AIツール2026年8月更新

Seedance 2.5とは?ByteDanceの動画生成AIの機能・料金・Seedance 2.0との違いを解説【2026年8月最新】

公開日: 2026/08/03
Seedance 2.5とは?ByteDanceの動画生成AIの機能・料金・Seedance 2.0との違いを解説【2026年8月最新】

この記事のポイント

Seedance 2.5はByteDanceが2026年7月31日に正式リリースした動画生成AI。30秒ワンショット生成・参照素材50点・局所編集などの新機能、Seedance 2.0との違い、チャネル別の料金、日本からの使い方を整理します。

Seedance 2.5(シードダンス2.5)は、ByteDance(字節跳動)のSeedチームが2026年7月31日に正式リリースした動画生成AIで、30秒の映像をクリップの継ぎ足しなしで一発生成し、最大50点の参照素材(画像・動画・音声)を読み込ませて構図やキャラクターを制御できる点が最大の特徴です。ただし2026年8月3日時点では、公表スペックのすべてが全チャネルで使えるわけではなく、実務での期待値調整が必要な段階にあります。

Seedance 2.5の要点(2026年8月3日時点)

  • 何が新しいか:1回の生成で最大30秒(β機能で最大180秒)、参照素材は公表上限50点、生成済み動画の一部だけを描き直す局所編集、秒単位のタイムスタンプ制御。前世代Seedance 2.0の「15秒+継ぎ足し」から制作フローが変わる
  • カタログ値と実際は違う:モデル仕様として4K出力が公表される一方、中国版の即梦AI(Jimeng)では2026年7月末時点で480P/720Pのみが選択可能と実測報告されている。参照素材も実際は30点までという指摘がある
  • 無料では実質使えない:豆包(Doubao)の無料版は非対応。即梦AIでは30秒1本で780積分(定価で約84元=日本円でおよそ1,800円前後)を消費する。火山方舟(Volcano Ark)APIの公式価格は未公表
  • 日本からの現実的な入口はDreamina(CapCut)。即梦AI・豆包専業版は中国国内向けサービス

この記事は、動画生成AIの導入を検討している映像制作・広告・マーケティング担当者と、Seedance 2.0からの乗り換えを判断したい既存ユーザーに向けて、公式発表と一次報道で確認できた事実だけを整理したものです。動画生成AI全体の選択肢を先に俯瞰したい場合は、AI動画生成ツールおすすめ9選比較もあわせて確認してください。

Seedance 2.5とは:ByteDanceの音声・映像同時生成モデル

Seedance 2.5を開発するByteDance Seedチームの公式ロゴ

出典: ByteDance Seed 公式

Seedance 2.5は、ByteDance Seedが「30秒のストーリーテリングのために設計された次世代の音声・映像同時生成(audio-video joint generation)モデル」と位置づけている動画生成AIです。SNS向けの短尺クリップではなく、映像制作・広告・ゲームといったプロの制作ワークフローへの組み込みを主眼に置いている点が、前世代との明確な違いです。

項目

内容

正式名称

Seedance 2.5

開発元

ByteDance(字節跳動)Seedチーム

モデル種別

音声・映像同時生成モデル

初公開

2026年6月23日(火山引擎の開発者カンファレンス「FORCE」で豆包大模型2.1と同時発表)

正式リリース

2026年7月31日(中国)

提供チャネル

即梦AI(Jimeng)/豆包専業版/火山方舟API(近日)/国際版はDreamina・BytePlus ModelArk

前世代

Seedance 2.0(2026年2月)、初代Seedance 1.0(2025年6月)

ByteDanceが公式に挙げた想定用途は、映像制作・広告・ゲームに加えて、教育/研修、工業製造、具身知能(Embodied AI)、自動運転です。シミュレーション映像や訓練データの生成という文脈を明示している点が、Seedance 2.0との位置づけの差を端的に表しています。

なお、同じByteDance製の画像生成AIについてはSeedream 5.0 Proとはで解説しています。画像はSeedream、動画はSeedanceという役割分担で、参照素材の作成から動画生成までを同一エコシステム内で完結させられる設計になっています。

Seedance 2.5でできること:主要機能を整理

Seedance 2.5の新機能は「尺」「参照」「編集」の3方向に整理できます。いずれも、AI動画を単発のクリップではなく制作物として仕上げるための機能です。

1. 30秒ワンショット生成(原生直出)

1回の生成で最大30秒の映像を、シーンカットの縫合なしで連続出力します。公式説明では、生成後にさらに2回まで延長するマルチターン延長にも対応します。

これが実務上なぜ重要かというと、従来の動画生成AIは5〜15秒のクリップを継ぎ足して長尺を作るため、繋ぎ目でキャラクターの顔・服装・照明が変わるという問題が常につきまとっていたためです。30秒を一発で出せれば、CM1本分・商品紹介1カット分がそのまま素材として使えます。

2. 長尺βモード:最大180秒

即梦AIでは、βモードで180秒(3分)の生成が実際に確認されています(消費積分5,220)。ただしβ扱いであり、30秒生成と同等の品質・制御性が保証されているわけではありません。

3. 参照素材は公表上限50点

公表されている内訳は、画像30枚+動画10本+音声10点=最大50点です。Seedance 2.0の12点前後(画像9・動画3・音声3と報じられる)から約4倍に拡張されました。

参照素材が増えると、キャラクターの顔・商品のパッケージ・ブランドカラー・カメラワークの手本・声質といった要素を同時に指定でき、ブランド一貫性のある映像を作りやすくなります。一方で、実測では30点までしか受け付けなかったという報告もあり、公表値がそのまま自分のアカウントで使えるとは限りません。

4. 局所編集(部分リペイント)

生成済み動画の指定した領域だけを描き直す機能です。背景の差し替え、商品の差し替え、モデルの差し替えを、全体を再生成せずに実行できます。良かった演技や表情を残したまま一部だけ直せるため、「撮り直し」ではなく「部分修正」で運用できるのが従来との違いです。

5. タイムスタンプ制御

「何秒時点でこの動作をさせる」といった時間指定に対応し、誤差1秒以内で制御できると報じられています。ナレーションと動きを合わせる用途で効きます。

6. グリーンスクリーン編集・白モデル制御

R2V(Reference-to-Video)で、グリーンバック素材や3Dの白モデル(白模)を動きのガイドとして使えます。Maya/Blenderのプラグインからの直接起動に対応するという報道もありますが、これは中国語メディア1件のみの情報で、現時点では確定情報として扱わないほうが安全です。

7. 音声・映像の同時生成

中国語・英語・日本語・韓国語・スペイン語・インドネシア語・マレー語・タイ語・アラビア語・ポルトガル語・ベトナム語など10言語超のネイティブ音声に対応するとDreamina公式に記載があります。従来問題になっていた、不要な字幕やBGMがランダムに混入する現象も抑制されているとされます。

8. 画質・マルチキャラクター一貫性

生成段階でディテールを保持する設計で、後段の超解像処理に依存しません。布地の織り目や髪の質感の再現が改善され、AI動画特有の「油っぽさ」が軽減されたと評価されています。長い尺の中で複数キャラクターの同一性を保つ精度も向上しています。

【重要】公表スペックと、実際に使える範囲は一致していない

Seedance 2.5の国際版API提供元であるBytePlus ModelArkの公式ロゴ

出典: BytePlus ModelArk 公式サイト

2026年8月3日時点で最も注意すべき点は、「4K対応」「参照素材50点」というカタログ値が、そのまま今日使える機能を意味しないことです。ここを理解せずに導入計画を立てると、稟議を通した後で仕様が足りない事態になります。

項目

公表・カタログ上の記載

現時点で確認できる実提供

解像度

Dreamina公式は「clean 4K video output」、中国語技術解説は「原生4K・10bit色深度」

即梦AIの実測レポート(2026年7月末)では、UI上で選べるのは480Pと720Pのみ。4Kは提供されていない

参照素材

最大50点(画像30・動画10・音声10)

同実測レポートでは上限30点。50点フルは未開放の可能性

生成長

最大30秒ワンショット+2回延長、βで180秒

即梦AIで30秒・180秒とも生成確認済み

API

火山方舟(Volcano Ark)で提供予定

2026年8月3日時点で未開放・価格未公表。8月7日開放予定というコミュニティ情報はあるが非公式

国際版API

BytePlus ModelArk

「7月16日にAPI提供開始」という報道と「Coming soon表記のまま」という報告が併存し、状況が確定していない

つまり現時点のSeedance 2.5は、モデルとしての能力と、ユーザーが触れる提供状態にタイムラグがある段階です。ByteDanceのSeed公式ページには解像度の明記がなく、チャネルごとに段階的に機能が開放されている状況と読むのが妥当でしょう。4K納品が前提の案件で使うのであれば、契約前に自分のアカウントのUIで解像度選択肢を必ず確認してください。

Seedance 2.0との違い

Seedance 2.0からの変化は、「短尺クリップの生成器」から「制作ワークフローに組み込む道具」への転換として整理できます。

比較ポイント

Seedance 2.0

Seedance 2.5

1回の生成長

最大15秒(長尺はマルチショットで継ぎ足し)

最大30秒をワンショットで直出、2回まで延長可

最大尺

継ぎ足し前提

βモードで最大180秒

参照素材

約12点(画像9・動画3・音声3と報道)

公表上限50点(画像30・動画10・音声10)

出力解像度

最大1080p

公表上は原生4K・10bit(実提供はチャネル差あり)

編集

シーン全体を再生成

局所リペイント編集・タイムスタンプ制御・グリーンスクリーン編集

音声

音声入力に対応

音声・映像の同時生成を強化、10言語超のネイティブ音声

3D連携

白モデル制御、Maya/Blender連携(要確認)

コスト(即梦AI)

15秒=75積分

30秒=780積分(単位時間あたり大幅に高額)

位置づけ

SNS向け短尺クリップ

映像・広告・ゲームのプロ制作ワークフロー

注目すべきはコストの上がり方です。2.0は15秒で75積分=5積分/秒でしたが、2.5は30秒で780積分=26積分/秒と、単位時間あたり5倍以上になっています。品質と制御性の向上分をどう評価するかによりますが、「2.0でできていたことを2.5に置き換える」だけでは費用対効果は悪化します。30秒ワンショットや局所編集が実際に効く案件でのみ2.5を使い、短尺の量産は2.0系を残すという使い分けが現実的です。

Seedance 2.5の料金:無料では実質使えない

Seedance 2.5を積分制で提供する即梦AI(Jimeng)の公式イメージ

出典: 即梦AI(Jimeng)公式サイト

Seedance 2.5は無料枠で試すのが難しいモデルです。豆包の無料版は対象外で、即梦AI・Dreaminaでも無料クレジットで30秒級の生成を回すのは現実的ではありません。

以下は2026年8月3日時点でチャネル別に確認できた範囲です。即梦AI・豆包の数値はメディア報道ベースであり、公式料金表での裏取りには至っていません。為替は1元=約21円で概算しています。

チャネル

課金方式

Seedance 2.5の目安

注意点

即梦AI(中国版)

積分(クレジット)制

30秒・720Pで780積分=定価約84元(約1,800円)。期間限定割引時は約45元。180秒βは5,220積分

生成済み動画の編集が960積分で、再生成(780積分)より高い

豆包専業版(中国版)

月額+積分

加強版 約200元/月、高級套餐 約500元/月。いずれも生成ごとに積分を消費

無料版はSeedance 2.5を利用できない。サブスクと積分の二重課金

火山方舟API

トークン従量(前払い)

公式価格は未公表

一般開放も未完了。最低チャージは100元程度

Dreamina(CapCut/国際版)

サブスク+クレジット

無料枠は1日225クレジット(透かし・解像度制限あり)、有料は月$18〜の3階層

Seedance 2.5専用の消費クレジット表は未公表。地域・時期・アカウントで表示価格が変わる

料金面で押さえておくべき3点

  1. 編集が再生成より高いという価格の逆転:即梦AIでは局所編集960積分に対し、30秒の再生成が780積分。「部分修正でコストを抑える」という機能の設計思想と料金が噛み合っていません。現状は、修正が必要なら作り直したほうが安いケースがあります。
  2. 試行錯誤のコストが重い:30秒1本が定価で1,800円前後という水準では、プロンプトを何度も調整する使い方は現実的ではありません。参照素材を作り込み、狙いを固めてから生成する運用が前提になります。
  3. API価格が未確定のため、原価計算ができない:第三者のAPIアグリゲータによる30秒クリップの想定コストは$3.6〜$15と幅があり、いずれも推定値です。業務システムへの本格的な組み込みは、火山方舟の公式価格が出るまで待つのが妥当です。なお、Seedance 2.0のArk価格として報じられた数値(28元/46元 per 百万トークンの2区分)を2.5に流用してはいけません。

料金あたりの品質で比較したい場合は、AI動画生成ツールおすすめ9選比較で他モデルの単価水準を確認すると判断しやすくなります。

日本から使う方法と、生成までの流れ

日本からSeedance 2.5を使う入口となるDreamina(CapCut AI)の公式イメージ

出典: Dreamina(CapCut)公式サイト

日本の読者にとって現実的な入口はDreamina(dreamina.capcut.com)です。即梦AI・豆包専業版は中国国内向けサービスで、アカウント作成や決済のハードルがあります。

ただしDreamina側も段階的なロールアウトを取っており、初期対象は欧州・アジア・中東・南米の16歳以上、米国は初期対象外と報じられました。同じ日本のアカウントでも、Seedance 2.5が選択肢に出るかどうかは時期とアカウントで異なる点に注意してください。

生成までの基本的な流れは次のとおりです。

  1. Dreaminaにログインし、動画生成メニューでモデルとしてSeedance 2.5を選択する(表示されない場合は未開放)
  2. 参照素材をアップロードする(キャラクター画像、商品カット、カメラワークの手本になる動画、声のサンプルなど)
  3. プロンプトを入力する。秒数指定を含める場合は「◯秒時点で〜」の形でタイムスタンプを指示する
  4. 尺と解像度を選ぶ。この画面で選べる解像度が、そのアカウントで実際に使える上限
  5. 生成後、直したい箇所があれば局所編集で領域を指定して描き直す
  6. 商用利用する場合は、プランごとの利用規約と透かしの有無を確認してから書き出す

なお、各プランの商用利用条件と透かしの有無は本記事執筆時点で一次確認が取れていません。商用案件で使う前に、必ず契約中のプランの利用規約を自分で確認してください。

他の動画生成AIとの比較:Sora 2終了後の勢力図

2026年4月26日にOpenAIのSora 2がサービス終了し、動画生成AIの選択肢は再編されました。この空白がSeedanceの伸長を後押ししている構図です。Sora終了の経緯と動画のエクスポート方法はSora終了まとめで解説しています。

以下の競合スペックは二次情報を含むため、導入判断の際は各社公式での再確認が必要です。

モデル

開発元

特徴・強み

Seedance 2.5

ByteDance

30秒ワンショット/β180秒

参照素材の点数、局所編集、尺、ブランド一貫性

Veo 3.1

Google

短尺中心

ネイティブ音声、映像美、公式の開発者アクセスが整備されている

Kling 3.0

快手

最大3分

ネイティブ4K、マルチショット、音声同期、コストパフォーマンス

Runway Gen-4系

Runway

短尺

プロ向けの編集ワークフローとの統合

Grok Imagine 1.0

xAI

短尺

生成速度、X(旧Twitter)連携

Sora 2

OpenAI

2026年4月26日にサービス終了

選び分けの基準

  • 今すぐ確実に4Kが必要なら、ネイティブ4Kを提供するKling AIのほうが現時点では読みやすい選択です
  • APIで自社サービスに組み込みたいなら、価格と提供状態が確定しているモデルを選ぶべきで、Seedance 2.5は現時点では待ちです。API単価から選ぶならGemini Omni Flashのように従量課金が明示されているモデルが比較しやすくなります
  • 既存の編集ワークフローに組み込む前提なら、Runway Gen-4のようなプロ向け編集機能を備えたツールが有力です
  • 短尺を高速に量産したいなら、Grok Imagine 1.0のような速度重視のモデルが向きます
  • ブランド素材を大量に参照させて一貫性のある30秒尺を作りたいという要件に限れば、Seedance 2.5の優位性は明確です

Sora終了後の移行先を横断的に検討したい場合は、Sora代替ツールおすすめ8選も参考になります。

著作権とデータ主権:企業が使う前に確認すべきこと

Seedance系を業務で使う場合、品質や料金よりも先に検討すべきリスクが2つあります。

1. 著作権リスク(未解決の紛争がある)

前世代のSeedance 2.0は2026年2月、実在の俳優や既存キャラクターに酷似した映像を大量生成できたことでバイラル化しました。これを受けてDisney、Netflix、Paramount、Sony、UniversalなどのハリウッドメジャーとMPA(全米映画協会)がByteDanceに警告書(cease-and-desist)を送付しています。ByteDanceは2026年2月16日にSeedance 2.0へセーフガードを追加すると表明しました(CNBC報道)。

重要なのは、これらの紛争が法廷で解決したわけではないという点です。Seedance 2.5においても、生成物の権利面の不確実性は残ります。商用利用時は、生成物が既存作品や実在人物に酷似していないかを自社で確認するプロセスが必須です。生成AIと著作権をめぐる係争の相場観については、Anthropicの著作権訴訟和解の事例が参考になります。

参照素材を最大50点入れられるということは、裏を返せば他人の素材を無断で投入する誘惑も強くなるということです。実在人物の顔や声を参照素材にする用途は、肖像権・パブリシティ権の観点でリスクが高く、社内ルールで明確に禁止しておくべき領域です。

2. データ主権(機密素材の取り扱い)

ByteDanceは中国の国家情報法(2017年)の適用対象となる企業です。未公開の絵コンテ、台本、商品の発売前ビジュアル、契約タレントの素材といった機密情報をSeedanceのサービスやAPIに投入することは、当該法域のインフラに機密情報を預けることを意味する、という指摘があります。

企業利用の判断チェックリスト

導入前に、以下を社内で線引きしておくことを推奨します。

  • 投入してよい素材/禁止する素材の定義(未公開情報・契約タレントの素材・他社の著作物)
  • 実在人物の顔・声を参照素材にしない運用ルールの明文化
  • 生成物の類似性チェック(既存キャラクター・俳優との酷似がないか)を誰が行うか
  • 使用するプランの商用利用条件と透かし有無の確認記録
  • 中国の法域にデータが渡ることについての法務・情報セキュリティ部門の承認
  • 納品先クライアントへのAI利用の開示要否

AIツール全般の社内運用ルールづくりは、AIエージェントのセキュリティ対策のチェックリストも組み合わせると設計しやすくなります。

実務での利用シーン

Seedance 2.5の機能が費用に見合うのは、以下のようなケースです。

シーン

効く機能

補足

商品プロモーション動画(15〜30秒)

30秒ワンショット+参照素材

商品カットを参照に入れることでパッケージの形状・色を維持しやすい

広告のバリエーション展開

局所編集

背景・モデル・商品だけを差し替えて複数パターンを作る

ブランドキャラクターの動画化

参照素材(画像30枚)

複数アングルの設定画を入れて一貫性を確保

多言語版の展開

音声・映像同時生成(10言語超)

同一映像で言語違いのナレーションを作る

ゲーム・アニメのプリビズ

白モデル制御・グリーンスクリーン編集

3Dの白モデルを動きのガイドに使う

訓練データ・シミュレーション映像

長尺βモード

ByteDanceが公式に挙げた工業製造・自動運転用途

逆に、5〜10秒のSNSクリップを毎日大量に作るような用途では、単価の高さが効いてしまい、Seedance 2.0系や他の低単価モデルのほうが合理的です。

こんな人におすすめ

  • ブランド素材を大量に参照させて、一貫性のある30秒尺を作りたい映像・広告制作者:参照素材の点数と局所編集は、この用途で最も効きます
  • AI動画の「繋ぎ目問題」に困っていた人:15秒クリップの継ぎ足しで顔や照明が変わる問題を回避できます
  • Seedance 2.0を使い込んでいて、制御性の限界を感じているユーザー:タイムスタンプ制御と局所編集は明確な進化点です
  • 最新モデルの性能を早期に検証したい研究・技術検証部門:まず少額の積分で30秒生成を数本試し、自社素材との相性を確かめる使い方が向きます

おすすめしない人

  • 無料で動画生成AIを試したい人:豆包無料版は非対応、他チャネルも無料枠では実用的な生成が難しい構成です
  • 今すぐ4K納品が必要な人:カタログ上は4K対応ですが、チャネルによっては480P/720Pしか選べないという実測報告があります
  • APIで自社プロダクトに組み込みたい開発者:火山方舟APIの一般開放・公式価格が未確定で、原価計算ができません
  • 短尺クリップを毎日大量生産したい運用:単位時間あたりの単価が2.0比で大幅に上がっており、費用対効果が合いません
  • 機密性の高い未公開素材を扱う企業:データ主権の観点で、法務確認なしに投入すべきではありません
  • 中国国内サービスへのアクセス手段がない人:即梦AI・豆包専業版の利用は実務上ハードルが高く、Dreamina経由でも提供状況にばらつきがあります

よくある質問

Q. Seedance 2.5は日本語で使えますか?

A. 音声生成については、Dreamina公式が日本語を含む10言語超のネイティブ音声に対応すると記載しています。UIについてはDreaminaに日本語ページが用意されています。プロンプトの日本語入力精度は、公式に明示された情報がないため、実際に短い生成で確認するのが確実です。

Q. Seedance 2.0のアカウントがあれば2.5もすぐ使えますか?

A. 中国版では即梦AI・豆包専業版で2026年7月31日から提供が始まっていますが、豆包は無料版が対象外で、加強版(約200元/月)以上のプランが必要です。国際版のDreaminaは段階的ロールアウトのため、アカウントによって選択肢に表示されない場合があります。

Q. 火山方舟APIはいつ使えるようになりますか?

A. 2026年8月3日時点で公式には「近日」とのみ案内されています。開発者コミュニティでは8月7日開放という書き込みがありますが、非公式情報です。公式価格も未公表のため、API前提の計画は確定情報を待ってから立てるべきです。

Q. 生成した動画は商用利用できますか?

A. Dreamina・即梦AI・豆包の各プランで商用可否や透かしの有無が異なります。本記事の調査時点では各プランの商用条項について一次確認が取れていないため、契約中のプランの利用規約で必ず確認してください。加えて、生成物が既存の作品や実在人物に酷似していないかの確認も必要です。

Q. 30秒より長い動画は作れますか?

A. βモードで最大180秒(3分)の生成が即梦AIで確認されています。ただしβ扱いであり、30秒生成と同等の制御性が保証されているわけではありません。消費積分も5,220と高額です。

Q. Seedance 2.5とKling 3.0はどちらを選ぶべきですか?

A. ネイティブ4Kと最大3分の尺が確実に必要ならKling 3.0、ブランド素材を大量に参照させた一貫性のある30秒尺と局所編集が要件ならSeedance 2.5、という切り分けが現時点では妥当です。詳細はKling AIとはを参照してください。

まとめ

Seedance 2.5は、動画生成AIを「短いクリップを出す道具」から「制作ワークフローに組み込む道具」に進めたモデルです。30秒ワンショット、参照素材の大幅拡張、局所編集、タイムスタンプ制御という4点は、実際の映像制作で困っていたポイントを正面から潰しにきています。

一方で2026年8月3日時点では、4K出力や参照素材50点といったカタログ値がすべてのチャネルで開放されておらず、APIの公式価格も未公表です。単価も2.0比で大幅に上がっています。「性能は本物だが、提供状態はまだ整っていない」というのが現状の正確な評価でしょう。

現実的な進め方としては、まずDreamina経由で少額のクレジットを使い、自社の参照素材との相性と、自分のアカウントで選べる解像度を確認することです。そのうえで、火山方舟APIの公式価格が出た段階で本格導入を判断すれば、費用と要件のミスマッチを避けられます。他モデルとの横並び比較はAI動画生成ツールおすすめ9選比較で確認してください。

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この記事の著者

AI革命

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編集部

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