ビジネス活用2026年8月更新

月次レポート作成を自動化する方法|集計から配信まで任せる構成と費用【2026年8月最新】

公開日: 2026/08/23
月次レポート作成を自動化する方法|集計から配信まで任せる構成と費用【2026年8月最新】

この記事のポイント

月次レポート作成の自動化を工程別に解説。Excel・BIツール・iPaaS・RPA・AIエージェント・外注の6手段を費用で比較し、初期100万円+月額10万円の投資回収ラインを月33時間削減と数字で示します。

月次レポートは、データ収集から集計・グラフ作成・承認・配信まで、ほぼ全工程を自動化できます。ただし費用対効果には明確なラインがあり、時給3,000円換算で月33時間以上の削減が見込めないなら、本格的な自動化サービスの導入は割に合いません(月20時間程度なら月2万円台のツールや月5.7万円のオンラインアシスタントのほうが合理的です)。

この記事では、月次レポート作成のどこに時間が消えているかを工程ごとに分解したうえで、Excel・BIツール・iPaaS・RPA・AIエージェント・人への外注という6つの手段を費用込みで横並びに比較します。最後に、当社が提供する「シゴハヤエージェント」(初期100万円+月額10〜50万円、いずれも税別)が適するケースと適さないケースを、正直に線引きします。


月次レポート作成のどこに時間がかかっているか

「月次レポートを作る」と一言でいっても、実際の作業は8つの工程に分かれています。そして多くの企業で、時間を食っているのは集計そのものではありません

工程

実際にやっていること

1. データ収集

販売管理・会計・CRM・広告媒体の管理画面・Excel台帳など複数の場所から数字を集める。各部門への提出依頼と催促

2. 名寄せ・突合

部門ごとにフォーマットが違う。取引先名や商品コードの表記ゆれを手で直す

3. 集計・加工

Excelに貼り付け、ピボット、前月比・前年同月比の計算

4. グラフ・体裁

テンプレートへの流し込みと、崩れた体裁の修正

5. コメント執筆

増減理由を文章で書く

6. チェック・差し戻し

数字が合わない→元データまで遡る。ここが最も時間を食う

7. 承認取り付け

上長への回覧、指摘対応、再作成

8. 配信

PDF化して宛先別にメール添付、Slack投稿、共有フォルダへ格納

現場で実際に起きていること

以下に2つ以上当てはまるなら、自動化を検討する価値があります。

  • 締め日の翌日から「まだ数字が来ていないのですが」という催促メールを部門長に送り続けている
  • 担当者が作ったExcelマクロが動かなくなったが、作った本人はもう退職している
  • 拠点ごとに提出フォーマットが微妙に違い、毎月同じ手直しを繰り返している
  • 経営会議で数字を指摘され、元データまで遡って原因を探すのに半日消える
  • 担当者が休むと、今月のレポートが出ない
  • レポートは出るが、出てくるのが翌月中旬で意思決定に間に合っていない

実際にかかっている時間の目安

公開されている事例や調査から、月次レポート作成にかかる時間はおおむね次のレンジに収まります。

規模・条件

月次レポート作成にかかる時間

年商〜3億円規模

月3〜5時間

年商3〜10億円規模

月8〜15時間

年商10〜30億円規模(複数拠点・複数部門)

月20〜40時間

運用報告書など詳細な報告書1本あたり

約3日間(24時間程度)

※年商規模別のレンジは株式会社Uravationの公開データ、報告書1本あたり約3日間はopsaidの公開情報によります。

複数拠点を束ねている、あるいは月次レポートが1本ではなく部門別・取引先別に複数本あるという企業では、合計で月40〜80時間に達しているケースも珍しくありません。まずは「誰が」「何本のレポートに」「合計何時間」使っているかを棚卸しすることをおすすめします。この数字が、後述する投資判断の唯一の材料になります。


自動化すると何がどう変わるか

ダッシュボードで最新の数字を確認しながら月次レポートを早期に仕上げるデスクの様子

工程ごとに、人力の場合と自動化後を並べます。

工程

人力(Before)

自動化後(After)

データ収集

各部門へ依頼・催促。各システムに手でログインしてダウンロード

定刻に各システムから自動取得。未提出者には自動でリマインド

突合・名寄せ

Excelで表記ゆれを手修正

あらかじめ決めたルールで自動変換。例外だけ人に上げる

集計

ピボットや関数を毎月組み直し

定義済みのロジックで自動集計

グラフ・体裁

テンプレに貼って崩れを直す

テンプレートへ自動で流し込み

コメント

担当者が毎月ゼロから書く

前月との差異をもとに下書きを自動生成し、人が確認・加筆

チェック

数字が合わず元データを遡る

どの数字がどこから来たかの記録が自動で残る

承認

上長を捕まえて回覧

承認ステップとして通知され、承認記録が残る

配信

PDF化して宛先別に手送信

承認後に自動配信(メール/Slack/共有フォルダ格納)

出てくるタイミング

翌月中旬

締め後数営業日(夜のうちにまとめて処理すれば翌朝)

変わるのは作業時間だけではありません。実務上のインパクトが大きいのは次の3点です。

  1. 属人化が解消される — 手順が仕組みとして残るため、担当者が休んでも退職してもレポートは出ます
  2. 数字の根拠を追える — どの数字がどのシステムのいつのデータから来たかが記録されるため、指摘されたときに遡る時間がほぼゼロになります
  3. 意思決定に間に合う — 翌月中旬に出ていたものが締め後数営業日で出れば、その月の打ち手を1〜2週間早く打てます

削減できる時間はいくらの金額になるか

時給3,000円換算(オンラインアシスタントの時給換算が2,750〜4,840円であることを踏まえ、保守的な水準として使います)で計算します。

削減できる時間

月あたり金額

年あたり金額

月10時間

3万円

36万円

月20時間

6万円

72万円

月40時間

12万円

144万円

月60時間

18万円

216万円

月80時間

24万円

288万円

月100時間

30万円

360万円

たとえば月次レポートの作成に担当者1名が毎月20時間かけているなら、月6万円・年間72万円が人件費として消えている計算です。この数字を持ったうえで、次のセクションの費用と突き合わせてください。

なお、自動化の効果を過大に見積もらないことも重要です。公開事例では月次管理レポートが5〜8日から1時間になった例(IBMのRPA導入事例)や、月次・週次の業務レポート作成が5時間から30分未満になった例(株式会社KUSANA)がありますが、これは対象業務がきれいに定型化できていた場合の数字です。現実には削減率は7〜8割にとどまり、残り2〜3割は人の確認作業として残ると見ておくのが安全です。上の表に当てはめる削減時間には、この残り分をあらかじめ差し引いた数字を入れてください。


自動化できる業務・できない業務の境界線

すべての月次レポートが自動化に向いているわけではありません。当社でも、ご相談の段階で「これは向きません」とお伝えするケースが実際にあります。判断基準は次のとおりです。

自動化できる

自動化できない・向かない

毎月同じフォーマットで作っている

毎回レイアウトも項目も変わる

数字の出どころがシステム・CSV・データ連携で取れる

数字が紙・FAX・対面ヒアリング起点

集計ルールや按分ルールを文章で書ける

「担当者の肌感で調整している」項目がある

前月比・前年比・KPI算出など計算方法が決まっている

毎回、例外的な判断が発生する

配信先と配信タイミングが決まっている

相手ごとに毎回内容を作り分けている

最終承認は人がする前提でよい

最終決裁までAIに委ねたい

複数のシステムをまたぐ(だから人力が大変)

単一システムの標準レポート機能で足りる

見落とされがちな2つの前提

入力が揃わなければ自動化は動きません。 ボトルネックが「各部門からの提出遅れ」にあるなら、集計の部分を自動化しても締め日は早まりません。この場合は先に、提出フォーマットの統一と提出経路のデジタル化(共有フォルダや入力フォームへの一本化)が必要です。実務ではここも含めて設計します。

増減理由のコメントは、下書きまでが自動化の範囲です。 「先月比で売上が12%落ちた」という事実の記述と、想定される要因の列挙までは自動生成できます。しかし「この落ち込みは一時的なので追加投資は不要」といった経営判断に紐づく解釈は、人が最終確認するという線引きを最初に決めておくべきです。この線を引かずに導入すると、現場が出力を信用せず結局二重チェックが発生し、削減時間がほぼゼロになります。


実現する方法は6つある

iPaaSの代表例であるZapierの公式トップページのイメージ

出典:Zapier 公式サイト

月次レポートの自動化にはいくつもの手段があり、それぞれ費用も難易度も違います。自社サービスに限らずフラットに比較します。

1. Excel・スプレッドシートの関数/マクロ

費用:0円(人件費のみ)

すでに使っているツールの中で完結するため、追加費用はかかりません。課題が集計ロジックだけで、データがすでに1箇所に揃っている場合は、最も速い解決策です。

弱点は属人化です。作った人しか直せず、その人が異動・退職した瞬間に「動かないが誰も直せないマクロ」が残ります。冒頭で挙げた「現場で起きていること」の代表例がこれです。

2. BIツール(Looker Studio、Power BI など)

費用:Looker Studio 無料版は0円/Microsoft Power BI Pro は1ユーザー月2,098円、Premium Per User は月3,598円(いずれも公式の年払い相当価格)

データを接続すれば、グラフや集計が常に最新の状態で見られる画面を作れます。「毎月グラフを作り直す」工程は丸ごと消えます。

一方で、BIツールは画面で見せるのが得意で、決まった書式の資料を作って配ることは不得意です。役員会用のフォーマットが決まっている、取引先ごとに体裁を変えて送る必要がある、といった場合はこれだけでは完結しません。またデータの接続設計そのものは自力で行う必要があります。

3. iPaaS(アプリ同士をつなぐサービス)

費用:Zapier は無料枠(月100タスク)あり、Professional は月$19.99(750タスク・年払い)〜月$89(5,000タスク)/Microsoft Power Automate Premium は1ユーザー月2,248円(公式の年払い相当価格)

「Aのシステムに新しいデータが入ったら、Bのシートに転記して、Cにメールを送る」といった、決まった流れの処理をつなげられます。月20時間程度の削減が目標で、扱うシステムがクラウドサービス中心なら、費用対効果は最も高い選択肢です。

弱点は、処理が複雑になるほど設定が入り組み、結局これも属人化することです。また例外的なデータが来たときの処理を作り込むのが苦手で、途中で止まりやすくなります。

4. RPA(人のパソコン操作をそのまま代行するソフト)

費用:WinActor のノードロック実行版は年300,080円(税込)、フル機能版は年1,098,680円(税込)※2025年1月以降のメーカー希望小売価格。複数台で使うフローティング版は管理サーバ込みで年300万〜500万円程度(オープン価格)/Power Automate のボット単位ライセンスは1ボット月22,488円(公式の年払い相当価格)

社内の基幹システムなど、外部とデータをやり取りする口が用意されていないシステムでも、画面操作をそのまま代行できるのが最大の強みです。古い自社システムを抱えている企業では、これしか手がないケースもあります。

弱点は、画面のレイアウトが変わると止まることと、止まったときに気づくのが遅れがちなことです。ライセンス費用も高く、代理店によって30〜40%の価格差があるとの指摘もあるため、相見積もりを取るべき領域です。

5. AIエージェント(御社専用の自動処理担当を作る)

費用:サービスにより幅がある。当社のシゴハヤエージェントは初期100万円+月額10〜50万円(いずれも税別)

決まった流れをなぞるだけでなく、フォーマットの揺れを吸収したり、増減理由の下書きを書いたり、例外を検知して人に判断を仰いだりできるのが、iPaaSやRPAとの違いです。複数システムをまたぐうえに、毎月細かい例外処理が発生している月次レポートには構造的に向いています。

弱点は初期費用の大きさです。後述するとおり、削減時間が小さい場合はコストを回収できません。

6. 人に外注する(オンラインアシスタント)

費用:月20時間で57,000円、月30時間で84,000円、月50時間で120,000円程度(フジ子さんの公開価格)/時給換算で2,750〜4,840円

見落とされがちですが、有力な選択肢です。初期費用がほぼかからず、翌月から始められ、フォーマットが毎回変わる業務にも対応できます。前のセクションで「自動化できない」に該当した業務は、無理に自動化するよりこちらが正解です。

弱点は、時間に比例して費用がかかり続けること、そして社内にノウハウが残らないことです。

横並びで比べる

手段

費用の目安(月)

初期費用

得意なこと

属人化リスク

止まったときの直しやすさ

Excel・マクロ

0円

0円

集計ロジック

作った人次第

BIツール

0〜3,598円/人

画面での可視化

比較的容易

iPaaS

0〜約1.3万円

決まった流れの連携

設定できる人が必要

RPA

2.5万〜40万円

中〜大

連携口のない社内システム

保守要員が必要

AIエージェント

10〜50万円

100万円

複数システム横断・例外処理・文章生成

提供側が保守

人に外注

5.7万〜12万円

0〜3万円

例外の多い非定型業務

該当なし

月20時間程度の削減が目標であればiPaaSまたは外注、月60時間以上でシステムを複数またぐならAIエージェント、社内システムにデータの取り出し口がないならRPA、というのがおおまかな考え方です。中小企業向けの自動化手段の選び方については、AI自動化 中小企業の導入ガイドでも整理しています。


費用の目安

オンラインアシスタント「フジ子さん」の公式サイトのイメージ

出典:オンラインアシスタント フジ子さん 公式サイト

上で挙げた各手段の費用を、月次レポート自動化という目的に絞って一覧にします。

手段・サービス

費用

出典

Excel・スプレッドシート

0円(人件費のみ)

Looker Studio 無料版

0円

Google

Power BI Pro

1ユーザー月2,098円

Microsoft 公式(年払い相当)

Power BI Premium Per User

1ユーザー月3,598円

Microsoft 公式(年払い相当)

Zapier Professional

月$19.99(750タスク・年払い)〜月$89(5,000タスク)

Zapier 公式

Power Automate Premium

1ユーザー月2,248円

Microsoft 公式(年払い相当)

Power Automate Process(無人実行)

1ボット月22,488円

Microsoft 公式(年払い相当)

WinActor 実行版(ノードロック)

年300,080円(税込)

販売代理店公開のメーカー希望小売価格

WinActor フル機能版(ノードロック)

年1,098,680円(税込)

同上

WinActor フローティング(管理サーバ+3台想定)

年300万〜500万円

オープン価格・想定市場価格

広告レポート自動化SaaS(ATOM)

月額5万円〜

ATOM 公式

オンラインアシスタント(月20時間)

月57,000円

フジ子さん 公開価格

シゴハヤエージェント(当社)

初期100万円+月額10〜50万円(税別)

当社サービスページ

シゴハヤエージェントの費用が決まる仕組み

当社のシゴハヤエージェントは、御社専用のAI担当者を構築し、毎月繰り返す定型業務を自動実行するサービスです。費用は初期100万円(税別)と月額10〜50万円(税別)で構成されます。

月額は処理量に連動します。おおまかな目安は、利用者10名規模で月10万円、30名規模で月20万円です。月額には月1,000万〜1.2億トークンの処理枠が含まれます(トークンとは処理するデータ量の単位で、日本語の文章でおおよそ1文字=1トークン強と考えてください)。

初期100万円には、業務のヒアリング、集計ルールと配信ルールの定義、既存システムからのデータ取得部分の構築、承認の流れの設計、テスト運用までが含まれます。標準的な期間は1〜2ヶ月です。

また、依頼→情報収集→作成→承認→実行という5段階の流れで動作し、レポート配信のように外部に出る操作は、人が承認してから実行されます。「AIが勝手に間違った数字を役員に送ってしまう」ということは起きない設計です。


投資回収は何ヶ月か

ここが最も重要なセクションです。月次レポート1本だけを切り出して自動化しても、初期100万円+月額10万円という構成は回収できません。 数字で示します。

前提は、シゴハヤエージェントの最小構成(初期100万円+月額10万円、いずれも税別)、人件費は時給3,000円換算です。

削減時間/月

削減額/月

月額を差し引いた純削減

初期100万円の回収期間

判定

月20時間

6.0万円

▲4.0万円

回収不能

単体では成立しない

月33.3時間

10.0万円

±0円

損益分岐点

月40時間

12.0万円

+2.0万円

約50ヶ月

実質的に厳しい

月60時間

18.0万円

+8.0万円

約12.5ヶ月

検討に値する

月80時間

24.0万円

+14.0万円

約7.1ヶ月

妥当

月100時間

30.0万円

+20.0万円

5.0ヶ月

良好

損益分岐点は、時給3,000円換算で月約33時間の削減です。ここを超えなければ、月額分すら回収できません。

では、どう組むのが現実的か

答えは「月次レポートだけを対象にしない」ことです。同じ仕組みの上に複数の業務を載せると、削減時間は積み上がります。

同じ仕組みに載せる業務

削減時間の目安

月次レポートの集計・作成・配信

月20〜40時間

日次・週次の売上集計

月20〜30時間

システム間のデータ転記・突合

月10〜20時間

定例メール・定例通知の作成と送信

月5〜10時間

商品マスタの更新・データ照合

月10〜20時間

合計

月65〜120時間

この規模になれば、初期100万円+月額10万円は5〜8ヶ月で回収できます。実際、当社にご相談いただく企業の多くは、複数の定型業務をまとめて棚卸ししたうえで導入されています。

月20時間規模なら、こちらを選ぶべきです

削減見込みが月20〜30時間にとどまり、他に載せる業務も見当たらない場合、当社のサービスは向いていません。次のいずれかのほうが合理的です。

  • 扱うシステムがクラウド中心 → Zapier(月$19.99〜)または Power Automate(1ユーザー月2,248円)で組む
  • フォーマットが毎回変わる/例外が多い → オンラインアシスタント(月20時間で57,000円)に任せる
  • 数字が1つのシステムに揃っている → Looker Studio(無料)で画面を作り、資料作成そのものをやめる

「まず自社がどのラインにいるのか判断したい」という段階でご相談いただいても構いません。初回のご相談は無料で、棚卸しの結果「自動化は不要」という結論になることもあります。


実際にやった事例

当社は医療機関・薬局・インフラ企業での構築実績があります(守秘のため社名は非公開です)。月次レポートに関連する2つのケースを紹介します。

調剤薬局のケース

課題:複数店舗を展開しており、各店舗の日次データを本部が毎月手作業で集計していました。店舗ごとにExcelの記入の仕方が微妙に違うため、本部担当者が毎月同じ手直しをしてから集計するという流れです。締め後に集計を待つ時間が発生し、本部提出資料が出るのは翌月中旬でした。担当者が1名に固定されており、休むと止まる状態でもありました。

作ったもの:各店舗のデータを自動で取得し、表記の揺れを定義済みのルールで吸収したうえで、店舗別・薬剤別の集計と本部提出用の資料を自動生成する仕組みです。集計結果は本部担当者が承認してから配信される流れにしました。

何がどう変わったか:締め後の集計待ちが解消され、本部提出資料が締め後の早い段階で出るようになりました。表記揺れの手直し作業がなくなり、担当者1名への依存も解消されています。

インフラ企業のケース

課題:稼働データと利用データが複数のシステムに分散しており、月次で突き合わせる作業が発生していました。数字が合わないときの原因追跡に時間がかかり、レポートの提出が遅れることが常態化していました。

作ったもの:各システムからの自動収集と突合、承認ステップを挟んだうえでの自動配信という仕組みです。どの数字がどのシステムのどのデータから来たかの記録を残すようにしました。

何がどう変わったか:数字の根拠をその場で確認できるようになり、原因追跡の時間が短縮されました。作業の属人化が解消され、レポートの提出日も前倒しできています。

※両ケースとも、削減時間・削減金額の実測値は公開の許諾を得ていないため、具体的な数値は記載していません。ご相談の際に、御社と近い業種・規模の事例を個別にご説明します。


導入までの流れと期間

シゴハヤエージェントを提供するAI革命の公式ブランドイメージ

出典:AI革命(シゴハヤエージェント)公式サイト

標準で1〜2ヶ月です。実際の進み方は次のとおりです。

1週目:業務の棚卸しとご相談(無料) 現在のレポート作成の工程、関わっている人数、月あたりの作業時間、使っているシステムを伺います。この段階で、前述の損益分岐(月33時間)を超えるかどうかを一緒に確認します。超えない見込みであれば、他の手段をご提案します。

2〜3週目:ルールの定義 集計ルール、按分ルール、前月比の計算方法、配信先とタイミング、承認者を、文章として確定させます。この工程が最も重要で、ここが曖昧なまま進むと自動化は失敗します。 御社側で決めていただく必要がある事項は、事前にリスト化してお渡しします。

4〜6週目:構築とテスト運用 既存システムからのデータ取得部分を作り、実際の過去データで動かします。人が作った先月分のレポートと突き合わせ、数字が一致するまで調整します。

7〜8週目:並行稼働と切り替え 1ヶ月は人力の作業と並行して動かし、問題がないことを確認してから完全に切り替えます。いきなり止めることはしません。

稼働後 月額費用の中に運用保守が含まれます。集計項目の変更や配信先の追加といった通常の範囲の変更は、追加費用なしで対応します。詳しい進め方や対応できる業務の範囲はシゴハヤエージェントのサービスページをご覧ください。


よくある質問

Q1. 既存の基幹システムを入れ替えずに、月次レポートだけ自動化できますか?

できます。既存システムはそのままで、データを取り出す部分だけを作るのが基本方針です。外部とデータをやり取りする口が用意されているシステムであればそこから、なければ定期的に出力されるCSVファイルを取り込む形にします。基幹システムの改修や入れ替えを前提とした提案はしません。ただし、画面を見ないと数字が取れずCSV出力機能もない、という古いシステムの場合は、画面操作を代行するRPAとの組み合わせが必要になり、その分費用と期間が増えます。

Q2. Excelのフォーマットが部署ごとにバラバラですが、対応できますか?

対応できます。列の順序が違う、項目名の表記が違う、不要な行が入っているといった揺れは、ルールを定義することで吸収できます。むしろ、この手直し作業に時間を取られている企業ほど自動化の効果が大きくなります。ただし、同じ列に売上と粗利が混在しているなど、機械にも人にも判別できないレベルの揺れがある場合は、提出フォーマットの統一を先に行う必要があります。この統一作業自体も導入支援の範囲に含めています。

Q3. 自動生成された数字が間違っていた場合、どう検証・是正するのですか?

どの数字がどのシステムのいつのデータから算出されたかの記録が自動で残るため、疑わしい数字を起点に元データまで遡れます。従来は元データを探すところから始めていた作業が、記録をたどるだけになります。是正は集計ルールの修正で対応し、通常の範囲の修正は月額費用に含まれます。なお導入時には、人が作った過去1〜3ヶ月分のレポートと突き合わせて数字が一致することを確認してから稼働させるため、初月からいきなり誤った数字が出る事態は避けられます。

Q4. 担当者が退職しても運用は続けられますか?

続けられます。集計ルールも配信ルールも、文章と設定として残っているため、特定の個人の頭の中に依存しません。これが「作った人しか直せないExcelマクロ」との最大の違いです。引き継ぎの際は、承認者の変更と配信先の更新を行うだけで済みます。運用保守は当社側で継続するため、御社の人事異動によって仕組みが止まることはありません。

Q5. 監査対応で「誰がいつ承認したか」の記録は残りますか?

残ります。依頼・情報収集・作成・承認・実行という5段階で動作し、承認を誰がいつ行ったかが記録されます。レポートの配信のように外部に影響が出る操作が、承認を経ずに実行されることはありません。内部統制の観点では、従来のメール回覧より記録の粒度は細かくなります。監査法人から特定の形式での証跡提出を求められている場合は、その形式に合わせた出力を設計段階でご相談ください。

Q6. 内容が毎月少しずつ変わる場合、その都度追加費用がかかりますか?

集計項目の追加、配信先の変更、グラフ種類の変更といった通常の範囲の変更は月額費用に含まれており、追加費用は発生しません。一方、新しいシステムとの連携を追加する、レポートを1本から5本に増やすといった、処理量そのものが増える変更の場合は、月額の見直し(月10万円から20万円へ、など)が発生することがあります。事前にお見積りをお出ししてからの対応となるため、知らないうちに費用が増えることはありません。

Q7. まず1業務だけ試すことはできますか?

可能ですが、正直に申し上げると1業務だけでは初期100万円を回収しにくくなります。前述のとおり、損益分岐は時給3,000円換算で月33時間の削減です。1業務でこれを超える見込みがあるなら単体で始める価値がありますが、そうでない場合は最初のご相談時に複数業務を棚卸しし、順番に載せていく形をおすすめしています。構築自体は1業務ずつ進め、動くことを確認してから次に進むため、いきなり全部を切り替えるリスクはありません。

Q8. 導入後、当社側の作業はどのくらい発生しますか?

稼働後の定常的な作業は、月に一度の承認操作のみです。時間にして数分から十数分です。導入時のルール定義の期間中は、御社側で決めていただく事項の確認に合計10〜20時間程度をいただきます。ここを丁寧に行うかどうかで完成後の精度が決まるため、この時間だけは確保をお願いしています。


月次レポート作成の自動化をご検討中の方へ

月次レポート作成の自動化は、削減できる時間の規模によって最適な手段が変わります。月20時間程度ならiPaaSやオンラインアシスタント、月60時間以上で複数システムをまたぐならAIエージェント、というのが基本的な考え方です。

シゴハヤエージェントは、御社専用のAI担当者が集計から承認・配信までを自動実行するサービスです。費用は初期100万円(税別)+月額10〜50万円(税別)、標準1〜2ヶ月で本番稼働します。薬局・医療機関・インフラ企業など、複数のシステムを使いながら社内にAIエンジニアがいない中堅企業での構築実績があります。

初回のご相談は無料です。まだ要件が固まっていない段階、「そもそも自動化すべきかどうか」を判断したい段階でも構いません。棚卸しの結果、自動化以外の手段をご提案することもあります。

シゴハヤエージェントのサービス詳細・無料相談はこちら

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