AIツール2026年9月更新

Sunoとは?料金(無料/月$10〜)・商用利用の条件・v6の新機能を解説【2026年9月最新】

公開日: 2026/06/09
更新日: 2026/09/28
Sunoとは?料金(無料/月$10〜)・商用利用の条件・v6の新機能を解説【2026年9月最新】

この記事のポイント

Sunoは文章からボーカル入りの曲を作れるAI音楽生成ツールです。無料プランはv6-miniのみ・ダウンロードは生涯7回・商用不可で、商用利用にはPro(月払い$10/年払いなら月$8)以上が必要。2026年9月のv6公開、旧モデル廃止、ダウンロード上限、Sony・UMGの再提訴まで整理しました。

Sunoは、文章で指示するだけでボーカル・歌詞・伴奏がそろった楽曲を作れるAI音楽生成サービスです。無料でも試せますが、商用利用できるのは有料のPro(月払い$10、年払いなら月$8)以上で、2026年9月からは有料プランでもダウンロードできる曲数に上限(Pro月20曲/Premier月60曲)が付きました。

2026年9月9日には新モデル「v6」が公開され、旧モデル(v4.5/v5/v5.5)は廃止されています。料金・機能・権利関係の前提が夏までと大きく変わったため、この記事では2026年9月末時点の公式情報をもとに、料金・商用利用の条件・リスクまでまとめています。

この記事でわかること

  • Sunoの概要と事業規模(累計1億人超・評価額54億ドル・Bond Capital主導の4億ドル調達)
  • Free/Pro/Premierの料金、ダウンロード上限、無料でできる範囲
  • 商用利用の条件と「商用OK=著作権で守られる」ではない理由
  • v6(v6/v6-wild/v6-mini)で何が変わったか
  • Udio・Stable Audio・ElevenLabs Music・Google Lyriaとの違い
  • GEMA判決、Sony・UMGの再提訴、データ漏えいなど、使う前に知っておくべきリスク

こんな方に向けた記事です: AIで曲を作ってみたい方、YouTubeやSNS・店舗BGMにSunoを使えるか判断したい方、料金プランの選び方や著作権リスクを確認したい方。


Sunoの要点まとめ(2026年9月時点)

項目

内容

運営

Suno, Inc.(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)

できること

テキスト・音声・画像・動画からボーカル入り楽曲を生成、部分編集、ステム分離、ブラウザDAW(Studio)

現行モデル

v6 / v6-wild / v6-mini(2026年9月9日公開。旧モデルは廃止)

料金

Free $0 / Pro 月$10(年払い月$8) / Premier 月$30(年払い月$24)

ダウンロード

Free 生涯7回 / Pro 月20曲 / Premier 月60曲(2026年9月3日から)

商用利用

Pro・Premierで作った曲のみ可。Freeは不可

日本語

日本語のプロンプト・歌詞に対応

公式API

一般向けの公式APIの提供は確認できない

規模

累計利用者1億人超・有料会員200万人・ARR 3億ドル(2026年2月)

評価額

54億ドル(2026年6月、シリーズD 4億ドル超)

主なリスク

Sony・UMG・GEMAなどとの著作権係争、約5,530万アカウントの情報漏えい


Sunoとは|運営会社・事業規模・資金調達

AI音楽生成サービスSunoの公式ロゴ

出典: Suno 公式

Sunoは、米Suno, Inc.が運営するAI音楽生成プラットフォームです。公表されている利用者数・売上の規模から見て、AI音楽生成の分野では最大級のサービスといえます。Web(suno.com)とiOS/Androidアプリで利用できます。

同社は2022年に、金融AI企業Kensho出身のメンバー(CEO Mikey Shulman ほか計4名)が共同創業しました。「夏っぽい爽やかなJ-POP、女性ボーカル」のような短い指示で、歌詞・メロディ・伴奏・歌声がそろった1曲が数十秒ほどで返ってきます。v6ではテキストだけでなく、音声・画像・動画を入力にすることもできるようになりました。

AIで文章や画像を作る技術全般については、生成AIとはで基礎から解説しています。

事業規模(2026年2月・CEO発表)

CEOのMikey Shulman氏は2026年2月、次の数字を公表しました(TechCrunch・Billboard等が報道)。

指標

数値

ローンチ以来の累計利用者

1億人超

有料会員

200万人

ARR(年間経常収益)

3億ドル(2025年11月時点の報道では2億ドル)

キーワードとしてよく検索される「100Mユーザー」は、この累計1億人超を指します。月間アクティブ数ではない点に注意してください。

資金調達の推移(評価額54億ドル・Bond Capital主導)

2026年6月3日、Sunoは公式ブログでシリーズD 4億ドル超(ポストマネー評価額54億ドル)の調達を発表しました。リードはBond Capitalで、IVP、Forerunner、Union Square Ventures、Alkeon、Quiet、Schroders Capitalのほか、既存株主のMatrix、Lightspeed、Menlo Venturesが参加しています。

ラウンド

時期

調達額

評価額

シリーズB

2024年5月

約1.25億ドル

約5億ドル

シリーズC

2025年11月

2.5億ドル

24.5億ドル

シリーズD

2026年6月

4億ドル超(Bond Capital主導)

54億ドル

評価額は7か月で2倍を超えました。累計調達額はTechCrunch(2026年9月)の報道で8.19億ドル超とされています。公式ブログは資金の使い道として「音楽業界と共同開発した初のモデルを数か月以内に投入する」と説明しており、2026年9月のv6がこれにあたると見られます。


Sunoの料金プラン|無料でできること・有料との違い

Sunoの公式サイト・料金ページで使われている紹介画像

出典: Suno 公式サイト

Sunoの料金はFree(無料)・Pro・Premierの3プランです。2026年9月29日時点の公式料金ページで確認した内容は次のとおりです。

プラン

月払い

年払い(月換算)

クレジット

楽曲ダウンロード

使えるモデル

商用利用

Free

$0

—

50/日

アカウント生涯で7回まで

v6-mini

不可

Pro

$10

$8(年$24お得)

2,500/月

月20曲

v6 / v6-wild / v6-mini

可

Premier

$30

$24(年$72お得)

10,000/月

月60曲

v6 / v6-wild / v6-mini

可

出典: Suno 公式料金ページ

「Pro $8/Premier $24」という表記をよく見かけますが、これは年払いの月換算です。毎月払いの場合はPro $10、Premier $30になります。

プラン別の主な機能差

機能

Free

Pro

Premier

同時生成数

4(共有キュー)

10(優先キュー)

10(優先キュー)

音声アップロードの長さ

最大8分

—

最大30分

ステム分離

✗

2種類

3種類

カスタムモデル・ボイス録音(Voices)

✗

○

○

追加クレジット・追加ダウンロードの購入

✗

○

○

Suno Studio(ブラウザDAW)

✗

✗

○

楽曲の所有者

Suno

ユーザー

ユーザー

※Proの音声アップロード上限は公式料金ページで明記を確認できなかったため「—」としています。

2026年9月から「ダウンロード上限」が付いた

いちばん大きな変更は、2026年9月3日から始まったダウンロード上限です。以前は有料プランなら作った曲を自由に落とせましたが、現在はPro月20曲、Premier月60曲までになりました。生成できる曲数と持ち出せる曲数が別枠になった、と考えるとわかりやすいです。

  • 曲をリリース・販売・ライセンスするには、ダウンロード枠を使ってその曲を落とす必要がある(Music Business Worldwide報道)
  • 生成できる曲数(Proで月およそ500曲分のクレジット)と、持ち出せる曲数(月20曲)は別物
  • PremierのStudio 2.0からのマルチトラック書き出し(32bit/48kHz)は上限の対象外と報じられている

ダウンロード枠の足りる・足りないは、次の目安で考えると判断しやすくなります。

使い方の例

月に必要な曲数の目安

合うプラン

まず試したい・趣味で聴くだけ

0〜数曲

Free

YouTube・SNS用に週2〜4本のBGM

8〜16曲

Pro

毎日投稿の動画・複数チャンネル運用

30曲前後

Premier

店舗BGM・ゲーム素材などを大量に作る

60曲超

Premier+追加ダウンロード、またはStudio書き出し

追加ダウンロードの単価は、現時点で公式ページでは確認できていません。月60曲を超える見込みがある場合は、契約前にアプリ内で確認してください。

クレジットの目安

標準の生成は1回10クレジットで2曲ができる(1曲あたり約5クレジット)とされています。この目安でいえば、Freeの1日50クレジットなら1日約10曲、Proの月2,500クレジットなら月約500曲を作って聴くことはできます。ただし、持ち出せる曲数はダウンロード上限で決まります。正確な消費量はアプリ内の表示で確認してください。


Sunoは商用利用できる?条件と著作権の注意点

Pro・Premierの契約中に作った曲なら商用利用できます。Freeで作った曲は商用利用できません。公式ヘルプの「Do I have the copyrights to songs I made?」では、次のように説明されています。

ケース

所有者

商用利用

Freeで作った曲

Suno

不可(非商用の範囲で利用可)

Pro・Premierで作った曲

ユーザー

可

有料プラン中に作り、その後解約した曲

ユーザー(権利は維持)

可

Freeで作り、あとから課金した曲

原則Suno(遡っての付与は保証なし)

原則不可

他ユーザーの曲をもとにしたリミックス

—

有料でも不可とされる

たとえば、YouTubeの収益化動画、企業のPR動画、店舗BGM、配信サービスでのリリースは、一般的に商用利用にあたります。最初から有料プランで作るのが安全です。

「商用利用OK」と「著作権で守られる」は別の話

公式ヘルプは「米国では、100% AIで作った音楽は著作権保護の対象にならない可能性がある」と明記しています。つまり、Sunoから商用利用を許されても、他人にその曲をまねされたときに著作権を主張できるとは限りません。

自分で書いた歌詞や、自分で演奏・編集した部分は、ユーザーの著作物になりうるとされています。オリジナリティを守りたい場合は、歌詞を自分で書く、Studioで手を加えるなど、人の創作部分を増やすのが現実的です。

また、SunoはSony Music・Universal Music Group・ドイツのGEMAなどと著作権をめぐって係争中です。広告・テレビ・ゲームなど高額な案件では、社内法務や専門家に確認してから使うことをおすすめします。


Sunoでできること|v6世代の機能

Sunoの楽曲生成画面(v6公開前のインターフェース)

出典: Suno 公式ブログ

Sunoは2026年9月9日にv6を公開し、同時に旧モデルを退役させて「v6世代」に一本化しました。v6は、Warner Music Group(WMG)・BMG・Believeをライセンスパートナーとして開発された初めてのモデルです。

v6の3つのモデル

モデル

特徴

使えるプラン

v6

フラッグシップ。狙いどおりの結果を出しやすく、制御性を重視

Pro / Premier

v6-wild

実験的。予想しにくい多様な結果が出る。アイデア出し向け

Pro / Premier

v6-mini

高速・軽量

全ユーザー(Freeを含む)

仕事で使う曲はv6、曲の方向性を探る段階ではv6-wild、とにかく早く試すならv6-mini、という使い分けが基本です。

v6で追加された主な機能

公式ブログ「Introducing v6」で紹介された機能は次のとおりです。

  • 自然言語による部分編集: 「サビをゴスペル合唱にして」のように、曲の一部だけを言葉で直せる
  • 歌詞の単語単位の差し替え: 曲全体を作り直さずに歌詞の一部だけ変更できる
  • マルチモーダル入力: テキストに加え、音声・画像・動画から曲を作れる
  • マッシュアップ: 複数のソースを1回の指示で組み合わせる
  • サンプリングからビート制作まで: 音源のサンプリング→楽器の分離→ビート構築を一連の流れで行う
  • 雰囲気(vibe)からの生成: ジャンル名を知らなくても、ムードの説明から曲にできる

v6以前からある基本機能

  • Customモード: 自分で書いた歌詞とスタイル(ジャンル・楽器・テンポなど)を指定して生成
  • インスト生成: ボーカルなしのBGM
  • Extend: 生成した曲を自然につなげて延長
  • Cover: 曲のスタイルやアレンジを変える
  • Voices: 自分の歌声を録音してボーカルに使う(Pro/Premier)
  • カスタムモデル: 自分の楽曲をもとに個人向けのモデルを作る(Pro/Premier)

Suno Studio 2.0(Premier限定)

2026年8月13日に公開されたStudio 2.0は、ブラウザ上で動くDAW(音楽編集ソフト)です。MIDIの読み込み・編集、オーディオエフェクト、内蔵のウェーブテーブルシンセ、チャットでの生成、オートメーションに対応しています。9月にはテンポ認識や、MIDIクリップから新しいステムを作る精度の改善も入りました。

そのほかの新しい動き

  • Suno Vinyl(2026年8月発表): 作った曲を12インチのアナログレコードにできる(最大46分、目安は約45ドル+送料)
  • モバイルアプリ: オフライン再生用のプレイリストなどを追加(2026年8月)

旧モデル廃止で注意すること

v4.5・v5・v5.5は廃止され、旧モデルで作り直すことはできません。旧モデルで作った既存曲がライブラリにどう残るかは、公式に明記されていません。過去の曲を今後も使う予定がある場合は、ダウンロード状況と保存先を早めに確認しておくと安心です。


Sunoの強み

Sunoのいちばんの強みは、音楽の知識がなくても「歌入りの完成した1曲」がすぐできる点です。

  1. ボーカル曲の完成度が高い: 歌詞・メロディ・歌声・伴奏を一度に出せる。インスト専用のStable Audioとはここが決定的に違う
  2. 日本語の歌詞・プロンプトに強い: 日本語で指示すれば日本語の歌詞で歌う。J-POP、シティポップ、アニソン調なども狙いやすい
  3. 無料で試せる範囲が広い: v6-miniなら1日約10曲を作って聴ける
  4. ライセンス提携が進んでいる: WMG・BMG・Believeと提携し、v6の生成に応じて権利者へ収益を分配する仕組みをとる
  5. 開発のペースが速い: 1億人超の利用者と54億ドルの評価額を背景に、2026年だけでもStudio 2.0、電子透かし、v6と大型アップデートが続いている

Sunoの弱み・制約

一方で、2026年9月の変更で「作り放題・落とし放題」ではなくなった点は押さえておく必要があります。

制約

内容

ダウンロード上限

Free生涯7回、Pro月20曲、Premier月60曲

無料プランは商用不可

Freeの曲はSunoが所有。使えるのもv6-miniのみ

旧モデルは使えない

v4.5/v5/v5.5で作り直すことはできない

公式APIなし

一般向けの公式APIは確認できない。非公式APIは規約違反のリスクがある

著作権保護の保証なし

100% AI生成の曲は著作権保護の対象外になりうると公式が明記

アップロード素材の扱い

入力した音源や歌詞がモデルの学習に使われうる

係争リスク

Sony・UMG、GEMAなどとの訴訟が続いている

Studioは最上位のみ

ブラウザDAWはPremier限定

透かしやメタデータの除去、画面録音などでの曲の持ち出しは、規約上禁止されているとされます。


このツールを自社のシステムや業務にどう組み込むか、ご提案します

初回相談は無料・30分(オンライン)。要件が決まっていなくても大丈夫です。改修100万円〜・PoC300万円〜(税別)

Sunoの使い方(登録から1曲目まで)

音楽制作ソフトの画面に表示された音声波形のイメージ

登録から1曲目を作るまでは、慣れていなくても10分ほどで終わります。

ステップ1: アカウントを作る

suno.com またはスマホアプリからサインアップします。Googleアカウントなどで登録でき、Freeプランならクレジットカードは不要です。

ステップ2: 曲のイメージを入力する

入力欄に、ジャンル・雰囲気・テーマ・歌声の種類を書きます。日本語で問題ありません。

  • 「夏の海をテーマにした明るいJ-POP、女性ボーカル、サビで盛り上がる」
  • 「Lo-fi hip hop, relaxing study music, soft beats, 80 BPM, instrumental」
  • 「雨の夜のシティポップ、80年代風のシンセ、切ない男性ボーカル」

ステップ3: 歌詞を自分で書く場合はCustomモード

Customモードに切り替えると、歌詞欄とスタイル欄を分けて入力できます。自分で書いた歌詞は、あなたの著作物として扱われる可能性がある部分です。

ステップ4: 生成して選び、部分的に直す

1回の生成で2曲の候補が出ます。気に入った方を選び、v6の部分編集で「間奏をギターソロに」「2番の歌詞のこの単語を変える」と直していくと、作り直すよりクレジットを節約できます。

ステップ5: 使う曲だけダウンロードする

ダウンロードには枠があるため、使うと決めた曲だけ落とすのが基本です。同じ曲を別の形式で落とし直しても追加でカウントされないとする解説もありますが、公式での明記は確認できていないため、形式を決めてから落とすと安心です。


Suno・Udio・Stable Audioなどの比較

デジタル音楽制作スタジオでAI音楽ツールを比較するイメージ

歌入りの曲をかんたんに作るならSuno、ボーカルなしのBGMを自由に使うならStable Audio、というのが現時点での大まかな使い分けです。Udioは2025年11月以降ダウンロードができなくなったため、作った曲を外で使いたい人には選びにくくなっています。

比較ポイント

Suno

Udio

Stable Audio 3.0

ElevenLabs Music

Google Lyria 3.5

ボーカル

◎

○

✗(インストのみ)

○

○

日本語の歌

◎

△〜○

英語推奨(日本語は品質低下と公式記載)

○(日本語は公式対応言語)

○(日本語ボーカル対応)

無料プラン

あり(v6-mini・DL生涯7回)

あり(非商用)

オープンウェイトは無料で入手可

あり

あり

有料最安(月払い)

$10

$10前後(第三者情報)

Webアプリ約$11.99(2026年6月時点)

$6〜

提供形態により異なる

曲の持ち出し

上限あり(月20/60曲)

ダウンロード不可(2025年11月〜)

ローカル実行なら制限なし

可

可

オープンウェイト

✗

✗

○

✗

✗

権利関係

WMG・BMG・Believeと提携/Sony・UMG・GEMA等と係争中

UMGと和解し、ライセンス型へ移行中

ライセンス済みデータを主張(ただし係争あり)

ライセンス済みデータを主張

YouTubeのライセンス+SynthID透かし

※Stable Audio・ElevenLabs・Lyriaの料金は2026年6〜7月時点の情報。Udioは公式の最新料金を確認できていないため目安です。

各ツールの詳細は、Stable Audio 3.0とは、ElevenLabs Music v2の解説、Google Lyria 3.5の解説で個別にまとめています。

用途別のおすすめ

やりたいこと

おすすめ

理由

日本語の歌入りオリジナル曲を作る

Suno

日本語ボーカルの完成度と手軽さ

YouTube・SNS用に歌入りBGMを毎週作る

Suno Pro

月20曲の枠で足りることが多い

ボーカルなしのBGM・効果音を大量に作る

Stable Audio 3.0

ローカル実行でダウンロード制限がない

自社アプリに音楽生成を組み込む

Stable Audio 3.0 / ElevenLabs

オープンウェイトやAPIが使える

ナレーションと音楽を同じサービスで作る

ElevenLabs

音声合成と音楽生成をまとめて使える

Googleのサービスと合わせて使う

Google Lyria 3.5

YouTubeとの連携や透かしの仕組み

レーベル公認の環境で楽しむ(持ち出し不要)

Udio

UMG提携のライセンス型プラットフォーム

AIツール全体の比較は生成AIツールおすすめ比較、音楽業界でのAI活用は音楽・レコード業界のAI活用事例もあわせてご覧ください。


Sunoの著作権訴訟・法的問題の最新状況(2026年9月時点)

AI音楽の著作権・法的問題のイメージ

Sunoは一部のレーベルとは提携した一方、Sony Music・Universal Music Group(UMG)やドイツのGEMAとは係争が続いています。2026年9月には、新モデルv6そのものを対象にした訴訟も起こされました。

時系列で見る主な動き

時期

出来事

2024年6月

RIAA(全米レコード協会)がUMG・Sony・WMGを代理してSunoを提訴

2025年11月

WMGと和解・ライセンス提携(SunoがWMG傘下のSongkickを取得)

2026年5月

Sony・UMGが修正訴状で対象楽曲を6万件超に拡大

2026年7月31日

ミュンヘン地裁がGEMA訴訟でSunoに不利な判決(第一審・未確定)

2026年8月12日

BMGとグローバル提携(過去の利用分も解決)

2026年9月初め

ミュージシャンのJason Isbell氏らがパブリシティ権侵害で集団訴訟

2026年9月9日

v6公開(WMG・BMG・Believeと共同)

2026年9月18日

Sony・UMGがv6を対象に再提訴(ボストン連邦地裁)

GEMA判決(ドイツ・2026年7月31日)

欧州で初めての音楽生成AIに関する判決です。ミュンヘン地裁は6曲について、学習のための複製、モデル内への記憶(memorisation)、出力による複製・公衆送信などを差し止め、Sunoの損害賠償責任を認めました。無料枠で出る似た出力が原曲の代わりになりうる、という判断も示しています。判決は確定しておらず、控訴が見込まれています(Bird & Bird解説)。

Sony・UMGのv6訴訟(2026年9月18日)

Sony・UMGは、6万202件の録音物が無断で使われたと主張しています。争点は「無許諾で学習した旧モデルの出力を新モデルの学習に使っても、侵害は消えず洗浄(ロンダリング)されるだけ」という点です。故意侵害の法定損害賠償の上限(1作品15万ドル)で計算すると理論上は最大約90億ドルと報じられていますが、これは請求額や判決額ではありません。

Sunoはv6の公開時に「以前のモデルの学習に使った音楽は使っていない」と説明していました。その後、ユーザーとのやり取り(生成物を含む)も学習に使ったと説明したと報じられており、この点が争点になっています。

パブリシティ権をめぐる訴訟

Jason Isbell氏らの訴訟は、アーティスト名を指定すると「その人らしい」曲・説明文・アートワークが作れる点を問題にしています。日本でも歌手の「声」の無断利用をめぐる議論が進んでおり、実在の歌手の名前や声を使った生成は避けるのが無難です。

音楽とAIの著作権をめぐる他の動きは、ソニー・ワーナーがAnthropicを提訴した件やAnthropicの著作権訴訟15億ドル和解でも解説しています。

ユーザーが今おさえておくべきこと

  1. 商用利用は有料プランで作った曲だけ。ただし著作権保護は保証されない
  2. 訴訟の結果しだいでサービス内容が変わる可能性がある(実際、2026年はモデル・ダウンロード条件が大きく変わった)
  3. 実在アーティストの名前・声・作風の指定は避ける
  4. 広告・映像・ゲームなど高額案件は法務確認を前提にする
  5. 欧州で配信・展開する場合はGEMA判決の行方に注意する

セキュリティとデータの注意点

キーボードの上に置かれた南京錠でアカウントのセキュリティ対策を表すイメージ

Sunoでは約5,530万アカウント分の個人情報が流出しています。利用中の方、過去に登録したことがある方は対策を確認してください。

5,530万アカウントの情報漏えい

TechCrunch(2026年7月21日)などの報道によると、2025年11月に発生した漏えいが、2026年7月20日に漏えい確認サービス「Have I Been Pwned」に登録されました。

  • 流出した情報: メールアドレス、電話番号、氏名、住所、購入記録、カード情報の一部(カードの種類・有効期限・下4桁)
  • 盗まれたソースコードから、DeezerやGenius、YouTubeなどから曲や歌詞を集めていた疑いも報じられた
  • この件で少なくとも3件の集団訴訟が起こされている(Sunoは不正を否定)

利用者ができる対策

  • Have I Been Pwned で自分のメールアドレスが含まれているか確認する
  • 同じパスワードを他のサービスで使っている場合は変更する
  • 「Suno」を名乗る請求・返金案内などのフィッシングメールに注意する

アップロード素材と電子透かし

Sunoに入力した音源や歌詞は、モデルの学習に使われる可能性があります。未発表曲や、クライアントから預かった音源はアップロードしないのが安全です。

また、2026年8月からSunoは生成曲に聞こえない電子透かしを埋め込み、Audible Magic・Musixmatchと組んで既存曲との照合も行っています。透かしの除去は規約違反です。

企業で生成AIを使う際のリスク全般は、生成AIのセキュリティ対策ガイドで整理しています。


Sunoをおすすめする人

✅ 音楽の経験はないが、オリジナル曲を作ってみたい人

言葉で指示するだけで歌入りの曲ができます。まずはFreeのv6-miniで試せます。

✅ YouTube・SNS用に歌入りのBGMを定期的に作るクリエイター

Pro(月$10)で商用利用でき、月20曲のダウンロード枠は週数本の投稿なら足りることが多いです。

✅ 日本語の歌詞で歌わせたい人

日本語のプロンプトや自作の歌詞をそのまま歌わせられ、J-POPやシティポップなど日本の定番スタイルも指定しやすいのが強みです。

✅ 作曲のアイデア出し・デモ作りをしたいアーティスト

v6-wildで方向性を広げ、部分編集やStudio 2.0で詰めていく使い方ができます。自分の声を使えるVoicesも選択肢です。

Sunoをおすすめしない人

❌ 係争リスクを避けたい広告・映画・大型ゲームなどの案件

Sony・UMG・GEMAとの係争が続いており、結論が出ていません。ライセンス面を重視するなら、他ツールも含めて法務と検討してください。

❌ 月60曲を超えるBGMを大量に持ち出したい人

ダウンロード上限があるため、コストが読みにくくなります。インストで足りるならStable Audio 3.0のローカル実行が向いています。

❌ 自社のアプリやサービスに組み込みたい開発者

一般向けの公式APIは確認できません。組み込み用途ならStable AudioやElevenLabsの方が現実的です。

❌ 未発表の音源や機密性の高い素材を扱う人

アップロード素材が学習に使われうることと、過去の情報漏えいを考えると慎重になるべきです。

❌ 無料だけで商用利用したい人

Freeの曲はSunoの所有で、商用利用できません。あとから課金しても原則として遡りません。


よくある質問(FAQ)

Q. Sunoは無料でどこまで使えますか?

A. Freeプランでは1日50クレジット(約10曲分)をv6-miniで生成して聴けます。ただしダウンロードはアカウントの生涯で7回までで、曲はSunoの所有となり商用利用はできません。

Q. 無料で作った曲をYouTubeに載せてもいいですか?

A. 収益化しない個人の動画なら非商用の範囲と考えられますが、収益化した時点で商用利用にあたる可能性が高くなります。収益化の予定があるなら、最初からPro以上で作るのが安全です。

Q. 旧モデルのv5やv5.5はもう使えないのですか?

A. 使えません。Sunoはv6の公開に合わせてv4.5・v5・v5.5を退役させ、v6世代に一本化しました。旧モデルで作った曲の今後の扱いは公式に明記されていないため、必要な曲は保存状況を確認しておきましょう。

Q. ダウンロード枠は翌月に持ち越せますか?

A. 公式料金ページでは「月20曲/月60曲」と月単位で示されており、持ち越しについての明記は確認できませんでした。枠が足りない場合、Pro・Premierでは追加ダウンロードを購入できます。

Q. 解約したら、作った曲は使えなくなりますか?

A. 有料プランの契約中に作った曲の権利は、解約後も維持されると公式ヘルプに書かれています。ただしダウンロード枠は契約中にしか使えないため、必要な曲は解約前に落としておくのが確実です。

Q. Sunoはスマホでも使えますか?

A. iOS・Androidアプリがあり、生成・再生・プレイリスト管理ができます。2026年8月にはオフライン再生用のプレイリスト機能も追加されました。Studio 2.0はブラウザで動くDAWなので、細かい編集はPCのブラウザで行うのが基本です。

Q. 実在の歌手っぽい声で歌わせてもいいですか?

A. 避けるべきです。他人の声を無断で取り込むことは規約違反で、米国ではアーティストによるパブリシティ権の訴訟も起きています。日本でも「声」の無断利用をめぐる議論が進んでいます。


まとめ

Sunoは、日本語の歌入り曲を誰でも数十秒で作れるAI音楽生成サービスで、累計1億人超・評価額54億ドルという規模は現時点で分野トップクラスです。

一方、2026年9月にはv6への一本化・旧モデル廃止・ダウンロード上限が重なり、使い方の前提が変わりました。選び方の目安は次のとおりです。

  • 試すだけ: Free(v6-mini、ダウンロード生涯7回、商用不可)
  • SNS・YouTubeで商用利用: Pro(月$10/年払い月$8、月20曲)
  • 量産・本格編集: Premier(月$30/年払い月$24、月60曲、Studio 2.0)

商用利用が許されていても著作権保護は保証されず、Sony・UMGのv6訴訟やGEMA判決の行方しだいで条件が変わる可能性もあります。大きな案件で使う前には最新の規約と係争状況を確認し、ボーカルなしのBGMならStable Audio、ナレーションもまとめて作るならElevenLabsなど、目的に合わせてツールを選び分けてください。

声の生成に関心がある方はElevenLabs Voice Design v3の解説、音楽配信サービス側のAI活用はSpotify Studio AIの解説もあわせてご覧ください。

このツールを自社のシステムや業務にどう組み込むか、ご提案します

この記事の著者

AI革命

AI革命

編集部

AI革命株式会社の編集部です。最新のAI技術動向から実践的な導入事例まで、企業のデジタル変革に役立つ情報をお届けしています。豊富な経験と専門知識を活かし、読者の皆様にとって価値のあるコンテンツを制作しています。

AI・システム開発は、開始価格を公開しています

既存システムの改修 100万円〜・PoC 300万円〜(税別)。相談内容を送っていただくと、2営業日以内に担当者からご返信します