Julesとは?Googleの自律型AIコーディングエージェントの機能・料金・使い方を解説

Jules(ジュールズ)は、Googleが開発した自律型の非同期AIコーディングエージェントです。 自然言語でタスクを指示すると、バックグラウンドでバグ修正やテスト生成、新機能の実装を進め、結果をGitHubのプルリクエスト(PR)として返してくれます。
この記事では、以下の内容を整理します。
- Julesの仕組みと「非同期エージェント」の意味
- できること・できないこと
- 無料プランを含む料金体系
- セットアップから実際の使い方
- Claude Code・Devin・GitHub Copilotとの違い
- おすすめできる人・おすすめしない人
「AIコーディングツールを検討しているが、JulesがどんなツールでCopilotやCursorと何が違うのかわからない」という開発者の方に向けた記事です。

Julesとは — Googleが開発した非同期型AIコーディングエージェント
Julesは、Google Labs が開発・提供する自律型の非同期AIコーディングエージェントです。2025年5月にパブリックベータとして公開され、同年8月に正式リリース(一般公開)されました。
従来のAIコーディングツール(GitHub CopilotやCursor)がIDE上でリアルタイムにコードを補完する「同期型」であるのに対し、Julesはタスクを委任されるとバックグラウンドで自律的に作業を完遂し、プルリクエストで結果を返す「非同期型」という根本的に異なるアプローチを採用しています。
公式では「非同期AIチームメイト」と表現されており、開発者はJulesにタスクを任せた後、別の作業に集中できます。
基本情報
項目 | 内容 |
|---|---|
開発元 | Google(Google Labs) |
公式サイト | https://jules.google |
提供形態 | Webアプリ + CLI(Jules Tools)+ API(alpha版)+ GitHub Actions |
基盤モデル | 無料: Gemini 3 Flash / Pro・Ultra: Gemini 3.1 Pro |
初回リリース | 2025年5月19日(パブリックベータ) |
正式リリース | 2025年8月6日(一般公開) |
GitHub連携 | 必須(現時点でGitHubリポジトリのみ対応) |
Julesの動作の仕組み(4ステップ)
Julesがタスクを処理する流れは次の通りです。
- タスク指示 — GitHubリポジトリとブランチを選択し、自然言語で「このバグを修正して」「テストを追加して」とタスクを指示する
- 計画策定 — リポジトリをGoogle CloudのVM(仮想マシン)にクローンし、Geminiモデルがコードベースを分析して計画を策定。変更予定のファイル差分(diff)を提示する
- レビュー・承認 — 開発者が計画と差分を確認し、問題なければ承認する
- PR作成 — 承認後、JulesがプルリクエストをGitHubに作成。開発者がレビュー・マージする
この仕組みにより、AIが勝手にコードを変更してしまうリスクを避けつつ、定型的な開発タスクを効率的に委任できます。
Julesでできること — 主な機能
Julesは単なるコード補完ツールではなく、開発タスクそのものを自律的に処理するエージェントです。主要な機能を整理します。

コア機能
- バグ修正 — 自然言語で指示するだけでバグの原因を特定し、修正コードを生成
- テスト生成 — 単体テストやエッジケースを含むテストを自動生成
- 新機能の実装 — 機能要件を伝えると、コードの実装からPR作成まで対応
- コードリファクタリング — 既存コードの可読性やパフォーマンスの改善
- 依存関係の更新 — パッケージのバージョンアップと動作確認
- ドキュメント生成 — コードドキュメントの作成・更新
GitHub連携機能
Julesの大きな特徴は、GitHubとの深い統合です。
- GitHub Issues連携 — Issue に
julesラベルを付けると、Julesが自動的にタスクとして取り込む - PR自動作成 — 承認された計画に基づいてプルリクエストを自動作成
- PRコメント対応 — PRへのレビューコメントを読み取り、修正を反映
- CI自動修正(2026年2月〜)— GitHub ActionsのCI失敗を自動検出し、修正コードを再提出
- コミット著者の設定 — Jules単独・共著・ユーザー単独の3モードから選択可能
プロアクティブ機能(2025年12月〜)
受け身でタスクを待つだけでなく、Julesが能動的に改善を提案する機能も搭載されています。
- Suggested Tasks(提案タスク) — リポジトリをスキャンし、TODOコメントやパフォーマンス改善ポイントを自動検出して提案
- Scheduled Tasks(定期タスク) — 繰り返しのメンテナンスタスク(依存関係の更新など)を定期実行。一時停止・再開も可能
高度な機能
- マルチモーダル対応 — 画像をアップロードしてUI実装を指示できる
- ビジュアル検証 — Webアプリの画面をレンダリングし、スクリーンショットで見た目を検証
- Web検索 — ドキュメントやAPIリファレンスをWebから検索して参照
- メモリ機能 — ユーザーの好みや修正履歴を記憶し、以降のタスクに反映
- Repolessセッション — リポジトリを選択しなくてもプロトタイピングやスクリプト実行が可能
- AGENTS.mdサポート — プロジェクトルートに設定ファイルを配置して動作をカスタマイズ
- Planning Critic(2026年1月〜)— 未承認の計画を自動レビューし、タスク失敗率を約9.5%削減
- MCP Server対応(2026年2月〜)— Linear、Neon、Supabase、Tinybirdなど外部サービスとの連携
CLI(Jules Tools)とAPI
Webインターフェースだけでなく、開発者のワークフローに直接組み込める手段も提供されています。

Jules Tools(CLI)
npm install -g @google/julesターミナルからタスクの作成・管理・実行状況の確認ができます。TUI(Terminal User Interface)ダッシュボードも搭載されており、パイプやスクリプトを組み合わせた自動化にも対応します。
Jules API(alpha版)
- ベースURL:
https://julius.googleapis.com/v1alpha/ - APIキーによる認証(最大3キー同時保持可能)
- セッション作成・計画承認・メッセージ送信・アクティビティ取得
- 自動PRモード(
automationMode: AUTO_CREATE_PR)で完全自動化も実現可能
GitHub Actions連携
google-labs-code/jules-invoke@v1 を使えば、GitHub Workflowsに Julesを直接組み込めます。
対応プログラミング言語
- 最高性能: JavaScript / TypeScript、Python、Go、Java、Rust
- 対応可能: C++、その他の主要言語(言語非依存だが、性能にばらつきがある)
Julesの強み — 他のツールにない特徴
Julesならではのメリットを整理します。
1. タスクを委任して「待つ」ワークフロー
最大の強みは「非同期型」というアプローチそのものです。CopilotやCursorのようにコーディング中にリアルタイムで使うのではなく、タスクごと委任して自分は別の仕事に集中できるのが大きな違いです。バグ修正やテスト追加のような定型タスクを「任せっきり」にできるのは、忙しい開発チームにとって実用的な利点です。
2. 無料プランが充実している
現時点で、無料プランで1日15タスク・同時3並列まで利用可能です。基盤モデルもGemini 3 Flashが割り当てられており、機能制限が比較的少ないのが特徴です。自律型AIコーディングエージェントの中では、無料で使える範囲が最も広いツールの1つと言えます。
3. GitHub Issues・CI失敗との自動連携
GitHub Issueにjulesラベルを付けるだけで自動的にタスク化される仕組みや、CI失敗を検知して自動修正するフローなど、既存の開発ワークフローにそのまま組み込みやすい設計になっています。
4. Suggested Tasks・Scheduled Tasksによる能動的な改善
単にタスクを実行するだけでなく、リポジトリのコードを分析してTODOの消化やパフォーマンス改善を自ら提案してくれる点は、他のツールにはない独自の機能です。定期的なメンテナンスタスクのスケジュール実行にも対応しています。
5. Googleエコシステムとの統合
Geminiモデルをベースとしており、Google Cloud上の安全なVM環境でコードを実行します。Google AI Plans(旧Google One AI)のサブスクリプションに含まれるため、Gemini AdvancedやNotebookLM Plusなど他のGoogle AIサービスも同時に利用可能です。
Julesの弱み・制約 — 導入前に知っておくべきこと
一方で、現時点のJulesには以下の制約があります。導入前に把握しておくべきポイントです。
GitHubリポジトリのみ対応
現時点ではGitLabやBitbucketは非対応です。GitHubを使っていないチームは、そもそもJulesを利用できません。
大規模・複雑なタスクへの対応に限界がある
非常に大きなファイル(数万行規模)や、複雑なアーキテクチャの変更はうまく処理できないことがあります。公式が推奨するのは「Julesを指示に忠実なジュニア開発者と捉え、スコープを限定した具体的な指示を出す」アプローチです。競合状態(Race Condition)のような再現困難なバグへの対応も不得意です。
企業(Google Workspace)アカウント未対応
2026年4月時点で、有料プランは個人Googleアカウント(@gmail.com)のみ対応しています。Google Workspace(企業アカウント)への対応は準備中とされていますが、具体的なリリース時期は未公表です。チームでの本格導入を検討している企業は、この制約に注意してください。
失敗タスクも日次制限にカウントされる
タイムアウトや実行エラーで失敗したタスクも、日次のタスク制限にカウントされます。無料プランの15タスク/日は一見余裕がありますが、指示が曖昧で失敗が続くと意外に早く制限に到達します。
リアルタイムのコード補完は非対応
Julesは「非同期エージェント」であり、IDEでのリアルタイムなコード補完機能はありません。コーディング中にリアルタイムで提案がほしい場合は、GitHub CopilotやCursorを別途導入する必要があります。
VM環境の制約
実行環境はUbuntu Linux、ディスクスペースは20GBです。特殊な開発環境やOS依存の処理が必要な場合は注意が必要です。
Julesの料金プラン — 無料・Pro・Ultra
2026年4月時点の公式料金情報です。有料プランはGoogle AI Plans(旧Google One AI)のサブスクリプションに含まれます。
プラン | 月額料金 | 1日あたりタスク数 | 同時実行数 | 使用モデル | 対象 |
|---|---|---|---|---|---|
Jules(無料) | 無料 | 15 | 3 | Gemini 3 Flash | 評価・お試し |
Jules in Pro | $19.99/月(約2,900円) | 100 | 15 | Gemini 3.1 Pro | 日常的なコーディング |
Jules in Ultra | $249.99/月(約36,400円) | 300 | 60 | Gemini 3.1 Pro(優先) | パワーユーザー・エージェント多用 |
※日本円は参考値。為替レートにより変動します。
料金に関する注意点
- 有料プランは個人アカウント(@gmail.com)のみ対応。Google Workspaceアカウントは未対応
- 18歳以上が利用条件
- 対象の大学生はAI Proを1年間無料で利用可能
- Google AI Proには月$10、Ultraには月$100のGoogle Cloudクレジットが含まれる
- 日次制限に達すると新規タスクの作成はできなくなる(既存タスクの管理は可能)
- 失敗したタスクもタスク数にカウントされる
どのプランを選ぶべきか
- まずは無料プランから始めるのがおすすめです。15タスク/日は個人開発なら十分な量であり、ツールの操作感やタスク品質を確認できます
- 日常的にJulesを活用するならProがコストパフォーマンスに優れています。Gemini 3.1 Proモデルによりコード品質が大幅に向上し、同時15並列で効率的に回せます
- 大規模プロジェクトやチームで多数のタスクを並列実行するならUltraが必要です。ただし月額約36,400円と高額なため、導入効果を事前に無料・Proプランで検証してからの移行を推奨します
Julesの使い方 — セットアップからタスク実行まで
Julesの始め方はシンプルです。以下の手順で、数分で最初のタスクを実行できます。
Webアプリでの使い方
ステップ1: アカウント連携
- jules.google にアクセスし、Googleアカウントでサインイン
- GitHubアカウントを連携する(アクセスを許可するリポジトリを選択)
ステップ2: タスクの作成
- 対象のGitHubリポジトリとブランチを選択
- タスク内容を自然言語で入力(例:「
src/utils/parser.tsのバグを修正して。入力が空文字列の場合にクラッシュする」) - 必要に応じて画像のアップロードや参考資料のURLを添付
ステップ3: 計画の確認と承認
- Julesがコードベースを分析し、変更計画と対象ファイルのdiff(差分)を提示
- 内容を確認し、問題なければ「承認」
ステップ4: PRのレビューとマージ
- Julesがプルリクエストを作成
- GitHub上でコードレビューを実施し、問題なければマージ
CLIでの使い方
# インストール
npm install -g @google/jules
# タスクの作成(例)
jules create --repo owner/repo-name --message "Add unit tests for the auth module"
# タスク一覧の確認
jules list
# TUIダッシュボードの起動
jules dashboard効果的な使い方のコツ
Julesの性能を最大限に引き出すには、次の点を意識すると良いでしょう。
- 指示は具体的に、スコープを限定する — 「コードを改善して」ではなく「
auth.tsのログイン関数にバリデーションを追加して」のように、対象ファイルや処理内容を明確に指定する - AGENTS.mdでプロジェクト固有のルールを定義する — コーディング規約やテストの書き方をAGENTS.mdに記載しておくと、Julesがそれに従ったコードを生成する
julesラベルでIssueを自動取り込みする — GitHub Issueにjulesラベルを付けるだけでタスク化されるため、チームでの運用が効率化される- Suggested Tasksを活用する — Julesが提案するTODO消化やパフォーマンス改善を定期的にチェックすると、コード品質の向上につながる
Julesと他のAIコーディングツールを比較
Julesと主要なAIコーディングツールの違いを整理します。重要なのは動作モード(同期 vs 非同期)と利用シーンが根本的に異なる点です。

比較項目 | Jules | Claude Code | GitHub Copilot | Cursor | Devin |
|---|---|---|---|---|---|
動作モード | 非同期エージェント | 対話型CLI | IDE同期アシスタント | AI搭載IDE | 完全自律エージェント |
操作方法 | タスク委任→PR返却 | ターミナルで対話 | IDEでリアルタイム補完 | エディタ内で対話 | タスク委任→PR返却 |
基盤モデル | Gemini 3 Flash / 3.1 Pro | Claude Opus 4.6 | GPT系 / Claude系 | GPT系 / Claude系 | 独自モデル |
無料プラン | あり(15タスク/日) | なし(API従量課金) | あり(機能制限付き) | なし | なし |
有料プラン | $19.99〜$249.99/月 | Max $100〜$200/月 | $10〜$39/月 | $20/月〜 | $20 + $2.25/ACU |
リアルタイム補完 | × | × | ○ | ○ | × |
PR自動作成 | ○ | △(手動操作が必要) | △ | × | ○ |
GitHub連携 | 必須 | 任意 | 深い統合 | 任意 | 深い統合 |
CI自動修正 | ○ | × | × | × | × |
GitHub Issues自動取り込み | ○ | × | × | × | ○ |
選び分けの考え方
Julesが適しているケース
- バグ修正・テスト追加・依存関係の更新など、定型タスクをバックグラウンドで処理したい
- GitHubのワークフロー(Issues・PR・CI)に深く統合されたツールがほしい
- まず無料で試してから有料プランに移行したい
Claude Codeが適しているケース
- コードベース全体を理解した上で、対話的に複雑な実装を進めたい
- ターミナルベースの操作に慣れている
- 高いコード品質(SWE-bench 80.8%)を求める
GitHub CopilotやCursorが適しているケース
- コーディング中にリアルタイムの補完・提案がほしい
- IDE内で完結するワークフローを好む
Devinが適しているケース
- 完全自律でPR作成まで任せたい
- Julesよりも広い範囲の自律タスクを求める
JulesとCopilot / Cursorは動作モードが異なるため、併用するのも有効な選択肢です。日常のコーディングにはCopilotやCursorを、バグ修正やテスト追加の定型作業にはJulesを使う、という使い分けが実務的です。
AIコーディングツール全般の比較は「AIコーディングツール おすすめ比較」で詳しく紹介しています。
Julesをおすすめできる人・おすすめしない人
こんな方に向いています
- バグ修正やテスト追加に時間を取られている開発者 — 定型的な修正タスクをJulesに委任し、自分はアーキテクチャ設計や新機能開発に集中できる
- GitHubをメインの開発環境にしているチーム — Issues・PR・CI/CDとの連携が充実しているため、既存ワークフローに自然に組み込める
- まず無料で自律型AIエージェントを試したい方 — 1日15タスクの無料プランで操作感や品質を確認してから有料プランに移行できる
- 個人開発者やオープンソース開発者 — 無料枠だけでも十分に活用できるタスク数がある
- 英語のインターフェースに抵抗がない方 — 現時点でUIは英語。指示は日本語でも動作するが、UIの日本語化は未確認
おすすめしない方
- GitLabやBitbucketを使っている方 — 現時点ではGitHubのみ対応のため利用できない
- IDE内でのリアルタイム補完を求める方 — Julesは非同期型であり、CopilotやCursorのようなリアルタイム機能はない
- Google Workspace(企業アカウント)で有料プランを利用したい方 — 2026年4月時点で未対応
- 大規模なアーキテクチャ変更を任せたい方 — Julesはスコープが限定された具体的なタスクに強く、大規模設計変更には向かない
- 金融・医療など規制の厳しい業界で利用する方 — SOC 2やISO等のコンプライアンス認証が公開情報では未確認。利用前にGoogleへの直接確認を推奨
Julesのセキュリティとプライバシー
AIツールにコードを渡す以上、セキュリティとプライバシーは重要な関心事です。Julesの公式情報から、現時点で確認できるセキュリティ設計を整理します。
プライバシーポリシー: Private by default
Julesは「Private by default」のポリシーを掲げています。具体的には、プライベートリポジトリのコードはGoogleのモデル学習に使用されないとしています。ただし、パブリックリポジトリのデータは将来のAI改善に利用される可能性があるとしています。
実行環境のセキュリティ
- 隔離されたクラウドVM — コードはGoogle Cloud上のサンドボックス化されたUbuntu Linux VMで実行される
- 本番環境との分離 — リポジトリをVMにクローンして処理するため、本番環境に直接アクセスしない
- 最小権限の原則 — GitHub連携で選択したリポジトリのみにアクセス。不要なリポジトリへのアクセス権は付与しないことが推奨される
企業利用時の注意点
以下は公開ドキュメントに明記されていない事項であり、規制環境で利用する場合は注意が必要です。
- Jules固有のSOC 2 / ISO認証は未確認
- 詳細なOAuthスコープ一覧は未公開
- エクスポート可能な監査ログは未提供
- 管理者ポリシー制御は未確認
業務での導入を検討する場合は、Googleに直接問い合わせて、自社のセキュリティ要件に合致するか確認することを推奨します。
生成AI全般のセキュリティリスクについては「生成AI セキュリティリスクと対策」でまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q1. Julesは日本語で指示できますか?
指示(プロンプト)は日本語でも動作します。ただし、Julesのインターフェース(UIやドキュメント)は現時点では英語です。コード生成の品質は英語の方が安定する傾向があるため、技術的な指示は英語で出すのが推奨です。
Q2. Julesは無料で使えますか?
はい、無料プランがあります。1日15タスク・同時3並列までの制限がありますが、Gemini 3 Flashモデルで各種機能を利用できます。クレジットカードの登録なしで始められます。
Q3. JulesとGemini CLIの違いは何ですか?
Gemini CLIはターミナル上で対話的にコードを生成・編集するツールです。一方、Julesは非同期で自律的にタスクを完了しPRを返すエージェントです。同じGeminiモデルを基盤にしていますが、使い方と目的が異なります。InfoWorldの評価では、Julesは同じモデルでもGemini CLIより高い性能を発揮するとされています。
Q4. Jules APIは安定版ですか?
2026年4月時点でalpha版です。ベースURL(https://julius.googleapis.com/v1alpha/)やパラメータが変更される可能性があります。本番環境への組み込みは、安定版のリリースを待つのが安全です。
Q5. チームで使う場合のおすすめの運用方法は?
現時点ではGoogle Workspace未対応のため、チームメンバーが個人アカウントでそれぞれ利用する形になります。AGENTS.mdでプロジェクトのルールを共有し、GitHub Issueのjulesラベルをチーム内で運用ルール化すると効率的です。Workspace対応が実現すれば、組織レベルでの管理が可能になると見込まれます。
Q6. 生成されたコードの品質は信頼できますか?
IT Proの報道によれば、Veracodeの調査で「主要モデルで生成されたコードの約半分に脆弱性が含まれる」との指摘があります。Julesに限った話ではありませんが、AIが生成したコードは必ず人間がレビューしてからマージすべきです。Julesは計画提示→承認→PR作成のフローを採用しており、レビューの機会が組み込まれている点はセキュリティ上のメリットです。
まとめ
Julesは、Googleが提供する自律型の非同期AIコーディングエージェントです。タスクをバックグラウンドで処理しPRとして返す「非同期型」のアプローチにより、バグ修正やテスト追加のような定型作業を効率的に委任できます。
ポイントを整理すると、以下の通りです。
- Gemini 3 Flash / 3.1 Proを基盤に、バグ修正・テスト生成・リファクタリングなどを自律的に処理
- GitHubとの深い統合(Issues連携・CI自動修正・PR自動作成)
- 無料プランで1日15タスク利用可能。有料プランは$19.99/月から
- CLI(Jules Tools)・API(alpha版)・GitHub Actionsでワークフローに組み込める
- 企業(Google Workspace)アカウントは現時点で未対応
CopilotやCursorのようなリアルタイム補完ツールとは異なるカテゴリのツールであり、既存のIDE補完ツールとの併用が実務的です。まずは無料プランで試し、自分の開発ワークフローに合うかどうかを確認してみてください。
AIコーディングツール全般の選び方は「AIコーディングツール おすすめ比較」を、AIエージェント全般については「AIエージェントとは」を参照してください。
この記事の著者

AI革命
編集部
AI革命株式会社の編集部です。最新のAI技術動向から実践的な導入事例まで、企業のデジタル変革に役立つ情報をお届けしています。豊富な経験と専門知識を活かし、読者の皆様にとって価値のあるコンテンツを制作しています。




