AIツール2026年10月更新

Character.AIのディズニー買収は本当?2,000万ドルの中身とアプリ・チャット履歴の行方【2026年10月】

公開日: 2026/10/19
Character.AIのディズニー買収は本当?2,000万ドルの中身とアプリ・チャット履歴の行方【2026年10月】

この記事のポイント

Character.AIは2026年10月12日に破産手続き(Chapter 11)を申請し、ディズニーは2,000万ドルで技術の利用権を得る案を出しました。会社やアプリ、チャット履歴は買っていません。何が起きたのか、アプリは使えるのか、データをどうするかを、裁判所の日程とあわせて整理します。

ディズニーはCharacter.AIを会社ごと買収したわけではありません。破産手続きの中で、2,000万ドル(約30億円、1ドル=150円で換算)を払って技術の利用権を得る案を出し、あわせて社員の過半に採用を提示した、というのが2026年10月19日時点の事実です。

アプリは今も使えます。ただし、アプリを引き継いで運営する買い手が見つからなければ、サービスは終了します。

この記事でわかること

  • 「ディズニーが買収」と報じられた取引の、本当の中身
  • ディズニーが手に入れるもの、手に入れないもの
  • Character.AIのアプリは今後も使えるのか
  • チャット履歴や個人データはどうなるのか
  • 利用者がいまやっておくこと(データのエクスポートと有料プランの確認)
  • 入札締切や売却承認審問など、今後の予定

こんな人に向けた記事です

  • Character.AIを使っていて、「ディズニーに買われた」と聞いて不安になった人
  • 自分のチャット履歴や作ったキャラクターを残しておきたい人
  • ディズニーのAI戦略や、AIコンパニオン業界の動きを追っている人

ディズニーの「買収」ではなく、技術の利用権と人材の獲得

カリフォルニア州バーバンクにあるディズニー本社ビル(チーム・ディズニー棟)

出典: The Walt Disney Company 公式サイト

ディズニーが得るのは、Character.AIの技術を使う権利(ライセンス)と社員です。アプリ、ブランド、ユーザーデータ、チャット、完成済みのAIモデルは、取引の対象から外れています。

破産手続きの申請、ディズニーの入札、人材の移籍が、ほぼ同じ時期に進みました。

出来事

内容

日付(米国時間)

破産手続きの申請

運営会社 Character Technologies, Inc. が、米デラウェア州の連邦破産裁判所に Chapter 11(連邦破産法11条)を自ら申請。裁判所の監督のもとで会社の売却を進める

2026年10月12日

ディズニーの入札

ディズニー(Disney Worldwide Services)が2,000万ドルで「ストーキングホース(最初の入札者)」になった。対象は一部の技術の利用権と一部の請求権

2026年10月12日

人材の移籍

元CEOのカランディープ・アナンド氏がディズニーの初代CTOに就任。ディズニーは社員60人以上(書類では66人)に採用を提示

CTO就任は10月2日、採用の報道は10月18日

ストーキングホースは、破産手続きの売却で最初に条件を示す入札者のことです。ほかの会社がこれより良い条件を出せば、そちらが選ばれる可能性があります。

こうした「技術のライセンス料を払い、人材をまとめて採用する」形は、会社を買わずに中身だけを得る方法として、米国のAI業界で増えています。Character.AI自身も、2024年8月にGoogleと似た契約を結んでいます。

何が起きたのか:2026年9月からの経緯

2026年9月にディズニーがCharacter.AIのCEOを引き抜き、10月にCharacter.AIが破産を申請しました。その後、州の司法長官と社員の動きが出てきています。

日付(米国時間)

出来事

2024年8月

GoogleがCharacter.AIの技術をライセンスし、創業者を再雇用(約27億ドルの契約と報道)

2025年9月

ディズニーが著作権侵害を理由に停止を要求。Character.AIはディズニーのキャラクターを削除

2026年3月

OpenAIが動画生成AI「Sora」の終了を発表。ディズニーとOpenAIの提携も終わる

2026年9月18日

ディズニーがアナンド氏のCTO就任を発表。同じ日に、ディズニーとCharacter.AIが独占交渉の契約を結んだ(提出書類による報道)

2026年10月2日

アナンド氏がディズニーのCTOに就任

2026年10月12日

Character.AIがChapter 11を申請。ディズニーが最初の入札者に

2026年10月14日

39州とワシントンD.C.、計40の司法長官が、売却に関わる「利害関係通知」を裁判所に提出

2026年10月18日

ディズニーが社員の過半に採用を提示したとTechCrunchが報道

事件番号は 26-11603 です。裁判所に出た書類は、請求代理人 Stretto の事件サイトで公開されています。

日本語の記事には「10月13日に申請」と書かれたものもあります。これは報道日や時差によるもので、申請日は米国時間の10月12日です。

ディズニーが得るもの・得ないもの

ディズニーが得るのは「技術を使う権利」だけで、それも独占ではありません。利用者に関わるアプリやデータは、ディズニーの手に渡りません。

裁判所への提出書類を引用した報道(ppc.land)によると、取引の中身は次のとおりです。

区分

内容

ディズニーが得るもの

・25の領域のソースコードと文書(学習後の調整や評価のモデル、安全のための分類器、推論と配信の基盤、長期の安全監視の仕組み「Guardian」、年齢推定モデル、画像・動画生成、チャット基盤、不正対策やレッドチーム用のツールなど)
・特許9件
・一部の請求権

ディズニーが得ないもの

・Character.AIのアプリ
・ブランド、商標、ドメイン、SNSアカウント
・ユーザーデータ、個人情報、チャットの入力と出力
・学習データ
・完成済みのAIモデル(キャラクターの話し方を含む)
・他社からライセンスを受けている技術

ライセンスの条件

永久・全世界・非独占・譲渡可能・使用料なし。保証なしの現状渡し。Character.AIは同じ技術を他社にもライセンスできる

書類には「事業をそのまま引き継ぐ譲渡ではない」とはっきり書かれています。

2,000万ドルの内訳と、人件費の1.8億ドル

2,000万ドルは、前払いの550万ドル(返金なし)、保証金の200万ドル、取引完了時の1,250万ドルに分かれています。保証金は、ディズニーが落札できなかったときや、12月17日までに取引が完了しなかったときに返されます。

一方、採用する社員には、年間の報酬が合計で約6,000万ドル、残ってもらうためのボーナスの枠が3,000万ドル用意され、3年間で約1億8,000万ドル(約270億円)になる見込みと報じられています。この報酬は社員に直接払われ、Character.AIには入りません。

金額を並べると、ディズニーの支出の大半は技術ではなく人に向いています。

項目

金額

支払先

技術ライセンスなど

2,000万ドル

Character.AI(破産財団)

社員の報酬(3年間の見込み)

約1億8,000万ドル

移籍する社員本人

採用人数は、TechCrunchが「少なくとも60人」、提出書類では66人とされ、出典によって少し違います。Character.AIのフルタイム社員は約86人とされており、どの数字でも過半です。

元の社員はディズニーに移ったあとも、2027年2月18日まで、週の業務の20%を上限にCharacter.AIの保守や安全対策を無償で手伝う取り決めがあります。

Googleとの契約(2024年)との違い

どちらも「技術のライセンス+人材の移籍」です。違うのは規模と、Character.AIがその後どうなるかです。

比較ポイント

Google(2024年8月)

ディズニー(2026年10月)

形

技術のライセンス+創業者らの再雇用

技術の非独占ライセンス+社員の過半を採用

金額

約27億ドルと報道

2,000万ドル(別に人件費が3年で約1.8億ドル)

移った人

創業者のノーム・シャジール氏、ダニエル・デ・フレイタス氏ら

元CEOのアナンド氏と社員60人以上

その後のCharacter.AI

独立した会社として運営を続けた

破産手続きの中で売却先を探す

創業者の移籍については、Noam Shazeer(ノーム・シャジール)の経歴と転籍の経緯でまとめています。

なぜCharacter.AIは破産したのか

Character.AIのロゴ(2026年10月の公式ブログ記事「An Update on Character.ai」のヘッダー画像)

出典: Character.AI 公式ブログ

公式の説明では「法的・規制上・運営上の大きな逆風」です。訴訟と規制への対応にかかる費用が重く、赤字も続いていました。

報道で伝えられている主な理由は次のとおりです。

  • 訴訟の費用とリスク:未成年の自殺や自傷をめぐる訴訟が相次いだ。フロリダ州の死亡事件の訴訟は、Character.AIとGoogleが2026年に和解している。2026年にはケンタッキー州とペンシルベニア州が提訴した
  • 規制当局の調査:CEOの宣誓書によると、46の州・準州が調査している。2025年9月には米連邦取引委員会(FTC)がAIコンパニオン7社に情報提出を命じ、Character.AIもその1社だった
  • 計算費用と赤字:2026年1〜8月のAIの計算費用は5,610万ドル、月に800万〜900万ドルの赤字だった(GIGAZINE)
  • 投資家が離れた:訴訟リスクを理由に、新しい資金が集まりにくくなった

投資銀行 Houlihan Lokey の宣誓書によると、申請前に買い手の候補28社に声をかけ、提案は1件しか来ず、それも使えるものではありませんでした。

訴訟の詳しい流れは、Character AI 訴訟まとめ 2026で整理しています。

Character.AIは使えなくなる?3つのシナリオ

スマートフォンでキャラクターのアイコンを表示しているイメージ

いまは使えます。ただ、2026年11月下旬から12月上旬に見込まれる売却のあと、どうなるかは決まっていません。

Character.AIの公式ブログ(An Update on Character.ai、2026年10月12日)は、次のように説明しています。

  • プラットフォームは動いており、すべてのサービスを使える
  • 有料サブスクリプションは有効で、請求もいまは変わらない
  • 有料機能に影響する変更があれば、事前に知らせる
  • 売却は2026年11月下旬〜12月上旬に完了する見込み
  • 運営を続けられる入札がなければ、プラットフォームは終了する

ディズニーの案にはアプリが含まれていません。そのため、アプリが続くかどうかは「ディズニー以外に、アプリを引き継ぐ買い手が現れるか」で決まります。

シナリオ

起きること

利用者への影響

① アプリを引き継ぐ買い手が現れる

ディズニーの技術ライセンスとは別に、アプリやブランドを買う会社が出る

サービスは続く可能性が高い。ただし運営会社が変わり、利用規約やプライバシーポリシーが変わることがある

② ディズニーの案だけが成立する

技術の利用権がディズニーに渡り、アプリの買い手はいない

サービスは終了する。チャットやキャラクターは使えなくなる

③ データなど一部だけが別の会社に売られる

アプリは終わり、ユーザーデータなどが別の買い手に移る

サービスは終了し、データが第三者の手に渡るおそれがある。州の司法長官や裁判所が条件を付ける可能性がある

2026年10月19日時点で、ディズニー以外の入札者は報じられていません。申請前に28社へ打診して使える提案がなかったことを考えると、楽観はしにくい状況です。

なお、今回の件で「Character.AIでディズニーのキャラクターと話せるようになる」わけではありません。ディズニーのキャラクターは2025年9月に削除されており、ディズニーはアプリを手に入れません。

チャット履歴・個人データはどうなる?

キーボードの上に置かれた開いた南京錠(個人データの扱いのイメージ)

ディズニーには渡りません。ユーザーデータとチャットはディズニーの取引から外れているためです。ただ、ほかの買い手に売られる可能性は残っています。

公式ブログは「プライバシーポリシーは引き続き適用され、データの扱いも変わらない」としています。一方で、そのプライバシーポリシーには、会社や資産の売却、売却の交渉に関連して、チャット記録や音声、画像などを開示できるという条項があります(CBS News)。

Character.AIの広報は、チャットが売却の対象になるかについて明言していません(KQED)。

州の司法長官が求めている条件

2026年10月14日、39州とワシントンD.C.の司法長官が、裁判所に「利害関係通知」を出しました。ニューヨーク州とコロラド州が中心とされています。買い手に求める9つの条件のうち、報道でわかっているのは次の内容です。

  • 実効性のある年齢確認を行う
  • 医師やセラピストなど、資格を持つ専門家を装うボットを削除する
  • 会話をAIの学習に使うのは、ユーザーが許可した範囲だけにする
  • 端末をまたぐ広告をオプトアウトできるようにする

このほか、未成年の会話の制限、危機対応の安全策、データを削除する機会の提供も求めていると報じられています。9つの条件の全文は、この記事の執筆時点では確認できていません。

カリフォルニア州の司法長官が22州とともに別の通知に加わったという報道もあります。

23andMeの前例

破産した会社のユーザーデータが売られた例として、遺伝子検査の23andMeがあります。多くの州が反対するなか、遺伝子データは共同創業者に関係する非営利団体に売却されました(KQED)。

Character.AIでも、裁判所がデータの扱いにどこまで条件を付けるかは、これからの審問で決まります。

利用者には個別の通知が来ない可能性

Character.AIは「現在と過去の利用者(書類では約1億6,300万人)は債権者ではない」として、利用者一人ひとりには通知を送らず、Strettoのサイトと公式ブログで告知する方針を示しています。

続報を知りたい人は、公式ブログを自分で確認する必要があります。

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初回相談は無料・30分(オンライン)。要件が決まっていなくても大丈夫です。改修100万円〜・PoC300万円〜(税別)

いまやっておくこと:エクスポート・削除・有料プランの確認

チャット履歴を残したい人は、早めにデータのエクスポートを申請してください。届くまでに3〜4週間かかることがあり、売却完了の見込みである11月下旬〜12月上旬に間に合わせるには、10月中の申請が安全です。

公式ブログでは、アプリかWebサイトから、データのエクスポートとアカウントの削除ができると案内しています。

チェックリスト

やること

ポイント

1. データのエクスポートを申請する

届くまで3〜4週間かかることがある(KQED)。メニューの場所は変わることがあるので、アプリかWebのアカウント設定で確認する

2. 届いたメールからすぐ保存する

ダウンロードのリンクは7日で無効になると報じられている(KQED)

3. 保存できたか中身を確かめる

必要な会話やキャラクター設定が入っているか見る

4. 必要ならアカウントを削除する

削除は保存を確かめてから。先に削除するとデータを取り出せなくなる。Common Sense Media も「エクスポート→メール受信→削除」の順を勧めている

5. 有料プランの更新日を確認する

有料プランはいまも有効で、請求も変わらない。続けるかどうかを更新日の前に決める

エクスポートに3〜4週間かかる点とリンクの有効期限が7日という点は、KQEDの報道による情報です。公式ヘルプでの記載は、この記事の執筆時点では確認できていません。

有料プランと返金

2026年9月28日の公式ブログによると、現在のプランは次のとおりです。

プラン

料金

主な内容

無料

0円

メッセージは無制限

(c.ai) lite

月4.99ドル、または週2.49ドル(地域によって価格が違う)

上位モデル(DeepSqueak・LongSqueak)での会話を1日一定数、バナー広告なし、混雑時の待ち時間の緩和、メモリ枠の追加など

(c.ai+)

公式ブログに価格の記載なし

上位モデルでの会話が無制限、広告なし、メモリ機能一式など

日本円での価格はアプリ内の表示で確認してください。

サービスが終了したときの返金について、公式の方針はまだ出ていません。App StoreやGoogle Playで購入した場合は、一般にはそれぞれのストアの返金手続きに従うことになります。続けるか迷っている人は、自動更新を止めておくと、終了が決まったときに余計な請求を避けやすくなります。

Soraが終了したときのデータ保存の流れは、Soraサービス終了まとめにまとめています。サービス終了時に何が起きるかの参考になります。

今後の日程:11月20日の入札締切と11月24日の承認審問

アプリが続くかどうかは、11月20日の入札締切までにほかの買い手が出てくるかで、ほぼ見えてきます。

提出書類を引用した報道によると、予定は次のとおりです。いずれも申し立て時点の予定で、裁判所の命令で確定したものではありません。

日付(米国時間)

予定

10月26日ごろ

入札手続きについての審問

11月17日

資金管理についての最終審問

11月19日

債権者集会(341条集会、オンライン)

11月20日 17時(米東部時間)

入札の締切。ディズニーに対抗するには2,170万ドル以上の入札が必要

11月23日

オークション(条件を満たす入札が複数ある場合のみ)

11月24日

売却の承認審問

12月17日

ディズニーとの取引を完了させる最終期限

2027年2月18日

移籍した社員による支援の期限

対抗入札の最低額2,170万ドルは、ディズニーの2,000万ドルに、ディズニーが負けたときに払われる違約金70万ドルと上乗せ分100万ドルを足した額です。

ディズニーの狙い:Sora提携の終了と自前のキャラクターAI

ディズニーのロゴ

出典: Disney 公式サイト

ディズニーは、キャラクターと対話するAIを自社で作るための人材と技術を、会社を丸ごと買わずに安く手に入れたとみられます。

背景には、OpenAIとの提携の終了があります。ディズニーは2025年12月、OpenAIの動画生成AI「Sora」で200以上のキャラクターを使えるようにする3年契約を結び、10億ドルの出資も予定していました。ところが2026年3月にOpenAIがSoraの終了を発表し、この提携もなくなりました(出資は実行されていません)。

今回の取引で得る技術には、年齢推定モデルや安全のための分類器、推論の基盤が含まれます。子ども向けのブランドを持つディズニーにとって、キャラクターとの会話を安全に動かす仕組みは欠かせないものだと考えられます。

非独占のライセンスなので、ディズニーはアプリやユーザーデータ、訴訟のリスクを引き継ぎません。リスクを負わずに、技術と、それを作った人をまとめて得る形です。ディズニーが自社のキャラクターでどんなAIサービスを出すのかは、現時点では発表されていません。

代わりのアプリを選ぶときに見るポイント

Character.AIの代わりを探すなら、「話せるキャラクターの多さ」よりも、運営の安定性とデータの扱いを先に確かめてください。今回のように、運営会社が倒れるとデータの行方が不透明になるためです。

確認するポイント

見る場所・理由

データのエクスポートができるか

設定画面やヘルプ。サービスが止まっても会話を手元に残せる

会話をAIの学習に使うか、オフにできるか

プライバシーポリシー。個人的な会話が学習に回ることがある

事業を売却したときのデータの扱い

プライバシーポリシーの「事業譲渡」「合併」の項目

年齢制限と未成年への対策

利用規約。家族、とくに子どもが使う場合は必ず確認する

運営会社の規模と資金

会社概要や報道。小さな会社ほど、急に終わることがある

日本語での会話の質

実際に試す。キャラクター系アプリは英語中心のものが多い

有料プランの解約・返金の方法

ストアの購入履歴と公式ヘルプ

なお、Character.AIは2025年11月から、18歳未満の利用者の自由な会話を制限し、Storiesなど別の機能に切り替えています。10代が汎用のAIチャットを使う場合の安全設定は、ChatGPT for Teensとはが参考になります。

業務でキャラクター対話AIを使っている企業の場合

自社の接客やファンサービスで外部のキャラクター対話AIを使っている企業にとって、今回の件は「提供元の都合でサービスが急に終わる」リスクの実例です。会話ログや設定を自社で管理したい、既存のシステムとつなぎたいといった場合は、外部サービスに頼る範囲と自社で作る範囲を分けて検討することになります。自社で開発するときの予算感は、AI開発の費用相場で、改修・PoC・本開発に分けて解説しています。

こんな人は早めに動くのがおすすめ・急がなくてよい人

データを残したい人は、いますぐ動く必要があります。一方、ほとんど使っていない人は、売却の結果を待ってから判断しても大きな問題はありません。

早めに動くのがおすすめの人

  • 長く続けてきた会話や、自分で作ったキャラクターを残したい人
  • 個人的な悩みなど、他人に見られたくない内容を話してきた人(エクスポート後の削除を検討する)
  • 年単位など、長い期間の有料プランに入っている人
  • 子どもがアカウントを持っている保護者

急がなくてもよい人

  • たまに試しただけで、残したい会話がない人
  • 無料プランだけを使っている人(請求の心配がない)
  • 「ディズニーのキャラクターと話せるようになる」と期待して登録を考えている人(ディズニーはアプリを手に入れないため、待っても実現しない)

よくある質問

Q. ディズニーがCharacter.AIの株主や親会社になるのですか?

なりません。ディズニーが得るのは技術の利用権と一部の請求権で、会社の株式やアプリは含まれていません。Character.AIの会社は破産手続きの中に残り、アプリやブランドは別の買い手を待つ状態です。

Q. ディズニーより高い金額で入札する会社が出たら、どうなりますか?

条件を満たす入札が複数あれば、11月23日にオークションが開かれる予定です。ほかの会社が勝った場合、ディズニーには違約金の70万ドルが払われ、保証金の200万ドルも返されます。ただし、ディズニーの案は非独占のライセンスなので、アプリを買う会社とディズニーの案が両方成り立つ形も考えられます。

Q. 日本からは使えなくなりますか?

いまは日本からも使えます。日本の利用者だけを対象にした扱いについて、公式の発表はありません。サービスが終わる場合は、日本を含めた全体が対象になるとみられます。

Q. GoogleはCharacter.AIの件にまだ関係していますか?

Googleは2024年に技術のライセンスを受け、創業者を再雇用しました。フロリダ州の死亡事件の訴訟では、Character.AIと並んで被告となり、2026年に和解しています。今回の売却手続きで、Googleが入札したという報道はありません。

Q. 作ったキャラクターを、ほかのアプリに移せますか?

移す公式の方法はありません。エクスポートで取り出したキャラクターの設定文を、ほかのアプリで作り直すことはできます。ただし、AIのモデルが違うため、話し方や反応は同じにはなりません。

Q. 破産したら、すぐにアプリが止まるのですか?

すぐには止まりません。Chapter 11は事業を続けながら再建や売却を進める手続きで、Character.AIは運営を続けています。止まるかどうかは、11月下旬から12月上旬の売却の結果で決まります。

まとめ

  • ディズニーはCharacter.AIを買収していない。2,000万ドルで技術の非独占ライセンスと一部の請求権を得る案を出し、社員の過半に採用を提示した
  • アプリ、ブランド、ユーザーデータ、チャット、完成済みのモデルは、ディズニーの取引に含まれていない
  • アプリはいまも使えるが、アプリを引き継ぐ買い手が現れなければサービスは終わる
  • チャットはディズニーには渡らない。ただ、ほかの買い手に売られる可能性は残っており、40の州の司法長官が条件を求めている
  • 会話を残したい人は、10月中にエクスポートを申請する。リンクは7日で無効になるので、届いたらすぐ保存する
  • 11月20日の入札締切と11月24日の承認審問が、アプリの今後を決める節目になる

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この記事の著者

AI革命

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編集部

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