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Windsurfとは?機能・料金・Cursorとの違いを徹底解説【2026年最新】

2026/03/30
Windsurfとは?機能・料金・Cursorとの違いを徹底解説【2026年最新】

WindsurfはAIエージェント「Cascade」を核に据えた、コーディング専用のスタンドアロンIDEです。VS Codeアーキテクチャをベースに構築されており、複数ファイルにまたがる編集・リファクタリングをAIが自律的に実行できるのが最大の特徴です。

この記事では以下を解説します:

  • Windsurfの主要機能と強み・弱み
  • 2026年3月に改定された最新料金プラン
  • Cursor・Claude Codeとの使い分け
  • 業務利用時のセキュリティ・データ保護の実態
  • こんな人におすすめ / おすすめしない人

こんな方向けの記事です:AIコーディングツールを初めて使う開発者、Cursorから乗り換えを検討している方、エンタープライズ導入を検討しているエンジニアリングマネージャー

Windsurfとは:一言でいえば「自律AIエージェント搭載のIDE」

Windsurf(ウィンドサーフ)エディタ画面

Windsurf(ウィンドサーフ)は、Codeium Inc.が開発し現在はCognition AI傘下で運営されているAI統合型コーディングIDEです。旧称は「Codeium Editor」で、VS Codeのフォークとして構築されたデスクトップアプリケーション(Mac/Windows/Linux対応)に加え、JetBrains系・Vim・Xcodeなど40以上のIDEにプラグインとして導入できます。

単なるコード補完ツールとは異なり、AIエージェント「Cascade」がコードベース全体のコンテキストを自動的に把握し、複数ファイルにまたがる変更・リファクタリング・ターミナルコマンドの実行まで自律的に行える点が特徴です。

項目

概要

正式名称

Windsurf(旧称:Codeium Editor)

開発・運営

Cognition AI(旧Codeium Inc.、2025年7月買収)

種別

AI統合型コーディングIDE(デスクトップ + プラグイン)

ベース

VS Codeアーキテクチャ(フォーク)

対応OS

Mac / Windows / Linux

公式サイト

https://windsurf.com/

ユーザー規模

100万人以上(Fortune 500企業の59%が採用)

Windsurfでできること:主要機能5つ

1. Cascade(AIエージェント)

Windsurfの核心機能です。「コーディングアシスタント」ではなく「AIエージェント」という位置づけで、以下を自律的に実行します。

  • コードベース全体のコンテキストを自動理解(RAGベースの暗黙的スキャン)
  • 複数ファイルをまたいだ編集・リファクタリングの自動実行
  • ターミナルコマンドの自動実行(Turbo Mode)
  • 画像を渡してのUI再現・コード生成
  • Linterエラーの自動検出・修正
  • チェックポイント作成と名前付きスナップショット(リバート機能付き)
  • Plan Mode(Wave 14、2026年1月〜):実行前に計画をユーザーが確認・承認

Cascadeは「Codeモード(実行あり)」と「Chatモード(提案のみ)」を切り替えて使えます。

2. Tab(インラインオートコンプリート)

コード補完はクォータを消費せず使い放題です。通常の補完を超えた特徴的な機能として以下があります:

  • Tab to Jump:次のカーソル位置を予測してナビゲート
  • Supercomplete:次のアクションを予測した先読み補完
  • マルチカーソル予測:複数箇所の同時編集時に変更候補を提示

3. Windsurf Previews

IDE内でWebサイトをリアルタイムプレビューし、要素をクリックして直接Cascadeへ修正指示を出せます。フロントエンド開発のイテレーションが大幅に速くなる機能です。

4. Arena Mode(Wave 14、2026年1月〜)

複数のAIモデルを並列実行してレスポンスを比較できる機能です。ユーザー投票による個人・グローバルランキングも確認できるため、用途に合ったモデル選定の参考になります。

5. MCP(Model Context Protocol)統合

GitHub、Slack、Stripe、Figma、各種データベース、社内APIとの連携が可能で、ワンクリックセットアップに対応しています。

利用できるAIモデル一覧

Windsurfで利用できるAIモデル一覧(SWEシリーズ・Claude・GPT・Gemini)

WindsurfはAnthropicやOpenAI、Googleの外部モデルに加え、自社開発の「SWEシリーズ」モデルを提供しています。

モデル

対象

特徴

SWE-1.5

有料ユーザー

最上位エージェントモデル。高速・高精度

SWE-1

有料ユーザー

フルサイズのエージェントモデル

SWE-1-lite

全ユーザー

中規模モデル。無料プランでも無制限利用可

SWE-1-mini

全ユーザー

Windsurf Tab(補完)専用の軽量モデル

Claude Sonnet 4.5

有料ユーザー

Anthropicの最新モデル

Claude Opus 4.6

有料ユーザー

高精度・複雑タスク向け

GPT系モデル

有料ユーザー

OpenAIの各種モデル

Gemini Pro / Flash

有料ユーザー

各種推論強度を選択可

DeepSeek-V3-0324

全ユーザー

無料で利用可能

BYOK(Bring Your Own Key): 現時点ではClaude系モデルのみ対応(公式情報に基づく。最新状況は公式サイトでご確認ください)。

料金プラン(2026年3月改定版)

重要:2026年3月19日に料金体系が「クレジット制」から「クォータ制(日次・週次)」に移行しました。旧来の「500クレジット/月」といった情報は現在は使われない制度です。最新の正確な数値は公式のwindsurf.com/pricingでご確認ください。

プラン

月額料金

使用量枠

主な向き不向き

Free

無料

Light(日次・週次クォータ)

試用・個人学習

Pro

$20/月

Standard(日次・週次クォータ)

個人開発・フリーランス

Max

$200/月

Heavy(Pro比6倍以上のメッセージ量)

ヘビーユーザー・パワーユーザー

Teams

$40/ユーザー/月

Standard + 管理ダッシュボード

開発チーム

Enterprise

カスタム

無制限クォータ

大企業・規制業種

補足:

  • Proプランは2週間の無料トライアルあり(クレジットカード不要)
  • 2026年3月改定前のProプラン($15/月)加入者は、$15/月で無期限の据え置き対応
  • 未使用の月次クォータは翌月リセット。クォータ上限到達後はAPI価格で追加利用可能

Windsurf・Cursor・Claude Codeの三者比較

Windsurf vs Cursor vs Claude Code 比較

AIコーディングツールを選ぶ際の三択として最も多い組み合わせです。

比較項目

Windsurf

Cursor

Claude Code

種別

GUI IDE(VS Codeベース)

GUI IDE(VS Codeベース)

CLIエージェント

Pro月額

$20/月

$20/月

APIトークン従量課金

コンテキスト取得

自動(RAGスキャン)

手動(@記号で指定)

大規模コンテキスト自動読込

対応IDE

40以上のIDE・エディタ

VS Codeのみ

CLIのみ

独自AIモデル

SWE-1ファミリー

なし

なし(Claudeのみ)

エンタープライズ認証

SOC 2、FedRAMP、HIPAA、ITAR等

SOC 2のみ

未確認

学習コスト

低い(自動化重視)

中程度

中〜高(CLI操作必要)

初心者向け

細かい制御

選び方の目安:

  • Windsurf → コスト重視・初心者・JetBrainsユーザー・エンタープライズのコンプライアンス要件がある場合
  • Cursor → 既存VS Codeワークフローを維持しつつAIをきめ細かく制御したい場合
  • Claude Code → 大規模コードベースの複雑な変更・並列エージェント実行が必要な場合

関連記事:Cursor vs Claude Code 比較AIコーディングツールおすすめ比較

セキュリティ・業務利用時のデータ保護

「業務コードをWindsurfに送信して安全か?」という点は、エンタープライズ導入において最も重要な懸念です。

Windsurfがサーバーに送信するデータ

  • 関連するコードスニペット(コードベース全体ではなく関連部分のみ)
  • エディタ内の最近のアクション
  • 会話履歴
  • ユーザー指定のルール・メモリ・コンテキスト

Zero Data Retention(ZDR)モード

  • Teams・Enterpriseプランでデフォルト有効(個人プランでもオプトイン可能)
  • ZDR有効時:コードデータはサーバーおよびサブプロセッサーに永続保存されない
  • ただしプロンプトキャッシュの関係で数分〜数時間メモリ内に残存する場合あり
  • AIモデルの学習には使用されない
  • OpenAI・Anthropic・Google Vertexともゼロデータ保持契約を締結済み

取得済みのセキュリティ認証

認証・規格

概要

SOC 2 Type II

セキュリティ管理の外部監査認証

FedRAMP High

米連邦機関向けクラウドセキュリティ認証

HIPAA対応

医療情報保護法への準拠

ITAR対応

武器輸出規制コンプライアンス

RBAC

ロールベースアクセス制御

SSO

Entra・Okta・Google Workspace対応

SCIM

ユーザープロビジョニング自動化

インフラはGCP(Google Cloud Platform)上で構築され、TLS暗号化で通信します。Enterpriseプランでは完全セルフホスト(社内プライベートLLMエンドポイント対応)も選択可能です。

業務利用時の推奨設定:

  • .codeiumignoreでAIに送信したくないファイルを指定
  • .windsurfrulesでプロジェクト固有のルールを設定
  • Turbo Mode(ターミナル自動実行)は意図しないコマンド実行リスクあり。業務利用時は確認設定を推奨

セキュリティを重視するなら:生成AIセキュリティとリスク対策も参照

Windsurfの弱み・制約事項

良い面ばかりではなく、以下の点には注意が必要です。

  • インターネット接続必須:クラウドベースのAI推論のため、完全オフライン環境では利用不可
  • Freeプランの制限:使用量クォータが少なく(Lightレベル)、プレミアムモデルへのアクセスが制限される
  • リバート操作の不可逆性:Cascadeのリバート操作は取り消しできない(事前のバックアップ推奨)
  • 大規模プロジェクトのパフォーマンス:1000ファイル以上のプロジェクトで処理が重くなる報告あり
  • VS Codeエクステンション互換性:VS Code本家と比べるとエクステンション市場の規模が小さい
  • 日本語UI:公式UIは英語のみ。VS Codeの日本語拡張機能で対応可能だが、公式サポートかは要確認
  • クォータ繰り越し不可:未使用の月次クォータは翌月リセット

こんな人におすすめ / おすすめしない人

Windsurfが向いている方

  • プログラミング初心者・入門者:コンテキストを手動で指定せずとも自動でAIが動くため学習コストが低い
  • JetBrains・Vim・Xcodeユーザー:愛用しているIDEを変えずにプラグインで導入できる
  • コスト重視の個人開発者・フリーランス:SWE-1-liteは無料ユーザーでも利用可能
  • エンタープライズ・規制業種の開発チーム:SOC 2/FedRAMP/HIPAA/ITARに対応しているため、医療・金融・政府系でも利用しやすい
  • フロントエンド開発者:Windsurf PreviewsによるリアルタイムUI確認が便利
  • 小〜中規模プロジェクトのイテレーションが多い開発者:自律的なコード変更とチェックポイント機能でサイクルが速い

Windsurfをおすすめしない方

  • AIのコンテキスト指定をきめ細かく制御したい開発者:Cursorのほうが明示的なコンテキスト管理が得意
  • 完全オフライン環境でしか使えない場合:インターネット接続が必須のため不可
  • 大規模コードベース(1000ファイル超)の複雑なアーキテクチャ変更が主な用途:Claude Codeのほうが適している場合が多い
  • VS Codeのエクステンションを大量に活用している開発者:一部の拡張機能が利用できない場合あり

Windsurfの使い始め方(基本ステップ)

  1. windsurf.comからダウンロード(Mac/Windows/Linux対応)
  2. インストール後、GitHubアカウントまたはメールアドレスでサインアップ
  3. Freeプランでそのまま試用開始(Proプランの2週間無料トライアルも利用可能)
  4. VS Codeの日本語拡張機能を入れればUIを日本語化可能
  5. .windsurfrulesファイルをプロジェクトルートに作成してプロジェクト固有のルールを設定

JetBrains等の既存IDEで使いたい場合:windsurf.comのPluginsセクションから対応プラグインをダウンロード。

詳しい使い方はClaude Codeの使い方も参考になります(比較の観点で)

会社・プロダクトの背景

Windsurfを選ぶ上で運営会社の状況も把握しておく必要があります。

  • 2024年末:VS Codeフォークの「Windsurf Editor」として独立型IDEをリリース(旧称:Codeium Editor)
  • 2025年5月:独自AIモデル「SWE-1」ファミリーを発表
  • 2025年7月14日:AIエージェント「Devin」の開発元として知られるCognition AIが買収(約2億5000万ドル)。創業者・CEO Varun Mohanらはその後Google DeepMindに移籍(約24億ドル相当のリバース・アクハイア)
  • 2026年3月:料金体系をクレジット制からクォータ制に移行、Maxプラン新設

現時点ではWindsurfブランドはCognition傘下で継続しており、DevinのAIエージェント機能との統合が計画されています。Cognitionは買収後2ヶ月で企業評価額102億ドルに達したとCNBCが報じており(2025年9月)、財務的な安定性は比較的高いと言えます。

よくある質問(FAQ)

Q1. Windsurfは日本語で指示できますか?

はい、日本語でのプロンプト(指示)は機能します。ただし、UIは現時点では英語のみで、公式の日本語UIサポートは未確認です。VS Codeの日本語拡張機能を入れることでUIの日本語化は可能です。

Q2. 無料プランでどこまで使えますか?

Freeプランでは日次・週次のLightクォータ内でCascadeとTabが利用できます。SWE-1-liteモデルとDeepSeek-V3-0324は無料ユーザーでも使用可能です。本格利用にはProプランへの移行を検討してください。

Q3. CursorからWindsurfへの移行は簡単ですか?

VS Codeベースの同じ操作感なので移行コストは低めです。ただしコンテキスト指定の方式が「手動(Cursor)→自動(Windsurf)」に変わるため、最初は動作の違いに戸惑うかもしれません。

Q4. 生成したコードの著作権はどうなりますか?

公式情報によると、Windsurfで生成したコードの著作権はユーザーが所有します。商用利用も可能です。

Q5. WindsurfのバックエンドはどのクラウドですかGCPですか?

GCP(Google Cloud Platform)上で処理されており、TLS暗号化で通信しています。米国・EUリージョンが選択可能で、Enterpriseプランではセルフホスト(顧客管理下)も対応しています。

Q6. 2026年3月の料金変更で何が変わりましたか?

「クレジット制(例:500クレジット/月)」から「クォータ制(日次・週次の使用量上限)」に移行しました。旧来の「クレジット数」という概念は廃止されています。また新たにMaxプラン($200/月)が追加されました。最新の料金はwindsurf.com/pricingでご確認ください。

まとめ:Windsurfはこんな人に選ばれている

WindsurfはCursorやGitHub Copilotと並ぶAIコーディングツールの主要選択肢です。自動コンテキスト理解・複数IDE対応・エンタープライズ向けセキュリティ認証という三点が、他ツールと差別化できるポイントです。

2026年3月のクォータ制移行とMaxプラン新設、Cognition AIによる買収後の継続運営、Arena ModeやPlan Modeなど新機能の追加と、プロダクトは積極的に進化しています。

  • 初めてAIコーディングツールを使う方 → 無料プランで試用開始
  • エンタープライズ・規制業種の導入検討 → SOC 2/FedRAMP/HIPAA対応を評価ポイントに
  • CursorやClaude Codeと迷っている方AIコーディングツール比較で三者比較を確認

関連記事:AIエージェントとは? / Claude Codeとは? / 生成AIツールおすすめ比較

この記事の著者

AI革命

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編集部

AI革命株式会社の編集部です。最新のAI技術動向から実践的な導入事例まで、企業のデジタル変革に役立つ情報をお届けしています。豊富な経験と専門知識を活かし、読者の皆様にとって価値のあるコンテンツを制作しています。

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