ccusage 使い方|Claude Codeのトークン消費をCLIで可視化(★1.9万超・v20対応)完全ガイド

この記事のポイント
ccusageは、Claude Codeなどのローカルログからトークン消費と推定コストを日別・月別・セッション別に出す無料のCLIです。v20での変更点、/usageとの違い、statusline設定、チームでの集計方法まで整理しました。
ccusageは、Claude Codeなどのコーディング用CLIが手元に残すログを読み、トークン消費量と推定コスト(ドル換算)を日別・週別・月別・セッション別・5時間ブロック別に表示する無料のOSSツールです。 npx ccusage@latest の1行で動き、APIキーもログインも要りません。プランの残り%(5時間・週次の上限)を見たいなら Claude Code 標準の /usage、過去の集計やプロジェクト別の内訳、Codex など他のCLIとの合算を見たいなら ccusage、と使い分けるのが現時点での基本です。
2026年5月の v19・v20 で ccusage は大きく変わりました。ccusage daily が全CLIの合算表示になり、Node.js 22.11以上が必須になり、MCPサーバ(@ccusage/mcp)や @ccusage/codex などの派生パッケージは非推奨になっています。v18時代の手順のままだと動かない・数字が想定と違う、といったことが起こります。
この記事でわかること
- ccusageの概要・料金(無料)と、v20.0.28(2026年10月10日公開)時点の仕様
- v18以前の手順からの変更点(旧→新の対応表)
- インストールと、最短1コマンドで使い始める手順
daily/weekly/monthly/session/blocks/statuslineの使い方- Claude Code 標準の
/usageとの使い分け - statusLine への常時表示、チームやプロジェクト別での集計方法
- ログが30日で消える問題など、つまずきやすい点とFAQ
誰向けの記事か
- Claude Code(Pro / Max / Team / Enterprise)を日常的に使い、使用量の推移を数字で把握したい方
- API従量課金やクラウド経由で Claude Code を使っていて、月額の目安をつかみたい方
- Codex CLI や Gemini CLI なども併用していて、まとめて集計したい方
- 古い記事の手順で ccusage を試して、エラーや表示の違いで止まっている方
ccusageとは?★1.9万超のローカル可視化CLI

ccusageは、ローカルの使用ログを読み取り専用で解析し、トークン数と推定コストをターミナルに表で出すCLIです。 開発者は ryoppippi 氏で、Anthropic の公式ツールではありません。名前はもともと「Claude Code Usage」の略でしたが、v19 で「Coding (Agent) CLI Usage Analysis」に改められ、現在は Claude Code を含む18種類のコーディングCLIを横断して集計できます。
項目 | 内容(2026年10月11日時点) |
|---|---|
名称 | ccusage |
開発者 | ryoppippi 氏(個人OSS。Anthropic公式ではない) |
リポジトリ | github.com/ccusage/ccusage(旧 |
ライセンス | MIT |
GitHubスター | 約18,950 |
最新バージョン | v20.0.28(2026年10月10日 npm公開) |
実装 | v20 から Rust 製のネイティブバイナリが中心。npm パッケージにOS別バイナリが同梱される |
料金 | 無料 |
動作 | ローカルのログを読み取り専用で解析。公式ガイドは「データを外部に送らない」と明記 |
公式サイト |
npm のダウンロード数は直近1週間で約21万、直近1か月で約66万件(2026年10月上旬時点)あり、Claude Code 利用者の間ではかなり定着した道具になっています。
公式ガイドには、数字の扱いについて次の注意書きがあります。
- コストは推定値で、実際の請求額と一致しない場合がある
- Web Search などツール利用分の料金は集計しない
ccusageはAnthropic公式ツールではなく、個人開発者によるOSSです。「Anthropic製」と紹介している記事もありますが、正確ではありません。
なぜ★1.9万超の定番ツールになったのか
「いま・今日・今月、どれだけトークンを使ったか」を、設定なしの1コマンドで出せるからです。
- 1コマンドで動く:
npx ccusage@latestだけで日別の集計が出る。事前設定はほぼ不要 - ローカルで完結する: ログの読み取りだけで動き、会話本文が外に出ない。価格データの取得通信も
--offlineで止められる - Claude Codeの使い方に合わせた集計単位: 5時間ブロック単位の
blocks、セッション単位のsession、プロジェクト別の--instancesなど、Claude Code の使い方に沿った切り口がそろっている
さらに v19 以降は Codex、OpenCode、Gemini CLI、GitHub Copilot CLI、OpenClaw なども1つの表に合算できるようになり、複数のAIコーディングツールを併用する人の「全部でいくら使っているか」を見る道具にもなっています。v19 では集計処理が最大100倍速くなったと公式リリースノートは説明しています。
/usage とccusageの使い分け(2026年10月時点)

出典: Claude Code by Anthropic(公式)
ccusageでは、プラン上限(5時間・週次)の残り%は分かりません。 ccusage は自分のログからトークンを数えるだけで、Anthropic 側の上限値を知らないためです。残量とリセット時刻は Claude Code 標準の /usage で見て、過去の推移や内訳を ccusage で見る、という分担になります。
比較項目 |
| ステータスライン(公式JSON) | ccusage | Claude Console / 管理画面 |
|---|---|---|---|---|
プラン上限の残り%・リセット時刻 | ◯(5時間・週次のバー) | ◯( | ✕ | プランによる |
過去の日別・月別の集計 | 24時間 / 7日の切替 | ✕ | ◯(ログが残っている範囲) | ◯ |
プロジェクト別・モデル別の内訳 | スキル・サブエージェント・MCP別の割合 | ✕ | ◯ | 組織向けは◯ |
Codexなど他CLIとの合算 | ✕ | ✕ | ◯ | ✕ |
他の端末・claude.ai の利用 | 含まない | 含まない | 含まない | ◯ |
金額の扱い | API換算(Pro/Maxでは請求と無関係と公式注記) | API換算 | 推定値 | 実際の請求額 |
費用・導入 | 不要 |
| 無料・コマンド1行 | 不要 |
Claude Code 側にも、使い方の傾向をHTMLレポートにする /insights、上限超過後の利用クレジットを管理する /usage-credits、コンテキストの内訳を出す /context があります。
なお、2026年はプランの上限が何度か変わっています。5月6日に5時間上限が2倍になり Pro/Max のピーク時間帯の削減が撤廃され、9月14日からは週次上限が恒久的に引き上げられました(それまでの一時的な増枠は終了)。具体的な上限値は Anthropic が公開していないため、数値は /usage で確認してください。経緯はClaude Codeの週次上限の引き上げ、プランごとの料金はClaude料金の比較にまとめています。
ccusageの料金・ライセンス・安全性
ccusage本体は無料(MITライセンス)で、会員登録もAPIキーも要りません。 Claude Code 側のプラン料金(Pro 月$20、Max 月$100から、など)とは別の話で、ccusage を使っても追加費用は発生しません。
項目 | 内容 |
|---|---|
ツール本体 | 無料 |
ライセンス | MIT |
認証情報 | 不要(APIキー・ログイン不要) |
読み取るログ(Claude Code) |
|
外部通信 | 価格データの取得で通信が発生しうる。 |
対象 | Claude Code の定額プラン・API従量課金のほか、Codex など18種類のCLI |
金額は「ログに記録されたトークン数 × モデル単価」で計算した推定値です。単価は LiteLLM の価格データと models.dev のカタログを使い、記録時刻に合った単価を当てはめます。割引や無料枠、ツール利用料は反映されないため、請求額そのものは Claude Console や claude.ai の設定画面で確認してください。
インストール方法

インストールせずに bunx ccusage または npx ccusage@latest で都度実行するのが手軽です。 公式ガイドは Bun での実行を推奨しています。グローバルインストールは、頻繁に使う人や、業務端末でバージョンを固定したい人向けです。
最速で試す(npx / bunx / pnpm dlx)
# Bun(公式推奨。2回目以降はキャッシュで速い)
bunx ccusage
# npm
npx ccusage@latest
# pnpm
pnpm dlx ccusage
# Nix
nix run github:ccusage/ccusage -- dailyグローバルインストール
npm install -g ccusage
bun install -g ccusage
pnpm add -g ccusage
yarn global add ccusage確認は ccusage --version、更新は npm update -g ccusage(Bunなら bun update -g ccusage)です。都度実行の場合は常に最新版が使われます。
ランタイム要件
- Node.js 22.11.0以上(v19 で Node.js 20 のサポートが終了)
- Bun は 1.3以上を推奨
旧版の記事にある「Node.js 18以上」「20以上」は現在の要件と合いません。Deno での実行手順も現行の公式ドキュメントからは消えています。Homebrew は公式の配布経路として案内されていません。
v18以前の情報との違い(旧→新)
古い記事や社内メモの手順で動かないときは、まずこの表を確認してください。
項目 | v18以前 | v19・v20(現在) |
|---|---|---|
リポジトリ |
|
|
| Claude Code のみ | 検出できた全CLIの合算。Claude Code だけなら |
Node.js 要件 | 20以上 | 22.11.0以上 |
Codex・OpenCode・Amp |
| 本体で |
MCPサーバ( | あり | 削除 |
| あり | 削除 |
| v17系まで | v18.0.0 で削除済み。代わりは statusline |
実装 | TypeScript | Rust 製ネイティブバイナリが中心 |
| 日付順 | コストの大きい順 |
最速で試す手順:npx ccusage@latest
まず次のコマンドを実行すると、日別のトークン使用量と推定コストが表で出ます。
npx ccusage@latest引数なしの ccusage は daily と同じ動作です。v19 以降は手元で見つかった全CLIのログを合算し、どのCLIの数字かを Agent 列で示します。Claude Code だけを見たい場合は次のように指定します。
npx ccusage@latest claude daily表の主な列は次のとおりです。
列 | 意味 |
|---|---|
Date | 日付 |
Agent | どのCLIのログか(Claude Code、Codex など) |
Models | 使われたモデル |
Input / Output | モデルに送った/モデルから返ってきたトークン数 |
Cache Create / Cache Read | プロンプトキャッシュの作成/読み込みトークン数(広い端末のみ表示) |
Cost (USD) | 推定コスト |
端末の幅が100文字未満だと自動でコンパクト表示になります。何も表示されないときは、Claude Code を一度でも使ってログが作られているか、ログが保存期間(既定30日)を過ぎて消えていないかを確認してください。
基本コマンド一覧(v20.0.28)
ccusageは集計の単位ごとにサブコマンドが分かれていて、ccusage <ソース> <レポート> の形でCLIを絞り込めます。
コマンド | 用途 |
|---|---|
| 日別。全CLIの合算 |
| 週別。 |
| 月別 |
| セッション(会話)別。コストの大きい順 |
| Claude Code の5時間ブロック別 |
| Claude Code のステータスライン用の1行表示(ベータ) |
| CLIを絞る。例: |
daily:日次レポート
# 日別(全CLI合算)
npx ccusage@latest daily
# Claude Code だけ・期間指定
npx ccusage@latest claude daily --since 2026-10-01 --until 2026-10-10
# 直近7日分だけ(v20.0.19で追加)
npx ccusage@latest daily --last 7
# モデル別の内訳
npx ccusage@latest daily --breakdown
# JSON出力(集計・共有用)
npx ccusage@latest daily --json主なオプションは次のとおりです。
--since/--until: 期間(YYYY-MM-DDまたはYYYYMMDD)--last <n>: 直近N期間。--sinceなどとは併用できず、session/blocks/statuslineでは使えない--breakdown(-b): モデル別の内訳--instances(-i)/--project <name>(-p): プロジェクト別に分ける/特定プロジェクトだけ--mode auto | calculate | display: コストの出し方auto(既定): ログに金額があれば使い、なければトークン×単価で計算calculate: 常にトークンから計算display: ログの金額のみ(無い行は$0.00)
--timezone(-z):UTC、Asia/TokyoなどのIANA名、local。v20.0.21 から不正な値はエラーになる--order desc | asc、--compact、--no-cost--json(-j)、--offline(-O)
全CLIの合算表示だけで使えるオプションもあります。--sections daily,monthly,session で複数の表を1回で出し、--by-agent(JSON出力のみ)でCLIごとの内訳を付けます。
weekly:週次レポート
# 月曜起点でスプリント単位に振り返る
npx ccusage@latest weekly --start-of-week monday週単位でトークンと推定コストをまとめます。週次の上限がある定額プランで「自分の1週間の使い方」を振り返るときや、チームの週次レビューで使いやすい表です。
monthly:月次集計
npx ccusage@latest claude monthly --breakdown月別にモデル別の内訳を付けると、Opus 系と Sonnet 系のどちらにトークンを使っていたかが分かります。前月分が出ない場合は、Claude Code のログ保存期間(既定30日)が原因のことが多いです。
session:セッション単位
# 全セッション(コストの大きい順)
npx ccusage@latest session
# 特定セッションだけ
npx ccusage@latest session --id <session-id>会話ごとの使用量を出します。長く続けた会話ほどキャッシュ読み込みが積み上がるため、どの会話がコストを押し上げているかが見えます。作業の前後で session --id の数字を比べれば、1タスクあたりのトークン代を出すこともできます。
blocks:5時間課金ブロック
# ブロック一覧
npx ccusage@latest blocks
# 進行中のブロックだけ(残り時間・消費ペース・予測)
npx ccusage@latest blocks --active
# 直近3日のブロック
npx ccusage@latest blocks --recent
# 過去最大のブロックを基準に進捗バーと警告を出す
npx ccusage@latest blocks --token-limit maxstatusline:1行表示(ベータ)
npx ccusage@latest statuslinestatusline は Claude Code から標準入力でセッション情報を受け取る前提のコマンドです。ターミナルで単体実行するとエラーになるため、Claude Code の settings.json から呼び出して使います。
5時間ブロックの読み方:blocks --activeでバーンレート
Claude Code のプランは「最初のメッセージから5時間」を1つの枠として使用量を管理します。ccusage の blocks はこの枠に合わせてログを区切り、--active で進行中の枠だけを表示します。
npx ccusage@latest blocks --active--active で分かるのは次の情報です。
- 進行中ブロックの開始時刻と残り時間(境界はUTCで計算)
- そのブロックで使ったトークンと推定コスト
- バーンレート(1時間あたりのコストなど、消費のペース)
- ブロック終了時点の予測トークン・コスト
表示には ⏰(進行中)、✅(完了)、⌛(空き時間)、🔥(消費ペース)、📊(予測)のマーカーが付きます。--session-length 3 のようにブロックの長さを変えることもできます。
上限の変更後に --token-limit を使うときの注意
--token-limit は「自分の過去と比べてどのくらい使っているか」を見る目安で、プラン上限の残量ではありません。 2026年は5時間上限・週次上限とも何度か変わっているため、以前に固定の数値を設定していた場合は max(過去最大のブロックを基準にする)に切り替えると実態に近づきます。
# 過去最大のブロックを基準にする(おすすめ)
npx ccusage@latest blocks --active --token-limit max
# 自分で決めた数値で警告を出す
npx ccusage@latest blocks --active --token-limit 500000実務では次のように読みます。
- バーンレートが普段より高い: 大きなコードベースの読み込みや、サブエージェントの並列実行などで消費が増えている可能性がある。コンテキストを整理するかどうかの判断材料になる
- 予測が過去最大を超えそう: タスクを分けるか、次のブロックまで待つかを決める材料になる
- 残り時間が短いときに重い処理を始めない: 次のブロックの最初に回したほうが、途中で上限に当たるリスクを抑えられる
サブエージェントや Agent Teams は使用量が急に増えやすい機能です。消費の仕組みはClaude Code Agent Teamsの使い方・コスト管理とサブエージェントの使い方、減らす工夫はClaude Code コスト最適化完全ガイドにまとめています。
statusLineに常時表示する:ccusage statusline

出典: Claude Code Docs - Customize your status line
Claude Code のステータスラインに ccusage statusline をつなぐと、画面下部にモデル・セッション・今日・現在のブロックのコストと残り時間、消費ペース、コンテキスト使用量が常に表示されます。 削除された blocks --live の代わりとして、公式はこの使い方を案内しています。
公式ドキュメントに載っている表示例は次のとおりです。
🤖 Fable 5 (high) | 💰 $0.23 session / $1.23 today / $0.45 block (2h 45m left) | 🔥 $0.12/hr | 🧠 25,000 (12%)推論の強さ(high など)の表示は Claude Code 2.1.119 以降で出ます。
設定方法
~/.claude/settings.json(または ~/.config/claude/settings.json)に次のように書きます。
{
"statusLine": {
"type": "command",
"command": "bun x ccusage statusline",
"padding": 0
}
}npm を使う場合は "command": "npx -y ccusage statusline" です。ネイティブ版の Claude Code なら BUN_BE_BUN=1 claude x ccusage statusline でも動きます。statusline は既定でオフライン(キャッシュ済みの価格データ)で動くため、表示がすぐ出ます。
便利なオプション
--no-offline: 価格データを毎回取得する--visual-burn-rate off | emoji | text | emoji-text: 消費ペースの表示形式--cost-source auto | ccusage | cc | both: コストの出どころを切り替える。bothで Claude Code 本体の数字と並べられる--context-low-threshold/--context-medium-threshold: コンテキスト使用率の色分けの閾値(既定50 / 80)
statusline は現時点でベータです。仕様が変わる可能性がある点に注意してください。
プラン上限の残り%をステータスラインに出したい場合は、Claude Code 公式のステータスラインJSONにある rate_limits.five_hour.used_percentage / seven_day.used_percentage(Pro/Max のみ)を使います。/statusline コマンドで、表示したい内容を日本語で伝えて設定を作ることもできます。設定ファイルの扱いはClaude Code Hooks 使い方も参考になります。
複数アカウント/チーム集計:CLAUDE_CONFIG_DIR
複数のアカウントを使い分けている場合や、複数のログフォルダをまとめて集計したい場合は、環境変数 CLAUDE_CONFIG_DIR にフォルダをカンマ区切りで並べます。
# 個人用と仕事用のアカウントを合算
export CLAUDE_CONFIG_DIR="$HOME/.claude,$HOME/work/.claude"
npx ccusage@latest claude monthly --breakdownチームで集計する場合は、各メンバーが --json で出した集計値を共有し、表計算やBIツールでまとめる方法が扱いやすいです。ログそのもの(JSONL)には会話本文やファイルの中身が含まれるため、フォルダごと集める運用は避け、共有するのは集計値だけにしておくと安全です。組織全体の利用状況を管理したい場合は、Team/Enterprise の管理画面の利用分析や Analytics API のほうが向いています。導入の進め方はClaude Code チーム導入ガイドで整理しています。
プロジェクト別にグルーピング
# プロジェクトごとに行を分ける
npx ccusage@latest daily --instances
# 特定プロジェクトだけ
npx ccusage@latest daily --project my-product--instances(-i)と --project(-p)を使うと、案件ごとのトークン代を出せます。受託開発や社内ツールの試作で「この案件にAIの費用がいくらかかったか」を説明するときの根拠になります。
Claude Code で試作した社内ツールを、実データや既存システムにつないで業務で使う段階になると、トークン代の把握に加えて、認証や権限、障害時の対応、保守を誰が担うかまで決める必要が出てきます。その段階で整理しておくことはAIで作ったアプリを開発会社へ引き継ぐにはにまとめています。
設定ファイル(ccusage.json)
毎回同じオプションを付けるなら、ccusage.json に既定値を書いておけます。 defaults に全コマンド共通の設定、commands.<コマンド名> にコマンドごとの設定を書きます。
{
"$schema": "https://ccusage.com/config-schema.json",
"defaults": {
"timezone": "Asia/Tokyo",
"mode": "auto"
},
"commands": {
"daily": {
"breakdown": true
}
}
}読み込みの優先順位は次のとおりです。
- CLI引数
--configで指定したファイル- プロジェクトの
.ccusage/ccusage.json - ユーザー設定
~/.config/claude/ccusage.json - レガシー設定
~/.claude/ccusage.json - 既定値
キー名は $schema を指定したエディタの補完で確認できます。v19 で --locale が削除されたため、旧記事にある "locale": "ja" の指定は使えません。
契約単価に合わせる:pricingOverrides
pricingOverrides で、モデルごとの単価(入力・出力・キャッシュ作成・キャッシュ読み込みなど)を上書きできます。価格データに載っていないモデルを使う場合や、自社の契約単価で計算したい場合に使います。
データの場所とログ保存期間(30日に注意)
Claude Code はログを既定で30日後に削除するため、それより前の分は ccusage でも表示できません。 月次の推移や前月分を見たいなら、Claude Code の設定で保存期間を延ばしておく必要があります。
{
"cleanupPeriodDays": 90
}~/.claude/settings.json に cleanupPeriodDays を書くと保存期間を変えられます。日数を延ばすとログの容量が増え、会話本文が手元に残る期間も長くなる点は考慮してください。
ccusage が読む Claude Code のログの場所は ~/.config/claude/projects/ と ~/.claude/projects/ で、両方を自動で合算します。別の場所にあるログやバックアップを含めたい場合は CLAUDE_CONFIG_DIR で指定します。
Codex・Gemini CLIなど他CLIとの合算

出典: GitHub - google-gemini/gemini-cli
v19 以降、Codex 用などの派生パッケージは不要になり、本体だけで18種類のCLIを集計できます。 ccusage daily は見つかった全CLIを合算し、特定のCLIだけを見たいときは ccusage <ソースID> <レポート> で絞ります。
対応CLI(ソースID) | 対応CLI(ソースID) |
|---|---|
Claude Code( | Codex( |
OpenCode( | Amp( |
Gemini CLI( | GitHub Copilot CLI( |
OpenClaw( | Droid( |
Codebuff( | Hermes Agent( |
pi-agent( | Goose( |
Kilo( | Kimi( |
Qwen( | Antigravity( |
Grok Build CLI( | ZCode( |
# Codex だけ(fast モードの分を見る例)
npx ccusage@latest codex daily --speed fast
# CLIごとの内訳をJSONで
npx ccusage@latest daily --json --by-agent@ccusage/codex / @ccusage/opencode / @ccusage/amp は npm 上で「npx ccusage(v20)を使うように」と非推奨表示になっています。ログの場所が既定と違う場合は CODEX_HOME、GEMINI_DATA_DIR、OPENCLAW_DIR など、CLIごとの環境変数で指定します。Codex の利用上限についてはCodexの5時間制限、OpenClaw 自体についてはOpenClawとはで解説しています。
MCPサーバ(@ccusage/mcp)は廃止済み
以前は @ccusage/mcp を Claude Desktop などに登録して「今月の使用量は?」と聞く使い方がありましたが、v19 でMCPパッケージは削除されました。古い設定が残っている場合は外し、--json の出力を使う方法に切り替えてください。
環境変数まとめ
変数 | 用途 |
|---|---|
| Claude Code のログフォルダを指定。カンマ区切りで複数指定できる |
| CLIごとのログフォルダを指定 |
|
|
| ログの詳しさ(0〜5、既定3) |
| 色付き表示の制御 |
社内ネットワークで外向きの通信を絞っている場合や、監査の都合で ccusage の通信を止めたい場合は、オフライン動作にしておきます。
export CCUSAGE_OFFLINE=1
npx ccusage@latest dailyセキュリティ観点での注意点
ccusage自体は会話本文やAPIキーを外部に送りません。ただし業務端末で使うなら、第三者OSSを実行することと、ログに本文が含まれることの2点は意識しておく必要があります。
- ローカルのログを読むだけ: 読み取り専用で、Anthropic に問い合わせる仕組みは持たない
- 価格データの取得通信がある: 止めたい場合は
--offline/CCUSAGE_OFFLINE=1 @latestは「その時点の最新版を無条件に実行する」こと: 個人なら手軽だが、業務端末ではnpx ccusage@20.0.28のようにバージョンを固定し、社内の承認手順に乗せることを検討したい(公式の指示ではなく、OSS一般の運用上の注意)- ログ(JSONL)には会話本文やファイルの中身が含まれる: 集計を共有するときは
--jsonの集計値だけを渡し、ログそのものは渡さない
インストールで権限エラーが出ても sudo は使わず、公式が案内する npm config set prefix ~/.npm-global で回避します。Claude Code 全体の安全な使い方はClaude Codeのセキュリティにまとめています。
こんな方におすすめ
- Pro / Max で上限に当たりやすく、自分の使い方を数字で見直したい方
blocks --activeで消費ペースを見ながら、タスクを分けるタイミングを決められる
- API従量課金やクラウド経由で使っていて、月額の目安を知りたい方
claude monthly --breakdownでモデル別の内訳まで出せる
- Codex や Gemini CLI なども併用している方
- 1つの表で全CLIの合計が見られる
- 案件ごとにAIの費用を把握したいフリーランス・開発チーム
--instancesやセッション単位の数字で、案件別のトークン代を出せる
- 作業中ずっとコストを目に入れておきたい方
statuslineで画面下部に常時表示できる
おすすめしないケース
- 上限の残り%だけ分かればよい方
- Claude Code 標準の
/usageで足りる。ccusage では残り%は分からない
- Claude Code 標準の
- Team / Enterprise で全社の利用を管理したい方
- 管理画面の利用分析、Analytics API、OpenTelemetry のほうが向いている。ccusage は端末ごとの集計
- 請求額と完全に一致する数字が必要な方
- ccusage は推定値。正確な金額は Claude Console や claude.ai の設定画面で確認する
- claude.ai(Web・デスクトップアプリ)中心で使っている方
- 手元にログが残らない利用は集計されない
- 使用を止める・上限をかける機能が欲しい方
- ccusage は表示専用で、制限をかける機能はない
トラブルシューティング
「実行しても何も出ない」「数字がおかしい」といった問題の多くは、ログの場所、ログの保存期間、v19以降の仕様変更、Node.jsのバージョンのどれかが原因です。
1. データが出ない・ログが見つからない
Claude Code を使ったことがあるのに何も出ない場合は、ログのフォルダを明示してください。
CLAUDE_CONFIG_DIR="$HOME/.claude,$HOME/.config/claude" npx ccusage@latest claude daily--debug を付けると、どのファイルを読んだかなどの詳しい情報が出ます。
2. 先月や1か月以上前の分が出ない
Claude Code はログを既定30日で削除します。消えたログは戻らないため、今後のために cleanupPeriodDays を延ばしておきます。
3. daily に Claude Code 以外の数字が混ざる
v19 以降の仕様です。Claude Code だけなら ccusage claude daily を使います。
4. blocks --live が動かない
--live は v18.0.0 で削除されました。 代わりは statusline です。公式ドキュメントのオプション一覧に --live の記載が残っていますが、blocks のページでは削除済みと明記されています。一時的に画面で追いたい場合は watch -n 30 'npx ccusage@latest blocks --active' のように外側から watch で繰り返し実行する方法があります。
5. 金額がずれる・以前と数字が違う
- v20.0.23〜26 で Claude Code のリクエスト重複(セッションをまたいだコピーを含む)を除くよう集計が変わり、それ以前の版と合計が変わることがある
- 古いグローバル版を使っていないか確認する(
which ccusage、ccusage --version) --offlineで古い価格データを使っていないか確認する- Claude Code 本体の数字と比べたい場合は statusline の
--cost-source bothで並べる
6. Node.js のバージョンエラー
Node.js 22.11.0以上が必要です。 nvm install 22 などで更新するか、bunx ccusage で Bun から実行してください。グローバルインストールで別バージョンと競合している場合は which ccusage で確認します。
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FAQ
Q1. ccusageにAPIキーの登録は必要ですか?
不要です。 手元のログファイルを読むだけで動き、Anthropic のアカウントへのログインも求められません。
Q2. 会話の内容はどこかに送信されますか?
送信されません。 公式ガイドは「データを外部に送らない」と明記しています。通信が発生するのは価格データの取得だけで、--offline か CCUSAGE_OFFLINE=1 で止められます。
Q3. プランの上限まであと何%かは分かりますか?
ccusageでは分かりません。 Anthropic 側の上限値はログに含まれないためです。残り%とリセット時刻は Claude Code の /usage で確認するか、ステータスラインで公式JSONの rate_limits を表示します。
Q4. Pro / Max の定額プランで表示される金額は何を意味しますか?
同じトークン量をAPIの単価で使った場合の目安です。 定額プランでは実際の請求額は月額料金のままなので、「定額でどれだけ得をしているか」「APIに切り替えたらいくらか」を考える材料として使えます。
Q5. 以前のバージョンと合計値が違うのはなぜですか?
v20.0.23〜26 で、重複したリクエストを除く集計に変わったためです。 同じリクエストがセッションをまたいでコピーされた分なども除かれるようになり、旧版より合計が小さくなることがあります。
Q6. Windowsでも使えますか?
使えます。 v20 の npm パッケージには Windows(x64 / arm64)向けのネイティブバイナリが含まれています。Node.js 22.11.0以上を入れたうえで npx ccusage@latest を実行してください。
Q7. 業務端末で使っても問題ありませんか?
ローカルで完結する点は業務向きですが、第三者OSSである点は社内ルールに沿って判断してください。 バージョンを固定して承認を通す、オフライン動作にする、ログではなく集計値だけを共有する、といった運用にすると説明しやすくなります。
Q8. Claude Desktop から ccusage を使う方法はありますか?
現在はありません。 以前あった @ccusage/mcp は v19 で削除されました。ターミナルから実行するか、statusline で Claude Code の画面に表示する使い方になります。
Q9. 他のPCで使った分もまとめて見られますか?
そのままでは見られません。 ccusage はその端末のログだけを読みます。各PCで --json の集計を出して合算するか、組織で管理するなら Team / Enterprise の管理画面を使います。
Q10. Homebrewで入りますか?
公式の配布経路には含まれていません。 公式が案内しているのは npm / Bun / pnpm / yarn と Nix です。
まとめ
ccusageは、Claude Code などのローカルログから「いつ・どのCLIで・どれだけトークンを使ったか」を1コマンドで出せる無料のCLIです。 2026年10月時点の最新は v20.0.28 で、GitHubスターは約1.9万。v19・v20 で全CLIの合算、Rust 製バイナリへの移行、MCP や派生パッケージの廃止といった大きな変更が入っています。
- まず
npx ccusage@latestを実行する。Claude Code だけならccusage claude daily - 実行環境は Node.js 22.11.0以上(または Bun 1.3以上)
- プラン上限の残り%は
/usage、過去の集計・内訳・他CLIとの合算は ccusage - 5時間ブロックは
blocks --activeで消費ペースと予測を見る。--token-limitはmaxが実態に近い - 常に表示したいなら
statuslineをsettings.jsonに設定する(blocks --liveの後継) - 月次や前月分を見たいなら Claude Code の
cleanupPeriodDaysを延ばしておく - 業務で使うならバージョン固定・オフライン動作・集計値だけの共有を検討する
数字を見て消費の多いところが分かったら、使い方を見直す段階です。具体的な方法はClaude Code コスト最適化完全ガイドを参考にしてください。
このツールを自社のシステムや業務にどう組み込むか、ご提案します
この記事の著者

AI革命
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