テクノロジー

Windsurf vs Cursor徹底比較|料金・機能・AI性能・セキュリティの違いを整理【2026年最新】

2026/04/05
Windsurf vs Cursor徹底比較|料金・機能・AI性能・セキュリティの違いを整理【2026年最新】

WindsurfとCursorは、どちらもVS Codeベースの「AIコードエディタ」として人気を集めるツールですが、エージェント機能の設計思想・対応IDE・セキュリティ認証に大きな違いがあります。

この記事では、2026年4月時点の最新情報をもとに、両ツールの料金・機能・AIモデル・セキュリティを比較し、用途別にどちらを選ぶべきかを整理します。

この記事でわかること:

  • WindsurfとCursorの料金プラン・機能の違い
  • AIエージェント(Cascade vs Agent/Composer)の設計思想の差
  • セキュリティ・コンプライアンス認証の比較
  • 個人開発者・スタートアップ・エンタープライズそれぞれの選び方

こんな方向けの記事です:

  • AIコードエディタの導入を検討しているエンジニア
  • WindsurfからCursor、またはその逆への乗り換えを考えている方
  • チームや企業での導入にあたり、セキュリティ要件を比較したい方

WindsurfとCursorの基本情報を比較

Windsurf公式サイトの料金プランページ」 width=

まず、両ツールの基本的なプロフィールを整理します。どちらもVS CodeをフォークしたスタンドアロンIDEですが、運営体制と対応範囲が異なります。

項目

Windsurf

Cursor

開発元

Cognition AI(旧Codeium社が開発、2025年7月に買収)

Anysphere社

エディタ基盤

VS Code fork

VS Code fork

提供形態

デスクトップIDE + 40以上のIDEプラグイン

デスクトップIDE

対応OS

Windows 10以降 / macOS / Linux(ARM64対応)

Windows 10/11 / macOS 10.15以降 / Linux

対応IDE

VS Code fork本体 + JetBrains、Vim、NeoVim、XCode等

VS Code fork本体のみ(JetBrains版は2026年3月に対応開始との情報あり)

企業評価額

Cognition AI: 102億ドル(2025年9月時点)

Anysphere: 293億ドル(2025年11月時点)

公式サイト

https://windsurf.com/

https://cursor.com/

注目すべき違いはIDE対応の幅です。Cursorは現時点でVS Code fork専用ですが、Windsurfは40以上のIDEプラグインを提供しており、JetBrainsやVim、XCodeなど既存の開発環境を変えずにAI支援を導入できます。普段JetBrainsを使っている方にとっては、この差は選定の決め手になり得ます。

料金プランの比較

Cursor公式サイトのトップページ」 width=

2026年3月時点で、両ツールのProプランはいずれも月額20ドルに統一されました。ただし課金体系と上位プランの構成に違いがあります。

Windsurf の料金(2026年3月19日改定)

プラン

月額

使用量

主な特徴

Free

$0

ライトクォータ

限定モデル、無制限インライン編集・Tab補完

Pro

$20

スタンダード(日次・週次リフレッシュ)

全プレミアムモデル、SWE-1.5、Fast Context

Max

$200

ヘビー(日次・週次リフレッシュ)

パワーユーザー向け

Teams

$40/ユーザー

スタンダード

管理ダッシュボード、SSO、RBAC

Enterprise

要問合せ

無制限

ハイブリッドデプロイ対応

Windsurfは2026年3月に旧来のクレジット制から日次・週次クォータ制に移行し、Pro価格も$15から$20に値上げされました。超過分はAPI価格で追加利用できます。

Cursor の料金(2025年6月にクレジット制へ移行)

プラン

月額

使用量

主な特徴

Hobby

$0

限定的なAgent・Tab補完

クレジットカード不要

Pro

$20

$20分のフロンティアモデルクレジット

MCP対応、Background Agents

Pro+

$60

Proの3倍($60分のクレジット)

全モデルで3倍利用可能

Ultra

$200

Proの20倍

新機能への優先アクセス

Teams

$40/ユーザー

Pro相当

共有チャット、RBAC、SAML/OIDC SSO

Enterprise

要問合せ

プール型利用

SCIM、監査ログ、請求書/PO対応

Cursorは年額払いで約20%の割引があります。また、BugBot(PR自動レビュー機能)はPro以上で$40/ユーザー/月の追加費用がかかります。

料金のポイント

  • 同価格帯で始められる: 両方ともPro $20/月、Teams $40/ユーザー/月と横並び
  • 中間プランの有無: CursorにはPro+($60/月)があり、$20では足りないが$200は高すぎるという層に対応している
  • 課金方式の違い: Windsurfはクォータ制(日次・週次でリフレッシュ)、Cursorはクレジット制(モデルごとに消費量が異なる)
  • 無料プラン: Windsurfの方がTab補完とインライン編集が無制限で、無料プランの使い勝手はやや有利

AIエージェント機能の違い(Cascade vs Agent/Composer)

WindsurfのCascadeとCursorのAgentの設計思想を比較するイメージ図」 width=

AIコードエディタを選ぶうえで最も重要なのが、エージェント機能の設計思想の違いです。WindsurfのCascadeとCursorのAgent/Composerは、開発者への関わり方が根本的に異なります。

Windsurf「Cascade」— 自律型エージェント

Cascadeは「お任せ型」の自律エージェントです。ファイルの読み込み、変更提案、テスト実行を一連のフローとして自動的に進め、判断に迷う場面でのみ開発者に確認を求めます

  • 自律的にファイルを読み込み・変更・テスト実行
  • 並列セッションで複数タスクを同時処理
  • Cascade Hooksでコーディング規約を自動適用
  • プレビュー・デプロイ機能も統合

プロトタイピングや探索的な開発には向いていますが、意図しない変更が入る可能性があるため、プロダクション環境での利用には注意が必要です。

Cursor「Agent / Composer 2」— 承認型エージェント

CursorのAgentは「計画→差分表示→ステップごとに承認」という流れで動作し、開発者が各ステップを確認しながら進められる設計です。

  • 計画を提示し、差分を表示してから変更を適用
  • Composer 2(2026年3月リリース)でマルチステップのコード生成が強化
  • Background Agentsでバックグラウンドでの自律タスク実行にも対応
  • BugBotによるPR自動レビュー・バグ検出

プロダクションコードの修正や、慎重な変更管理が求められるプロジェクトに適しています。

エージェント機能の比較まとめ

項目

Windsurf(Cascade)

Cursor(Agent/Composer)

設計思想

自律型(お任せ)

承認型(確認しながら進行)

開発者の介入度

低い(曖昧な判断時のみ確認)

高い(各ステップで承認可能)

並列処理

並列セッション対応

Background Agents対応

コード規約の適用

Cascade Hooks

ルール設定・スキル機能

PR自動レビュー

なし

BugBot(有料追加)

向いている場面

プロトタイピング・探索的開発

プロダクション開発・慎重な変更管理

対応AIモデルの比較

両ツールとも独自モデルとサードパーティモデルの両方を利用できますが、独自モデルの方向性に違いがあります。

Windsurf の独自モデル

  • SWE-1.5: 高速エージェントモデル。公式によればClaude Sonnet 4.5比で13倍高速
  • SWE-1: フラッグシップエージェントモデル
  • SWE-1-mini: Tab補完用の軽量モデル
  • swe-grep: コンテキスト検索に特化したモデル(Fast Context機能の基盤)

Cursor の独自モデル

  • Composer-1: 2025年10月のCursor 2.0で初搭載。MoE(Mixture of Experts)ベースの高速エージェントモデル

サードパーティモデル対応

モデルプロバイダー

Windsurf

Cursor

Anthropic

Claude Opus 4.6、Sonnet 4.6、Haiku系

Claude Opus 4.6、Sonnet 4.6

OpenAI

GPT-5シリーズ(Codex版含む)、GPT-4o、o3

GPT-5.4、GPT-5.2-Codex

Google

Gemini 3.1 Pro、Gemini 3 Flash

Gemini 3.1 Pro、Gemini 3 Pro、Gemini 3 Flash

xAI

Grok-3、Grok Code Fast

Grok Code

その他

GLM-5、Kimi K2.5、Minimax M2.5

Auto Mode

なし

あり(最適モデル自動選択)

WindsurfはGLMやKimiなど幅広いモデルに対応しており、選択肢が多い点が特徴です。一方、CursorのAuto Modeはタスクに応じてモデルを自動選択してくれるため、モデル選びに迷わない利点があります。

また、WindsurfはBYOK(API Key持ち込み)に対応しており、無料・有料の個人ユーザーが自分のAPIキーを使って利用できます(TeamsやEnterpriseでは未対応)。

セキュリティ・コンプライアンスの比較

セキュリティ認証とコンプライアンス比較のイメージ」 width=

企業導入を検討する場合、セキュリティ認証の差は見逃せません。この点で両ツールには明確な差があります。

項目

Windsurf

Cursor

SOC 2

対応

対応

HIPAA

対応

非対応

FedRAMP/DOD

対応

非対応

ITAR

対応

非対応

RBAC(ロールベースアクセス制御)

対応

Teams/Enterprise で対応

SCIM

対応

Enterprise のみ

監査ログ

対応

Enterprise のみ

SAML/OIDC SSO

Teams以上

Teams以上

データ処理

分散処理(ファイアウォール内保持可能)

Privacy Mode(コード非保存設定)

ハイブリッドデプロイ

Enterprise で対応

非対応

Windsurfは政府機関・医療機関での利用を想定した高いコンプライアンス水準を備えています。FedRAMP、HIPAA、ITARに対応しているAIコードエディタはWindsurf以外にほぼ存在しないため、規制業界では事実上Windsurf一択となるケースが多いです。

一方、CursorはPrivacy Modeでコードをサーバーに保存しない設定が可能です。ただし、環境変数やAPIキーが意図せず外部サーバーに送信されるリスクが指摘されており、除外設定後もターミナル再起動まで反映されない場合がある点には注意が必要です。

Tab補完・コード補完の違い

日常的な開発で最も頻繁に使うのがTab補完(コード補完)機能です。

項目

Windsurf

Cursor

補完モデル

SWE-1-mini(独自)

独自モデル(Supermaven買収で強化)

無料プランでの利用

無制限

制限あり

補完精度の評価

高い

業界最高水準(Supermaven技術)

コンテキスト理解

Fast Context(swe-grepモデル)で自動取得

@Codebaseで手動指定 + セマンティック検索

WindsurfのFast Contextは、swe-grepモデルがプロジェクト全体のコンテキストを自動で収集する仕組みです。開発者がファイルを手動で指定する必要がなく、初心者にも使いやすい設計です。

Cursorは@Codebaseでのセマンティック検索が特に大規模コードベース(50万行以上)で威力を発揮するとコミュニティで評価されています。コンテキストを細かく制御したい上級者に向いています。

エコシステムと拡張性

Windsurf

  • 40以上のIDEプラグイン: JetBrains、Vim、NeoVim、XCode等。既存のIDE環境を維持したまま導入可能
  • プレビュー・デプロイ機能: IDE内でアプリのプレビューとデプロイを実行可能
  • Cognition AI傘下: Devin(自律型AIエージェント)の技術統合が今後のロードマップに含まれる

Cursor

  • 30以上のインテグレーション(2026年3月追加): Atlassian、Datadog、GitLab、Linear、PagerDuty等の外部サービス連携
  • MCP(Model Context Protocol)対応: 外部ツールやデータソースとの連携プロトコル
  • マーケットプレイスプラグイン: コミュニティ製プラグインの利用
  • Automations: ワークフロー自動化機能
  • 大規模コミュニティ: トラブルシューティングの情報が豊富

拡張性のアプローチが異なります。Windsurfは多様なIDEへの対応で既存環境との統合を重視し、Cursorは外部サービスとのインテグレーションで開発ワークフロー全体の効率化を目指しています。

用途別のおすすめ

Windsurf公式の料金プラン紹介ページ」 width=

WindsurfとCursorの違いを踏まえ、利用シーンごとにどちらが適しているかを整理します。

個人開発者・趣味プロジェクト

おすすめ: Windsurf

  • 無料プランでTab補完が無制限
  • Cascadeの自律型エージェントでプロトタイピングが速い
  • JetBrainsやVimなど好みのIDEで使える

ただし、大規模なコードベースで精密な操作をしたい場合はCursorの@Codebase検索が有利です。

スタートアップ・少人数チーム

おすすめ: Cursor

  • Composer 2でプロダクション品質のコード生成に強い
  • BugBotでPR自動レビューを導入すれば、コードレビューの負荷を軽減できる
  • Background Agentsでバックグラウンドタスクの並行処理が可能
  • 30以上のインテグレーションで開発ワークフローと連携しやすい

エンタープライズ・大規模開発

どちらも対応可能だが、要件次第で分かれる

  • セキュリティ要件が厳しい場合 → Windsurf: FedRAMP/HIPAA/ITAR対応、ハイブリッドデプロイ
  • 開発ワークフロー統合を重視 → Cursor: Atlassian・GitLab等との連携、監査ログ、SCIM

規制業界(医療・防衛・政府機関)

おすすめ: Windsurf(ほぼ一択)

HIPAA、FedRAMP、ITARへの対応はWindsurfの独自の強みです。さらにハイブリッドデプロイで機密データをファイアウォール内に保持できるため、データの取り扱いが厳格な組織にも適合します。

こんな方にはWindsurfがおすすめ

  • JetBrains、Vim、XCodeなどVS Code以外のIDEを使いたい
  • エージェントに任せて素早くプロトタイプを作りたい
  • HIPAA、FedRAMP対応が必要な組織
  • 無料プランでしっかり試したい方(Tab補完無制限)
  • Devinの技術統合など今後のAIエージェント進化に期待する

こんな方にはCursorがおすすめ

  • プロダクションコードを慎重に管理したい
  • PR自動レビュー(BugBot)で品質管理を効率化したい方
  • Atlassian、GitLab、Linear等の外部サービスと連携した開発フローを構築したい方
  • 大規模コードベース(50万行以上)でのセマンティック検索を活用したい方
  • Proの枠では足りないがUltraは高いという場合にPro+($60/月)を選びたい方

こんな方にはおすすめしない

Windsurfをおすすめしない人

  • エージェントの変更を毎ステップ確認してから適用したい方 → CursorのAgent/Composerの方が合う
  • PR自動レビューをIDE内で完結させたい方 → CursorのBugBot
  • Cognition AI買収後のロードマップの不透明さが気になる方

Cursorをおすすめしない人

  • VS Code以外のIDEを使いたい方 → Windsurfの40+ IDEプラグイン
  • HIPAA・FedRAMPが必須の組織 → Cursorは非対応
  • 無料プランで十分に試してから判断したい方 → Windsurfの方が無料枠が広い

両ツールの最新動向(2026年3月時点)

Windsurf

  • 料金改定(2026年3月19日): クレジット制から日次・週次クォータ制に移行、Pro $15→$20に値上げ
  • SWE-1.5リリース: Claude Sonnet 4.5比で13倍高速と公式が発表
  • LogRocket AI Dev Tool Power Rankings 1位獲得(2026年2月)
  • Linux ARM64フルサポート(2026年2月)
  • Cognition AI買収後、ARRは2倍以上に成長

Cursor

  • Composer 2リリース(2026年3月): マルチステップコード生成を強化
  • 30以上のインテグレーション追加(2026年3月)
  • Background AgentsAutomations機能の追加
  • Pro+($60/月)・Ultra($200/月)プランの新設
  • ARR 10億ドル超、Fortune 500企業の半数以上が利用

よくある質問(FAQ)

Q1. WindsurfとCursorは併用できますか?

はい、どちらもスタンドアロンIDEなので同じマシンにインストールして併用できます。プロジェクトによって使い分ける方法も有効です。たとえば、プロトタイピングはWindsurf、本番コードの修正はCursorという使い分けが考えられます。

Q2. VS Codeの拡張機能はそのまま使えますか?

どちらもVS Code forkのため、多くのVS Code拡張機能が動作します。ただし、完全な互換性は保証されておらず、一部の拡張機能が動作しない場合があります。移行前に必要な拡張の動作確認を推奨します。

Q3. 日本語でのプロンプト入力に対応していますか?

どちらも日本語のプロンプト入力に対応しています。WindsurfはUI日本語化の手順が一部コミュニティで共有されています。CursorのUIは現時点では主に英語ですが、日本語でのプロンプトや指示は問題なく処理されます。

Q4. どちらが大規模プロジェクトに向いていますか?

現時点では、大規模コードベース(50万行以上)での実績はCursorの@Codebaseセマンティック検索がより成熟しているとコミュニティで評価されています。一方、WindsurfのFast Contextも自動的にコンテキストを収集するため、手動指定の手間がないという利点があります。

Q5. 途中で乗り換えは簡単にできますか?

どちらもVS Code forkのため、設定ファイルや拡張機能の移行は比較的スムーズです。ただし、各ツール固有のAI設定(Cascade Hooks、Cursorのルール設定など)は再設定が必要です。

まとめ

WindsurfとCursorは同じVS Codeベースでも、目指す方向が異なるAIコードエディタです。

  • Windsurf = 自律型エージェント + 多IDE対応 + 高セキュリティ認証。プロトタイピングの速さと規制業界への適合性が強み
  • Cursor = 承認型エージェント + 外部サービス連携 + 大規模コミュニティ。プロダクション開発の堅実さとエコシステムの充実が強み

料金面ではPro $20/月で横並びのため、エージェントの設計思想(お任せ型 vs 確認型)、IDE対応(VS Code専用 vs 40+ IDE)、セキュリティ要件(SOC 2のみ vs FedRAMP/HIPAA対応)の3軸で判断するのが実用的です。

迷った場合は、まず両方の無料プランを試し、自分の開発スタイルに合うエージェントの動き方を確認するのがおすすめです。

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この記事の著者

AI革命

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編集部

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