ビジネス活用2026年8月更新

契約書の期限管理を自動化する方法と費用|通知だけでは更新漏れが止まらない理由【2026年8月最新】

公開日: 2026/08/28
契約書の期限管理を自動化する方法と費用|通知だけでは更新漏れが止まらない理由【2026年8月最新】

この記事のポイント

契約書の期限管理を自動化する方法と費用を、Excel・kintone・契約書管理サービス・AIエージェントの5手段で比較。月17時間=年61万円の工数試算と、初期100万円+月額10万円が見合う条件、自動化できない業務まで数字で示します。

契約書の期限を検知してメールで知らせる部分は、月1万円台のクラウドサービスから自動化できます。ただし、台帳への項目入力と、通知が届いた後の「この契約を続けますか」という社内確認は自動化されずに残るため、そこまで含めて任せる場合は初期100万円+月額10万円〜(税別)のAIエージェント導入が選択肢になります。

この記事では、契約期限管理という業務を5つの工程に分解したうえで、どの工程がどの手段で消えるのか、そして自社の契約件数だとどの手段が妥当なのかを、公開されている実額ベースで整理します。

契約書の期限管理のどこに時間がかかっているか

契約書の山とExcel台帳、カレンダーが並ぶ契約期限管理の実務イメージ

「期限管理」と一言でまとめられがちですが、実務は次の5工程に分かれています。管理部門の担当者の時間を奪っているのは、多くの場合③ではなく②と④です。

#

工程

実際にやっていること

契約書の収集

各事業部・拠点に散らばった紙/PDF/メール添付を集める

台帳への項目転記

契約名・相手先・締結日・契約期間・自動更新の有無・解約通知期限・金額・担当部署を1件ずつ入力

期限の検知と通知

90日前・60日前・30日前などにメールで知らせる

通知後の意思決定

事業部への「この契約続けますか」の照会 → 回答の回収 → 条件見直しの判断 → 稟議

実行

更新拒絶通知書の作成・送付、条件交渉、更新契約の締結、台帳の更新

契約書管理システムを検討している方の多くは、③を解決しようとしています。しかし③は5工程のうち最も機械的で、実は最も時間がかかっていない工程です。

Excel台帳では、なぜ最後まで届かないのか

Excelでの管理も、途中までは十分に機能します。満了日から本日の日付を引いて残日数を出し、条件付き書式で「30日を切ったらオレンジ、期限切れは赤」と色を変えるところまでは、追加コストゼロで組めます。

限界は一点だけで、Excelにはこちらから知らせに来る機能がないことです。誰かがファイルを開かない限り、色が赤に変わっていることに誰も気づきません。加えて、契約件数が数百件を超えると、期限が近い契約を目視で洗い出す作業自体が現実的でなくなります。担当者が変わったときに引き継げない、紙と電子で保管場所が分かれて台帳と現物が合わなくなる、といった問題もここに重なります。

自動化すると何がどう変わるか

工程ごとに、自動化前後で何が変わるかを整理します。

Before(Excel台帳)月初に担当者が台帳ファイルを開き、全件を満了日でソートして、今月中に動くべき契約を目視で拾い出す。該当する契約の担当事業部にメールで照会し、返信が来ない部署に催促を入れ、回答を集約する。更新するものは更新契約書を準備し、やめるものは更新拒絶通知書を作って送付し、結果を台帳に手で書き戻す。

After(通知と定型部分を自動化した場合)期限の90日前・60日前・30日前に、対象契約と担当事業部が記載されたメールが自動で届く。照会文は契約情報が差し込まれた状態で下書きが用意され、担当者は内容を確認して送るだけになる。回答が返ってきたら台帳の該当項目が更新され、更新拒絶が決まった契約は通知書のドラフトまで揃う。人が判断するのは「続けるか、やめるか、条件を変えるか」だけになります。

削減時間の試算(月何時間 × 人件費 = いくら)

以下は当社の試算モデルであり、業界統計ではありません。前提は次の通りです。

  • 管理対象の契約:400件(中堅企業を想定)
  • そのうち年間で更新期限を迎える契約:約3分の1、月あたり約11件
  • 担当者の人件費:時給3,000円換算(年収500〜600万円クラスの管理部門担当)

作業

月あたり工数

内訳の考え方

台帳の新規登録・項目転記

約4時間

新規・更新 約20件 × 12分

期限の洗い出し(台帳を開いて目視確認)

約3時間

月次で全件ソート・突合

事業部への継続可否の照会と回収

約6時間

対象11件 × 30分(照会文作成・催促・集約)

更新/解約の書面準備・送付・台帳反映

約4時間

対象11件 × 約20分

合計

約17時間/月

月51,000円/年間 約612,000円

月17時間、年間約61万円分の工数です。ここで正直に書いておきたいことがあります。この61万円のためだけに初期100万円+月額10万円(年間220万円)のAIエージェントを入れても、費用は合いません。

AIエージェントで採算が立つのは、同じ担当者が抱えている他の定型業務をまとめて載せた場合です。たとえば、

  • 契約期限管理:月17時間
  • 月次レポートの集計と配信:月20時間
  • システム間のデータ転記:月15時間

の3つを1つの仕組みに載せると月52時間、時給3,000円換算で月156,000円/年間約187万円になります。初期100万円+月額10万円(初年度220万円)に対して、2年目以降は年120万円のランニングで年187万円分の工数が消える計算になり、ここで回収が立ちます。

期限管理単体で検討している段階なら、後述する契約書管理サービス(月1万円台〜)のほうが合理的です。

満了日ではなく「解約通知期限」を管理する

電子契約サービス「クラウドサイン」のロゴ

出典:クラウドサイン公式サイト(弁護士ドットコム株式会社)

期限管理でもっとも損害が出やすいのは、満了日の見逃しではなく解約通知期限の徒過です。

自動更新条項のある契約には、たいてい「満了日の3ヶ月前までに書面で通知しない限り、同一条件で1年間自動更新する」といった条件が付いています。この3ヶ月前や6ヶ月前という通知期限を1日でも過ぎると、解約の意思表示が受理されず、不要な契約がもう1年、しかも望まない条件のまま継続します。年間契約の保守委託やシステム利用料であれば、気づいた時点で数十万〜数百万円が確定してしまいます。

したがって、台帳で管理すべき日付は満了日ではなく、満了日から遡って計算した通知期限です。そして通知アラートは、その通知期限のさらに手前(社内稟議の所要期間を見込んで60〜90日前)に鳴らす必要があります。

システムを導入する際は、「満了日の何日前に通知するか」ではなく「解約通知期限を契約ごとに個別設定できるか、そこから逆算して通知できるか」を確認してください。ここを取り違えると、アラートが鳴った時点ですでに手遅れという事態が起こります。

なお、契約書の保存期間そのものは、法人税法上は原則7年、欠損金の繰越控除を受ける事業年度は10年、会社法上は決算確定時から10年とされており、実務では10年に統一しておくのが安全という整理が一般的です。電子帳簿保存法は保存の「方法」を定める法律で、保存年数を短くするものではありません。制度の細目は改正が入るため、対応方針を固める際は国税庁の電子帳簿等保存制度の公式情報で最新の要件をご確認ください。

自動化できる業務・できない業務の境界線

契約期限管理は、すべての会社で同じように自動化できるわけではありません。当社が相談を受けたうえでお断りしているケースも含めて、境界線を先に示します。

自動化できる

自動化できない

契約書がPDF等のデジタルで存在する、またはスキャン済み

契約書が紙のみで倉庫にしかない(先にスキャンが必要)

「解約通知期限=満了日の3ヶ月前」のように、期限のルールが条文から定義できる

期限の解釈に毎回法務判断が要る(覚書が乱立し原契約との関係が不明など)

通知先・エスカレーション先が組織として決まっている

誰に聞けばよいかが契約ごとに違い、その都度探している

継続照会文や更新拒絶通知書に型がある

毎回ゼロから交渉方針を立てる大型契約

台帳がExcelでもよいので既にどこかに存在する

台帳そのものがなく、まず契約の棚卸しが必要

月次で繰り返し発生する

年1回しか発生しない

更新するかどうかの最終決裁をAIに委ねたい

最後の行が最も重要です。契約を続けるか打ち切るか、条件をどう変えるかという判断は、金額と事業リスクに直結するため常に人が決めます。自動化できるのは、その判断に必要な材料を期限までに、正しい人の手元に、迷わず動ける形で届けるところまでです。

また、台帳そのものが存在しない会社は、自動化の前に棚卸しが必要です。この場合は「まず全社の契約を集めて台帳を作る」作業が先行し、ここは人手と現場の協力がどうしても要ります。ここを飛ばして仕組みだけ入れると、空の台帳が残ります。

実現する方法は5つある

ノーコード業務改善プラットフォーム「kintone」のロゴ

出典:kintone公式サイト(サイボウズ株式会社)

契約期限管理の自動化には、費用も自動化できる範囲も異なる5つの選択肢があります。フラットに比較します。

手段

初期費用

月額

自動化できる範囲

妥当なケース

① Excel台帳+条件付き書式

0円

0円

色分けのみ。通知は飛ばない

契約50件以下・担当者1名

② Excel/SharePoint+Power Automate

0円

2,248円/ユーザー〜

期限検知とメール通知

Microsoft 365を全社契約済み。台帳入力は人

③ kintone等のノーコード

0円

1,800円/ユーザー〜(最低10ID=月18,000円〜)

台帳の一元化+条件通知+簡易ワークフロー

契約以外の管理業務もまとめたい

④ 契約書管理サービス

0〜360,000円

11,000〜90,000円(非公開多数)

読み取りによる項目抽出+多段階アラート+全文検索・電帳法対応

契約数百件〜。法務部門があり監査対応が要る

⑤ AIエージェント

1,000,000円

100,000〜500,000円

①〜④に加え、通知後の照会・回答集約・書面の下書き・台帳反映まで

情報が複数システムに散在し、定型業務が期限管理以外にも複数ある

※すべて税別。

①Excel台帳+条件付き書式

契約50件以下、担当者が1名で毎月台帳を開く運用が定着しているなら、これで足ります。追加費用はゼロです。ただし前述の通り、ファイルを開かないと気づけない構造なので、担当者が繁忙期に台帳を開き忘れた月にリスクが集中します。

②Excel/SharePoint+Power Automate

すでにMicrosoft 365を全社導入している会社なら、追加ライセンスだけで通知を自動化できます。Power Automate Premiumは2,248円/ユーザー・月、ユーザー数に依存しないPower Automate Processは22,488円/ボット・月(いずれも税別、年払い相当)です。全社に配る場合は後者のほうが安く収まることがあります。自動化されるのは③の検知と通知のみで、②の台帳入力は人の作業として残ります。

③kintone等のノーコード

kintoneはライトコース1,000円/ユーザー・月、スタンダードコース1,800円/ユーザー・月(いずれも税別・年額換算、最低10ユーザー、初期費用無料)です。メール送信や他システム連携ができるのはスタンダードコース以上なので、通知を自動化したい場合はスタンダード=10ユーザーで月18,000円からが実質的な下限になります。契約書管理のサンプルアプリが公式に提供されているため、台帳の一元化と条件通知、簡単な承認フローまでは組めます。契約以外の管理業務も同じ基盤に載せたい会社に向きます。

④契約書管理サービス

期限アラートを持つ専用サービスです。ここで先に指摘しておきたいのが、主要サービスの多くが料金を公開していないという事実です。読者が費用を比較できない最大の理由がこれです。2026年8月時点で公式に価格が確認できたもの/できなかったものを分けて示します。

サービス

初期費用

月額

Ofigo契約書管理(CIJ)

360,000円〜(初期セットアップ)

36,000円〜(50ユーザー)/48,000円〜(150ユーザー)/90,000円〜(500ユーザー)※公式料金ページに記載

クラウドサイン(弁護士ドットコム)

記載なし

Light 11,000円/Corporate 28,000円+送信220円/件(公式ヘルプセンター記載の金額。電子契約サービスだが、解約通知期限・契約終了日の事前メール通知機能を持つ)

Hubble

非公開

非公開(月額基本料金+オプション費用という枠のみ公表。更新期限通知は基本機能に含まれると記載)

Contract One(Sansan)

非公開(過去契約のデータ化・紙のスキャン代行・専任コンサル支援を含むと記載)

非公開(月間取込件数に応じた変動制)

ContractS CLM

非公開

非公開

比較メディアの集計では、初期費用0〜100,000円、月額5,000〜90,000円、1人あたり月200〜400円程度がレンジとされています。クラウド型は初期0円・月額3,000〜30,000円が多く、オンプレミス型は初期100,000〜300,000円で月額定額という傾向です。ただしこれらは各社公式の一次情報ではないため、候補を絞った段階で必ず個別に見積もりを取ってください。

⑤AIエージェント

台帳入力と通知後の社内確認まで含めて任せる方法です。既存のExcelや契約書管理サービスを置き換えず、その上を横断して動かせるのが特徴で、初期1,000,000円+月額100,000〜500,000円(税別)が費用の目安です。

正直に書くと、④で足りる会社のほうが多数です。 ⑤が必要になるのは、「契約書管理サービスを入れたのに担当者の作業が減らなかった」会社です。次の見出しでその理由を説明します。

「システムを入れたのに作業が減らない」が起きる理由

契約書管理サービスを導入した会社から最も多く聞くのが、「アラートは鳴るようになったが、誰も動かない」という話です。

原因ははっきりしています。システムが解決したのは5工程のうち③だけだからです。

  • ② 台帳への項目転記:読み取り機能付きの製品なら一部は自動化されますが、抽出結果の確認と修正は人がやります。特に解約通知期限は条文の解釈が必要で、機械が拾い切れないことがあります
  • ④ 通知後の意思決定:ここには何も手が入っていません。通知メールを受け取った管理部門が、事業部に照会し、返事の来ない部署に催促し、回答をまとめる作業は、導入前とまったく同じ量だけ残ります

つまり、月17時間のうち通知の自動化で消えるのは、目視での洗い出し3時間程度です。残る14時間は手つかずで残ります。

通知の自動化と、通知後のワークフローの自動化はまったく別のものです。 検討中の会社は、比較検討の段階で「このサービスは②と④のどこまでをやってくれるのか」を必ず確認してください。カタログ上の「アラート機能」は、ほぼすべて③のことを指しています。

④まで含めて任せたい場合、選択肢は「専任の担当者を増やす」か「④の定型部分を実行する仕組みを作る」の二択になります。後者を業務ごとに設計して運用まで請け負うのが、当社のシゴハヤエージェントです。費用は初期1,000,000円(税別)+月額100,000〜500,000円(税別)で、月額は処理量に連動します。おおむね10名規模で月100,000円、30名規模で月200,000円が目安です。

繰り返しになりますが、期限管理単体では費用が合いません。他の定型業務と合わせて月40時間以上の工数が対象になるかどうかが、検討の分かれ目です。

費用の目安と、見落とされやすい初期費用

契約書管理サービス「Hubble」のサービス紹介イメージ

出典:Hubble公式サイト(株式会社Hubble)

年間の総額でまとめると次のようになります。契約400件・管理担当10名の想定です。

手段

初年度合計(税別・概算)

2年目以降(年額)

① Excel台帳+条件付き書式

0円

0円

② Power Automate(Process 1ボット)

269,856円

269,856円

③ kintone スタンダード10ID

216,000円

216,000円

④ 契約書管理サービス(Ofigo 50ユーザー例)

360,000円+432,000円=792,000円

432,000円

⑤ AIエージェント(10名規模)

1,000,000円+1,200,000円=2,200,000円

1,200,000円

過去契約のデータ化コストを忘れない

どの手段を選んでも、紙で保管している過去契約が残っていれば、それをデータにする費用が別途かかります。ここを見積もりに入れずに稟議を通すと、後から追加予算が必要になります。

一般的なA4スキャン代行はモノクロ6円/ページ〜、カラー12円/ページ〜が相場ですが、契約書は一般書類のおよそ2倍が目安です。契約書は割印があるためホチキスを外して裁断する(分解する)ことが難しく、1枚ずつ手作業でスキャンする場合は3倍以上になることもあります。これにファイル名の作成15円/件〜、テキスト抽出の設定15円/ページ〜が加算されます。

過去契約500件、平均10ページ=5,000ページを15円/ページで見積もると約75,000円。ここに台帳項目の入力工数が別途乗ります。目安として、初期費用に10万円前後を見込んでおくと大きく外しません。

Contract Oneのように、初期費用にスキャン代行とデータ化を含めていると明記しているサービスもあります。見積もりを比較するときは、この費用が含まれているのか別なのかを必ず揃えてください。

実際にやった事例

契約期限管理と同じ構造の課題を扱った、当社の事例を紹介します。

調剤薬局のケース

課題:レセコン、在庫管理、本部の集計ファイルなど複数のシステムが並行して動いており、それぞれから数字を拾って本部に提出する定型業務が毎月発生していた。担当者は薬局業務と兼務のため月末に作業が集中し、残業が固定化していた。個々の作業はどれも難しくないが、システムをまたぐため誰にも引き継げず、属人化していた。

作ったもの:各システムから必要な項目を定時に取得し、決められた形式に整えて、担当者が確認できる状態で提出用ファイルを組み上げる仕組み。人の判断が要る箇所(数値の異常値や、前月と大きく差が出た項目)だけを抜き出して確認依頼を出す形にした。

何がどう変わったか:月末に集中していた作業が日次で分散し、担当者の役割が「作る人」から「確認して承認する人」に変わった。作業手順が仕組みの中に定義されたことで、担当者以外でも状況が追えるようになった。

契約期限管理も構造は同じです。情報が複数の場所に散らばっていて、それを集めて整えて次の人に渡す作業が繰り返し発生している。この形の業務は、自動化の効果が出やすい領域です。

インフラ企業・医療機関のケース

保守委託契約、賃貸借契約、システム利用契約など自動更新条項付きの契約を数百本抱える業種では、期限管理そのものより「期限が来たときに事業部側の担当者が誰なのか分からない」ことがボトルネックになりがちです。この場合は、通知の自動化より先に、契約と担当部署の紐付けを台帳に持たせる整理が効きます。

当社は医療機関・薬局・インフラ企業での導入実績があります(守秘のため社名は非公開です)。いずれも複数システムを併用し、定型業務が部門をまたいで発生している点が共通しています。同種の課題であれば、シゴハヤエージェントの導入相談で、自社の契約件数と現在の工数から適用可否をお伝えできます。

なお、契約期限管理に隣接する定型業務については、月次レポート作成の自動化システム間のデータ転記の自動化もあわせてご覧ください。複数業務をまとめて対象にするほど、投資回収は早くなります。

導入までの流れと期間

契約期限管理の自動化を段階的に導入していく流れを表したイメージ

シゴハヤエージェントの場合、標準的な導入期間は1〜2ヶ月です。

  1. 業務の棚卸し(1〜2週間):契約件数、台帳の現状、月あたりの更新件数、現在かかっている工数を洗い出します。この段階で自動化できるか否かの判定を行い、費用が合わないと判断した場合はその旨をお伝えします
  2. 対象業務の確定と設計(2〜3週間):どの工程をどこまで任せるかを決めます。解約通知期限の算出ルール、通知タイミング、エスカレーション先、照会文のフォーマットをここで固めます
  3. 構築とテスト稼働(3〜4週間):実際の契約データで動かし、通知が正しい日に正しい相手へ届くかを検証します。過去契約のデータ化が必要な場合はこの期間に並行します
  4. 本稼働と運用調整:稼働後も、処理量やルールの変更に応じて調整します

期間の大半を占めるのは1と2で、構築そのものより「現状の業務をルールとして書き出す作業」に時間がかかります。逆に言えば、契約台帳と社内ルールがすでに整っている会社ほど早く立ち上がります。

よくある質問

Q1. 契約書が紙しかありません。それでも自動化できますか。

まずスキャンしてデータにする工程が必要です。契約書は割印があり分解が難しいため、一般書類の約2倍、1枚ずつ手作業で処理する場合は3倍以上のスキャン単価がかかります。500件・5,000ページで約75,000円が目安です。全件を一度にデータ化するのではなく、「今後2年以内に更新期限が来る契約だけ先にデータ化する」進め方をとると、初期費用を大きく圧縮できます。

Q2. 契約が50件程度でもシステムは必要ですか。

不要なケースが多いです。契約50件以下で担当者が1名なら、Excelに満了日と解約通知期限の列を作り、条件付き書式で残日数を色分けする運用で足ります。追加費用はゼロです。判断の目安は、月次で台帳を開く運用が定着しているかどうかです。開き忘れる月がある、または担当者が兼務で繁忙期がある場合は、通知が飛ぶ仕組みを検討する価値があります。

Q3. 契約書管理サービスをすでに導入済みですが、それでも相談する意味はありますか。

意味があるのは、「導入したのに担当者の作業時間が減っていない」場合です。この状態は、サービスが期限の検知と通知(工程③)は解決した一方で、台帳入力(②)と通知後の社内照会(④)が残っているために起きます。当社の仕組みは既存サービスを置き換えず、その上で②と④を担う形で入ります。逆に、導入して工数が実際に減っているなら追加投資は不要です。

Q4. 更新するかどうかの判断まで任せられますか。

できません。契約を継続するか打ち切るか、条件をどう変更するかは金額と事業リスクに直結するため、必ず人が決めます。自動化するのは、判断に必要な情報(契約内容、過去の取引額、担当部署の意見)を期限までに決裁者の手元に揃えることと、決定後の書面作成・送付・台帳更新です。

Q5. 期限管理だけを自動化した場合、費用対効果は合いますか。

期限管理だけを切り出すと、多くの会社で合いません。契約件数別の目安は次の通りです。50件以下ならExcelと条件付き書式で追加費用ゼロ、50〜300件なら通知が飛ぶ仕組み(Power Automateで年約27万円、kintoneスタンダード10IDで年約22万円)、300件以上で法務の監査対応も必要なら契約書管理サービス(年40〜80万円)が妥当な水準です。AIエージェント(初年度220万円)が見合うのは、同じ担当者が抱える他の定型業務と合わせて月40時間以上が対象になる場合に限られます。判断の基準は契約件数ではなく、対象にできる業務の合計工数です。

Q6. 導入にどれくらいの期間がかかりますか。

標準で1〜2ヶ月です。着手前に次の3点を用意しておくと、最初の打ち合わせから設計確定までを1〜2週間短縮できます。①現在の契約台帳(Excelで構いません。項目が揃っていなくても可)②直近1年に更新期限を迎えた契約の件数③契約ごとの担当部署が分かる資料です。逆に、台帳がなく契約の棚卸しから始める場合は、その期間が前段に加算されます。

Q7. 電子帳簿保存法への対応も同時にできますか。

法令要件そのものへの適合は、電帳法対応をうたう契約書管理サービスを使うのが確実です(要件には改ざん防止の措置と検索できる状態の確保が含まれます)。当社が担うのは、そのサービスへの登録作業や台帳との整合を保つ運用部分であり、保存要件を満たす保管基盤そのものを代替するものではありません。制度の細目は改正されるため、対応方針は国税庁の公式情報と顧問税理士の確認を前提に決めてください。

Q8. 導入後に契約件数が増えたら費用は上がりますか。

シゴハヤエージェントの月額は処理量に連動します。10名規模で月100,000円、30名規模で月200,000円が目安で、月額には月1,000万〜1.2億トークンの処理枠が含まれます。契約件数が数割増える程度であれば同じ枠内で吸収できることが多く、枠を超える場合に上位の月額へ移行します。

自社の契約件数で採算が合うか、無料でお答えします

契約書の期限管理は、通知だけなら月1万円台のサービスで自動化できます。判断が難しいのは、「通知が来た後の社内確認まで含めて、自社の規模で仕組み化する価値があるか」です。

当社では、契約件数・現在の管理方法・月あたりの更新件数をうかがったうえで、削減できる工数と費用を試算してお伝えしています。試算の結果、市販の契約書管理サービスで足りると判断した場合は、その旨を正直にお伝えします。

  • 費用:初期1,000,000円(税別)+月額100,000〜500,000円(税別)
  • 導入期間:標準1〜2ヶ月
  • 初回相談は無料。要件が固まっていない段階でも構いません

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