AIツール2026年7月更新

Natural AI Phoneとは?ソフトバンク独占AIスマホの機能・料金・発売3か月後の評価【2026年最新】

公開日: 2026/04/18
更新日: 2026/07/27
Natural AI Phoneとは?ソフトバンク独占AIスマホの機能・料金・発売3か月後の評価【2026年最新】

この記事のポイント

Natural AI Phoneは、Brain Technologies開発のAIネイティブスマホをソフトバンクが独占販売する端末です。4つのAI機能・対応9アプリ・本体93,600円と「実質24円」の条件・Gemini Intelligenceとの比較まで、2026年7月時点の情報で購入判断を整理します。

Natural AI Phone(ナチュラル エーアイ フォン)は、米Brain Technologies, Inc.が開発したAIネイティブスマートフォンで、ソフトバンクが2026年4月24日から1年間、国内独占で販売している端末です。 アプリを自分で開いて操作する前提を捨て、「やってほしいこと」を伝えるとAIが複数アプリをまたいで実行する点が、iPhoneやPixelとの決定的な違いになります。

ただし発売から3か月が経った2026年7月時点では、判断材料が発売直後とは変わっています。AIエージェント体験を追加費用ゼロで常用できる唯一に近い端末である一方、対応アプリは公式表記で9つのまま、Android 15搭載でOS更新方針が未公表という長期利用リスクを抱えており、「割り切って2年試す端末」と考えるのが現実的です。

この記事でわかること:

  • Natural AI Phoneの正体(開発元・独占販売の条件・Natural OSの設計思想)
  • 4つのAI機能で実際にできること/できないこと
  • 本体価格93,600円と「実質24円」が成立する条件の内訳
  • Gemini Intelligence(Android 17)やSiri 2.0が出そろった今のポジション
  • プライバシー・長期利用のリスクと、おすすめできる人/できない人

想定読者:

  • AIスマホが気になっていて、iPhone・Pixelからの乗り換え候補として検討している方
  • 「月1円」の広告表現が実際どういう条件なのか、正確に知りたい方
  • 業務端末として使えるか、プライバシー面を確認したい方

Natural AI Phoneとは:AIに「依頼する」ことを前提に設計されたAndroidスマホ

Natural AI Phone本体(True Black)とFocusSpaceのホーム画面

出典: ソフトバンク 公式サイト

Natural AI Phoneは、AIネイティブOS「Natural OS」を搭載し、ユーザーが意図を伝えるとAIが複数アプリをまたいでタスクを実行するAndroidスマートフォンです。ハードウェアはミドルレンジ帯のAndroid端末ですが、OSの上に「Natural AI」というエージェント層が乗っている点が製品の中心にあります。

開発・販売体制は次のとおりです。

項目

内容

製品名

Natural AI Phone

開発元

Brain Technologies, Inc.(米カリフォルニア州、2015年創業)

CEO

Jerry Yue(ジェリー・ユー)氏

日本法人

ブレインAIジャパン株式会社(Brain AI Japan)

主な出資者

Laurene Powell Jobs氏、Scott Cook氏(Intuit共同創業者)ほか

国内販売元

ソフトバンク株式会社

発表・予約開始

2026年4月17日

発売日

2026年4月24日

販売形態

発売から1年間、ソフトバンクが国内独占販売(全国5,000店舗超)

位置づけ

Natural OSの世界初の本格商用展開。日本が第1市場

Natural OSが掲げる3つの原則

Brain Technologiesは、Natural OSを「世界初のAIネイティブOS」と説明し、設計原則として次の3点を挙げています(2026年4月17日のリリースより)。

  1. Flow(フロー) — タスクはアプリではなく「意図」を中心に展開する。ユーザーは頼み、システムが実行する
  2. Organization(オーガニゼーション) — 情報はフォルダではなく「目的」の周りに自己組織化する
  3. Persistence(パーシステンス) — システムは操作の合間も裏側で動き続け、必要を先回りする

CEOのJerry Yue氏はこれを「ポケットの中の1000人のアシスタント」と表現しています。なお同社は、日本版を「新アーキテクチャの最初の商用形」と位置づけ、フル機能は2026年後半のグローバル版で開放する予定と明言しています。日本版は意図的に機能を絞った先行版であり、この前提を踏まえて評価する必要があります。

AIエージェントという技術そのものの全体像はAIエージェントとは?仕組み・種類・活用事例・代表ツールで整理しています。

発売3か月後の再評価:Gemini Intelligence・Siri 2.0が来た今のポジション

2026年7月時点での率直な評価は、「独自性は依然あるが、OS標準機能に追い上げられている」です。発売直後の4月には「アプリを横断するAIエージェント」自体が珍しい存在でしたが、その後の3か月で状況が変わりました。

時期

出来事

Natural AI Phoneへの影響

2026年5月19日

Google I/O 2026でAndroid 17+Gemini Intelligenceを発表。マルチステップ自動化などのエージェント機能をOS標準として無料提供

「アプリ横断の自動化」がOSの標準機能に近づいた

2026年6月8日

WWDC26でSiri 2.0(Gemini搭載)を発表。iOS 27でマルチアプリ操作へ

iPhone側でも同方向の進化が確定

2026年6月16日

Android 17が一般提供開始

Natural AI PhoneはAndroid 15搭載。更新方針は公式未公表

2026年4月〜7月

対応アプリは公式ページ上9件のまま

追加の公式アナウンスは確認できず

ただし、Gemini IntelligenceはRAM 12GB以上・Gemini Nano v3対応といった要件が報じられており、2026年のフラッグシップ機から順次提供という段階です。10万円を超える最新機種を買わないと使えない機能が、Natural AI Phoneでは9万円台(実質負担はさらに小さい)の端末で、しかもAI処理コストをユーザーが負担しない形で使えます。ここが現時点でも残っている独自性です。

2026年7月時点で残っている強み

  • AIの追加利用料が不要(推論コストはBrain Technologies側が負担していると報じられている)
  • 物理AIボタンという専用の呼び出し手段
  • FocusSpaceという「目的単位のホーム画面」は他社に近い実装がない
  • 実質負担額の小ささ(条件付き)

弱くなった点

  • 「アプリを横断するAI」という体験自体の希少性
  • OS標準AIは対応アプリの制限が緩く、Natural AI Phoneの9アプリ制限が相対的に目立つ
  • Android 15スタートで、48回払い=最長4年使う可能性がある端末としては更新方針の不透明さが響く

Android側の標準AIについてはGemini Intelligence(Android)とは|Android 17・対応デバイス完全解説、iPhone側の動きはSiri Gemini搭載とは?新機能・提供時期・プライバシーの仕組みで詳しく扱っています。

4つのAI機能:Natural AI Phoneで実際にできること

Understanding Systemが記憶データからギフトとレストランを提案する画面

出典: ソフトバンク 公式サイト

公式が挙げる中核機能は4つです。単なる音声アシスタントの強化ではなく、「意図を汲んで実行まで持っていく」設計になっている点が一般的なスマホAIとの差です。

1. Understanding System(理解システム/記憶機構)

会話・指示内容・操作履歴などを蓄積し、一人ひとりに合わせた提案と予測を行う仕組みです。公式は「過去の会話や購入履歴を記憶し、忘れていたことも必要なときに思い出させる」と説明しており、使うほどパーソナライズが進む設計とされています。

2. AI Agent(AIエージェント)

1回の依頼で複数アプリをまたぐ操作を完結させる機能です。公式が挙げる例は、Googleカレンダーで空き時間を確認 → 食べログで店を探す → 予約 → LINEで相手に共有、という一連の流れをアプリを切り替えずに実行するというもの。

実装は画面認識ではなくAPI連携であることが開発元から説明されています。これは「対応アプリでは安定して動くが、対応外は一切動かない」という割り切りを意味します。

3. 専用AIボタン(本体右側面)

物理キーでAIを呼び出せます。

  • 1回押し: Natural AIを即起動
  • 2回押し: 画面内の内容(画像・テキスト)をキャプチャして記憶し、文脈に応じた提案を返す

4. FocusSpace(フォーカススペース)

旅行計画や資格勉強など、中長期の目標ごとに専用スペースを作る機能です。アプリアイコンを並べたホーム画面ではなく、目的単位で情報とアクションが集約され、AIが情報収集・整理と次の行動提案を続けます。

このほかBrain Technologiesの公式サイトでは、意図に応じてその都度UIを組み立てる Generative Interface(生成的UI) や、生成された内容からワンタップで要約・レビュー・詳細へ展開する Anything to Anything も説明されています。

対応アプリは9つ:できないことを正確に把握する

AIエージェントがフライト・ホテル・現地アクティビティを横断して提示する画面

出典: ソフトバンク 公式サイト

購入判断で最も重要なのがここです。AIエージェントが操作できるのは、2026年7月27日時点の公式表記で以下の9アプリに限られます。

カテゴリ

対応アプリ

メール・予定

Gmail、Googleカレンダー

地図・動画

Googleマップ、YouTube

コミュニケーション

LINE

グルメ

食べログ

EC

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング

公式には「今後順次拡大予定」と記載されていますが、発売から3か月が経った2026年7月27日時点で、追加された旨の公式アナウンスは確認できていません(未確認)。対応拡大はサービス提供事業者側の実装に依存すると説明されており、時期の見通しは立てにくい状況です。

現時点で確認できている主な制約

  • 配車アプリ、銀行アプリ、交通系サービス、SNS投稿などはAIエージェントの対象外。通常のAndroidアプリとしては使えるが、自動化はされない
  • クラウド処理が主体で、AIボタンによる文脈提案には約10秒程度かかると実測報告がある。実機レビューでも「自分でやったほうが早い」と感じる場面があると指摘されている
  • インターネット接続が必須。オフラインではAI機能が使えない
  • Android 15搭載で、OSバージョンアップ・セキュリティ更新の保証年数は公式未公表(未確認)
  • Gemini Intelligenceの動作要件を満たすかは不明。報じられている要件はRAM 12GB以上+Gemini Nano v3対応だが、Snapdragon 7s Gen 3での可否は未確認
  • microSD非対応(ストレージ256GB固定)、防水はIPX4(防滴レベル)で水没耐性はない
  • 蓄積データは他デバイスへエクスポートできるものの、他社スマホへの引き継ぎ(クロスプラットフォーム移行)には非対応と説明されている

開発元CEO自身が発売時点を「Day 0」と表現し、ソフトウェアが未成熟であることを認めている点も、購入前に踏まえておきたいところです。

料金:本体93,600円と「実質24円」が成立する条件

本体価格は93,600円(税込)、Natural AIの利用に追加料金はかかりません。 よく見かける「月1円」「実質24円」という表現は、複数条件がすべて揃った場合の数字です。

項目

内容

本体価格(税込)

93,600円

AI機能の利用料

なし(通信料は別途、インターネット接続が必要)

分割

48回払い(プログラム利用の条件)

実質負担の報道値

25か月目返却で実質24円(月1円×24回)/13か月目返却なら実質12円

前提条件

MNP・新規契約などの条件+「新トクするサポート+」申込+端末返却

下取り

公式サイト上、最大113,040円相当のPayPayポイント(機種・状態により変動)

「新トクするサポート+」の条件を分解する

2026年7月時点で提供中の「新トクするサポート+」の主な条件は次のとおりです。

条件

内容

支払い方法

48回払いが必須

特典A

13〜24か月目に申込+端末返却で残債免除。特典利用料は最大22,000円(「買替え応援割」適用時は0円)

特典B

25か月目以降に申込+端末返却で残債免除

返却期限

申込月の翌月末までに端末回収・査定完了が必要

査定NG時

基準を満たさない場合は追加22,000円(不課税)

つまり、「実質24円」は端末を手放すことを前提とした金額であり、返却しなければ93,600円の分割払いが続きます。画面割れや水濡れがあると査定を通らず22,000円が上乗せされる可能性もあるため、ケースや保証サービスの検討はセットで考えたほうが安全です。

なお、ソフトバンクには別枠で「新トクするサポート(スタンダード/プレミアム/バリュー)」も存在し、購入時期や契約条件によって適用されるプログラムが変わります。申込前に必ずソフトバンク公式の料金シミュレーターで自分の条件を確認してください。

見落としやすい購入特典(自動課金に注意)

2026年4月24日開始の購入キャンペーンとして、画像生成AI「Picsart」と音楽生成AI「SOUNDRAW」の3か月無料特典が用意されています。購入後およそ2週間で届くDM内のクーポンURLから登録する形式です。

ただし無料期間終了後は自動的に課金され、Picsartは月1,500円、SOUNDRAWは月1,990円となります。使わないなら期間内の解約が必要です。生成AIサービス全体の相場感は生成AI料金比較【2026年最新】主要サービスを全プラン横断で比較で確認できます。

スペック:ミドルレンジ帯のAndroid端末

Natural AI PhoneのTrue BlackとTrue Whiteの2色と約6.77インチAMOLEDディスプレイ

出典: ソフトバンク 公式サイト

ハードウェアは最新フラッグシップではなく、AI体験をクラウド側で担保する前提のミドルレンジ構成です。

項目

内容

OS

Android 15(プリインストール)

SoC

Qualcomm Snapdragon 7s Gen 3

メモリ

RAM 12GB/ストレージ 256GB(microSD非対応)

ディスプレイ

約6.77インチ AMOLED/2,392×1,080/120Hz/ピーク3,000nit

背面カメラ

約5,000万画素+約5,000万画素+約800万画素のトリプル構成/光学2倍

インカメラ

約3,200万画素

バッテリー

5,000mAh/50W急速充電(0→満充電 約75〜78分)

サイズ/重量

約164×78×8.3mm/約200g

SIM

nanoSIM+eSIM(デュアルSIM)/5G対応

防水防塵

IPX4/IP5X(IP54相当。水没は対象外)

おサイフケータイ

対応(FeliCa)

カラー

True Black/True White

保証

購入日から1年(本体のみ)

Snapdragon 7s Gen 3は日常利用・軽めの動画視聴や編集には十分な性能ですが、重量級の3Dゲームやカメラ性能最優先の使い方には向きません。この点は複数メディアのレビューで共通した見解になっています。

長期利用の観点で最も注意すべきはOSアップデート方針です。Android 17は2026年6月16日に一般提供が始まっていますが、Natural AI PhoneのOSアップデート提供可否・セキュリティ更新の保証年数は公式に公表されていません(未確認)。48回払いで契約すると最長4年使う可能性がある端末である以上、購入前にソフトバンクのサポートページで最新情報を確認することをおすすめします。

プライバシー・セキュリティ:業務利用前に確認したい5点

公式が明言している内容と、それでも残る論点を分けて整理します。

公式に説明されている内容

  • ユーザーデータをAIモデルの学習には利用しない(Brain Technologies/ソフトバンク)
  • データの保存先は端末内、または日本国内のクラウドに限定。米国等への転送は行わないと説明されている

それでも購入前に確認すべき論点

  1. Understanding Systemが何を記録するか — 会話・指示・操作履歴を蓄積する仕組みである以上、記録範囲の把握は必要。個別の記憶の削除手順に関する公式ドキュメントは今回確認できていません(未確認)
  2. AIボタン2回押し=画面キャプチャ記憶 — 業務端末や機密情報を含む画面で誤って押すと、意図しない記録が残る可能性がある
  3. AIエージェントの誤実行リスク — LINE送信・EC購入・予約を代行する構造上、誤送信や意図しない購入は構造的に起こりうる。実行前確認の運用が前提
  4. 社用端末としての可否 — 会社の情報管理ポリシーに照らして、クラウド送信される情報の範囲を情報システム部門と確認する
  5. 仕様変更の可能性 — 公式に「機能はメーカーにより予告なく更新される場合がある」と注記されている

AIエージェント全般のリスク整理と対策の考え方はAIエージェントのセキュリティ対策|リスクの全体像とチェックリストにまとめています。

他のAIスマホとの比較:AIへの関与度で選ぶ

Natural AI Phoneの前面ディスプレイと背面トリプルカメラ

出典: ソフトバンク 公式サイト

スペック比較よりも、「AIにどこまで任せる設計か」「AI利用にいくらかかるか」で見たほうが違いがはっきりします。

項目

Natural AI Phone

Pixel/Galaxy+Gemini Intelligence

iPhone+Siri 2.0(iOS 27)

AIの位置づけ

OSレイヤーに統合、意図を汲んで代行

OS標準のエージェント機能

OS標準アシスタントの刷新

アプリ横断操作

対応9アプリ内でAPI連携

マルチステップ自動化に対応(提供順次)

マルチアプリ操作へ拡張

AI利用の追加料金

なし(推論コストはメーカー負担と報道)

端末購入が前提。上位機能は有料プラン併用の可能性

端末購入が前提

必要な端末

93,600円(実質負担はさらに小さい条件あり)

RAM 12GB以上等の要件が報じられ、2026年のフラッグシップ中心

対応iPhone

専用ハードキー

あり(AIボタン)

なし

なし

OS更新の見通し

公式未公表(未確認)

メーカー保証あり(機種による)

長期サポートの実績あり

日本語・国内サービス

LINE・食べログ・楽天など国内サービスに対応

提供状況は順次

提供状況は順次

技術方式としては、Natural AI PhoneのAPI連携型に対して、画面を認識して操作する方式(Gemini Computer UseClaude Computer Useなど)があります。API連携型は対応範囲では安定するが範囲外は動かない、画面認識型は原理上あらゆる画面を操作できるがUI変更に弱いという違いがあり、Natural AI Phoneは前者を選んだ製品です。

見落とされがちな2つの構造的リスク

購入判断に効くのに、あまり語られていない論点が2つあります。

1. 広告ビジネスとの利害衝突

AIエージェントがユーザーの代わりにアプリを操作すると、ユーザーがアプリ内の広告を見なくなります。これはアプリ事業者や広告プラットフォームの収益モデルを毀損しうるため、対応アプリの拡大が事業者側の協力に依存する構造そのものがボトルネックになりうるという指摘があります(ケータイWatch・石川温氏のコラム)。類似の仕組みを持つ他社事例では、アプリ業界からの反応が芳しくないとも指摘されています。

対応アプリが3か月間9件のままである背景として、この構造は無視できません。

2. ビジネスモデルの持続性

AIの推論コストはBrain Technologiesが全額負担していると報じられています。ユーザーにとっては「AI利用料ゼロ」という大きなメリットですが、収益化の手段は公式には非開示です。スタートアップが負担し続けるモデルである以上、将来的に有料化や仕様変更が起きる可能性を完全には否定できません。この点は「今の条件が4年続く保証はない」という前提で捉えるのが妥当です。

こんな人におすすめ/おすすめしない人

こんな人におすすめ

  • 予約・検索・買い物・連絡という往復作業が日常的に多い人。対応9アプリはまさにこの領域に集中している
  • AIエージェントに月額を払いたくない人。追加のAI利用料が発生しない構成は現時点で貴重
  • 新しいスマホ操作体系を早く体験したい人。2年で返却する前提なら、リスクを限定して試せる
  • ゲームやカメラより「日常の時短」を重視する人
  • おサイフケータイ対応のAIスマホを探している人

おすすめしない人

  • 重量級3Dゲーム・本格的な撮影や編集がメインの人(SoCはミドルレンジ帯)
  • 配車・銀行・交通系など、対応外アプリが主戦場の人。AIエージェントの恩恵をほぼ受けられない
  • 1台を3〜4年使い続けたい人。OS更新方針が公式未公表である点がリスクになる
  • 端末を返却したくない人。「実質24円」は返却前提の金額で、そうでなければ93,600円相当の負担になる
  • 応答速度に厳しい人。クラウド処理主体で、文脈提案には数秒〜10秒程度かかると報告されている
  • 海外でも同じAI体験を使いたい人。グローバル版の展開時期・対象国は未確認

購入前チェックリスト

申込前に、次の項目を確認しておくと判断を誤りにくくなります。

  • 自分がよく使うアプリが対応9アプリに入っているか
  • MNP・新規など、割引条件に自分が当てはまるか(ソフトバンク公式の料金シミュレーターで確認)
  • 48回払い+端末返却という前提を受け入れられるか
  • 返却時の査定基準(画面割れ・水濡れ)に備えた保証・ケースを用意するか
  • 通信プランの月額を含めた総額を把握しているか
  • 購入特典(Picsart/SOUNDRAW)を使うか、使わないなら3か月以内に解約する段取りがあるか
  • 業務利用する場合、情報システム部門の承認が取れるか
  • OSアップデート方針について、最新の公式情報を確認したか

よくある質問(FAQ)

Q1. AI機能に月額料金はかかりますか?

かかりません。公式の説明では、Natural AIの利用に追加料金は発生しないとされています。ただし通信料は別途必要で、AI機能の利用にはインターネット接続が必須です。

Q2. 対応9アプリ以外はまったく使えないのですか?

通常のAndroidアプリとしては問題なく使えます。使えないのは「AIエージェントによる自動操作」の部分だけで、それ以外は普通のAndroidスマートフォンとして動作します。

Q3. 対応アプリは増えましたか?

2026年7月27日時点で、ソフトバンク公式ページの記載は9アプリのままです。「順次拡大予定」とされているものの、追加の公式アナウンスは確認できていません。対応拡大はサービス提供事業者側の実装に依存すると説明されています。

Q4. Android 17にアップデートできますか?

現時点では公式に公表されていません(未確認)。Natural AI PhoneはAndroid 15を搭載しており、Android 17は2026年6月16日に一般提供が開始されています。長期利用を前提にする場合は、購入前にソフトバンクの製品別サポートページで最新の更新情報を確認してください。

Q5. Gemini Intelligenceは使えますか?

こちらも未確認です。報じられている動作要件はRAM 12GB以上+Gemini Nano v3対応で、RAMの条件は満たしますが、Snapdragon 7s Gen 3での対応可否は明らかになっていません。

Q6. 「月1円」は誰でも適用されますか?

いいえ。MNP・新規契約などの条件、48回払い、「新トクするサポート+」の申込、そして期限内の端末返却が揃って初めて成立する実質負担額です。返却しない場合は残債の支払いが続き、査定基準を満たさない場合は追加で22,000円(不課税)が発生する可能性があります。

Q7. 記録された「記憶」は削除できますか?

公式では、データは端末内または日本国内クラウドに保存され、AIモデルの学習には利用しないと説明されています。ただし個別の記憶を削除する手順を示した公式ドキュメントは今回確認できませんでした(未確認)。機密性の高い情報の入力やAIボタン2回押しでの画面記録は慎重に行うのが無難です。

Q8. 機種変更するとデータは引き継げますか?

蓄積データは他デバイスへエクスポートできると説明されていますが、他社スマートフォンへのクロスプラットフォーム移行には対応していないとされています。将来iPhoneやPixelに戻す可能性がある場合は、この点を織り込んでおく必要があります。

Q9. 海外でも使えますか?

端末としては利用できますが、Brain Technologiesは「2026年内に米国を含む複数国へ展開」と表明しているのみで、具体的な国や日程は確認できていません。フル機能はグローバル版で開放される予定とされており、日本版は機能を絞った先行版という位置づけです。

まとめ:2年で試す端末としては合理的、4年使う端末としてはリスクがある

Natural AI Phoneは、AIネイティブOSを世界で初めて本格的に商用展開した端末であり、追加費用なしでAIエージェントを常用できる点は2026年7月時点でも独自の価値があります。国内サービス(LINE・食べログ・楽天など)に対応している点も、日本のユーザーにとっては実用的です。

一方で、対応アプリが9つのまま、応答速度に課題があり、Android 15スタートでOS更新方針が未公表という状況は、長期利用を前提にすると無視できません。「返却前提で2年、新しい操作体系を試す端末」と割り切れるなら合理的な選択肢、「1台を長く使いたい」なら他機種を検討すべき端末、といえます。

料金条件・対応アプリ・OS更新方針はいずれも変動しうるため、最終判断の前にソフトバンク公式の製品ページと料金シミュレーターで最新情報を確認してください。

関連記事

AIツールの導入でお困りですか?

お客様のビジネスに最適なAIツールをご提案します。まずは無料相談から。

この記事の著者

AI革命

AI革命

編集部

AI革命株式会社の編集部です。最新のAI技術動向から実践的な導入事例まで、企業のデジタル変革に役立つ情報をお届けしています。豊富な経験と専門知識を活かし、読者の皆様にとって価値のあるコンテンツを制作しています。

採用募集中 AI時代の実装力が、身につく。FDE募集中・副業可・未経験歓迎枠あり
AI Revolution Growth Arrow

AIでビジネスを革新しませんか?

あなたのビジネスにAIがどのような価値をもたらすかをご提案いたします。