ビジネス活用2026年10月更新

小売店の自動発注システムを作るには|POSデータで発注量を出す範囲・既製サービスで足りる条件・費用【2026年10月】

公開日: 2026/10/19
小売店の自動発注システムを作るには|POSデータで発注量を出す範囲・既製サービスで足りる条件・費用【2026年10月】

この記事のポイント

小売店の自動発注システムを作るか既製サービスで足りるかを判断するための記事。POSデータで発注量を出す段階、欠品日の補正、取引先へのEDI・FAX送信、PoC300万円〜(税別)で確かめることと費用を解説します。

小売店の自動発注システムは、全品目を需要予測にしなくても始められます。 POSや基幹システムからCSVを出せて、取引先への送り方も既製サービスが対応しているなら、まず既製の自動発注サービスを検討し、作り込みはPOS・基幹とのつなぎ、欠品日のデータの扱い、店舗と本部の確定の流れ、取引先ごとの送り方のうち、既製品に合わない部分に絞ってください。

日持ちする品目は「売れた分を補充する」計算で足りやすく、日配・惣菜のように曜日で売れ方が変わる品目は「同じ曜日の平均を見る」だけでも結果が変わります。

この記事は、複数店舗を持つスーパー・ドラッグストア・専門店の商品部長や経営者に向けて、店長の勘で発注していて欠品や廃棄が多く、POSの販売データを発注に使えていない状況を想定して書いています。

既製サービスで足りる場合・作り込みが要る場合

小売店の商品棚に並ぶ飲料と値札

自動発注は「買うか作るか」の二択ではありません。既製サービスを使い、データの取り込みと取引先への送信だけを作る組み合わせもあります。次の表で、自社がどちらに近いかを確かめてください。

確認すること

既製サービスで足りやすい

作り込み・連携の開発が要りやすい

販売・在庫データの出し方

POS・基幹から日次のCSVを出せる

CSVが出せない、店舗ごとにPOSが違う、手で集計している

過去の販売実績の量

2年分ほど残っている

新店が多い、保存期間が短い、途中でPOSを入れ替えた

欠品の記録

在庫ゼロになった日や時刻が分かる

販売数しか残っておらず、欠品した日が分からない

品目マスタ

入数・発注単位・納品までの日数・締め時間が整っている

店舗ごと・取引先ごとに表で管理していて、本部のマスタと合わない

取引先への送り方

既製サービスか今の基幹が対応している

取引先ごとにEDI・Web画面・FAXが混在している

店舗と本部の確定の流れ

標準の修正画面・承認の流れで回る

店長が直せる範囲・本部が確定する範囲を自社のルールで分けたい

特売・催事

本部の特売計画を既製サービスに入力できる

特売の計画が別システムや表計算にあり、つなぐ必要がある

左の列にほぼ当てはまるなら、開発を頼む前に既製サービスの無料試算や見積を取るほうが早いはずです。右の列に当てはまる項目が2〜3個あるなら、既製サービスを入れる場合でも「つなぎ」の開発が要ると考えておくと、後で慌てずに済みます。

逆に、店舗が1〜2店でPOSに在庫管理の機能があり、発注の相手も数社なら、まずPOSの在庫管理機能と発注点(在庫がこの数を下回ったら発注する目安)の設定だけで試してみてください。それで欠品と廃棄が減るなら、システム開発は不要です。

発注量の決め方は、品目ごとに段階を分ける

平均出荷量による予測と需要予測型自動発注システムの予測精度を比べた図

出典: 日立システムズ 公式サイト

発注量の計算は、簡単なものから順に4段階に分けて考えると判断しやすくなります。

段階

計算のしかた

合う品目

必要なデータ

1. 補充

売れた分を補充して、棚の量を一定に保つ

日持ちする定番品、回転の遅い品目

販売数、在庫数、発注単位

2. 曜日を見る

同じ曜日の過去数週の販売数を平均して、翌日の量を決める

日配・パン・惣菜など、週末に売れ方が変わる品目

上記+曜日別の販売実績、欠品の記録

3. 需要予測

曜日に加えて天候・特売・催事・価格変更などを入れて予測する

日配・惣菜・季節品で、段階2では外れが大きい品目

上記+天候、特売計画、売価の履歴、2年程度の実績

4. 人が決める

計算は参考にとどめ、担当者が決める

新商品、終売前の品目、地域の行事に左右される品目

計算結果と、判断した理由の記録

大手の例では、ワークマンが日立と開発した自動発注で、在庫の回転が遅い品目は自動補充、回転の速い品目はAIによる需要予測と、方式を分けています。推奨された発注量を店舗が確認して確定する運用です(IT Leaders 2021年4月19日の記事。同記事の「発注業務が1日約30分から約2分」は3店舗・31品目でのシミュレーション値です)。

自社の品目を振り分けるときは、次の確認表を使ってください。部門単位(日配、加工食品、日用品など)で埋めてもかまいません。

品目・部門

賞味期限・日持ち

1日の販売数

曜日の波

特売・季節の影響

当てはめる段階

(記入例・説明用)牛乳

数日〜1週間

多い

週末に増える

特売あり

2、特売日は3か4

(記入例・説明用)洗剤

長い

少ない

小さい

小さい

1

(記入例・説明用)惣菜

当日

多い

大きい

天候で変わる

2から始めて3を試す

(記入例・説明用)季節限定品

品目による

不定

—

大きい

4

自社の品目

架空データで3つの方式を比べた結果(説明用)

「曜日を見るだけで違いが出るのか」「安全在庫の上乗せをどこまで増やすか」を確かめるため、架空データで計算しました。実店舗のデータではなく、条件を決めて作った架空の数値です。 天候や特売を入れた需要予測は検証していません。

計算の条件(架空データ)は次のとおりです。

  • 日配品1品目。曜日ごとの平均需要は月〜日で20・18・18・20・26・34・30個。日ごとの需要はばらつきを持たせて乱数で作成
  • 毎日閉店後に発注し、翌朝に納品
  • POSに残るのは「売れた数」だけ。欠品した日は、来店客が欲しかった数より少なく記録される
  • 比べた方式: A=棚の量を一定に保つ補充、B=直近7日の販売数の平均、C=同じ曜日の直近4週の販売数の平均。B・Cは平均に係数(安全在庫の上乗せ)を掛ける。Aは、棚に置く量を1日の平均需要(約24個)の何倍にするかを係数で表す
  • 364日分を20通り(20店舗に相当)計算して平均。Python の標準機能だけで計算し、乱数の種を固定しているため、同じ条件で計算し直すと同じ値になる(当社で再計算して確認)

賞味期限1日の品目(惣菜・パンを想定)の結果は次の表です。

方式

係数

欠品した日の割合

売り逃し(需要に対する割合)

廃棄(仕入に対する割合)

A 棚の量を一定に

1.2

25.9%

6.6%

21.0%

A 棚の量を一定に

1.4

12.3%

2.4%

29.9%

B 直近7日の平均

1.2

35.2%

10.2%

16.7%

B 直近7日の平均

1.4

15.0%

3.3%

28.6%

C 同じ曜日の平均

1.2

22.3%

3.7%

16.5%

C 同じ曜日の平均

1.4

5.5%

0.8%

28.5%

B 直近7日の平均

1.0

91.9%

44.3%

1.2%

C 同じ曜日の平均

1.0

86.6%

29.4%

1.6%

この表から読み取れるのは次の3点です。

  1. 曜日を見るだけで差が出る。 廃棄が同じくらい(約28〜30%)のところで比べると、同じ曜日の平均(C)は売り逃しが0.8%、棚の量を一定にする方式(A)は2.4%でした。高度な予測モデルを入れる前に、段階2で確かめる価値があります
  2. 安全在庫の上乗せは、会社が決めること。 係数を上げると欠品は減りますが、廃棄が増えます。どこで止めるかは粗利と廃棄のコストで決める経営の判断で、システムが答えを出すものではありません
  3. 販売数をそのまま需要として使うと、発注量が下がり続ける。 係数1.0では、欠品日に販売数が小さく記録され、それを平均すると翌週の発注が減ってまた欠品する、という流れを繰り返します。BもCも9割前後の日で欠品しました

賞味期限3日の条件でも計算しましたが、3方式とも廃棄は出ず、欠品の傾向は同じでした。売れ残りを翌日に回せるからです。日持ちする品目は、段階1の補充で足りやすいといえます。

なお、廃棄の割合が高いのは、需要のばらつきをそのまま置いた架空の条件だからです。実店舗の廃棄率の目安としては使えません。

POSのデータをそのまま発注に使えない3つの理由

店舗のレジカウンターに並ぶPOSレジ端末

上の3つめの結果は、架空データに限った話ではありません。POSのデータを発注に使うとき、会社ごとに違う形で、次の3つのずれが出ます。どのずれについても、自社の状態までは汎用のAIに聞いても分かりません。データを開いて確かめる必要があります。

1. 欠品した日の販売数は、需要より小さい

在庫がなくなった日は「売れた数=欲しかった客の数」になりません。在庫がゼロになった時刻や、欠品の印が残っているかを確かめます。残っていなければ、欠品した日を計算から外す・同じ曜日の他の週で補うといった補正が要ります。

2. 帳簿上の在庫が実際と合っていない

小売業向けの基幹システムを提供するテスクのコラムでも、仕入伝票の入力漏れによる過剰在庫、レジの部門打ち(商品ではなく部門でまとめて打つこと)による欠品、レジでの数量のまとめ打ちによる品揃えの偏りが、運用してみて起きた問題として紹介されています(テスクのコラム、2026年10月20日確認)。帳簿の在庫が合っていないと、計算が正しくても発注量は外れます。棚卸での突き合わせは棚卸の突合を自動化する方法、在庫数が合わない原因と在庫管理の作り方は在庫管理システムの開発を頼むにはで扱っています。

3. 品目マスタが古い

入数(1ケースに何個入るか)、発注単位、納品までの日数、取引先ごとの発注の締め時間が、本部のマスタと現場の実態でずれていることがあります。計算した数が10個でも、6個入りのケースでしか頼めなければ発注は12個になります。この丸め方と締め時間の扱いを決めずに始めると、店長が毎回直す手間が残り、自動発注は使われなくなるでしょう。

取引先への発注データの送り方

商品を運ぶ配送トラック

発注量を決めても、取引先に届かなければ意味がありません。取引先ごとに送り方が違う場合は、そこが自動発注で手間のかかる部分になります。

送り方

相手の例

自動発注とつなぐときに決めること

流通BMS(インターネットを使う業界標準のEDI)

大手の卸・メーカー

発注データの項目(取引先コード・商品コード・発注単位・納品日)、中継サービスを使うか

JCA手順(電話回線・INSネットを使う従来の手順)

古くからの取引先

いつまでに、どの方式に切り替えるか。相手側の対応状況

取引先のWeb-EDI(ブラウザの画面)

中小の卸

画面に入力するか、CSVを取り込めるか。取引先ごとに画面が違う

FAX・メール

小規模な仕入先・産地

発注書のPDFを自動で作って送るか、受け取りの確認をどうするか

JCA手順で送っている取引先がある会社は、期限に注意してください。NTT東日本の公式案内では、INSネットのディジタル通信モードは2024年1月から順次終わっています。切り替えが間に合わない利用者向けの補完策も2028年12月31日に提供を終える予定で、補完策では送受信に時間がかかる場合があるとしています。同じページでは、メーカー・卸・小売の間でやり取りする発注データ(EDI)が利用例に挙げられています(NTT東日本「INSネットをご利用の事業者さまへ」、2026年10月20日確認)。NTT西日本の地域の方は、同社の公式案内で確かめてください。

自動発注を入れるなら、この切り替えを同じ時期に進めると二度手間になりません。FAXの発注書づくりだけを自動化したい場合は発注書の作成・送付を自動化する費用と方法、取引先との受注・納品・請求までを一つの仕組みにする場合は受発注システムの開発を依頼するにはが参考になります。

作る範囲の候補と、担当の分け方(説明用の構成例)

次の表は、POSと基幹を残したまま自動発注を足す場合の構成例です。当社の実案件ではなく、説明のための構成例です。 既製サービスを使う場合は、真ん中の「計算」を既製品に任せ、取り込みと送信だけを作る形もあります。

部品

やること

既製サービスを使う場合

作る場合

データの取り込み

POS・基幹から毎日の販売数・在庫・入荷を集める

既製品が受け取れる形にCSVを整える部分を作ることがある

店舗ごとに違うPOSの形式をそろえる

品目マスタ

入数・発注単位・納品日数・締め時間・取引先

既製品の画面で登録

本部のマスタと店舗の表をまとめる

発注量の計算

段階1〜3の計算、欠品日の補正、ケース単位への丸め

既製品に任せる

品目ごとに段階を選べるようにする

店舗の確認・修正

推奨の発注量を店長が確かめ、必要なら直す

既製品の画面

直せる範囲(上限・下限)を自社のルールで決める

本部の確定

特売・催事の量を本部が決め、全体を確定する

既製品の承認の流れ

特売計画の表やシステムとつなぐ

取引先への送信

流通BMS・Web-EDI・FAXなど相手ごとに送る

既製品の対応範囲を確認し、足りない経路だけ作る

取引先ごとの送り方を作る

振り返り

欠品・廃棄・店長の修正回数を品目ごとに見る

既製品の帳票

自社が見たい指標で表を作る

担当は、おおむね次のように分かれます。

  • 本部(商品部): 品目ごとの段階の割り当て、安全在庫の上乗せの決定、特売・催事の量の決定、マスタの責任者
  • 店舗: 推奨量の確認と修正、欠品・売場の異常の報告。修正した理由を残す
  • 情シス・開発会社: データの取り込み、計算、画面、取引先への送信、権限(店舗が直せる範囲、誰がいつ数量を変えたかの記録)
  • 例外のときの決め事: データが届かなかった日、システムが止まった日、取引先が受け付けなかった日に、前日と同じ量で出すのか、店長が手で出すのかを先に決めておく

自社のAI(ChatGPT や Claude など)で進められる部分もあります。過去のPOSのCSVから曜日別の平均を出す、表計算で段階1の補充を試す、品目を振り分ける、といった作業は社内で十分できます。開発会社に頼んだほうがよいのは、欠品日の補正を含むデータの整備、今のPOS・基幹・EDIとの接続、店舗と本部の権限と確定の流れ、全店に広げるときの例外の扱いです。

費用の目安

AI-Order Foresightを提供するBIPROGYのロゴ

出典: BIPROGY 公式サイト

当社に頼む場合

当社(AI革命株式会社)の公開価格は次のとおりです(すべて税別)。

依頼の形

価格

自動発注での例

含まないもの

既存システムの改修

100万円〜

今のPOS・基幹に、曜日別の推奨発注量を出す画面やCSV出力を足す

クラウド・外部API・ライセンスなどの実費

PoC(小さく試して確かめる段階)

300万円〜

数店舗・1部門で、自社データで計算が成り立つか、店長発注と比べてどうかを確かめる

本番の全店システム、実費

本開発

個別見積

全店・全部門での運用、取引先への送信、権限と確定の流れ

実費

PoCの300万円は、本番のシステムが完成する価格ではありません。自社のデータでこの仕組みが成り立つかを確かめる段階の開始価格です。本開発の費用は、PoCで分かった対象品目の数・店舗数・取引先の送り方の数で見積ります。

価格と進め方の詳細は、既存システムの改修・PoCの価格と、相談から開発までの進め方に載せています。

既製の自動発注サービスの料金

この記事は、受託開発を行うAI革命株式会社(当社)が書いています。下の表は既製サービスを検討する際の参考で、当社のサービスではありません。確認した3社は、いずれも公式ページに料金を載せていませんでした。並びは提供元の五十音順で、順位ではありません。

サービス(提供元)

公式ページの料金の記載

公式ページに書かれている条件

α-発注(インフォナーブ)

金額の記載なし。SKU数・拠点数・データ連携方式・サポート内容に合わせた個別見積

基幹システムから出したCSVを加工せず取り込める。実績データは標準24カ月、季節性の強い商材は36カ月を推奨。契約前の無料シミュレーションあり(公式)

需要予測型自動発注システム(日立システムズ)

記載なし(問い合わせ・資料請求)

日別・店別・単品別。日配・惣菜・特売・季節品・新商品の予測。スーパー・ドラッグストア・ホームセンターが中心(公式)

AI-Order Foresight(BIPROGY)

記載なし(問い合わせ)

クラウドサービス。日配・ドライグロサリー・アウトパック惣菜などが対象。在庫と納品までの日数を考えた推奨発注量を出し、注意の出た品目だけ人が確認(公式)

各社の情報は2026年10月20日時点の公式サイトの記載です。最新は各社にご確認ください。見積を取るときは、月額の前提(店舗数・品目数)、初期費用、POS・基幹とのつなぎを誰が作るか、取引先への送信がどこまで含まれるかを聞くと、開発の見積と比べられます。

発注にかかる時間の試算(仮定に基づく試算)

効果を見積るときは、自社の数字を入れて次のように計算してください。下の数字はすべて仮定です。

  • 店舗数10店、日配の発注に店長が1日30分 → 10店 × 0.5時間 × 30日 = 月150時間
  • 自動発注のあとも推奨量の確認に1日10分残る → 月50時間。差は 月100時間
  • 時給2,500円で換算 → 月25万円、年300万円

この計算には、欠品による売り逃しと廃棄の変化を入れていません。欠品と廃棄がどれだけ変わるかは自社のデータで試すまで分からないため、時間の試算とは別に、PoCで測る項目にします。

PoCで確かめることと、本開発に進む条件(記入例)

PoCは「全店で入れる前に、小さく試して確かめる」段階です。広げてから欠品と過剰在庫が全店で出る、という失敗を避けるためにも、始める前に完成の条件と、やめる条件を決めておきます。次の表は説明用の記入例です。

項目

記入例(説明用)

対象

3店舗 × 日配部門、12週間

比べ方

同じ期間、同じ品目で、店長の発注と推奨発注量を並べて記録する(最初の数週間は店長の発注で出す)

測る指標

欠品した日の数、売り逃しの推定(欠品の時刻から)、廃棄の数量と金額、発注にかかった時間、店長が推奨量を直した回数とその理由

データの確認

欠品の記録が取れるか、帳簿の在庫と実在庫のずれ、マスタ(入数・発注単位・締め時間)の誤りの件数

本開発に進む条件

廃棄を増やさずに欠品が減った品目が、対象品目の過半ある。店長の修正が週を追うごとに減っている

既製サービスに切り替える条件

計算そのものは既製品で足り、作る必要があるのは取り込みと送信だけだと分かった

やめる・見直す条件

帳簿の在庫が合わず、計算以前にデータの整備が必要と分かった(この場合は在庫管理の見直しを先にする)

数値の基準(「欠品を何%減らす」など)は、PoCの最初の週に今の欠品と廃棄を測ってから決めてください。今の数字が分からないまま目標を置くと、良し悪しを判断できません。

当社が対応できる範囲と、公開している実績

当社は、POS・基幹システムからのデータの取り込み、発注量を計算する仕組み、店舗と本部の画面、CSV・APIでの連携、取引先ごとの送信、他社が作ったシステムの調査と改修、データ移行まで対応できます。言語や製品を理由にお断りはしません。何でつなぐか(API・CSV・画面操作)は、今のシステムを見て一緒に決めます。既製の自動発注サービスを使い、その前後のつなぎだけを作る形も選べます。

一方で、小売・POS・EDI・自動発注の受託実績は、公開できるものがありません。 公開している実績は、通信事業の数万件の請求情報を取り込み・集計し、確認する画面を作った案件と、薬局の複数店舗・数千人分の記録を管理し、権限と確認の工程を設けた案件です。どちらも小売の発注の実績ではありません。大量のデータを取り込んで集計し、人が確かめる画面を作る点(通信事業の案件)と、複数店舗の記録を権限を分けて扱い、確認の工程を経て確定する点(薬局の案件)が、自動発注の店舗確認・本部確定の流れに近い種類の作業です。

相談前にそろえておくと早い情報

次のものがあると、30分の相談で作る範囲まで話を進めやすくなります。すべてそろっていなくてかまいません。

  • 店舗数、対象にしたい部門と品目のおおよその数
  • 今の発注の流れ(誰が、いつ、どの画面や紙で発注しているか、本部がどこで確認するか)
  • 使っているPOS・基幹システムの名前と、CSVを出せるか
  • 取引先への送り方の内訳(流通BMS・JCA手順・Web-EDI・FAXがそれぞれ何社くらいか)
  • 欠品・廃棄で困っている品目や部門
  • 手元にある表計算の発注表、既製サービスの見積、AIで作った試作など

秘密情報、本番システムのログイン情報、実際の顧客データは送らないでください。 販売データは、相談で必要になったときに扱い方を決めてから受け取ります。

初回相談は無料・30分・オンライン(Google Meet)で、要件が決まっていなくても大丈夫です。自社でAIを使って進める部分と、任せる部分を一緒に切り分けます。相談後に、業務の棚卸し表・効果の見立て・簡易モックと、依頼範囲の候補・進め方・費用の目安をまとめた相談メモを無料でお送りします。簡易モックは画面のイメージで、動くシステムではありません。

今の発注の流れとPOS・取引先とのやり取りを共有して、自動発注で作る範囲を相談する

よくある質問

Q. 過去の販売データが1年分しかありません。自動発注は始められますか?

段階1の補充と段階2の曜日を見る計算なら、数週間〜数カ月分のデータで始められます。季節の変化や年1回の催事を計算に入れる段階3は、前年同時期のデータがないと難しくなります。既製サービスにも実績期間の条件がある(α-発注の公式では標準24カ月)ので、見積の前に確かめてください。

Q. 店舗ごとに違うPOSを使っています。そろえてからでないと無理ですか?

POSを入れ替える必要はありません。各POSから出せるCSVの形式を確かめ、取り込むときに同じ形にそろえる部品を作れば計算できます。ただし、商品コードが店舗ごとに違う場合は、コードの対応表づくりが先に必要です。

Q. 自動発注にしたら、店長の仕事はなくなりますか?

なくすことはおすすめしません。売場の状態、近くの行事、天候の急な変化は、データだけでは分からないことがあります。推奨量を店長が確かめて、必要なときだけ直す形が現実的です。直した理由を残しておくと、次の計算の改善に使えます。

Q. 特売のときの発注はどうなりますか?

特売は、普段の販売データからは量を出しにくい場面です。初めは本部が特売の量を決めて入力し、特売期間の販売実績がたまってから計算に入れる、という順で進めるのが安全です。特売の計画が別の表やシステムにある場合は、そこから自動で取り込めるようにします。

Q. 生鮮品(青果・鮮魚・精肉)にも使えますか?

使える部分はありますが、加工食品や日配より難しくなります。仕入れの価格や入荷の量がその日の市場で変わり、店内で加工して売る量も変わるためです。まず日配・加工食品で試し、生鮮は計算結果を担当者が参考にする形(段階4)から始めることを検討してください。

Q. 取引先がFAXでしか受け付けない場合も自動にできますか?

できます。確定した発注量から発注書のPDFを取引先ごとに作り、FAX送信サービスやメールで送る仕組みにできます。届いたかの確認と、取引先から数量の変更を言われたときの直し方は、運用のルールとして先に決めておくと安心です。

今の発注の流れから、作る範囲を一緒に決めます

自動発注は、計算の方法よりも、データの状態・品目マスタ・取引先への送り方・店舗と本部の確定の流れで、作る範囲が決まります。既製サービスで足りるならそちらをおすすめし、足りない部分だけ作る形もご提案します。

今の発注の流れとPOS・取引先とのやり取りを共有して、自動発注で作る範囲を相談する

初回相談は無料・30分・オンライン(Google Meet)です。相談後に、業務の棚卸し表・効果の見立て・簡易モックと、依頼範囲の候補・進め方・費用の目安をまとめた相談メモを無料でお送りします。

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この記事の著者

AI革命

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編集部

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