GLM-5.1とは?MITオープンソース・SWE-benchトップの中国AIモデルを徹底解説

この記事のポイント
GLM-5.1はZ.ai(旧Zhipu AI)が2026年4月に公開したMITライセンスのオープンソースLLMで、SWE-Bench Pro 58.4で世界1位を獲得しました。機能・料金・使い方・Claude Opus 4.6やGPT-5.4との違い、企業導入時の注意点までまとめて整理します。
GLM-5.1は、中国のAIスタートアップ Z.ai(旧Zhipu AI/智譜AI) が2026年4月に公開したオープンソースの大規模言語モデルで、ソフトウェア開発系ベンチマーク「SWE-Bench Pro 58.4」で世界1位を獲得した、コーディングとAIエージェント用途に特化したフラッグシップモデルです。MITライセンスで重みが公開されており、商用利用・改変・再配布・ファインチューニングがすべて自由という点が最大の特徴です。
本記事では、GLM-5.1の定義・機能・料金・使い方・Claude Opus 4.6やGPT-5.4との違い、そして中国発モデルを日本企業が使う際のセキュリティ・コンプライアンス上の注意点まで、導入判断に必要な情報を1ページにまとめます。生成AIツールを比較検討している方・Claude CodeやCursorの代替を探している開発者・コスト削減を検討している企業担当者に向けた内容です。

GLM-5.1とは:3行でわかる要点
GLM-5.1の要点は次の3点です。
- MITライセンスで完全オープンソース化された754Bパラメータ(アクティブ40B)のMoEモデルで、Hugging Faceから重みをそのまま入手できる
- SWE-Bench Pro / NL2Repo / MCP-Atlas / CyberGym で首位を取り、コーディング・エージェント実行・ツール使用に特化した性能を持つ
- 最大8時間の長期自律タスク(数百ラウンドの反復・数千回のツール呼び出し)を前提に設計された「Long-horizon task」特化モデル
まず押さえるべきは、GLM-5.1は汎用チャット用途ではなく、「コーディングとAIエージェント運用」に振り切ったモデルだという点です。純粋な数学推論(AIME 2026)ではGPT-5.4がやや上、難問一般推論(HLE)ではClaude Opus 4.6がやや上ですが、ソフトウェア開発を伴う実タスクの自動化ではGLM-5.1がトップクラスの性能を示しています。
開発元:Z.ai(旧Zhipu AI/智譜AI)とは
GLM-5.1を開発しているのは、清華大学発のAIスタートアップ Z.ai(旧Zhipu AI/智譜AI)です。2019年設立、Alibaba・Tencent・Meituan・Ant Group・Xiaomi など中国大手からの大型出資を受けて成長してきました。
2026年1月8日には香港証券取引所へIPOし、史上初の上場ファウンデーションモデル企業となりました。時価総額は約528億ドル規模、約HKD 43.5億(約558百万米ドル)を調達しています。
項目 | 内容 |
|---|---|
企業名 | Z.ai(旧 Zhipu AI/智譜AI) |
本社 | 中国・北京 |
設立 | 2019年(清華大学発) |
主要投資家 | Alibaba、Tencent、Meituan、Ant、Xiaomi 等 |
上場 | 香港証券取引所(2026年1月8日) |
米国 Entity List | 2025年1月に追加(米国製アクセラレータ調達が制限) |
学習ハードウェア | Huawei Ascend 910B + MindSpore(Nvidia/AMD 不使用) |
米商務省のEntity Listに掲載されているため、H100などのNVIDIA製GPUを調達しづらい環境にありますが、「Huawei Ascendで学習し、MITライセンスでオープンソース化する」 という独自路線でOpenAI・Anthropic・Googleといった米系モデルに対抗している点が特徴です。
GLM-5.1の主な機能・スペック
GLM-5.1の基本仕様は次のとおりです(公式ドキュメント docs.z.ai/guides/llm/glm-5.1 準拠)。
項目 | 仕様 |
|---|---|
アーキテクチャ | MoE(Mixture of Experts)× Dynamic Sparse Attention(識別子: |
総パラメータ | 754B(メディアによっては744Bと表記される場合あり) |
アクティブパラメータ | 約 40B(per token) |
テンソル型 | BF16 / F32 |
コンテキスト長 | 200K トークン |
最大出力 | 128K トークン |
モダリティ | テキスト入力/テキスト出力(マルチモーダル非対応) |
対応言語 | 英語・中国語が主。日本語も動作するが中国語混入の報告あり |
Thinkingモード | 対応(複数モード切替可) |
Function Calling | 対応 |
Streaming / Context Caching | 対応 |
構造化出力(JSON) | 対応 |
MCP(Model Context Protocol) | 対応 |
ライセンス | MIT ライセンス(商用利用・改変・再配布すべて可) |
公式が掲げる「最適化された5領域」は以下の通りです。
- エージェント開発(長期自律タスクの実行)
- 一般会話
- 創作(writing)
- フロントエンド開発
- オフィス生産性
特にエージェント開発とフロントエンド開発は、GLM-5.1の設計思想の中核に据えられています。

GLM-5.1の強み:なぜ注目されているのか
GLM-5.1が世界的に話題になっている理由は、次の5つに集約できます。
1. SWE-Bench Proで世界1位(コーディング実性能)
GLM-5.1の最大の訴求点は、実世界のソフトウェア改修を評価する SWE-Bench Pro で58.4 という数字です。これはGPT-5.4(57.7)・Claude Opus 4.6(57.3)を上回り、公開時点で首位となっています。
ベンチマーク | GLM-5.1 | GPT-5.4 | Claude Opus 4.6 |
|---|---|---|---|
SWE-Bench Pro(実世界ソフト改修) | 58.4(1位) | 57.7 | 57.3 |
Terminal-Bench 2.0(マルチステップシェル) | 63.5 | — | — |
NL2Repo(自然言語→リポジトリ生成) | 42.7(1位) | — | — |
MCP-Atlas(ツール呼び出し) | 71.8(全モデル中最高) | — | — |
CyberGym(セキュリティ推論) | 68.7(最高) | — | — |
BrowseComp(Web操作) | 68.0(オープンモデル最高) | — | — |
AIME 2026(数学) | 95.3 | 98.7 | — |
「コーディング・エージェント実行・ツール使用」では明確に首位クラスですが、純粋な数学系ベンチ(AIME 2026)ではGPT-5.4がまだ上、というのが現時点の位置付けです。
2. 最大8時間の長期自律タスク実行
GLM-5.1は「Designed for long-horizon tasks」を公式キャッチコピーに掲げており、数百ラウンドの反復 × 数千回のツール呼び出し を伴う長時間タスクを自律で完遂する設計になっています。公式・MarkTechPostが紹介する代表事例は次のとおりです。
- Linuxデスクトップ環境をゼロから構築
- ベクトルDBの最適化を655イテレーション自律で実施し、初期版の6.9倍のスループットに到達
- CUDAカーネル最適化で 2.6〜35.7倍の高速化を達成
この持続的な判断力は、生成とトレーニングを分離した 非同期強化学習インフラ によって実現されている、とZ.aiは説明しています。
3. MITライセンスで完全オープンソース
GLM-5.1は MITライセンス でHugging Faceに重みが公開されており、商用利用・改変・再配布・ファインチューニング・派生モデルの公開すべてが自由です。これは、Claude Opus 4.6(クローズド)・GPT-5.4(クローズド)・Gemini 3.1 Pro(クローズド)とは明確に異なる戦略です。
企業にとっての意味は次のとおりです。
- ベンダーロックインを避けられる(APIが止まってもローカル運用できる)
- 社内データで独自ファインチューニングが可能
- 派生モデルをそのまま自社プロダクトに組み込める
4. コスト効率:Claude Opusの1/4〜1/5水準と報じられる
GLM-5のAPI価格(入力 $1.00/100万トークン、出力 $3.20/100万トークン)はClaude Opus 4.6と比較して 入力で約1/4、出力で約1/5 の水準と複数メディアが指摘しています。GLM-5.1の公式API価格は記事公開時点で docs.z.ai 上に明示価格の記載がないため、GLM-5価格を参考値として扱う必要がありますが、低コストで大量のエージェント実行を回したい用途には有力な選択肢です。
5. Claude Code / Cursor / OpenClaw と互換で使える
GLM Coding Planは、Claude Code・OpenClaw・Cursor・Cline など主要なAIコーディングエージェント/IDEと互換で動作するよう設計されています。Anthropic互換エンドポイント経由で接続することで、既存のClaude Code環境をほぼそのままGLM-5.1に切り替えられます。
GLM-5.1の弱み・制約
強みだけでなく、導入前に必ず押さえておきたい制約もあります。
- マルチモーダル非対応:画像・音声・動画の入力は不可。テキスト専用のため、画像解析や音声書き起こしには使えない
- コンテキスト長は200K:Claude Opus 4.6(1M)・Gemini 3.1 Pro(2M級)と比べると短い。長大な社内ドキュメント解析にはやや不利
- 純粋推論ではやや劣後:HLE(Humanity's Last Exam)系の難問推論ではClaude Opus 4.6が優位、AIME 2026ではGPT-5.4が上
- 日本語性能は公式ベンチなし:英語・中国語が主力。日本語でも動作するが、稀に中国語表記が混入する報告あり
- ローカル実行のハードル:フル精度で約1.49〜1.65TBの重み。8x H200クラスのGPUクラスタが現実的下限
- 米国Entity List掲載企業:規制業種(政府調達・金融・医療など)では社内承認プロセスが必要になるケースがある
GLM-5.1の料金:GLM Coding Plan と API
GLM-5.1の料金体系は、サブスクリプション型の「GLM Coding Plan」 と 従量課金の「API」 の2系統です。
GLM Coding Plan(コーディング特化・サブスク)
Claude CodeやCursor、Cline等のエージェントと互換で使える月額プランです。
プラン | 通常価格 | プロモ価格 | 5時間あたりプロンプト枠 | 月間Web検索 |
|---|---|---|---|---|
Lite | $10/月 | $3/月 | 約120 | 100 |
Pro | $30/月 | $15/月 | 約600 | 1,000 |
Max | より高額($100前後と推定) | — | さらに大きい枠 + GLM-5フル利用可 | 4,000 |
※Maxプランの正確な価格は公式サイト(https://z.ai/subscribe)でご確認ください。プロモ価格は時期により変動します。
API(従量課金)
モデル | 入力(100万トークン) | 出力(100万トークン) |
|---|---|---|
GLM-5(参考値) | $1.00 | $3.20 |
GLM-5.1 | 公式ドキュメントに明示価格の記載なし(2026年4月時点) | 同左 |
GLM-5.1のAPI価格は、公式ドキュメント上で確定した数値が公開されていません。契約前に docs.z.ai および api.z.ai の最新料金ページを必ずご確認ください。
参考: Claude Opus 4.6のAPI料金(入力$15/100万トークン、出力$75/100万トークン)と比較すると、GLM-5価格帯であれば入力で約1/15、出力で約1/23の水準となり、長時間エージェント運用のコストインパクトは非常に大きくなります。
GLM-5.1の使い方:5つの利用パスと選び分け
GLM-5.1を使う現実的な方法は、次の5パスに整理できます。
利用パス | 向いている用途 | 難易度 |
|---|---|---|
① Z.ai API | 既存アプリへ組み込み・PoC | 低 |
② GLM Coding Plan + Claude Code | Claude Codeユーザーの乗り換え・節約 | 低 |
③ GLM Coding Plan + OpenClaw / Cursor | 既存IDEユーザーの併用 | 低 |
④ Together AI 等の推論プロバイダ | 請求を米系で統一したい企業 | 中 |
⑤ vLLM / SGLangでセルフホスト | オンプレ要件・完全統制 | 高 |
① Z.ai APIで使う(最短)
最も簡単なのは、Z.aiが提供するAPIエンドポイント https://api.z.ai/api/paas/v4/chat/completions を直接叩く方法です。OpenAI互換のインターフェースで、既存のOpenAI SDKをエンドポイントだけ差し替えて使えるケースが多いです。
② Claude Code互換で使う(乗り換え最短ルート)
GLM Coding PlanはClaude Codeとの互換性を公式に訴求しています。Claude Codeの環境変数(ANTHROPIC_BASE_URL と ANTHROPIC_API_KEY)をZ.aiのエンドポイント・キーに差し替えるだけで、既存のClaude Code CLIがそのままGLM-5.1で動作します。月額$3〜$15でClaude Code Maxに近い使用感が得られるため、コスト削減を検討している開発者から強い関心を集めています。
③ OpenClaw / Cursor / Cline と組み合わせる
OpenClaw・Cursor・Clineなど、Anthropic互換エンドポイントを受け付けるツールであれば、同様にエンドポイントを差し替えるだけで利用できます。既存ワークフローを崩さずモデルだけ差し替えたい場合に有効です。
④ Together AI などの推論プロバイダ経由
米国系の推論プロバイダ Together AI がGLM-5.1のホスティングを開始しています。請求を米系事業者に統一したい場合や、中国企業との直接契約が社内規程で難しい場合に選択肢となります。

⑤ vLLM / SGLangでセルフホスト
オンプレや独立インフラでの完全統制が必要なケースは、vLLM(v0.19.0+)・SGLang(v0.5.10+)・xLLM(v0.8.0+)が公式サポートされています。起動コマンドの例は次のとおりです。
vllm serve zai-org/GLM-5.1 \
--tensor-parallel-size 8 \
--gpu-memory-utilization 0.85 \
--served-model-name glm-5.1 \
--tool-call-parser glm47 \
--reasoning-parser glm45フル精度の重みは約1.49〜1.65TB、FP8量子化版でも8-wayテンソル並列が必要です。コンシューマGPUでの実運用は不可と考えたほうが現実的で、8x H200/H20クラスのエンタープライズGPUクラスタが下限となります。
コミュニティからは30以上の量子化版(llama.cpp / LM Studio / Jan / Ollama互換)が公開されており、INT4量子化なら RTX 3090 ×2(VRAM 48GB)構成で約10 tokens/secという実測報告もあります。ただし 精度劣化は避けられず、本番運用には不向き です。
GLM-5.1 vs GPT-5.4 vs Claude Opus 4.6 vs Gemini 3.1 Pro
主要フラッグシップモデルを横並びで整理したものが次の表です。
項目 | GLM-5.1 | GPT-5.4 | Claude Opus 4.6 | Gemini 3.1 Pro |
|---|---|---|---|---|
開発元 | Z.ai(中国) | OpenAI(米国) | Anthropic(米国) | Google(米国) |
ライセンス | MIT(オープン) | プロプライエタリ | プロプライエタリ | プロプライエタリ |
コンテキスト長 | 200K | 400K級と報じられる | 1M | 2M級と報じられる |
マルチモーダル | テキストのみ | 対応 | 対応 | 対応 |
SWE-Bench Pro | 58.4(1位) | 57.7 | 57.3 | 公式記載なし |
AIME 2026 | 95.3 | 98.7 | — | — |
API入力価格 | GLM-5参考値 $1.00 | 中〜高 | 高($15) | 中〜高 |
8時間級自律タスク | 公式訴求あり | 拡張あり | 拡張あり | 拡張あり |
セルフホスト | 可(MIT) | 不可 | 不可 | 不可 |
日本語 | 動作するが公式ベンチなし | 高品質 | 高品質 | 高品質 |
企業導入時の規制論点 | 米国Entity List掲載/中国ベンダー | 一般的 | 一般的 | 一般的 |
どのモデルを選ぶべきか
- コーディング・エージェント運用・オープン重視 → GLM-5.1
- 純粋な推論性能・数学・難問 → GPT-5.4
- 長大コンテキスト・執筆品質・ナレッジワーク → Claude Opus 4.6
- マルチモーダル・Google Workspace連携 → Gemini 3.1 Pro
企業導入時のセキュリティ・コンプライアンス注意点
中国発のモデルであるため、日本企業がGLM-5.1を導入する際は以下の観点を社内で整理しておくことが推奨されます。
1. データ越境・主権の論点
Z.aiのAPIを直接利用する場合、リクエスト・応答データは中国本土のインフラを経由する可能性があります。個人情報保護法(APPI)・GDPR・業界別ガイドライン(金融業のFISC・医療のHIPAA相当など)に該当するデータを扱う場合は、API経由ではなくセルフホスト(vLLM/SGLang)またはTogether AI等の米系プロバイダ経由 での利用を検討する必要があります。
2. 米国Entity List掲載の影響
Z.aiは2025年1月に米商務省のEntity Listに追加されています。これにより米国製アクセラレータ(NVIDIA H100など)の調達が制限されており、日本企業にとっては以下の観点で社内レビューが必要です。
- 米国輸出管理規制(EAR)に抵触しない利用形態か
- 米国子会社・米国人従業員が関与するプロジェクトで使って問題ないか
- 米系顧客との契約条件(サプライチェーン条項)と整合するか
3. API学習利用ポリシーの確認
Z.aiの公式ドキュメントでは、API利用時のリクエスト・応答データの学習利用に関する明示的なポリシー記述が2026年4月時点で確認できませんでした。エンタープライズ用途では、契約書レベルで「入力データをモデル学習に使用しない」ことを明記する必要があります。
4. ライセンスと派生モデルの取り扱い
MITライセンスは非常に寛容ですが、派生モデルを公開する場合はオリジナルの著作権表示・ライセンス文を保持する必要があります。社内でファインチューニングして外販する場合は、法務レビューを推奨します。
5. 規制業種での扱い
医療・金融・政府調達など、中国ベンダーの採用に社内承認プロセスが必要な業種では、事前にセキュリティ部門・コンプライアンス部門と合意形成することが現実的な導入フローです。
GLM-5.1が向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
- Claude CodeやCursorの月額コストを圧縮したい開発者(GLM Coding Plan で $3〜$15)
- 長時間の自律エージェント(8時間級)を回したいチーム
- MITライセンスのオープンソースで派生モデルを作りたい研究者・スタートアップ
- 自社インフラでセルフホスト(オンプレ)したいエンタープライズ(GPU予算がある場合)
- コーディング・ツール呼び出し・Webブラウジングの自動化が主用途のユースケース
こんな方には向いていない
- マルチモーダル(画像・音声・動画)入力が必須のユースケース → GPT-5.4、Claude Opus 4.6、Gemini 3.1 Proが適切
- 日本語での高品質な長文執筆・要約が中心 → Claude Opus 4.6、ChatGPTが現時点で安心
- 規制業種(医療・金融・政府)でベンダー審査が厳しい企業 → まずは米系モデルを基本線に
- AIME・HLEクラスの純粋推論がタスクの中心 → GPT-5.4、Claude Opus 4.6が優位
- 1MトークンクラスのコンテキストでRAG不要運用をしたい → Claude Opus 4.6、Gemini 3.1 Proが適切
GLM-5 と GLM-5.1 の違い
GLM-5(2026年2月11日リリース)からGLM-5.1への主な変更点は次のとおりです。
- ポストトレーニングの大幅改善:非同期強化学習インフラによる長期タスク能力の強化
- SWE-Bench Pro での順位上昇:GLM-5 → GLM-5.1 でトップへ
- エージェント・ツール使用の安定化:MCP-Atlas 71.8 など、ツール呼び出しスコアの大幅向上
- Claude Code / OpenClaw / Cursor との互換性確立
アーキテクチャ(MoE × DSA)とパラメータ数はほぼ共通で、学習後のRL強化が差分の中心です。
FAQ:よくある質問
Q1. GLM-5.1 は無料で使えますか?
Hugging Faceから重みをMITライセンスでダウンロードすれば ライセンス料は無料 ですが、実行にはGPUインフラが必要です。個人レベルで気軽に試したい場合はGLM Coding Plan(プロモ価格 $3/月〜)が現実的な入口です。
Q2. 日本語で安定して使えますか?
動作はしますが、公式ベンチマークに日本語評価が含まれていない ため、品質は英語・中国語に比べて保証されていません。稀に中国語表記が混入する報告もあります。日本語での高品質出力が必須の用途では、Claude Opus 4.6やChatGPTとの比較検証をおすすめします。
Q3. Claude Code からGLM-5.1 に乗り換えるべきですか?
コスト圧縮が主目的で、コーディング中心の用途であれば乗り換える価値があります。一方、長文執筆・企画立案・ナレッジワークも頻繁に行う場合はClaude Opus 4.6の総合力が依然有利です。まずGLM Coding Plan Lite($3/月プロモ)で1か月試し、自分のタスク比率で判断するのが現実的です。
Q4. セルフホストに必要なGPUは?
フル精度で約1.49〜1.65TBの重みのため、8x H200クラスのエンタープライズGPUクラスタが下限です。FP8量子化版でも8-way テンソル並列が必要で、コンシューマGPUでの本番運用は困難です。オンプレ要件がない限り、APIまたはTogether AI経由の利用を推奨します。
Q5. 中国発のモデルを業務で使って大丈夫ですか?
扱うデータの機密性・業種規制・社内コンプライアンスポリシー次第 です。個人情報・顧客データ・未公開情報を含む業務では、API経由ではなくセルフホストまたは米系プロバイダ経由の利用を検討してください。また、Z.aiが米国Entity Listに掲載されている点も社内レビュー時の論点です。
Q6. GPT-5.4 や Claude Opus 4.6 より性能は上ですか?
領域次第 です。SWE-Bench Pro(実世界ソフト改修)・NL2Repo・MCP-Atlas・CyberGymではGLM-5.1が首位ですが、AIME 2026(数学)ではGPT-5.4が上、HLE(難問推論)ではClaude Opus 4.6が上です。「米国モデルを完全に超えた」という単純化は正しくなく、コーディング・エージェント運用に関してはトップクラス が正確な評価です。
Q7. 商用プロダクトに組み込めますか?
MITライセンスのため 商用利用は無条件で可能 です。著作権表示とライセンス文を保持すれば、派生モデルを商用プロダクトに組み込んで販売することもできます。ただし、データ取り扱いポリシーや輸出管理上の留意点は別途社内確認が必要です。
まとめ:GLM-5.1の導入判断ポイント
GLM-5.1は、「コーディング・AIエージェント運用を大幅に安くしたい開発者/企業」 にとって、2026年4月時点で最も注目すべきオープンソースLLMです。
要点を改めて整理します。
- SWE-Bench Pro 58.4で世界1位 — 実世界ソフト改修でGPT-5.4・Claude Opus 4.6を上回る
- MITライセンスで完全オープン — 商用利用・改変・派生モデルすべて自由
- Claude Code / OpenClaw / Cursorと互換 — エンドポイント差し替えで乗り換え可能
- 月額 $3〜のプロモ価格 — Claude Max比で大幅なコスト削減
- 日本企業が使う場合はデータ越境・Entity List・学習ポリシーを要確認
まずはGLM Coding Plan Lite(プロモ $3/月)で1か月試し、自分のタスクでの実性能と日本語品質を検証するのが最も現実的な導入ルートです。
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AI革命
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