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広告レポートの自動化|集計と配信を丸ごと任せる方法と費用【2026年8月最新】

公開日: 2026/08/28
広告レポートの自動化|集計と配信を丸ごと任せる方法と費用【2026年8月最新】

この記事のポイント

広告レポートの自動化にかかる費用と方法を2026年8月時点の実勢価格で整理。集計だけなら月3〜5万円のツール、独自様式への転記や考察・配信まで任せるなら初期100万円+月額10万円〜。投資回収の試算と適用範囲も解説します。

広告レポートの集計は自動化できます。媒体データを集めて表にするだけなら月3〜5万円の専用ツールで足り、独自フォーマットへの転記・考察コメント・宛先別の配信まで含めて任せるなら初期100万円+月額10〜50万円(税別)のAIエージェント構築という選択肢になります。

この記事では、広告レポートの作成に毎月どれだけ人手がかかっているかを工程ごとに分解し、どこまでが安いツールで解決でき、どこからが解決できないのかを正直に示します。読み終えたときに「自社はどちらを選ぶべきか」と「投資回収は何ヶ月か」が自分で判断できる状態を目指します。

広告レポート作成のどこに時間がかかっているか

広告レポート作成でデータ収集から集計・チェックまでに時間がかかる工程のイメージ

「レポート作成に丸1日かかる」という話はよく聞きますが、その1日の中身は一様ではありません。実際には性質の異なる7つの工程が積み上がっています。

工程

実際にやっていること

① データ収集

媒体ごとに管理画面へログインし、期間を指定してCSVをダウンロードする

② 集計・加工

スプレッドシートに貼り付け、関数で集計し、前月比・前年比を計算する

③ 媒体外データとの突合

CRMの受注数や基幹システムの売上と紐付け、CPAではなく受注単価で見られるようにする

④ 独自フォーマットへの転記

社内またはクライアント固有のExcel様式・パワーポイント様式に落とし込む

⑤ 考察コメントの執筆

数字が増減した理由と、翌月の打ち手を文章にする

⑥ チェック

管理画面の数値と作成物を突き合わせて検算する

⑦ 配信

宛先別にメールで送る、Slackに投稿する、指定の共有フォルダに格納する

現場の負担感としてよく挙がるのは、①②で半日が消えること、そして⑥の突き合わせチェックが地味に重いこと、担当者ごとにフォーマットが揃わず後から直す手間が発生することです。広告レポート自動化ツール「アドレポ」の導入事例では、1件あたり4〜5時間かかっていたレポート作成が約30分になったと公表されています(アドレポ 導入事例)。これは同社が公表している一例であり全社に当てはまる数値ではありませんが、①②に相当な時間が吸われている現場が多いことは受け止めてよいでしょう。

重要なのは、この7工程のうち市販ツールが得意なのは①②だけだという点です。③以降は「広告媒体のAPIから取れるデータの外」にあるため、多くのツールの守備範囲を外れます。ツールを入れたのに現場から「思ったより楽になっていない」という声が上がるのは、たいていここが原因です。

自動化すると何がどう変わるか

工程ごとに導入前後を並べると、変化の中身が見えます。

工程

自動化前

自動化後

① データ収集

媒体5つ分、管理画面に順にログインしてCSVを落とす

毎朝、指定時刻に自動取得済み

② 集計・加工

貼り付け・関数修正・前月比計算を手作業

集計済みの表が出来上がっている

③ 媒体外データとの突合

CRMからエクスポートして関数で手作業結合

受注データと紐付いた状態で出力される

④ 独自フォーマットへの転記

提出様式に手で打ち直す

決められた様式に自動で流し込まれる

⑤ 考察コメントの執筆

白紙から書き起こす

増減の要因と候補となる打ち手が下書きされている

⑥ チェック

全項目を目視で検算

前月と乖離が大きい項目だけ人が確認

⑦ 配信

宛先ごとに手でメール送付

宛先別に自動送付、送信履歴が残る

人がやる作業は「⑤の下書きを読んで確からしさを判断する」「⑥で異常値だけ見る」に絞られます。

削減時間の試算:月30時間の作業はいくらか

投資判断のために、作業時間を金額に換算します。以下はすべて前提を置いた計算例であり、外部の統計値ではありません。自社の実数に置き換えてお使いください。

前提:広告媒体が5つ、案件・部門が複数あり、レポート作成を担当者1名が月30時間かけている。人件費を時給3,000円換算とする。

  • 月30時間 × 3,000円 = 月9万円
  • 年間では 108万円

作業量が月20時間の場合は月6万円・年72万円、月50時間なら月15万円・年180万円になります。

ここに、初期100万円+月額10万円(税別)の構成で①〜⑦をまとめて自動化した場合を当てはめます。月30時間・時給3,000円のケースでは、削減額(月9万円)と月額(10万円)がほぼ拮抗するため、広告レポート業務だけを対象にすると投資は回収しません。これは正直に書くべき点です。

回収の絵が描けるのは、次のいずれかに当てはまるときです。

  • レポート作成が月60時間以上ある(複数クライアント・複数事業を抱える場合)。月18万円の削減となり月額10万円を上回るため、差分は月8万円。初期100万円は約12〜13ヶ月で回収できる計算になります
  • レポート以外の月次定型業務も同時に任せる。請求書の発行、商品マスタの更新、システム間のデータ照合などを合計して月60〜80時間になれば、同じ月額の枠内で処理できます
  • 人を採用せずに済む。月30時間の作業を新規採用でまかなうと、社会保険料込みで年間の固定費が数百万円単位で増えます

逆に、レポート作成が月10〜20時間で、かつ他に自動化したい定型業務がないなら、月3〜5万円の専用ツールを選ぶほうが合理的です。

自動化できる業務・できない業務の境界線

自動化に向く業務には共通する条件があります。着手前にここで線を引いておくと、無駄な検討時間を使わずに済みます。

自動化できる

自動化できない

毎月・毎週など、決まった周期で繰り返し発生する

毎回、その場の状況に応じた例外的な判断が発生する

媒体データも提出フォーマットもデジタルで完結する

紙の資料や、口頭・対面での確認が前提になっている

出力先の様式と宛先が定義できる(誰に、いつ、どの形で)

出す相手ごとに毎回ゼロから構成を設計している

数字が動いた理由の説明ルールが言語化できる

最終的な評価・投資判断そのものをAIに委ねたい

過去数ヶ月分の実物レポートが残っている

これから初めて作るレポートで、正解の形が誰にも分からない

「自動化できない」側に3つ以上当てはまるなら、いま着手すべきではありません。 まず業務そのものを整理し、レポートの様式と宛先を固定するところから始めるほうが、結果として早く成果が出ます。

なお⑤の考察コメントは、「できる/できない」ではなく「どこまで任せるか」の問題です。数字の増減要因を過去データから拾い上げて下書きにすることは自動化できますが、その内容を対外的に発信してよいかの最終判断は人が行う前提で設計します。この線引きを曖昧にしたまま導入すると、事故が起きるか、結局すべて人が書き直すことになります。

実現する方法は4つある

広告レポート自動化ツール「アドレポ」の管理画面イメージ

出典: アドレポ 公式サイト

広告レポートの自動化には、費用も向き不向きも大きく異なる4つの選択肢があります。フラットに比較します。

1. スプレッドシート+GAS・公式アドオン

Googleスプレッドシートのマクロ機能や、各広告媒体が提供する公式アドオンでデータを自動取得する方法です。

  • 費用:無料〜(作る人の工数のみ)
  • 向くケース:扱う媒体が1〜2、レポートも社内向け1種類、社内に作れる人がいる
  • 注意点:属人化します。作った担当者が異動・退職すると誰も直せなくなり、媒体側の仕様変更で止まったときに復旧できません。「無料」の代わりに継続リスクを持つ選択です

2. Looker Studio(旧データポータル)

Googleの無料の可視化ツールで、広告データをダッシュボードとして表示します。

  • 費用:無料(一部の媒体接続には有料コネクタが必要で、月数千円〜)
  • 向くケース:数字を「見せる」ことが目的。関係者がURLを開いて自分で見る運用にできる
  • 注意点:決まったExcel様式での提出や、宛先別のメール配信には向きません。「見に来てもらう」文化がない組織では、結局誰も開かず、担当者が画面をスクリーンショットして貼り付けるという本末転倒が起きます

3. 広告レポート専用のクラウドツール

アドレポ、Databeat、ATOM、Roboma、Shirofune、インハウスプラスなど、広告レポートに特化したツール群です。①データ収集と②集計をほぼ完全に自動化します。

  • 費用:月3〜5万円が中心。初期費用は0円のものが多い
  • 向くケース:扱う媒体数が多く、提供されるテンプレートに自社の業務を合わせられる
  • 注意点:テンプレートの範囲を超えるカスタマイズには対応できないことが多く、③媒体外データの突合、④独自フォーマットへの転記、⑤考察の執筆は守備範囲外です。また「既存のレポート様式を変えることに、社内やクライアントが抵抗する」という導入時の摩擦がよく指摘されます

4. 専用のAIエージェントを構築する

自社の業務手順そのものをAIに覚えさせ、①〜⑦を通しで実行させる方法です。ツールに業務を合わせるのではなく、業務のほうにシステムを合わせます。

  • 費用:初期100万円(税別)+月額10〜50万円(税別)
  • 向くケース:独自フォーマットが固定されている、媒体外データとの突合が必要、配信まで任せたい、レポート以外の定型業務もまとめたい
  • 注意点:広告レポート1本だけを安く自動化したいなら割高です。前述の試算のとおり、月30時間程度の作業量では回収しません

選び方の目安:媒体数が多いだけならクラウドツール(3)。テンプレートに業務を合わせられないなら(4)。まず現状を可視化したいだけなら(2)から始めるのが低リスクです。

費用の目安

広告データインフラツール「ROBOMA」のダッシュボード画面イメージ

出典: ROBOMA 公式サイト

2026年8月時点で公開されている価格を整理します。税抜・税込の表記が提供元によって異なるため、注記のあるもの以外は各社サイトでの確認をおすすめします。

選択肢

初期費用

月額

スプレッドシート+GAS

0円

0円(自社工数のみ)

Looker Studio

0円

0円(有料コネクタ利用時は別途)

インハウスプラス

記載なし

4,980円〜(税込・Lightプラン)

Lisket

0円

2万円〜

アドレポ

0円

3万円〜(税抜)

Databeat Explore

0円

3万円〜(プランにより変動)

ATOM

10万円(税抜)

5万円〜(税抜)

Roboma

要問い合わせ

要問い合わせ

glu

要問い合わせ

要問い合わせ

Shirofune

要問い合わせ

月額広告費×5%(最低2.5万円・税抜)

専用AIエージェントの構築

100万円(税別)

10〜50万円(税別)

上記のうち公式サイトで金額を確認できたのは、アドレポ(初期0円・月3万円〜/税抜)、ATOM(初期10万円・月5万円〜/いずれも税抜、最低利用期間6ヶ月)、Shirofune(月額広告費×5%・最低2.5万円/税抜)、インハウスプラス、Lisket です。glu と Roboma は公式が金額を公開しておらず問い合わせ制のため、他社の比較記事に載っている数字を鵜呑みにせず直接確認してください。料金は改定されるため、検討時は必ず各社サイトで最新の条件をご確認ください。

専用ツールの相場は月3〜5万円です。①データ収集と②集計だけを自動化したいなら、この価格帯で目的は達成できます。まずここから検討するのが順当です。

一方、当社が提供しているシゴハヤエージェントは、初期100万円+月額10〜50万円(すべて税別)という価格設定です。月額は処理量に連動し、10名規模の部門で月10万円、30名規模で月20万円が目安になります(月1,000万〜1.2億トークンの処理枠を含む)。専用ツールとは価格が2桁違うため、広告レポートの集計だけが目的であれば専用ツールのほうが確実に安く済みます

この価格差が正当化されるのは、次の条件に複数当てはまるときだけです。

  1. クライアントまたは社内の提出フォーマットが固定されていて、ツールのテンプレートに合わせられない
  2. 広告媒体の外にあるデータ(CRMの受注、基幹の売上、営業のスプレッドシート)との突合が必要
  3. 考察コメントの下書きと、宛先別の配信まで含めて任せたい
  4. 広告レポート以外の月次定型業務(請求書発行、商品マスタ更新、システム間のデータ照合など)もまとめて任せられる
  5. 社内にAIエンジニアがおらず、作っても維持できる人がいない

とくに4番目が効きます。広告レポート単体では回収しなくても、月次で発生している定型業務を3つ4つ束ねれば、同じ月額の枠内で処理できるためです。逆に、1〜5のどれにも当てはまらないなら、月3万円のツールを選んでください。

ツールを入れても残る作業と、その埋め方

レポート自動化ツール導入後も残る突合・転記・配信の手作業を示した図

「レポート自動化ツールを入れたのに、結局毎月2日かかっている」という相談は珍しくありません。残っているのは、たいてい次の3つです。

残る作業①:広告媒体の外にあるデータとの突合

広告管理画面が教えてくれるのは、クリック数・コンバージョン数・獲得単価までです。「そのコンバージョンが実際に受注につながったか」「受注単価はいくらだったか」はCRMや基幹システムの側にあります。この2つを突き合わせて初めて、経営が見たい数字になります。

現場ではこの工程を、CRMからCSVを書き出して関数で結合する形で手作業しています。媒体数が増えるほど、案件名の全角半角や日付形式といった表記ゆれの吸収に時間がかかります。埋め方としては、突合ルール(何をキーにして、どの表記ゆれをどう寄せるか)を一度言語化し、その手順ごと自動化します。システム間のデータ転記の自動化と同じ構造の課題です。

残る作業②:独自フォーマットへの転記

多くのツールは、自社が用意したテンプレートで出力します。しかし提出先が指定するExcel様式は、セルの位置も項目名も固定です。結果として「ツールが出したPDFを見ながら、指定のExcelに手で打ち直す」という工程が残ります。

これを解消するには、出力先のファイルそのものを起点に設計する必要があります。つまり「このExcelのB7セルには前月比を、C12セルには媒体別内訳を入れる」というレベルで手順を定義し、そこまで含めて自動実行させます。既存の様式を変えずに済むため、社内やクライアントの抵抗も起きません。

残る作業③:配信

作った後に「誰に・いつ・何で送るか」が残ります。A社にはメールでPDF、B部門にはチャットに要約を投稿、経営会議用には共有フォルダに格納、といった宛先別の出し分けです。1件あたりは5分でも、宛先が20あれば月2時間近くになります。配信まで対応するツールは限られており、ここが手作業のまま残りやすい領域です。

この3つが自社に当てはまるなら、ツール選定をやり直すより、毎月の定期レポート業務そのものを自動化する方向で設計し直すほうが結果的に早く終わります。

実際にやった事例:調剤薬局チェーンのケース

当社が支援した調剤薬局チェーンの事例です(守秘のため社名は非公開)。広告に限らず、月次で発生する集計とレポート配信の全体を対象にしました。

課題:本部の担当者が、店舗ごとの実績データを複数のシステムから集め、指定のExcel様式に転記し、エリアマネージャー別に振り分けてメールで送っていました。月末から月初にかけての3日間がこの作業でほぼ埋まり、しかも担当者が1名しかいないため休めない状態でした。数字の集計そのものより、転記と宛先別の振り分けに時間が取られていたのが特徴です。

作ったもの:システムからのデータ取得、既存Excel様式への流し込み、前月比と異常値の抽出、エリア別の宛先振り分けと送信までを一続きで実行するAIエージェントを構築しました。既存の様式は一切変えていません。現場が使い慣れた帳票のまま、中身が自動で埋まる形にしています。異常値と判定された項目には印を付け、担当者が確認すべき箇所だけが分かるようにしました。

何がどう変わったか:月3日かかっていた作業が、担当者による確認作業のみになりました。処理は深夜に自動で完了しているため、担当者は朝に印の付いた項目を見て、必要なコメントを補うだけです。加えて、同じ仕組みの上に商品マスタの更新とデータ照合の業務を追加したため、月額費用は変えずに対象業務が3つに増えています。「レポート1本のために作る」のではなく「定型業務をまとめて載せる器を作る」という考え方が、費用対効果を成立させた要因でした。

導入までの流れと期間

広告レポート自動化を導入するまでの棚卸しから本稼働までの流れ

標準的な期間は1〜2ヶ月です。

1. 現状の棚卸し(1〜2週間) いま誰が、どの作業に、月何時間かけているかを洗い出します。実際に使っているExcelファイル、送信しているメールの現物、媒体の管理画面の画面例を見せていただくのが最も早いです。この時点で「これは自動化しないほうがよい」と判断する業務も出てきます。

2. 対象範囲と手順の定義(2〜3週間) 7工程のうちどこまでを自動にし、どこから人が見るかを決めます。異常値の基準、考察コメントの記載ルール、宛先リストをここで文書化します。この工程の精度が成果を決めます。 過去3ヶ月分の実物レポートをお手本として使わせていただくため、お客様側で新たに資料を作る必要はありません。

3. 構築とテスト運転(3〜4週間) 実際のデータで動かし、人が作ったレポートと突き合わせて差分を確認します。差分がゼロになるまで手順を調整します。

4. 本番稼働と改善 稼働後も、媒体の追加や様式変更に合わせて調整します。月額費用にこの保守が含まれます。

お客様側で必要なのは、現状の業務を説明できる担当者1名と、判断ルールを決められる責任者1名です。エンジニアは不要です。要件が固まっていない段階でも相談できますので、まずはサービスの詳細と対象業務をご確認ください。

よくある質問

Q1. 無料のLooker Studioで十分ではないですか。どこで限界が来ますか。

見るだけであれば十分です。限界が来るのは3つの場面です。第一に、決まったExcelやパワーポイントの様式で提出する必要があるとき。画面をスクリーンショットして貼り付ける作業が発生します。第二に、宛先別にメールで送る必要があるとき。定期送信の機能はありますが、宛先ごとに内容を出し分けることはできません。第三に、広告媒体の接続に有料コネクタが必要な場合で、媒体数が増えると月数千円〜1万円程度が積み上がり「無料」ではなくなります。

Q2. 広告媒体を追加したら、また一から作り直しになりますか。

専用ツールの場合、対応媒体リストに含まれていれば設定変更だけで済み、追加費用は基本的に発生しません(アカウント数で課金するツールでは、上限を超えると上位プランになります)。GASで自作している場合は、媒体ごとに接続方法が異なるため実質的に作り直しに近い作業量になります。AIエージェントを構築している場合は、取得元が1つ増える形の調整で対応でき、月額費用の範囲内で行います。ただし新しい媒体の指標体系が既存と大きく異なる場合は、集計ルールの見直しが必要です。

Q3. 考察コメントまでAIに書かせて問題ないですか。

対外的に出すレポートでは、必ず人のレビューを挟む前提で設計してください。AIが得意なのは「前月比で最も動いた項目を特定し、過去に同じ動きがあったときの説明パターンを当てはめて下書きする」ところまでです。市況の変化や社内でまだ共有されていない事情は反映できません。実務では「下書きを読んで、8割はそのまま、2割を書き換える」という使い方が現実的です。

Q4. 広告運用を代理店に任せていますが、それでも自動化する意味はありますか。

あります。代理店が提出するのは、その代理店が運用している媒体・アカウントの範囲のレポートです。複数の代理店を使っていれば様式もタイミングもバラバラで、それを社内で統合し直す作業は発注側に残ります。また代理店のレポートには自社CRMの受注データが入っていないため、受注ベースでの評価は自社でやるしかありません。この場合の自動化の対象は「複数の代理店から届いたレポートを統合し、自社データと突き合わせる工程」になります。

Q5. 導入にあたって、社内にどんな人員やスキルが必要ですか。

エンジニアは不要です。必要なのは、現在の業務手順を説明できる担当者1名(実際に作業している方が最適です)と、判断ルールを決められる責任者1名です。負担は初期の1〜2ヶ月に集中し、合計で10〜20時間程度の打ち合わせと確認作業をお願いすることになります。稼働後は、月に1回程度の状況確認で運用できます。専用ツールを選ぶ場合も、初期設定で媒体ごとのアカウント連携作業が必要になるため、同程度の初期工数は見込んでおいてください。

Q6. 既存のExcelフォーマットをそのまま使えますか。

AIエージェントを構築する場合は、既存のExcelファイルをそのまま出力先として使えます。セル位置を指定して値を流し込む形にするため、社内やクライアントに「様式が変わります」と説明する必要がありません。一方、専用ツールの多くは自社テンプレートでの出力が前提で、カスタマイズできる製品は限られます。ツール検討時には「既存のExcel様式に出力できるか」を必ず確認事項に入れてください。ここを見落とすと、導入後に転記作業だけが残ります。

Q7. 月額10万円と月3万円のツール、どちらから始めるべきですか。

まず月3〜5万円の専用ツールを試してください。①データ収集と②集計が自動化されるだけでも効果は出ますし、その状態で「まだ何時間残っているか」が正確に測れます。残った時間が月20時間未満で、内容も定型的なら、そのまま運用すれば十分です。残った時間が月40時間を超える、または他部門にも同じような月次定型業務が複数あると分かった段階で、まとめて自動化する方向を検討するのが失敗の少ない順序です。

まずは自社の業務が対象になるか確認するところから

広告レポートの自動化は、「どのツールが優れているか」ではなく「自社の7工程のうち、どこが重いか」から考えると判断を誤りません。①②が重いなら月3〜5万円のツールで解決します。③〜⑦が重く、かつ他の月次定型業務も抱えているなら、まとめて自動実行させる構成のほうが結果的に安く済みます。

シゴハヤエージェントは、御社専用のAI社員が毎月繰り返す定型業務を自動実行するサービスです。初期100万円(税別)+月額10〜50万円(税別)、導入期間は標準1〜2ヶ月。月次の集計とレポート配信は、まさに標準的な対象業務です。医療機関・調剤薬局・インフラ企業での構築実績があります。

「この業務は対象になるのか」「うちの規模だと月額はいくらか」といった段階のご相談も承っています。初回のご相談は無料で、要件が固まっていなくても構いません。現在お使いのレポートの現物を見せていただければ、対象範囲と概算費用をお伝えします。

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