ビジネス活用2026年10月更新

スクレイピング開発を依頼する前に決めること|対象・頻度・規約の確認と、止まったときの保守

公開日: 2026/10/18
スクレイピング開発を依頼する前に決めること|対象・頻度・規約の確認と、止まったときの保守

この記事のポイント

スクレイピング開発を依頼する前に決めることを解説。公式APIの有無、規約・robots.txt・ログインの確認、取る項目と頻度の記入例、成果物をデータだけかプログラムごとにするか、サイト変更で止まったときの保守の取り決めまで。

スクレイピング(Webサイトから決まった情報を自動で集める仕組み)の開発を頼む前に決めることは5つあります。①対象サイトに公式のデータ提供(API・CSV・RSS・有料のデータ提供)がないか、②規約・robots.txt・ログインの有無と、アクセスの頻度、③取る項目・件数・置き場所・失敗したときの通知、④成果物を「データだけ」にするか「プログラムと動かす環境ごと」にするか、⑤サイト側の変更で止まったとき、誰がいつまでに直すかです。依頼先は、この5つの答えで選べます。データだけ欲しいならデータ収集の代行(後で紹介する公開価格の例:単発10万円〜・継続月5万円〜、税の扱いは記載なし)、1サイトだけで止まっても困らないなら個人への単発発注や自社でAIを使って作る方法で足ります。開発会社に頼む方がよいのは、複数サイトを毎日集め続け、自社の表や業務システムへの取り込みと、止まったときの修理まで任せたい場合です。

この記事は、競合の価格や取引先の在庫、公開されている求人・物件・入札情報を毎日手でコピーしている中小企業の担当者・経営者に向けて書いています。クラウドソーシングで個人に頼むか開発会社に頼むかで迷っている方や、前に作ってもらった仕組みが止まった方も対象です。

どこに頼むかは「止まったときに困るか」で分かれる

スクレイピングのプログラムを作ること自体は、今は ChatGPT や Claude に聞けば、1サイト分の簡単なものなら自分でできることもあります。難しいのは作ることより、動かし続けることです。対象サイトの画面が作り替えられると、昨日まで取れていた項目が今日から空欄になります。サイトの変更は、頼む側も作る側もコントロールできません。

そのため、依頼先は「止まったら何が困るか」「止まったとき誰が直すか」で選ぶのが現実的です。

依頼の形

合う場合

合わない場合

自社でAIを使って作る

対象が1〜2サイト、手元のパソコンで動かせば足りる、止まったら自分で直せる人がいる

担当者が異動・退職すると誰も直せない、取り込み先の業務システムとつなぐ必要がある

個人に単発で頼む(クラウドソーシング等)

対象が少なく短期間、数日止まっても業務に響かない、作ったプログラムを受け取って自社で動かせる

長期間毎日使う、止まったときの連絡先と修理の約束が要る、動かす環境まで用意してほしい

データ収集の代行に頼む

欲しいのはデータ(CSV・Excel等)だけで、プログラムを持つ必要がない

自社のプログラムとして持ちたい、収集の後の処理(社内システムへの登録・通知・判断)まで自社用に作り込みたい

開発会社に頼む

複数サイトを継続して集める、自社の表・業務システムへの取り込みや通知まで作る、止まったときの保守を取り決めたい

1サイトだけ・短期間・データだけで足りる(費用が見合いにくい)

データ収集の代行は、収集の仕組みを代行会社側で動かし、整えたデータを受け取る形です。たとえば PigData(ピッグデータ)のスクレイピング代行は、公開ページで「単発:10万円~」「継続:5万円/月~」と価格を示し、サーバ構築やサイトの調査費用が別にかかる場合があると書いています。納品はCSV・Excel・JSON・XMLなどの形式で、「基本的にコードだけの納品は行っておりません」とあります(PigData スクレイピング代行、2026-10-19 確認。税込・税別の記載なし)。欲しいのがデータだけで、社内の後工程を作り込まないなら、こうした代行で足りるかを先に比べてください。

手作業の時間から見当をつける(仮定に基づく試算)

開発に見合うかは、今の手作業の時間でおおよそ見当がつきます。以下は仮定に基づく試算です。

前提(仮定)

値

毎朝のコピー作業

1日45分

月の営業日

20日

担当者の人件費(時給換算)

3,000円

月の作業時間

45分 × 20日 = 15時間

月の人件費

15時間 × 3,000円 = 4万5,000円

年の人件費

4万5,000円 × 12か月 = 54万円

この規模なら、データ代行の継続(月5万円〜の価格例)と金額は近く、開発会社に100万円以上かけて作る理由は「時間の削減」だけでは弱いと言えます。開発が見合うのは、対象サイトや件数が多く手作業では追いつかない場合や、集めたデータを使って自社の業務(値付けの確認、仕入れの判断、営業先リストの更新など)を毎日回したい場合です。

まず確かめること:公式のデータ提供があるか

政府APIカタログを運営するデジタル庁のロゴ

出典: デジタル庁 公式サイト

集める前に、対象サイトが公式にデータを提供していないかを確かめます。公式のAPI(決まった形でデータを渡す窓口)・CSVのダウンロード・RSS(新着のお知らせ配信)・有料のデータ提供があれば、そちらを使う方が規約の面でも、止まりにくさの面でも有利です。画面の作り替えに左右されにくく、提供側がデータの形を決めているためです。

たとえば官公庁の入札情報には、中小企業庁の「官公需情報ポータルサイト検索API」があり、官公需の入札情報を自動で取得できると政府APIカタログに載っています(政府APIカタログ、2026-10-19 確認。利用条件・登録の要否は公式で確認してください)。行政のAPIは同じカタログで探せます。

確かめ方は次のとおりです。

  • 対象サイトのフッターや「ヘルプ」「開発者向け」「データ提供」「法人向け」のページを見る
  • サイトの運営会社に「自動で取得したい。データ提供の方法はあるか」と問い合わせる
  • 業界団体・データ販売会社が同じデータを有料で提供していないか調べる

公式のAPIがあれば、依頼の中身は「スクレイピング」ではなく「API連携」になります。API連携を頼むときに決めることは業務ツール同士をつなぐAPI連携を外注する前に決めることにまとめています。なお、集めたいのが他社サイトではなく自社で使っている業務システムのデータなら、話は別です。API連携できないシステムのデータを取り出す方法と費用をご覧ください。

規約・robots.txt・ログインを確認し、頻度と時間帯を決める

robots.txtの仕様を解説しているGoogle検索セントラルの公式画像

出典: Google 検索セントラル(robots.txt の概要)

公式のデータ提供が無い場合は、対象サイトごとに次の確認をしてから依頼します。この記事は法的な結論を出すものではありません。確認しても判断に迷うときは、弁護士などの専門家に相談してください。

サイトごとの確認表

確認する項目

何を見るか

判断の目安

利用規約

「自動的な手段での取得」「クローリング」「スクレイピング」「データの複製・再配布」などの禁止規定があるか

禁止されていれば対象から外すか、運営会社に許可・データ提供を求める

robots.txt

サイトの /robots.txt で、集めたいページの場所が除外されていないか

除外されていれば対象から外す。許されていても規約・法令の確認は別に要る

ログインの要否

集めたいページがログインしないと見られないか

ログインが要るページは、規約で自動取得が許されていることを確かめた場合だけ対象にする。分からなければ外す

個人情報の有無

人の名前・連絡先・顔写真などを含むか

含む場合は、取る目的・保存期間・使う範囲を決め、専門家に確認する

データの使い道

社内での確認・分析だけか、自社サイトへの掲載や社外への配布・販売か

文章や画像をそのまま載せる・配る場合は、著作権の確認が別に要る

robots.txt について一つ注意があります。robots.txt の国際的な仕様(RFC 9309)は、robots.txt の規則は「アクセスの許可(access authorization)の形ではない」、また「適切なセキュリティ対策の代わりではない」と書いています(RFC 9309、2026-10-19 確認)。つまり robots.txt はサイト運営者の意思表示です。除外されていれば従う一方で、除外されていないからといって、規約や法令の面で問題がないことにはなりません。

ログインが要るページは特に慎重に扱います。不正アクセス禁止法は、他人のIDやパスワードを入力して使う行為や、アクセス制限をくぐり抜ける行為を「不正アクセス行為」と定めています(管理者や本人の承諾がある場合を除く。不正アクセス行為の禁止等に関する法律 第2条第4項、2026-10-19 確認)。自社の正規のアカウントであっても、規約で自動の取得が禁じられていれば対象から外すのが無難です。依頼先に「ログインを突破できますか」「アクセス制限を避けられますか」と頼むことはやめてください。

個人情報については、個人情報保護委員会が2023年に生成AIの事業者へ出した注意喚起で、本人の同意なく要配慮個人情報(病歴など特に配慮が要る情報)を取得しないことなどを求めています(個人情報保護委員会 OpenAIに対する注意喚起の概要、令和5年6月2日、2026-10-19 確認)。これはAI事業者向けの注意喚起で、一般のデータ収集が適法かどうかを示したものではありません。ただ、公開されているページの情報でも個人情報保護法の対象になりうることを示す例であり、人に関する情報を集める前に確認する理由になります。

頻度と時間帯の決め方

相手のサーバーがどれだけのアクセスに耐えられるかは、外からは分かりません。そのため、業務に必要な最小限の頻度にするのが基本です。

  • 頻度:価格や在庫なら「1日1回」で足りるかを先に考える。「変化をすぐ知りたい」なら、毎時より前に、対象を値動きの多い商品に絞れないか検討する
  • ページごとの間隔:1ページ取るごとに数秒以上空ける、同時に複数ページを開かない
  • 時間帯:相手の利用が少ない時間帯(早朝など)を選ぶ
  • 名乗り:アクセス元の情報に、問い合わせ先が分かる名前を入れるか依頼先と相談する
  • 止める条件:相手からエラーが続けて返ってきたら、その日は止める

これらは依頼書に書いておき、作る側に守ってもらう取り決めにします。

依頼前に決める項目の記入例(架空データ)

依頼の前に、次のシートを埋めておくと、見積の幅が小さくなり、個人に頼む場合も開発会社に頼む場合も話が早くなります。以下は説明用の架空データです(社員20名の家庭用品のEC事業者が、競合5サイトの約300商品の価格を毎朝確認したい、という想定)。

項目

記入例(架空データ)

決めておく理由

目的

自社と同じ型番の商品の、競合の価格と在庫を毎朝確認し、値付けの見直しに使う

目的で、取る項目と頻度をどこまでにすれば足りるかが決まる

対象サイトとページ

競合A〜Eの5サイト。各サイトの商品ページ(自社と型番が一致するもの)

サイトごとに作り方と確認が要る。数で費用が変わる

取る項目

商品名・型番・販売価格・送料・在庫表示・取得日時・ページURL

項目が増えるほど止まりやすい箇所も増える

件数

約300件/日(サイトごとに約60件)

件数で、かかる時間と動かす環境の大きさが決まる

頻度・時間帯

1日1回・早朝。1ページごとに数秒空ける

相手への負荷と、自社が使う時刻から逆算する

規約の確認

サイトごとに「確認日・自動取得についての記載・判断・確認した人」を記録(例:競合C 2026-10-01 自動取得の禁止規定あり → 対象外)

誰がいつ確認したかを残す。規約は変わるので定期的に見直す

取ったデータの置き場所

社内の共有スプレッドシート。90日分を保存し、それより古い分は消す

置き場所で、取り込みの作り方とアクセス権が決まる

整え方

価格は税込に揃える。「在庫あり」「残りわずか」「入荷待ち」を3区分にまとめる

サイトごとの表記の違いを揃えないと比べられない

知らせ方

前日から価格が変わった商品を、朝9時に社内チャットへ通知

「集める」だけでなく「誰が何を見るか」まで決める

失敗したときの通知

取得件数が前日の8割を下回った、または必須項目(価格・型番)が空欄のときは、担当者にメール

止まったことに気づく仕組みが無いと、空欄のまま数週間たつ

止まったとき

連絡先、直すまでの目安、止まっていた日のデータをどう扱うか(取り直すか、欠けたままにするか)

契約前に決めておかないと、直す費用と期限で揉める

動かす環境の名義

自社名義のクラウドで動かし、費用も自社が払う

作った人の個人のサーバーで動いていると、連絡が取れなくなったとき手が出せない

このシートを持って相談すれば、依頼先は「このサイトは画面の作りが複雑なので費用が上がる」「この頻度は相手への負荷が心配」といった具体的な返事ができます。

成果物は「データだけ」か「プログラムと動かす環境ごと」か

同じ「スクレイピングを頼む」でも、受け取るものの形で、費用の決まり方と止まったときの対応がまったく違います。

データ納品型

プログラム納品型

プログラム+動かす環境+保守

受け取るもの

整えたデータ(CSV・Excel等)

収集のプログラム(ソースコード)

自社名義の環境で動いている仕組み一式と、保守の取り決め

費用の決まり方

件数・頻度・サイト数で月額や単発の料金

作る範囲で一度きりの料金。動かす費用は自社

作る範囲の料金+保守の料金+クラウドの実費

止まったとき誰が直すか

代行会社(契約の範囲内で)

自社。または作った人に追加で頼む

保守の取り決めに沿って開発会社が直す

作った人がいなくなったとき

別の代行会社に乗り換え。プログラムは手元に残らない

ソースコードが手元にあれば別の人に頼める

環境もソースコードも自社名義なので引き継げる

自社に残るもの

データ

ソースコード(受け取りと利用権の確認が要る)

ソースコード・環境・手順書

合う場合

データが欲しいだけ。社内で処理は作らない

自社に動かして直せる人がいる

集めたデータを毎日の業務に組み込みたい

データ納品型は、仕組みを持たない代わりに手間がかかりません。一方で、集めたデータを自社の業務システムへ自動で登録したり、独自の条件で通知したりといった後工程は、別に作る必要があります。

プログラム納品型を選ぶときは、ソースコードを受け取ること、その利用権(自社で直してよいか、別の人に直してもらってよいか)を契約で決めておきます。納品物と権利の決め方はシステム開発の納品物一覧と著作権で詳しく扱っています。

サイトの変更で止まったときの保守の取り決め

画面に表示された収集プログラムのソースコード

スクレイピングは、相手のサイトが変わると止まります。「止まらない仕組み」は誰にも約束できません。約束できるのは「止まったことにすぐ気づく」ことと「決めた手順で直す」ことです。契約の前に、次の項目を決めておきます。

取り決める項目

決める内容の例

気づき方

取得件数が前日の8割未満・0件、必須項目の空欄、エラーの連続を「止まった」とみなし、自動で通知する

連絡の流れ

通知を誰が受け、誰に連絡するか。土日・祝日の扱い

直すまでの目安

小さな変更(項目の位置が変わった)と大きな変更(サイト全体の作り替え)で分ける

費用の決め方

月額の保守に含める範囲と、別料金になる範囲(例:サイト全体の作り替え、対象サイトの追加)

止まっていた間のデータ

後から取り直すか、欠けたままにするか。過去の価格は後から取れない場合がある

直せない場合

相手がアクセスを制限した、規約で自動取得を禁じた場合は、対象から外すか公式のデータ提供を探す。回避はしない

定期の見直し

規約・robots.txt を決めた間隔で見直す担当者

「止まっていた間のデータ」も契約前に決めておきます。価格や在庫は、その日に取らなければ後から取れない場合があり、気づくのが1週間遅れれば1週間分が欠けます。止まったことに気づく仕組みは、作る範囲に最初から入れておく方が安く済みます。

前に作ってもらった仕組みが止まっているとき、最初に確かめること

以前クラウドソーシング等で作ってもらった仕組みが止まった場合、直せるかどうかは、作り直す技術より手元に何が残っているかで決まります。誰に頼む場合も、最初に次を確かめてください。

確かめること

見る場所・聞く相手

ソースコードが手元にあるか

納品時のファイル、共有フォルダ、作った人とのやり取り

どこで動いていたか

作った人のパソコン・個人のサーバー・自社のクラウドのどれか

アカウントの名義と支払い

クラウドやサーバーの契約者、毎月の請求の宛先

利用権

契約書・発注画面の条件に、自社で改修してよいか書いてあるか

なぜ止まったか

相手サイトの作り替えか、アクセス制限か、規約の変更か、動かしていた環境の期限切れか

止まった理由が「相手がアクセスを制限した」「規約で自動取得を禁じた」であれば、直すのではなく、対象から外すか、公式のデータ提供を探す判断になります。ソースコードも環境も残っていなければ、作り直しになることもあるでしょう。他社が作ったプログラムを引き継ぐときの進め方はシステム引き継ぎで開発会社を変更するとき、ソースと資料から頼める調査にまとめています。

自社でAIを使って進められる部分と、会社に頼む方がよい部分

収集プログラムづくりにも使える生成AI「Claude」のロゴ

出典: Claude 公式サイト

今は ChatGPT や Claude などのAIを使えば、担当者が自分で収集のプログラムを作ることもできます。何でも会社に頼む必要はありません。

自社で進めやすい部分

  • 公式のデータ提供の有無、規約・robots.txt の確認(判断に迷うところは専門家へ)
  • 依頼前シートの作成(取る項目・件数・頻度・置き場所・通知)
  • 1サイトの試しの収集を手元のパソコンで動かし、本当に業務に使えるデータか確かめる

会社に頼む方がよい部分

  • 複数サイトを毎日、決まった時刻に動かし続ける環境づくり(自社名義のクラウド)
  • 止まったことに気づく仕組みと、止まったときの修理
  • 集めたデータを自社の業務システムや表に自動で登録する連携、表記の揺れの整理
  • 担当者が異動しても引き継げるように、ソースコード・環境・手順を残すこと

AIで作った試しのプログラムがあれば、それを相談の材料にしてください。残す部分と作り直す部分を分けて考えられます。

費用の目安と相談の範囲

当社(AI革命株式会社)の受託開発の公開価格は次のとおりです(すべて税別。詳しくは既存システムの改修・PoCの価格と進め方)。

依頼の形

価格

この記事のテーマでの当てはまり方

既存システムの改修

100万円〜

集めたデータを、今使っている業務システムに取り込む連携を足す。止まっている既存の収集プログラムを調べて直す

PoC(検証)

300万円〜(検証の開始価格。本番システムの完成価格ではありません)

集めたデータを使った判断(値付けの確認・仕入れの判断など)が業務で本当に使えるかを、範囲を決めて試す

本開発

個別見積

複数サイトの収集・整形・取り込み・通知・止まったときの検知までを一式で作る

クラウド(動かす環境)・外部API・ライセンスなどの利用料は価格に含まれず、実費で別にかかります。保守は、監視・障害対応・改修の範囲と、対応時間・費用を個別にご提案します。前の章の「止まったときの取り決め」に沿って、何を保守に含めるかを相談のうえで決めます。

当社にはWebサイトからのデータ収集を受託した公開実績はありません。当社の対応範囲には、CSVやAPIでのデータ連携、データ移行、既存の計算・分析プログラムのWeb化、他社が作ったプログラムの調査・引継ぎ・改修が含まれ、データ収集の仕組みとその後の取り込みもその延長で対応できます。この記事で扱っているのは、規約などを確かめたうえで許される範囲の収集です。規約で禁じられた収集、ログインの突破、アクセス制限の回避を前提にしたご相談には、別の手段(公式のデータ提供や許可の取り付け)を一緒に考えます。

1サイト・データだけで足りる場合は、上の価格より、データ代行や個人への単発発注の方が合います。初回相談でそうお伝えすることもあります。

集めたいデータと今の手作業から、依頼の範囲と保守の取り決めを相談する

初回相談は無料・30分(オンライン)です。要件が決まっていなくても大丈夫です。相談後に、業務の棚卸し表・効果の見立て・簡易モックと、依頼範囲の候補・進め方・費用の目安をまとめた相談メモを無料でお送りします(簡易モックは画面のイメージで、動くシステムではありません)。上の依頼前シートの一部(対象サイトの数・取る項目・頻度・置き場所)と、今の手作業にかかっている時間が分かれば十分です。前に作ってもらった仕組みがある場合は、ソースコードや動いていた環境の有無も教えてください。ID・パスワードなどの認証情報や、実際の顧客データは送らないでください。

よくある質問

Q. 集めた競合の価格を使って、自社の価格を自動で変えることもできますか?

できます。ただし、相手サイトの表示の誤りや取り違え(別の商品と結び付けてしまう等)で、自社の価格まで誤って変わるおそれがあります。最初は「変更の候補を出して、人が確認してから反映する」形にし、自動で反映する範囲(値下げ幅の上限、対象の商品)を決めてから広げるのが安全です。

Q. 相手サイトにアクセスを止められたら、回避してもらえますか?

回避を頼むことはおすすめしません。アクセスを制限されたということは、相手が自動の取得を望んでいないということです。対象から外すか、相手にデータ提供や許可をお願いするか、同じデータを提供している別の手段を探す判断になります。回避を求めると、頼んだ側も規約違反などの問題に巻き込まれるおそれがあります。

Q. 画面を開いてから情報が表示されるまで時間がかかるサイトや、PDFに載っている情報も集められますか?

技術的には集められます。ブラウザを実際に動かして表示を待つ方法や、PDFから文字を読み取る方法があります。ただし、普通のページより時間がかかり、相手サイトの変更でも止まりやすくなるため、費用と保守の手間は上がります。依頼前シートに「どのページの、どの部分か」を書いておくと見積が正確になります。

Q. 集めたデータを社外に配ったり、販売したりしてもよいですか?

用途によって確認することが変わります。社内での確認・分析だけに使う場合と比べて、社外への配布・販売、自社サイトへの掲載では、元のサイトの規約での再配布の扱い、文章・画像の著作権、人に関する情報が含まれる場合の個人情報の扱いを、それぞれ確かめる必要があります。この記事では結論を出せないので、用途を決めた段階で弁護士などの専門家に確認してください。

Q. 社内の担当者がAIで作った収集プログラムを、運用ごと引き継いでもらえますか?

対応できます。まずプログラムの中身と、どこで・どの名義で動いているかを確かめ、そのまま使える部分、直す部分、作り直す部分を分けます。止まったときの検知や、自社のクラウドでの定期実行など、手元のパソコンで動かしていたときには無かった部分を足す必要が出てきます。調べる作業が有償になる場合は、その前に範囲と金額をお示しして合意をいただきます。

Q. 何サイトくらいから開発会社に頼む方がよいですか?

サイト数だけでは決まりません。1サイトでも、毎朝のデータが業務の判断に欠かせず、止まったらすぐ直してほしい場合は、保守まで取り決めた依頼の方が合います。逆に10サイトでも、月に1回の調査で数日遅れても困らないなら、データ代行や単発の発注で足ります。「止まったら何が困るか」と「集めたデータを何につなぐか」で考えてください。

集めたいデータと今の手作業から、依頼の範囲と保守の取り決めを相談する

初回相談は無料・30分(オンライン)です。相談後に、依頼範囲の候補・進め方・費用の目安をまとめた相談メモを無料でお送りします。

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この記事の著者

AI革命

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編集部

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