AIツール2026年10月更新

Claude Opus 4.7 vs GPT-5.5(Spud)徹底比較|料金・性能・用途別おすすめと提供終了後の選び方【2026年10月】

公開日: 2026/04/29
更新日: 2026/10/20
Claude Opus 4.7 vs GPT-5.5(Spud)徹底比較|料金・性能・用途別おすすめと提供終了後の選び方【2026年10月】

この記事のポイント

Claude Opus 4.7とGPT-5.5(Spud)の料金・ベンチマーク・用途別の向き不向きを比較。GPT-5.5のChatGPT提供終了やOpus 4.7のLegacy化を受けて、今どこで使えるか、今から選ぶならどの後継モデルかも整理しました。

2026年4月の発表時点では、実リポジトリのコード修正(SWE-bench Pro)はClaude Opus 4.7、ターミナル操作・数学・知識労働はGPT-5.5(Spud)が上でした。 ただし2026年10月現在、GPT-5.5はChatGPTとCodex(ChatGPTでサインインした場合)から提供を終え、Opus 4.7もAnthropicの区分では旧モデル(Legacy)です。これから新しく選ぶなら、後継のClaude Opus 5.5かGPT-6.1 Solを候補にするのが現実的です。

この記事でわかることは次のとおりです。

  • Opus 4.7とGPT-5.5のAPI料金の違い(272Kトークン超の割増、Batch、トークナイザーの影響を含む)
  • 発表時ベンチマークの比較と、用途ごとにどちらが向いていたか
  • 2026年10月時点で、それぞれをどこで使えるか(API・クラウド・アプリ・Claude Code/Codex)
  • 旧モデルを使い続けてよいケースと、後継モデルへ移るときの確認項目

APIやClaude Code、Codexで2つのモデルを使っている開発者、社内で使うモデルを見直したい担当者、「Opus 4.7とGPT-5.5はどちらが上だったのか」を確かめたい方に向けた記事です。

Anthropic公式が発表したClaude Opus 4.7

出典: Anthropic 公式サイト

Claude Opus 4.7 vs GPT-5.5 Spudの比較結果サマリー

2モデルは性能の得意分野がはっきり分かれ、料金はOpus 4.7のほうが安いという関係です。ただし今はどちらも後継モデルが出ているため、提供状況もあわせて見る必要があります。

  1. コード修正ならOpus 4.7: SWE-bench Pro(実在のリポジトリで課題を解く評価)はOpus 4.7が64.3%、GPT-5.5が58.6%でした
  2. ターミナル操作・知識労働・数学ならGPT-5.5: Terminal-Bench 2.0は82.7%対69.4%、GDPvalは84.9%対80.3%で、GPT-5.5が上回りました
  3. API料金はOpus 4.7が有利: 入力単価はどちらも100万トークンあたり$5ですが、出力はOpus 4.7が$25、GPT-5.5が$30です。GPT-5.5は入力が272Kトークンを超えると割増料金になるため、長い文書ほど差が開きます
  4. どちらも今は1〜2世代前のモデル: GPT-5.5は2026年10月14日にChatGPT・Codexから外れ、Opus 4.7は2026年9月22日のOpus 5.5公開後、Legacyに分類されています。どちらもAPIでは引き続き使えます

項目

Claude Opus 4.7

GPT-5.5(Spud)

発表時に強かった分野

実リポジトリのコード修正、高解像度の画像読み取り

ターミナル操作、知識労働、数学

API単価(入力/出力)

$5/$25

$5/$30

長文(272K超)の割増

なし(100万トークンまで同じ単価)

入力2倍・出力1.5倍

2026年10月の状態

Legacy(APIなどで利用可)

ChatGPT・Codexでは提供終了、APIは継続

公式の後継

Claude Opus 5.5

GPT-6.1 Sol(Codex)、ChatGPTの既定はGPT-6 Sol/GPT-6 Luna

【2026年10月時点】GPT-5.5の提供終了とOpus 4.7のLegacy化で何が変わったか

Claudeのモデル一覧(Models overview)を掲載したAnthropic公式ドキュメント

出典: Claude Platform Docs(Anthropic)

2026年10月の大きな変化は、GPT-5.5がChatGPTとCodexの画面から消えたことと、Opus 4.7が旧モデル扱いになったことの2つです。比較の数値そのものは変わりませんが、「今どこで使えるか」と「今から選ぶ価値があるか」は春とは大きく違います。

GPT-5.5はChatGPT・Codexから提供終了(APIは継続)

OpenAIは2026年9月14日に告知したとおり、10月14日にGPT-5.5をChatGPT・ChatGPT Work・Codexの全プランから外しました。Codexでの終了時刻は太平洋夏時間の正午(日本時間では10月15日午前4時)です。

一方で、公式のチェンジログには、この終了はOpenAI APIには適用されないと書かれています。API(gpt-5.5/gpt-5.5-pro)と、APIキーでサインインしたCodexでは今もGPT-5.5を使えます。2026年10月20日時点で、OpenAIの廃止予定ページ(Deprecations)にGPT-5.5の記載はなく、APIの終了日は告知されていません。

なお、APIキーでサインインしたCodexでGPT-5.5を使い続けると、ChatGPTのプランではなくAPI料金で課金されます。経緯と移行手順はGPT-5.5の提供終了と移行先で詳しく解説しています。

出典: OpenAI Codex チェンジログ、OpenAI API Deprecations

Opus 4.7はLegacyに、現行はOpus 5.5

Anthropicのモデルページでは、Opus 4.7は「Legacy」と表示され、「まだ利用できるが、Claude Opus 5.5への移行を検討すべき」と案内されています。現在の主力はClaude Opus 5.5(2026年9月22日公開)です。

ただし、すぐに使えなくなるわけではありません。Anthropicの廃止予定ページでは、Opus 4.7の状態は「Active」で、引退は2027年4月16日より前には行わないとされています。また、公開モデルを引退させる際は60日以上前に通知する方針です。Amazon BedrockとGoogle Cloudは独自に引退日を決めるため、クラウド経由で使っている場合は各社の案内も確認してください。

Opus 4.7と5.5の間にはOpus 4.8(2026年5月28日)とOpus 5(2026年7月24日)も出ています。Opus 4.8の詳細はClaude Opus 4.8とはを参照してください。

出典: Claude Opus 4.7 モデル概要(Anthropic公式)、Model deprecations(Anthropic公式)

今どこで使えるか(経路別)

2026年10月20日時点の公式情報で確認できた範囲をまとめると、次のとおりです。

使い方

Claude Opus 4.7

GPT-5.5

API

○(claude-opus-4-7)

○(gpt-5.5/gpt-5.5-pro)

主要クラウド

○ Amazon Bedrock/Google Cloud/Microsoft Foundry/Claude Platform on AWS

公式情報で確認できず

チャットアプリ(Claude.ai/ChatGPT)

公式料金ページでは、どのプランで選べるか確認できず

×(10月14日に提供終了)

コーディングエージェント

○ Claude Codeで /model または claude --model claude-opus-4-7 で指定可

Codex: ChatGPTでサインインは×、APIキーでサインインは○(API料金)

2モデルをめぐる時系列

日付

出来事

2026年4月16日

Claude Opus 4.7 公開

2026年4月23日/24日

GPT-5.5(Spud)がChatGPTで公開/APIで公開

2026年5月28日

Claude Opus 4.8 公開

2026年7月

Claude Opus 5(7月24日)、GPT-5.6 公開

2026年7月30日

OpenAIのPriority処理が「Fast mode」に改名

2026年9月14日

GPT-5.5のChatGPT・Codexからの提供終了を告知

2026年9月22日

Claude Opus 5.5 公開(Opus 4.7はLegacyへ)、GPT-6 Sol・Luna 公開

2026年9月29日

GPT-6.1 Sol 公開

2026年10月14日

GPT-5.5がChatGPT・ChatGPT Work・Codexから提供終了

2モデルの基本情報と位置づけ

Opus 4.7は「長時間のコーディングと知識作業を任せるモデル」、GPT-5.5は「ツールを使いこなして作業を完結させるモデル」として、どちらも2026年4月に各社の最上位として登場しました。

Claude Opus 4.7とは

Claude Opus 4.7は、Anthropicが2026年4月16日に公開したモデルです。公式発表では、難しいコーディング作業の自律性、高解像度の画像読み取り、複数セッションにまたがる作業が主な改善点として挙げられています。

  • effortに xhigh を追加: 推論の深さを決める設定に、high と max の間の段階が加わりました
  • Task budgets(APIのパブリックベータ): 長時間動くエージェントのトークン消費に目安を与えられます
  • 高解像度の画像入力: 長辺2,576px(約3.75メガピクセル)まで読み取れるようになり、従来の3倍超になりました
  • ファイルを使ったメモリの改善: 複数セッションに分かれた作業で、前の文脈を引き継ぎやすくなりました

公式発表で紹介された顧客の評価では、CursorBenchで70%超(Opus 4.6は58%)、XBOWの画像読み取り精度で98.5%(同54.5%)、Harveyの法律業務評価BigLaw Benchで90.9%といった数値が出ています。

コンテキストウィンドウは100万トークンで、長さによる割増はありません。最大出力は128Kトークンです。知識カットオフは2026年1月です。機能や使い方の詳細はClaude Opus 4.7とはで解説しています。

Amazon BedrockでClaude Opus 4.7を使ったプロンプト実行例

出典: Amazon Web Services ブログ

GPT-5.5(Spud)とは

GPT-5.5は、OpenAIが2026年4月23日にChatGPTで、翌24日にAPIで公開したモデルです。開発中は「Spud」というコードネームで呼ばれていました。

APIでは、Responses APIの各種ツール(関数呼び出し、Web検索、ファイル検索、コード実行、コンピューター操作、MCPなど)に対応し、Chat Completions・Responses・Batchの各エンドポイントで使えます。推論の深さは none/low/medium(既定)/high/xhigh から選べ、推論をまったく使わない none を指定できるのが特徴です。

コンテキストウィンドウは1,050,000トークン、最大出力は128Kトークン、知識カットオフは2025年12月1日です。上位版のGPT-5.5 Pro(gpt-5.5-pro)もAPIで提供されています。詳しくはGPT-5.5(Spud)とはを参照してください。

2モデルの基本スペック比較

項目

Claude Opus 4.7

GPT-5.5(Spud)

開発元

Anthropic

OpenAI

公開日

2026年4月16日

2026年4月23日(APIは24日)

APIモデルID

claude-opus-4-7

gpt-5.5(固定版 gpt-5.5-2026-04-23)、gpt-5.5-pro

コンテキストウィンドウ

100万トークン

105万トークン

最大出力

128K(Batch APIのベータ機能で300K)

128K

入力と出力

テキスト・画像 → テキスト

テキスト・画像 → テキスト

推論の深さの設定

effort(low/medium/high/xhigh/max、既定high)

reasoning effort(none/low/medium/high/xhigh、既定medium)

知識カットオフ

2026年1月

2025年12月1日

2026年10月の状態

Legacy(引退は2027年4月16日以降)

ChatGPT・Codexでは終了、APIは継続(終了日は未告知)

出典: Claude Opus 4.7 モデル概要、GPT-5.5 モデルページ(OpenAI公式)

料金比較|実コストはOpus 4.7が有利な場面も

API単価で比べると、出力が安く長文の割増もないOpus 4.7が有利です。入力単価とキャッシュ読み取りは同じで、差がつくのは出力と長文の扱いです。

Claude Opus 4.7とGPT-5.5のAPI料金比較イメージ

API料金一覧(2026年10月時点)

100万トークンあたりの米ドル価格です(2026年10月20日に各社の公式料金ページで確認)。

項目

Claude Opus 4.7

GPT-5.5

GPT-5.5 Pro

入力

$5

$5

$30

出力

$25

$30

$180

キャッシュ読み取り

$0.50

$0.50

—

キャッシュ書き込み

5分 $6.25/1時間 $10

料金表に記載なし

—

長文の割増

なし

272K超で入力$10・キャッシュ$1・出力$45

272K超で入力$60・出力$270

Batch

$2.50/$12.50

$2.50/$15

—

高速処理

非対応(Fast modeはOpus 4.8以降)

Fast mode $12.50/$75

—

処理地域の指定

inference_geo: "us" で1.1倍

対象モデルで地域処理は+10%

—

出力単価はOpus 4.7のほうが約17%安く、言い換えるとGPT-5.5はOpus 4.7より20%高い計算です。エージェントのように出力が多い使い方ほど、この差の影響が大きくなります。

一部で「GPT-5.5は公開直後に料金が倍になった」と書かれていますが、$2.50/$15はGPT-5.4の単価と同じで、GPT-5.4と取り違えた記述とみられます。OpenAIの公式料金ページに載っているGPT-5.5の単価は$5/$30です。

出典: Claude API Pricing(Anthropic公式)、OpenAI API Pricing

月間利用コスト試算

1日あたり入力100万トークン・出力20万トークンを30日使う場合の、単価だけで計算した目安です。

モデル

計算

月額の目安

Claude Opus 4.7

($5×1 + $25×0.2)×30日

$300

GPT-5.5

($5×1 + $30×0.2)×30日

$330

Claude Opus 5.5(後継)

($4×1 + $20×0.2)×30日

$240

GPT-6.1 Sol(後継)

($2×1 + $10×0.2)×30日

$120

同じ文章でも、モデルによってトークン数や推論に使うトークン量が違います。実際の請求額は、自社のプロンプトで測った値で見積もってください。

GPT-5.5の272Kトークン課金ルールに注意

GPT-5.5は、入力が272,000トークンを超えるリクエストで単価が上がります。入力は2倍の$10、出力は1.5倍の$45です。Opus 4.7は100万トークンまで同じ単価です。

40万トークンの資料を読ませて1万トークンの回答を得る場合で比べると、差がよくわかります。

モデル

入力40万トークン

出力1万トークン

合計

Claude Opus 4.7

$2.00

$0.25

$2.25

GPT-5.5(長文料金)

$4.00

$0.45

$4.45

大きなコードベースや長い契約書をまとめて読ませる使い方では、GPT-5.5のほうが約2倍高くなります。

トークナイザーの違いで実コストは変わる

Opus 4.7からは新しいトークナイザーが使われており、Anthropicの料金ページでは、同じ文章で以前のClaudeより約30%多くトークンを生むと説明されています(Opus 4.7の発表時は1.0〜1.35倍)。Opus 4.6以前の見積もりをそのまま使うと、想定より費用がかさむことがあります。

日本語の文書は、言語やモデルによってトークン数の差が出やすい領域です。単価表だけで判断せず、実際の文書を数件流して、両モデルのトークン数を比べておくと安心です。プラン料金はClaude料金プランの解説とChatGPT料金プランの解説にまとめています。

性能比較|発表時ベンチマークで判定

発表時の数値では、コード修正はOpus 4.7、ターミナル操作・知識労働・数学はGPT-5.5、PC操作はほぼ互角でした。どの数値も各社の発表や第三者の集計によるもので、評価の条件はベンダーごとに異なります。

AIモデルのベンチマーク比較イメージ

主要ベンチマーク一覧

複数の情報源で数値が一致したものを中心に載せています。

ベンチマーク(測る能力)

Claude Opus 4.7

GPT-5.5

優位

SWE-bench Pro(実リポジトリの課題解決)

64.3%

58.6%

Opus 4.7(+5.7pt)

Terminal-Bench 2.0(ターミナル操作)

69.4%

82.7%

GPT-5.5(+13.3pt)

OSWorld-Verified(PC操作)

78.0%

78.7%

ほぼ互角

GDPval(44職種の知識労働、勝ち+引き分け)

80.3%

84.9%

GPT-5.5(+4.6pt)

FrontierMath Tier 1-3

43.8%

51.7%

GPT-5.5

FrontierMath Tier 4

22.9%

35.4%

GPT-5.5

FrontierMathのOpus 4.7の値は第三者の集計によるものです。SWE-bench Proについては、OpenAIが「学習データにある問題を記憶している可能性」を注記しています。

出典: DataCamp「Claude Opus 4.7 と GPT-5.5 の比較」、Vellum、BenchLM

コーディング:実リポジトリの課題解決はOpus 4.7

SWE-bench Proで5.7ポイントの差があり、複数ファイルにまたがる修正やプルリクエスト作成の自動化ではOpus 4.7が上でした。CursorBench(70%超)やRakutenの評価(本番タスクの解決数が3倍)など、公式発表で紹介された顧客の評価も、この傾向と合っています。

ターミナル操作・知識労働・数学はGPT-5.5

Terminal-Bench 2.0の差は13ポイントあり、シェル操作やDevOpsの自動化ではGPT-5.5がはっきり上でした。GDPval(資料作成や分析など44職種の業務)とFrontierMathでもGPT-5.5が上回っています。

PC操作はほぼ互角、画像の読み取りはOpus 4.7が先行

OSWorld-Verifiedの差は0.7ポイントで、PC操作の能力に大きな差はありません。画像については、Opus 4.7が長辺2,576pxの高解像度入力に対応し、XBOWの評価で98.5%という数値を公表しています。図面や細かいスクリーンショットを読ませる用途では、Opus 4.7の公表値が具体的でした。

応答速度と長文の検索精度(第三者の計測)

ルーター事業者OrcaRouterの計測では、応答時間の中央値はGPT-5.5が4,865ミリ秒、Opus 4.7が7,016ミリ秒で、GPT-5.5のほうが速い結果でした。長い文書から情報を探し出す評価(MRCR v2)でもGPT-5.5が大きく上回ると報じられていますが、公式の一次資料では数値を確認できていません。

どちらも第三者による計測で、条件によって結果は変わります。総合点では、BenchLMの集計(2026年9月更新)でGPT-5.5が72.01、Opus 4.7が70.32と僅差です。

用途別おすすめ|10シーンで判定

発表時の性能と料金をもとに、用途ごとにどちらが向いていたかと、今から選ぶ場合の候補を並べました。

AIモデルの用途別使い分けワークフローイメージ

用途

発表時に向いていたモデル

根拠

今から選ぶなら

コード修正・プルリクエスト作成

Opus 4.7

SWE-bench Pro 64.3%対58.6%

Claude Opus 5.5

シェル操作・DevOpsの自動化

GPT-5.5

Terminal-Bench 2.0 82.7%対69.4%

GPT-6.1 Sol

資料作成・分析などの知識労働

GPT-5.5

GDPval 84.9%対80.3%

両方を自社データで試す

法律・契約書のレビュー

Opus 4.7

BigLaw Bench 90.9%(Harvey)

Claude Opus 5.5

図面・高解像度スクリーンショットの読み取り

Opus 4.7

長辺2,576px対応、XBOW 98.5%

Claude Opus 5.5

数学・アルゴリズムの検討

GPT-5.5

FrontierMath Tier 4 35.4%対22.9%

GPT-6.1 Sol

PC操作の自動化

ほぼ互角

OSWorld-Verified 78.0%対78.7%

コストで選ぶ

27万トークンを超える長文の一括処理

Opus 4.7

100万トークンまで割増なし

Claude Opus 5.5

応答の速さを重視するチャット

GPT-5.5

応答時間の中央値が約2秒短い(第三者計測)

GPT-6.1 Sol

出力の多いエージェント処理

Opus 4.7

出力単価$25対$30

単価はGPT-6.1 Solが最安

AIコーディングツールそのものの比較はAIコーディングツールおすすめ比較、エージェント製品の比較はAIエージェントおすすめ比較を参照してください。

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Opus 4.7とGPT-5.5、それぞれおすすめな人・おすすめしない人

今この2モデルを選ぶ意味があるのは、主にAPIで既に動かしているシステムを持つ人です。新しく使い始める人には、後継モデルをすすめます。

Opus 4.7をおすすめする人・おすすめしない人

おすすめする人

  • Opus 4.7で評価を済ませたシステムがAPIやクラウドで安定して動いており、すぐに検証をやり直す余裕がない
  • Amazon BedrockやGoogle Cloudなど、今の契約先でOpus 4.7を使っている
  • Claude Codeで、特定の作業だけOpus 4.7の挙動に合わせたい

おすすめしない人

  • これから新しく開発を始める(Opus 5.5のほうが入力・出力とも20%安い)
  • 高速処理(Fast mode)が必要(Opus 4.7は非対応)
  • temperature などのサンプリング設定を細かく変えたい(Opus 4.7以降は既定値以外で400エラー)

GPT-5.5をおすすめする人・おすすめしない人

おすすめする人

  • gpt-5.5-2026-04-23 のような固定版を指定して、挙動を変えずに運用したいシステムがある
  • 推論なし(none)の設定を前提にしたシステムがある(後継のGPT-6.1 Solは none に対応していない)
  • APIキーでサインインしたCodexで、当面GPT-5.5を使い続ける理由がある

おすすめしない人

  • ChatGPTやCodex(ChatGPTでサインイン)で使いたい(既に選べない)
  • コストを抑えたい(GPT-6.1 Solは出力単価が3分の1)
  • 27万トークンを超える文書を頻繁に読ませる(割増料金になる)

旧モデルを使い続けてよいかの判断表

状況

判断

APIで本番稼働中、品質に不満がない、引退の告知もない

当面は継続し、後継モデルとの比較評価を並行して進める

ChatGPT・Codex(ChatGPTでサインイン)でGPT-5.5を使っていた

移行が必要(GPT-6 Sol/GPT-6.1 Solへ)

新しいシステムを作る

後継モデルから始める

月のAPI費用が大きい

後継モデルの単価が安いため、移行の検討を優先する

規制業種などで、モデル変更のたびに再評価が要る

引退の通知を見ながら計画的に移行する(Anthropicは60日以上前に通知)

今から選ぶなら後継モデル:Opus 5.5とGPT-6.1 Sol

Anthropic公式が発表した後継モデルClaude Opus 5.5

出典: Anthropic 公式サイト

新しく選ぶなら、Anthropicは「迷ったらまずOpus 5.5」、OpenAIは主力のGPT-6.1 Solが基準になります。どちらも旧モデルより単価が下がっています。

区分

Anthropic(Claude)

OpenAI(API)

最上位

Claude Fable 5.1 $10/$50

gpt-6-astra $10/$50

主力

Claude Opus 5.5 $4/$20

gpt-6.1-sol $2/$10

中位

Claude Sonnet 5.5 $2/$10

gpt-6-sol $2/$10

軽量

Claude Haiku 5.5 $0.10〜/$0.50〜

gpt-6-luna $0.10/$0.50

(100万トークンあたりの入力/出力。2026年10月20日に公式料金ページで確認)

  • Opus 4.7からOpus 5.5へ: 単価は入力・出力とも20%下がり、キャッシュ読み取りは$0.50から$0.20になります。知識カットオフも2026年6月に更新されています
  • GPT-5.5からGPT-6.1 Solへ: 入力は$5から$2、出力は$30から$10になります。Codexでの公式の後継もGPT-6.1 Solです

第三者の総合評価では後継同士でも得意分野が分かれており、ベンチマークの結果はeffortの設定や評価環境で大きく変わります。後継モデルの詳細はClaude Opus 5.5とは、GPT-6.1 Solとは、ChatGPTの既定モデルについてはGPT-6 Sol・Lunaとはを参照してください。ClaudeとChatGPT全体の違いはClaude vs ChatGPT 徹底比較にまとめています。

セキュリティ・企業利用での注意点

どちらのモデルも、サイバー攻撃に悪用されうる能力への対策を強めています。旧モデルを社内で使い続ける場合は、モデルIDの棚卸しと契約条件の確認もあわせて必要です。

企業向けAIセキュリティ・サイバーセキュリティ対策のイメージ

Anthropic(Opus 4.7)のセキュリティ対応

Opus 4.7には、禁止された用途や危険度の高いサイバーセキュリティ関連の依頼を自動で見つけて止める仕組みが入っています。サイバー能力は、限定公開のClaude Mythos Previewより意図的に抑えられています。正当な目的で使うセキュリティ専門家(脆弱性研究やペネトレーションテストなど)は、Cyber Verification Programに申請できます。

公式発表によると、安全性は全体としてOpus 4.6と同程度で、正直さとプロンプトインジェクションへの耐性は改善しました。MythosについてはClaude Mythosとはで解説しています。

OpenAI(GPT-5.5)のセキュリティ対応

GPT-5.5はサイバー分野の能力が高いため、OpenAIはサイバーセキュリティ向けのGPT-5.5-Cyberを審査制(Trusted Access for Cyber)で限られた相手にだけ提供しています。詳細はGPT-5.5-Cyberとはを参照してください。

企業利用でのデータ保護

両社とも、APIや法人向けプランで送ったデータは既定では学習に使わない方針を公式に示しています。ただし、保存期間や処理地域などの条件は契約によって変わり、方針が改定されることもあります。機密情報を扱う前にAnthropicの商用利用規約やOpenAIの法人向けプライバシー方針で最新の条件を確認してください。

社内の業務システムにモデルを組み込んでいる場合は、モデルが替わるたびに評価と改修が発生します。新しいモデルや機能を自社の業務システムに組み込む方法と費用の目安は、AI開発の費用相場(AI受託開発の改修・PoC・本開発の価格と見積の内訳)で整理しています。生成AI全般のリスクは生成AIセキュリティの注意点も参考になります。

Opus 4.7・GPT-5.5から後継モデルへの移行チェックリスト

移行で一番多い失敗は、設定ファイルや定期実行のジョブに古いモデルIDが残ったままになることです。モデルIDを差し替える前に、どこで使っているかを洗い出してください。

Opus 4.7からOpus 5.5へ移るとき

  • Anthropicの公式移行ガイド(Migrating from Claude Opus 4.7)で、挙動の違いを確認する
  • Opus 4.7用に調整したプロンプトを、後継モデルで評価し直す(Opus 4.7には指示を文字どおりに受け取る傾向があり、それに合わせた書き方が残っていることが多い)
  • ツール使用時に自動で加わるシステムプロンプトは、Opus 4.7の675トークン(auto/none)に対しOpus 5.5は286トークンに減るため、トークン数の見積もりを更新する
  • Anthropic Consoleの「Usage」からデータを書き出し、どのモデルをどれだけ使っているかを確かめる

GPT-5.5からGPT-6.1 Solへ移るとき

  • reasoning effortに none を指定している箇所を探す(GPT-6.1 Solの設定範囲はlow〜maxで、none は使えない)
  • 固定版 gpt-5.5-2026-04-23 を指定している場合は、後継モデルでの回答の差を評価してから切り替える
  • 長文の処理では、割増の条件が変わる前提でコストを計算し直す

共通の確認箇所(OpenAIのチェンジログで挙げられている項目)

  • ワークスペースの既定モデル
  • 保存済みのモデル設定、管理者が配る設定(managed configs)
  • カスタムエージェント、定期実行のタスク
  • gpt-5.5 や claude-opus-4-7 を直接書いているスクリプト

OpenAIは旧世代のモデルを順に廃止しており、2026年10月にはGPT-5.1・GPT-5.3-Codex・GPT-5.4-Nanoを2027年4月1日に、GPT-4o・GPT-4.1系を2027年1月14日に廃止すると告知しました。GPT-5.5のAPI終了日はまだ発表されていませんが、いずれ告知される前提で計画を立てておくと慌てずに済みます。

よくある質問

Q. ChatGPTでGPT-5.5を使っていた会話はどうなりますか?

2026年10月14日以降、ChatGPTのモデル選択でGPT-5.5は選べません。過去の会話の扱いについては、OpenAIの公式ヘルプで最新の案内を確認してください。現時点でのChatGPTの既定モデルは、有料プランがGPT-6 Sol、Free・GoプランがGPT-6 Lunaです。

Q. Claude Opus 4.7は無料プランで使えますか?

使えません。Claudeの無料プランで使えるのはSonnetとHaikuで、Opusは有料のProプラン以上が対象です。ただし、アプリのどのプランでOpus 4.7を今も選べるかは、公式の料金ページには書かれていません。確実に指定できるのは、APIとClaude Codeです。

Q. 「Spud」とは何ですか?

GPT-5.5の開発段階のコードネームです。公開後の正式名はGPT-5.5で、APIのモデルIDも gpt-5.5 です。「GPT-5.5 Spud」と書かれている場合も、同じモデルを指しています。

Q. GPT-5.5 Proは使う価値がありますか?

APIで入力$30・出力$180と、通常版の6倍の単価です。比較メディアのDataCampは、多くの用途で価格に見合わないと評価しています。今から最上位の性能を求めるなら、OpenAIのgpt-6-astra($10/$50)など現行モデルも比べてから決めると無駄がありません。

Q. Opus 4.7とGPT-5.5、日本語の性能はどちらが上ですか?

どちらの会社も、日本語に絞ったベンチマークを公式には出していません。日本語の業務で使う場合は、実際の文書や問い合わせ文で両方を試し、回答の質とトークン数を比べるのが確実です。

Q. 2つのモデルを並べて使うべきですか?

春の時点では、コード修正はOpus 4.7、ターミナル操作はGPT-5.5と振り分ける使い方に意味がありました。今は後継モデルの単価が下がっているため、旧モデル同士を組み合わせるより、Opus 5.5とGPT-6.1 Solで同じ振り分けを試すほうが費用を抑えられます。

Q. 関連するほかの比較記事はありますか?

ひとつ前の世代の比較はGPT-5.4 vs Claude Opus 比較、オープンなモデルとの比較はDeepSeek V4 vs GPT-5.5で扱っています。

まとめ

Claude Opus 4.7とGPT-5.5(Spud)は、2026年4月に1週間差で登場した両社の最上位モデルでした。コード修正と料金ではOpus 4.7、ターミナル操作・知識労働・数学ではGPT-5.5が上という関係です。

比較項目

Claude Opus 4.7

GPT-5.5(Spud)

コード修正(SWE-bench Pro)

64.3%

58.6%

ターミナル操作(Terminal-Bench 2.0)

69.4%

82.7%

PC操作(OSWorld-Verified)

78.0%

78.7%

知識労働(GDPval)

80.3%

84.9%

API単価(入力/出力)

$5/$25

$5/$30

272K超の長文

割増なし

入力2倍・出力1.5倍

高速処理

非対応

Fast mode あり

2026年10月の状態

Legacy(APIなどで利用可)

ChatGPT・Codexでは終了、APIは継続

公式の後継

Claude Opus 5.5($4/$20)

GPT-6.1 Sol($2/$10)

2026年10月時点では、どちらも各社の現行モデルではありません。APIで動いているシステムは急いで止める必要はありませんが、新しく選ぶならOpus 5.5かGPT-6.1 Solから始め、旧モデルを使っている箇所は計画的に移していくのが無理のない進め方です。料金や提供状況は変わりやすいため、切り替えの前に各社の公式ページで最新の情報を確かめてください。

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この記事の著者

AI革命

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