AIツール2026年10月更新

Krea 3とは?2K編集が8秒未満の画像編集AIの料金・使い方・Nano Banana Pro/GPT Image 2との違い【2026年10月】

公開日: 2026/10/16
Krea 3とは?2K編集が8秒未満の画像編集AIの料金・使い方・Nano Banana Pro/GPT Image 2との違い【2026年10月】

この記事のポイント

Krea 3は、米Kreaが2026年10月15日にベータ公開した画像編集AIです。参照画像の追加料金を含めた実際の費用、アプリ・Krea API・falの使い分け、LoRAや4Kへの対応状況、業務で使うときのデータの扱いまで、公式情報をもとに整理しました。

Krea 3(クレア3)は、米Krea(KREA, Inc.)が2026年10月15日にベータ公開した画像編集AIモデルです。 ゼロから絵を描くよりも「今ある画像の一部を、指示どおりに描き直す」ことを得意としていて、Kreaの発表では2K画像の編集の大半が8秒未満で終わり、API価格は2K出力で1枚$0.06からとされています。

ただし、$0.06は参照画像を1枚も渡さないときの基本料金です。編集では元の画像を最低1枚渡すので、2Kなら1回$0.13(約21円)からが実際の目安になります。発表から日が浅く、公式資料の間でも数字が食い違っているため、この記事では数字ごとにどの資料に載っているかを添えています。

この記事でわかること

  • Krea 3でできること、できないこと(2026年10月16日時点)
  • 料金の読み方と、参照画像の追加料金を含めた試算
  • Kreaアプリ、Krea API、falの3つの使い方の違い
  • Nano Banana Pro、GPT Image 2などとの違い
  • 業務で使うときのデータの扱いと、規約で注意したい点

こんな方に向けた記事です

  • EC・広告の商品写真を大量に差し替えたい方
  • 既存の画像を崩さずに一部だけ直せるAIを探しているデザイナー・マーケター
  • 画像編集をAPIで自社のサービスや業務に組み込みたい開発者

Krea 3とは:変える場所だけを描き直す「編集特化」のモデル

Krea 3の公式イメージ。文字ごとに範囲を指定して質感を描き直す編集例

出典: Krea 公式

Krea 3は、画像生成AIというより画像編集AIです。 公式FAQは「本番業務向けの画像編集モデル」と説明していて、得意分野に「商品の場面変更、不要物の除去、写真のクリーンアップ」を挙げています。テキストから画像を作る機能もありますが、Kreaのチームはこちらを実験的な扱いとしています。

速くて安い理由について、公式FAQは「ほとんどの編集は画像の一部しか変えない。Krea 3は先に変える領域を見つけ、変わる部分だけを描画する」と説明しています。大きなモデルを小さく蒸留したものではなく、編集用に新しく学習したモデルだとも書かれています。

項目

内容

名称

Krea 3(料金ページでは「Krea 3 Beta」表記)

開発元

KREA, Inc.(米サンフランシスコ)。CEO Víctor Pérez、CTO Diego Rodríguez

公開日

2026年10月15日(ベータ公開)

主な用途

指示文による画像編集、範囲を指定した部分編集、複数画像の合成

出力解像度

1K / 2K(ネイティブ2K。例: 2736×1536px)

提供形態

Kreaアプリ(krea.ai)、Krea API(アーリーアクセス)、fal などのパートナー、Enterpriseのセルフホスト

オープンウェイト

なし(公開は社内で検討中とコメントあり。時期は未定)

Kreaは、自社モデルのほかにNano BananaやFlux、Seedanceなど50以上の他社モデルも使える画像・動画の制作プラットフォームです。公式ブログによると、Krea 3はkrea.aiの3,000万ユーザーに提供されます。画像生成AI全体の中での位置づけは「生成AIとは」で解説しています。

Krea 2との違い

前の世代のKrea 2(2026年5月公開)は、生成の美しさを重視したモデルで、6月にはRaw / Turboの重みが公開されました。Krea 3は方向を変え、編集の速さと正確さに絞ったクローズドなモデルです。

比較項目

Krea 2

Krea 3

公開

2026年5月12日

2026年10月15日(ベータ)

主な役割

テキストからの画像生成(見た目の美しさ)

既存画像の編集

オープンウェイト

Raw / Turbo を公開済み

なし

LoRA学習

対応

未対応(10月16日時点で「coming soon」)

公開からの動き

日付

出来事

出典

2026年10月15日

Krea 3をベータ公開。APIはアーリーアクセス、EnterpriseでZero Data Retentionに対応

公式X・ブログ・リリースノート

2026年10月16日

アプリの既定の画像モデルがKrea 3に。全ユーザーが利用可能、Krea 3 UltraはMaxプラン以上

リリースノート

2026年10月23日(予定)

APIの旧パラメータ値(thinking_modeの instant / medium)を廃止

Deprecations

正式版や追加ベンチマーク、技術レポートの公開も予告されていると報じられていますが、日付は公式には出ていません。


Krea 3でできること

Krea 3公式ページに掲載された商品写真の編集作例(コーヒー商品のパッケージ撮影)

出典: Krea 公式サイト

Krea 3の中心は「何を変えて、何を残すか」を普通の言葉で指示できる編集です。 公式LP・ブログ・APIドキュメントで確認できる主な機能は次のとおりです。

1. 範囲を指定した部分編集

アプリでは画像上にボックスを描き、そこで何を変えるかを指示します。Krea 3はボックスの内側だけを描き直し、外側は元の画像のまま残します。APIでは regional_edit: true を指定すると、変えた部分以外がピクセル単位で保たれるため、何度編集を重ねても画質が落ちにくくなります。

ただしAPIドキュメントでは、全体の照明を変える、季節を変える、合成するといった画像全体に及ぶ編集にはこの指定を使わないよう案内しています。範囲を指定しない通常の編集は画像全体を描き直すので、繰り返すと劣化がたまる可能性があります。

2. 商品やキャラクターを保ったままの場面変更

  • 商品のラベルやロゴを崩さずに、背景や置き場所を変える
  • 人物の顔や服装を保ったまま、衣装・場面・ポーズを変える
  • 「#FFC12E にして」のようにHEXカラーで色を指定し、商品にだけその色を当てる

3. 複数の参照画像の合成

APIドキュメント・公式LP・falでは、参照画像は最大8枚です。ただし公式ブログには「最大6枚」とあり、Zero Data Retentionを使う場合は最大4枚です。5枚以上渡すと各画像が長辺1536pxに縮小されるため、細部を残したいときは4枚以下が推奨されています。

4. 画材の保持と写真化

絵画、ベクター、インク画はその画材のまま編集されます。スケッチ、ムードボード、古い写真を写真風に仕上げる使い方も紹介されています。

5. 看板やパッケージの文字の差し替え

公式LPには、看板・ポスター・パッケージの文字を差し替える作例があり、日本語の文字組みの作例も1件載っています。日本語の文字をどこまで正確に描けるかは、現時点では第三者の検証が見当たりません。日本語の文字描画を重視するなら、「Qwen-Image-3とは」や「gpt-image-2とは」で扱っているモデルと比べてから決めるのが安全です。

6. API向けの細かい設定

設定

内容

解像度

1k / 2k。width / height は各4096まで指定できるが、近いアスペクト比と1K/2Kのキャンバスに丸められる

アスペクト比

1:1、4:5、3:4、2:3、9:16、5:4、4:3、3:2、16:9、21:9

thinking_mode

fast(既定・推奨)/high(複雑な多段編集や複数画像の合成向け)

ネガティブプロンプト

1,024文字まで

seed

指定できるが、同じseedでも同じ結果になるとは限らない

このほか公式LPには、音声メモでの指示、251種類のプリセット、Photoshop・After Effects・Premiere Pro・DaVinci Resolve・Blender・ChatGPTとの連携が載っています。連携がプラグイン方式なのか別の仕組みなのかは、公式ページからは確認できませんでした。


Krea 3の強み:速さと、編集を重ねても崩れにくいこと

強みは、2Kで8秒未満という速さと、変えない部分を残せる精度、そして1枚あたりの安さの3つです。 どれもKreaの自社計測・自社主張である点は押さえておく必要があります。

公式ブログによると、2026年9月24日〜10月1日にKrea上で実行された編集ジョブの所要時間の中央値(待ち時間を含む)は次のとおりです。

モデル

編集1回の中央値(Krea計測)

Krea 3

8秒未満

Nano Banana 2

27秒

Nano Banana Pro

33秒

GPT Image 2

90秒

Kreaの社内で最も速い構成では4〜5秒とされています。Kreaは公式Xの発表で、品質はNano Banana ProやGPT Image 2.5と同等だとしています。一方、公式LPの速度比較(12枚の中央値)では、Nano Banana Proが約26.8秒、GPT Image 2.5が約39.9秒と、ブログとは別の数字が載っています。LPのこの比較には「事前に生成した出力で、ライブのベンチマークではない」との注記があります。

価格面でも、Kreaは「ローンチ価格は定価で、補助金で下げた一時的な価格ではない。今後は上がるより下がる見込み」とFAQで説明しています。

先行導入した企業として、商品写真の編集アプリPixelcutとDoodlesの名前がブログに出ています。


Krea 3の弱み・できないこと

10月16日時点では、LoRA、スタイル参照、4K出力、ローカル実行には対応していません。 一部の海外メディアは「LoRAで学習できる初の編集モデル」「最大4K」と書いていますが、公式の情報とは食い違っています。

項目

10月16日時点の状況

LoRA・スタイル参照

未対応。リリースノートに「Krea 3で使うと『coming soon』と返る」とある

4K出力

公式で確認できるのは1K/2Kまで。4Kは確認できない

テキストからの画像生成

使えるが、Kreaのチームは実験的な扱いと説明

リアルタイム生成

非対応と公式ブログが明記(falの768×768のRealtimeは別のエンドポイント)

ローカル実行

不可。オープンウェイトはなく、セルフホストはEnterpriseのみ

APIの利用

申請制のアーリーアクセス(fal経由なら従量課金ですぐ使える)

再現性

seedを固定しても同じ結果になる保証はない

Hacker Newsの公開スレッドでは、手足の描写が崩れる、看板の文字が乱れる、プロンプトに書いたHEXコードが文字として画像に出てしまう、作例が選び抜かれたものではないか、GPT Image 2.5より発想の幅が狭い、といった指摘も出ています。業務で使う前に、自社の素材で数十枚ほど試しておくと判断を誤りにくくなります。


Krea 3の料金:基本料金は$0.06でも、編集の実費は$0.13から

Krea APIの公式ドキュメントのトップ画像

出典: Krea 公式ドキュメント

Krea APIの料金は「出力の基本料金+参照画像ごとの追加料金」で決まります。 宣伝文句の「1枚$0.06」は参照画像なし・2K・fastモードの基本料金で、元画像を渡す編集ではここに参照画像の料金が加わります。

Krea APIの料金表(公式ドキュメント)

項目

1K出力

2K出力

基本料金

$0.03

$0.06

参照画像1枚(1K)ごと

+$0.02

+$0.02

参照画像1枚(2K)ごと

+$0.07

+$0.07

thinking_mode=high

+$0.02/回

+$0.02/回

実際にかかる費用の試算

公式の料金表をもとに、筆者が計算した目安です(1ドル=158円で概算)。

使い方

1回あたり

円の目安

2K・参照なし・fast(テキストから生成)

$0.06

約9.5円

1K・1K元画像1枚・fast

$0.05

約8円

2K・2K元画像1枚・fast

$0.13

約21円

2K・2K元画像1枚・high

$0.15

約24円

2K・2K参照4枚・high

$0.36

約57円

2K・元画像1枚・fastの編集を続けた場合、月100回で約$13(約2,100円)、月1,000回で約$130(約2万500円)、月1万回で約$1,300(約20万5,000円)です。

falで使う場合(課金方式が違う)

パートナーのfalでは、出力と参照画像の画素数の合計で課金されます。料金は1メガピクセルあたり$0.025です。

  • 1024×1024の出力: 約$0.025
  • 2048×2048の出力: 約$0.10。同じサイズの元画像を1枚渡す編集では約$0.20
  • editでreasoningをhighにすると、1回ごとに5メガピクセル分が加算される
  • 従量課金で最低料金はなし。fal経由の生成物は商用利用できると明記されている

falのパラメータ名(berry / jam のバリアント、reasoningの low / medium / high)はKrea APIの thinking_mode と名前が一致しません。料金も設定も、提供元ごとに分けて考えてください。

Kreaアプリのプラン(2026年10月16日時点)

プラン

表示価格(月額)

コンピュートユニット

Krea 3の目安枚数

Free

$0

100/日

約5枚/日

Basic

$5

5,000/月

約277枚

Pro

$21

20,000/月

約1,111枚

Max

$63

60,000/月

約2,222枚

Business

$160

80,000/月〜

公式で確認

Enterprise

個別見積もり

個別

—

料金ページには「年払いで40%オフ」とあり、表示価格は年払いの月額換算とみられますが、ページ上で明示されていません。ページ内で数字が食い違っている箇所もあるため、枚数はあくまで目安です。Krea 3 Ultraを使えるのはMax以上です。Pro / Maxの年払いでは、1K/2KのFast生成が14日間無制限になるキャンペーンの表記もありました。

Freeプランの商用利用は、料金ページのプランカードとFAQで記載が食い違っています。仕事で使うなら、商用ライセンスが明記されたBasic以上を選ぶのが確実です。

他社モデルとの価格比較(Kreaが公表した値)

公式LP・ブログでは、参照画像なしの定価として次の比較を載せています。

モデル

1枚あたり(Krea掲載値)

月10万回編集した場合(Krea試算)

Krea 3

$0.06

$6,000

Nano Banana Pro

$0.135

$13,500

GPT Image 2

$0.22

$22,000

GPT Image 2.5については約$0.21と載っていますが、LP上で「検証待ちの暫定値」と注記されています。Krea 3も実際の編集では参照画像の料金が加わるので、比べるときは条件をそろえてください。GPT Image 2のトークン単位の料金は「gpt-image-2とは」で整理しています。


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Krea 3の使い方:アプリ・Krea API・falのどれを選ぶか

Krea 3をAPIで提供している開発者向けプラットフォームfalの公式イメージ

出典: fal 公式

試すだけならKreaアプリ、今すぐAPIで組み込みたいならfal、量が多く契約やデータ管理を重視するならKrea APIかEnterpriseです。

使い方

始めやすさ

料金の形

こんな場合に

Kreaアプリ(krea.ai)

アカウント登録ですぐ

プランのユニットを消費

手作業で数十〜数百枚を編集したい

fal

APIキー発行ですぐ

メガピクセル単位の従量課金

開発中のサービスに今すぐ組み込みたい

Krea API

申請制(sales@krea.ai)

解像度+参照画像の課金

大量処理の単価を抑えたい、Kreaと直接契約したい

Enterprise(セルフホスト・ZDR)

個別契約

個別見積もり

機密画像を扱う、自社のGPUで動かしたい

公式ブログでは、配信パートナーとしてfal、Hedra、Together AI、Nous Research、OpenRouter、Replicateの名前が挙がっています。10月16日時点で稼働を確認できたのはfalです。

Kreaアプリで編集する流れ

  1. krea.ai にログインする(10月16日からKrea 3が既定の画像モデル)
  2. 編集したい画像をアップロードする
  3. 変えたい部分をボックスで囲み、「背景を木のテーブルに」「ボトルの色を #FFC12E に」のように指示する
  4. 結果を確認し、気になる部分だけ追加で指示する

Krea APIの呼び出し方

POST /generate/image/krea/krea-3 にリクエストを送るとjob_idが返り、GET /jobs/{job_id} で完了を確認するか、Webhookで結果を受け取ります。公式ドキュメントは「APIトークンはサーバー側で保管し、クライアント側のコードに含めない」よう求めています。thinking_mode の旧値 instant / medium は2026年10月23日に廃止されるので、新しく書くコードでは fast / high を使ってください。

fal経由では、編集用の krea/v3/edit(参照1〜8枚。プロンプト内で <image-1>〜<image-8> と指定)、生成用の krea/v3/text-to-image、ライブ編集用の krea/v3/realtime が用意されています。出力は1辺256〜3200px、上限は約422万画素(2048×2048など)で、PNGかJPEGを選べます。

EC の商品画像管理や広告の入稿フローにKrea 3を組み込む場合は、APIを呼ぶ処理に加えて、元画像の受け渡し、生成結果の確認、承認の手順まで設計する必要があります。新しい画像モデルを今の業務システムにつなぐ方法と費用の目安は「既存システムにAIを組み込む方法」にまとめています。


Krea 3と他の画像AIの違い

Krea 3は「既存の画像を速く・安く・崩さずに直す」ことに絞ったモデルで、ゼロからの生成や文字描画を重視するなら他のモデルが候補になります。 速度と価格はKreaの公表値なので、独立した検証ではない点に注意してください。

比較項目

Krea 3

Nano Banana Pro

GPT Image 2

Nano Banana 2 Lite

開発元

Krea

Google

OpenAI

Google

得意分野

既存画像の部分編集・場面変更

高品質な生成、ポスター級の文字

推論しながらの生成、文字・レイアウト

高速・低価格の大量生成

編集1回の中央値

8秒未満(Krea計測)

33秒(Krea計測)

90秒(Krea計測)

生成約4秒(Google公表)

1枚の価格の目安

2Kで$0.06〜(参照画像は別料金)

$0.135(Krea掲載値)

$0.22(Krea掲載値)

1Kで約$0.034

最大解像度

2K

4K

1辺3840px

1K

範囲を指定した編集

ボックス指定・regional_edit

指示文で部分編集

編集API

指示文で編集(連続編集は最大3回)

オープンウェイト

なし

なし

なし

なし

Nano Banana系の詳細は「Nano Banana 2 Liteとは」、他社の新しい画像モデルは「Seedream 5.0 Proとは」「FLUX 3とは」でも紹介しています。

用途別の選び方

やりたいこと

候補

理由

商品写真の背景を大量に差し替える

Krea 3

速さと単価、ラベルやロゴを保つ編集が強み

1枚の画像を何度も少しずつ直す

Krea 3(regional_edit)

変えない部分がピクセル単位で残る

日本語の文字が多いバナーを作る

GPT Image 2、Qwen-Image-3

文字描画の評価が先に出ている

4Kで印刷物を作る

Nano Banana Pro など

Krea 3は2Kまで

Photoshopの中で商用利用の安心感を優先する

Adobe Firefly

「Adobe Firefly Image 5とは」を参照

デザインテンプレートで手早く作る

Canva AI

「Canva AI 2.0の使い方」を参照

ローカルや自社環境でモデルを動かす

オープンウェイトのモデル

Krea 3は重みを公開していない

ほかの画像生成AIもまとめて比べたい場合は「生成AIツールおすすめ」も参考になります。


業務で使う前に確認したいセキュリティと規約

機密画像や顧客の素材を扱うなら、Business以上のプランか、EnterpriseのZero Data Retentionを前提に検討してください。 利用規約では、アップロードした画像や生成物について、Kreaに広い利用許諾を与える形になっているためです。

  • 利用規約のライセンス: アップロード画像と生成物の権利は利用者に残りますが、Kreaに対して全世界・非独占・永続・無償・再許諾可能・譲渡可能なライセンスを与える内容です。モデルの学習に使うかどうかは規約に明記されていません。Business / Enterpriseは「学習に使わない」条項やIP補償、SSOを打ち出しています
  • Zero Data Retention: EnterpriseのワークスペースでKrea 3に対応しています。APIで X-Api-Zero-Data-Retention: 1 ヘッダーを付け、画像はbase64のdata URIで渡します。この場合の参照画像は最大4枚です
  • 商用利用: 商用利用の条件はプランによって異なり、Kreaは条件をいつでも変更できると規約に書かれています。使う前に料金ページで最新の条件を確認してください
  • 人物画像の扱い: 顔を保ったまま場面を変えられるため、実在の人物を使うと肖像権の問題や、規約で禁じられた「同意のないなりすまし(ディープフェイク)」にあたる恐れがあります。社内で人物画像の扱いを決めてから使いましょう
  • 準拠法: カリフォルニア州法で、紛争はサンフランシスコのJAMS仲裁となり、集団訴訟は放棄する内容です。初回同意から30日以内であれば、仲裁を拒否する手続きがあります

商品写真をAIで加工して公開するときは、加工した事実をどう扱うか、誰が確認するかも決めておく必要があります。企業がAI加工画像で謝罪に至った例は「味の素のAI画像をめぐる謝罪」で取り上げています。


Krea 3をおすすめする人・おすすめしない人

既存の写真を大量に、崩さずに直したい人には有力な選択肢です。 一方で、ゼロからの作品づくりや、オープンなモデル・4K出力が必須の人には合いません。

こんな人におすすめ

  • ECや広告で、商品写真の背景や場面を大量に差し替える担当者
  • 1枚の画像を、他の部分を変えずに何度も部分修正したいデザイナー
  • 画像編集をAPIで自社サービスに組み込みたい開発者(fal経由ならすぐ試せる)
  • Nano Banana ProやGPT Image 2の待ち時間・単価に不満がある方

おすすめしない人

  • テキストからの芸術的な画像生成が主な目的の方(Krea 3では実験的な扱い)
  • ローカル環境やオープンウェイトのモデルが必須の方
  • 4Kの印刷物を作りたい方
  • 自社キャラクターや画風をLoRAで今すぐ固定したい方(10月16日時点で未対応)
  • 無料で多くの枚数を使いたい方(Freeは1日約5枚が目安)

よくある質問

Krea 3は無料で使えますか?

Kreaアプリの無料プランでも使えます。ただし1日100ユニットで、Krea 3なら約5枚が目安です。Hacker Newsでは、無料枠がすぐ尽きて月額プランへ誘導されるという不満も出ていました。仕事で使うなら、商用ライセンスが明記されたBasic以上を検討してください。

日本語で指示できますか?

公式は日本語での指示に対応するとは明言していません。公式LPには日本語の文字組みの作例が1件ありますが、日本語プロンプトの精度を検証した資料は現時点で見当たりません。まずは無料枠で、普段使う指示文が通るかを確かめるのが確実です。

LoRAで自社の商品やキャラクターを学習させられますか?

10月16日時点ではできません。発表時やメディアの記事ではLoRA対応と書かれていましたが、公式リリースノートでは、Krea 3でLoRAやスタイル参照を使うと「coming soon」と返ると明記されています。Krea 2ではLoRA学習を使えます。

Krea 3はベータ版ですか、正式版ですか?

公式Xはベータとして発表し、料金ページも「Krea 3 Beta」表記です。一方、アプリでは10月16日から既定の画像モデルになり、誰でも使えます。APIは申請制のアーリーアクセスです。「来週正式版」という報道はありますが、公式の日付は出ていません。

オープンソースとして公開されますか?

10月16日時点で重みは公開されていません。共同創業者はHacker Newsで「社内で議論している」とコメントしていますが、時期は示していません。自社のGPUで動かせるのはEnterpriseプランのセルフホストだけです。

「Krea 3」という名前の別のアプリがあると聞きました

Kreaとは関係ない、同じ名前の画像編集サービスがAIツールのまとめサイトに載っています。この記事のKrea 3は、krea.aiを運営するKREA, Inc.のモデルです。


まとめ

  • Krea 3は、Kreaが2026年10月15日にベータ公開した編集特化の画像AIで、変える部分だけを描き直す仕組みにより2Kの編集が8秒未満(Krea計測)とされる
  • API料金は2Kで$0.06からだが、元画像を渡す編集では参照画像の料金が加わり、実際は1回$0.13(約21円)からが目安
  • 使い方はKreaアプリ(10月16日から既定モデル)、fal(従量課金ですぐ使える)、Krea API(申請制)、Enterprise(セルフホスト・ZDR)の4つ
  • 10月16日時点でLoRA・スタイル参照・4K出力・オープンウェイトには対応していない
  • 業務で使うなら、商用ライセンスのあるBasic以上、機密素材はBusiness以上かZero Data Retentionを前提に、自社の素材で試してから判断する

公開から数日のモデルなので、正式版や技術レポートの公開に合わせて仕様や料金が変わる可能性があります。使う前にKrea 3の公式ページとAPIドキュメントで最新の情報を確認してください。

このツールを自社のシステムや業務にどう組み込むか、ご提案します

この記事の著者

AI革命

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編集部

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