全規則(昭和47年労働省令第34号)を例にすると、条文には次のように書かれています(e-Gov法令検索で2026-10-25に確認)。

条文

書かれていること

記録の義務

アプリを選ぶときに確かめること

第34条

設置後1年以内ごとに1回の定期自主検査(荷重試験を含む)

あり(第38条)

年1回の検査を、月次の点検と別の様式で持てるか

第35条

1月以内ごとに1回、安全装置・ブレーキ・ワイヤロープ・つり具などの定期自主検査

あり(第38条)

条文の項目どおりにチェック項目を作れるか。検査日・検査者が残るか

第36条

その日の作業を始める前の点検(巻過防止装置・ブレーキ・クラッチ・コントローラーの機能など)

第38条の記録義務からは除かれている

記録が義務でなくても、異常が出たときに補修へつなげられるか

第37条

屋外のクレーンで瞬間風速30m/sを超える風が吹いた後、またはクレーンで中震以上の地震の後に作業するときの事前点検

あり(第38条)

決まった周期でない点検を、その場で追加して記録できるか

第38条

「この節に定める自主検査及び点検(第三十六条の点検を除く。)の結果を記録し、これを三年間保存しなければならない」

—

3年分を検索でき、必要なときに様式どおり出力できるか。製品を乗り換えたとき過去の記録を持ち出せるか

第39条

「異常を認めたときは、直ちに補修しなければならない」

—

異常の記録から、補修の指示と完了までを同じ記録の上で追えるか

出典: クレーン等安全規則(e-Gov法令検索)

第39条は、異常を認めたら直ちに補修することを求めています(補修の記録の形までは条文に書かれていません)。異常の記録のあと補修が済んだかを追えない仕組みでは、この義務を果たしたかを社内で確かめにくくなります。是正の追跡は「あると便利な機能」ではなく、法定点検の運用に関わるものです。

ほかの点検でも確かめ方は同じです。たとえば消防用設備等の点検結果の報告書は消防庁告示(平成16年消防庁告示第9号)で様式が決まっており、電子申請を受け付けているか、提出部数や添付書類の扱いは消防本部ごとに異なります。出力する様式と提出の方法は、提出先の案内で確認してください。

出典: 消防用設備等の点検報告制度(総務省消防庁)(2026-10-25確認)

なお、紙で保存している法定点検の記録を電子データだけの保存に切り替えてよいか、どんな要件を満たせばよいかは、点検の根拠になる法令ごとに確認が必要です。この記事では断定しません。切り替える前に、社内の法務や所轄の労働基準監督署などの窓口に確認してください。

写真と異常から是正完了までの追跡

タブレットの点検画面でOK・NG判定、計測値の入力、写真撮影とコメント記入を行う画面の例

出典: 日立パワーソリューションズ 公式サイト

紙の点検表で異常が見落とされたり、補修が終わったか分からなくなったりするのは、異常の欄にチェックが付いても、そのあと誰が何をするかが紙の上に残らないためです。タブレットに移すときは、異常1件を「誰が・いつまでに・何をもって完了とするか」まで追える形にします。

下の表は、ある工場の異常1件の流れを想定した説明用の架空データです。

段階

記録すること

架空の記入例

担当

① 点検

設備ID・点検日・点検者・結果・写真

設備ID P-0123(冷却水ポンプ)、2026-10-06、点検者A、軸受の異音・振動値が基準を超える、写真2枚

点検者

② 異常の登録

重要度・内容・応急処置の有無

重要度「高」、運転継続可・監視強化

点検者

③ 是正の指示

是正担当・期限・内容

保全係B、期限 2026-10-13、軸受交換

保全責任者

④ 補修

補修日・補修内容・部品・写真

2026-10-10、軸受交換、交換後の写真1枚

保全係B(協力会社の場合も)

⑤ 再点検

再点検日・結果

2026-10-11、振動値が基準内

点検者

⑥ 承認

承認者・承認日

保全責任者、2026-10-11

保全責任者

⑦ 台帳への反映

補修履歴・次回点検日

設備台帳の P-0123 に補修履歴を追加、次回点検日を更新

システム(自動)または保全係

①と②は点検の記録そのものなので、既製品・ノーコードでも作りやすい部分です。製品ごとに差が出やすいのは③〜⑦です。試用のときは、次の質問で確かめてください。

  • 異常が登録されたら、是正担当と期限を付けて「未完了」の状態で残せるか
  • 期限を過ぎた是正、未完了の是正を、設備や担当ごとに一覧で見られるか
  • 補修の写真を、点検時の写真と同じ記録にひもづけて見比べられるか
  • 再点検と承認が済むまで「完了」にできないようにできるか
  • 協力会社が補修を入力するとき、その会社が担当する設備だけを見せられるか
  • 完了した補修の履歴が、設備台帳に自動で反映されるか(されない場合、誰がいつ転記するか)

このうち自社に欠かせない項目が既製品の設定でできない場合は、③以降の追跡だけを作る、既製品の記録を既存の保全システムに取り込む仕組みを作る、といった部分的な作り込みを考える段階です。

設備台帳・保全計画とのつなぎ方

サイボウズの業務アプリ作成サービス kintone のロゴ

出典: kintone 公式

点検の記録を電子にしても、設備台帳が別のExcelや保全システムにあると、「点検アプリに入れて、台帳にも入れる」二重管理が残ります。つなぎ方は3段階あります。

つなぎ方

どう動くか

合う場面

気をつけること

つながない

台帳はExcelのまま。点検記録だけ点検アプリに残す

設備が少なく、台帳の更新が月に数回

設備の追加・廃止を点検アプリ側にも手で反映する

CSVで定期的に取り込む

台帳の設備一覧を点検アプリへ、点検・補修の結果を台帳へ、決まった間隔でファイルを受け渡す

台帳の更新が日に1回で足りる。既存システムにAPI(システム同士が自動でデータを受け渡す口)がない

取り込みの担当と頻度、失敗したときの気づき方を決める

APIで自動同期する

設備の追加や補修の完了が、もう一方にすぐ反映される

設備が多く、台帳と点検の両方を毎日使う。協力会社も入力する

どちらのデータを正とするか(両方で直されたときにどちらを残すか)を先に決める

どの方法でも、最初に決めるのは設備IDをどちらの台帳で付けるかです。点検アプリと台帳で同じ設備に別の番号が付いていると、つなぐ段階で照合の手間が大きくなります。保全計画(年間の点検予定)も、台帳側で持つのか点検アプリ側で持つのかを決めておきます。

なお、kintone の料金ページでは、ライトコースの「外部サービス連携、プラグインなどの拡張機能」と「APIリクエスト数」の欄が対象外の表示になっています(2026-10-25確認)。既製品やノーコードで台帳とつなぐ場合は、連携できるプランの料金で比べてください。kintone で作った点検アプリを既存システムとつなぐ考え方は「kintoneと既存システムの連携開発」で詳しく扱っています。

電波のない場所で入力するときの3つの確認

地下の機械室、山間部の設備、厚い壁に囲まれた電気室などでは、通信できない前提で設計します。「オフライン対応」と書かれていても、次の3点は製品ごとに違うため、試用で確かめます。

  1. 同じ記録を2人が直したとき: 2台の端末で同じ設備の記録を通信のない場所で直し、あとから送ったとき、どちらが残るか。消えた側に知らせが出るか
  2. 写真の容量: 1回の点検で撮る枚数と画質、端末に残せる量、通信が戻ったときの送信にかかる時間
  3. 端末をなくしたとき: 端末の中に送信前の記録や写真が残っている間に紛失した場合、遠隔で消せるか、記録が誰のものか分かるか

日立パワーソリューションズの公式ページには、点検シートを端末にダウンロードして記入し、点検終了時にアップロードする方式と、通信ができない離島での作業に備えてシートを常にダウンロードしておく事例が書かれています。Platio・kintone の通信のない場所での入力の仕様は、料金ページでは確認できませんでした。選ぶ前に各社の公式ヘルプで確かめてください。

費用の目安(既製品・ノーコード・作り込み)

現場向け業務アプリ作成サービス Platio の紹介画像

出典: Platio 公式

既製品・ノーコードの年間費用

公式の料金ページで価格を確認できたものだけを並べます。下の年額は、公式の月額をもとにした仮定に基づく試算です。タブレット端末代・通信費・端末管理の費用は含みません。

製品・プラン

公式の価格(2026-10-25確認)

10ユーザーの年額(試算)

20ユーザーの年額(試算)

Platio Lite

月27,000円(税別・保守料込み・初期費用0円・標準10ユーザー。10ユーザーごとに月3,000〜5,000円で追加)

324,000円

360,000〜384,000円

kintone スタンダード

1ユーザー月1,800円(税抜・最低10ユーザー。APIは1アプリ1日1万件まで)

216,000円

432,000円

出典: Platio 料金、kintone 料金。各社の情報は確認日時点の公式サイトの記載です。最新は各社にご確認ください。

点検向けの既製品には、公式ページに価格の記載がない製品があります。比較サイトに出ている数字は媒体ごとに食い違うことがあるため、この記事では載せていません。見積を取るときは、ユーザー数・端末数・帳票の数・連携の有無をそろえて聞くと比べやすくなります。

作り込む場合の費用(当社の公開価格)

依頼の形

当社の公開価格(税別)

この記事の課題で当てはまる例

既存システムの改修

100万円〜

今の設備管理システムに、タブレットで使える点検入力の画面や是正の追跡を足す。既製の点検アプリの記録を台帳に取り込む仕組みを作る

PoC(一部で試す)

300万円〜

1つの設備群・1つの点検表で、入力から是正完了・台帳反映までを試し、現場で使えるかを確かめる。300万円は試す段階の開始価格で、本番システムの完成価格ではない

本開発

個別見積

複数拠点・複数の点検表・協力会社の権限・台帳との自動同期まで含めた本番運用のシステム

どの形でも、クラウドの利用料・外部サービスのライセンス・タブレット端末などの実費は別です。既存システムの改修・PoCの範囲と進め方は「既存システムの改修・PoCの価格と、相談から開発までの進め方」にまとめています。業務システム全体の費用の考え方は「業務システム開発の費用相場」も参考にしてください。

紙の転記にかかっている費用の見積もり方

開発に払う額の上限を考えるには、今の転記と追いかけにかかっている時間を出しておきます。下は仮定に基づく試算です(数値は説明用で、実測ではありません)。

項目

仮定

月の時間

点検表の回収・Excelへの転記

月200枚 × 1枚5分

約16.7時間

異常の補修が済んだかの確認(電話・現場確認)

月20件 × 1件15分

5時間

法定点検の様式への清書・提出準備

月4時間

4時間

合計

約25.7時間

1時間あたりの人件費を3,000円とすると、月約7.7万円、年約92.4万円です。この時間のうち、タブレットに移したあとも残る作業(異常の判断、承認、様式の最終確認)を引いた分が、仕組みで減らせる範囲になります。自社の点検表の枚数と1枚あたりの時間に置き換えて計算してください。

自社でAIを使って進める部分と、会社に頼む部分

いまは ChatGPT や Claude などの生成AIで、点検項目の洗い出しや簡単な入力画面の試作まで社内で進められます。下の表は、どこまで自社で進めて、どこから頼むかを切り分けた例です。

作業

自社で進めやすい

頼む方がよい場合

紙の点検表を項目・判定の基準・様式に整理する

生成AIに点検表を読ませて項目の一覧を作り、保全担当が確かめる

点検表が数十種類あり、設備ごとに項目が違う

既製品・ノーコードの試用

1つの点検表を移して、現場で1か月使ってみる

試用で台帳との二重入力・是正の追跡・様式のどれかが解決しない

入力画面の試作

生成AIで画面のたたき台を作り、現場に見せる

試作を本番で使う段階で、ログイン・権限・バックアップ・通信のない場所での同期が要る

設備台帳・保全システムとの連携

台帳のCSVの項目を確かめる

既存システムの仕様が分からない、作った会社と連絡が取れない、自動同期が要る

法定点検の様式出力

様式と提出先の案内を集める

様式どおりの出力を、3年分の記録から何度でも出せるようにしたい

社内でAIを使って作った点検アプリを本番で使う場合の確認点は「AIで作ったアプリを本番化するときの引き継ぎ」で扱っています。今の業務システムをタブレットで使えるようにしたい場合は「業務システムのスマホ・タブレット対応の改修」も参考になります。

当社(AI革命)に頼む場合の範囲

当社は、点検の入力画面(タブレット・スマホで使う画面)、是正の追跡と承認の流れ、帳票の出力、設備台帳・保全システムとのCSV連携やAPI連携、協力会社ごとの権限、既存の設備管理システムの調査と改修、データの移行に対応できます。言語や製品を理由にお断りすることはなく、公開API・Webhook(ある操作をきっかけに別のシステムへ自動で知らせる仕組み)・CSV・画面操作のどれでつなぐかを一緒に決めます。既製の点検アプリを使い続け、足りない部分だけを作る形も選べます。

一方で、点検・設備保全の分野で公開できる受託の実績はありません。公開できる実績は、薬局の複数店舗・数千人分の記録管理、権限、確認工程のシステムと、通信事業の数万件の請求情報の取込・集計・確認画面です。記録を残し、確認の工程と権限を分ける業務システムという点では共通しますが、点検の実績として扱うものではありません。また、タブレット端末の調達や端末管理の運用、現地での立ち会い、法令に適合していることの保証は、当社の対応範囲としてお約束していません。

紙の点検表と今の設備台帳の持ち方が分かれば、既製品で足りるか、どこを作るかの切り分けから相談できます。

今の点検表と使っているツールを伺い、既製品で足りるか・作る範囲はどこかを相談する

初回相談は無料・30分(オンライン)です。要件が決まっていなくても大丈夫です。

相談の前にそろえておくと早いもの

  • 紙またはExcelの点検表の様式(種類の数と、代表的なもの1〜2枚。設備名などは伏せてかまいません)
  • 設備台帳をどこで管理しているか(Excel・設備管理システムの名前など)
  • 点検の件数(月に何枚・何台)と点検する人数、協力会社が入力するか
  • 電波のない場所で点検するか
  • 法定点検の様式で提出しているものがあるか
  • 試用中・利用中の点検アプリがあれば、その名前と困っている点

実際の点検記録・設備の詳しい情報・システムのログイン情報は送らないでください。

よくある質問

Q. タブレット端末は何を選べばよいですか?

点検アプリが対応している端末とOSを先に確かめてから選びます。現場で手袋をしたまま操作するか、防水・防じんが要るか、写真を何枚撮るかで向く端末が変わります。端末の選定・調達・管理は、端末の販売会社や社内の情報システム部門と進めることになります。当社が相談で扱うのは、点検アプリ側で必要な端末の条件の整理までです。

Q. 紙の点検表と同じ見た目の画面にした方がよいですか?

出力する帳票は紙の様式に合わせた方が、提出先や監査で混乱しません。一方、入力する画面は紙と同じ並びにこだわらず、点検の順路どおりに1設備ずつ表示する方が、タブレットでは押し間違いが減ることがあります。画面と帳票を分けて考えると、既製品でも選べる幅が広がります。

Q. 既製の点検アプリを使っていて、あとから設備台帳とつなげられますか?

その製品がCSVの出力や公開API(ほかのシステムからデータを読み書きできる口)を持っていれば、あとからつなぐ仕組みを作れます。契約しているプランで連携の機能が使えるか、1日に読み書きできる件数に上限があるかを先に確かめてください。kintone のように、プランによって外部連携・APIが対象外になっている場合があります。

Q. 点検アプリを乗り換えるとき、過去の記録はどうなりますか?

法定点検の記録は保存期間がある(クレーン等安全規則では3年)ため、乗り換えたあとも過去の記録を出せる必要があります。今の製品から写真を含めて一括で書き出せるか、書き出した形式を次の製品やシステムに取り込めるかを、乗り換えの前に確かめます。取り込めない場合は、古い記録を閲覧専用で残す方法も検討します。

Q. 協力会社の点検員にも同じアプリを使ってもらえますか?

既製品・ノーコードでもユーザーを追加すれば使ってもらえますが、ユーザー数に応じて費用が増える料金体系があります。また、協力会社ごとに見える設備や記録を分けられるかは製品によって違います。協力会社が複数あり、互いの記録が見えてはいけない場合は、権限の分け方を試用で確かめ、足りなければその部分を作り込みます。

Q. 点検の異常をAIに判定させることはできますか?

数値の点検なら、基準値や前回の値と比べて異常の候補を出す仕組みは作れます。写真から傷やさびの候補を拾う使い方も考えられますが、見逃しや誤検知がどの程度あるかは、自社の設備の写真で確かめないと分かりません。最終的に異常と判断して補修を決めることは人が行い、AIは見落としを減らす補助として使う設計をおすすめします。


紙の点検表を集めて転記する作業と、補修が済んだかを追いかける手間は、仕組みを変えれば減らせます。既製品で足りるならそれを選び、足りない部分だけを作る判断から始めてください。

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初回相談は無料・30分(オンライン)です。相談後に、業務の棚卸し表・効果の見立て・簡易モックと、依頼範囲の候補・進め方・費用の目安をまとめた相談メモを無料でお送りします。簡易モックは画面のイメージで、動くシステムではありません。

点検後に事務所で作る点検報告書の作成を自動化したい場合は、「点検報告書の自動化」をご覧ください。

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この記事の著者

AI革命

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編集部

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