ビジネス活用2026年10月更新

見積の履歴と承認を管理するシステムは作るべきか|既製品で足りる条件と、作る範囲・Excelから移す範囲

公開日: 2026/10/12
見積の履歴と承認を管理するシステムは作るべきか|既製品で足りる条件と、作る範囲・Excelから移す範囲

この記事のポイント

見積の版の記録だけなら既製の見積管理やkintoneで足ります。承認した版の固定や販売管理への受け渡しまで守るなら作る範囲を検討します。架空の見積10件の例、決める範囲、Excelから移すもの、費用の目安を解説します。

見積の版の記録を残したいだけの場合や、承認者が固定で段数も少ない場合は、既製の見積管理サービスやkintoneの設定で足ります。 作ることを検討するのは、「承認した版の内容を固定し、承認後に変更したら新しい版として承認を取り直す」「受注は承認済みの版から、今の販売管理へ明細ごと渡す」まで仕組みで守りたいときです。

今使っているkintoneや販売管理に仕組みを足すなら、当社では既存システムの改修(100万円〜・税別)に当たります。新しく作ってExcelからの移行まで含めるなら、本開発として個別に見積もります。

この記事は、見積をExcelで作っていて、どれが最新版でどれが承認済みの版か分からず、値引きの承認や受注時の転記で誤りが出ている営業部門長・営業事務責任者向けです。

見積書の作成そのものを速くしたい場合は、見積書作成の自動化のほうが近い内容です。この記事では、作った見積の版・承認・受注への引継ぎだけを扱います。

既製品で足りる場合と、作ったほうがよい場合

見積の内容と承認の進め方を打ち合わせで確認する様子

「最新版が分からない」には、実は3つの違う版の話が混ざっています。

いちばん新しく編集された「最新版」、上長が内容を見て承認した「承認済みの版」、顧客が発注した条件の「受注に使った版」です。

Excelのファイル名で「最終」「v3」と管理していると、この3つが同じものに見えます。実際には、承認後に数量を直した最新版がまだ承認されていない、ということが起きます。どこまで区別したいかで、既製品で足りるかどうかが変わります。

確認すること

「はい」なら既製品で足りやすい

「いいえ」なら作ることを検討

版を残して、あとで比べられれば十分か

版の記録がある見積管理サービス、kintoneの変更履歴

「承認した版」と「今の版」を別々に持つ必要がある

承認者は誰が申請しても同じか(または金額で2〜3段に分かれる程度か)

kintoneのプロセス管理、見積管理サービスの承認機能

値引き率・粗利率・商材・拠点の組み合わせで承認者が変わる、代理承認の決まりがある

承認後に内容を変えたとき、人の注意で再承認を回せているか

運用ルールで足りる

承認後の変更を自動で「新しい版・未承認」に戻したい

受注時の販売管理への入力は、手入力で誤りが出ていないか

今のままでよい

承認済みの版の明細を、販売管理へそのまま渡したい

単価は見積を作る人が毎回見て入れているか

今のままでよい

単価表が別のシステムにあり、見積を作った時点の単価を記録したい

右の列が1つだけなら、まず既製品の設定と運用ルールで試すほうが安く済みます。右の列が2つ以上あり、特に「承認した版の固定」と「受注への受け渡し」が両方入るなら、作る範囲を検討する段階です。

次の場合は、開発を頼まないほうがよいです。

  • 見積の担当が1〜2人で、承認者も1人。共有フォルダの置き場所とファイル名のルールを決めれば迷わない
  • 販売管理や会計をまとめて入れ替える予定がある。新しいソフトの見積・承認機能を先に確認したほうが二重投資になりません
  • 困っているのが見積書を作る手間で、版や承認の取り違えではない

主な既製品で、版と承認はどこまでできるか(2026年10月12日に公式で確認)

kintoneの公式サイトのイメージ画像

出典: kintone 公式サイト

既製品を選ぶときは「承認機能あり」の有無だけでなく、承認した後に内容を変えたらどうなるかを確かめてください。比較サイトの〇×表には出てこない部分です。

選択肢

公式に記載のある料金(税抜)

版の記録

承認

確かめたい点

共有フォルダのExcel(今の運用)

—

ファイル名と保存場所しだい

ファイルに承認の記録は残らない(メールや口頭で別に残る)

—

board

Standard 月4,900円(15名まで)など4プラン。書類のバージョン管理は有料オプションで月500円

オプションで変更履歴・差分表示・復元・1案件で複数パターン

書類ごとの捺印申請(Basic以上)

値引き率で承認者を変える多段承認ができるか(公式ページでは確認できず)

kintone

スタンダード 1ユーザー月1,800円、最小10ユーザー(月18,000円〜)

変更履歴で版ごとの内容と変更箇所を表示、過去の版に戻せる

プロセス管理で承認・差し戻し。項目の値(金額など)で承認の流れを切り替えられる

公式に「プロセス管理のステータスや作業者は、過去のバージョンに戻せません」とある。承認後の編集を止める・未承認の見積を出力させない設定ができるか

HubSpotの見積機能

見積の承認は Revenue Hub の Professional/Enterprise が対象(料金は公式の料金ページでご確認ください)

見積と取引が結び付く

承認者を設定でき、「自分の見積は自分で承認できない」

承認後に見積を編集したとき、承認が取り消されるか(公式ヘルプに記載なし)

MF見積管理DXシステム(kintone向けのテンプレート)

基本テンプレート100万円、導入支援は個別見積(プレスリリース記載)

版の管理あり

承認の流れあり

見積書はExcelで作り続け、内容をkintoneへ取り込む形。kintoneの利用料が別かどうか

各製品の情報は2026年10月12日時点の公式サイトとプレスリリースの記載です。最新の内容は各社にご確認ください。

公式の仕様から読めることとして、kintoneで「1件の見積を1件のレコード」として持ち、変更履歴で版を追う作りにすると、承認後に内容を直しても承認の状態は残ったままになります。ステータスは過去の版に戻らないからです。承認した内容を固定したいなら、版ごとに別のレコードにする、承認後は編集できないようにする、といった設計が要ります。これは公式の記載から考えた設計上の注意で、当社がkintoneで検証した結果ではありません。

架空の見積10件で見る、取り違えの起き方と見分け方

どの列を記録しておけば取り違えを見つけられるのかを確かめるため、架空の見積10件を作り、次の説明用のルールを当てる小さなプログラムを実際に動かしました。

説明用のルール(架空)は次の5つです。

  1. 値引き率5%以下は課長、5%超15%以下は部長、15%超は役員が承認する
  2. 承認後に単価・数量・値引き・納期・支払条件を変えたら、新しい版として承認を取り直す
  3. 受注は承認済みの版で登録する
  4. 見積の有効期限は作成日から30日
  5. 2026年10月1日以降に作る見積は、改定後の単価表(第2版)を使う

架空の見積10件の版と承認の履歴(説明用・架空データ)

見積

版の履歴

承認

受注

ルールに当てた結果

Q-001

第1版(9/1、値引き3%)

第1版を課長が承認

9/10 第1版で受注

該当なし

Q-002

第1版(9/2、8%)→ 第2版(9/12、数量変更)

第1版のみ部長が承認

9/20 第2版で受注

未承認の第2版を顧客へ提出し、その版で受注

Q-003

第1版 → 担当Aが直した第2版/担当Bが直した第2版

第1版のみ承認

まだ

同じ版から2つの版が分かれている

Q-004

第1版(8/20、4%)

課長が承認

10/2 第1版で受注

有効期限(9/19)を過ぎた版で受注

Q-005

第1版(10/3)

課長が承認

まだ

改定前の単価表(第1版)で作成

Q-006

第1版(4%)→ 第2版(9/18、値引き12%に変更)

どちらも課長が承認

9/25 第2版で受注

値引き12%に必要な部長の承認がない

Q-007

第1版(9/10、10%)

部長が承認

9/30 第1版で受注

販売管理へ入れた単価が承認した版と違う

Q-008

第1版(6%)→ 第2版(9/22、9%)

どちらも部長が承認

10/1 第2版で受注

該当なし

Q-009

第1版(10/6、作成中)

未承認・未提出

まだ

該当なし

Q-010

第1版(9/25、18%)

役員が承認

10/5 第1版で受注

該当なし

10件のうち6件がルールに当たり、4件は当たりませんでした。架空データでルールの動きを確かめただけで、特定の製品やお客様のデータで検証した結果ではありません。

この6件は、Excelのファイルを1つずつ開いても普通の見積に見えます。見つけられたのは、次の列を記録していたからです。

起きたこと

見つけるのに必要な記録

未承認の版で提出・受注(Q-002)

版ごとの承認の有無、受注に使った版の番号

版が2つに分かれた(Q-003)

各版の「元にした版」

期限切れの版で受注(Q-004)

版ごとの作成日と有効期限、受注日

改定前の単価(Q-005)

版を作ったときの単価表の版

承認者の権限不足(Q-006)

版ごとの値引き率と承認者の役職

販売管理への転記違い(Q-007)

承認した版の明細と、受注として登録した明細

この判定でも、担当者が個人のパソコンで直して、記録せずに送った版は見つけられません。記録の外で起きたことは見つけられません。そのため、作る場合は「システムから出した見積書だけを顧客に出す」「未承認の版は見積書として出力できない」という出口の決まりを、仕組みと運用の両方で決めておく必要があります。

作る場合に決める範囲:版・承認経路・値引き権限・承認後の変更

開発を頼むときに、発注側で決めておくことは次の5つです。決めないまま頼むと、作る側が推測で決めることになり、検収のときに「思っていたのと違う」となります。

決めること

決め方の例(説明用)

決めていないと起きること

どの変更で新しい版にするか

単価・数量・値引き・納期・支払条件のどれかを変えたら新しい版。誤字の修正は同じ版のまま

誤字直しのたびに承認が回る、または重要な変更が同じ版のまま通る

承認経路

値引き率で課長/部長/役員。粗利率が一定未満なら事業部長も追加

承認者が分からず止まる、権限のない人が承認する

値引き権限

担当者が承認なしで値引きできる上限。承認経路とは別に決める

少額の値引きにも承認が要り、現場が承認を避けるようになる

承認後の変更

承認後に変更したら新しい版・未承認に戻す。承認した版の内容は書き換えられない

承認した内容と顧客に出した内容が食い違う

不在時の扱い

代理承認できる人と、代理で承認した記録の残し方

承認待ちのまま有効期限が切れる

承認経路と値引き権限は、分けて決めておくことが大事です。「誰が承認するか」と「どこまでなら承認がいらないか」を同じ表で決めようとすると、例外が増えて表が読めなくなります。

受注への引継ぎ:今の販売管理を残して、承認済みの版だけを渡す

受注後に出荷を待つ商品が並ぶ倉庫の通路

受注時の転記ミスを減らすには、販売管理を入れ替えなくてもよい場合があります。見積の側から、承認済みの版だけを販売管理へ渡す形にします。

  • 渡すもの:見積番号、受注に使った版の番号、顧客、明細(品目・数量・単価・値引き)、税率の区分、納期、支払条件
  • 渡す方法:販売管理に外部から登録できる仕組み(公開されたAPI)があればそれを使い、なければ販売管理が読み込めるCSVを作ります。どちらも使えない場合は、承認済みの版の画面を見ながら入力し、登録後に金額を照合する手順にします。どの方法でつなぐかは、販売管理の仕様を見ながら一緒に決めていきます
  • 誰が確定するか:受注として渡す操作をするのは営業事務、など担当を1人に決めます
  • 確かめること:販売管理に登録された受注金額と、承認した版の金額が一致しているか
  • 受注後の変更:顧客から数量変更が来たとき、見積を新しい版にして承認を取り直すのか、販売管理の受注変更として扱うのかを先に決めます。ここが決まっていないと、見積と受注の記録がずれていきます

会計ソフトへの連携は、販売管理から会計へのデータの流れがすでにあるなら、そこは触らないのが基本です。見積の側でつなぐ先を増やすほど、変更のたびに確かめる範囲が広がります。

顧客台帳や契約と見積の版をどう結び付けるかは、オーダーメイドの顧客管理システムで扱っています。

今のExcelから移すもの・残すもの

Excelで作った見積書をkintone上の見積管理に取り込む流れを示したMF見積管理DXシステムの紹介画像

出典: MF見積管理DXシステム プレスリリース(PR TIMES)

Excelの見積をすべて新しい仕組みに移す必要はありません。移す手間と、移した後に使う場面を比べて決めます。

Excelにあるもの

扱いの例(説明用)

判断の目安

進行中の見積(未受注・有効期限内)

移す。今の版を第1版として登録し、承認状態は登録時に確かめ直す

移さないと、受注のときに新旧2か所を見ることになる

過去の見積(受注済み・失注)

移さずに、元ファイルやPDFを見積番号で検索できる場所に読み取り専用で残す

過去の見積を元に新しい見積を作ることが多いなら、明細も移す

単価表

移す。改定日ごとに版を分けて持つ

見積を作った時点の単価を記録したいなら必須

見積書の様式

新しい仕組みの帳票として作り直す。顧客に出す見た目は今と同じにできる

顧客ごとに様式が違うなら、様式の数を数えておく

承認の記録(メール・口頭)

移さない。進行中の見積だけ、承認を取り直すか、承認済みとして登録した人と日時を残す

過去の承認をすべて再現しようとすると、移行の作業が大きくなる

Excelで見積を作り続け、承認と版だけを別の仕組みで持つ形もとれます。その場合は「どのExcelファイルが第何版か」を登録時に確定させ、登録していないファイルを顧客に出さない決まりが必要です。Excel業務を全体として仕組みにする判断は、Excel業務のシステム化の判断基準にまとめています。

費用の目安と、含まれるもの・含まれないもの

既製品と、作る場合の費用を並べます。既製品は公式に記載のある月額(2026年10月12日確認・税抜)、作る場合は当社の公開価格(税別)です。

やり方

費用の目安

含まれるもの

含まれないもの

見積管理サービスに乗り換える(例:board Standard+バージョン管理)

月5,400円(4,900円+500円、15名まで)

見積・請求書の作成、版の記録

今の販売管理への受注データの連携、値引き率による承認者の分岐(確認できず)

kintoneで見積アプリを作る(社内で設定)

スタンダード10ユーザーで月18,000円〜

版の記録、承認の流れ、項目の値による分岐

承認した版の固定や出力の制限は設定やカスタマイズしだい。社内で設定する人の時間

今のkintoneや販売管理に、版・承認・受注への受け渡しを足す

当社の既存システムの改修:100万円〜

画面の改修、CSVや外部APIによる連携、受発注の連携、変更内容の記録

kintone・販売管理などの利用料、外部APIの利用料、ライセンス費用

版・承認・受注連携を新しく作り、Excelから移す

当社の本開発:個別見積

要件の整理から開発、データの移行、検収まで(範囲は相談で決める)

同上の実費

当社の価格はすべて税別で、クラウド・外部API・ソフトウェアライセンスなどの実費は別にかかります。100万円は改修の開始価格です。承認経路の数、つなぐシステムの数、移す見積の件数で上がります。

金額を比べるときは、月額だけでなく「承認した版の固定」と「受注への受け渡し」をどちらが受け持つかを見てください。既製品に乗り換えても販売管理への転記が残るなら、転記ミスの問題は残ったままです。

今の販売管理を残して、どこまでを改修で足せるか分からない場合は、販売管理の名前と困っている操作を伺って切り分けます。

見積の版と承認の流れを、今の販売管理を残したまま整えられるか相談する

完成をどう確かめるか

作る場合の検収は、「画面ができたか」ではなく「取り違えが起きないか」で判定します。上の架空10件で見た6つの取り違えを、そのまま検収の項目にできます。

検収の項目

合格とする状態

承認後に数量を変える

新しい版になり、未承認に戻る。未承認のままでは見積書を出力できない

同じ版を2人が同時に直す

2つ目の保存が止まる、または分かれたことが一覧で分かる

有効期限切れの版で受注しようとする

受注に進めない、または警告が出て理由の記録が必要になる

単価改定日の後に見積を作る

改定後の単価が入る。改定前の単価で作った版は印が付く

承認者の権限を超える値引きを承認しようとする

その人には承認のボタンが出ない

受注として販売管理へ渡す

渡した明細と承認した版の明細が一致する。一致しない場合は渡せない

本番の前に、架空データか個人情報を除いたデータでこの6つを1件ずつ試し、結果を記録してから使い始めます。

自社でAIを使って進められる部分と、頼んだほうがよい部分

ChatGPTやClaudeなどの生成AIを使えば、社内でもかなりの準備ができます。

社内で進めやすいのは、次のような作業です。

  • 今の承認ルールを文章にして、上の「決める範囲」の表に当てはめる
  • 見積のExcelの列名を一覧にして、移すもの・残すものに分ける
  • 画面の案や項目の一覧を作る
  • 架空の見積データを作って、承認のルールに抜けがないか確かめる

一方、次の作業は頼んだほうが確実です。

  • 承認の権限が本当に効くかの試験(権限のない人が承認できないこと、見えてはいけない見積が見えないこと)
  • 今の販売管理との連携。仕様の読み込み、テスト用の環境での試験、失敗したときのやり直し方
  • Excelから移したデータの照合(件数・金額が合っているか)
  • 使い始めた後の承認ルールの変更への対応

社内でAIを使って作った試作がある場合は、それを元に、権限や連携、移行の部分だけを頼む形もとれます。

当社が対応できる範囲と実績

当社は、見積・承認の画面の新規開発、今使っているkintone・販売管理・会計ソフト・HubSpotなどとの連携(公開API・CSV・画面操作)、承認権限の設計と試験、Excelからのデータ移行に対応できます。製品や言語を理由にお断りすることはありません。

ただし、見積管理システムとして公開できる受託実績は、現時点ではありません。上の10件の表も架空データによる説明用の例です。近い領域として、薬局の複数店舗・数千人分の記録管理で、権限と確認工程を設計した事例があります(受託開発のページに掲載)。

相談の前に揃えておくと早いもの

初回相談は無料・30分(オンライン)です。要件が決まっていなくても大丈夫です。次のうち分かるものがあれば、話が早く進みます。

  • 月の見積の件数と、1件あたり何回くらい直すか
  • 今の承認の決まり(誰が、どの条件で承認するか)
  • 使っている販売管理・会計ソフトの名前
  • 受注時に転記で誤りが出た例(金額や顧客名は伏せたもので構いません)
  • Excelの見積の様式の数と、単価表の置き場所

実際の見積書、顧客のデータ、システムのパスワードは送らないでください。相談の後に、依頼範囲の候補・進め方・費用の目安をまとめた相談メモをメールでお送りします。

よくある質問

承認の記録は、後から社内で確かめられる形で残せますか

残せます。版ごとに「誰が・いつ・どの版を・どの条件で承認したか」と、差し戻したときの理由を記録し、承認済みの記録は後から書き換えられないようにします。決めておきたいのは、記録を何年残すかと、誰が記録を見られるかです。退職した承認者の記録も、名前と役職が分かる形で残す作りにしておくと、後で確かめるときに困りません。

電子帳簿保存法やインボイス制度の要件も満たせますか

見積書の保存方法や記載事項が法令の要件を満たしているかの判断は、当社では行いません。顧問税理士や国税庁の資料でご確認ください。保存の要件が決まっていれば、検索に使う項目や保存期間の設定など、仕組みに組み込む部分は対応できます。

承認者が出張や休みで不在のとき、承認が止まらないようにできますか

代理で承認できる人をあらかじめ決めて、代理で承認したことを記録に残す形にできます。決めておきたいのは、代理の人にどこまでの値引きを承認させるかです。上限を本来の承認者と同じにするか、一段下げるかで運用が変わります。

受注の後に顧客から値引きの追加を頼まれたら、見積と受注のどちらを直せばよいですか

金額や支払条件が変わるなら、見積を新しい版にして承認を取り直し、その版を元に受注を変更する形が、記録をそろえやすい方法です。納品先の住所の変更のように承認の条件に関係しない変更は、販売管理の受注変更だけで扱う、と分けることもできます。どちらにするかは、作り始める前に変更の種類ごとに決めておきます。

先に小さく試してから本番を作ることはできますか

できます。当社のPoC(検証)は300万円〜(税別)ですが、これは検証の開始価格で、本番のシステムが完成する価格ではありません。見積の版と承認の場合は、検証から始めるより、今のkintoneや販売管理への改修として範囲を絞って始めるほうが合うこともあります。どちらが合うかは相談の中で切り分けます。

作った後に承認ルールが変わったら、どうなりますか

承認ルールを画面から変えられる作りにするか、変更のたびに改修するかを、作る前に決めます。値引き率の境目のように年に数回変わる値は画面で変えられるようにし、承認の段数を増やすような変更は改修で対応する、という分け方もできます。保守の範囲と費用は個別に決めます。


見積の版・承認・受注への引継ぎで、どこまでを既製品で済ませ、どこから足すかは、今の販売管理と承認の決まりで変わります。販売管理の名前と困っている操作を伺い、依頼範囲の候補と費用の目安を相談メモでお返しします。

見積の版と承認の流れを、今の販売管理を残したまま整えられるか相談する

依頼範囲と費用の目安を30分で整理します

開発について相談する

この記事の著者

AI革命

AI革命

編集部

AI革命株式会社の編集部です。最新のAI技術動向から実践的な導入事例まで、企業のデジタル変革に役立つ情報をお届けしています。豊富な経験と専門知識を活かし、読者の皆様にとって価値のあるコンテンツを制作しています。

AI・システム開発は、開始価格を公開しています

既存システムの改修 100万円〜・PoC 300万円〜(税別)。相談内容を送っていただくと、2営業日以内に担当者からご返信します