ChatGPT無料プランに広告導入【2026年6月22日から】対象プラン・表示形式・消し方・Plusへの影響を解説

この記事のポイント
ChatGPTのFree・Goプランには、2026年6月22日から日本でも回答の下に広告が出ています。対象プラン、広告の見た目、プライバシー、広告をオフにする方法(Freeはメッセージ数が減る)、Plusにすべきか、89か国に広がったOpenAIの広告事業まで2026年10月時点の情報で整理しました。
ChatGPTの無料プラン(Free)と低価格プラン(Go)では、日本でも2026年6月22日から回答の下に「スポンサー」と書かれた広告が表示されています。 広告を消すには、Plus(月3,000円)以上に切り替えるか、Freeのまま「1日に送れるメッセージ数が減る」代わりに広告をオフにする設定を選びます。
OpenAIは2026年6月19日に日本での広告開始を発表し、プライバシーポリシーが発効した6月22日から表示が広がりました。2026年10月には広告の提供国が89か国に増え、米国では画像生成中に出る画像付き広告のテストも始まっています。この記事では、OpenAIの公式説明と大手メディアの報道をもとに、2026年10月時点の状況を整理します。
この記事でわかること
- 広告が出るプランと出ないプラン(Pro 3段階を含む最新料金)
- 広告の見た目・場所と、表示されない条件
- 会話の内容が広告主に渡るかどうか
- パーソナライズをオフにする手順と、Freeで広告そのものをオフにする方法
- Freeのまま・Go・Plusのどれを選ぶか
- OpenAIが広告を始めた理由と、広告事業の現在の規模
こんな人向けの記事です: ChatGPTを無料で使っていて広告が気になり始めた人、Goを契約していて「有料なのに広告が出る」ことに戸惑っている人、Plusに上げるか迷っている人。
要点まとめ:ChatGPT広告の全体像
現時点で押さえるべき点は、「広告が出るのはFreeとGoだけ」「回答そのものは広告の影響を受けない」「消す方法は課金か、Freeでメッセージ数を減らすかの2つ」の3点です。
確認事項 | 内容(2026年10月時点) |
|---|---|
日本での開始 | 2026年6月19日にOpenAIが発表、6月22日(プライバシーポリシー発効日)から表示 |
広告が出るプラン | Free(無料)、Go(月1,400円) |
広告が出ないプラン | Plus・Pro(100/200/500)・Business・Enterprise・Edu |
表示位置 | 回答の下。回答文の中には入らない |
ラベル | 「スポンサー(Sponsored)」と明示 |
会話内容の広告主への共有 | されない(広告主に渡るのは表示回数・クリック数などの集計値のみ) |
パーソナライズのオフ | 設定から可能(オフにしても広告は出る) |
広告を消す方法 | ①Plus以上に切り替える ②Freeで「広告オフ」を選ぶ(1日のメッセージ数が減る) |
提供国 | 89か国(2026年10月21日の拡大後) |

ChatGPT広告の対象プランと開始スケジュール

出典: OpenAI 公式
広告の対象は、Free と Go を使っているログイン済みの成人ユーザーです。Plus以上の有料プランと、法人・教育機関向けプランには広告は出ません。
日本での開始日は2026年6月22日
日本での開始日は、報道によって「6月19日」と「6月22日」に分かれています。理由は次のとおりです。
- 6月19日: OpenAIが日本での広告表示(パイロット)の開始を発表。電通デジタルとHakuhodo DY ONEがローンチパートナーとして参加すると発表されました(Impress Watch)
- 6月22日: 広告に関する記述を加えた日本向けプライバシーポリシーの発効日。6月上旬に、この変更を知らせるメールが日本のユーザーに届いています
実際の表示は一斉ではなく、アカウントごとに順次広がりました。そのため「6月22日以降に広告が出始めた」と考えておけば、大きくずれることはありません。なお、8月に「日本で開始」と書く記事もありますが、これはOpenAIの公式ページに対象国として日本が追記された時期で、表示の開始日ではありません。
世界での展開タイムライン
米国でのテストから約8か月で、提供国は89か国まで増えました。
時期 | 出来事 |
|---|---|
2026年2月9日 | 米国でFree・Goの成人ユーザー向けに広告テスト開始 |
2026年春 | カナダ・オーストラリア・ニュージーランドへ拡大 |
2026年5月 | 広告主向け管理ツール「Ads Manager」(ベータ)を公開 |
2026年5月7日 | 英国・メキシコ・ブラジル・日本・韓国で数週間以内に始めると予告 |
2026年6月上旬 | 英国で開始 |
2026年6月19日・22日 | 日本で開始(19日に発表、22日にプライバシーポリシー発効) |
2026年8月 | インドと欧州31市場へ拡大 |
2026年8月31日 | 広告事業の年換算売上が10億ドルに到達したと発表 |
2026年10月5日 | 画像生成中に出る画像付き広告を発表(米国のアプリのみでテスト) |
2026年10月21日 | 26か国を追加し、計89か国に。利用した広告主は10万社超と発表 |
広告が表示されるプランとされないプラン
広告が出る有料プランはGoだけです。広告を避けたい場合、いちばん安い選択肢はPlus(月3,000円)になります。
プラン | 月額(米ドル) | 日本円の目安 | 広告 |
|---|---|---|---|
Free(無料) | $0 | 0円 | あり |
Go | $8 | 1,400円(Web決済) | あり |
Plus | $20 | 3,000円 | なし |
Pro 100 | $100 | 16,800円 | なし |
Pro 200 | $200 | 約30,000円 | なし |
Pro 500 | $500 | 約84,000円 | なし |
Business | 席ごとの課金 | ― | なし |
Enterprise / Edu | 要問い合わせ | ― | なし |
※ Goはアプリ内課金だと1,500円になるという報告があります。Pro 200・Pro 500の円額はアプリストアの表示をもとにした報道値です。
Proは2026年4月にPro 100(16,800円)が新設され、9月末にPro 200とPro 500が加わって3段階になりました。各プランの機能や上限の違いはChatGPT料金一覧で詳しく比べています。
注意したいのは、月1,400円のGoでも広告が出ることです。 「有料なのに広告が出るのはおかしい」という不満は根強く、GoをPlusへの入口として位置づけているとの見方もあります。
広告の表示形式・場所・内容
広告は回答の下にカードの形で表示され、「スポンサー」のラベルで通常の回答と区別されます。回答の文章そのものに広告が混ざることはないと、OpenAIは説明しています。
広告はどこに表示されるのか

広告の主な仕様は次のとおりです。
- 位置: 回答文の下。回答の途中には挿入されない
- ラベル: 「スポンサー(Sponsored)」と明示
- 見た目: 回答と区別できるカード形式
- 中身: 広告主名、ロゴ(ファビコン)、タイトル、説明文、画像、リンク先
広告主は、ChatGPTの回答内容を買うことも変えることもできません。ただし、表示される広告は会話の話題に合わせて選ばれるため、相談した内容に関係する商品の広告が出ることはあります。
ターゲティングの仕組み
ChatGPTの広告は、検索キーワードに連動するGoogle検索広告とは違い、会話の文脈をもとに選ばれます。OpenAIの説明では、選ぶときに使う情報は次の4つです。
- 広告主が出している広告
- 今の会話の話題
- 過去のチャット
- 過去に広告へどう反応したか
たとえば旅行の計画を相談すると、宿泊予約サービスの広告が出る、といった形です。パーソナライズをオフにすると、過去のチャットや広告への反応は使われなくなり、今の会話の話題だけで選ばれます。
広告が表示されない条件(公式明示)
OpenAIが広告を出さないと説明しているのは、次のケースです。
- 18歳未満と申告したアカウント、またはOpenAIが18歳未満と判断したアカウント
- 健康、メンタルヘルス、政治など、機微な話題や規制の対象になる話題の会話
- 一時チャット(Temporary Chat)での会話
- Plus以上の有料プラン、Business・Enterprise・Edu
画像生成については、2026年10月から米国で画像生成中に出る広告のテストが始まったため、「画像生成のあとは広告が出ない」とは言い切れなくなりました。ログアウト状態やChatGPT Atlas利用時の扱いも、現時点の公式ヘルプでは確認できていません。
米国で始まった画像付き広告(日本では未提供)
2026年10月5日、OpenAIは画像生成の処理を待つあいだに表示する、画像付きの広告を発表しました(TechCrunch)。現時点では米国のスマホアプリのみで、10月後半から一部の広告主とテストする段階です。広告であることは明示され、生成された画像とは分けて表示されます。
日本での提供予定は発表されていません。ただし、テキストの広告も米国のテストから約4か月で日本でも始まっているため、画像を多く作る人は今後の発表を見ておくとよいでしょう。
プライバシーへの影響:会話内容は広告主に渡るのか

出典: OpenAI 公式
チャットの内容や個人情報が広告主に渡ることはありません。 OpenAIは、広告主が受け取るのは表示回数やクリック数などの集計データだけだと説明しています。
会話内容・個人情報は広告主に共有されない
広告主に渡るもの・渡らないものを整理すると次のとおりです。
情報 | 広告主に渡るか |
|---|---|
チャットの内容・履歴 | 渡らない |
メモリ(ChatGPTが覚えている情報) | 渡らない |
氏名・メールアドレスなどの個人情報 | 渡らない |
広告の表示回数・クリック数などの集計値 | 渡る |
一方で、OpenAI社内では、広告を選ぶために会話の話題や過去のチャットが使われます。広告主には渡らなくても、会話が広告選びの材料になること自体を避けたい場合は、パーソナライズをオフにするか、広告の出ないプランを選ぶことになります。
OpenAIは「回答は広告とは独立している」ことも原則として掲げています。広告主がお金を払って回答を自社に有利な内容に変えることは、ポリシー上できません。
プライバシーポリシーの変更点(2026年6月22日発効)
日本向けのプライバシーポリシー改定では、主に次の点が加わりました。
- FreeとGoでは広告を表示する場合があること
- 広告を選ぶために使う情報(会話の話題、広告への反応など)の説明
- 広告に関するデータは、会話履歴やメモリとは別に削除できること
ChatGPTのアカウント保護の設定は、ChatGPT「高度なアカウントセキュリティ」完全ガイドでまとめています。
広告の設定変更:パーソナライズオフの手順
広告に関する設定は「設定」の中の「広告コントロール」にまとまっています。パーソナライズのオフや履歴の削除はどのユーザーでもでき、Freeなら広告そのものをオフにすることもできます。
できること・できないこと
設定 | 効果 | 広告は消えるか |
|---|---|---|
パーソナライズをオフ | 過去のチャットや広告への反応を使わなくなる。今の会話だけで広告が選ばれる | 消えない |
広告データの削除 | 広告への反応の履歴などをまとめて削除 | 消えない |
個別の広告を非表示 | その広告を隠し、フィードバックを送る | その広告だけ消える |
「なぜこの広告か」の確認 | 表示された理由を見る | 消えない |
Freeで広告をオフ | 広告が出なくなる代わりに、1日に送れるメッセージ数が減る | 消える |
Plus以上に切り替え | 広告のないプランになる | 消える |
「広告を完全に消せるのはPlusへの切り替えだけ」と紹介されることもありますが、これは正確ではありません。OpenAIは米国でテストを始めた2026年2月の時点から、Freeでは「メッセージ数が減る代わりに広告をオフにできる」と説明しており、日本でも同じ選択肢があると報じられています(Impress Watch)。
パーソナライズ広告をオフにする手順
- ChatGPTにログインし、画面左下のアカウント名(アプリではプロフィールアイコン)を開く
- 「設定」を選ぶ
- 「広告コントロール」を開く
- 広告のパーソナライズのスイッチをオフにする

オフにしても広告は出続けます。変わるのは、広告を選ぶ材料が「過去の履歴」から「今の会話」だけになる点です。
Freeで広告をオフにする手順(メッセージ数が減る)
第三者のガイドでは、次の流れで切り替えられると紹介されています。表示名はアプリのバージョンや地域で異なる場合があります。
- 「設定」→「広告コントロール」を開く
- 広告なしにする項目(「広告なしにするためにプランを変更」など)を選ぶ
- 有料プランへの案内とあわせて表示される「メッセージ上限を減らす」を選ぶ
元に戻したいときは、上限に達したときに出るバナーの「広告を表示」を押すか、同じ設定画面から戻せます。
気をつけたいのは、どれだけ減るかが公表されていないことです。TechRadarの検証では、約40通で上限の警告が出た日もあれば、60通を超えても出なかった日もあり、一定しませんでした(TechRadar)。画像生成など一部の機能が使いにくくなるとする記事もありますが、公式の一覧は確認できていません。
FreeとGoは2026年8月からLunaモデルでのテキストのやり取りが無制限になっており(ChatGPT無料版がLunaで無制限に)、2026年10月からは既定のモデルがGPT-6 Lunaに順次切り替わっています。広告オフを選んだときに、この無制限の扱いがどう変わるかは明記されていません。まず数日試して、自分の使い方で困らないかを確かめるのが確実です。
なお、Goで同じ「広告オフ」の選択肢が出るかどうかは、公式に明記されていません。
広告データ・履歴の削除手順
- 「設定」→「広告コントロール」を開く
- 広告データの削除を選び、確認画面で削除する
広告データを削除しても、通常のチャット履歴やメモリ、カスタム指示は消えません。逆に、チャット履歴を消しても広告データは残るため、両方を整理したい場合は別々に操作します。
Goプランユーザーへの影響:アップグレードすべきか
広告を消したい場合、Goを選んでも解決しません。 Goは月1,400円を払っても広告が出るため、広告を避けたい人の選択肢は「Freeで広告オフ」か「Plus以上」のどちらかです。
Goプランの位置づけを再確認する
Goは月1,400円で、Freeより多くの機能を使える入門の有料プランです。ただ、2026年8月からFreeとGoのどちらもLunaモデルでのテキストのやり取りが無制限になったため、文章のやり取りだけならFreeとの差は小さくなっています。
広告への対応で選べるのは、次の4つです。
選択肢 | 月額 | 広告 | メッセージ数・機能 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|
①Freeのまま(パーソナライズだけオフ) | 0円 | あり | Freeの範囲 | 広告は気にならないが、履歴を広告に使われたくない人 |
②Freeで広告オフ | 0円 | なし | 減る(量は非公表) | 1日の利用が短く、お金をかけずに広告を消したい人 |
③Go | 1,400円 | あり | Freeより機能・上限が広い | 広告より、画像生成やファイル分析などの上限を増やしたい人 |
④Plus | 3,000円 | なし | 上位モデル・各機能の上限が広い | 毎日使い、広告も上限も気にしたくない人 |
GoプランとPlusプランの差額は約1,600円
GoからPlusに上げると、Web決済なら月1,600円の追加です。Plusにすると広告が消えるうえ、思考に時間をかける上位モデルや、画像・動画生成、エージェント機能などの上限も広がります。
判断の目安は次のとおりです。
- 毎日、仕事や勉強で長く使う → Plus。月1,600円で広告と上限の両方の悩みがなくなる
- 広告は嫌だが、使うのは1日数回 → Goを解約し、Freeで広告オフを試す
- 広告は気にならず、上限だけ足りない → Goのまま
このツールを自社のシステムや業務にどう組み込むか、ご提案します
初回相談は無料・30分(オンライン)。要件が決まっていなくても大丈夫です。改修100万円〜・PoC300万円〜(税別)
業務でChatGPTを使っている場合の注意点
個人のFreeやGoのアカウントを仕事で使っているなら、広告そのものよりも学習の設定のほうが大きな問題です。Free・Go・Plus・Proは、初期設定で会話がモデルの改善に使われる設定になっています。
広告が出ないことと、会話を学習に使わない設定が初めからオンになっていることの両方を求めるなら、Business以上のプランが候補です。社員が個人アカウントを使っている状態だと、業務の相談内容をもとに広告が選ばれることも起こるため、会社として利用ルールを決めておくと安心です。
また、自社の業務システムにOpenAIなどのモデルを組み込む場合はAPI経由で使うため、ChatGPTアプリの広告は関係しません。費用はプランの月額ではなく、使った分の利用料と開発・運用の作り方で決まります。方法と費用の目安はAI開発の費用相場で、改修・PoC・本開発に分けて解説しています。
競合AIサービスとの広告ポリシー比較

出典: Anthropic 公式
主要なAIチャットのうち、会話画面に広告を本格的に入れたのは現時点ではChatGPTが中心です。ただし各社の方針は変わりやすいため、使う前に公式の発表を確かめてください。
サービス | 会話画面の広告(2026年10月時点) | 補足 |
|---|---|---|
ChatGPT | Free・Goであり | Plus以上はなし。89か国で提供 |
Claude(Anthropic) | なし | Anthropicは広告を入れない方針を公表している |
Google Gemini | Geminiアプリでの広告は発表されていない | Google検索のAI Overviews・AIモードには広告がある |
Microsoft Copilot | 回答と一緒に広告が出る場合がある | Bing由来の広告の仕組みを使っている |
Perplexity | スポンサー付きの関連質問を試したことがある | 検索広告に近い形式 |
広告のないAIアシスタントを無料で使いたい場合、現時点ではClaudeが候補に挙がります。機能面の違いはClaude vs ChatGPT徹底比較を、Geminiとの違いはChatGPT vs Gemini比較を参考にしてください。
なぜOpenAIは広告を始めたのか:収益モデルの転換
OpenAIは広告を「より多くの人にChatGPTを使い続けてもらうため」と説明しています。背景にあるのは、報道で約12億人とされる週間利用者の大半が無料で使っている一方、AIを動かすサーバーなどの費用が非常に大きいという事情です。
構造的な赤字と財務的背景
ChatGPTの売上の柱は、PlusやProなどの月額課金と、企業向けのAPI・法人プランです。ただ、利用者の大半は無料ユーザーで、その利用にかかる計算資源の費用は課金だけでは賄いきれません。OpenAIはインフラ費用の大きさを、広告導入の理由の一つに挙げています。
広告は、払えない・払いたくない人にも無料で使い続けてもらいながら、費用を回収する手段です。同時に、Goにも広告を出すことで「広告のない体験=Plus以上」という区別がはっきりし、上位プランへの切り替えを促す効果もあります。
広告事業の実績と目標
広告事業は、開始から短期間で急速に大きくなっています。
指標 | 数値 | 出典 |
|---|---|---|
広告事業の年換算売上 | 10億ドル(2026年8月31日発表。開始から200日未満) | |
利用した広告主 | 10万社超(2026年10月21日時点) | OpenAI発表 |
提供国 | 89か国 | OpenAI発表 |
2026年の広告売上の見込み | 約25億ドル | 投資家向け資料の報道(OpenAIの公式発表ではない) |
2030年の広告売上の見込み | 約1,000億ドル | 同上 |
「年換算売上10億ドル」は、ある月の広告売上を12倍した数字です。2026年に実際に計上した広告売上はこれよりかなり少なく、Digidayは8月までの実績を約3.3億ドルと試算しています(媒体の試算)。会社全体の売上から見れば、広告はまだ一部にとどまります。

10月には広告の仕組みも広がりました。画像付き広告に加え、広告の効果を測る外部の計測会社や、不適切な場所に広告が出ていないかを確かめる検証会社との連携も試験的に始まっています。さらに10月30日前後からは、広告の見出しや説明文をAIが自動で調整する機能が、広告主側で初期設定オンになる予定です(広告主は管理画面でオフにできます)。ユーザーから見ると、広告の文面がAIで整えられたものになる場面が増えると考えられます。
「YouTube・Googleと同じ構造」への移行
ChatGPTは、無料で使える代わりに広告を見せ、広告を外したい人には有料プランを用意する「YouTube・Google型」のモデルに移りつつあります。広告の拡大は、株式上場を見据えて収益の柱を増やす動きの一つだという見方もあります。上場準備の状況はOpenAI IPO S-1機密提出(2026年5月)とは?で解説しています。
ユーザーにとって大事なのは、「回答は広告の影響を受けない」という約束が今後も守られるかどうかです。広告の売上目標が大きくなるほど、この原則が守られているかは、より厳しく見られるようになるでしょう。
Plusアップグレードをおすすめする人・しない人
Plusにするかどうかは、「毎日どれだけ使うか」と「広告と上限のどちらが気になるか」で決まります。
こんな方はPlusへのアップグレードを検討してください
- 毎日ChatGPTを長く使い、広告が気になる人: 回答のたびに広告が目に入るのが負担なら、月3,000円で解決します
- Goを契約していて、広告が不満な人: 差額は月1,600円。広告が消え、上位モデルや各機能の上限も広がります
- Freeで広告オフを試したが、メッセージ数が足りなかった人: 広告なしと十分な上限の両方を求めるならPlusが最安です
- 会話の内容を広告選びに使われたくない人: パーソナライズをオフにしても、今の会話は広告選びに使われます
こんな方は無料プランまたはGoプランのままで十分です
- 週に数回、調べものに使う程度の人: Freeのまま、必要ならパーソナライズだけオフにすれば十分です
- 1日の利用が短く、広告だけ消したい人: Freeで広告オフを選べば、お金をかけずに済みます
- 広告は気にならず、画像生成などの上限だけ増やしたい人: Goのままで問題ありません
- ClaudeやGeminiをメインに使い、ChatGPTは補助の人: 課金先をメインのツールに絞るほうが合理的です
よくある質問(FAQ)
Q. Goでも、Freeと同じように「メッセージ数を減らして広告をオフ」にできますか?
公式には明記されていません。Goを使っていて広告を確実に消したい場合は、Plusへの切り替えを前提に考えるのが現実的です。設定画面に選択肢が出ているかは、各自の画面で確認してください。
Q. 広告ブロッカー(AdBlockなど)で消せますか?
OpenAIは広告ブロッカーについて案内しておらず、効果は保証されません。アプリ版ではそもそも使えないことが多いため、正式な手段である設定かプラン変更で対応するのが確実です。
Q. 日本でも画像生成中に広告が出るようになりますか?
2026年10月時点では、画像付き広告は米国のアプリでのテストにとどまり、日本での予定は発表されていません。
Q. APIやCodexで使うと広告は出ますか?
広告の対象として案内されているのは、ChatGPTのFreeとGoのユーザーです。APIの利用料を払って使う形では、広告の対象とは案内されていません。
Q. 広告をクリックすると、会話の内容が広告主のサイトに伝わりますか?
OpenAIは、チャットの内容を広告主に渡さないと説明しています。ただし、リンク先のサイトに移ったあとは、そのサイトのプライバシーポリシーが適用されます。
Q. 18歳未満でも広告は出ますか?
出ません。18歳未満と申告したアカウントと、OpenAIが18歳未満と判断したアカウントは対象外です。
Q. ChatGPTの基本的な機能や使い方を知りたい場合は?
ChatGPTとは?料金プラン・できること・モデル・使い方で全体像をまとめています。広告を出す側の手順や費用はChatGPTに広告を出す方法、日本上陸の経緯はChatGPT広告の日本上陸で解説しています。
まとめ
ChatGPTのFreeとGoでは、日本でも2026年6月22日から回答の下に「スポンサー」付きの広告が出ています。会話の内容が広告主に渡ることはなく、回答そのものが広告で変わることもないと、OpenAIは説明しています。
広告を消す方法は2つあります。お金をかけたくないならFreeで「広告オフ」を選び(1日のメッセージ数が減る)、毎日長く使うならPlus(月3,000円)以上に切り替えます。Goは有料でも広告が出るため、広告を消したい人には向きません。
広告事業は開始から1年足らずで89か国・広告主10万社超に広がり、米国では画像付き広告のテストも始まりました。日本でも表示の形は今後増える可能性があるため、自分の使い方に合うプランを見直すきっかけにしてください。
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この記事の著者

AI革命
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